JPH10100683A - ドア構造 - Google Patents

ドア構造

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JPH10100683A
JPH10100683A JP27705996A JP27705996A JPH10100683A JP H10100683 A JPH10100683 A JP H10100683A JP 27705996 A JP27705996 A JP 27705996A JP 27705996 A JP27705996 A JP 27705996A JP H10100683 A JPH10100683 A JP H10100683A
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JP
Japan
Prior art keywords
door
window glass
door body
opening
protective plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP27705996A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Tokuno
俊秋 得能
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用のドアにおいて、開けた時にもそのド
ア自体が何らかの機能を有するドアを提供する。 【解決手段】 車両に設けられた開口部周辺の少なくと
も下部に支点を設けることにより、該開口部を上開きさ
せることによって開閉させるように設けられるドアであ
って、ドア本体に設けられた窓ガラス部分を内側から覆
う保護板を該ドア本体に設けたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に少なくとも上開
きに支持されるドアの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に車両に設けられているドアは、
後方や側方の視界を確保することを目的として窓ガラス
が設けられている。窓ガラスは嵌め殺しの他、スライド
や一端を軸として回動可能に設けられている。そして、
ドア自体は通常、ライトバン、ワゴン、1ボックス、2
ボックスなどの自動車や荷物運搬用のトラック、バスな
どの車両の後部や側部に設けられ、右開き、左開き、下
開き、或いはスライド式や観音開きなどとして開閉さ
れ、人の乗降や荷物の出し入れに供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車両に
設けられた従来のドアは上述したように人の乗降等に供
される開口部の開閉部材に過ぎず、開けたときにおける
ドアの存在自体全く無意味なものであった。このため、
ドアを下開きさせるようにすれば該ドアをフロア、スロ
ープ、ステップなどとして使用することが可能となるも
のの、ドア自体には窓ガラスが設けられている場合がほ
とんどであり、事実上フロア等として使用することがほ
とんど不可能な問題があった。従って、このような問題
がドアを上下開き可能として設けられない大きな要因と
なっており、ドアを実用に何ら寄与しない存在として位
置づけてしまう結果となっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は上記
問題に鑑み鋭意研究の結果、本発明を成し得たものであ
り、その特徴とするところは、車両に設けられた開口部
周辺の少なくとも下部に支点を設けることにより、該開
口部を上開きさせることによって開閉させるように設け
られるドアであって、ドア本体に設けられた窓ガラス部
分を内側から覆う保護板を該ドア本体に設けたことにあ
る。
【0005】ここで、本明細書中でいう「ドア本体」と
は、車両に設けられた開口部を開閉可能に覆うための部
材をいう。車両の開口部とは、通常後部に設けられた開
口部を指すが、バスなどにおいては側部に設けられた開
口部でもよい。ここでいう車両とは前述した1ボックス
カーなどの自動車の他、キャンピングカーなどのように
牽引若しくは載置されて移動する種類のものも含むもの
とする。ドア本体の形状や構造については特に限定する
ものではない。ただ、本発明においてはこのドア本体は
少なくとも開口部周辺の下部に支点を設けることによっ
て上開き可能に支持される。勿論、開口部周辺の上部に
も支点を設けて上下開きできるようにしてもよく、その
機構や構造はとくに限定するものではない。また、該ド
ア本体の内面はこれを上開きに開けたときにおいて、こ
の内面をフロア、スロープ、ステップなどとして使用す
る場合を考慮するのが好ましい。
【0006】「窓ガラス部分」とは、ドア本体に視界を
確保するために設けられる部分をいう。つまり、窓ガラ
スが嵌め殺しされている場合はこの窓ガラスが存在する
部分であり、窓ガラスがスライドなどによってドア本体
に収納されている場合でも窓ガラスが存在して窓ガラス
として機能する開口部である。
【0007】「保護板」とは、上記窓ガラス部分を内側
から覆うための部材をいう。この場合の内側から覆うと
いう概念は、ドア本体の少なくとも内面側に露出するこ
とによって覆うという意味である。即ち、窓ガラス部分
に窓ガラスが存在若しくは不存在に関わらず、ドア本体
の内面に保護板が露出して窓ガラス部分を覆うものであ
ればよい。従って、この保護板もドア本体と同様に表面
側(ドア本体の内面と同じ面)をフロア、スロープ、ス
テップなどとして使用する場合を考慮するのが好まし
い。
【0008】この保護板は、ドア本体に設けることによ
って窓ガラス部分を覆うものであればよく、ドア本体に
収納させたり、折り畳みや回動可能に設けることによ
り、該ドア本体を上開きしたときにその窓ガラス部分を
覆い、車両が走行時などでは該窓ガラス部分の視界を確
保できるように収納させたり、取り外すようにすればよ
い。この目的から、視界の確保を保持しながら窓ガラス
部分を覆う構造のものでもよく、例えば金網や鉄格子な
ど網目状部材で形成して、窓ガラス部分に固着させたも
のでもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す発明の
実施の形態に基づいて詳細に説明する。
【0010】図1は本発明に係るドア構造1の実施の形
態の一例を示すものであって、上下開き可能に支持され
るドア本体2に嵌め殺しに設けられた窓ガラス3を、そ
の内側から覆う保護板4を該ドア本体2内部にスライド
可能に収納したものである。本例に示した保護板4はド
ア本体2内部においてローラ5に支持させている。これ
は、ドア本体2を上開きに開けたときに該保護板4がそ
の自重によって窓ガラス3を覆うように自動的に滑り出
させると共に、該ドア本体2を閉めたときには逆に自動
的に収納するようにしたものである。この場合、保護板
4の上端に爪を設け、窓ガラス3の上端部分のドア本体
2に該爪を係合させるロック部を設けるようにしてもよ
い。また、ロック部は手動で解除させる他電磁石などに
よって電動で解除させるようにしてもよい。
【0011】図2は本発明に係るドア構造1の実施の形
態の他の例を示すもので、保護板4を窓ガラス3の下部
に回動可能に設けたもので、これを回動させることによ
って該窓ガラス3を覆う構造のものである。また、図3
に示すように窓ガラス3部分を覆うように金網6を取り
付けてもよく、この場合は窓ガラス3の保護と共に視界
も同時に確保できるため、取り外しや収納させることな
くこのままの状態で使用することができる。
【0012】このように、ドア本体2にその窓ガラス部
分を覆う保護板4を設けたドア構造1とすることによ
り、図4(a)の実線に示すようにドア本体2を上開き
にしてほぼ水平状態に支持すれば、窓ガラス部分の存在
を気にすることなくフロアとして使用でき、また点線の
ようにスロープ状にして車イスを通行させたりすること
が可能となる。本例に示したドア構造1は同図(b)の
ように上部と下部にヒンジ7を設け、上開き或いは下開
き可能とした構造のもので、上開き時のドア本体2の開
閉を車両C本体に設けたワイヤ巻上機8でワイヤ9を引
張繰出させることによって行なう構造のものである。こ
のドア本体2を下開きさせる場合は図5のように従来の
一般的なドアと同様に開閉させることができ、しかも設
けられている保護板4の存在も実質的に問題とならな
い。
【0013】さらに、図6に示すように車両C本体にジ
ャバラテント10を設け、ドア本体2をフロアとする居
住空間とする場合、保護板4を設けたドア構造1とする
ことにより、窓ガラス部分の存在に関わらず極めて快適
に利用でき、しかもフロアとして利用できる面積が大き
くなる利点がある。この場合、図のように床フラット板
11を設けておけば、車両Cの床面とドア本体2の隙間
部分をフラットにすることが可能となる。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明に係るドア構造は、
車両に設けられた開口部周辺の少なくとも下部に支点を
設けることにより、該開口部を上開きさせることによっ
て開閉させるように設けられるドアであって、ドア本体
に設けられた窓ガラス部分を内側から覆う保護板を該ド
ア本体に設けたことにより、窓ガラス部分の存在に関係
なくドア本体をフロア、スロープ、ステップなどとして
利用することができ、活用範囲を大幅に広げることが可
能となる。特にドア本体をスロープとして利用できるよ
うにすれば、高価なリフトなど設ける必要がなく、しか
も車両の空間スペースを全く犠牲にすることなく車イス
や足の不自由な老人などが車両の乗降に極めて有効な手
段となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドア構造の実施の形態の一例を示
す縦断面図である。
【図2】本発明に係るドア構造の実施の形態の他の例を
示す斜視図である。
【図3】本発明に係るドア構造の実施の形態のさらに他
の例を示す斜視図である。
【図4】(a)は本発明に係るドア構造の使用状態の一
例を示す側面図、(b)は(a)に示したドア構造の背
面図である。
【図5】図4(a)に示したドア構造を下開きに開けた
状態を示す側面図である。
【図6】本発明に係るドア構造の使用状態の他の例を示
す側面図である。
【符号の説明】
C 車両 1 ドア構造 2 ドア本体 3 窓ガラス 4 保護板 5 ローラ 6 金網 7 ヒンジ 8 ワイヤ巻上機 9 ワイヤ 10 ジャバラテント 11 床フラット板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に設けられた開口部周辺の少なくと
    も下部に支点を設けることにより、該開口部を上開きさ
    せることによって開閉させるように設けられるドアであ
    って、ドア本体に設けられた窓ガラス部分を内側から覆
    う保護板を該ドア本体に設けたことを特徴とするドア構
    造。
  2. 【請求項2】 保護板は、ドア本体の窓ガラス部分の下
    方に摺動可能に収納されたものである請求項1記載のド
    ア構造。
  3. 【請求項3】 保護板は、ドア本体の窓ガラス部分の下
    方に回動可能に設けられたものである請求項1記載のド
    ア構造。
  4. 【請求項4】 保護板は、ドア本体の窓ガラス部分を覆
    う網目状部材である請求項1記載のドア構造。
JP27705996A 1996-09-26 1996-09-26 ドア構造 Pending JPH10100683A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27705996A JPH10100683A (ja) 1996-09-26 1996-09-26 ドア構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27705996A JPH10100683A (ja) 1996-09-26 1996-09-26 ドア構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10100683A true JPH10100683A (ja) 1998-04-21

Family

ID=17578221

Family Applications (1)

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JP27705996A Pending JPH10100683A (ja) 1996-09-26 1996-09-26 ドア構造

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JP (1) JPH10100683A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008110746A (ja) * 2006-10-27 2008-05-15 Honda Motor Co Ltd 航空機用乗降階段装置および乗物用乗降階段装置
JP2011025852A (ja) * 2009-07-28 2011-02-10 Kawasaki Heavy Ind Ltd 鉄道車両の非常脱出装置

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JP2008110746A (ja) * 2006-10-27 2008-05-15 Honda Motor Co Ltd 航空機用乗降階段装置および乗物用乗降階段装置
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