JPH10100971A - 車両用フューエルタンク - Google Patents

車両用フューエルタンク

Info

Publication number
JPH10100971A
JPH10100971A JP8277233A JP27723396A JPH10100971A JP H10100971 A JPH10100971 A JP H10100971A JP 8277233 A JP8277233 A JP 8277233A JP 27723396 A JP27723396 A JP 27723396A JP H10100971 A JPH10100971 A JP H10100971A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel tank
vehicle
storage
storage recess
seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8277233A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoei Watanabe
昌衛 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP8277233A priority Critical patent/JPH10100971A/ja
Publication of JPH10100971A publication Critical patent/JPH10100971A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数及び取付工数の削減を図ると共に、
フューエルタンクの容量を拡大することが出来る車両用
フューエルタンクを提供する。 【解決手段】 上下方向に回動可能なシート14の下側
にフューエルタンク本体6を設け、該フューエルタンク
本体6に、ヘルメットHを収納可能で上方が開口された
収納凹部12を形成し、該収納凹部12の側部の周囲に
燃料を貯蔵可能な貯蔵部13を形成し、該貯蔵部13の
上面部に前記シート14を載置し、前記シート14を回
動させることにより、前記収納凹部12が開閉されるよ
うに設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動二輪車や自
動三輪車等の車両のフューエルタンク、特に、シートの
下側にヘルメットを収納する収納凹部が形成されたフュ
ーエルタンクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の車両であるスクータ
にあっては、シートが上下動自在に配設されると共に、
この下側に、ヘルメットを収納する合成樹脂製の収納ボ
ックスが配設され、シートを上下動させることにより、
その収納ボックスが開閉されるようになっている。ま
た、この収納ボックスの後方にはフューエルタンクが配
設されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものにあっては、収納ボックスとフューエル
タンクとが別体に形成されているため、部品点数が増加
すると共に、それら複数の部品を配設するのに取付工数
が掛かる。また、収納ボックスとフューエルタンクとを
配設する場合に、両者間には多少の隙間が発生すること
から、それだけ、フューエルタンクの容量に制約を受け
る、という問題がある。
【0004】そこで、この発明は、部品点数及び取付工
数の削減を図ると共に、フューエルタンクの容量を拡大
することが出来る車両用フューエルタンクを提供するこ
とを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、上下方向に回動可能な
シートの下側にフューエルタンク本体を設け、該フュー
エルタンク本体に、ヘルメットを収納可能で上方が開口
された収納凹部を形成し、該収納凹部の側部の周囲に燃
料を貯蔵可能な貯蔵部を形成し、該貯蔵部の上面部に前
記シートを載置し、前記シートを回動させることによ
り、前記収納凹部が開閉されるように設定した車両用フ
ューエルタンクとしたことを特徴としている。
【0006】請求項2に記載された発明は、請求項1に
記載の構成に加え、前記フューエルタンク本体の外面が
露出することにより、車両の外表面を形成していること
を特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0008】[発明の実施の形態1]図1乃至図4に
は、この発明の実施の形態1を示す。
【0009】まず構成を説明すると、図1中符号1は自
動二輪車であるスクータで、このスクータ1には、フュ
ーエルタンク2が配設されている。
【0010】このフューエルタンク2は、左右一対のリ
ヤフレーム3間に車幅方向に跨る前後一対の前側ブラケ
ット4及び後側ブラケット5に取付ボルト19,20等
にて取り付けられて支持されている。このフューエルタ
ンク2の下方には、図3に示すように、エンジンEが配
設されると共に、このエンジンEの後部に後輪Yが支持
され、このエンジンEと後輪Yとは、リヤフレーム3に
対して上下揺動自在に設けられている。
【0011】そのフューエルタンク2は、鋼板製のアウ
ターパネル7及びインナーパネル8の上端縁部7a,8
a同士及び下端縁部7b,8b同士が接合されることに
より、環状のフューエルタンク本体6が形成されてい
る。そして、このフューエルタンク本体6には、インナ
ーパネル8の上面部8cにフューエルフィラー9が配設
され、又、アウターパネル7の底面部7cにアウトレッ
トチューブ10が接続されている。そして、この環状の
フューエルタンク本体6の内部には底板11が配設さ
れ、ヘルメットH全体を収納可能で、上方が開口された
収納凹部12が形成され、この収納凹部12の側部の全
周に渡って燃料を貯蔵可能な貯蔵部13が形成されてい
る。この収納凹部12には、図1に示すように、ヘルメ
ットHが頂部が下となるように倒立状態で収納されるよ
うになっており、この収納凹部12を形成するインナー
パネル8の下部側の形状は、そのヘルメットHの頂部側
(収納状態では下部側)のR形状に沿って形成されてい
る。
【0012】かかるフューエルタンク2の上側には、シ
ート14が回動自在に配設されている。詳しくは、シー
ト14の前端部14aがヒンジ15を介してフューエル
タンク本体6のアウターパネル7の前面部の上部に上下
方向に回動自在に取り付けられる一方、シート14の後
端部14bとアウターパネル7の後面部の上部との間に
ロック装置16が配設されている。このシート14を上
下動させることにより、前記収納凹部12が開閉される
ように設定されている。
【0013】また、前記アウターパネル7及びインナー
パネル8の上端縁部7a,8aの接合部にはシール部材
17が全周に渡って装着されて、シート14閉成時に
は、このシート14の下面部に当接して、この下面部と
の間がシールされるようになっている。また、シート1
4の下面部には、計4カ所にダンパー部材18が設けら
れ、シート14閉成時には、これらダンパー部材18が
インナーパネル8の水平な上面部8cに当接することに
より、この上面部8c(貯蔵部13の上面部8c)がシ
ート14の載置部となって、シート14の荷重を受けて
いる。
【0014】さらに、このフューエルタンク2の後方に
は、オイルタンク21が配設されると共に、このオイル
タンク21がテールカバー22により覆われている。こ
のテールカバー22には、オイル注油リッド22aが図
1中二点鎖線に示すように開閉自在に設けられ、このリ
ッド22aを開いてオイルタンク21に注油できるよう
になっている。
【0015】さらにまた、前記フューエルタンク2の下
部側及びテールカバー22の下方を覆うようにサイドカ
バー24が配設されている。このサイドカバー24は、
図3に示すように、フューエルタンク2のアウターパネ
ル7に取り付けられたブラケット25にネジ26により
取り付けられている。これにより、サイドカバー24の
上側においては、フューエルタンク2のアウターパネル
7の上部の外面7dが露出することにより、車両の外表
面を形成している。
【0016】なお、符号27はキャリアで、リヤフレー
ム3とアウターパネル7とに取り付けられている。
【0017】かかる構成によれば、フューエルタンク2
にヘルメットH全体が入る大きさの収納凹部12を形成
することにより、このフューエルタンク2でヘルメット
H収納部材を兼ねるため、1部品とすることができ、従
来のように2部品の場合と異なり、部品点数及び取付工
数の削減を図ることが出来る。
【0018】また、そのように1部品とすることによ
り、従来のようにデッドスペースが生じることが無く、
しかも、この収納凹部12側部の周囲の全周に渡って貯
蔵部13を形成することにより、燃料貯蔵容積が従来よ
り拡大することとなる。
【0019】さらに、フューエルタンク2のアウターパ
ネル7の上部側の外面7dを露出させて、車両の外表面
とすることにより、この点でも、貯蔵部13の拡大を図
ることが出来ると共に、サイドカバー24の小型化が図
られる。サイドカバー24でフューエルタンク2の側部
全体を覆うと、このカバー24の分もさることながら、
このカバー24とタンク2との間に間隙が生じるため、
それだけ貯蔵部13に制約を受けることになる。
【0020】さらにまた、フューエルタンク2の上面部
8cをシート14の載置部とすることにより、このフュ
ーエルタンク2は閉断面構造を呈し、強度が向上してい
ることから、シート14の支持強度も向上する。この実
施の形態では、ダンパー部材18で、シート14を受け
ているが、シール部材17の強度を適宜設定することに
より、このシール部材17のみでシート14を受けるこ
ともできる。このシール部材17で収納凹部12の開口
全周をシールすることにより、この収納凹部12内への
水の侵入を防止できる。
【0021】また、底板11を外すことにより底部を開
口させれば、この開口を介してこの下側のエンジンEの
メンテナンスを簡単に行うことが出来る。
【0022】しかも、この収納凹部12には、図1に示
すように、ヘルメットHが頂部が下となるように倒立状
態で収納されるようになっており、この収納凹部12を
形成するインナーパネル8の下部側の形状は、そのヘル
メットHの頂部側(収納状態では下部側)のR形状に沿
って形成されているため、このインナーパネル8を成形
する場合に、製造(例えば、絞り加工)が容易である。
ちなみに、ヘルメットHを正立状態で収納しようとする
と、インナーパネル8の下部側の形状は、R形状でな
く、角張った形状としなければならず、かかる形状に絞
り加工するのは難しいものである。
【0023】なお、上記実施の形態では、自動二輪車に
この発明の車両用トランク装置を適用したが、これに限
らず、自動三輪車にも適用できることは勿論である。ま
た、上記実施の形態では、貯蔵部13が環状となってお
り、底面側には形成されていないが、これに限らず、底
面側にも、貯蔵部13を形成しても良いことは勿論であ
る。
【0024】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、フュー
エルタンクにヘルメットが入る大きさの収納凹部を形成
することにより、このフューエルタンクでヘルメット収
納部材を兼ねるため、1部品とすることができ、従来の
ように2部品の場合と異なり、部品点数及び取付工数の
削減を図ることが出来る。また、そのように一部品とす
ることにより、従来のようにデッドスペースが生じるこ
とが無く、しかも、この収納凹部側部の周囲に貯蔵部を
形成することにより、燃料貯蔵容積を従来より拡大させ
ることができる。
【0025】加えて、フューエルタンクの上面部をシー
トの載置部とすることにより、このフューエルタンクは
閉断面構造を呈し、強度が向上していることから、シー
トの支持強度を向上させることができる。
【0026】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の効果に加え、フューエルタンクの外面を露出させて、
車両の外表面とすることにより、この点でも、貯蔵部の
拡大を図ることが出来ると共に、サイドカバーの小型化
が図られる、という実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る車両用フューエル
タンクを示す車両前後方向に沿う断面図である。
【図2】同実施の形態に係る水平方向に沿う平面図であ
る。
【図3】同実施の形態に係る図1のAーA線に沿う断面
図である。
【図4】同実施の形態に係るフューエルタンク回りの斜
視図である。
【符号の説明】
1 スクータ(自動二輪車) 2 フューエルタンク 6 フューエルタンク本体 7 アウターパネル 7d 外面 8 インナーパネル 8c 上面部 12 収納凹部 13 貯蔵部 14 シート H ヘルメット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に回動可能なシートの下側にフ
    ューエルタンク本体を設け、該フューエルタンク本体
    に、ヘルメットを収納可能で上方が開口された収納凹部
    を形成し、該収納凹部の側部の周囲に燃料を貯蔵可能な
    貯蔵部を形成し、該貯蔵部の上面部に前記シートを載置
    し、前記シートを回動させることにより、前記収納凹部
    が開閉されるように設定したことを特徴とする車両用フ
    ューエルタンク。
  2. 【請求項2】 前記フューエルタンク本体の外面が露出
    することにより、車両の外表面を形成していることを特
    徴とする請求項1記載の車両用フューエルタンク。
JP8277233A 1996-09-28 1996-09-28 車両用フューエルタンク Pending JPH10100971A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8277233A JPH10100971A (ja) 1996-09-28 1996-09-28 車両用フューエルタンク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8277233A JPH10100971A (ja) 1996-09-28 1996-09-28 車両用フューエルタンク

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10100971A true JPH10100971A (ja) 1998-04-21

Family

ID=17580682

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8277233A Pending JPH10100971A (ja) 1996-09-28 1996-09-28 車両用フューエルタンク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10100971A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002166871A (ja) * 2000-11-30 2002-06-11 T S Tec Kk 二三輪車用ガソリンタンク併用ラゲッジボックス
JP2010235078A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Honda Motor Co Ltd ヘルメット収納構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002166871A (ja) * 2000-11-30 2002-06-11 T S Tec Kk 二三輪車用ガソリンタンク併用ラゲッジボックス
JP2010235078A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Honda Motor Co Ltd ヘルメット収納構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0455181A (ja) スクータ車両の物品収納装置
JP2870649B2 (ja) 自動二,三輪車
JP3422653B2 (ja) スクータ型車両の物品収納構造
JPH10100971A (ja) 車両用フューエルタンク
JPH058775A (ja) 自動二輪車のラゲージボツクス
JP2942561B2 (ja) スクータ型車輌
JPH0558366A (ja) スクータ型車両
JPH0524633Y2 (ja)
JP3656390B2 (ja) スクータ型車両の車体カバー装置
JP2000272566A (ja) 自動二輪車の収納装置
JPH05278657A (ja) スクータ型車両
JP2952492B2 (ja) スクータ型自動二輪車の収納ボックス
JP3001107B2 (ja) 自動二輪車の収納装置
JPH04331681A (ja) 自動二輪車用収納装置のシール構造
JPH0343909Y2 (ja)
JPH07117769A (ja) スクータ型車両の電池収納装置
JPH107056A (ja) スクータ型車両
JP3141416B2 (ja) 自動二輪車の物品収納装置
JPH10167143A (ja) シート開閉式車両における防塵構造
JPH0516072Y2 (ja)
JPS6144943Y2 (ja)
JP2989905B2 (ja) スクータ型自動二輪車のバッテリボックス取付構造
JPH01285476A (ja) スクータ型車両
JPH04129891A (ja) 自動二輪車の小物入れ
JP2762083B2 (ja) スクータ型車両