JP3141416B2 - 自動二輪車の物品収納装置 - Google Patents

自動二輪車の物品収納装置

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JP3141416B2
JP3141416B2 JP03077918A JP7791891A JP3141416B2 JP 3141416 B2 JP3141416 B2 JP 3141416B2 JP 03077918 A JP03077918 A JP 03077918A JP 7791891 A JP7791891 A JP 7791891A JP 3141416 B2 JP3141416 B2 JP 3141416B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】〔発明の目的〕
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、自動二輪車の物品収納
装置に関する。
【0003】
【従来の技術】近年の自動二輪車には、大型のヘルメッ
トを収納可能な大容量の物品収納装置を備えた車種が多
い。このような物品収納装置は、例えばスクータ型車両
では着座シートの下部に収納容器を設置するのが一般的
であり、またロードスポーツタイプの車両の中にはエン
ジンの上方、すなわちハンドルバーと着座シートとの間
に収納容器を設けたものがある。
【0004】多くの場合、収納容器は防水構造を持つト
ランク状に構成され、その内部に形成される収納室の内
壁面がビニールやフェルト等の軟質材料よりなる緩衝材
により覆われ、自動二輪車の走行振動や衝撃から収容物
品を保護するようになっている。そして、自動二輪車に
常備される車載工具が収納室の内部に別体に設けられた
車載工具保持部にゴムバンド等で固定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の物品
収納装置では上記車載工具や車載工具保持部などが収納
室内部にむき出しの状態となり、美的外観が損なわれて
いた上に、車載工具が他の収納物品に干渉し、自動二輪
車の走行振動や衝撃によって異音を発すると共に収納物
品を傷つけたり、破損させたりする恐れがあった。
【0006】また、ハンドルバーと着座シートとの間に
収納容器を設けた場合には、収納容器全体が外部にさら
されることになるため、収納容器の内部に車載工具保持
部を固定するためのボルトが収納容器の外面に露呈して
しまい、美的外観が著しく損なわれるという問題があっ
た。
【0007】さらに、特開平1−197186号公報に
示されるように、ヘルメットを倒立状態にして収納でき
る大型収納室の開口部に蓋体を開閉自在に設け、上記蓋
体の裏面に、ヘルメットの内部区間に突出する小型収納
ボックスを設け、さらにこの小型収納ボックスを開閉す
る小蓋体を設けたものもある。ところが、この構成で
は、小型収納ボックスに物品を収納すると大型収納室の
蓋体が重くなり、その開閉性が損なわれるという難点が
ある。
【0008】本発明はこのような不具合を考慮してなさ
れたものであり、ハンドルバーと着座シートとの間に収
納容器が設けられた自動二輪車において、収納容器内外
の美的外観を向上させるとともに、収納室内部に保持さ
れる車載工具と他の収納物品との干渉を確実に防止し、
かつ収納容器の蓋の開閉性を良好に保つことのできる自
動二輪車の物品収納装置を提供することを目的とする。
【0009】〔発明の構成〕
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る自動二輪車の物品収納装置は、上方に
開口する収納容器の開口部に収納蓋を開閉可能に設けて
内部を収納室とし、上記収納容器の側壁内面に車載工具
保持部の保持プレートを当てがい、収納容器の側壁と上
記保持プレートとにボルトを貫通させて上記車載工具保
持部を固定し、上記ボルトが収納容器の外面に露呈する
部分を車体前頭部を覆うカウリングにより隠蔽する一
方、収納容器の内面全体を上記保持プレートと共に緩衝
材で覆い、車載工具を上記緩衝材の上から保持プレート
に保持させるとともに、この車載工具を覆う被覆緩衝材
を緩衝材とは別体に設け、上記被覆緩衝材の片端を緩衝
材に固定し、被覆緩衝材の自由端を脱着可能な係止手段
によって緩衝材に係止可能にしたことを特徴とする。
【0011】
【作用】このように自動二輪車の物品収納装置を構成す
れば、収納容器の内部に車載工具保持部を固定するため
のボルトがカウリングに隠蔽されて収納容器の外面に露
呈しなくなるとともに、車載工具や車載工具保持部が緩
衝材や被覆緩衝材に覆われて収納室内部に露出しなくな
る。
【0012】このため、収納容器内外の美的外観が向上
する上に、収納容器内部に保持された車載工具と他の収
納物品とが干渉しないので異音の発生や収納物品の損傷
および破損が防止される。また、車載工具保持部が収納
容器側に設けられることから、車載工具保持部に車載工
具を保持させても収納蓋の重量が増加することがなく、
したがって収納蓋の開閉性が損なわれない。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の一実施例
を説明する。
【0014】図1は本発明に係る自動二輪車の物品収納
装置を備えた自動二輪車の左側面を示すものである。
【0015】この自動二輪車1は車体フレーム2の前半
部下方にエンジン3が搭載され、車体フレーム2の中央
部より後方へ延びるシートレール4上に着座シート5が
載置され、着座シート5の下方には燃料タンク6が配置
されている。そして、ハンドルバー7と着座シート5と
の間のスペースには物品収納装置8が車体フレーム2の
取付ブラケット9,10に固定されている。
【0016】また、車体前頭部が樹脂材料などでなる流
線形のカウリング11でカバーされている。
【0017】物品収納装置8は、その本体をなして上方
に開口する収納容器12と、この収納容器12の開口部
に開閉可能に設けられた収納蓋13とからなり、内部が
収納室14となっている。収納室14は、例えば大型の
ヘルメット15を収納可能な容積を持つ。
【0018】上記収納蓋13は、ヒンジ16を支点に1
3′の位置まで回動自在とされ、収納室14を開放、又
は閉塞し、閉塞時には収納容器12の開口部縁端に設け
られたシール材17に当接することによって収納室14
の気密を保つ。また、収納蓋13はロック機構18によ
ってロックされ、他者による開放が防止される。
【0019】図2は図1に示す自動二輪車1を右側後部
上方より見たものであり、物品収納装置8の収納蓋13
が開放された状態を示している。
【0020】物品収納装置8の収納室14内壁面は全面
にわたって、フェルトマットなどの軟質材料よりなる緩
衝材19で覆われている。この緩衝材19は、収納室1
4内に収納された物品を自動二輪車1の走行振動や衝撃
から保護するためのものである。
【0021】そして、収納室14の例えば左側前方の隅
角部となる側壁内面に車載工具保持部20が設けられて
いる。この位置は、図1のようにヘルメット15が収納
室14に収納された時にはデッドスペースとなる場所で
ある。図3は図2に示す車載工具保持部20の拡大図で
あり、図4は図3のA−A線に沿う断面図である。
【0022】車載工具保持部20は、例えば板金プレス
製の保持プレート23と、ゴムなどの弾性材料でなる伸
縮可能な固定バンド24と、金属丸棒などでできた、例
えばロの字形状を有する固定リンク25および掛止リン
ク26より構成されている。保持プレート23は、片端
に固定フック27、他端に掛止フック28を有してお
り、収納容器12の側壁内面に当てがわれてボルト29
により収納容器12の側壁内面に固定される。ボルト2
9は収納容器12の側壁と保持プレート23とを貫通
し、外部からナットが締結される。このボルト29およ
びナットは収納容器12の外面に露呈するが、その上か
らカウリング11が被装されて隠蔽されている。
【0023】車載工具保持部20の保持プレート23と
固定フック27は緩衝材19により覆われ、掛止フック
28のみが緩衝材19を貫通して収納室14内に突出し
ている。また、固定バンド24は片端に固定リンク2
5、他端に掛止リンク26が装着され、掛止リンク26
側には取手部30が延設されている。固定リンク25は
緩衝材19を貫通して保持プレート23の固定フック2
7と収納容器12との間に回動可能に挟持される。
【0024】車載工具31(例えば数種類の工具が束ね
られたもの)は、緩衝材19の上(内側)から保持プレ
ート23に当てがわれる。固定バンド24は、取手部3
0が引かれることにより伸ばされて車載工具31の上に
掛け渡され、掛止リンク26が掛止フック28に掛止さ
れると、固定バンド24が縮もうとする弾力により車載
工具31が保持プレート23側に抱き込まれて保持され
る。
【0025】そして、車載工具保持部20に保持された
車載工具31を被覆可能な被覆緩衝材21が設けられて
いる。この被覆緩衝材21は緩衝材19とは別体のもの
であり、被覆緩衝材21の片端が車載工具保持部20の
後方位置にて縫合等により緩衝材19に固定され、被覆
緩衝材21の自由端が車載工具保持部20の前方位置に
て面ファスナ22あるいはホック等の脱着可能な係止手
段により緩衝材19に係止される。
【0026】このように、車載工具保持部20により収
納室14内部に保持された車載工具31が被覆緩衝材2
1に覆われるため、車載工具31が収納室14内部に露
出しない。したがって、収納室14内部の美的外観が損
なわれないばかりか、収納室14内部における車載工具
31と他の収納物品との干渉が確実に防止され、他の収
納物品が損傷を受けたり破損したりする懸念が排除され
る。
【0027】また、前述の如く車載工具保持部20を収
納容器12の側壁内面に固定するためのボルト29とナ
ットがカウリング11により隠蔽されて収納容器12の
外面に露呈しないため、収納容器12外部の美的外観も
大幅に向上している。
【0028】さらに、車載工具保持部20が収納容器1
2側に設けられることから、収納蓋13の重量が増すこ
とがなく、これにより収納蓋13の開閉性を良好に保つ
ことができる。
【0029】そして車載工具31は、被覆緩衝材21の
面ファスナ22を外すだけで露出し、固定バンド24を
取り外すことにより簡単に車載工具保持部20から離脱
させることができる。
【0030】尚、本発明は、車載工具と他の収納物品と
の干渉を防止するためのものであるが、車載工具に限ら
ず、他の物品保持部(小物入れ、スペアパーツボックス
等)を被覆緩衝材で覆うことによって同様な効果を得る
ことができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る自動
二輪車の物品収納装置は、上方に開口する収納容器の開
口部に収納蓋を開閉可能に設けて内部を収納室とし、上
記収納容器の側壁内面に車載工具保持部の保持プレート
を当てがい、収納容器の側壁と上記保持プレートとにボ
ルトを貫通させて上記車載工具保持部を固定し、上記ボ
ルトが収納容器の外面に露呈する部分を車体前頭部を覆
うカウリングにより隠蔽する一方、収納容器の内面全体
を上記保持プレートと共に緩衝材で覆い、車載工具を上
記緩衝材の上から保持プレートに保持させるとともに、
この車載工具を覆う被覆緩衝材を緩衝材とは別体に設
け、上記被覆緩衝材の片端を緩衝材に固定し、被覆緩衝
材の自由端を脱着可能な係止手段によって緩衝材に係止
可能にしたことを特徴とするものである。
【0032】上記構成によれば、収納容器の内部に車載
工具保持部を固定するためのボルトがカウリングに隠蔽
されて収納容器の外面に露呈しなくなるとともに、車載
工具や車載工具保持部が緩衝材および被覆緩衝材に覆わ
れて収納室の内部に露出しなくなるため、収納容器内外
の美的外観を向上させることができる。
【0033】また、収納室内部に保持される車載工具と
他の収納物品とが互いに干渉することがないため、異音
の発生や収納物品の損傷および破損を確実に防止するこ
とができる。さらに、車載工具保持部が収納容器側に設
けられることから、収納容器の蓋の重量が増すことがな
く、よって蓋の開閉性を良好に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動二輪車の物品収納装置を備え
た自動二輪車の左側面図。
【図2】図1に示す自動二輪車の部分斜視図。
【図3】図2に示す車載工具保持部の拡大図。
【図4】図3のA−A線に沿う断面図。
【符号の説明】
8 物品収納装置 11 カウリング 12 収納容器 13 収納蓋 14 収納室 17 シール材 19 緩衝材 20 車載工具保持部 21 被覆緩衝材 22 脱着可能な係止手段としての面ファスナ 23 保持プレート 24 固定バンド 25 固定リンク 26 掛止リンク 27 固定フック 28 掛止フック 29 ボルト 31 車載工具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62J 9/00 - 9/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方に開口する収納容器の開口部に収納
    蓋を開閉可能に設けて内部を収納室とし、上記収納容器
    の側壁内面に車載工具保持部の保持プレートを当てが
    い、収納容器の側壁と上記保持プレートとにボルトを貫
    通させて上記車載工具保持部を固定し、上記ボルトが収
    納容器の外面に露呈する部分を車体前頭部を覆うカウリ
    ングにより隠蔽する一方、収納容器の内面全体を上記保
    持プレートと共に緩衝材で覆い、車載工具を上記緩衝材
    の上から保持プレートに保持させるとともに、この車載
    工具を覆う被覆緩衝材を緩衝材とは別体に設け、上記被
    覆緩衝材の片端を緩衝材に固定し、被覆緩衝材の自由端
    を脱着可能な係止手段によって緩衝材に係止可能にした
    ことを特徴とする自動二輪車の物品収納装置。
JP03077918A 1991-04-10 1991-04-10 自動二輪車の物品収納装置 Expired - Fee Related JP3141416B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011207370A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Honda Motor Co Ltd 鞍乗り型車両

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