JPH10100296A - 無機質繊維マット - Google Patents

無機質繊維マット

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JPH10100296A
JPH10100296A JP8278673A JP27867396A JPH10100296A JP H10100296 A JPH10100296 A JP H10100296A JP 8278673 A JP8278673 A JP 8278673A JP 27867396 A JP27867396 A JP 27867396A JP H10100296 A JPH10100296 A JP H10100296A
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JP
Japan
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fiber mat
inorganic fiber
skin material
adhesive layer
sensitive adhesive
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Withdrawn
Application number
JP8278673A
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English (en)
Inventor
Yoshimi Yamamoto
芳実 山本
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Nippon Muki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Muki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表皮材の折り返し耳部を利用して施工性よく
柱に固定するようにした無機質繊維マットを提供する。 【解決手段】 無機質繊維マット本体を、折り返し耳部
を備えた表皮材で被覆した無機質繊維マットであって、
前記折り返し耳部に粘着剤層を設たことを特徴とする無
機質繊維マット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば事務所、店
舗、工場等の建築天井用断熱材等として使用される無機
質繊維マットに関し、更に詳しくは、、表皮材で被包さ
れる無機質繊維断熱材の外表面をそのまま室内側に露出
させて柱間に介設し、表皮材の折り返し耳部を利用して
柱に固定するようにした無機質繊維マットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の折り返し耳部を有する無
機質繊維マットとしては、例えば、特開昭51ー645
84号公報や、実公平1ー36598号公報に開示のも
のが知られている。特開昭51ー64584号公報に
は、無機質繊維マット本体の上面及び側面を被覆しかつ
耳部を設けた上側表皮材と無機質繊維マットの下面を被
覆しかつ耳部を設けた下側表皮材をこれら耳部で接着す
るようにしたものや、無機質繊維マット本体の上面、側
面及び下面の両端部を被覆した上側表皮材と無機質繊維
マット本体の下面を被覆しかつ耳部を設けた下側表皮材
からなるものが開示されている。また、実公平1ー36
598号公報には、無機質繊維マット本体の上面及び側
面を被覆しかつ耳部を設けた上側表皮材と無機質繊維マ
ット本体の下面を被覆しかつ耳部で上側表皮材を巻き込
むようにした下側表皮材を耳部で接着したものが開示さ
れている。これら従来の無機質繊維マットは、施工に際
し、間柱の間に無機質繊維マットを挿入し、次に表皮材
の耳部をタッカーで釘止めするようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記無機質繊維マット
では、タッカーで耳部を釘止めするため施工作業が面倒
であるといった問題があった。また、無機質繊維マット
は、室内側は空気の出入りを防止するため透湿抵抗の高
いポリエチレンフィルム等を表皮材としているが、表皮
材の耳部をタッカーで釘止めしているだけなので、間柱
と耳部の間において完全に空気の出入りを遮断できない
ため、呼吸してその結果水分がマット内に閉じこめられ
結露が生じるという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の無機質
繊維マットは、前記従来の不都合を解消するべく、無機
質繊維マット本体を、折り返し耳部を備えた表皮材で被
覆した無機質繊維マットであって、前記折り返し耳部に
粘着剤層を設けたことを特徴とする。また、請求項2記
載の無機質繊維マットは、前記粘着剤層は前記耳部の長
手方向に沿って連続するように設けられたものであるこ
とを特徴とする。また、請求項3記載の無機質繊維マッ
トは、前粘着剤層はホットメルト接着剤で構成されてい
ることを特徴とする。また、請求項4記載の無機質繊維
マットは、前記粘着剤層は両面粘着テープで構成されて
いることを特徴とする。また、請求項5記載の無機質繊
維マットは、前記両面粘着テープは折り返し耳部側に対
する粘着力のほうが強い両面粘着テープであることを特
徴とする。また、請求項6記載の無機質繊維マットは、
前記両面粘着テープは剥離紙を備えることを特徴とす
る。また、請求項7記載の無機質繊維マットは、前記粘
着剤層は粘接着剤で構成されていることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に用いる無機質繊維マット
としては、ロックウール、グラスウール等の無機質繊維
をフェノール樹脂等の熱硬化性樹脂で結着して板状にし
たものが使用される。
【0006】また、表皮材としては、下側表皮材(室内
側)は優れた結露防止性能を有するポリエチレン、ポリ
プロピレン等の熱可塑性樹脂フィルム単体あるいはクラ
フト紙との積層体等が使用される。また、上側表皮材
(室外側)は熱線反射機能を有するアルミ箔、アルミを
蒸着したポリエチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性樹
脂フィルム等が使用される。尚、上側表皮材は湿分をマ
ットから排出し易くするため、空気抜きの開孔を全面に
設けることが好ましい。
【0007】また、上側表皮材と下側表皮材を接合する
ための接着乃至溶着は、接着剤によるかあるいは超音波
シール、熱シール、機械圧着シール等の溶着であっても
よく、このような接着乃至溶着は全面、帯状、単数乃至
複数本の連続線、不連続線、点状あるいは波形状でもよ
い。また、これら表皮材の被覆方法としては、上下表皮
材共に耳部を外側に延ばして積層してもよいし、上側表
皮材の耳部を内側に折り曲げて下側表皮材と積層しても
よいし、上表皮材の耳部を外側に延ばして下側表皮材の
耳部を上表皮材の耳部を被包するように折り曲げて積層
してもよい。
【0008】また、無機質繊維マット本体と下側表皮材
の接着は、CR系合成ゴム等の接着剤が使用され、全
面、両端部、中央部、帯状、単数乃至複数本の連続線、
不連続線、点状あるいは波形線でもよい。
【0009】また、無機質繊維マット本体と上側表皮材
の接着も、CR系合成ゴム等の接着剤が使用され、全
面、両端部、中央部、帯状、単数乃至複数本の連続線、
不連続線、点状あるいは波形線でもよい。
【0010】また、粘着剤層は、ゴム系やオレフィン系
のホットメルト粘着剤あるいは両面粘着テープで構成す
るのが好ましい。ホットメルト粘着剤を使用する場合
は、表皮材の耳部に粘着剤を塗布して粘着剤層を形成
後、粘着剤塗布面にゴミが付着して粘着力が低下しない
ように、例えば上側表皮材の側面部に仮止めしておき、
施工時に剥がして間柱に貼着するようにすればよい。ま
た、両面粘着テープの場合は、耳部に両面粘着テープを
貼付けて粘着剤層を形成後、粘着面にゴミが付着して粘
着力が低下しないように、離型紙を設けておき、施工時
に離型紙を剥がして間柱に貼着するようにすればよい。
尚、離型紙を設けない場合には、折り返し耳部側に対す
る粘着力のほうが強い両面粘着テープを用いることによ
り、仮止めする場合に引き剥がしにより粘着物が上側表
皮材に一部付着して残り、粘着剤層の粘着性が低下する
問題が生じ難くなる。尚、前記粘着剤層は粘着剤による
ものに限定されるものでなく、ゴム系、アクリル系、シ
リコーン系等の各種粘接着剤を用いるようにしてもよ
い。その場合、ストック時や輸送時には粘着力のみで折
り返し耳部を仮止めしたりできて取扱性がよく、施工後
に接着力が発揮できるので気密性に優れた取付が確保さ
れる。
【0011】
【実施例】次に、本発明の無機質繊維マットの実施例に
ついて図面により説明する。図1は本発明無機質繊維マ
ットの一実施例の全体斜視図、図2は図1のA−A横断
面図、図3は本発明の無機質繊維マットの一実施例の施
工状態を示す横断面図、図4、図5はそれぞれ他実施例
の横断面図である。図中1は厚さ50mm、幅430m
m、長さ2740mm、密度10kg/m3 のグラスウ
ールからなる無機質繊維マット本体、2は通気孔8を有
する厚さ9μmのアルミ蒸着ポリエチレンフィルムから
なる上側表皮材、2aはその上面部、2bはその側面
部、2cはその25mm幅の耳部、3はクラフト紙にポ
リエチレンフィルムをラミネートした厚さ20μmの下
側表皮材、3aはその下面部、3bはその25mm幅の
耳部、4は無機質繊維マット本体1と上側表皮材2を中
央帯状に接着すると共に無機質繊維マット本体1と下側
表皮材3を両端部帯状に接着するCR系合成ゴム接着
剤、5は上側表皮材2の耳部2bにその長手方向に沿っ
て帯状に塗布されたゴム系ホットメルトによって形成さ
れた粘着剤層、6は上側表皮材2と下側表皮材3を熱シ
ールにより溶着した溶着部である。
【0012】図1は無機質繊維マットの折り返し耳部に
粘着剤を塗布して粘着剤層5を形成した状態を示すもの
で、製品の輸送時は図2のように粘着剤層5の粘着力を
利用して上側表皮材2の側面部2bに耳部2c,3bを
仮接着しておく。施工時は図3のように耳部2c,3b
を上側表皮材の側面部2bから剥がして、間柱7に貼着
し無機質繊維マットを取付け固定する。
【0013】図4は本発明の他実施例で、無機質繊維マ
ット本体1の上面及び下面の両端部を被覆した上側表皮
材2と無機質繊維マット本体1の下面を被覆しかつ耳部
を設けた下側表皮材3からなり、下側表皮材3の耳部3
bに粘着剤層5を設けたものである。
【0014】図5は本発明の更なる他実施例で、無機質
繊維マット本体1の上面及び側面を被覆しかつ耳部を設
けた上側表皮材2と無機質繊維マット本体1の下面を被
覆しかつ耳部で上側表皮材1を巻き込むようにした下側
表皮3を耳部で熱溶着し、溶着部6の耳部に粘着剤層5
を設けたものである。
【0015】前記実施例では、粘着剤層をホットメルト
系粘着剤で構成した例のみ示したが、両面粘着テープを
用いたり、粘接着剤で構成することは任意である。
【0016】
【発明の効果】本発明の無機質繊維マットによれば次の
ような効果がある。 (1)無機質繊維マットの施工時にタッカー等の工具を
使用することなく粘着剤層によって簡単にワンタッチで
間柱等に取付けできるため、作業が容易となる。 (2)間柱に無機質繊維マットを施工した場合に、釘止
めに比して機密性が高いことから結露原因となる湿分の
室内側からの移動を遮断できる。 (3)また、粘接着剤層を折り返し耳部の長手方向に沿
って直線状に設けた場合には気密性が高まり、粘着剤と
して粘接着剤を設けた場合には気密性は更に高まる。 (4)折り返し耳部を表皮材に仮接着しておけば、輸送
時における耳部の折り曲がりがなく、また、無機質繊維
マット本体の下面側にシワ等が発生しない。このため、
施工時に折り返し耳部を延ばしたりする必要がなく、施
工取付性が優れる。 (5)また、折り返し耳部側に対する粘着力のほうが強
い両面粘着テープを使用すれば、仮接着する場合は引き
剥がしにより粘着物が上側表皮材に一部付着して残り、
粘着剤層の粘着性が低下する問題が生じ難くなる。ま
た、離型紙の使用によりその問題は完全に解決される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明無機質繊維マットの一実施例の斜視図
【図2】図1のA−A横断面図
【図3】本発明無機質繊維マットの一実施例の施工状態
を示す横断面図
【図4】本発明無機質繊維マットの他実施例の横断面図
【図5】本発明無機質繊維マットの更なる他実施例の横
断面図
【符号の説明】
1 マット本体 2 上側表皮材 2a 上面部 2b 側面部 2c 耳部 3 下側表皮材 3a 下面部 3b 耳部 4 接着剤 5 粘着性接着層 6 溶着部 7 間柱 8 通気孔

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無機質繊維マット本体を、折り返し耳部
    を備えた表皮材で被覆した無機質繊維マットであって、
    前記折り返し耳部に粘着剤層を設たことを特徴とする無
    機質繊維マット。
  2. 【請求項2】 前記粘着剤層は前記耳部の長手方向に沿
    って連続するように設けられたものであることを特徴と
    する請求項1記載の無機質繊維マット。
  3. 【請求項3】 前記粘着剤層はホットメルト粘着剤で構
    成されていることを特徴とする請求項1または2記載の
    無機質繊維マット。
  4. 【請求項4】 前記粘着剤層は両面粘着テープで構成さ
    れていることを特徴とする請求項1または2記載の無機
    質繊維マット。
  5. 【請求項5】 前記両面粘着テープは折り返し耳部側に
    対する粘着力のほうが強い両面粘着テープであることを
    特徴とする請求項4記載の無機質繊維マット。
  6. 【請求項6】 前記両面粘着テープは剥離紙を備えるこ
    とを特徴とする請求項4または5記載の無機質繊維マッ
    ト。
  7. 【請求項7】 前記粘着剤層は粘接着剤で構成されてい
    ることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の無
    機質繊維マット。
JP8278673A 1996-09-30 1996-09-30 無機質繊維マット Withdrawn JPH10100296A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109285627A (zh) * 2018-11-28 2019-01-29 江苏巨量光电科技有限公司 一种用于保护缆线的自粘带

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20031202