JPH08269415A - 粘着テープ - Google Patents

粘着テープ

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Publication number
JPH08269415A
JPH08269415A JP7095991A JP9599195A JPH08269415A JP H08269415 A JPH08269415 A JP H08269415A JP 7095991 A JP7095991 A JP 7095991A JP 9599195 A JP9599195 A JP 9599195A JP H08269415 A JPH08269415 A JP H08269415A
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JP
Japan
Prior art keywords
pressure
sensitive adhesive
adhesive tape
tape
sensitive
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7095991A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Fukuchi
保雄 福地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Corp
Asahi Tsusho Co Ltd
Original Assignee
Asahi Corp
Asahi Tsusho Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Corp, Asahi Tsusho Co Ltd filed Critical Asahi Corp
Priority to JP7095991A priority Critical patent/JPH08269415A/ja
Publication of JPH08269415A publication Critical patent/JPH08269415A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、被着体に対する位置合わせが容易
で、しかも、剥離シートの剥ぎ取り後も、粘着剤層の粘
着力の低下の少ない接合材或いはパッキン等として使用
可能な粘着テープを提供することを目的とする。 【構成】 ポリエステル不織布等の通気性繊維体シート
1内に粘度100万cps〜1000万cps程度の流
動性粘着剤2を含浸保持させることにより粘着テープを
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は粘着テープに関し、更に
詳しくは、被着体に対する位置合わせ時には大きな粘着
力を発揮せずに位置合わせを簡単に行え、位置合わせ後
には大きな粘着力を発揮して被着体に強固に粘着固定さ
せることができる接合材或いはパッキン等として使用可
能な粘着テープに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、粘着テープはベースフィルムに粘
着剤を塗布して粘着剤層を形成し、このようにして得ら
れた粘着剤層に剥離シートを設けるようにしたものが一
般である。また、両面粘着テープにおいても、フィルム
等の芯材の両面に粘着剤を塗布して粘着剤層を形成し、
このようにして得られた粘着剤層のそれぞれに剥離シー
トを設けるようにしたものが一般である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の粘着テープにおいては、粘着剤層に一定の粘着力を
持たせる必要があるため粘着剤層は当然に大きな粘着力
を備え、被着体に対する位置合わせ時に十分に粘着固定
してしまい、位置合わせし直そうとしても粘着剤層が破
壊してしまうか、或いは粘着剤層の粘着力が低下してし
まうという不都合があった。また、通常の粘着テープは
剥離シートを剥ぎ取ってしまうと、直ちに貼り終わらな
いと、粘着剤層の粘着成分にゴミが付着したり、或いは
空気中の水分や酸素等と化学的に反応して、粘着剤層の
粘着力が低下してしまうという不都合があった。本発明
は、前記従来の粘着テープの不都合を解消し、被着体に
対する位置合わせが容易で、しかも、剥離シートの剥ぎ
取り後も、粘着剤層の粘着力の低下の少ない粘着テープ
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の粘着テープは前
記目的を達成するべく、通気性の繊維体シート内に流動
性粘着剤を含浸保持させたことを特徴とする。前記流動
性粘着剤は粘度100万cps〜1000万cps、特
に300万cps前後であることが好ましい。粘着剤の
種類としては、アクリル系、ポリ塩化ビニル系、エチレ
ン・プロピレン・ターポリマー(EPT)系、エチレン
・酢酸ビニル共重合体系、天然ゴム系等、架橋ができ
て、タック性を有するものであればよい。また、前記繊
維体シートとしては、ポリエステル、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ビニロン等の合成繊維、ガラス繊維、セ
ラミック繊維、カーボン繊維等の不織布や、ポリウレタ
ン、ポリ塩化ビニル、エチレン・プロピレン・ターポリ
マー(EPT)、エチレン・酢酸ビニル共重合体、天然
ゴムの等の連続気泡フォーム等が用いられ、その厚みは
2〜4mm程度であることが好ましい。尚、本発明粘着
テープを建築用の接合材やパッキン等の各種用途に用い
る場合には、耐候性に優れたポリエステル不織布に、耐
水性能に優れたブチル系粘着剤を含浸保持させたものが
好ましい。また、前記流動性粘着剤を水分硬化型とする
ことが好ましい。
【0005】
【作用】本発明の粘着テープでは、通気性の繊維体シー
ト内に流動性の粘着剤を含浸保持させるようにしたの
で、粘着テープを被着体に対して位置合わせする際に
は、大部分の粘着剤は繊維体シート内に存在し、被着体
に対する当接面では粘着剤は繊維体シートから僅かに露
出しているだけであり、いわゆる点接着となり、大きな
粘着力は発揮されず、位置合わせが容易である。また、
位置合わせ後は、粘着テープを所定圧で押圧する事によ
り粘着剤が繊維体シート内から滲みだし、被着体に対す
る当接面には粘着剤層が形成され、このようにして形成
された粘着剤層により大きな粘着力を発揮することにな
る。尚、粘着剤層に設けられた剥離シートを剥がした後
も、被着体に対して粘着固定する前は粘着剤の大部分は
繊維体シート内に保持されたままなので、粘着剤層の粘
着力の低下は起きにくい。また、前記流動性粘着剤を水
分硬化型にした場合は、粘着テープの押圧前は繊維体シ
ートの表面から露出している粘着剤のみが硬化して硬化
皮膜が形成され内部の粘着剤は流動状態を保持され、粘
着テープの押圧後は前記硬化皮膜が破壊されて内部の流
動性粘着剤が繊維体シートの表面に滲出し、粘着剤層を
形成する。
【0006】
【実施例】次に、本発明の粘着テープの実施例を図面に
基づき説明する。図1は本発明の粘着テープを両面粘着
テープに構成した一例を示すもので、厚み3mmのポリ
エステル不織布(400g/m2 )からなる通気性の繊
維体シート1内に、粘度300万cpsのブチル系流動
性粘着剤2をその隅々まで含浸保持させるようにした。
尚、前記ブチル系流動性粘着剤2を繊維体シート1内に
含浸保持させるには、ブチルゴムをトルエンに溶解して
液化したものを繊維体シート1内に含浸させてから、ト
ルエンを蒸発乾燥させることにより簡単に行える。
【0007】このようにして得られた粘着テープ10を
図略の被着体に粘着固定するに際して押圧すると、図2
に示すように、繊維体シート1は厚み1mm程度にまで
圧縮され、内部の流動性粘着剤2は繊維体シート1の表
面に滲みだして粘着剤層3,3を形成し、かかる粘着剤
層3,3を介して被着体に粘着固定される。
【0008】次に、本発明の粘着テープの使用例を説明
する。図3及図4は本発明の粘着テープをトタン屋根の
折り返し部の接合に用いた例を示すもので、まず、図3
に示すように、下側のトタン屋根20の折り返し部20
aに粘着テープ10を仮止めする。尚、この時は、粘着
テープ10の流動性粘着剤2の大部分は繊維体シート1
内に保持されており、繊維体シート1の表面から露出し
ているわずかな流動性粘着剤2により、いわゆる点接着
により仮止めされた状態なので、貼着位置を変えるため
に粘着テープ10を貼り直すことは容易である。
【0009】このようにして正確な位置に仮止め後、上
側のトタン屋根21を重ねることにより、図4に示すよ
うに粘着テープ10は上側のトタン屋根21の折り返し
部21aと下側のトタン屋根20の折り返し部20aに
挟まれて加圧され、繊維体シート1内の流動性粘着剤2
は外部に滲みだし、このようにして繊維体シート1の外
表面に沿って形成された粘着剤層3,3によりこれらト
タン屋根20,21の折り返し部20a,21aは接合
されることになる。この時、圧縮された繊維体シート1
は、圧縮前は流動性粘着剤2の保持材として機能してい
たものが粘着剤層3,3の芯材として機能することにな
る。
【0010】図5及び図6は本発明の粘着テープをボル
トパッキンとして用いた例を示すもので、まず、図5に
示すようにボルト止めする床材30のボルト穴31の位
置に合わせて粘着テープ10を仮止めする。尚、この時
は前記と同様、粘着テープ10を貼り直すことは容易で
ある。
【0011】次に、ボルト40を床材30のボルト穴3
1に締め込むことにより、図6に示すように、繊維体シ
ート1内の流動性粘着剤2はこれら床材30とボルト4
0に取り付けられたワッシャー40aに挟まれて外部に
滲みだし、このようにして繊維体シート1の外表面に形
成された粘着剤層3により、ボルト40と床材30とは
良好にシールされる。尚、このボルト40の締め込み時
には、ボルト40のネジ部にも繊維体シート1内の流動
性粘着剤2が付着し、シール性の高いものとなる。ま
た、本実施例では床材30に対する当接面側の剥離シー
トのみを剥がし、ボルト40との当接面側の剥離シート
11は剥がさないで用いるようにした。
【0012】前記実施例では、本発明の粘着テープを両
面粘着テープとして構成した例のみを示したが、一方の
剥離シートの代わりにバリヤー性のシートを設けるよう
にすれば片面粘着テープとして用いることもできること
は云うまでもない。
【0013】また、前記実施例では粘着テープをテープ
形状のまま使用した例を示したが、例えば、パッキンと
して使用する場合には、図7に示すように、予めパッキ
ン形状に形成して使用するようにしてもよい。尚、図7
に示すものはいわゆるドレーンパッキン12として使用
されるパッキンの形状に形成した例を示したものであ
る。
【0014】
【発明の効果】このように、本発明によれば、被着体に
対する位置合わせが容易で、しかも、剥離シートの剥ぎ
取り後も、粘着剤層の粘着力の低下の少ない接合材或い
はパッキン等として使用可能な粘着テープが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明粘着テープの一実施例の断面図
【図2】上記粘着テープの貼着状態を示す断面図
【図3】同粘着テープの一使用例の仮止め状態を示す断
面図
【図4】同使用例の貼着状態を示す断面図
【図5】上記粘着テープの他使用例の仮止め状態を示す
断面図
【図6】同使用例の貼着状態を示す断面図
【図7】上記粘着テープをパッキン形状に形成して使用
した実施例の斜視図
【符号の説明】
1 通気性の繊維体シート 2 流動性粘着剤 3 粘着剤層 10 粘着テープ 12 パッキン形状に形成された粘着テープ 20 トタン屋根 20a 折り返し部 21 トタン屋根 21a 折り返し部 30 床材 31 ボルト穴 40 ボルト 40a ワッシャー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 7/04 JLE C09J 7/04 JLE F16J 15/10 F16J 15/10 H

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通気性の繊維体シート内に流動性粘着剤
    を含浸保持させたことを特徴とする粘着テープ。
  2. 【請求項2】 前記流動性粘着剤は粘度100万cps
    〜1000万cpsであることを特徴とする請求項1記
    載の粘着テープ。
  3. 【請求項3】 前記繊維体シートは厚み2〜4mmであ
    ることを特徴とする請求項1または2記載の粘着テー
    プ。
  4. 【請求項4】 前記流動性粘着剤はブチルゴムであり、
    前記繊維体シートはポリエステル不織布であることを特
    徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の粘着テープ。
  5. 【請求項5】 前記流動性粘着剤は水分硬化型であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の粘着テ
    ープ。
  6. 【請求項6】 パッキン形状に形成され、パッキンとし
    て使用される請求項1乃至5の何れかに記載の粘着テー
    プ。
JP7095991A 1995-03-29 1995-03-29 粘着テープ Withdrawn JPH08269415A (ja)

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JP7095991A JPH08269415A (ja) 1995-03-29 1995-03-29 粘着テープ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110423565A (zh) * 2018-05-01 2019-11-08 共同技研化学株式会社 粘合带以及该粘合带的制造方法
JP2021126931A (ja) * 2020-02-12 2021-09-02 マツダ株式会社 車両の車体構造及び車体製造方法

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Effective date: 20020604