JP3609157B2 - 壁面への化粧板接着方法 - Google Patents
壁面への化粧板接着方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3609157B2 JP3609157B2 JP17790695A JP17790695A JP3609157B2 JP 3609157 B2 JP3609157 B2 JP 3609157B2 JP 17790695 A JP17790695 A JP 17790695A JP 17790695 A JP17790695 A JP 17790695A JP 3609157 B2 JP3609157 B2 JP 3609157B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- decorative board
- adhesive tape
- sheet piece
- base
- joint
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
Description
【産業上の利用分野】
本発明は、壁面下地上に仮止め用の両面粘着テープと永久固定用の接着剤を併用して化粧板を接着固定する方法に関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】
出願人は、特開昭4−312671号においてこの化粧板の接着固定方法を提案している。
化粧板は粘着テープによって下地との間に隙間を介在させた状態で仮固定させられているが、この状態のまま目地にシール材を充填すると、化粧板と下地との隙間はシール材によって遮断されて密封状態となる。下地に発生するクラック、化粧板やシール材のヒビ割れ、シール材と化粧板との剥離等の事情によってこの隙間に水が浸入してしまうと、水の出口がないために水が下地と化粧板との隙間に滞留し、カビの発生や厳寒期の凍結等によって化粧板が剥離してしまうおそれがある。
【0003】
【技術的課題】
本発明は、壁面下地1上に仮止め用の両面粘着テープ2と永久固定用の接着剤3とを併用して化粧板5を接着固定する方法において、壁面下地1と化粧板5との間の隙間6を上下方向に連続させることを課題とする。
【0004】
【技術的手段】
この技術的課題を解決するための技術的手段は、(イ)壁下地1上に上下方向に両面粘着テープ2を貼着し、(ロ)化粧板5の目地10の位置に対応して目地幅より大きい幅を有するシート片9を粘着テープ2上にこれと交差させて貼付け、(ハ)化粧板5を貼着した後シート片9の外側からシール材11を目地10に充填し、(ニ)粘着テープ2の側縁とシート片9と下地1との間に空隙7を形成すること、である。
【0005】
【技術的手段の作用】
両面粘着テープ2は壁下地1上で上下方向に貼着されているために化粧板5との間に侵入した水を壁面に沿って流下させることができる。ここで上下方向とは、垂直方向のみを意味するのではなく、斜め上下方向をも含むものである。
化粧板5の目地10の位置に対応して目地幅より大きい幅を有するシート片9が粘着テープ2上にこれと交差して貼付されているために、化粧板5を貼着した目地10部分では粘着テープ2・シート片9・化粧板5の順に積層されて粘着テープ2が露出することはない(図2参照)。
【0006】
化粧板5を貼着した後シート片9の外側からシール材11を目地10に充填すると、シール材11はシート片9のない部分では直接下地面1に到達するが、粘着テープ2上にはシート片9が存在しているためにシール材11が粘着テープ2を覆うことはない。シート片9は目地10部分で粘着テープ2を覆える程度の大きさであれば良く、テープ状のものであってもよい。
シート片9の両端部はシール材11の吐出力によって下地1側へ押圧されて図3の状態となるが、シート片9の反発力が大きい場合にはシート片の端部が屈曲しないで図4の状態となり、粘着テープ2の側縁とシート片9と下地1との間に空隙7、7が形成される。そのため、上下に位置する化粧板5と壁面下地1との間で形成されている隙間6は、前記空隙7、7によって上下方向に連通させられることになる。
【0007】
【本発明の効果】
壁面下地と化粧板との間の隙間を上下方向に連通させられる結果、壁面下地と化粧板との間に浸入した水は滞留させずに流下させられる利点がある。
【0008】
【実施例】
両面粘着テープとしては、フィルム・不織布・発泡体等の基材の両面にアクリル系、ゴム系、シリコン系、ウレタン系等の粘着剤を層を設けたものが使用できるが、壁面の下地の不陸に追従させる必要がある場合には、発泡体を基材としたものを使用することが望ましい。
【0009】
シート片9は、シール材11が目地10部分で両面粘着テープ2の両側を閉塞してしまうのを防止することができる限りその素材を問わない。樹脂フィルム乃至シートを好適に使用することができるが、空隙7を形成できる限りテープ基材は制限されず、布・不織布・紙であっても良い。
シート片として裏面に粘着剤層のあるものを使用することができる。この場合は、両面粘着テープ2上にシート片9を貼り付けた段階でその両端部を粘着テープ2の側縁から離れた位置で下地1に接着させ、予め空隙7、7を確保しておくことになる。シール材を吐出させた際に折れ曲がって粘着テープの側縁と密着してしまうような軟らかい素材のものは裏面に粘着剤層を設けておくことが望ましい。
【0010】
尚、上記のように化粧板を貼着固定する場合には、壁面下地1や化粧板5に塗布される永久固定用の接着剤3、3は粘着テープ2、2間を跨ぐ状態で塗布しないようにしておかなければならない。
尚、最下段の化粧板の下端部は、シールを施さずにそのまま開放状態にしたり、シールを施すとしても空隙を残して水抜きできるようにしておくことが望ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】壁面の正面図
【図2】シール材を充填する前の目地の断面図
【図3】シール材を充填した目地の断面図
【図4】シール材を充填した他の例における目地の断面図
【符号の説明】
1 壁面下地、 2 両面粘着テープ、3 接着剤、 5 化粧板、
6 下地と化粧板との隙間、 7 粘着テープ側縁部の隙間、 9 シート片、
10 目地、 11 シール材
Claims (2)
- 壁面下地上に仮止め用の両面粘着テープと永久固定用の接着剤を併用して化粧板を接着固定する方法において、壁面下地上に上下方向に両面粘着テープを貼着し、化粧板の目地の位置に対応して目地幅より大きい幅を有するシート片を粘着テープ上にこれと交差させて貼付け、化粧板を貼着した後シート片の外側からシール材を目地に充填し、粘着テープの側縁とシート片と下地との間に空隙を形成する化粧板接着方法。
- シート片の両端部を下地に接着させる請求項1に記載の接着方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17790695A JP3609157B2 (ja) | 1995-06-08 | 1995-06-08 | 壁面への化粧板接着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17790695A JP3609157B2 (ja) | 1995-06-08 | 1995-06-08 | 壁面への化粧板接着方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08333864A JPH08333864A (ja) | 1996-12-17 |
JP3609157B2 true JP3609157B2 (ja) | 2005-01-12 |
Family
ID=16039136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17790695A Expired - Fee Related JP3609157B2 (ja) | 1995-06-08 | 1995-06-08 | 壁面への化粧板接着方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3609157B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015200070A (ja) * | 2014-04-04 | 2015-11-12 | タカセー株式会社 | 壁面への化粧板の取付固定 |
-
1995
- 1995-06-08 JP JP17790695A patent/JP3609157B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08333864A (ja) | 1996-12-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5489468A (en) | Sealing tape for concrete forms | |
US6491775B1 (en) | Method of applying a semi-rigid film to a substrate | |
WO2001070897A3 (en) | High bond strength, repositionable adherent sheet | |
JP2513389Y2 (ja) | 貼り合せ式両面ラベル | |
JP3609157B2 (ja) | 壁面への化粧板接着方法 | |
JP2003501284A5 (ja) | 面材を基材に接合する方法 | |
WO1993023487A3 (en) | Topographical method | |
JP2007046028A (ja) | 粘着シートと両面テープ及び離型紙 | |
JP2007046028A5 (ja) | ||
JP3763429B2 (ja) | 防水シートの施工方法。 | |
JP2877713B2 (ja) | 表装材 | |
JP3205797B2 (ja) | 化粧板先付けプレキャスト鉄筋コンクリート板の製造方法 | |
JP3255983B2 (ja) | 使い捨てカイロの剥離部の構造および使い捨てカイロ | |
JPH09209546A (ja) | タイルユニツト及びその製造方法 | |
CN218879806U (zh) | 可分离双面胶带 | |
JP2794276B2 (ja) | 部材間のシール方法およびその装置 | |
JPH094079A (ja) | 外壁材のジョイナと目地構造 | |
JPS5829153Y2 (ja) | 防食・防水シ−ト | |
JP2001193178A (ja) | 目地材、建築パネルおよび目地防水工法 | |
JP2992872B2 (ja) | 資料保持台紙 | |
JPS636354Y2 (ja) | ||
JPH0366873U (ja) | ||
JP2003003582A (ja) | 面状止水材及びその取付け構造 | |
JPH0320428Y2 (ja) | ||
JPH11107484A (ja) | 目地シール材および目地シール構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040513 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040928 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20041013 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071022 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081022 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091022 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101022 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111022 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |