JP2992872B2 - 資料保持台紙 - Google Patents

資料保持台紙

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JP2992872B2
JP2992872B2 JP7349038A JP34903895A JP2992872B2 JP 2992872 B2 JP2992872 B2 JP 2992872B2 JP 7349038 A JP7349038 A JP 7349038A JP 34903895 A JP34903895 A JP 34903895A JP 2992872 B2 JP2992872 B2 JP 2992872B2
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JP
Japan
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transparent sheet
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sheet
sides
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JP7349038A
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勝美 山川
真 高野
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SANSUI KOGYO KK
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SANSUI KOGYO KK
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  • Sheet Holders (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は切り抜き、写真等の
紙資料等、薄いシート状の資料を保持する台紙に関す
る。
【0002】
【従来の技術】前記したような資料保持台紙は公知であ
り、台紙本体の表面にラテックス系の粘着剤を線状に塗
布し、その上にポリエチレンもしくはポリプロピレンの
ような透明シートを貼り合わせ、該台紙本体とシートと
の間に写真、名刺、切り抜き等の資料を挟んで保持する
いわゆるフリーアルバム台紙がよく知られており、例え
ば、実公昭57−56875号には、薄手のクラフト紙
の表面にポリエチレンフィルムを積層させ、このフィル
ム上にラテックス系の粘着剤が線状に塗布され、この面
に貼り合わされるポリエチレン乃至ポリプロピレンの薄
く透明なシートにシリコン処理を施したものを用いた資
料保持台紙が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した公報に例示さ
れる従来の資料保持台紙において用いられるラテックス
系の粘着剤は、資料を保持させ、かつ、表面に貼り合わ
せる透明シートを粘着させる関係上、粘着力が強く、そ
のため透明シートを剥がそうとする場合にかなり強く引
っ張らないと剥がれず、勢い余ってシートを破ってしま
うような欠点があるものであった。本発明はこのような
問題を解消し、取り扱いやすく、しかも耐久性に優れた
資料保持台紙を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明においては、ポリ
プロピレンまたはポリエステル等の透明なフイルムから
なり、両面にアクリルエマルジョン系の粘着剤層による
粘着層3を塗布した台紙本体1と、ポリプロピレンまた
はポリエステル等の透明シート2と、台紙本体1とアク
リルエマルジョン系の粘着剤層による粘着層3によって
貼り合わされる面に施されたシリコン処理層4と、台紙
本体1にはその一方の端縁から台紙本体1の両面にかけ
て所定寸法の幅Aの綴じ代6が形成され、綴じ代6に
は、所定数の綴じ込み穴5が形成され、綴じ代6は台紙
本体1の生地のままであり、他の層から突出して形成さ
れ、台紙本体1にポリプロピレンまたはポリエステル等
の透明シート2を台紙本体1の両面に貼付した場合、透
明シート2はその端縁が綴じ代6を残して台紙本体1
に貼着され、台紙本体1の前記一方の端縁に対する対辺
において台紙本体1と透明シート2とが接合され、該接
合部分は上記一方の端縁に対する対辺から台紙本体の両
面にかけて所定寸法の幅Bの範囲で行われ、透明シート
2の部分には前記シリコン4の処理は行われず、上記一
方の端縁に対する対辺と幅Bの部分の両面とに両面接着
テープ10を巻き付け、この部分には透明シート2の折
り曲げ部2aの内側面が圧着し接合されており、前記の
接合構造において、透明シート2の接合部分にはシリコ
ン処理層4が施されていないことにより上記課題を解決
したものである。
【0005】
【作用】アクリルエマルジョン系の粘着剤を用いた台紙
本体の粘着剤塗布面と、透明シート側の台紙本体と対向
する面に施したシリコン処理層とは、両者が相まって、
台紙本体面と透明シートとを適度の粘着性で粘着し、資
料取り出し等の必要に応じて不要の強い抵抗を感じるこ
と無く容易に剥がすことができるようになる。また、ア
クリルエマルジョン系の粘着剤は粘着付与剤を併用しな
くても粘着力、保持力、タックのバランスがよいので、
エマルジョンそのままで粘着剤として使用でき、作業工
程を短縮することができる。
【0006】
【実施例】図はいずれも本発明の実施例のもので、図1
に説明的な斜視図、図2に模式的な断面を示した。ま
た、図3は図2のa部の部分拡大図である。各図におい
て、1は台紙本体であり、160〜200g/mの上
質紙を用いる。3は該台紙本体1の両面に塗布したアク
リルエマルジョン系の粘着剤層による粘着層である。
【0007】2は透明シートであり、ポリプロピレンま
たはポリエステル等の透明なフィルムを使用する。4は
該透明シート2の一方の面に処理して付加したシリコン
処理層である。このシリコン処理層は、透明シート2が
台紙本体1と粘着層3によって貼り合わされる面に施さ
れ、他方の面には行わない。
【0008】台紙本体1の一方の端縁から台紙本体1の
両面にかけて所定寸法の幅Aの綴じ代6が形成され、綴
じ込み穴5が所定数形成される。なお、幅Aの綴じ代部
分は、台紙本体の生地のままであり、他の層からは突出
して形成され、図1において透明シート2を矢印C方
、即ち、台紙本体1の両面に貼付した場合、その
が綴じ代6を残して貼着される。
【0009】前記台紙本体1の前記一方の端縁に対する
対辺において、台紙本体1と透明シート2とが接合され
る。該接合部分は上記一方の端縁に対する対辺から台紙
本体の両面にかけて所定寸法の幅Bの範囲で行われ、透
明シート2の幅Bの部分には前記のシリコン処理は行わ
ない。
【0010】図4は台紙本体1側に両面接着テープ10
を用いたものであり、台紙本体1の上記対辺と幅Bの部
分の両面とに両面接着テープ10を巻き付け、この部分
に透明シート2の折り曲げ部2aの内側面を圧着し接合
する。一方、図5は透明シート2側に両面接着テープ1
0を用いたものであり、透明シート2の折り曲げ部2a
の内面に両面接着テープ10を貼り付け、この部分を台
紙本体1の端面と幅Bの部分両面に圧着し接合する。前
記の接合において、透明シート2の接合部分にはシリコ
ン処理が施されていないので、接合は確実に行われる。
【0011】前記の実施例では接合は両面接着テープを
用いた粘着により行うようにしたが、接着剤による接着
接合であっても支障はない。
【0012】このように構成した資料保持台紙は、透明
シート2の一端を把持し、台紙本体1の面から剥離し
て、台紙面に資料を貼り付け、再び透明シート2を貼り
付けることで資料を保持させることができる。透明シー
ト2は、必要に応じて再び剥がして資料を取り出すこと
ができる。
【0013】なお、前記の実施例では台紙本体1に塗布
する粘着剤の塗布状態について特に限定しなかったが、
一面のベタ状態の塗布でも、あるいは縞状であっても、
さらには格子状であってもよく、一面のベタ状態の塗布
であれば、やや強めの粘着性が得られ、細い縞状であれ
ば、やや弱めの粘着性となり、それぞれの効果が得られ
る。
【0014】また、台紙本体が比較的厚手のものである
場合、台紙本体面上にごく薄いポリエチレンフィルムを
積層して、その上に前記した粘着剤を塗布するようにし
て、台紙本体への水分の侵入を防止するようにしてもよ
い。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、台紙本体
に塗布する粘着剤に、粘着力、保持力、タックのバラン
スのよいアクリルエマルジョン系粘着剤を使用し、ま
た、透明シートの粘着剤と対向する面にはシリコン処理
層を形成したので、粘着性が適度なものとなり、透明シ
ートを剥がす際、不必要に大きな力をかけないですむも
のとなって、取り扱いやすい資料保持台紙を得ることが
できた。
【0016】また、透明シートのシリコン処理は、台紙
本体の端縁の、透明シートとの接合部分は除外するよう
にしたので、両者の接合は確実であり、耐候性に優れた
アクリルエマルジョン系粘着剤とともに、長期にわたる
繰り返し使用に耐えるものとなった。さらに、アクリル
エマルジョン系の粘着剤は粘着付与剤を併用しなくても
粘着力、保持力、タックのバランスがよいので、エマル
ジョンそのままで粘着剤として使用でき、作業工程を短
縮することができ、しかも価格も安価であるのでコスト
ダウンにも貢献できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の資料保持台紙の実施例の斜視図であ
る。
【図2】本発明の資料保持台紙の実施例の模式的な断面
図である。
【図3】本発明の図2におけるa部の拡大図である。
【図4】本発明の資料保持台紙の実施例の接合部の断面
図である。
【図5】本発明の資料保持台紙の実施例の接合部の断面
図である。
【符号の説明】
1 台紙本体 2 透明シート 2a 折り曲げ部 3 アクリルエマルジョン系の粘着剤による粘着層 4 シリコン処理層 5 綴じ込み穴 10 両面接着テープ A 綴じ込み部の幅 B 接合部の幅

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリプロピレンまたはポリエステル等の
    透明なフイルムからなり、両面にアクリルエマルジョン
    系の粘着剤層による粘着層3を塗布した台紙本体1と、
    ポリプロピレンまたはポリエステル等の透明シート2
    と、台紙本体1とアクリルエマルジョン系の粘着剤層に
    よる粘着層3によって貼り合わされる面に施されたシリ
    コン処理層4と、台紙本体1にはその一方の端縁から台
    紙本体1の両面にかけて所定寸法の幅Aの綴じ代6が形
    成され、綴じ代6には、所定数の綴じ込み穴5が形成さ
    れ、綴じ代6は台紙本体1の生地のままであり、他の層
    から突出して形成され、台紙本体1にポリプロピレンま
    たはポリエステル等の透明シート2を台紙本体1の両面
    に貼付した場合、透明シート2はその端縁が綴じ代6
    残して台紙本体1に貼着され、台紙本体1の前記一方
    の端縁に対する対辺において台紙本体1と透明シート2
    とが接合され、該接合部分は上記一方の端縁に対する対
    辺から台紙本体の両面にかけて所定寸法の幅Bの範囲で
    行われ、透明シート2の部分には前記シリコン4の処理
    は行われず、上記一方の端縁に対する対辺と幅Bの部分
    の両面とに両面接着テープ10を巻き付け、この部分に
    は透明シート2の折り曲げ部2aの内側面が圧着し接合
    されており、 前記の接合構造において、透明シート2の接合部分には
    シリコン処理層4が施されていない、 ことを特徴とする資料保持台紙。
JP7349038A 1995-12-21 1995-12-21 資料保持台紙 Expired - Lifetime JP2992872B2 (ja)

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JP7349038A JP2992872B2 (ja) 1995-12-21 1995-12-21 資料保持台紙

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Publication Number Publication Date
JPH09175069A JPH09175069A (ja) 1997-07-08
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ID=18401078

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5226869Y2 (ja) * 1971-05-13 1977-06-18
JPS4945501Y2 (ja) * 1971-06-09 1974-12-12
JPS4844266U (ja) * 1971-09-25 1973-06-09
JPS52136729U (ja) * 1976-04-10 1977-10-17
JPS6248580U (ja) * 1985-09-12 1987-03-25
JPH051420Y2 (ja) * 1987-04-07 1993-01-14
JPH03138198A (ja) * 1989-10-25 1991-06-12 Sugisawa Plast Kogyo Kk アルバム用台紙の製造方法
JP2505312Y2 (ja) * 1992-03-12 1996-07-31 山水工業株式会社 写真等の保存用台板

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