JPH10100576A - 資料保持台紙 - Google Patents

資料保持台紙

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JPH10100576A
JPH10100576A JP27397296A JP27397296A JPH10100576A JP H10100576 A JPH10100576 A JP H10100576A JP 27397296 A JP27397296 A JP 27397296A JP 27397296 A JP27397296 A JP 27397296A JP H10100576 A JPH10100576 A JP H10100576A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
transparent sheet
mount
material holding
main body
Prior art date
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Pending
Application number
JP27397296A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Yamakawa
勝美 山川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANSUI KOGYO KK
Original Assignee
SANSUI KOGYO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by SANSUI KOGYO KK filed Critical SANSUI KOGYO KK
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Publication of JPH10100576A publication Critical patent/JPH10100576A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面に粘着させる透明シートが容易に剥がれ
るようにし、しかも資料保持は確実な、取扱いやすい資
料保持台紙を提供する。 【解決手段】 台紙本体1の表面に直接特殊再剥離型粘
着剤、例えばアクリルエマルジョン系、アクリル系ホッ
トメルト粘着剤を薄く塗布して粘着層3を形成する。透
明シート2はポリプロピレンまたはポリエステルフィル
ムを用い、台紙本体1と粘着する面にはシリコン又はワ
ックス等の処理を施した処理層4を形成するが、該処理
層4は台紙本体1との接合部分、幅Bの範囲には施さな
い。幅Aの部分は綴じ代である。台紙本体1側の粘着層
3に上記粘着剤を用い、透明シート2側にシリコン、ワ
ックス等の処理を行う。表面に粘着させる透明シートが
容易に剥がれる取扱いやすい資料保持台紙となり、しか
も資料の保持や透明シートの接合も確実である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は切り抜き、写真等の
紙資料等、薄いシート状の資料を保持する台紙に関す
る。
【0002】
【従来の技術】前記したような資料保持台紙は公知であ
り、台紙本体の表面にラテックス系の粘着剤を線状に塗
布し、その上にポリエチレンもしくはポリプロピレンの
ような透明シートを挟んで保持する、いわゆるフリーア
ルバム台紙がよく知られている。又、これとは別に、実
公昭57ー56875号には、薄手のクラフト紙の表面
にポリエチレンフィルムを積層させ、このフィルム上に
ラテックス系の粘着剤が線状に塗布され、この面に貼り
合わされるポリエチレン乃至ポリプロピレンの薄く透明
なシートにシリコン処理を施したものを用いた資料保持
台紙が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記フリーアルバム台
紙の基本的構造は、台紙に塗布された粘着剤と表面のフ
ィルムとの接着力による挟持力により、写真等を固定す
る構造であるため、台紙面の20%以上をフィルムと粘
着剤が直接触れるよう、写真等を整理しなければならな
い。また写真を台紙上に置きフィルムを戻す時にフィル
ムと粘着剤との接着力が高いためフィルムに空気溜りが
発生しやすくこれをとり除くために何度もフィルムを被
覆しなをすと言った煩わしさのためこの台紙を使用した
アルバムが敬遠される最大の要因である。さらに前記し
た公報に例示される従来の資料保持台紙は台紙の表面に
前記ポリエチレンの層が作られてあり、その上に粘着剤
を塗布している。しかし上記ポリエチレンは極めて粘着
剤が着きにくく、いわゆる投錨性が低いためどうしても
強い粘着剤を必要とする。そのために上からかぶせる上
記透明シートにシリコン処理を施して粘着剤面と透明シ
ートのバランスをとっているが上記粘着剤の粘着力が強
いので貼付けた写真等が強力に着いてしまい、剥がすの
に大変苦労する場合が多く時には大事な写真等を破損し
てしまう欠点がある。更にこの台紙を作るのにポリエチ
レン層を形成しなければならず加工費用が嵩む欠点があ
る。更に、写真等を台紙に付着して透明シートを前記台
紙面に粘着した際に前記粘着剤の粘着力が強いために透
明シート側にしわが発生し易くなるのは従来のフリーア
ルバムと同様である。
【0004】また、四角形の三辺を接着して形成され
た、袋の中に写真等を入れて整理保管するポケットアル
バム台紙があるが、これによれば保管する写真等の大き
さが限定される欠点の他に台紙の持ち方によっては袋の
中の写真がずり落ちる欠点があった。
【0005】本発明はこのような問題を解消したもので
ある。即ち、本発明の台紙は、その表面にポリエチレン
層を形成してなく、台紙の表面に直接粘着剤を塗布する
ために費用が安く、かつ特殊再剥離型(微粘着)粘着剤
が使えるため(ポリエチレン層が無いので弱い粘着剤で
も紙に投錨性が有る)写真等の資料を長時間保持した後
も簡単に取り外すことができるので、資料を破損する危
険が発生しない。又透明シートにシリコンを処理してい
ない通常のフリーアルバムに比べても透明シートが弱い
力でめくれるし、又、資料を貼って透明シートをかぶせ
る時も小さい力で綺麗に被覆でき、透明シートと台紙の
間の空気が綺麗に抜けて貼った後の美観も極めて良い。
しかも、取り扱いやすく、耐久性に優れた資料保持台紙
を提供することができる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明においては、表面に直接粘着剤を塗布した台
紙本体と、前記台紙本体の一方の端部に直接又は間接に
接合し、端部を把持して前記台紙本体の粘着剤塗布面に
剥離、貼着する合成樹脂の透明シートとよりなり、前記
粘着剤は特殊再剥離型粘着剤であり、前記透明シート
の、台紙本体の粘着剤塗布面に貼り合わされる面には、
剥離処理を施した構成とした。
【0007】また、上記の課題を解決するため、本発明
においては、前記透明シートの、台紙本体との前記接合
部には前記剥離処理を施さない構成とした。
【0008】また、上記の課題を解決するため、本発明
においては、前記特殊再剥離型粘着剤をアクリルエマル
ジョン系、アクリル系ホットメルト型等の粘着剤とし
た。
【0009】
【作用】台紙本体表面に直接塗布した特殊再剥離型粘着
剤塗布面と、透明シート側の台紙本体と対向する面に施
したシリコン又はワックス処理層とが相まって、台紙本
体面と透明シートとを適度の粘着力で粘着し、資料取り
出し時に透明シートを不要の強い抵抗を感じること無く
容易に剥がすことができる。また、上記粘着剤を直接台
紙本体表面に施すようにしたことにより、粘着力、保持
力、タックのバランスがよいので、エマルジョンそのま
まで粘着剤として使用でき、作業工程を短縮することが
できる。更に、写真等を台紙に付着して透明シートを前
記台紙面に粘着した際に、上記特殊再剥離型粘着剤の特
性と透明シートのシリコン又はワックス処理と相まって
皺の発生がなく、従って透明シートを元に戻す操作が極
めて円滑且つ、容易である。更に、台紙本体の表面にポ
リエチレン層を施さずに直接上記粘着剤を塗布すること
ができるため、この点からも作業工程を短縮することが
できる。更に本発明の台紙は特殊再剥離型粘着剤を塗布
してあるため写真等の資料保持は粘着剤の粘着力のみに
て行われているので粘着剤が塗布されている部分には全
面資料を貼付けても保持は可能なため従来のフリーアル
バムに比べて貼付面積(資料保持面積)が20%以上も
広がり結果的に安価な資料保持台紙となる。
【0010】また、透明シートのシリコン又はワックス
処理対象から除外した部分は、台紙本体と透明シートと
の接着あるいは粘着による接合時シリコン又はワックス
層が介在しないことによって、接合結果を確実なものと
し、製品の耐久性を増加させる。
【0011】
【実施例】図はいずれも本発明の実施例のもので、図1
に説明的な斜視図、図2に模式的な断面を示した。ま
た、図3は図2のa部の部分拡大図である。各図におい
て、1は台紙本体であり、好ましくは上質紙を用いる。
3は該台紙本体1の両面に直接塗布した特殊再剥離型
(微粘着)粘着剤、例えばアクリルエマルジョン系、ア
クリル系ホットメルト型等の粘着剤層による薄い粘着層
である。
【0012】2は透明シートであり、例えばポリプロピ
レンまたはポリエステル等の透明なフィルムを使用す
る。4は該透明シート2の一方の面に処理して付加した
シリコン、ワックス等の処理層である。この処理層は、
透明シート2が台紙本体1と粘着層3によって貼り合わ
される面に施され、他方の面には行わない。
【0013】台紙本体1の一方の端縁には幅Aの綴じ代
6が形成され、綴じ込み穴5が所定数形成される。な
お、幅Aの綴じ代部分は、台紙本体の生地のままであ
り、他の層からは突出して形成され、図1において透明
シート2を矢印C方向に貼付した場合、その端縁は幅A
を残して貼着される。
【0014】前記綴じ代6とは逆の端部側において、台
紙本体1と透明シート2とが接合される。該接合部分は
幅Bの範囲で行われ、透明シート2の部分には前記のシ
リコン、ワックス等の処理は行わない。
【0015】図4は台紙本体1の両面に配された透明シ
ート2の端部2aと連結テープ2bの両端部2cとを接
着剤2dで接合し、上記台紙本体1の端面1aと上記連
結テープ2bの、上記端面1aに対応する部分2eとを
接着剤2fで接合した構成のものである。
【0016】前記の実施例では接合は接着剤による接着
接合であるが、両面接着テープを用いた粘着により行う
ようにしても支障はない。
【0017】このように構成した資料保持台紙は、透明
シート2の一端を把持し、台紙本体1の面から剥離し
て、台紙面に資料を貼り付け、再び透明シート2を貼り
付けることで資料を保持させることができる。透明シー
ト2は、必要に応じて再び剥がして資料を取り出すこと
ができる。
【0018】なお、前記の実施例では台紙本体1に塗布
する粘着剤の塗布状態について特に限定しなかったが、
一面のベタ状態の塗布でも、あるいは縞状であっても、
さらには格子状であってもよく、一面のベタ状態の塗布
であれば、やや強めの粘着性が得られ、細い縞状であれ
ば、やや弱めの粘着性となり、それぞれの効果が得られ
る。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、台紙本体
に直接粘着剤を塗布し、しかも、この粘着剤として、粘
着力、保持力、タックのバランスのよい特殊再剥離型粘
着剤、例えばアクリルエマルジョン系、アクリル系ホッ
トメルト型等の粘着剤を使用し、また、透明シートの粘
着剤と対向する面にはシリコン又はワックス等の処理層
を形成したので、粘着性がより適度なものとなり、透明
シートを剥がす際、不必要に大きな力をかけないですむ
ものとなって、取り扱いやすい資料保持台紙を得ること
ができた。また、資料を台紙本体の粘着剤より、容易に
剥がすことができるので、資料を破損する恐れがなく資
料保存用として最適である。
【0020】また、台紙本体に写真等を付着して透明シ
ートを前記台紙本体面に粘着した際に上記粘着剤の特性
と透明シートのシリコン、ワッスク等の処理と相まって
皺の発生がなく極めて取り扱い易い効果がある。また、
透明シートのシリコン又はワックス等の処理は、台紙本
体の端縁の、透明シートとの接合部分は除外するように
したので、両者の接合は確実であり、耐候性に優れた上
記粘着剤とともに、長期にわたる繰り返し使用に耐える
ものとなった。さらに、上記粘着剤は粘着付与剤を併用
しなくても粘着力、保持力、タックのバランスがよいの
で、例えばエマルジョンそのままで粘着剤として使用で
き、作業工程を短縮することができ、しかも価格も安価
であるのでコストダウンにも貢献できる効果がある。更
に、台紙本体の表面にポリエチレン層を施す必要がな
く、この点からもコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の資料保持台紙の実施例の斜視図であ
る。
【図2】本発明の資料保持台紙の実施例の模式的な断面
図である。
【図3】本発明の図2におけるa部の拡大図である。
【図4】本発明の資料保持台紙の実施例の接合部の断面
図である。
【符号の説明】
1 台紙本体 2 透明シート 3 特殊再剥離型粘着剤による粘着層 4 シリコン、ワックス等の処理層 5 綴じ込み穴 A 綴じ込み部の幅 B 接合部の幅

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に直接粘着剤を塗布した台紙本体
    と、 前記台紙本体の一方の端部に直接又は間接に接合し、端
    部を把持して前記台紙本体の粘着剤塗布面に剥離、貼着
    する合成樹脂の透明シートとよりなり、 前記粘着剤は特殊再剥離型粘着剤であり、 前記透明シートの、台紙本体の粘着剤塗布面に貼り合わ
    される面には、剥離処理を施したことを特徴とする資料
    保持台紙。
  2. 【請求項2】 前記透明シートの、台紙本体との前記接
    合部には前記剥離処理を施さないことを特徴とする請求
    項1に記載の資料保持台紙。
  3. 【請求項3】 前記特殊再剥離型粘着剤はアクリルエマ
    ルジョン系、アクリル系ホットメルト等の粘着剤である
    ことを特徴とする請求項1に記載の資料保持台紙。
JP27397296A 1996-09-26 1996-09-26 資料保持台紙 Pending JPH10100576A (ja)

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JP27397296A JPH10100576A (ja) 1996-09-26 1996-09-26 資料保持台紙

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