JPH1121521A - 両面粘着テープ - Google Patents

両面粘着テープ

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JPH1121521A
JPH1121521A JP17696097A JP17696097A JPH1121521A JP H1121521 A JPH1121521 A JP H1121521A JP 17696097 A JP17696097 A JP 17696097A JP 17696097 A JP17696097 A JP 17696097A JP H1121521 A JPH1121521 A JP H1121521A
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JP
Japan
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sensitive adhesive
pressure
layer
release
double
Prior art date
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Pending
Application number
JP17696097A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyasu Izugami
朋保 井津上
Motohiko Nishikawa
元彦 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication of JPH1121521A publication Critical patent/JPH1121521A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用の際に余分な作業が不要で、必要な部分
だけに無駄なく粘着剤を使用することができる両面粘着
テープを提供する。 【解決手段】 基材1の一面に剥離層3が所定の形状パ
ターンで形成され、該剥離層3形成面上の全面に渡って
粘着剤層4が設けられ、基材1の他面は全面が上記粘着
剤層4に対して剥離性を有する剥離面5となされ、該剥
離面5の粘着剤層4に対する剥離力は上記剥離層3と粘
着剤層4との剥離力よりも大きく、更にロール状に巻回
されたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接着面の大きさや
形状の異なる2つの物品を接合するための両面粘着テー
プに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、接着面積の大きさや接着面の形状
が異なる2つの被着体を両面粘着テープを用いて接着固
定する場合、先ず接着面積の大きい接着面に両面粘着テ
ープを貼り付けてから接着面積の小さい被着体を接着す
るか、または、特開平1−308472号公報や特開平
5−306382号公報に記載のように、両面粘着テー
プを接着面積の小さい形状に予め合わせて切断した後接
着し、これに他の被着体を接着する方法が行われてい
た。
【0003】接着面積の大きい接着面に合わせて両面粘
着テープを貼り付け、これに接着面積の小さい被着体を
貼り合わせた場合、接着面積の小さい被着体には不必要
な部分にも粘着剤層が露出し、接着すべきでない他の物
品が接着されてしまったり、ごみや埃が付着して見苦し
くなる。また、露出した部分の両面粘着テープは無駄で
ある。また、上記公報に記載のように接着面積の小さい
ものに合わせた場合には接着力が不足したり、両面粘着
テープの切り取り作業が必要となり、使用する部分以外
の両面粘着テープが無駄となり、非能率的でもあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の問
題点を解消し、使用の際に余分な作業が不要で、必要な
部分だけに無駄なく粘着剤を使用することができる両面
粘着テープを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の両面粘着テープ
は、基材の一面に剥離層が所定の形状パターンで形成さ
れ、該剥離層形成面上の全面に渡って粘着剤層が設けら
れ、基材の他面は全面が上記粘着剤層に対して剥離性を
有する剥離面であり、該剥離面の粘着剤層に対する剥離
力は上記剥離層と粘着剤層との剥離力よりも大きく、更
にロール状に巻回されてなることを特徴とするものであ
る。
【0006】本発明で用いる基材とは、従来から公知の
ものが使用でき、例えば、レーヨンやポリエステル繊維
等の不織布、和紙、上質紙、セロハン、ポリエステルや
ポリプロピレン等の合成樹脂フィルム、ポリウレタンや
ポリエチレン等の発泡体等が挙げられる。粘着テープを
巻重体としたときの展開時の破断や伸び等を考慮すると
合成樹脂フィルムを基材として用いるのが好ましい。ま
た、離型剤を用いずに剥離面として使用する場合には、
ポリエチレンやポリプロピレン等の極性が低くて容易に
展開できるフィルムに限定される。
【0007】剥離層を形成するための離型剤は従来から
公知のものでよく、例えば、ポリステアリルアクリレー
ト、ポリビニルステアレート、ポリステアロイルエチレ
ンイミン等の長鎖アルキル基含有ポリマーやポリジメチ
ルシロキサンをベースとするシリコーン系ポリマー、ま
たはポリ(1,1−ジヒドロパーフロロヘキシメタクリ
レート)等のパーフロロ系ポリマー等が挙げられる。
【0008】上記剥離層を基材の一面に所定の形状パタ
ーンで形成する方法としては、例えば、グラビアコータ
ーによる転写法が一般的であるが、形状パターンと同じ
欠落部を有する形紙を基材面に配置し、形紙の欠落部内
に離型剤を直接塗布して乾燥する方法などが挙げられ
る。
【0009】剥離面として離型剤を用いる場合にも上記
剥離層と同様の離型剤を用いることができる。但し、剥
離層は剥離面よりも粘着剤層に対する剥離力が小さいこ
とが必要であり、60m/分の剥離速度における剥離力
は剥離層が10〜400g/15mm、剥離面が100
〜500g/15mmとすることが好ましい。
【0010】粘着剤層を設ける剥離層形成面には必要に
応じて下塗剤層を設けることが好ましい。下塗剤層によ
り剥離層及び粘着剤層との接着性が向上して安定した品
質が得られる。下塗剤としては基材と粘着剤の双方に対
して親和性を有するものであれば従来から公知のもので
よく、例えば、ポリプロピレンフィルムとゴム系粘着剤
の場合ではゴムとアクリル酸とのグラフト共重合体とイ
ソシアネートとの混合物、ポリエステルフィルムとゴム
系接着剤ではニトリルゴムとポリアミドとの混合物、ポ
リエチレンフィルムとアクリル系粘着剤ではエチレンと
酢酸ビニルとの共重合体等が挙げられる。また、不織布
や紙を基材とする場合には下塗剤は不要であり、発泡体
や合成樹脂フィルムでもコロナ放電処理すれば下塗剤は
不要となる場合もある。
【0011】粘着剤は従来から粘着テープ等に用いられ
ている公知のものが使用でき、例えば、天然ゴム、スチ
レン−ブタジエンゴム、イソプレンゴムなどをベースと
するゴム系粘着剤、ポリアクリル酸エステル共重合体、
ポリメタクリル酸エステル共重合体などをベースとする
アクリル系粘着剤などが挙げられる。
【0012】(作用)所定の形状パターン、即ち、特定
の形状パターンを有する被着面と同形状のパターンで形
成された剥離層が基材の一面に設けられ、該剥離層上で
基材全面に粘着剤層が設けられ、基材の他面には上記剥
離層と粘着剤層との剥離力よりも大きい剥離力を有する
剥離面となされた粘着テープがロール状に巻回されてい
るので、これを展開すると剥離層から粘着剤層が接着面
の形状パターンで剥離面に転写され、所定の形状パター
ンの剥離層面には粘着剤層が残らない両面粘着テープと
して使用できる。
【0013】剥離面に転写された粘着剤層を特定の形状
パターンを有する被着面に貼り合わせると、接着面の必
要な部分だけに粘着剤層が使用できる。従って、特定パ
ターンの接着面以外には粘着剤層が露出しない。剥離層
側の基材面には上記形状パターン以外の部分に粘着剤層
が残され、それを他方の被着体に接着させることができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 (実施例1、2、及び比較例1、2)図1は本発明両面
粘着テープの実施例を示す斜視図であり、図2は巻回す
る前の粘着テープの断面図である。この両面粘着テープ
を構成する材料を表1に示した。基材1(幅250m
m)の粘着剤転写面12に離型剤を乾燥後で1μmとな
るように、また、粘着剤塗布面11に下塗剤を乾燥後で
1μmとなるようにそれぞれグラビアロールで塗布した
後、その上に離型剤を基材1の中央部に幅170mmで
乾燥後の厚みが1μmとなるように塗布・乾燥して下塗
剤層2、剥離面5、帯状の剥離層3を形成した。
【0015】この基材1の剥離層3側に表1に示す粘着
剤を乾燥後で20μmとなるよう全面に塗布・乾燥して
粘着剤層4を形成し、図1の斜視図に示すように粘着剤
層4を内側にして20mの長さをロール状に巻き取って
両面粘着テープを得た。図3は上記ロール状の両面粘着
テープを展開した状態を示す断面図であり、基材1の剥
離面12側に剥離層3面の粘着剤層41が所定パターン
で転写されたものである。転写された粘着剤層41の両
側にあった粘着剤層42、42は下塗剤層2面に残され
る。得られた両面粘着テープにつき、剥離層3と粘着剤
層41との剥離力、及び剥離面12と粘着剤層41との
剥離力を測定した。結果を表1に示す。
【0016】(実施例3、比較例3)表1に示す材料を
用いて、粘着剤転写面に離型剤を塗布しなかった以外
は、実施例と同様にして両面粘着テープを作製し、基材
の粘着剤転写面と粘着剤層、及び粘着剤塗布面の離型層
と粘着剤層との剥離力をそれぞれ測定し、その結果を表
1に示した。
【0017】(実施例4)図4に示すような形状パター
ンで横長の長方形で剥離層31を形成した他は実施例1
と同様にしてロール状に巻回した両面粘着テープを作製
した。これを展開すると粘着剤転写面に長方形の粘着剤
層が転写された。
【0018】(実施例5)図5に示すような形状パター
ンで横長の円形の剥離層32を形成した他は実施例1と
同様にしてロール状に巻回した両面粘着テープを作製し
た。これを展開すると粘着剤転写面に円形の粘着剤層が
転写された。
【0019】
【表1】
【0020】〔注〕 *1 基材 OPP:二村化学社製OPPフィルム,品番「FOA#3
0」,厚み30μm PE :ポリエチレンフィルム(積菱包装社製,品番「I
I−H」,厚み50μm)ホ゜リエステル :二村化学社製ポリエステルフィルム(品番
「FE2000」,厚み38μm) *2 離型剤 a:ポリエチレンイミン−オクタデシルイソシアネート
付加物(日本触媒社製,品番「RP−20」) b:シリコーン系離型剤(信越化学社製,品番「KS−
779H」) c:シリコーン系離型剤(信越化学社製,品番「KS−
830」) *3 下塗剤 (日本触媒社製PMMA変性プライマー,品番「NK−
350」) *4 粘着剤 ゴム系:天然ゴム100重量部、ポリテルペン樹脂75
重量部、ポリブテン5重量部、老化防止剤2重量部、ト
ルエン500重量部を配合したもの アクリル1:アクリル系粘着剤(綜研化学社製,品番
「SK1717」) アクリル2:アクリル系粘着剤(帝国化学社製,(商品
名「テイサンレジンL−4」) *5 ○;良好 △;展開不良 ×;展開不能
【0021】
【発明の効果】本発明のロール状に巻回された両面粘着
テープを展開すると、剥離層から粘着剤層が接着面の形
状パターンで剥離面に転写され、転写された粘着剤層を
特定の形状パターンを有する接着面に貼り合わせると、
接着面の必要な部分だけに粘着剤層が使用できる。従っ
て、必要な部分だけに無駄なく粘着剤を使用することが
でき、剥離層側の基材面には上記形状パターン以外の部
分に粘着剤層が残され、それを他方の被着体に接着させ
ることができる。また、接着部分以外に粘着剤が露出せ
ず、使用の際に余分な作業も不要で能率よく接着作業が
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の両面粘着テープの実施例を示す斜視
図。
【図2】巻回する前の粘着テープを示す断面図。
【図3】本発明の両面粘着テープを展開した状態を示す
断面図。
【図4】本発明の両面粘着テープの他の実施例を示す平
面図。
【図5】本発明の両面粘着テープの更に他の実施例を示
す平面図。
【符号の説明】
1 :基材 2 :下塗剤層 3,31,32:剥離層 4,41,42:粘着剤層 5 :剥離面 11:粘着剤塗布面 12:粘着剤転写面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の一面に剥離層が所定の形状パター
    ンで形成され、該剥離層形成面上の全面に渡って粘着剤
    層が設けられ、基材の他面は全面が上記粘着剤層に対し
    て剥離性を有する剥離面であり、該剥離面の粘着剤層に
    対する剥離力は上記剥離層と粘着剤層との剥離力よりも
    大きく、更にロール状に巻回されてなることを特徴とす
    る両面粘着テープ。
JP17696097A 1997-07-02 1997-07-02 両面粘着テープ Pending JPH1121521A (ja)

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Cited By (4)

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