JP3004221U - 粘着発泡体テープ - Google Patents

粘着発泡体テープ

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JP3004221U
JP3004221U JP1994006403U JP640394U JP3004221U JP 3004221 U JP3004221 U JP 3004221U JP 1994006403 U JP1994006403 U JP 1994006403U JP 640394 U JP640394 U JP 640394U JP 3004221 U JP3004221 U JP 3004221U
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JP
Japan
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foam
adhesive
foam tape
thermoplastic resin
resin film
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JP1994006403U
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Inventor
善吾 伊藤
浩一 小泉
勉 鵜川
Original Assignee
東洋ケミテック株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】貼付作業が簡略化され、かつゴミとして廃棄さ
れる離型紙が不要で無駄が無く、さらに一旦張り付けた
後剥がしても発泡体テープの破壊が起こらず再使用可能
で、特にドアおよび敷居等の隙間を埋めるに適した価格
の安い粘着発泡体テープを提供する。 【構成】離型剤、熱可塑性樹脂フィルム、熱可塑性軟質
樹脂フォーム、熱可塑性樹脂フィルム、粘着剤がこの順
序に積層され、積み重ね状体または巻重体とされてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、貼付作業が簡略化され、かつゴミとして廃棄される離型紙が不要で 無駄が無く、特にドアおよび敷居等の隙間を埋めるに適した価格の安い粘着発泡 体テープに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のドアおよび敷居等の隙間を埋めるための粘着発泡体テープは、図2に示 したように、熱可塑性軟質樹脂からなる発泡体(主としてポリウレタンフォーム )11をテープ状に加工し、その一面に両面粘着テープ12を積層し(14は粘 着剤、15は粘接着剤)、この上に離型紙13が設けられ、他の面16は無処理 ままのものが一般的に使用されている。この粘着発泡体テープは、使用の際離型 紙を剥がさなければならず、貼り付け作業の能率が悪いうえに、剥がした離型紙 は廃棄するほかなく、資源の無駄であり、かつコスト高を招くものであった。
【0003】 上記従来の粘着発泡体テープはまた、使用時に熱可塑性軟質樹脂(ポリウレタ ン)フォームの無処理の面16は、使用中空気、光、ゴミ等によって劣化が著し く、3〜6ケ月位でぼろぼろになる。これを防止するためにポリウレタン樹脂を 改良する試みがなされているが、コスト高になることは避けられない。
【0004】 そこで、最近上記のような問題を解消するものとして、熱可塑性樹脂からなる 発泡体の一面に粘着剤層が形成され、他の面にシリコーン離型層が設けられ、積 み重ね状体もしくは巻重体とされている、発泡体テープが提案された(特開平4 −359980号公報参照)。
【0005】 しかしながら、上記の発泡体テープ等にも以下の問題が残る。すなわちこのテ ープ等を張り付け施工中または一度張り付けた後に、修正もしくは張り付け場所 の変更をしたい場合、その発泡体テープ等を一旦剥がして再度張り付ける必要が 起こる。このとき上記発泡体テープ等は発泡体の強度が粘着強度より弱いために 、発泡体テープ等を剥がすときに発泡体自身が表層破壊されるため再使用するこ とができない。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記従来の事情に鑑みてなされたもので、貼付作業が簡略化され、か つゴミとして廃棄される離型紙が不要で無駄が無く、さらに一旦張り付けた後剥 がしても発泡体テープの破壊が起こらず再使用可能で、特にドアおよび敷居等の 隙間を埋めるに適した価格の安い粘着発泡体テープを提供することを目的とする 。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案による粘着発泡体テープは以下の構成と したものである。 即ち、離型剤、熱可塑性樹脂フィルム、熱可塑性軟質樹脂フォーム、熱可塑性 樹脂フィルム、粘着剤がこの順序に積層され、積み重ね状体または巻重体とされ ている、粘着発泡体テープである。
【0008】 本考案による粘着発泡体テープに用いる離型剤は非シリコーン系離型剤であり 、熱可塑性樹脂フィルムとしてはポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム(以 下「PETフィルム」という)、熱可塑性軟質樹脂フォームとしてはポリウレタ ン樹脂フォーム(以下「ポリウレタンフォーム」という)が好適である。
【0009】
【作用】
本考案による粘着発泡体テープは上記の構成であるので、粘着剤の側をドアあ るいは敷居の隙間等に張りつけるだけでよい。一旦貼り付けたテープを剥がすと きは、熱可塑性樹脂フィルムと軟質樹脂フォームとを一緒に剥がすことにより軟 質樹脂フォームを表層破壊することなく剥離させて再使用が可能となる。熱可塑 性樹脂フィルムの強度が粘着剤と被貼付材との接着強度より大きいからである。
【0010】
【実施例】
以下、図に示す実施例に基づいて本考案による粘着発泡体テープを具体的に説 明する。図1は本考案による発泡体テープの1実施例を示す断面図である。
【0011】 図1において、1は本考案による発泡体テープ、2は離型剤、3および7はP ETフィルム、5はポリウレタンフォーム、4および6は接着剤、8は粘着剤、 9は被貼付材、例えばドアの周縁等、である。
【0012】 離型剤2は、非シリコーン系の離型剤が用いられる。非シリコーン系の離型剤 としては、例えば脂肪酸、石鹸、金属石鹸、パラフィンワックス、炭化水素油、 脂肪族アルコール、低分子量ポリエチレン、合成ワックス等が挙げられる。また 、これらの中の相溶性のよいものの2種以上の混合物であってもよい。市販品と しては、例えば「アシオレジン RA−95HS」(アシオ株式会社製)および 「ピーロイル1050」(一方社油脂工業株式会社製)等が好適に用いられる。
【0013】 PETフィルム3はポリウレタンフォーム5と離型剤2との間に介在させて、 発泡体テープを施工したときにポリウレタンフォーム5の空気等による劣化を防 止するためのものである。また、PETフィルム7はポリウレタンフォーム5と 粘着剤8との間に介在させて、被貼付材9に貼り付けた発泡体テープ1を剥がす 場合にこれを補強するためのもので、本考案の特徴とするものである。PETフ ィルム3および7は、それぞれ接着剤層4および6によりポリウレタンフォーム 5に接着されている。ここに用いたPETフィルムは、熱可塑性樹脂のフィルム の1例であって、特に限定されるものではなく、例えば両面を表面処理したポリ エチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィンフィルムであってもよい。
【0014】 前記のPETフィルム3および7をポリウレタンフォーム5に接着するために 用いられる接着剤は、熱可塑性接着剤、ゴム系接着剤等の中から任意に選択する ことができる。
【0015】 PETフィルム7の上には粘着剤層8が設けられる。この粘着剤としては、天 然ゴム系、スチレン−ブタジエン系、ポリイソブチレン系、イソプレン系等のゴ ム系およびアクリル系の、溶剤型または無溶剤型の粘着剤が使用される。
【0016】 以上説明した本考案の粘着発泡体テープを、ステンレス鋼板および木材板に張 り付け、同時に熱可塑性樹脂フィルムを有しない従来の発泡体テープも同様に張 り付けて、6カ月間室内に放置して試験した。その結果従来品はいずれも発泡体 の表面が劣化し、かつ剥離させるとき発泡体の破壊を起こしたが、上記本考案に よる粘着発泡体テープはそのようなトラブルは見られなかった。
【0017】 なお上記本考案による粘着発泡体テープは、離型紙を有しないため、通常は、 複数の短冊型の切断片を積み重ねた状態、またはロール状に巻重ねた状態で取り 扱われる。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案による発泡体テープは上記の構成であるから、以 下の効果を奏する。 1.熱可塑性樹脂発泡体の表面は、熱可塑性樹脂のフィルムで覆われているの で、空気、光、ゴミ等による劣化を起こさず耐久性が良い。 2.離型紙がないので貼り付け操作が簡単であり、無駄がない。 3.貼付面の粘着剤を利用して巻重体とすれば、テープがばらばらにならず、 形態よく保管することができる。 4.発泡体の両面が熱可塑性樹脂のフィルムでカバーされているから、剥離す るとき発泡体の表層破壊が防止され、テープの再利用も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による粘着発泡体テープの断面図
【図2】従来の粘着発泡体テープの断面図
【符号の説明】
1 発泡体テープ 2 離型剤 3 PETフィルム 4 接着剤 5 ポリウレタンフォーム 6 接着剤 7 PETフィルム 8 粘着剤 9 被貼付材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 離型剤、熱可塑性樹脂フィルム、熱可塑
    性軟質樹脂フォーム、熱可塑性樹脂フィルム、粘着剤が
    この順序に積層され、積み重ね状体または巻重体とされ
    ている粘着発泡体テープ。
  2. 【請求項2】 離型剤が非シリコーン系離型剤である請
    求項1記載の粘着発泡体テープ。
  3. 【請求項3】 熱可塑性樹脂フィルムがポリエチレンテ
    レフタレートフィルム、熱可塑性軟質樹脂フォームがポ
    リウレタンフォームである請求項1記載の粘着発泡体テ
    ープ。
JP1994006403U 1994-05-13 1994-05-13 粘着発泡体テープ Expired - Lifetime JP3004221U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015048451A (ja) * 2013-09-04 2015-03-16 株式会社ニトムズ 粘着テープロール

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