JP2001191672A - バインダー式筆記帳用のペーパー保持具 - Google Patents

バインダー式筆記帳用のペーパー保持具

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JP2001191672A
JP2001191672A JP2000329403A JP2000329403A JP2001191672A JP 2001191672 A JP2001191672 A JP 2001191672A JP 2000329403 A JP2000329403 A JP 2000329403A JP 2000329403 A JP2000329403 A JP 2000329403A JP 2001191672 A JP2001191672 A JP 2001191672A
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adhesive
binder
holding sheet
holding
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English (en)
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Toshimichi Tani
俊道 谷
Rika Onuki
梨夏 大貫
Mieko Okawa
美枝子 大川
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Tokyo Kinzoku Industry Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Kinzoku Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バインダー金具に取り付けてメモ用紙の間等
に綴じ込んでおくことで、周遊券や写真等の紙片を不用
意に抜け落ちないように保持させて携帯できるバインダ
ー式筆記帳用のペーパー保持具を低コストで製作提供す
る。 【解決手段】フイルム状の合成樹脂材料から形成され、
バインダー金具4に取り付ける取付部2を一辺縁部側に
有する保持シート1のシート面に、周遊券や写真等の紙
片Cを繰り返し貼り付けたり、剥がすことができる再剥
離可能な粘着剤3を設ける。更に、同粘着剤3をシート
面に区画分離した状態で尚且つ凹ませた状態で配設す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、システム手帳等の
バインダー式筆記帳のバインダー金具に取り付けること
でメモ用紙と同様に筆記帳に綴じられ、周遊券や領収書
等の紙片を筆記帳から抜け落ちないように保持するペー
パー保持具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から知られているこの種のバインダ
ー式筆記帳には周遊券や領収書等の紙片を各ページのメ
モ用紙の間に抜け落ちないように挟んでおくための工夫
が具備されていない。即ち、従来のバインダー式筆記帳
においては周遊券や領収書等の紙片が抜け落ちないよう
に綴じ込むことまで配慮はしておらず、精々表紙の内側
のポケット状部分に紙片を差し込んでおける程度の対策
に限られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのために、従来にお
いてはメモ用紙の間に挟んでおいた電車やバス等の周遊
券、或いは友達同士で撮影した写真等の紙片が知らない
間に抜け落ちて紛失することが多かった。
【0004】本発明はこの様な従来事情に鑑みてなされ
たもので、その目的とする処は、バインダー金具に取り
付けてメモ用紙の間等に綴じ込んでおくことで、周遊券
や写真等の紙片を不用意に抜け落ちないように保持させ
て携帯できるバインダー式筆記帳用のペーパー保持具を
低コストにて製作提供することにある。
【0005】
【課題を達成するための手段】課題を達成するために本
発明は、フイルム状の合成樹脂材料から形成され、バイ
ンダー金具に取り付ける取付部を一辺縁部に有する保持
シートのシート面に、周遊券や写真等の紙片を繰り返し
貼り付けたり、剥がすことができる再剥離可能な粘着剤
を設けてなることである。又、上記再剥離可能な粘着剤
としては、例えば懸濁重合法により得られるアクリル系
共重合体等が挙げられ、繰り返し貼ったり、剥がすこと
ができる。つまり、適度の接着力を発揮して周遊券や写
真等の紙片を一時的に接着保持し、剥離時は紙片を傷め
ることなく容易に剥がすことができる粘着組成物からな
る。又、上記取付部が、バインダー金具を差し込んで該
金具に係止状態で取り付ける金具孔からなり、又は、前
記金具孔に連通する係脱用の切込みを保持シートの縁部
から設けて、この切込みからバインダー金具に差し込ん
で該金具に係脱可能に取り付けるように形成してなる。
斯かる技術的手段によれば、保持シートの一辺縁部の取
付部をバインダー式筆記帳のバインダー金具に差込み係
止せしめて、筆記帳のメモ用紙の間等に綴じ込んでお
く。そして、各駅停車による観光巡りを行なうために購
入した周遊券等の紙片を保持シートの粘着剤に貼り付け
る。それにより、周遊券等を不用意に抜け落ちないよう
に保持させた状態でメモ用紙の間に挟んで携帯すること
ができる。
【0006】又、本発明は上記粘着剤を、シート面に区
画分離せしめた状態で配設してなることである。又、区
画分離された粘着剤を面一又は凹ませた状態、好ましく
は凹ませた状態でシート面に分離配設することが好まし
い。斯かる技術的手段によれば、前述のように、保持シ
ートを筆記帳のメモ用紙の間に綴じ込んでおき、購入し
た周遊券等の紙片をシート面の区画分離されているいず
れかの粘着剤に貼り付ける。これにより、紙片を保持シ
ートから剥がす場合に簡単になる。即ち、粘着剤に対す
る紙片の貼り付け状態は粘着剤が存在する部分的な接着
になることで、粘着剤から簡単に剥がし易くなる。又、
粘着剤を凹ませた状態で分離配設することで、筆記帳の
メモ用紙が粘着剤に貼り付き難くなって、購入した周遊
券等の紙片を粘着剤に貼り付ける際、メモ用紙を速やか
に開くことができる。即ち、メモ用紙の粘着剤への接着
防止効果が期待できる。
【0007】又、本発明は保持シートの一辺縁部側に接
着や熱溶着等の適宜の固着手段により連結せしめた状態
で、尚且つ、透明又は半透明で適度の可撓性を有するフ
イルム状の合成樹脂材料からなる表紙シートを保持シー
トに手捲り開閉可能に添設してなることである。斯かる
技術的手段によれば、表紙シートがあることで、保持シ
ートの粘着剤に貼り付けられて保持される周遊券等の紙
片を更に外から挟み込むことになるから、保持状態の確
実性が期待できると共に、メモ用紙に鉛筆書きされた文
字が粘着剤に写る(換言すれば、移行する)等と言った
粘着剤の粘着力を低下させる汚れ防止効果をも期待でき
る。又、前述したように、粘着剤を保持シートのシート
面に凹ませた状態で分離配設した場合には保持シート上
に位置するメモ用紙への筆記時において、表紙シートが
下敷きの代わりとなって、凹みの存在により滑らかな筆
記に障害を及ぼすと言った筆記障害防止効果をも期待で
きる。
【0008】又、本発明はバインダー金具への取付部を
一辺縁部側に有する保持シートの該一辺縁部側に連結せ
しめた状態で該保持シートに、少なくとも透明又は半透
明でフイルム状の合成樹脂材料からなる表紙シートを手
捲り開閉可能に添設し、更に保持シートの一辺縁部側を
除く残る三辺縁部の内、少なくともコーナーを介して連
設する二辺縁部に沿わせて再剥離可能な粘着剤をテープ
状に設けてなることである。斯かる技術的手段によれ
ば、表紙シートを閉じると、保持シートの二辺縁部のテ
ープ状粘着剤に表紙シートの二辺縁部が接着保持され、
表紙シートと保持シートとに袋状になる。即ち、表紙シ
ートは接着や熱溶着等の適宜の固定手段により連結され
ている一辺縁部と、粘着剤により接着された二辺縁部を
含めた三辺縁部が保持シートに保持された袋状になる。
それにより、購入した周遊券等の紙片を袋状の保持シー
トと表紙シートとの間に、不用意に抜け落ちないように
収容させた状態でメモ用紙の間に挟んで携帯することが
できる。
【0009】又、本発明は表紙シートを閉じた状態にお
いて、保持シートの粘着剤に接する表紙シートの内面に
粗面処理を施してなることである。上記粗面処理は、表
紙シートを閉じた際に保持シートの粘着剤に点又は線接
触等の部分接触により適度の接着状態で接着され、一
方、表紙シートを開く際には粘着剤から速やかに剥がれ
るように施すものであることから、これらを考慮した上
で、粗面の荒さ度合い設定し、表紙シートに施す。斯か
る技術的手段によれば、表紙シートを閉じると、表紙シ
ートは面接触ではなく、点又は線接触等の部分接触によ
り保持シートの粘着部に適度の接着状態で接着保持さ
れ、そして、粘着剤に貼り付けて挟んでおいた周遊券等
の紙片を取り出す際には表紙シートが部分接触により粘
着剤から簡単に剥がれる。
【0010】又、本発明ではバインダー金具への取付部
を一辺縁部側に有する保持シート部と、この保持シート
部の他辺縁部から一体に折り曲げ可能に連設されて該保
持シート部に対して手捲り開閉可能となす表紙シート部
とを、透明又は半透明な一枚のシート材を用いて構成し
てなり、前記保持シート部のシート面に、再剥離可能な
粘着剤を設けてなることである。又、上記接着剤を、保
持シート部のシート面全体に適宜の間隔をおいた互い違
いな整列形態にて凸状に点在させて設けてなることであ
る。又、表紙シート部には必要に応じて粗面処理を施し
て、前述したように表紙シート部を閉じた状態におい
て、凸状に点在する粘着剤に点又は線接触等の部分接触
により適度の接着状態で接着され、表紙シート部を開く
際には粘着剤から速やかに剥がれるようにしてなる。斯
かる技術的手段によれば、前述したように保持シート部
の一辺縁部の取付部をバインダー式筆記帳のバインダー
金具に差込み係止せしめて、筆記帳のメモ用紙の間等に
綴じ込んでおく。そして、表紙シート部を保持シート部
のシート面から剥離開いて周遊券等の紙片を凸状に点在
する粘着剤に貼り付けた後に表紙シート部を閉じる。そ
れにより、前述同様に周遊券等を不用意に抜け落ちない
ように保持させた状態でメモ用紙の間に挟んで携帯する
ことができ、しかも、鉛筆書きされた文字が粘着剤に写
ることによる粘着剤の粘着力を低下させる汚れ防止効果
をも期待でき、更には凸状に点在する粘着剤により滑ら
かな筆記に障害を及ぼすと言った筆記障害防止効果をも
期待できる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の具体例を図面に基
づいて説明する。図1乃至図4は、請求項1乃至3に係
る本発明ペーパー保持具Aの実施形態の一例を示し、斯
かるペーパー保持体Aは、バインダー式筆記帳Bのバイ
ンダー金具4に挿入又は係脱自在に取り付ける取付部2
を一辺縁部に有する保持シート1のシート面に、紙片C
を繰り返し貼り付けたり、剥がすことができる再剥離可
能な粘着剤3を設けてなり、前記取付部2にバインダー
金具4を挿入させて該金具4に取り付けることで各メモ
用紙5の間にペーパー保持具Aを装着し得るように構成
されている。
【0012】保持シート1は、電車やバス等の周遊券、
或いは友達同士で撮影した写真等の紙片Cを、再剥離可
能な粘着剤3を介してメモ用紙5の間に抜け落ちないよ
うに保持する役目をなすもので、フイルム状の合成樹脂
材料から大きさと形状がメモ用紙5大とする略矩形状に
形成され、一側長辺縁部に取付部2を形成すると共に、
シート面には粘着剤3を塗布してなる。尚、保持シート
1を形成するフイルム状の合成樹脂材料材としては、硬
質又は軟質で、透明又は半透明又は不透明、更に無色又
は着色されている等、いずれでも良いが、メモ用紙5の
間に綴じ込まれて使用されるものであることから、厚さ
が薄く、透明又は半透明で適度の可撓性を有する方が良
い。又、後述する表面シート6、表紙シート8において
も同じである。
【0013】因みに、再剥離可能な粘着剤3としては、
紙片Cを繰り返し貼り付けたり、剥がしたりできる永久
接着性を有する物であれば特に限定されるものではない
が、例えば懸濁重合法により得られるアクリル系共重合
体が挙げられる。つまり、適度の接着力を発揮して紙片
を繰り返し接着保持することができ、剥離時には紙片C
への糊残りや紙片Cを傷めることなく容易に剥がすこと
ができる粘着組成物からなる物であれば良い。又、この
粘着剤3を保持シート1のシート面に具備する方法とし
ては種々考えられる。例えば前述したように粘着剤を直
接塗布する方法、又はシート状に形成した粘着剤層を貼
着する等の方法が考えられる。
【0014】取付部2は、バインダー金具4を挿入させ
て該金具4に取り付けることにより、ペーパー保持具A
を各ページのメモ用紙4間に装着する役目をなすもの
で、保持シート1の一側長辺縁部にバインダー金具4の
配設間隔と同間隔にてパンチ加工される金具孔からな
る。尚、取付部2としては、不図示の係脱用切込み溝を
保持シートの一側長辺縁部から前述した各金具孔に向け
て連通する夫々形成して、この切込み溝からバインダー
金具4に差し込んで該金具4を金具孔に挿通せしめて、
保持シート1をバインダー金具4に係脱可能に取り付け
るようにするも良く、任意である。即ち、バインダー金
具4を開くことなく、該金具4にペーパー保持具体Aを
簡単に装着セットし得るように形成するも良い。
【0015】又、保持シート1のシート面には粘着剤3
を区画分離させた状態で、尚且つ、僅かに凹ませた状態
でシート面に配設する複数の窓孔7を有する表面シート
6を付設せしめてなる。この表面シート6は、透明で適
度の可撓性を有するフイルム状の合成樹脂材料から保持
シート1と同じ大きさ、形状を呈する略矩形状に形成さ
れ、一側長辺縁部に保持シート1の取付部4に重合連通
させる同取付部4をパンチ加工により設けると共に、左
右両側の長辺縁部間に亘る横長開口形状で上下両側の短
辺縁部間に適宜の間隔をおいて並設させた状態で複数の
窓孔7を開孔してなるもので(図4参照)、粘着剤3を
有する保持シート1のシート面に重ね合わせ、該粘着剤
3を利用して又は接着や熱溶着等の適宜の固着手段によ
り保持シート1に固着せしめて同シート1に一体的に添
設するものである。
【0016】而して、窓孔7を有する表面シート6を保
持シート1に添設することで、粘着剤3は保持シート1
の上下短辺縁間に並列状に分離され、尚且つ、表面シー
ト6の厚さ分、該シート面よりも凹んだ状態で配設され
る(図1参照)。
【0017】尚、粘着剤3を分離且つ凹ませた状態で保
持シート1に配設する方法として、前述した方法の他
に、例えば保持シート1のシート面に凹みを直接加工
し、該凹みの底に粘着剤を設ける等の方法も考えられる
が、製作性やコストの面においては前述したように窓孔
7を開孔した表面シート6を、粘着剤3を有する保持シ
ート1に重合添設する方法が好ましいものである。
【0018】次に、以上の如く構成した本実施例詳述の
ペーパー保持具Aの使用例について説明すると、保持シ
ート1の一辺縁部の取付部2にバインダー式筆記帳Bの
バインダー金具4を差し込み挿通せしめて該金具4に取
り付けた状態で筆記帳Bのメモ用紙5の間に綴じ込んで
携帯する。そして、各駅停車による観光巡りを行なうた
めに購入した周遊券等の紙片Cを保持シート1に保持さ
せる場合には区画分離されているいずれかの粘着剤3に
貼り付ける(図2及び図3参照)。従って、購入した周
遊券等を不用意に抜け落ちないように保持シート1に保
持させた状態でメモ用紙5の間に挟んで携帯することが
できる。
【0019】図5は、他の実施形態を示し、前述した実
施例詳述のペーパー保持具Aの表面シート6上に、一辺
縁部側を連結せしめた状態で表紙シート8を手捲り開閉
可能に添設してなる。斯かる実施例のペーパー保持具A-
1においては表紙シート8を添設した以外の構成部分に
おいては前述の実施例詳述と基本的に同じことから同じ
構成部分に同じ符号を用いることで重複説明を省略す
る。表紙シート8は、透明で適度の可撓性を有するフイ
ルム状の合成樹脂材料から形成してなり、保持シート1
並びに表面シート6の取付部2を有する一側長辺縁部に
接着や熱溶着等の適宜の固着手段により一体的に連結せ
しめて、表面シート6上に手捲り開閉可能に添設してな
るものである。尚、表紙シート8を保持シート1又は表
面シート6の一側長辺縁部側又は他側長辺縁部側から折
り曲げ又は折り返し部を介して一体に連設形成せしめ
て、表面シート6の上に手捲り開閉可能に添設する等、
表紙シート8の取り付け方は任意である。ここで、表紙
シート8を保持シート1又は表面シート6の他側長辺縁
部側から折り曲げ又は折り返し部を介して一体に連設形
成せしめた場合には、表紙シート8を表面シート6上に
閉じた状態において表紙シート8の開放長辺縁部が、取
付部2を閉鎖しない。つまり、バインダー金具4に接触
しない程度の長さ(幅)に形成することが好ましい。
【0020】又、図示を省略しているが、必要に応じて
表紙シート8の内面に粗面処理を施すことで、粘着剤3
への表紙シート8の接着度合いを調節することが好まし
い。即ち、粗面処理は、表紙シート8を閉じた際に保持
シート1の粘着剤3に点又は線接触等の部分接触により
適度の接着状態で接着され、一方、表紙シート8を開く
際には粘着剤3から速やかに剥がれるように施すもので
あることから、これらを考慮した上で、粗面の荒さ度合
いを設定し表紙シート8に施すことで、紙片Cを粘着剤
3に貼り付けない不使用状態で表紙シート8が粘着剤3
に完全に接着され、表紙シート8を開く際に開き難くな
ると言った表紙シート8の接着防止効果が期待できる。
よって、粘着剤3への表紙シート8の接着度合いを粗面
処理によって任意に調節することができる。
【0021】而して、斯かる実施例詳述によれば、前述
した実施例詳述作用に加えて、購入した周遊券等の紙片
Cを保持シート1の粘着剤3に貼り付けて携帯する際
に、粘着剤3に貼り付けられた紙片Cを表紙シート8に
より更に外側から挟み込むことができることで、保持状
態の確実性が期待できる。又、紙片Cを貼り付けない不
使用状態でのメモ用紙5の粘着剤3への貼り付け防止効
果に加えて、粘着剤3の汚れを防止する防止効果が期待
できる。例えば、メモ用紙5に鉛筆書きされた文字が粘
着剤3に写る(換言すれば、移行する)等と言った粘着
剤3の粘着力を低下させる汚れ防止効果をも期待できる
等の数々の効果が得られる。
【0022】図6乃至図7は、請求項4乃至5に係る本
発明ペーパー保持具A-2の実施形態の一例を示し、斯か
る実施例のペーパー保持具A-2において前述した実施例
詳述の取付部2を有する一側長辺縁部同士を重合せしめ
て接着や熱溶着等の適宜の固着手段により連結せしめ
た、又は、折り曲げや折り返し部を介して連設せしめた
前述の保持シート1と表紙シート8とで構成し、粘着剤
3を保持シート1の一側長辺縁部側を除く他側長辺縁部
と上下の短辺縁部に沿わせてテープ状に設けて、表紙シ
ート8を閉じることで袋状となり、購入した周遊券等の
紙片Cを袋状の保持シート1と表紙シート8との間に、
不用意に抜け落ちないように収容させた状態でメモ用紙
5の間に挟んで携帯し得るように形成してなるものであ
る(図7参照)。斯かる実施例においては保持シート1
の粘着剤3に接着される表紙シート8の三辺縁部の内面
部分には前述した粗面処理が施されており、この粗面処
理部9の点又は線接触により表紙シート8の三辺縁部は
保持シート1のテープ状粘着部10に完全に接着されるこ
となく、適度の接着状態で接着保持される。それによ
り、表紙シート8は保持シート1とに周遊券等の紙片C
を抜け落ちないように収容保持すると共に、開ける際に
は粘着剤3から速やかに剥がれて開く(図6の二点鎖線
の状態)。
【0023】尚、前述した各実施例詳述においては、保
持シート1の一側シート面に粘着剤3を設けて、当該一
側シート面のみにて紙片Cを保持させるように構成した
片面使用形態として詳述したが、保持シート1の両側シ
ート面にて紙片Cを接着保持又は収容保持させる両面使
用形態にすることも可能であり、限定されるものではな
い。
【0024】図8乃至図10は、請求項6に係る本発明ペ
ーパー保持具A-3の実施形態の一例を示し、斯かる実施
例のペーパー保持部A-3は、バインダー金具4への取付
部2を一辺縁部側に有する保持シート部1-1と、この保
持シート部1-1の他辺縁部から一体に折り曲げ可能に連
設させて該保持シート部1-1に対して手捲り開閉可能と
した表紙シート部8-1とを、透明又は半透明な一枚のシ
ート材を用いて構成し、前述した実施例詳述の粘着材3
を保持シート部1-1のシート面に設けてなる。尚、斯か
る実施例の前述した実施例詳述と同じ構成部分において
は同じ符号を用いることで重複説明を省略する。
【0025】保持シート部1-1と表紙シート部8-1とを一
体に連設構成する一枚のシート材は、透明又は半透明、
好ましくは透明で適度の可撓性を有するフィルム状の合
成樹脂材料からなり、折れ線10を境にその一半部側に保
持シート部1-1を、他半部側に表紙シート部8-1を設け
て、取付部2を設けた保持シート部1-1の該一側長辺縁
部側を除くそのシート面部分に対して表紙シート部8-1
が折れ線10より手捲り開閉可能に重合するように形成し
てなる(図8及び図10参照)。
【0026】そして、本発明においては保持シート部1-
1のシート面に対する粘着剤3の具備として、シート面
全体に適宜の間隔をおいた互い違いな整列形態にて直接
塗布せしめた凸状に点在させてなる。
【0027】又、表紙シート部8-1の内面に前述した実
施例詳述と同様に粗面処理を施すことで、粘着剤3への
表紙シート部8-1の接着度合いを調節し、この粗面処理
部9により表紙シート部8-1を接着剤3から速やかに剥
がして開くことができるようにしてある。
【0028】而して、斯かる実施例詳述によれば、前述
した実施例詳述のように購入した周遊券等の紙片Cを保
持シート部1-1の点在する粘着剤3に貼り付け、更にそ
の上を表紙シート部8-1により外側から挟み込むように
該表紙シート部8-1を閉じた状態で紙片Cを携帯するこ
とができる。そして、紙片Cを取り出す場合には表紙シ
ート部8-1を開いて紙片Cを粘着剤3から剥がす。この
時、紙片Cは適宜の間隔をおいて凸状に点在する数ヶ所
の粘着剤3に部分的に接着されていることで、紙片Cを
粘着剤3から簡単且つ速やかに剥がすことができる。よ
って、取り扱い性が良く、しかも、一枚のシート材を用
いて保持シート部1-1と表紙シート部8-1とを一体に連設
形成してなることにより、バインダー式筆記帳Bのメモ
用紙5の間に該用紙5と変わらない厚さで無理なく綴じ
込んでおくことができる。
【0029】
【発明の効果】本発明のバインダー式筆記帳のペーパー
保持具は叙上の如く構成してなることから下記の作用効
果を奏する。 .請求項1によれば、バインダー式筆記帳のメモ用紙
の間に綴じ込んでおくことで、例えば各駅停車による観
光巡りを行なうために購入した周遊券等の紙片を保持シ
ートの粘着剤に貼り付けて不用意に抜け落ちないように
保持させた状態でメモ用紙の間に挟んで携帯することが
できる。
【0030】.請求項2によれば、前述のように、購
入した周遊券等の紙片をシート面の区画分離されている
いずれかの粘着剤に貼り付けて携帯することで、紙片を
取り出す場合には紙片を保持シートから簡単に剥がすこ
とができる。即ち、粘着剤に対する紙片の貼り付け状態
は粘着剤が存在する部分的な接着になることで、紙片を
粘着剤から簡単に剥がすことができ、取り扱い性の向上
が図り得る。
【0031】.請求項3によれば、前述したように保
持シートの粘着剤に貼り付けて保持する周遊券等の紙片
を表紙シートにより更に外から挟み込むことになるか
ら、保持状態の確実性が期待できる。又、紙片を貼り付
けない不使用状態でのメモ用紙の粘着剤への貼り付け防
止効果に加えて、粘着剤の汚れを防ぐ防止効果が期待で
きる。即ち、粘着剤の粘着力を低下させる汚れ防止効果
をも期待できる。又、粘着剤を保持シートのシート面に
凹ませた状態で分離配設した場合には保持シート上に位
置するメモ用紙への筆記時において、表紙シートが下敷
きの代わりとなって、凹みの存在により滑らかな筆記に
障害を及ぼすと言った筆記障害防止効果をも期待でき
る。
【0032】.請求項4によれば、表紙シートを閉じ
ることで、表紙シートは保持シートの二辺縁部のテープ
状粘着剤に接着保持される袋状になる。それにより、購
入した周遊券等の紙片を袋状の保持シートと表紙シート
との間に、不用意に抜け落ちないように収容させた状態
でメモ用紙の間に挟んで携帯することができる。
【0033】.請求項5によれば、表紙シートは面接
触ではなく、点又は線接触等の部分接触により保持シー
トの粘着部に適度の接着状態で接着保持されることか
ら、周遊券等の紙片を取り出す際には表紙シートを粘着
剤から速やかに剥がして開くことができる。
【0034】.請求項6によれば、購入した周遊券等
の紙片を保持シート部の粘着剤に貼り付けることで、前
述したように不用意に抜け落ちないように保持させた状
態でメモ用紙の間に挟んで携帯することができる。又、
前述したように表紙シートにより更に外から挟み込むこ
とになるから、保持状態の確実性が期待でき、更には不
使用状態でのメモ用紙の粘着剤への貼り付け防止、そし
て、粘着剤の汚れを防ぐ防止効果が期待できる等のこれ
らの作用効果に加えて、一枚のシート材を用いて保持シ
ート部と表紙シート部とを連設形成してなるから、その
製作が簡便となり、低コストにて製作提供することがで
きると共に、バインダー式筆記帳のメモ用紙の間に該用
紙と変わらない厚さで無理なく綴じ込んでおくことがで
きる。
【0035】従って、本発明によれば、バインダー金具
に取り付けてメモ用紙の間等に綴じ込んでおくことで、
接着又は収容状態で周遊券や写真等の紙片をメモ用紙の
間に不用意に抜け落ちないように保持させて携帯するこ
とができることから、大変便利である。しかも、全体形
状が平板状であることで、嵩張らず、邪魔にならずに綴
じ込んで携帯することができるシステム手帳を含む各種
のバインダー式筆記帳用として有効なペーパー保持具を
低コストにて製作提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1乃至3に係る本発明ペーパー保持具
の実施形態の一例を示した斜視図
【図2】 バインダー金具に取り付けて筆記帳のメモ用
紙の間等に綴じ込んだ状態を示した斜視図
【図3】 図2のIII-III線拡大断面図
【図4】 保持シートと表面シートとを示した斜視図
【図5】 本発明ペーパー保持具の他の実施形態を示し
た斜視図
【図6】 請求項4乃至5に係る本発明ペーパー保持具
の実施形態の一例を示した斜視図
【図7】 図6のVII-VII線拡大断面図
【図8】 請求項6に係る本発明ペーパー保持具の実施
形態の一例を示した斜視図
【図9】 バインダー金具に取り付けて筆記帳のメモ用
紙の間等に綴じ込んだ状態を示した斜視図
【図10】 図9のX-X線拡大断面図
【符号の説明】
A,A-1, A-2,A-3:ペーパー保持具 1:保持シート 1-1:保持シート部 2:取付部 3:粘着部 4:バインダー金具 5:メモ用紙 6:表面シート 7:窓孔 8:表紙シート 8-1:表紙シート部 9:粗面処理部 B:バインダー式筆記帳 C:紙片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大川 美枝子 東京都葛飾区堀切6丁目20番6号 東京金 属工業株式会社内 Fターム(参考) 2C017 JA03 UD11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バインダー金具への取付部を一辺縁部側
    に有する保持シートのシート面に、再剥離可能な粘着剤
    を設けてなることを特徴とするバインダー式筆記帳用の
    ペーパー保持具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のペーパー保持具におい
    て、 粘着剤を、シート面に区画分離した状態で配設してなる
    ことを特徴とするバインダー式筆記帳用のペーパー保持
    具。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のペーパー保持具に
    おいて、 保持シートの一辺縁部側に連結せしめた状態で該保持シ
    ートに、少なくとも透明又は半透明の表紙シートを手捲
    り開閉可能に添設してなることを特徴とするバインダー
    式筆記帳用のペーパー保持具。
  4. 【請求項4】 バインダー金具への取付部を一辺縁部側
    に有する保持シートの該一辺縁部側に連結せしめた状態
    で該保持シートに、少なくとも透明又は半透明の表紙シ
    ートを手捲り開閉可能に添設し、更に保持シートの一辺
    縁部側を除く残る三辺縁部の内、少なくともコーナーを
    介して連設する二辺縁部に沿わせて再剥離可能な粘着剤
    をテープ状に設けてなることを特徴とするバインダー式
    筆記帳用のペーパー保持具。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載のペーパー保持具に
    おいて、 表紙シートを閉じた状態において、粘着剤に接する表紙
    シートの内面に粗面処理を施してなることを特徴とする
    バインダー式筆記帳用のペーパー保持具。
  6. 【請求項6】 バインダー金具への取付部を一辺縁部側
    に有する保持シート部と、この保持シート部の他辺縁部
    から一体に折り曲げ可能に連設されて該保持シート部に
    対して手捲り開閉可能となす表紙シート部とを、透明又
    は半透明な一枚のシート材を用いて構成してなり、前記
    保持シート部のシート面に、再剥離可能な粘着剤を設け
    てなることを特徴とするバインダー式筆記帳用のペーパ
    ー保持具。
JP2000329403A 1999-11-05 2000-10-27 バインダー式筆記帳用のペーパー保持具 Pending JP2001191672A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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