JP2009527022A - 選択的接着機構を有する物品 - Google Patents

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Abstract

本発明は、互いに積層した複数のシートを有する物品を提供する。各シートは互いに反対側の第一表面及び第二の表面、互いに反対側の上縁部及び下縁部730、並びに第一側縁部及び第二側縁部を有する。第一隆起要素及び第二隆起要素の間に配置された接着剤を有する固定機構は、第一表面上に配置され、シートの下縁部に近接している。第一隆起要素及び第二隆起要素はそれぞれ作用面を有する。感圧性接着剤は露出面を有する。接着剤の露出面から第二表面までを測定した際の接着剤の高さは、隆起要素の作用面から第二表面までを測定した際のいずれかの隆起要素の高さよりも低い。種々の手段を使用して、シートをまとめて結合する。

Description

本発明はユーザーが保管したい品目を表示し、整理し、保存するために有用な物品に関する。この物品では、ユーザーが必要に応じて接着剤を活性化することができる選択的接着機構を使用している。
消費者にとって、種々の類似資料及び書類をまとめて保存するのに利用可能な種々の整理ツールがある。例えば、多くの会社員がローロデックス(Rolodex)又はカードファイルを使用して、名刺を整理して保管している。クリップなどの機械的取り付け手段を有する又は有しないマグネットは有用な品目であり、冷蔵庫及びファイルキャビネットなどの金属ベースの表面に写真などの資料を表示したり、予定表、クーポンなどを表示したりするために、多くの人々によって使用されている。
上記のような市販の装置は消費者の役に立つが、種々の品目の表示、整理、又は保存を行うのを援助するための物品が必要である。
一態様では、本発明は、(i)各シートが互いに反対側の第一表面及び第二表面、互いに反対側の上下縁部、並びに互いに反対側の第一側縁部及び第二側縁部を有する互いに重なり合って積層した複数のシートと、(ii)第一表面に配置され各シートの下縁部に近接する固定機構であって、(a)各々が作用面を有し互いに概ね平行かつ間隔をあけて配置される第一隆起要素及び第二隆起要素、及び(b)露出面を有し第一隆起要素及び第二隆起要素の間に配置される感圧性接着剤を含み、さらに感圧性接着剤の露出面から第二表面までを測定した際の接着剤の高さが隆起要素の作用面から第二表面までを測定した際のいずれの隆起要素の高さよりも低い固定機構と、及び(iii)複数のシートを合わせて結合する手段と、を含む物品に関する。
別の態様では、本発明は、積層体中に複数のシートを含む物品であって、各シートは互いに反対側の第一表面及び第二表面、互いに反対側の上下縁部、並びに互いに反対側の第一側部及び第二側部、並びにシートの第一側部に配置された選択的接着機構を有し、この接着機構は、(i)各々が作用面を有しシートの下縁部に近接して配置され互いに概ね平行かつ間隔をあけて配置される第一隆起要素及び第二隆起要素と、(ii)露出面を有し第一隆起要素及び第二隆起要素の間に配置される第一の再配置可能な感圧性接着剤と、(iii)固定機構とシートの上縁部との間に配置されるリビングヒンジ(living hinge)と、(iv)複数のシートをまとめて結合する手段と、を含む。接着剤の露出面からシートの第二表面までを測定した際の接着剤の高さは、隆起要素の作用面からシートの第二表面までを測定した際の第一又は第二隆起要素のいずれの高さより低い。第一隆起要素及び第二隆起要素及び接着剤は、シートの第一側部から第二側縁部まで連続する。「リビングヒンジ」という用語は、ユーザーが必要な際に動かせるヒンジを意味する。
本発明の物品に関して、各シートの第一表面はユーザーがシートを目の前にしているとき直接接近可能な側である。すなわち、物品を例えば卓上に配置したとき、第一シートの第一表面はユーザーの直接的な視線方向にあるが、第二表面については、ユーザーが第一シートをめくるか、又はパッドからそのシートを取り除き、それによって第一シートの第二表面及び次のシートの第一表面を露出させるまでは、ユーザーの直接的な視線方向にない。さらに、物品は、パッドを形成する複数のシートを備えているが、物品はパッド形態で使用可能であり、柔軟性を有しており、必要に応じて、パッド内の各シートは取り外してもよく、個々に使用してもよい。
本発明の物品は、シートの第一表面の一部分に露出している感圧性接着剤を備える。接着剤は1つ以上の隆起要素によって効果的に窪んでおり、この隆起要素はシートから延在して、シート上の接着剤の露出面よりも高い位置にまで達する。
シートが別のシートなどの別の表面と接する第一表面を有する場合、このシートはその別の表面には付着しないが、これは第一表面の感圧性接着剤がその表面から離れているためである。閾値の圧力が作用しているとき、接着剤を有するシートは十分に可撓性があり変形可能であるため、露出した接着剤の少なくとも一部分が、隆起要素を壊すことなくそれと付着する表面と当接系合する。閾値の圧力が作用しているとき、隆起要素は圧力に応じて変形する可能性があるが、壊れることはなく、つまり見えなくなるほど平坦にはならない。典型的な状況では、閾値の圧力が作用する可能性が高いのは、ユーザーが名刺、クーポンなどの品目を固定機構上に配置するときである。圧力は感圧性接着剤にほぼ垂直に作用することができる。
閾値の圧力は、典型的には手動操作により、例えば、ユーザーの手の指でシートの第一表面に対して押圧することなどによる。ユーザーによる固定機構の活性化によって、「必要に応じた」接着、すなわち、ユーザーが接着力を望んだ時の接着を提供する。この外部の作用圧力(すなわち、押圧力)を、典型的には、シートの第一側部にほぼ垂直な方向に加える。この圧力は活性化された後の表面に対して接着剥離力をもたらすが、この接着剥離力はユーザーが活性化する前の接着剥離力(ほぼ零である)よりも大きく、シートを表面に接着するのに十分である。
本発明の物品は、名刺、クーポン、予定表などを含むがこれらに限定されない、各種のサイズの書類などの他のシート資料を結合する機構を提供する。別の用途では、本発明の物品は書物の背と同様に機能し、その機能は用紙のシートがそれに接着する際に形成される。したがって、本発明の物品は、このようなシート状の資料を整理、結合、収集、表示、保管、及び保存を必要になるまで行うことができる。本発明の物品内のシートには、固定機構又はシートを保護するライナーを必要としない。しかしながら、必要に応じて、ライナーを使用することができる。
本明細書では、「上」縁部及び「下」縁部という用語並びに方向に関する他の用語のいずれも、相対位置を示すために使用する。本明細書内の数量的用語については全て、「約」という用語によって緩和されるものとする。
図1は、第一表面722及びユーザーがシートを目の前にしているときユーザーの視線方向にある固定機構を有するシート720の平面図を示す。この実施形態では、この物品は概ね長方形状であり、互いに反対側の上縁部728及び下縁部730、並びに互いに反対側の第一側縁部732及び第二側縁部を有する。固定機構は物品の下縁部に近接して配置されている。「近接の」という用語は、下縁部の概ね近傍に存在するという意味であり、必ずしも固定機構が下縁部にすぐ隣接するという意味ではない。固定機構は、第一隆起要素761及び第二隆起要素765の間に配置されている感圧性接着剤756を備える。隆起要素は、概ね線形であり、互いに平行であるとともに距離Zの間隔をあけて配置されている。以下に詳細に説明するように、この実施形態では第一隆起要素及び第二隆起要素並びに接着剤が第一側縁部から第二側縁部まで物品の幅全体にわたって連続して広がっているが、必ずしも連続している必要はない。
図2Aは本発明の物品700を形成するために接着した複数のシート720e、720f、及び720gの横断面図を示す。図示されるように、物品700はパッド形態である。シートは、ステープル725のような機械的手段を介して互いに機械的に結合されている。説明の便宜上、3枚のシートのみを示して、シートは互いにずれているが、必ずしもそうである必要ではない。例えば、シート720eは第一表面722e上に下縁部730eに近接する固定機構を有する。固定機構は、接着剤756上に配置された第一隆起要素761及び第二隆起要素765を備える。複数のシートを積層して、第一シート720eが後続のシート720f上に配置されるようにし、第一シート720eの第二側部724eが後続のシート720fの第一側部722fに近接するように、積層する。シート720fに関連する固定機構は、第一シート720eの第二側部724eに近接しており、さらに接触してもよい。
図2Bは、図2Aと同様であるが、パッディング複合物724を使用して上縁部で複数のシートをまとめて結合するところが異なる。パッディング複合物の使用によりリビングヒンジが生成されるため、シート720eをめくるか又は単純に回転させて、後続のシート720fを露出して、他の品目との接着を容易にすることができる。この実施形態では、シートは交互に配置されない。
図3Aは、線3−3に沿った、図1のシートの横断面図である。この実施形態では、第一隆起要素761及び第二隆起要素765が感圧性接着剤756の露出表面759に接着されている。第一隆起要素が第一作用面763を有し、第二隆起要素が第二作用面767を有する。各隆起要素の第一作用面763又は第二作用面767からシートの第一側部722までの距離は、感圧性接着剤の露出面759からシートの第一側部722までの距離より長い。図示されるように、第一隆起要素及び第二隆起要素は接着剤の露出面から隔離距離S及びSだけそれぞれ外側に突き出ている。一実施形態では、隔離距離S及びSは等しいが、これらの距離が必ずしも等しい必要はない。
隔離距離S及びSは、接着剤756の露出面759を近接の表面に接触しないように間隔をあける又は分離するために十分であり、さらにそれらの距離により、接着剤756によって近接表面に付着せずに、近接表面を横切ってシートを操作及び移動できるようにしている。例示的な近接表面には、別のシート、デスクトップ、又は壁が挙げられるが、これらに限定されない。したがって、近接表面を用いたシートによる接触は、第一隆起要素及び第二隆起要素並びに接着剤の影響を受けないシートの第二表面724の一部とを介して行われる。第一隆起要素及び第二隆起要素は効果的に、それらの間の凹部領域769の境界を提供し、その領域では、接着剤756の露出面759が配置されている。
図3Bに示すように、名刺などの基材770は名刺の裏面(例えば、印刷側)などの取り付け表面772を有する。接着剤756の反対側のシートの第二表面724に対して閾値の圧力が作用していないときに、隔離距離S及びSは、取り付け表面772と凹部領域769内の接着剤756の露出面759の付着を防止する。しかしながら、閾値の圧力が作用するとき、シート720は十分に可撓性があり変形可能であるため、接着剤756の露出面759の少なくとも一部分が取り付け面772に接触し、それに付着する。作用する圧力は典型的には手動操作によるものであり、ユーザーの指、掌、又は手で概ねPとして示されている方向に、シート724の第二側部724に対して押圧するといった操作による。あるいは、閾値の圧力は、必要に応じて、シートに対する基材の接着のために、Pと反対方向に基材770に作用することができる。接着剤756を基材に対するシートを保持するために活性化しても、シートはその前側で変形する可能性があるが、変形は、ユーザーには視覚的に又は触覚的に測定不可能である場合もある。圧力Pの下で、第一隆起要素及び第二隆起要素は、僅かに圧縮するが、取り付け基材から間隔をあけてシートを配置するのに十分な高さをなおも保持している。したがって、接着剤を必要に応じて供給するために、固定機構を活性化する場合、隆起要素は壊されない。いくつかの実施形態では、図1、2A,2B、3A及び3Bは、第一隆起要素及び第二隆起要素を示しているが、3つ以上の隆起要素を使用してもよく、その場合、等間隔をあけてそれらの要素を配置して、凹部領域がほぼ等しくなるようにする。
図4は、本発明の別の実施形態の第一表面の平面図である。シート720cは、その第一表面722上に、不連続なストリップ又は分離された区分の形態の第一隆起要素761c及び第二隆起要素765cを有する。さらに別の実施形態では、連続の及び不連続のストリップの組み合わせを使用できる。第一隆起要素及び第二隆起要素を接着剤756上に又はその直近に整列することができると共に、不連続であるが、概ね線形で互いに平行に配列される。隆起要素は接着剤756の露出面759の意図的でない接着を防止するために必要な隔離距離を提供する役目を果たすが、シート720cの「必要に応じた」接着特性をなおも提供する限りは、第一隆起要素及び第二隆起要素の分離された区分は同じ長さであっても異なる長さであってもよい。
図5は、本発明の別の実施形態の平面図であり、複数の離散的な滴又はビーズの形態の第一隆起要素及び第二隆起要素761d及び765dの不連続なストリップをそれぞれ示す。隆起要素を、隆起要素の間にある凹部領域に配置された接着剤を用いて概ね線形で平行な配置に整列する。接着剤の露出面759に対して第一隆起要素及び第二隆起要素の必要な隔離距離を提供する高さにおいて、離散的な滴を、液状に溶着し、次に硬化し、又は周囲条件に露出した時に硬化してもよい。このような方法で、固定機構によって提供された「必要に応じた」特性を実現することができる。
図6は、本発明の別の実施形態の横断面図を示し、パッド701を形成する複数のシート720h、720i、及び720jを示している。先述の実施形態と同様に、この実施形態の各シートは、第一隆起要素761と第二隆起要素765との間に配置された接着剤756を有する固定機構を含む。各シートの結合具は各シートの上縁部に近接して配置されている。例えば、結合具770hはシート720hに関連する。結合具は複数のシートをまとめて結合する手段を提供する。それは表面のパッド又は個々のシートを表示する機構をも提供する。必要に応じて、ユーザーの資料を整理する際にユーザーの助けとなるように結合具をカラーコード化することができる。リビングヒンジを結合具とシートの接合部に作製する。結合具は、フィルム780hの主表面に配置された接着剤782h、及びシートの第一表面722hと直接接触している接着剤の一部分を備える。一実施形態では、結合具とまとめて使用する接着剤は再配置可能な感圧性接着剤である。物品701を、1つの結合具の接着剤の一部分が後続の結合具のフィルムにも接触しているパッド形式で提供する。使用する際、ユーザーはパッドの第一シートに必要な品目を接着することができる。別の品目を第一シート(例えば、シート720h)をめくってパッドに接着することができ、それによって、追加の品目の結合のための後続のシートを露出する。また、ユーザーが、パッドから第一シートをその接着された品目(例えば、名刺)と一緒に取り外し、壁又は冷蔵庫の扉などの垂直な表面にその組み合わせを表示することができる。
図7は、本発明の別の実施形態の横断面図を示し、横断面図はパッドの形態で、702を形成する複数のシート720k、720l、及び720jを示している。第一シート720kは、互いに反対側の第一表面722k及び第二表面724kを有する。先述の実施形態と同様に、固定機構は、シートの下縁部に近接する第一表面及び第二表面に配置される。接着剤782kは一実施形態において再配置可能な感圧性接着剤であり、シートの上縁部の近くに、及びシート720kの第二表面724k上に配置される。さらに、この実施形態は、上縁部及び下縁部の間に配置されたリビングヒンジ784kを備える。一実施形態では、リビングヒンジは、シート内のミシン目(score line)又は折り目である。
シートは、固定機構の接着剤がそれ自身のために画定された凹部を乗り越えて目標の基材に接触できるように、変形する材料のものにすべきである。また、シートは、シートを目標の基材から取り外した時点で凹部を再画定できるようにするために、そのような接触を可能にするのに十分な可撓性を有するものにすべきであり、次に、実質的に原型を回復するのに十分な弾性を有するものにすべきである。シート材料の好適な実施例には、紙、プラスチック、キャンバス、布、及びこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。シートサイズは、任意の寸法が可能である。一実施形態では、シートの幅が約12.7mm(0.5インチ)〜約76.2mm(3インチ)であり、長さが約76.2mm(3インチ)〜約292.1mm(11.5インチ)である。シートの厚さは、約0.102mm(0.004インチ)〜約2.54mm(0.10インチ)である。一実施形態では、先述のシートの固定機構と接触するシートの第一側部の一部分は、筆記可能にするインク受容性コーティングを備える。いくつかの実施形態では、シートは、第一表面及び第二表面のほぼ全体に被覆されたインク受容/書き込み可能なコーティングを備える。剥離性を示す好適なインク受容性コーティングには、米国特許第5,716,685号及び同5,874,144号に開示されたものが挙げられる。
感圧性接着剤(PSA)は、当業者にとっては公知である。一般に、PSAには、積極的及び恒久的な粘着性、指圧以下の圧力による表面に対する付着、被着材上への十分な保持能力、及び十分な結合力などの特性がある。
一実施形態では、固定機構に使用される感圧性接着剤は再配置可能な感圧性接着剤である。好適な再配置可能な接着剤は、米国特許第3,691,140号(シルバー(Silver))、同第3,857,731号(メリル(Merrill)ら)、同第4,166,152号(ベイカー(Baker)ら)、同第4,495,318号(ハワード(Howard))、同第5、045,569号(デルガド(Delgado))、同第5,073,457号(ブラックウェル(Blackwell))、同第5,571,617号(コ−プライダ−(Cooprider)ら)、同第5,663,241号(高松(Takamatsu)ら)、同第5,714,237号(コープライダーら)、米国再発行特許第37,563号(コープライダーら)、同第5,756,625号(クランダル(Crandall)ら)、及び同第5,824,748号(ケスチ(Kesti)ら)に開示されている。再剥離接着剤は、溶媒系、水系、又は無溶媒、ホットメルト接着剤であってよい。同じ再配置可能な感圧性接着剤を、結合具(図6に示す)に、又はパッド(図7に示すような)内に複数のシートをまとめて接着する手段として、使用することができる。
隆起要素を様々な材料から作製することができる。好適な実施例には、紫外線(UV)硬化性及び水性コーティングの塗布が挙げられ、これは隆起要素を最後に形成する。例えば、いくつかの硬化性コーティングは、自己硬化することができるか又は硬化用紫外線(UV)照射を受けて硬化することができる。典型的、水性コーティングを、従来の炉で乾燥させて水分を蒸発させる。隆起要素用の別の好適な材料はテープであり、この場合、テープの接着剤側が感圧性接着剤上又はシートの第一側部上に配置されている。隆起要素が、シートが接着される目標の基材上に残留マークをほぼ残さないことは好ましい。隆起要素用の好適な隔離距離は、約0.0127mm(0.0005インチ)〜約0.127mm(0.005インチ)の範囲である。1つの隆起要素と後続の隆起要素の間隔は、約6.35mm(0.25インチ)〜約50.8mm(2.0インチ)の間である。
複数のシートをまとめて結合して、本発明の物品を形成する。シートを任意の好適な手段を使用して結合することができ、これには機械的手段、接着手段、及び結合手段が挙げられるが、これらに限らない。好適な機械的手段には、複数のステープルの使用が挙げられるが、これに限定されない。好適な接着手段には、シートの上縁部に近接する再配置可能な接着剤の使用が挙げられるが、これに限定されない。好適な結合手段には、物品を形成するシートの上縁部において使用される結合性化合物が挙げられるが、これに限定されない。
本発明の物品を作製する1つの例示的な方法には、紙などの材料のウェブを提供する方法が挙げられる。ウェブの第一表面上に、PSAを塗布して乾燥して、その後隆起要素を塗布する。必要に応じて、インク受容性コーティングをウェブの第一及び互いに反対側の第二側部の少なくとも一部分に塗布する。被覆ウェブを複数の個々のシートに変換することができる。次に、シートを、まとめて結合して本発明の物品を形成することができる。
本発明は、以下の図面を参照して更に記載することができる。
これらの図は概略図であり、一定の縮尺に従って描かれていない。上記の図面は本発明のいくつかの実施形態を示すが、この開示において記載したように、他の実施形態もまた考慮される。本開示は本発明を限定するのではなく、代表して提示するものである。本発明の原理の範囲及び趣旨に含まれる、他の修正形態又は実施形態が、当業者によって考案可能である。
本発明の一実施形態の平面図。 パッドに組み合わせた図1の複数のシートの横断面図。 パッドに組み合わせた図1の複数のシートの横断面図。 線3−3に沿った、図1の実施形態の横断面図。 本発明の物品を名刺などの基材に接着するために使用している、図3の実施形態の横断面図。 本発明の別の実施形態の平面図。 本発明の別の実施形態の平面図。 本発明の別の実施形態の横断面図。 本発明の別の実施形態の横断面図。

Claims (21)

  1. 各シートが互いに反対側の第一表面及び第二表面、互いに反対側の上縁部及び下縁部、並びに互いに反対側の第一側縁部及び第二側縁部を有する、互いに積層した複数のシートと、
    前記第一表面上に配置され各シートの下縁部に近接する固定機構であって、(a)各々が作用面を有し互いに概ね平行かつ間隔をあけて配置される第一隆起要素及び第二隆起要素、並びに(b)露出面を有し前記第一隆起要素と第二隆起要素との間に配置される感圧性接着剤を含み、前記感圧性接着剤の露出面から前記第二表面までを測定した際の前記接着剤の高さが、前記隆起要素の作用面から前記第二表面までを測定した際のいずれの前記隆起要素の高さよりも低い、固定機構と、
    前記複数のシートをまとめて結合する手段と、を含む物品。
  2. 閾値の圧力が前記固定機構に作用していないときに前記感圧性接着剤は基材から間隔をあけて配置され、かつ、閾値の圧力が前記固定機構に作用しているときに前記接着剤が前記隆起要素を壊さずに前記基材と固定係合する、請求項1に記載の物品。
  3. 前記第一隆起要素及び前記第二隆起要素を、前記感圧性接着剤、前記シートの前記第一表面、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される表面に配置する、請求項1に記載の物品。
  4. 前記感圧性接着剤が再配置可能な接着剤である、請求項1に記載の物品。
  5. 前記第一隆起要素及び第二隆起要素の少なくとも1つが、連続ストリップ、不連続ストリップ、1つのビーズ、複数のビーズ、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1に記載の物品。
  6. 前記シートが紙、プラスチック、キャンバス、布、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1に記載の物品。
  7. シートをまとめて結合するための手段がステープル、パッディング複合物、接着剤、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1に記載の物品。
  8. 各シートの前記第一表面がインク受容性コーティングをさらに含む、請求項1に記載の物品。
  9. 各シート上の前記固定機構をシートごとに概ね同じ位置に配置する、請求項1に記載の物品。
  10. 各シートを、前記積層体における後続のシートに対してずらして配置する、請求項1に記載の物品。
  11. 前記シートが、前記固定機構と前記シートを結合する前記手段との間に配置されるリビングヒンジをさらに含む、請求項1に記載の物品。
  12. 前記リビングヒンジが各シートの折り目及びミシン目からなる群から選択される、請求項11に記載の物品。
  13. 前記シートを結合する手段が、(a)互いに反対側の前表面及び後表面を有するポリマーフィルム、並びに(b)前記フィルムの前記後表面に配置された再配置可能な接着剤を含む結合具であり、前記結合具が前記シートの前記第一表面に接触している前記再配置可能な接着剤の一部分を有する各シートの前記第一側部に配置されている、請求項1に記載の物品。
  14. 積層体中に複数のシートを含む物品であって、各シートが互いに反対側の第一表面及び第二表面、互いに反対側の上縁部及び下縁部、並びに互いに反対側の第一側部及び第二側部、並びに前記シートの第一側部に配置された選択的接着機構を有し、前記選択的接着機構が、
    各々が作用面を有し、前記シートの下縁部に近接して配置され互いに概ね平行にかつ間隔をあけて配置される第一隆起要素及び第二隆起要素と、
    露出面を有し、前記第一隆起要素と第二隆起要素との間に配置される第一の再配置可能な感圧性接着剤と、
    前記固定機構と前記シートの上縁部との間に配置されるリビングヒンジと、
    前記複数のシートをまとめて結合する手段と、を含み、
    前記接着剤の前記露出面から前記シートの第二表面までを測定した際の前記第一の再配置可能な感圧性接着剤の高さが、前記隆起要素の作用面から前記シートの第二表面までを測定した際の前記第一隆起要素又は前記第二隆起要素のいずれかの高さより低く、
    前記第一隆起要素及び前記第二隆起要素並びに前記接着剤が前記シートの第一側部から第二側縁部まで連続している、物品。
  15. 閾値の圧力が前記接着剤に作用していないときに前記接着剤は基材から間隔をあけて配置され、かつ、前記閾値の圧力が作用しているときは、前記第一隆起要素及び前記第二隆起要素を壊さずに、前記接着剤が前記基材と固定係合する、請求項14に記載の物品。
  16. 前記複数のシートをまとめて結合する手段が、各シートの前記第二表面上に配置される第二の再配置可能な接着剤を含む、請求項14に記載の物品。
  17. 各シートの前記第一表面がインク受容性コーティングをさらに含む、請求項14に記載の物品。
  18. 前記シートが紙、プラスチック、キャンバス、布、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項14に記載の物品。
  19. 前記リビングヒンジが前記シートの折り目及び前記シートのミシン目からなる群から選択される、請求項14に記載の物品。
  20. 前記接着剤をシートごとに概ね同じ位置に配置する、請求項14に記載の物品。
  21. 前記複数のシートを結合する手段が、(a)互いに反対側の前表面及び後表面を有するポリマーフィルム、並びに(b)前記ポリマーフィルムの前記後表面に配置される第ニの再配置可能な接着剤を含む結合具であり、前記結合具が前記シートの第一側部に接触している前記第二の再配置可能な接着剤の一部分を有する各シートの前記第一側部に配置されている、請求項14に記載の物品。
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