JP2002211660A - 保温カバー - Google Patents

保温カバー

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JP2002211660A
JP2002211660A JP2001014551A JP2001014551A JP2002211660A JP 2002211660 A JP2002211660 A JP 2002211660A JP 2001014551 A JP2001014551 A JP 2001014551A JP 2001014551 A JP2001014551 A JP 2001014551A JP 2002211660 A JP2002211660 A JP 2002211660A
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outer peripheral
fiber layer
connecting piece
cover
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JP2001014551A
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Akiyoshi Sakakibara
昭義 榊原
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Ee T Giken Kk
Original Assignee
Ee T Giken Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ネットを表被材の外周面に接着した
場合、その被覆方向への締め付け時に表被材を破損せ
ず、ゴミの発生を抑え、部品数の低減、被覆対象部材へ
の装着時に繊維層の突き合わせ継目領域が平坦な形状配
置や、円弧面に沿った形状配置などであっても素早く閉
じてネットで被覆でき、取り付け工数及び取り付けコス
トの低減などを達成できる保温カバーを提供する。 【解決手段】本発明は、所定厚さの繊維層2と、表被材
3と、表被材3に仮止めされたネット7とからなり、被
覆対象部材9Aを保温する保温カバー1であって、表被
材3は、長手方向Y及び幅方向Xの少なくとも一方に、
繊維層2の突き合わせ継目領域e1を形成する側端22
aより突出し、継目領域e1を閉じる連結片4a及び連
結片4aの裏面40に形成され連結相手部材(表被材3
の外周面31)に粘着する粘着層5をもつことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配管、管接続部、
ダクト、冷熱発生器、タンクなどの外周部や、建築物壁
の密閉空間内面などを断熱的に覆う保温カバーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば断面して図9に示すよう
に、熱媒体Rを流通させる円筒状の配管9Cを断熱保護
するための手段として、配管9Cの外周部91cに巻回
し被覆するように装着して用いる保温カバー1Fが知ら
れている。
【0003】この保温カバー1Fは、所定厚さの繊維層
2Fと繊維層2Fの外周面21fに一体的に接合された
表被材3Fとを備え、作業現場において以下の第1工
程、第2工程、第3工程、第4工程、第5工程の手順で
配管9Cの外周部91cに巻回した状態に装着される。
すなわち、 第1工程では、保温カバー1Fを図略のロール状のもの
から必要とする長さ、あるいは前記長さ及び幅に切り取
る。
【0004】第2工程では、保温カバー1Fにおける繊
維層2Fの内周面20fを配管9Cの外周部91cに対
向させた状態で前記外周部91cに巻回し被覆する。
【0005】第3工程では、後工程(第5工程)により
配管9Cの外周部91cに巻回された保温カバー1Fを
金網4Fで堅締するまでの間、繊維層2F(側端22
f、22f同士)の突き合わせ継目領域e1を閉じるた
めの操作として表被材3Fの外周面31fにテープ(表
被材3Fと同じ材質の粘着テープ)7を用い、固定す
る。
【0006】第4工程では、金網4Fを必要とする長さ
及び幅に切り取る。
【0007】第5工程では、金網4Fを保温カバー1F
の表被材3Fの外周面31fに被覆するように巻回した
後、巻回方向S1、S2の両端部4f、4fを互いに重
ね合わせて図略の連結工具を用いて絡ませ固定する。
【0008】このように、保温カバー1Fは、別途、用
いられた金網4Fによって、配管9Cの外周部91cを
締め付ける方向に堅締され、かつ絞られた状態に装着さ
れるため、例えば、前記外周部91cが図略のフランジ
などの立体形状を含む場合であっても、繊維層2Fを立
体形状に沿いフィットさせ得る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】(1)しかし、前記従
来の保温カバー1Fを用いる場合には、作業現場におい
て、保温カバー1Fと金網4Fとを、それぞれ別々に同
じように切断及び巻回する工程を繰り返す必要がある。
このため、工程数が多く、作業コストが増す。
【0010】そこで、保温カバー1Fの製造時に、繊維
層2Fの外周面21fに一体的に接合した表被材3Fに
対し、その外周面31fに金網4Fを配置し、例えば、
その上から溶融したポリエチレン(図示せず)を被覆し
凝固させて固定層を形成することにより、金網4Fを全
面的に接着した構成とすることが考えられる。
【0011】ところが、この場合には、保温カバー1F
を金網4Fとともに所定のサイズに切り取り配管9Cの
外周部91cに被覆するように巻回した後、対向する位
置にある巻回方向S1、S2の金網4Fの両端部4f、
4fを図略の連結工具を用いて連結操作することによっ
て、配管6の外周部91cを巻回方向S1、S2に締め
付けると、その引っ張り力が金網4Fから前記固定層で
拘束される相手側の表被材3Fに影響し、かつ表被材3
Fが破損する不具合を発生させる。
【0012】さらに、金網4Fの巻回方向S1、S2の
両端部4f、4fを互いに重なり合う位置にまで引き延
ばすことができないため、別途用意した連結用の針金な
どによって両端部4f、4fを締結する作業が必要とな
り、工数を低減できない。
【0013】また、保温カバー1Fは、使用現場合わせ
により、配管9Cの外周部91cに巻回する領域より余
分な部分(端数)を前記巻回後に、繊維層2Fと表被材
3Fとを、保温カバー1Fの大きさ合わせて金網4Fと
ともに切断、除去する場合、ゴミを発生することにな
る。
【0014】そこで、本願発明者は、前記従来の各不具
合を解決するための手段を特願平11ー196267号
により提案した。 (2)ここで、本願発明者は、前記従来の保温カバー1
Fにさらに改良の余地を見い出し、改良構造を提案する
ことを課題とする。
【0015】すなわち、前記保温カバー1Fは、配管9
Cの外周部91cに巻回され互いに対向する位置にある
巻回方向S1、S2の金網4Fの両端部4f、4fで堅
締するまでの間、テープ7を用い、繊維層2F及び表被
材3Fを巻回状態に固定保持するために使用部品点数が
増すこと、テープ7を必要とする長さに切断したり、正
規の貼着位置に確実に一致させた後、貼着操作すること
など、手間でありその作業が煩わしい。このため、工程
数が多く、作業コストが増すなどの短所があり、かつこ
れらの不具合を解消する必要がある。
【0016】また、前記円筒状の配管9C以外に例え
ば、図略の角筒状の配管を断熱保護する場合においても
同様、前記テープ7を用い、繊維層2F及び表被材3F
を巻回状態に固定保持することや、さらに図略の平面
(二次元方向に伸びる面方向での平坦部分)で繊維層2
(側端22f、22f同士)の突き合わせ継目領域e1
を閉じる場合には、角筒状の配管における4つのコーナ
部分を巻回した状態であり、巻回方向とは逆に反力が作
用するため、単独のテープ7を用いての貼着作業がやり
にくい。従って、前記従来の場合には、改良の余地があ
る。
【0017】本発明は、前記問題点に鑑みなされたもの
で、ネットを表被材の外周面に接着した場合であって
も、ネットによる被覆方向への締め付け時に、表被材を
破損せずにすみ、またゴミを発生することがなく、さら
に単独部品のひとつであるテープを削減して部品数を低
減することや、被覆対象部材への装着時に、繊維層との
突き合わせ継目領域が垂直平面あるいは水平面に沿った
平坦な形状(二次元的な形状)配置や、円弧面に沿った
形状(三次元的な形状)配置などであっても、種々適応
して素早く、閉じることができるとともに、閉じた領域
をネットで被覆でき、取り付け工数及び取り付けコスト
の低減などを達成できる保温カバーを提供することを課
題とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の保温カバーは、
所定厚さの繊維層と、該繊維層の外周面に一体的に接合
された表被材と、該表被材の外周面を被覆するように配
置され該表被材に仮止めされたネットとからなり、該繊
維層を被覆対象部材の外周部に当接した状態で配置され
て該被覆対象部材を保温する保温カバーであって、該表
被材は、長手方向及び幅方向の少なくとも一方に、該繊
維層の突き合わせ継目領域を形成する側端より突出し、
該継目領域を閉じる連結片及び該連結片の裏面に形成さ
れ連結相手部材に粘着する粘着層をもつことを特徴とす
る。
【0019】本発明の保温カバーは、前記構成とするこ
とによって、繊維層の内周面を被覆対象部材の外周部に
対向させ、かつ当接した状態で巻回あるいは配置して用
いる。被覆対象部材として例えば、円筒状の配管や、角
筒状の配管や、建築物の壁内密封空間の壁面などであ
る。
【0020】なお、本発明の保温カバーは、円筒状の配
管や、角筒状の配管などの各外周面に繊維層を当接した
状態で巻回あるいは配置して被覆する場合や、建築物の
壁内密封空間で壁面に繊維層を当接した状態で配置して
被覆する場合などに、所定のサイズのものを単独で用い
たり、隣り合わせに並べて複数を用いたりすることがで
きる。
【0021】この場合、保温カバーは、円筒状の配管の
円弧面や、角筒状の配管に平面や、壁面の平面などに沿
い繊維層(その内周面)を対向して配置され、かつ繊維
層の側端同士で形成された突き合わせ継目領域に対し、
相手部材の外周面を連結片の裏面(内周面)の粘着層に
より貼着して素早く閉じることができ、さらに連結片の
表面(外周面)側でネットで覆い、かつネット同士を絡
ませることによって、繊維層及び表被材を包み込むよう
にして束縛し、固定保持することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の保温カバーは、繊維層
と、表被材と、表被材に特異な状態(剥離可能)に仮止
めされたネットとを仮止めした構成であって、さらに、
表被材には、繊維層の突き合わせ継目領域を形成する側
端より突出し、継目領域を閉じる連結片を備え、連結片
には、ネットが配置された表面(外周面)と反対側の裏
面(内周面)、すなわち、前記ネットの配置と対称位置
に粘着機能をもつ粘着層が形成されている。
【0023】繊維層は、いわゆる、断熱材として機能す
るものであり、被覆対象部材の外周部を包むように配置
されて外周部を被覆し被覆対象部材を保温する。
【0024】繊維層としては、例えばガラスウール、ロ
ックウールなどの断熱繊維を用いて構成された所定の厚
さの集積体を素材として形成されたものを用いることが
できる。
【0025】表被材は、繊維層を保護するとともに、繊
維層を形成する繊維が外部に抜け出たり、飛散したりす
ることを防止し得るとともに、形状を異にする種々の被
覆対象部材の外周部に沿って繊維層で包むように巻回す
る作業操作がし易いこと、外観の見栄えを良くすること
などのために用いられる。
【0026】表被材としては、例えばアルミクラフト、
アルミガラスクロス、ポリエチレンなどや、積層された
複数層からなるもの、外周面にアルミを蒸着したものな
どを用いることができる。表被材の厚み、巾、長手方向
の長さは、目的に応じて種々設定できる。
【0027】連結片は、表被材に一体的に同じ(表被材
と同じ)材料を用いて連設されたものであり、繊維層の
突き合わせ継目領域を形成する側端より所定の長さで突
出するものである。連結片の突出する長さは、目的に応
じて予め種々設定することができる。連結片の突出する
領域としては、表被材における長手方向の一方(一端)
側あるいは両方(両端)側や、幅方向の一方(一端)側
あるいは両方(両端)側や、長手方向の一方側と幅方向
の一方側や、長手方向の両方側と幅方向の一方側や、幅
方向の両方側と長手方向の一方側や、長手方向の両方側
と幅方向の両方側など、種々目的に応じて形成すること
ができる。
【0028】前記粘着層は、連結相手部材側における表
被材の外周面に直接又は種々のフィルムあるいはシート
を介して間接的に粘着する機能をもつ。粘着層として
は、例えば、ホットメルト粘着剤、エマルジョン系粘着
剤、有機溶剤系粘着剤、その他の粘着剤、などを用いる
ことができる。粘着層は、種々の塗布装置を用いて目的
とする塗布厚さ、塗布巾、塗布形状に自動的に塗布する
ことができる。
【0029】前記粘着層は、その表面から剥離可能なシ
ート状の剥離部材をもつものを用いることが好ましい。
この場合には、粘着層は、シート状の剥離部材によって
前記連結相手部材に粘着させる必要時にまで外部に接触
することを防止、保護できるため、外部に接触したり、
ゴミ、埃などが付着したりすることによって粘着機能が
低下することを防止することができる。
【0030】シート状の剥離部材としては、粘着層の表
面から剥離可能なものであればよく、例えば粘着層の全
域を覆うとともに、連結片の先端より突出しない長さの
剥離紙あるいは連結片の先端より引っ込んでいる長さの
剥離紙であるが好ましい。この場合には、剥離紙により
粘着層の全域を覆うことによって粘着層の全域を前記の
ように保護できる。さらに剥離紙の先端は、連結片の先
端より突出することがなく、あるいは連結片の先端より
引っ込んだ位置となるため、保温カバーの搬送時あるい
は保温カバーの取扱作業時などで剥離紙が連結片の先端
より突出することに起因する不具合(剥離紙の先端が他
部材に接触したりして粘着層の粘着機能を必要とする時
以外に、不用意に剥がれて粘着すること)を回避できる
効果を得ることができる。
【0031】剥離紙の前記長さとしては、要するに、連
結片の先端より突出しないことによる効果、すなわち、
外部に触れないですむことができればよく、例えば、連
結片の先端より突出しないものであって、しかも粘着層
の形成範囲よりも大きなもので、作業者か剥離紙先端を
摘むことができるように設けることができる。
【0032】ネットは、その孔の形状及び大きさや、ネ
ットを形成する線状体あるいは帯状体などの断面形状及
び太さなどは、種々設定できる。またネットは、種々の
金属よりなる金網、樹脂をコーティングした金網、樹脂
製のものなどを用いることができる。
【0033】前記ネットは、長手方向及び幅方向の少な
くとも一方の側端が前記表被材の側端より突出する構成
とすることができる。
【0034】この場合には、前記突出する領域を重ね代
として利用できることや、表被材をその外周面側より保
護することや、取り付け現場で余った切れ端状の繊維層
及び表被材を継ぎ足し材として有効利用するとき、それ
らを覆い固定保持することができる。
【0035】ネットを部分的に引っ張り伸縮させること
により伸縮した部分が剥離可能となるように、仮止めす
るには、表被材の外周面とネットとを、等間隔あるいは
非等間隔に接着剤を点状に接合したり、長さ方向、幅方
向、それらに対して斜め方向などに、一条あるいは複数
条、点状、帯状など種々に形成することや、表被材の外
周面の部分領域につけた両面テープあるいはネットの一
部を覆うようにして表被材の外周面につけた粘着テープ
などを用いることができる。
【0036】仮止めするには、例えば、ホットメルト接
着剤、エマルジョン系接着剤、有機溶剤系接着剤、その
他の接着剤、などを用いることができる。
【0037】接着剤の塗布量は、線状(突条)の厚み、
巾、長さ、形状、数あるいは点状の大きさ、形状、数、
間隔など、目的に応じて種々設定できる。
【0038】接着剤は、予め、表被材の外周面に部分的
に塗布した後にネットを配置して前記のように、仮止め
することや、表被材の外周面に配置した後のネットの上
から部分的に塗布して前記のように、仮止めすることが
できる。
【0039】前記ネットは、複数辺で形成される多角形
メッシュ(例えば、三角形メッシュ、四角形メッシュ、
五角形メッシュ、六角形メッシュ、八角形メッシュ)か
らなり、多角形メッシュの少なくともー辺が前記繊維層
の突き合わせ継目領域を形成する前記側端と略平行に配
置されている構成とすることができる。この場合には、
複数の多角形メッシュが繊維層の側端と略平行を保持し
つつ、同時に引っ張り方向に略同じ状態で変形しやす
く、表被材の外周面に対し、複数の仮止め部分がほぼ同
時に剥離しやすいため、ネットによる表被材を介しての
繊維層の締め付作用をほぼ均一に付与できる。
【0040】なお、多角形メッシュの対向する二辺(四
角形メッシュ、六角形メッシュ、八角形メッシュなどの
場合における二辺)が前記繊維層の突き合わせ継目領域
を形成する前記側端と略平行に配置されている構成とす
ることが好ましく、この場合には前記効果を高めること
ができる。
【0041】
【実施例】外観を斜視して図1に示す実施例の保温カバ
ー1は、繊維層2と、表被材3と、連結片4aと、粘着
層5aと、剥離紙6aと、金網7と、仮止め用接着剤8
(図4参照)と、よりなる。保温カバー1は、繊維層2
の内周面20側から視認した平面形状が例えば長方形
(横長形、図6参照))のものであり、その使用例とし
て被覆対象部材である角筒状の配管9A(図1参照)の
外周部90aに配置され、かつその軸心線P1及び周方
向S1、S2に沿い、巻回、配置されるものである。
【0042】保温カバー1の特色は、表被材3にある。
この表被材3は、その外周面31に金網7を剥離可能に
仮止めしたものであって、さらに、繊維層2の突き合わ
せ継目領域e1(図3参照)を形成するとともに展開し
て示す図6のように、繊維層2の両側端22aの一方よ
り突出し、前記突き合わせ継目領域e1を閉じる機能を
もつ連結片4aが一体に連設されている。また、連結片
4aの裏面(内周面)40aには、粘着層5aが形成さ
れており、さらに、この粘着層5aを覆い、必要に応じ
て粘着層5aの表面から剥離可能であって、連結片4a
の先端42aより突出しない長さに設定された剥離紙6
aをもつ特異な構成である。
【0043】繊維層2は、グラスウール、ロックウール
などを所定の密度に集積した断熱用繊維製で肉厚tが約
20〜50mmのものであり、配管9A(図1参照)の
軸心線P1に沿い配置される長手(縦)方向Yの縦長さ
L1(図6参照)、及び配管9Aの周方向S1、S2に
沿い配置される巾(横)方向Xの横長さL2(図6参
照)が必要とする値に設定される。なお、繊維層2の繊
維密度、肉厚t、縦長さL1、横長さL2などは、限定
されるものではなく、目的に応じて種々設定できる。
【0044】表被材3は、アルミクラフトが用いられ、
配管9Aの外周部61aに当接する繊維層2の内周面2
0と反対側の外周面21に予め図略の接着剤で外周面3
1が一体的に接合される。
【0045】この表被材3には、幅方向Xの一方に、繊
維層2の突き合わせ継目領域e1(図3参照)を形成す
る両側端22a、22aのうち、一方側より突出するよ
うに所定長さLに延長された連結片4aを備え、さらに
連結片4aの裏面(内周面)40aに粘着層5aを形成
し、さらに粘着層5aを覆うとともに粘着層5aの表面
から剥離可能で連結片4aの先端42aより突出しない
長さ(位置)に設定され、あるいは連結片4aの先端4
2aより引っ込んでいる長さ(位置)に設定された剥離
紙6aをもつ構成である。
【0046】連結片4aは、繊維層2の巾方向Xにおけ
る両側端22a、22aの一方側で表皮材3に連接して
形成されており、粘着層5aの表面から剥離紙6aを剥
離した状態で突き合わせ継目領域e1を覆い、かつ粘着
層5aで相手部材の外周面(突き合わせ継目領域e1を
形成する両側端22a、22aの他方側であって、繊維
層2の外周面21に形成された表被材3の外周面31に
粘着させるために用いられる。すなわち、連結片4a
は、剥離紙6aを剥離することによって、継目領域e1
を閉じる機能をもつ。
【0047】剥離紙6aは、粘着層5aを前記表被材3
の外周面31に粘着させる必要までの間、保護するとと
もに、粘着層5aの表面から剥離されることによって粘
着層5aによる粘着機能を発揮し得る。
【0048】さらに、剥離紙6aは、連結片4aの先端
42aより突出しない長さ(位置)であって、連結片4
aの先端42aより引っ込んでいる長さ(位置)に設定
されている。すなわち、剥離紙6aの先端60aは、連
結片4aの先端42aより約2mm〜3mmの長さL1
分短く設定されているため、連結片4aの先端42aよ
り突出せず、保温カバー1の搬送時あるいは保温カバー
1の取扱作業時などで剥離紙3bが他部材に接触したり
して粘着層5aの粘着機能を必要とする時以外に、不用
意に剥がれて粘着することを回避できる効果を得ること
ができる。
【0049】なお、剥離紙6aは、図7に示されるよう
に連結片4aの先端42aより突出しないものであっ
て、しかも粘着層5aの形成範囲よりも大きなもので、
作業者が剥離紙6aの先端60aを摘むことができるよ
うに、粘着層5aより約2mm〜10mmの長さL2分
突出することができる。この場合は、作業者が剥離紙6
aの先端60aを摘むやすく、作業がしやすい。
【0050】金網7は、互いに逆方向に傾斜して対向す
る二辺70、70及び71、71と、互いに平行な二辺
72、72とで形成された多数の六角形の孔(メッシ
ュ)73を備え、前記長手方向Yに繊維層2とともに同
時に切断され同じ長さ及び繊維層2の両側端22a、2
2aよりの突出幅長さw10が約10cmの突出端部7
a、7aが形成されている。
【0051】この金網7は、表被材3の外周面31(図
6参照)に接着剤8を幅の狭い帯状に塗布した後、孔7
3の二辺72、72が繊維層2の突き合わせ継目領域e
1を形成する側端22aと略平行に配置した状態に載置
することにより、各辺70、71、72の何れかが接着
剤8により仮止めされる。
【0052】この場合には、多数の六角形の孔73が繊
維層2の側端22aと略平行を保持しつつ、同時に引っ
張り方向に略同じ状態で変形しやすく、表被材3の外周
面31に対し、多数の仮止め部分がほぼ同時に剥離しや
すいため、金網7による表被材を介しての繊維層2の締
め付作用をほぼ均一に付与できる。
【0053】前記仮止めとは、接着剤8による金網7の
接着強さとして前記巻回方向S1、S2の突出端部7
a、7aを互いに接近する方向(対向する位置)に全体
を引っ張ることにより伸縮した部分が、表被材3の外周
面31を破損せずに剥離できる状態を称す。
【0054】表被材3aに幅方向Xの幅長さL1が繊維
層2の幅長さLより長く、かつ繊維層2の突き合わせ継
目領域e1(図3参照)を形成する側端22aより突出
し、継目領域e1を閉じる連結片4aをもつ表被材3
と、表被材3の外周面31を被覆するように配置された
金網7と、金網7を部分的に引っ張り伸縮させることに
より伸縮した部分が剥離可能となる。
【0055】(使用例1)前記のように構成された実施
例の保温カバー1を用い、その使用例1として熱媒体R
を流通させる角筒状の配管9Aの外周部91aに巻回
し、被覆した状態に配置、保持する場合で説明する。
【0056】使用例1の場合には、予め、生産ラインで
長尺状で横巾長さX2(図6参照)で連続的に製造され
ロール状に巻き取られたものを、その長手方向Yに沿っ
て必要とする縦長さY1(図6参照)分、切断し、搬送
可能な径に巻き取られてロール状のまま使用現場に搬送
される。
【0057】このロール状のものは、必要とする長さY
1分を、繊維層2と表被材3と金網7との3つの部材を
同時に切断する。このため、従来の繊維層2と金網7と
を別々に切断する工程及び別々に巻回する工程を行わず
にすむ。
【0058】ついで、保温カバー1は、配管9Aの外周
部91aに巻回されて被覆する作業を行う場合に、配管
9Aの外周部91aの形状に沿い、繊維層2の内周面2
0で覆うように巻回し、互いに対向する位置の金網7の
突出端部7a、7aを表被材3の外周面31から金網7
を引き離した状態とする(図3参照)。なお、金網7が
突出端部7a、7aに近い領域が接着剤8で仮止めされ
ている場合には、表被材3を破損することなく、剥離
し、接着剤8による表被材3の外周面31への拘束を解
除した状態とする。
【0059】この状態で互いに対向する位置の繊維層2
の両側端22a、22a及び表被材3の両端32a、3
2aをそのまま突き合わせ、あるいは連結片4aが形成
されていない側の側端22aを内周側方向に折り曲げて
重ね合わせ、連結片4aが形成されている側の側端22
aとを突き合わせる。
【0060】そして連結片4aの剥離紙6を粘着層5a
の表面から剥離した状態で繊維層2の突き合わせ継目領
域e1に、被せて粘着層5aを相手部材の表被材3の外
周面31に粘着させる。すると、突き合わせ継目領域e
1は、連結片4aによって閉じられる。
【0061】このため、前記連結片4a及び粘着層5a
は、角筒状の配管9Aの外周部91aの平面に沿った位
置(二次元的位置)に繊維層2の突き合わせ継目領域e
1がある場合であっても、継目領域e1を素早く閉じ、
かつ閉じた状態を保持する機能をもつため、単独の粘着
テープを用いずに済む。従って、従来、必要なー部品と
しての粘着テープを低減でき、コストを低減でき、かつ
作業の手間が省ける。
【0062】ついで、金網7の突出端部7a、7aを互
いに接近する方向(前記配管9の外周部91への巻回方
向S1、S2)に引っ張ることにより、表被材3の外周
面31、連結片4aの外周面41aを覆い、かつ表被材
3及び繊維層を締め付けると同時に、金網7に伸縮作用
が付与され、接着剤8による金網7と表被材3との仮止
め部分が表被材3を破損することなく、剥離する。
【0063】なお、表被材3の全領域における仮止め部
分は、少なくとも一部あるいは全てが、金網7の巻回方
向S1、S2の引っ張り強さに応じて表被材3を破損す
ることなく、剥離する。
【0064】このとき、金網7は、巻回方向S1、S2
に相当する幅W1方向に伸び、図4に示される状態か
ら、図5に示される状態に孔73形状が変化するととも
に、突出端部7a、7aも突出幅長さw10からw11
に伸び、重ね代が増える。
【0065】この金網7は、孔73の二辺72、72が
繊維層2の突き合わせ継目領域e1を形成する側端22
aと略平行に配置した状態に接着剤8により仮止めされ
ているため、多数の六角形の孔73が二辺72、72を
繊維層2の側端22aと略平行に保持されつつ、同時に
引っ張り方向に略同じ状態で変形しやすく、表被材3の
外周面31に対し、多数の仮止め部分がほぼ同時に剥離
しやすいため、金網7による表被材3を介しての繊維層
2の締め付作用をほぼ均一に付与できる。
【0066】そして配管9の外周部91への巻回方向S
1、S2に表被材3及び繊維層2を締め付けた状態の金
網7の突出端部7a、7aは、図略の治具により互いに
絡められて連結される。
【0067】このため、配管9の外周部91に図略のフ
ランジが形成された立体形状を備える場合であっても、
表被材3及び繊維層2を前記立体形状に沿って充分に絞
り込むことができ、かつそれらに沿いフィットさせた状
態に被覆できる。
【0068】従って、実施例の保温カバー1によれば、
配管9の外周部91への巻き付けによる取り付け工数及
び取り付けコストを低減でき、金網7を表被材3の外周
面31に接着した場合であっても、金網7による巻回方
向S1、S2への締め付け時に、表被材3を破損せずに
すむ。
【0069】また、金網7を前記巻回方向S1、S2へ
の締め付け時に表被材3から接着剤8による表被材3へ
の拘束を強制的に解除し、巻回方向S1、S2へ伸長で
きるため、仮に、繊維層2が巻回方向S1、S2へ超過
した長さとなった場合であっても、図5に示すように巻
回方向S1、S2の両端部2a、2aを内周側に折り曲
げて調整し、その上面に前記金網7の突出端部7a、7
aで覆った状態で連結することにより、前記繊維層2の
超過した長さ分をカットせずにすみ、かつカットするこ
とによる廃材(ゴミ)の発生を阻止でき、材料の無駄が
ない。
【0070】また、前記場合とは、逆に、カットした廃
材を、巻回方向S1、S2への繊維層2に継ぎ足し、こ
の継ぎ足し領域を含めて、前記金網7の突出端部7a、
7aで覆った状態で連結することにより、無駄なく有効
利用できる。
【0071】さらに、配管9Aの外周部91aへの巻き
付けに際して、繊維層2と表被材3と金網7とを同時に
切り取り必要とするサイズを得るため、従来、繊維層2
と金網7とを別々にそれぞれ行なわれ(2回行なわれ)
ていた切り取り工程及び巻き付け工程が1回ですみ、工
数の低減及びコストを低減できる。
【0072】なお、前記実施例では、保温カバー1にお
ける金網7として、繊維層2の両側端22a、22aよ
りの突出幅長さw10が約10cmの突出端部7a、7
aが形成されている場合で説明したが、これに限定され
るものではなく、繊維層2の幅Wと同じものを使用でき
る。
【0073】この場合には、繊維層2の両端部2a、2
a領域の外周面21に対向する金網7部分を表被材3の
外周面31から、表被材3を破損することなく剥離し、
巻回方向S1、S2に引っ張って伸ばし、配管9Aの外
周部91aに巻き付けられた繊維層2及び表被材3を覆
った状態で、前記突出端部7a、7aと同じように重ね
合わせ、図略の治具により互いに絡めて連結することに
よって、前記実施例の場合と同じ効果を得ることができ
る。
【0074】なお、実施例の保温カバー1は、保温する
被覆対象部材として熱媒体Rを流通させる角筒状の配管
9Aの外周部91aに巻回し、被覆した状態に配置、保
持された後、本来の断熱保護機能を充分に発揮できる
他、熱媒体Rの流通に伴う遮音機能を発揮し得る。
【0075】(使用例2)前記実施例の保温カバー1を
用い、その使用例2として熱媒体Rを流通させる円筒状
の配管9Bの外周部91bに巻回し、被覆した状態に配
置、保持する場合を図7、8に示す。
【0076】使用例2の場合には、前記使用例1で角筒
状の配管9Aの外周部91aの平面に沿った位置(二次
元的位置)に繊維層2の突き合わせ継目領域e1がある
場合と異なり、円筒状の配管9Bの外周部91bの円弧
面に沿った沿った位置(三次元的位置)に繊維層2の突
き合わせ継目領域e1があること以外は前記使用例1で
の使用状態及びその作用効果は同じである。
【0077】(他の実施例)また、前記実施例における
使用例1及び2以外の他の使用例としては、図6に示さ
れるように、表被材3の巾(横)方向Xの一方側あるい
は両端側に連結片4a、粘着層5a、剥離紙6aを形成
するとともに、長手(縦)方向Yの一方側あるいは両端
側に連結片4b、粘着層5b、剥離紙6bを形成し、巾
方向Xの長さをX1、X2、X3とした内からひとつを
選択するとともに、長手方向Yの長さをY1、Y2、Y
3とした内からひとつを選択し、かつX1とY1との組
み合わせを除き、種々組み合わせてなる他の実施例の保
温カバーを構成して用いることもできる。
【0078】すなわち、前記実施例におけるX2とY1
からなる保温カバー1の他、X3とY1からなる保温カ
バー1A、X1とY2からなる保温カバー1B、X1と
Y3からなる保温カバー1C、X2とY3からなる保温
カバー1D、X3とY3からなる保温カバー1Eなどを
用いることができる。
【0079】なお、図6に示されるように、繊維層2に
おける長手方向Yの一方側の側端22aあるいは両端側
の側端22b、22bより突出し、長手方向Yの図略の
継目領域を閉じる連結片4bを前記表被材3に形成し、
さらに連結片4bの裏面40bに粘着層5b、剥離紙6
bを形成する場合においても、剥離紙6bの先端60b
は、連結片4bの先端42bより突出しない長さ(位
置)に設定され、あるいは連結片4bの先端42bより
引っ込んでいる長さ(位置)に設定されている。
【0080】
【発明の効果】本発明の保温カバーは、所定厚さの繊維
層と、該繊維層の外周面に一体的に接合された表被材
と、該表被材の外周面を被覆するように配置され該表被
材に仮止めされたネットとからなり、該繊維層を被覆対
象部材の外周部に当接した状態で配置されて該被覆対象
部材を保温する保温カバーであって、該表被材は、長手
方向及び幅方向の少なくとも一方に、該繊維層の突き合
わせ継目領域を形成する側端より突出し、該継目領域を
閉じる連結片及び該連結片の裏面に形成され連結相手部
材に粘着する粘着層をもつことを特徴とする構成とした
ため、以下の効果を得ることができる。すなわち、 (1)ネットは、表被材の外周面に剥離可能に仮止めし
た状態に接着されているため、繊維層の内周面を被覆対
象部材の外周面に当接して装着する場合、ネットによる
被覆方向への締め付けると、前記製造時に表被材の外周
面に接着状態とされていたネットは、引っ張り作用力を
付与されることによって、前記接着状態から表被材の外
周面から剥離した状態となるため、表被材を破損せずに
すむ。 (2)また、従来の場合では、繊維層が被覆対象部材の
被覆範囲よりへ超過した長さとなって、カットされ切れ
端として廃棄処分されていたが、本発明の保温カバーの
場合では、超過した長さ分を内周側に折り曲げて調整
し、ネットで被覆することによって有効利用できる。
【0081】なお、仮に、前記超過した長さ分は、カッ
トされ切れ端となったとしても、この切れ端は、繊維層
の側端部分に継ぎ足す位置(例えば、繊維層を被覆対象
部材の面に沿って延長したいような場合)において、被
覆対象部材の外周面と、継目領域を閉じる連結片及びネ
ットとの間に介置し、かつ連結片の粘着層で粘着した
後、ネットで被覆することによって固定保持され、役立
つ。
【0082】従って、カットされた切れ端は、ゴミとし
て廃棄処分されることなく、かつ無駄なく有効利用でき
る。を発生することがない (3)前記(2)での各作業において、前記連結片及び
粘着層は、繊維層の突き合わせ継目領域が平面に沿った
形状配置(二次元的配置)や、円弧面に沿った形状配置
(二次元的配置)などであっても、繊維層の側端同士で
形成された突き合わせ継目領域を素早く閉じ、かつ閉じ
た状態を保持する機能をもつため、単独の粘着テープを
用いずに済む。
【0083】従って、従来、必要なー部品としての粘着
テープを低減でき、コストを低減でき、かつ作業の手間
が省ける。 (4)前記構成における粘着層として、その表面から剥
離可能なシート状の剥離部材をもつものを用いた場合に
は、粘着層を前記連結相手部材に粘着させる必要時にま
で外部に接触することを、前記剥離部材によって防止、
保護できるため、外部に接触したり、ゴミ、埃などが付
着したりすることによって粘着機能が低下することを防
止することができる。 (5)前記(4)の構成におけるシート状の剥離部材と
して、粘着層の全域を覆うとともに、連結片の先端より
突出しない長さの剥離紙あるいは連結片の先端より引っ
込んでいる長さの剥離紙でを用いた場合には、粘着層の
全域を前記のように保護できる。さらに剥離紙の先端
は、連結片の先端より突出しない位置あるいは連結片の
先端より引っ込んだ位置となるため、連結片の先端より
突出することがなく、保温カバーの搬送時あるいは保温
カバーの取扱作業時などで剥離紙が他部材に接触したり
して粘着層の粘着機能を必要とする時以外に、不用意に
剥がれて粘着することを回避できる効果を得ることがで
きる。
【0084】さらに、剥離紙の長さとしてその先端が外
部に触れないですむことができるように、連結片の先端
より突出しないものであって、しかも粘着層の形成範囲
よりも大きなもので、作業者が剥離紙先端を摘むことが
できるように構成した場合には、剥離紙が不用意に剥離
せず、かつ人為的(強制的)な剥離操作がしやすいもの
となる。 (6)前記(4)あるいは(5)の構成におけるネット
として、複数辺で形成される複数個の多角形メッシュか
らなり、多角形メッシュの少なくともー辺が繊維層の突
き合わせ継目領域を形成する側端と略平行に配置したも
のを用いた場合には、複数の多角形メッシュが繊維層の
側端と略平行を保持しつつ、同時に引っ張り方向に略同
じ状態で変形しやすく、表被材の外周面に対し、複数の
仮止め部分がほぼ同時に剥離しやすいため、ネットによ
る表被材を介しての繊維層の締め付作用をほぼ均一に付
与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の保温カバーの使用例1を示す斜視図。
【図2】図1における保温カバーによる配管への巻き付
け途中状態を平面側より視認した平面図。
【図3】図1における保温カバーによる配管への巻き付
け後の状態を平面側より視認した平面図。
【図4】図1の保温カバーにおける金網の展開図。
【図5】図3の保温カバーにおける金網の展開図。
【図6】実施例及び他の実施例における保温カバーを繊
維層の内周面側より視認し、かつ一部を破断して示す展
開図。
【図7】実施例の保温カバーの使用例2を示す斜視図。
【図8】図7における保温カバーによる配管への巻き付
け途中状態を平面側より視認した平面図。
【図9】従来の保温カバーの使用状態を示す断面図。
【符号の説明】
1、1A、1B、1C、1D、1E…保温カバー 2…
繊維層 3…表被材 4a、4b…連結片 5a、5b…粘着層 6
a、6b…剥離紙 7…金網 8…接着剤

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定厚さの繊維層と、該繊維層の外周面に
    一体的に接合された表被材と、該表被材の外周面を被覆
    するように配置され該表被材に仮止めされたネットとか
    らなり、該繊維層を被覆対象部材の外周部に当接した状
    態で配置されて該被覆対象部材を保温する保温カバーで
    あって、 該表被材は、長手方向及び幅方向の少なくとも一方に、
    該繊維層の突き合わせ継目領域を形成する側端より突出
    し、該継目領域を閉じる連結片及び該連結片の裏面に形
    成され連結相手部材に粘着する粘着層をもつことを特徴
    とする保温カバー。
  2. 【請求項2】前記粘着層は、その表面から剥離可能なシ
    ート状の剥離部材をもつ請求項1記載の保温カバー。
  3. 【請求項3】前記剥離部材は、前記粘着層の全域を覆う
    とともに、前記連結片の先端より突出しない長さの剥離
    紙あるいは前記連結片の先端より引っ込んでいる長さの
    剥離紙である請求項2記載の保温カバー。
  4. 【請求項4】前記ネットは、複数辺で形成される複数個
    の多角形メッシュからなり、該多角形メッシュの少なく
    ともー辺が前記繊維層の突き合わせ継目領域を形成する
    前記側端と略平行に配置されている請求項2あるいは請
    求項3記載の保温カバー。
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