JPH0791777A - 防音防振用部材 - Google Patents

防音防振用部材

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Publication number
JPH0791777A
JPH0791777A JP5274733A JP27473393A JPH0791777A JP H0791777 A JPH0791777 A JP H0791777A JP 5274733 A JP5274733 A JP 5274733A JP 27473393 A JP27473393 A JP 27473393A JP H0791777 A JPH0791777 A JP H0791777A
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JP
Japan
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main body
attached
fixing tape
vibration
vibration isolating
Prior art date
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Pending
Application number
JP5274733A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Kadowaki
一彦 門脇
Takao Murai
隆夫 村井
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造コストと取付作業工数を共に低減できる
と共に、冷媒配管に対する充分な固定力を得られる構成
を備えた防音防振用部材を提供する。 【構成】 部材本体7aにおける互いに貼着する内面に
対し、反対側の外表面全体に保護用シート材7bを貼着
する。この保護用シート材7bにおける冷媒配管5への
巻付け方向側の少なくとも一端部に、部材本体7aの厚
みの2倍以上の長さで部材本体7aから突出する固定テ
ープ部7cを一体に延設し、この固定テープ部7cにお
ける部材本体7a側の面に接着剤を塗布する。構成要素
が一体となって取付け作業を極めて迅速に行うことがで
き、この単一部材構成であって、かつ製造工程が特に増
えないことにより製造コストを低減できる。さらに固定
テープ部7cの幅が部材本体7aの幅と略同一であり、
保護用シート材7bを部材本体7aに対し一回り巻回さ
せて連結するので、部材本体7aを極めて強固に固定す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は主として空気調和機の
冷媒配管に対し、これの振動防止及び冷媒通過音の低減
を目的として取付けられる防音防振用部材に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、パテあるいはダンパ
ー等と一般に呼称される防音防振用部材4は、例えば圧
縮機1等の吸入管2及び吐出管3に取付けられる。この
防音防振用部材4は、吸入管2や吐出管3等の配管が圧
縮機1によって多大な振動を常時受けることから、配管
系の共振点を移動させて配管の異常振動を防止し、かつ
共振による配管の破壊を防止すると共に、冷媒通過音を
低減するよう機能する。
【0003】かかる防音防振用部材4は、図4に示すよ
うに、柔軟な素材から成る矩形状の部材本体4aの一面
全体にビニールシートから成る保護用シート材4bが貼
着されていると共に、部材本体4aの他面に接着剤が塗
布されて成り、取付け前の未使用時には、部材本体4a
の他面が台紙(図示せず)上に弱い接着力で貼り付けら
れている。また保護用シート材4bは、使用前の保管時
や取付作業時の部材本体4aに対する引っ掻き等による
損傷を防止するよう部材本体4aを保護する。そして台
紙から剥がした防音防振用部材4を、部材本体4aを冷
媒配管5に巻付けてその両端部分の各内面を互いに重合
すると共に、それらの各内面に塗布された接着剤で貼着
することにより冷媒配管5に取付ける。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで近年におい
て、取付けられた防音防振用部材4が、その貼着部分が
剥離することにより拡開して冷媒配管5から脱落し、防
音防振用部材4による前述の機能が消失することによっ
て、冷媒配管5が応力過多により破壊に至る等のトラブ
ルが発生している。このような防音防振用部材4の脱落
を防止する目的で、金具による固定や針金による縛着等
の固定手段が施されている他に、図4に示すように固定
テープ6を部材本体4aの接合端面部分に巻付けるよう
に貼り付け、部材本体4aの接合部分の拡開を防止する
ようにしている。
【0005】しかしながら上述の固定テープ6による固
定手段を用いると、他面に保護用シート材4bを備えた
部材本体4aの他に、別部材としての固定テープ6を必
要とするので、部品点数が多くなって製造コストが高く
なるという欠点がある。また取付時に固定テープ6を所
要長さにカットし、この固定テープ6を部材本体4aに
おける接合部分に位置決めしながら、かつ接合部分を完
全な接合状態に保持しながら貼り付ける作業を行うた
め、防音防振用部材4の取付個数が多くなると、それに
伴って作業工数が増大するという問題がある。しかも幅
の異なる複種類の固定テープ6を用意するとさらにコス
ト高となるため、固定テープ6としてある一定幅のもの
を使用しており、部材本体4aとして巻付け方向に対し
直交方向の幅が広いものを用いる場合には、固定テープ
6による固定力が不充分となる。
【0006】この発明は上記従来の欠点を解決するため
になされたものであって、その目的は、製造コストと取
付作業工数を共に低減できると共に、冷媒配管に対する
充分な固定力を得られる構成を備えた防音防振用部材を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1の防音防
振用部材は、部材本体を空気調和機等の冷媒配管に巻付
けてその両端部分を互いに重合貼着することにより取付
けられる防音防振用部材において、上記部材本体7aに
おける互いに貼着する内面に対し反対側の外表面に、保
護用シート材7bが貼着されていると共に、この保護用
シート材7bにおける上記冷媒配管5への巻付け方向側
の少なくとも一端部に、上記部材本体7aから突出する
固定テープ部7cを一体に延設し、この固定テープ部7
cにおける上記部材本体7a側の面に接着剤を塗布して
成ることを特徴としている。
【0008】また請求項2の防音防振用部材は、上記固
定テープ部7cを、上記部材本体7aの幅と略同一幅で
かつ上記部材本体7aの厚みの2倍以上の長さで上記部
材本体7aから突出させたことを特徴としている。
【0009】さらに請求項3の防音防振用部材は、冷媒
配管5への取付け前の未使用時において、上記部材本体
7aの内面及び固定テープ部7cの接着剤塗布面を台紙
8にそれぞれ貼着して保持したことを特徴としている。
【0010】
【作用】上記請求項1の防音防振用部材では、冷媒配管
5への取付けに際し、部材本体7aをこれの内面を内方
に向け、冷媒配管5に巻付けて互いに重合する内面を貼
着した後に、保護用シート材7bの固定テープ部7cを
そのまま内方に折曲して巻付ける状態で部材本体7aの
接合端面に貼り付けるだけでよい。このように構成要素
が一体となっていることにより、冷媒配管5に対する取
付けを中断することのない一連の作業で迅速に行うこと
ができる。また単一部材構成になっていることと、既存
の保護用シート材7bを延長させるだけで固定テープ部
7cを形設することにより、製造工程が特に増えないこ
とにより製造コストを低減できる。
【0011】また請求項2の防音防振用部材では、部材
本体7aの外表面全体に貼着される保護用シート材7b
の少なくとも一端部をそのまま延長させて固定テープ部
7cとして利用することにより、固定テープ部7cの幅
が部材本体7aの幅と略同一であり、しかも固定テープ
部7cを部材本体7aの厚みの2倍以上の長さとしたこ
とにより、保護用シート材7bを、部材本体7aの外周
に対し一回り巻回させてその一端部を他端部の外表面に
貼着するので、保護用シート材7bにより部材本体7a
を極めて強固に固定することができる。
【0012】さらに請求項3の防音防振用部材では、製
造工程を簡素化できると共に、取付け前の未使用時の保
管を容易に行える利点がある。
【0013】
【実施例】次にこの発明の防音防振用部材の具体的な実
施例について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0014】図1はこの発明の一実施例の防音防振用部
材7の冷媒配管5に取付けた状態の斜視図を示し、この
防音防振用部材7が図4に示した既存の防音防振用部材
4と相違する点は、保護用シート材7bにおける冷媒配
管5への巻付け方向側の一端部に、部材本体7aの厚み
の2倍以上の長さで部材本体7aの端部から突出する固
定テープ部7cを一体に延設し、この固定テープ部7c
における部材本体7a側の面に接着剤(図示せず)を塗
布した構成のみである。
【0015】冷媒配管5に取付ける場合、部材本体7a
をこれの接着剤を塗布した内面を内方に向けて冷媒配管
5に巻付け、互いに重合する内面を接着剤で接合し、そ
の後、即座に同図に一点鎖線で示すように部材本体7a
から突出状態の固定テープ部7cを矢印で示すようにそ
のまま内方に折曲して巻付けるように貼り付けるだけで
よい。このような構成要素が単一となっているので、従
来のように部材本体を巻付けて貼着した後に別部材の固
定テープをカットし、それを位置決めして貼り付ける場
合のような作業の中断がなく、取付作業を極めて迅速に
行うことができる。
【0016】また固定テープ部7cは、部材本体7aの
厚みの2倍以上の長さを有していることから、同図に実
線で示すように部材本体7aの接合端面だけでなく先端
部分が保護用シート材7bの他端側外面に貼り付く。こ
のように保護用シート材7bを部材本体7aの外周に対
し一回り以上巻回させて連結しており、しかも部材本体
7aの外表面全体に貼着される保護用シート材7bの端
部をそのまま延長させて成る固定テープ部7cの幅は部
材本体7aの幅と略同一であるため、保護用シート材7
bにより部材本体7aを極めて強固に固定することがで
きる。なお固定テープ部7cを保護用シート材7bの両
端から一体に延設する構成としてもよい。
【0017】また図2には上記実施例の防音防振用部材
7の使用前の未使用時の形態を示してあり、同図におい
て図1と同一のものには同一の符号を付してある。そし
て部材本体7aの一面が接着剤により台紙8に容易に剥
離できる弱い接着力で貼着されていると共に、部材本体
7aの他面に保護用シート材7bが貼着されている構成
は既存のものと同様であるが、固定テープ部7cの部材
本体7a側の面をこれに接着剤を塗布して台紙8に弱い
接着力で貼着した構成において相違する。なお同図には
単一の防音防振用部材7を台紙8に貼着した場合を示し
てあるが、実際には一枚の台紙8に複数個の防音防振用
部材7が列をなして貼着されている。
【0018】したがって個々の防音防振用部材7が単一
部材構成となっていることと、既存の保護用シート材7
bを延長させて台紙8に貼着させるだけであって、製造
工程が特に増えないことにより、製造コストを大幅に低
減できる。
【0019】
【発明の効果】以上のように請求項1の防音防振用部材
では、部材本体をこれの内面を内方に向け、冷媒配管に
巻付けて互いに重合する内面を貼着した後に、保護用シ
ート材の部材本体の少なくとも一端部から一体に突出し
た固定テープ部をそのまま内方に折曲して巻付ける状態
で部材本体の接合端面に貼り付けるだけで冷媒配管に取
付けられる構成としたので、構成要素が一体となってい
ることにより、取付け作業を迅速に行うことができる。
しかも単一部材構成になっていることと、既存の保護用
シート材を延長させただけであって製造工程が特に増え
ないことにより製造コストを低減できる。
【0020】また請求項2の防音防振用部材では、固定
テープ部の幅が部材本体の幅と略同一であり、しかも保
護用シート材を部材本体の外周に対し一回り巻回させて
その一端部を他端部の外表面に貼着するので、保護用シ
ート材により部材本体を極めて強固に固定することがで
きる。
【0021】さらに請求項3の防音防振用部材では、製
造工程を簡素化できると共に、取付け前の未使用時の保
管を容易に行える利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の防音防振用部材の一実施例を冷媒配
管に取付けた状態を示す斜視図である。
【図2】上記実施例の取付け前の未使用時の斜視図であ
る。
【図3】上記実施例の防音防振用部材の使用状態を示す
図である。
【図4】従来の防音防振用部材の斜視図である。
【符号の説明】
5 冷媒配管 7 防音防振用部材 7a 部材本体 7b 保護用シート材 7c 固定テープ部 8 台紙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部材本体を空気調和機等の冷媒配管に巻
    付けてその両端部分を互いに重合貼着することにより取
    付けられる防音防振用部材において、上記部材本体(7
    a)における互いに貼着する内面に対し反対側の外表面
    に、保護用シート材(7b)が貼着されていると共に、
    この保護用シート材(7b)における上記冷媒配管
    (5)への巻付け方向側の少なくとも一端部に、上記部
    材本体(7a)から突出する固定テープ部(7c)を一
    体に延設し、この固定テープ部(7c)における上記部
    材本体(7a)側の面に接着剤を塗布して成ることを特
    徴とする防音防振用部材。
  2. 【請求項2】 上記固定テープ部(7c)を、上記部材
    本体(7a)の幅と略同一幅でかつ上記部材本体(7
    a)の厚みの2倍以上の長さで上記部材本体(7a)か
    ら突出させたことを特徴とする請求項1の防音防振用部
    材。
  3. 【請求項3】 冷媒配管(5)への取付け前の未使用時
    において、上記部材本体(7a)の内面及び固定テープ
    部(7c)の接着剤塗布面を台紙(8)にそれぞれ貼着
    して保持したことを特徴とする請求項1又は請求項2の
    防音防振用部材。
JP5274733A 1993-09-27 1993-09-27 防音防振用部材 Pending JPH0791777A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006258385A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Fujitsu General Ltd 空気調和機
JP2016099061A (ja) * 2014-11-21 2016-05-30 三菱電機株式会社 冷凍サイクル装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006258385A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Fujitsu General Ltd 空気調和機
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