JPH0999651A - 熱転写受像シート - Google Patents

熱転写受像シート

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JPH0999651A
JPH0999651A JP7278275A JP27827595A JPH0999651A JP H0999651 A JPH0999651 A JP H0999651A JP 7278275 A JP7278275 A JP 7278275A JP 27827595 A JP27827595 A JP 27827595A JP H0999651 A JPH0999651 A JP H0999651A
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layer
receiving sheet
transfer image
thermal transfer
resin
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Satoshi Narita
聡 成田
Yoshinori Kamikubo
義徳 上窪
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイクロスフェア、中空マイクロバルーンを
使用した際の様々の問題点を解決し、クッション性及び
断熱性に優れた中間層を形成することで印画画質、印字
感度等が優れ、さらに表面の光沢や表面形状等の質感が
紙と同様の熱転写受像シートを生産性良く提供する。 【解決手段】 パルプを主体とした紙を基材とし、該基
材側から気泡層、受容層を順次設けた熱転写受像シート
において、該気泡層が中空マイクロバルーンを含み、該
中空マイクロバルーンの重量平均粒径が2μm〜7μm
であり、該中空マイクロバルーンの全粒子のうち50重
量%以上が粒径2μm〜6μmの範囲にあることを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱転写シートと重ね
合わせて使用される熱転写受像シートに関し、さらに詳
しくは、普通紙と同様の質感を有する熱転写受像シート
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、種々の熱転写記録方法が知られて
いるが、その一方式として昇華性染料を色材として、そ
れを記録信号に応じて発熱するサーマルヘッドを用い
て、該色材を熱転写受像シートに転写することにより画
像を得る昇華転写記録方式がある。現在、昇華転写記録
方式は様々な分野における情報記録手段として利用され
ているが、この記録方式は、昇華性染料を色材としてい
るため印字濃度の階調を自由に調節でき、原稿のフルカ
ラー画像を再現することができる。また、染料により形
成された画像は非常に鮮明で、かつ透明性に優れている
ため、中間色の再現性や階調再現性に優れ、銀塩写真画
像に匹敵する高画質の画像を形成することが可能であ
る。
【0003】その昇華転写記録方式用の受像シートのひ
とつに、基材として通常の紙を用いた熱転写受像シート
が提案されている。この通常の紙基材を使用した熱転写
受像シート上に形成した画像形成物は、通常のオフセッ
トやグラビア印刷によって、得られた印刷物と表面の光
沢や厚さ等の質感が同等であり、従来の合成紙を基材と
した熱転写受像シートと異なり、折り曲げが可能であっ
たり、数枚重ね合わせても製本やファイリングが可能で
ある等、様々な使用に適するものである。また、通常の
紙は合成紙よりも安価なため、熱転写受像シートを低価
格で製造することができる。
【0004】この種の熱転写受像シートは、基材のクッ
ション性、断熱性を補う為に、中間層として、例えば樹
脂と空隙からなるクッション性及び断熱性の高い層を形
成することが知られている。上記のクッション性、断熱
性付与手段として、1)樹脂バインダー中に無機あるい
は有機の中空フィラーを含有させて空隙を設ける方法、
2)樹脂バインダー中に発泡剤を含有させ、これを発泡
させて空隙を設ける方法、などが知られている。1)の
中空フィラーとしては、内部に空孔を有する無機微粒子
や、樹脂隔壁中に水が入っており、この水が乾燥時に蒸
発して中空構造となる樹脂粒子などが知られている。
2)の発泡剤としては、加熱により分解して酸素、窒
素、炭酸等のガスを発生するジニトロペンタメチレンテ
トラメン、ジアゾアミノベンゼン、アゾビスイソブチロ
ニトリル、アゾジカルボアミド等の分解型発泡剤、ブタ
ン、ペンタン等の低沸点液体をポリ塩化ビニリデン、ポ
リアクリロニトリル等の樹脂で覆って、マイクロカプセ
ルとしたマイクロスフェア等公知の発泡剤が挙げられ
る。これらの中でも、ブタン、ペンタン等の低沸点液体
をポリ塩化ビニリデン、ポリアクリロニトリル等の熱可
塑性樹脂で覆って、マイクロカプセルとしたマイクロス
フェアが好ましく使用される。これらの発泡剤は、未発
泡状態で約3〜20μm程度の粒子径を有し、加熱によ
り発泡して約20〜100μm程度の気泡を形成し、高
いクッション性及び断熱性を発揮する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記1)の中空フィラ
ーは、無機あるいは有機のいずれも酸化チタンの代替白
色顔料として白色度付与、隠蔽性付与、軽量化を主な目
的として開発されたものである。そのために熱転写受像
シートの断熱性、クッション性を付与する材料としては
空隙率が小さく、柔軟性にも乏しいため十分な性能を得
ることが難しい。上記2)の発泡剤を使用する方法は、
熱分解型発泡剤は取り扱いの容易さや発泡の制御に問題
がある。また、マイクロスフェア型発泡剤は断熱性、ク
ッション性が良好で有効な材料であるが、発泡によって
熱転写受像シート表面に凹凸が生じてしまい、それが印
画画質に悪影響を及ぼすこと、またバインダーに用いる
樹脂によって発泡倍率が影響を受けるなど、発泡の制御
に難があることなどの問題がある。
【0006】本発明者らは、これらの問題を解決するた
めに、熱転写受像シート表面を平滑化処理する方法や熱
転写転写受像シート表面に凹凸があっても良好な印画画
質が得られる方法を鋭意研究している。マイクロスフェ
ア型発泡剤を発泡させ、いわゆる中空マイクロバルーン
とした状態でバインダーに分散して基材上に塗工し、ク
ッション層とすることも可能である。これにより、マイ
クロスフェアの欠点であった発泡制御の問題は回避でき
るが、従来知られている中空マイクロバルーンは前述の
とおり約20〜100μm程度と粒径が大きく、バイン
ダーへの分散性、塗工性に問題がある。また、マイクロ
スフェア型発泡剤を発泡させ、基材上に塗工し、クッシ
ョン層を形成すると熱転写受像シート表面の平滑性が低
くなる。さらに、中空マイクロバルーンの隔壁の厚さは
約0.01〜0.2μmと薄く、非常に剪断応力に対し
て弱く、クッション層塗工液の作成時の攪拌や塗工時の
剪断応力で中空マイクロバルーンが破壊されてしまうな
ど、多くの問題があった。それに対し、本発明は前述の
マイクロスフェア、中空マイクロバルーンを使用した際
の上記の様々の問題点を解決し、クッション性及び断熱
性に優れた中間層を形成することで印画画質、印字感度
等が優れ、さらに表面の光沢や表面形状等の質感が紙と
同様の熱転写受像シートを生産性良く提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、パルプを主体とした紙を基材とし、該
基材側から気泡層、受容層を順次設けた熱転写受像シー
トにおいて、該気泡層が中空マイクロバルーンを含み、
該中空マイクロバルーンの重量平均粒径が2μm〜7μ
mであり、該中空マイクロバルーンの全粒子のうち50
重量%以上が粒径2μm〜6μmの範囲にあることを特
徴とする。また、該中空マイクロバルーンの隔壁が、ポ
リ塩化ビニリデン、ポリアクリロニトリル、ポリアクリ
ル酸、ポリアクリル酸エステルのいずれか、または、そ
れらの混合物もしくは重合物よりなることを特徴とす
る。また、該中空マイクロバルーンの密度が、0.03
g/cm3 〜0.25g/cm3 の範囲であることを特
徴とする。さらに、該中空マイクロバルーンの隔壁の厚
さが、0.05μm〜0.15μmの範囲であることを
特徴とする。また、該気泡層の厚さが、15μm〜80
μmの範囲で、かつ密度が0.2g/cm3 〜0.7g
/cm3 の範囲であることを特徴とする。該基材と該気
泡層との間に、アンダーコート層を設けたことを特徴と
する。また、該気泡層と該受容層との間に、中間層を設
けたことを特徴とする。さらに、該基材の受容層の設け
られている側と反対側の面に裏面層を設けたことを特徴
とする。
【0008】
【作用】本発明の熱転写受像シートは、既に発泡した中
空マイクロバルーンを用いるため、マイクロスフェアと
異なり、気泡層の塗布後に発泡工程を要しない。そのた
め、中空マイクロバルーンのバインダーに対する配合量
と塗布量のみによって、クッション性、断熱性を制御す
ることが出来るので、高品質の熱転写受像シートを安定
して生産する事が可能である。従来知られていた中空マ
イクロバルーンとことなり、粒径が小さいことがいくつ
かの優れた効果をもたらしている。それは、バインダー
への分散性、塗工性が優れること、攪拌、塗工の際の剪
断応力による破壊に対する耐性が向上すること、さらに
従来の大粒径のマイクロバルーンと比較すると同配合
比、同塗布量でも断熱性が向上するため印画感度が高く
なる。加えて、熱転写受像シート表面の凹凸が小さくな
り、印画抜けのない良好な印画画質をもった画像が得ら
れる。また、従来の大粒径のマイクロバルーンと比較す
ると同配合比、同塗布量でも隠蔽性が向上し、白色度付
与、隠蔽性付与のために白色顔料などを使用する場合で
も、その使用量を少なくすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の熱転写受像シー
トに関し、発明の実施の形態を図面に基づいて詳述す
る。図1は、本発明の熱転写受像シートの一つの実施形
態を示す断面図である。本発明の熱転写受像シートは、
図1に示す通り、基材1と、この基材1の一方の面に、
基材1側から順次に気泡層2、受容層3を設ける。ま
た、基材1と気泡層2との間にアンダーコート層4を、
また、気泡層2と受容層3との間に中間層5を設けるこ
とが好ましい。さらに、基材1の他方の面に、裏面層6
を設けることが望ましい。
【0010】(基材)基材1としては、通常使用される
パルプを主体とした紙、すなわち普通紙を使用する。例
えば、上質紙、アート紙、軽量コート紙、微塗工紙、コ
ート紙、キャストコート紙、合成樹脂またはエマルジョ
ン含浸紙、合成ゴムラテックス含浸紙、合成樹脂内添紙
等が挙げられ、この中で好ましいものは、上質紙、軽量
コート紙、微塗工紙、コート紙などである。なお、コー
ト紙等は、基紙に炭酸カルシウムやタルク等とSBRラ
テックス等の混合物を塗工することにより得られるもの
である。このコート紙等にアンダーコート層を設けて、
気泡層塗工液の基材への浸透を防止することができる。
また、樹脂含浸紙やキャストコート紙などでは、耐水性
を付与したものであるが、表面光沢や表面形状などの質
感が、普通紙と異なり、さらにコストが高くなり望まし
くない。
【0011】これらの基材の厚みは、40〜300μ
m、好ましくは60〜200μm程度である。得られる
熱転写受像シートに、普通紙の質感を高くもたせるに
は、熱転写受像シートの全体厚さを80〜300μm程
度にすることが望ましく、基材上に形成するアンダーコ
ート層、気泡層、中間層、受容層等の合わせた層の厚さ
(固形分でおよそ30〜80μm程度)を、前記の全体
厚さから差し引いた値が基材の厚さとなる。また、90
μm以下の薄めの基材を使用する場合には、吸水時にシ
ワが発生しやすく、アンダーコート層を設けたほうが良
い。
【0012】(気泡層)基材上に形成する気泡層2は、
樹脂と中空マイクロバルーンとから形成されている。こ
の気泡層2は高いクッション性と断熱性を有するので、
基材として紙を用いた場合でも、印字感度の高い熱転写
受像シートを得ることができる。気泡層を構成する樹脂
としては、ポリオレフィン樹脂、ウレタン樹脂、アクリ
ル樹脂、メタクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル
樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂等公知の樹
脂、あるいはそれらを混合、または共重合したものが使
用できる。これらの樹脂を有機溶剤または水に溶解また
は分散させたものを中空マイクロバルーンと混合して塗
工することにより、気泡層を形成する。ただし、ある種
の有機溶剤、例えばアセトン、メチルエチルケトンなど
のケトン類、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル
類、メタノール、エタノール等の低級アルコール等は中
空マイクロバルーンの隔壁を侵す性質があるため、気泡
層の塗工液は中空マイクロバルーンに影響を与えない水
系塗工液であることが好ましい。すなわち、気泡層の樹
脂バインダーとしては、水溶性樹脂、水分散性樹脂、も
しくはエマルジョン樹脂が好ましい。
【0013】気泡層のバインダーに用いる樹脂は、最低
造膜温度が80℃以下のものが望ましく、ガラス転移点
が−30℃以上のものが望ましい。最低造膜温度が80
℃を越えるものは、塗工、乾燥時に造膜不良を起こし、
表面のヒビ割れなどの不具合が生じる。また、ガラス転
移点が−30℃より低いものは、粘着性に起因するブロ
ッキング(気泡層形成後の基材を巻き取った際に、気泡
層と基材の裏面にて発生)を起こしたり、熱転写受像シ
ートを所望のサイズにカットする際に、不良(熱転写受
像シートを裁断する際にカッターの刃に、気泡層の樹脂
がこびりついて外観が悪くなる、あるいは裁断の寸法に
狂いが生じる等)が発生しやすくなる。
【0014】気泡層は、クッション性、断熱性の付与材
料として、中空マイクロバルーンを用いることが、好ま
しい。中空マイクロバルーンは、ブタン、ペンタン等の
低沸点液体をポリ塩化ビニリデン、ポリアクリロニトリ
ル、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸エステルのいずれ
か、または、それらの混合物もしくは重合物よりなる樹
脂で覆って、マイクロカプセルとしたマイクロスフェア
等の発泡剤をあらかじめ加熱発泡して中空粒子化したも
のである。その粒子径は、原材料となるマイクロスフェ
アの粒子径、隔壁組成、隔壁厚さ、発泡の際の加熱温度
と加熱時間などにより決定される。中空マイクロバルー
ンの粒径は、重量平均で2μm〜7μmが好ましく、さ
らに全粒子のうち50重量%以上が粒径2μm〜6μm
の範囲にあるものが好ましい。このような微粒子の粒径
は、COULTER社製COULTER MULTIC
IZERや日本電子(株)製SYMPATEC HEL
OSなどの測定装置で測定することができる。上記の粒
径範囲の中空マイクロバルーンとしては、例えば松本油
脂製薬株式会社製F04Eがあげられる。上記の粒径範
囲より大きいものは、例えば、中空マイクロバルーンと
して従来知られていた日本フィライト株式会社製エクス
パンセル461DE、551DE、551DE20など
粒径20〜60μm程度のものはバインダーへの分散
性、塗工性に問題があり、さらに攪拌、塗工の際の剪断
応力で破壊されてしまうことがある。また、塗工時に気
泡層の表面に凹凸が生じるため、転写画像にざらつき、
抜けが生じる場合があり、好ましくない。それに対し、
上記の粒径範囲を下回るものは、空隙率が小さくなり、
断熱性及びクッション性が低下してしまうため好ましく
ない。中空マイクロバルーンの密度は、0.03g/c
3 〜0.25g/cm3 が好ましい。この範囲を越え
るものは、断熱性、クッション性が不足するため好まし
くない。この範囲を下回るものは、機械的強度が不足
し、またバインダーへの分散安定性が悪化するため好ま
しくない。
【0015】中空マイクロバルーンの隔壁厚さは、0.
05μm〜0.15μmが好ましい。この範囲を越える
ものは断熱性、クッション性が不足するため好ましくな
い。また、この範囲を下回るものは機械的強度が不足す
るため好ましくない。気泡層の厚さは15μm〜80μ
m(乾燥固形分)の範囲で、かつ密度が0.2g/cm
3 〜0.7g/cm3 の範囲であることが好ましい。な
お、気泡層のクッション性、断熱性は厚さと密度の相関
で決定されるものであり、厚さと密度はそれぞれ単独で
の最適値などは有り得えない。気泡層の厚さが15μm
未満では、密度が上記の範囲であっても良好なクッショ
ン性、断熱性は得られないので好ましくない。気泡層の
厚さが80μmを越えると、密度が上記の範囲であって
もクッション性、断熱性は飽和してそれ以上の向上は見
られず、またプラスチックシート様の質感が生じてしま
う。さらに、厚さが多い分だけ材料費等が高くなり、不
経済でもあるので好ましくない。密度が上記範囲を越え
ると厚さが上記の範囲内であっても良好なクッション
性、断熱性は得られないので好ましくない。密度が上記
範囲を下回ると厚さが上記の範囲内であっても気泡層の
強度が不足し、耐スクラッチ性が低くなるので好ましく
ない。したがって、中空マイクロバルーンのバインダー
への配合比は、気泡層の密度が前記の範囲内になるよう
に決定すれば良い。
【0016】例えば、印刷校正用途などでは対応する印
刷用紙と校正出力用材料としての熱転写受像シートの表
面の色調が同様であることが望ましいが、各種着色顔
料、染料、蛍光増白剤などの色材を気泡層に適宜含有さ
せることで熱転写受像シートの表面を所望の色調に調整
することができる。色材は所望の色調を得るために必要
なだけ含有させれば良く、特に制限はない。顔料として
は、例えば炭酸カルシウム、タルク、カオリン、酸化チ
タン、酸化亜鉛その他公知のものがあげられる。顔料配
合比は、樹脂固形分100重量部に対し、10重量部〜
200重量部が好ましい。10重量部未満であると、色
調調整の効果が乏しく、200重量部を越えると、顔料
の気泡層中の分散安定性に欠け、また気泡層中の樹脂の
もつ性能が得られないことがある。気泡層と後述する受
容層、アンダーコート層、中間層及び裏面層の塗布は、
ロールコート、バーコート、グラビアコート、グラビア
リバースコート等の一般的な方法で行われる。
【0017】(受容層)上記の気泡層の上に設ける受容
層3は、色材を染着し易い樹脂を主成分とするワニス
に、必要に応じて離型剤等の各種添加剤を加えて構成す
る。染着しやすい樹脂は、ポリオレフィン樹脂、ポリ塩
化ビニル樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸エステ
ル、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、アイオノマ
ー、セルロース誘導体等がある。これらの単体、又は混
合物あるいは共重合体を用いることができ、これらの中
でも、ポリエステル系樹脂、及びビニル系樹脂が好まし
い。受容層3は、画像形成時に熱転写シートとの熱融着
を防ぐために、離型剤を配合することもできる。離型剤
は、シリコーンオイル、リン酸エステル系可塑剤やフッ
素系化合物を用いることができるが、特にシリコーンオ
イルが好ましく用いられる。シリコーンオイルとして
は、エポキシ変性、アルキル変性、アミノ変性、カルボ
キシル変性、アルコール変性、フッ素変性、アルキルア
ラルキルポリエーテル変性、エポキシ・ポリエーテル変
性、ポリエーテル変性等の変性シリコーンオイルが好ま
しく用いられるが、中でもビニル変性シリコーンオイル
とハイドロジェン変性シリコーンオイルとの反応物が良
い。離型剤の添加量は、受容層形成樹脂100重量部に
対し、0.2重量部〜30重量部が好ましい。受容層の
塗布量は、0.5g/m2 〜10g/m2 (固形分換
算、以下本発明の塗布量は特に断りのない限り、固形分
換算の数値である)が好ましい。
【0018】(アンダーコート層)本発明においては、
基材と気泡層との間にアンダーコート層4(下引き層)
を形成することが望ましい。このアンダーコート層4に
より、気泡層塗工液を基材上に塗布しても、塗工液が基
材中に浸透することなく、気泡層を希望の厚さに形成す
ることができる。このアンダーコート層4として使用し
うる樹脂としては、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、
ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリアミド樹
脂など公知の樹脂およびその変性樹脂などがあげられ
る。また、本発明は基材として普通紙を使用しているた
め、水系の塗工液からなるアンダーコート層を直接塗工
すると、基材表面の吸水性のムラにより、基材にしわや
うねりが発生して、質感や印画品質に悪影響を及ぼすこ
とがある。この傾向は、特に100μm以下の薄い基材
を用いた時に顕著である。したがって、アンダーコート
層用の塗工液は、水系ではなく、有機溶剤に樹脂を溶解
または分散させた塗工液を使用することが好ましい。使
用できる有機溶剤としては、トルエン、メチルエチルケ
トン、イソプロパノール、ブタノール、酢酸エチル、そ
の他一般的な工業用有機溶剤をあげることができる。
【0019】また、タルク、炭酸カルシウム、酸化チタ
ン、硫酸バリウム等の顔料を添加して、アンダーコート
層自体の塗工適性の向上、基材や気泡層との密着性の向
上、または白色度を付与することができる。これら顔料
の添加量は樹脂固形分100部に対し、10部〜500
部の範囲が望ましい。10部を下回ると、顔料添加の効
果が現れず、500部を越えるとアンダーコート層の樹
脂の性能が発揮されない。このアンダーコート層の塗工
量は、1g/m2 〜20g/m2 の範囲が好ましい。1
g/m2 未満であると、アンダーコート層としての効果
が得られず、20g/m2 を越えると効果は向上せず、
基材の質感に影響を与え、合成樹脂シートの様な質感が
生じてしまう。また、塗工量が多い分だけ、材料費等が
たかくなり、不経済でもある。
【0020】(中間層)画像形成時にはサーマルヘッド
を熱転写シートを介して熱転写受像シートに押し付け、
所望の画像に応じた熱エネルギーを印加する。その際の
押圧、加熱により気泡層中の中空マイクロバルーンが破
壊され、クッション性等の効果が得られないことがあ
る。これを防ぐために、樹脂からなる中間層5を受容層
と気泡層との間に設けても良い。また、受容層用塗工液
が有機溶剤系の塗工液であると、気泡層上に塗工した際
に、気泡層を侵してしまい、気泡層によるクッション性
等の効果が得られないことがある。この場合は、中空マ
イクロバルーンを侵す性質のある有機溶剤、例えばアセ
トン、メチルエチルケトンなどのケトン類、酢酸エチ
ル、酢酸ブチルなどのエステル類、メタノール、エタノ
ール等の低級アルコール等を含まない塗工液からなる中
間層5を形成することにより、この問題を解決すること
ができる。具体的には、水溶性か水分散性の樹脂を使用
したもの、もしくは樹脂のエマルジョンがあげられる。
その中間層5中には、前記の気泡層と同様に顔料や色材
を含有させても良い。それらの種類や好ましい配合も気
泡層と同様である。また、中間層5の塗工量は、1g/
2 〜20g/m2 の範囲が好ましく、1g/m2 未満
であると、気泡を保護する機能が十分に発揮されない。
また、20g/m2 を越えると気泡層の断熱性、クッシ
ョン性等のこうかが発揮されなくなり好ましくない。
【0021】(裏面層)また、普通紙等の基材の片面に
受容層を含む複数の樹脂層を形成した熱転写受像シート
では、環境中の湿度、温度によりカールが生じることが
ある。このカールを防ぐために、基材の受容層の設けら
れている側と反対側の面に裏面層6としてポリビニルア
ルコール、ポリエチレングリコール、グリセリン等の水
溶液を塗布したり、加湿処理するなどしてカール防止処
理をするのが良い。 また、熱転写受像シートの受容層
の反対側の面に、剛性付与、滑性付与等の目的で樹脂を
含有する裏面層6を設けても良い。裏面層6に滑性を付
与するには、裏面層6の樹脂中に無機または有機フィラ
ーを分散させたものを用いる。剛性付与、滑性付与のた
めに用いる樹脂としては、従来知られている樹脂あるい
はそれらをブレンドした樹脂を使用することができる。
また、裏面層6中には、シリコーン等の滑剤または、離
型剤を添加しても良い。これら裏面層の塗工量は、0.
05g/m2 〜3g/m2 程度が好ましい。
【0022】上記の如き熱転写受像シートを使用して熱
転写をおこなう際に使用する熱転写シートとしては、昇
華転写記録方式において使用する昇華型熱転写シートの
他に、顔料等を熱溶融するバインダーにて担持した熱溶
融インキ層を、基材上に形成塗布し、加熱によって該イ
ンキ層ごと被転写物に転写する、熱溶融型熱転写シート
が使用できる。また、熱転写時の熱エネルギーの付与手
段は、従来公知の付与手段がいずれも使用でき、例え
ば、サーマルプリンター(例えば株式会社日立製作所
製、ビデオプリンターVY−100)等の記録装置によ
って、記録時間をコントロールすることにより、5〜1
00mJ/mm2 程度の熱エネルギーを付与することに
よって画像を形成することができる。
【0023】
【実施例】以下に、実施例及び比較例を示し、本発明を
詳述する。 (実施例1)基材として、坪量104.7g/m2 のコ
ート紙(三菱製紙株式会社製、ニューVマット)を使用
し、該基材上に、下記組成からなる気泡層をグラビアコ
ートにて25μm(固形分)の厚さに塗工後、熱風ドラ
イヤーにて100℃、1分間加熱乾燥を行った。尚、組
成を示す単位は特に断りのない限り重量部とする。 <気泡層> スチレン−アクリルエマルジョン 100部 (日本カーバイト工業株式会社製、RX832A) 中空マイクロバルーン 30部 (松本油脂製薬株式会社製、F04E;SYMPATEC HELOSによる 重量平均 粒径3.6μm 全粒子の58%が2.2μm〜6.0μmの範囲 にある) 水 20部
【0024】次に、気泡層の上に、下記組成の受容層を
グラビアコートにて3g/m2 塗工後、熱風ドライヤー
にて乾燥した。 <受容層> 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 (電気化学工業株式会社製、#1000D) 100部 アミノ変性シリコーン(信越化学工業株式会社製、X−22−349) 3部 エポキシ変性シリコーン(信越化学工業株式会社製、KF−393) 3部 メチルエチルケトン/トルエン=1/1 400部
【0025】基材の受容層を形成しない側に、下記組成
の裏面層をグラビアコートにて0.05g/m2 塗工
し、冷風ドライヤーにて乾燥し、実施例1の熱転写受像
シートを得た。 <裏面層> ポリビニルアルコール(株式会社クラレ製、PVA124) 2部 水 100部
【0026】(実施例2)気泡層の構成を下記のとおり
に変更した他は、実施例1と同様にして実施例2の熱転
写受像シートを作成した。 <気泡層> 変性EVAエマルジョン(株式会社トウペ製 XB3647B) 100部 中空マイクロバルーン(松本油脂製薬株式会社製、F04E) 50部 水 20部
【0027】(実施例3)基材上に、下記組成からなる
アンダーコート層塗工液をグラビアコートにより5g/
2 塗工後、熱風ドライヤーにて乾燥してアンダーコー
ト層を形成した他は実施例2と同様にして実施例3の熱
転写受像シートを作成した。 <アンダーコート層> ポリウレタン樹脂(日本ポリウレタン工業株式会社製、N5199)100部 酸化チタン(石原産業株式会社製、TCA−888) 200部 メチルエチルケトン/トルエン=1/1 200部
【0028】(実施例4)気泡層上に下記組成の中間層
塗工液をグラビアコーティングにて5g/m2 塗布し、
熱風ドライヤー乾燥した他は実施例3と同様にして実施
例4の熱転写受像シートを作成した。 <中間層> スチレン−アクリルエマルジョン 100部 (株式会社トウペ製、XA4270C) 酸化チタン(石原産業株式会社製、TT−055(A)) 50部 水 20部
【0029】(実施例5)気泡層の塗布厚さを50μm
とした他は実施例3と同様にして実施例5の熱転写受像
シートを作成した。 (実施例6)気泡層の塗布厚さを75μmとした他は実
施例2と同様にして実施例6の熱転写受像シートを作成
した。 (実施例7)気泡層の構成を下記のとおりに変更した他
は実施例1と同様にして実施例7の熱転写受像シートを
作成した。 <気泡層> アクリルエマルジョン(日本合成ゴム株式会社製、AE932) 100部 中空マイクロバルーン(松本油脂製薬株式会社製、F04E) 800部 水 20部
【0030】(比較例1)気泡層の配合を下記のとおり
に変更した他は実施例1と同様にして比較例1の熱転写
受像シートを作成した。 <気泡層> スチレン−アクリルエマルジョン 100部 (日本カーバイド工業株式会社製、RX832A) 中空マイクロバルーン(松本油脂製薬株式会社製、F04E) 10部 水 20部
【0031】(比較例2)気泡層の配合を下記のとおり
に変更した他は実施例1と同様にして比較例2の熱転写
受像シートを作成した。 <気泡層> スチレン−アクリルエマルジョン 100部 (日本カーバイド工業株式会社製、RX832A) 中空マイクロバルーン(松本油脂製薬株式会社製、F04E) 120部 水 20部
【0032】(比較例3)気泡層の配合を下記のとおり
に変更した他は実施例1と同様にして比較例3の熱転写
受像シートを作成した。 <気泡層> スチレン−アクリルエマルジョン 100部 (日本カーバイド工業株式会社製、RX832A) 中空マイクロバルーン 50部 (日本フェライト(株)製エクスパンセル551−DE20 Coulter Multicizerによる重量平均粒径20μm) 水 20部
【0033】(比較例4)気泡層の配合を下記のとおり
に変更した他は実施例1と同様にして比較例4の熱転写
受像シートを作成した。 <気泡層> スチレン−アクリルエマルジョン 100部 (日本カーバイド工業株式会社製、RX832A) 中空樹脂粒子 50部 (ローム&ハース社製、HP−91 Coulter Multicizer による重量平均粒径1μm) 水 20部
【0034】上記のようにして得た熱転写受像シートを
下記のプリンター、染料熱転写シートを用いて印画評価
に供した。 <昇華型カラープリンター> 住友スリーエム(株)製 M2710 <染料熱転写シート> 住友スリーエム(株)製 M2710用カラーリボン
(YMCBk 4色)
【0035】(印画画質評価)Bk単色低濃度(25%
/100%)ベタ、1ドット及び2ドット幅のBk単色
(100%/100%)細線及び12ポイント文字画像
を作成し、印画及び画像評価に供した。印画画質は目視
によって、官能評価した。 評価結果 ○:印画抜け、細線かすれ等なく良好。 △:やや印画抜け、細線かすれあり。 ×:印画抜け、細線かすれ顕著。 (印画感度評価)Mg単色ベタ画像(70%/100
%)を作成し印画及び感度評価に供した。感度はGRE
TAG SPM50にて測定した。 評価結果 ○:OD値0.9以上。 △:OD値0.8以上0.9未満。 ×:OD値0.8未満。 (耐スクラッチ性評価)HBの鉛筆にて熱転写受像シー
ト表面に文字を筆記し、ダメージの度合を目視にて官能
評価した。 評価結果 ○:表面のつぶれ、へこみなどなし。 △:表面のつぶれ、へこみなどややあり。 ×:表面のつぶれ、へこみが顕著。
【0036】下記表1に評価結果を示す。尚、各実施例
及び比較例の気泡層の密度を示す。
【表1】
【0037】
【発明の効果】本発明の熱転写受像シートは、既に発泡
した中空マイクロバルーンを用いるため、気泡層の塗布
後に発泡工程を必要とせず、中空マイクロバルーンのバ
インダーに対する配合量と塗布量のみによって、クッシ
ョン性、断熱性を制御することが出来る。したがって、
高品質の熱転写受像シートを安定して生産する事が可能
である。従来知られていた中空マイクロバルーンと異な
り、粒径が小さいことにより、バインダーへの分散性、
塗工性が優れ、攪拌、塗工の際の剪断応力による破壊に
対する耐性が向上し、さらに従来の大粒径のマイクロバ
ルーンと比較すると同配合比、同塗布量でも断熱性が向
上するため印画感度が高くなる。加えて、熱転写受像シ
ート表面の凹凸が小さくなり、印画抜けのない良好な印
画画質をもった画像が得られる。また、従来の大粒径の
マイクロバルーンと比較すると同配合比、同塗布量でも
隠蔽性が向上し、白色度付与、隠蔽性付与のために白色
顔料などを使用する場合でも、その使用量を少なくする
ことができ、表面の光沢や表面形状等の質感が紙と同様
とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱転写受像シートの一つの実施形態を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 基材 2 気泡層 3 受容層 4 アンダーコート層 5 中間層 6 裏面層

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルプを主体とした紙を基材とし、該基
    材側から気泡層、受容層を順次設けた熱転写受像シート
    において、該気泡層が中空マイクロバルーンを含み、該
    中空マイクロバルーンの重量平均粒径が2μm〜7μm
    であり、該中空マイクロバルーンの全粒子のうち50重
    量%以上が粒径2μm〜6μmの範囲にあることを特徴
    とする熱転写受像シート。
  2. 【請求項2】 該中空マイクロバルーンの隔壁が、ポリ
    塩化ビニリデン、ポリアクリロニトリル、ポリアクリル
    酸、ポリアクリル酸エステルのいずれか、または、それ
    らの混合物もしくは重合物よりなることを特徴とする上
    記の請求項1に記載する熱転写受像シート。
  3. 【請求項3】 該中空マイクロバルーンの密度が、0.
    03g/cm3 〜0.25g/cm3 の範囲であること
    を特徴とする上記の請求項1に記載する熱転写受像シー
    ト。
  4. 【請求項4】 該中空マイクロバルーンの隔壁の厚さ
    が、0.05μm〜0.15μmの範囲であることを特
    徴とする上記の請求項1に記載する熱転写受像シート。
  5. 【請求項5】 該気泡層の厚さが、15μm〜80μm
    の範囲で、かつ密度が0.2g/cm3 〜0.7g/c
    3 の範囲であることを特徴とする上記の請求項1に記
    載する熱転写受像シート。
  6. 【請求項6】 該基材と該気泡層との間に、アンダーコ
    ート層を設けたことを特徴とする上記の請求項1に記載
    する熱転写受像シート。
  7. 【請求項7】 該気泡層と該受容層との間に、中間層を
    設けたことを特徴とする上記の請求項1に記載する熱転
    写受像シート。
  8. 【請求項8】 該基材の受容層の設けられている側と反
    対側の面に裏面層を設けたことを特徴とする上記の請求
    項1に記載する熱転写受像シート。
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