JPH1045163A - 熱転写受像シートロール梱包体 - Google Patents
熱転写受像シートロール梱包体Info
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- JPH1045163A JPH1045163A JP8216873A JP21687396A JPH1045163A JP H1045163 A JPH1045163 A JP H1045163A JP 8216873 A JP8216873 A JP 8216873A JP 21687396 A JP21687396 A JP 21687396A JP H1045163 A JPH1045163 A JP H1045163A
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- JP
- Japan
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- transfer image
- image receiving
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 印字画面サイズが大きいものや、受像シート
幅の広い熱転写受像シートロールにおいて、ロールの自
重により、接地した付近で発泡層が潰れることを防止し
て、印字画像において印字濃度や印字感度が良好となる
熱転写受像シートロールの梱包体を提供する。 【解決手段】 基材の一方に受容層が形成され、かつ発
泡層を有する昇華転写用の熱転写受像シートをボビンに
ロール状に巻き取った熱転写受像シートロールの梱包体
において、該熱転写受像シートロールの両側に、該熱転
写受像シートロールの外径よりも高さの大きい当て板と
凸部を有する梱包材を用い、該凸部を該ボビンの中に嵌
合させることにより、該熱転写受像シートロールを宙吊
り状態にすることを特徴とする。
幅の広い熱転写受像シートロールにおいて、ロールの自
重により、接地した付近で発泡層が潰れることを防止し
て、印字画像において印字濃度や印字感度が良好となる
熱転写受像シートロールの梱包体を提供する。 【解決手段】 基材の一方に受容層が形成され、かつ発
泡層を有する昇華転写用の熱転写受像シートをボビンに
ロール状に巻き取った熱転写受像シートロールの梱包体
において、該熱転写受像シートロールの両側に、該熱転
写受像シートロールの外径よりも高さの大きい当て板と
凸部を有する梱包材を用い、該凸部を該ボビンの中に嵌
合させることにより、該熱転写受像シートロールを宙吊
り状態にすることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇華型熱転写によ
り文字、画像が形成される受像シートにおいて、巻き形
態を有する、熱転写受像シートロールを搬送や保管用に
梱包した、梱包体に関するものである。
り文字、画像が形成される受像シートにおいて、巻き形
態を有する、熱転写受像シートロールを搬送や保管用に
梱包した、梱包体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、種々の熱転写記録方法が知られて
いるが、それらの中でも、近年、昇華性の染料を含有す
る熱転写層をポリエステルフィルム等の支持体上に形成
した熱転写シートを、サーマルヘッドやレーザー等の加
熱媒体によって加熱することにより、熱転写受像シート
上に画像を形成する昇華転写記録方式が注目され、種々
の分野において、情報記録手段として利用されている。
このような昇華転写記録方式によれば、極めて短時間で
フルカラー画像を形成することができ、中間色の再現性
や階調性に優れた、フルカラー写真画像にも匹敵する高
品質な画像を得ることができる。そして、マルチメディ
アに関連した様々なハードおよびソフトの発達により、
この熱転写方法は、コンピューターグラフィックス、衛
星通信による静止画像そしてCDROMその他に代表さ
れるデジタル画像およびビデオ等のアナログ画像のフル
カラーハードコピーシステムとして、その市場を拡大し
ている。
いるが、それらの中でも、近年、昇華性の染料を含有す
る熱転写層をポリエステルフィルム等の支持体上に形成
した熱転写シートを、サーマルヘッドやレーザー等の加
熱媒体によって加熱することにより、熱転写受像シート
上に画像を形成する昇華転写記録方式が注目され、種々
の分野において、情報記録手段として利用されている。
このような昇華転写記録方式によれば、極めて短時間で
フルカラー画像を形成することができ、中間色の再現性
や階調性に優れた、フルカラー写真画像にも匹敵する高
品質な画像を得ることができる。そして、マルチメディ
アに関連した様々なハードおよびソフトの発達により、
この熱転写方法は、コンピューターグラフィックス、衛
星通信による静止画像そしてCDROMその他に代表さ
れるデジタル画像およびビデオ等のアナログ画像のフル
カラーハードコピーシステムとして、その市場を拡大し
ている。
【0003】この熱転写方法による熱転写受像シートの
具体的な用途は、多岐にわたっている。代表的なものと
しては、印刷の校正刷り、画像の出力、CAD/CAM
などの設計およびデザインなどの出力、CTスキャンや
内視鏡カメラなどの各種医療用分析機器、測定機器の出
力用途そしてインスタント写真の代替として、また身分
証明書やIDカード、クレジットカード、その他カード
類への顔写真などの出力、さらに遊園地、ゲームセンタ
ー、博物館、水族館などのアミューズメント施設におけ
る合成写真、記念写真としての用途などをあげることが
できる。それらの用途の中で、印刷の校正刷り、画像の
出力、CAD/CAMなどの設計およびデザインなどの
出力等において、大サイズの印字画像を得たいという要
望が多く、このような熱転写受像シートでは、画像品質
や印字感度をより向上させるため、クッション性、断熱
性を有する発泡層を設けることが行われている。また、
印字画像面積を自由に調節することができる熱転写受像
シートとして、シート状ではなく、ロール状の巻き形態
を有する熱転写受像シートが使用されている。
具体的な用途は、多岐にわたっている。代表的なものと
しては、印刷の校正刷り、画像の出力、CAD/CAM
などの設計およびデザインなどの出力、CTスキャンや
内視鏡カメラなどの各種医療用分析機器、測定機器の出
力用途そしてインスタント写真の代替として、また身分
証明書やIDカード、クレジットカード、その他カード
類への顔写真などの出力、さらに遊園地、ゲームセンタ
ー、博物館、水族館などのアミューズメント施設におけ
る合成写真、記念写真としての用途などをあげることが
できる。それらの用途の中で、印刷の校正刷り、画像の
出力、CAD/CAMなどの設計およびデザインなどの
出力等において、大サイズの印字画像を得たいという要
望が多く、このような熱転写受像シートでは、画像品質
や印字感度をより向上させるため、クッション性、断熱
性を有する発泡層を設けることが行われている。また、
印字画像面積を自由に調節することができる熱転写受像
シートとして、シート状ではなく、ロール状の巻き形態
を有する熱転写受像シートが使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のロール状熱転写
受像シートにおいて、大サイズの印字画像用としては、
例えば、1画面のサイズが420mm×324mmで、
熱転写受像シートの全長が63mのものがある。このよ
うなロール状熱転写受像シートは、図7に示すように、
重量が非常に大きく、ロールを横に置くと、ロールの自
重により、接地した部分10の近辺の熱転写受像シート
の発泡層が潰れてしまう。この熱転写受像シートでは、
その発泡層の潰れた部分で印字濃度や印字感度が落ちて
しまう問題がある。また、その発泡層の潰れは、熱転写
受像シートロールのほぼ全体にわたるために、ロール状
1本分の熱転写受像シートが実用できるものではなく、
無駄になるという問題がある。
受像シートにおいて、大サイズの印字画像用としては、
例えば、1画面のサイズが420mm×324mmで、
熱転写受像シートの全長が63mのものがある。このよ
うなロール状熱転写受像シートは、図7に示すように、
重量が非常に大きく、ロールを横に置くと、ロールの自
重により、接地した部分10の近辺の熱転写受像シート
の発泡層が潰れてしまう。この熱転写受像シートでは、
その発泡層の潰れた部分で印字濃度や印字感度が落ちて
しまう問題がある。また、その発泡層の潰れは、熱転写
受像シートロールのほぼ全体にわたるために、ロール状
1本分の熱転写受像シートが実用できるものではなく、
無駄になるという問題がある。
【0005】したがって、上記の問題を解決し、印字画
面サイズが大きいものや、受像シート幅の広い熱転写受
像シートロールにおいて、ロールの自重により、接地し
た付近で発泡層が潰れることを防止して、印字画像にお
いて印字濃度や印字感度が良好となる熱転写受像シート
ロールの梱包体を提供することを目的とする。
面サイズが大きいものや、受像シート幅の広い熱転写受
像シートロールにおいて、ロールの自重により、接地し
た付近で発泡層が潰れることを防止して、印字画像にお
いて印字濃度や印字感度が良好となる熱転写受像シート
ロールの梱包体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、基材の一方に受容層が形成され、かつ発
泡層を有する昇華転写用の熱転写受像シートをボビンに
ロール状に巻き取った熱転写受像シートロールの梱包体
において、該熱転写受像シートロールの両側に、該熱転
写受像シートロールの外径よりも高さの大きい当て板と
凸部を有する梱包材を用い、該凸部を該ボビンの中に嵌
合させることにより、該熱転写受像シートロールを宙吊
り状態にすることを特徴とする。また、前記の当て板と
凸部が別個のものであり、両者を組合せて、梱包材とす
ることを特徴とする。また、前記の当て板と凸部が一体
化された梱包材であることを特徴とする。また、前記の
発泡層が発泡フィルムであることを特徴とする。さら
に、前記の発泡層が樹脂と発泡剤とからなることを特徴
とする。
に、本発明は、基材の一方に受容層が形成され、かつ発
泡層を有する昇華転写用の熱転写受像シートをボビンに
ロール状に巻き取った熱転写受像シートロールの梱包体
において、該熱転写受像シートロールの両側に、該熱転
写受像シートロールの外径よりも高さの大きい当て板と
凸部を有する梱包材を用い、該凸部を該ボビンの中に嵌
合させることにより、該熱転写受像シートロールを宙吊
り状態にすることを特徴とする。また、前記の当て板と
凸部が別個のものであり、両者を組合せて、梱包材とす
ることを特徴とする。また、前記の当て板と凸部が一体
化された梱包材であることを特徴とする。また、前記の
発泡層が発泡フィルムであることを特徴とする。さら
に、前記の発泡層が樹脂と発泡剤とからなることを特徴
とする。
【0007】
【作用】本発明は、基材の一方に受容層が形成され、か
つ発泡層を有する昇華転写用の熱転写受像シートをボビ
ンにロール状に巻き取った熱転写受像シートロールの梱
包体において、該熱転写受像シートロールの両側に、該
熱転写受像シートロールの外径よりも高さの大きい当て
板と凸部を有する梱包材をあてがい、該凸部を該ボビン
の中に嵌合させることにより、該熱転写受像シートロー
ルを宙吊り状態にして、両側の当て板だけが接地して、
該熱転写受像シートロールは接地しないため、接地する
ことによる発泡層が潰れることを防止して、印字画像に
おいて印字濃度や印字感度が良好となる。
つ発泡層を有する昇華転写用の熱転写受像シートをボビ
ンにロール状に巻き取った熱転写受像シートロールの梱
包体において、該熱転写受像シートロールの両側に、該
熱転写受像シートロールの外径よりも高さの大きい当て
板と凸部を有する梱包材をあてがい、該凸部を該ボビン
の中に嵌合させることにより、該熱転写受像シートロー
ルを宙吊り状態にして、両側の当て板だけが接地して、
該熱転写受像シートロールは接地しないため、接地する
ことによる発泡層が潰れることを防止して、印字画像に
おいて印字濃度や印字感度が良好となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の熱転写受像シー
トロールの梱包体において、発明の実施の形態につい
て、説明を行う。図1は、本発明の熱転写受像シートロ
ールの梱包体1の一つの実施の形態を示す斜視図であ
り、ボビン5に巻取られた熱転写受像シートロール2の
両側面に、該熱転写受像シートロールの外径mよりも大
きい高さnの当て板3と凸部4を有するホルダーからな
る梱包材を用いて、凸部4を当て板の孔3aに通し、さ
らに凸部4をボビン5の中に嵌合させることにより、熱
転写受像シートロール2を宙吊り状態にしたものであ
る。また、図2は、熱転写受像シートロールの梱包体1
の他の実施の形態を示す斜視図であり、ボビン5に巻取
られた熱転写受像シートロール2の両側面に、該熱転写
受像シートロールの外径mよりも大きい高さnの当て板
3と凸部4とが一体化された梱包材を用いて、凸部4を
クッション材6の孔に通し、さらに凸部4をボビン5の
中に嵌合させることにより、熱転写受像シートロール2
を宙吊り状態にしたものである。また、当て板3には、
溝3bが設けられている。
トロールの梱包体において、発明の実施の形態につい
て、説明を行う。図1は、本発明の熱転写受像シートロ
ールの梱包体1の一つの実施の形態を示す斜視図であ
り、ボビン5に巻取られた熱転写受像シートロール2の
両側面に、該熱転写受像シートロールの外径mよりも大
きい高さnの当て板3と凸部4を有するホルダーからな
る梱包材を用いて、凸部4を当て板の孔3aに通し、さ
らに凸部4をボビン5の中に嵌合させることにより、熱
転写受像シートロール2を宙吊り状態にしたものであ
る。また、図2は、熱転写受像シートロールの梱包体1
の他の実施の形態を示す斜視図であり、ボビン5に巻取
られた熱転写受像シートロール2の両側面に、該熱転写
受像シートロールの外径mよりも大きい高さnの当て板
3と凸部4とが一体化された梱包材を用いて、凸部4を
クッション材6の孔に通し、さらに凸部4をボビン5の
中に嵌合させることにより、熱転写受像シートロール2
を宙吊り状態にしたものである。また、当て板3には、
溝3bが設けられている。
【0009】(梱包材)梱包材は熱転写受像シートロー
ルの外径よりも大きい高さの当て板と凸部とから構成さ
れている。まず、当て板は図1に示すような四角形で中
央に円形の孔3aが開いているものや、図2に示すよう
な溝3bが形成されたもの等が挙げられる。但し、図3
に示すように、当て板3は熱転写受像シートロール2の
重さに耐えられる接地する部分10と、凸部と接地面と
の距離pが、その熱転写受像シートロールの半径oより
も大きいようにできれば、どのような形状でもよい。ま
た、凸部4の形状は、図1に示すような円柱形や、図2
に示すような四角柱や、また、先端が窄まった円錐形な
どが挙げられる。但し、凸部4はボビン5の中に嵌合で
きるものであれば、どのような形状でもよい。また、凸
部4の大きさは、ボビン5の中に嵌合でき、固定できれ
ば、その凸部の材料の強度に応じて、大きさを変えるこ
とができる。また、凸部4は、図2のように当て板3と
一体化された成形品でも、図1のように当て板3とは別
個のものであってもよい。
ルの外径よりも大きい高さの当て板と凸部とから構成さ
れている。まず、当て板は図1に示すような四角形で中
央に円形の孔3aが開いているものや、図2に示すよう
な溝3bが形成されたもの等が挙げられる。但し、図3
に示すように、当て板3は熱転写受像シートロール2の
重さに耐えられる接地する部分10と、凸部と接地面と
の距離pが、その熱転写受像シートロールの半径oより
も大きいようにできれば、どのような形状でもよい。ま
た、凸部4の形状は、図1に示すような円柱形や、図2
に示すような四角柱や、また、先端が窄まった円錐形な
どが挙げられる。但し、凸部4はボビン5の中に嵌合で
きるものであれば、どのような形状でもよい。また、凸
部4の大きさは、ボビン5の中に嵌合でき、固定できれ
ば、その凸部の材料の強度に応じて、大きさを変えるこ
とができる。また、凸部4は、図2のように当て板3と
一体化された成形品でも、図1のように当て板3とは別
個のものであってもよい。
【0010】当て板と凸部とから構成されている梱包材
は、ポリスチレン、ABS、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリ塩化ビニル、ポリアセタール、ポリカーボネ
ート等のプラスチックの成形品が使用できるが、上記プ
ラスチックとセルロースとの混合物により成形すること
もできる。その場合、プラスチック成分とセルロース成
分との割合は、セルロース成分100重量部に対して、
30〜200重量部の範囲内で使用できる。当て板は、
その形状が複雑でなく、凸部と別個の場合等の時は、2
段や3段等の多段の厚みの大きいボール紙を用いてもよ
い。また、梱包材は、繰り返しの使用をするためには、
耐久性のあるアルミ、鉄、ステンレス等の金属で、構成
することもできる。
は、ポリスチレン、ABS、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリ塩化ビニル、ポリアセタール、ポリカーボネ
ート等のプラスチックの成形品が使用できるが、上記プ
ラスチックとセルロースとの混合物により成形すること
もできる。その場合、プラスチック成分とセルロース成
分との割合は、セルロース成分100重量部に対して、
30〜200重量部の範囲内で使用できる。当て板は、
その形状が複雑でなく、凸部と別個の場合等の時は、2
段や3段等の多段の厚みの大きいボール紙を用いてもよ
い。また、梱包材は、繰り返しの使用をするためには、
耐久性のあるアルミ、鉄、ステンレス等の金属で、構成
することもできる。
【0011】上記の当て板と凸部とから構成されている
梱包材により、熱転写受像シートロールを宙吊り状態に
し、図4に示すようにダンボールの箱7等に収納して、
搬送や保管を行うことが好ましい。その際に、熱転写受
像シートロールを支える当て板の形状は、収納する箱と
出来るだけ多くの部分で接触して、当て板がその箱の中
で固定され、動きにくいことが好ましい。したがって、
当て板の形状は収納する箱の側面形状に合わせることが
好ましい。また、図2にしめすように、当て板3と熱転
写受像シートロール2の間にクッション材6を入れるこ
ともできる。当て板3が硬い材質であれば、熱転写受像
シートロール2の側面と当て板3が当たり、ロール2に
損傷がでないように、クッション材6を入れることが好
ましい。クッション材6は、スポンジや各種発泡材、多
孔質の材料等、弾性のある材料が使用できる。さらに、
クッション材6は予め当て板3と接着させておいてもよ
い。本発明の熱転写受像シートロールでは、図5に示す
ような、巻き終わりの端を、熱転写受像シートの種類
(用途に応じた品種等)や、製造ロット番号等を記録し
たシール8等で固定することが好ましい。また、本発明
の熱転写受像シートロールでは、図6に示すような、ロ
ールの外側全体をクラフト紙等の保護材9で、包装する
ことが、熱転写受像シートの汚れ防止(埃や異物付着等
の付着防止)のために、好ましい。
梱包材により、熱転写受像シートロールを宙吊り状態に
し、図4に示すようにダンボールの箱7等に収納して、
搬送や保管を行うことが好ましい。その際に、熱転写受
像シートロールを支える当て板の形状は、収納する箱と
出来るだけ多くの部分で接触して、当て板がその箱の中
で固定され、動きにくいことが好ましい。したがって、
当て板の形状は収納する箱の側面形状に合わせることが
好ましい。また、図2にしめすように、当て板3と熱転
写受像シートロール2の間にクッション材6を入れるこ
ともできる。当て板3が硬い材質であれば、熱転写受像
シートロール2の側面と当て板3が当たり、ロール2に
損傷がでないように、クッション材6を入れることが好
ましい。クッション材6は、スポンジや各種発泡材、多
孔質の材料等、弾性のある材料が使用できる。さらに、
クッション材6は予め当て板3と接着させておいてもよ
い。本発明の熱転写受像シートロールでは、図5に示す
ような、巻き終わりの端を、熱転写受像シートの種類
(用途に応じた品種等)や、製造ロット番号等を記録し
たシール8等で固定することが好ましい。また、本発明
の熱転写受像シートロールでは、図6に示すような、ロ
ールの外側全体をクラフト紙等の保護材9で、包装する
ことが、熱転写受像シートの汚れ防止(埃や異物付着等
の付着防止)のために、好ましい。
【0012】(熱転写受像シート)熱転写受像シート
は、基材の一方に昇華性染料を受容するための受容層が
形成されている。通常、印画時の感度・濃度向上の為
に、発泡層を設けている。発泡層としては、基材の一部
に発泡フィルムを使用する場合もあるし、基材と受容層
との間に、樹脂と発泡剤とからなる発泡層を形成する場
合もある。これらの発泡層が画像形成前に潰れてしまう
と、潰れた部分だけ印画感度・濃度が低下し、高品質な
画像が得られない。発泡フィルムとしては、発泡ポリエ
ステルフィルムや、発泡ポリオレフィンフィルムや、そ
の他通常用いられる発泡フィルムが使用できる。これら
の発泡フィルムは、フィルム形成樹脂中に無機または有
機フィラー等を混合したものをシート状に形成し、1軸
延伸または多軸延伸処理を施すことにより、フィラーを
核として微細空孔を形成させたものがある。また、フィ
ルム形成の主体とする樹脂に対して、非相溶なポリマー
(1種類でも複数種類でも良い)をブレンドした材料を
作成する。この材料は微視的にみると、ポリマー同志が
微細な海島構造を形成している。この材料を延伸する
と、海島界面の剥離または、島を形成するポリマーの大
きな変形によって、微細空孔が発生するものがある。
は、基材の一方に昇華性染料を受容するための受容層が
形成されている。通常、印画時の感度・濃度向上の為
に、発泡層を設けている。発泡層としては、基材の一部
に発泡フィルムを使用する場合もあるし、基材と受容層
との間に、樹脂と発泡剤とからなる発泡層を形成する場
合もある。これらの発泡層が画像形成前に潰れてしまう
と、潰れた部分だけ印画感度・濃度が低下し、高品質な
画像が得られない。発泡フィルムとしては、発泡ポリエ
ステルフィルムや、発泡ポリオレフィンフィルムや、そ
の他通常用いられる発泡フィルムが使用できる。これら
の発泡フィルムは、フィルム形成樹脂中に無機または有
機フィラー等を混合したものをシート状に形成し、1軸
延伸または多軸延伸処理を施すことにより、フィラーを
核として微細空孔を形成させたものがある。また、フィ
ルム形成の主体とする樹脂に対して、非相溶なポリマー
(1種類でも複数種類でも良い)をブレンドした材料を
作成する。この材料は微視的にみると、ポリマー同志が
微細な海島構造を形成している。この材料を延伸する
と、海島界面の剥離または、島を形成するポリマーの大
きな変形によって、微細空孔が発生するものがある。
【0013】発泡フィルムを構成する樹脂としては、ポ
リプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリ塩化
ビニル、ポリエステル等が挙げられるが、好ましくは、
発泡ポリオレフィンフィルム、特に発泡ポリプロピレン
フィルムが好ましい。このプロピレンに対して、非相溶
なポリマーとしては、ポリプロピレンよりも高い融点を
有するポリマーであれば何でも良い。特に好ましいもの
として、ポリエステルおよびPMMAである。また、微
細空孔を形成させる為のフィラーとしては、酸化チタ
ン、酸化ケイ素、炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、酸
化亜鉛、タルク、クレー等の無機フィラーや、ポリスチ
レン系、メラミン系、アクリル系、有機シリコーン系等
の有機フィラーが使用できる。
リプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリ塩化
ビニル、ポリエステル等が挙げられるが、好ましくは、
発泡ポリオレフィンフィルム、特に発泡ポリプロピレン
フィルムが好ましい。このプロピレンに対して、非相溶
なポリマーとしては、ポリプロピレンよりも高い融点を
有するポリマーであれば何でも良い。特に好ましいもの
として、ポリエステルおよびPMMAである。また、微
細空孔を形成させる為のフィラーとしては、酸化チタ
ン、酸化ケイ素、炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、酸
化亜鉛、タルク、クレー等の無機フィラーや、ポリスチ
レン系、メラミン系、アクリル系、有機シリコーン系等
の有機フィラーが使用できる。
【0014】このような発泡フィルムの厚さは、20〜
200μm程度である。薄すぎるとクッション性や断熱
性が低下し、厚すぎるとカールが発生しやすくなる。発
泡フィルムは、単層からなるものでもよいが、多層構造
となっていてもよい。多層構造の例としては、発泡層/
非発泡層/発泡層の3層構造になっているものもある
が、この場合には、3層をまとめて、発泡フィルムとす
ることができる。また、発泡層/非発泡層のような2層
構造の場合、発泡層側に受容層を形成すれば、発泡層に
よるクッション性の良さが、受容層に形成される画像の
感度を向上させる。また、非発泡層側に受容層を形成す
る場合でも、非発泡層の厚さが、画像の感度に影響を与
えない程度の厚さであれば、特に問題はない。このよう
な発泡フィルムの具体例としては、市販品の合成紙ユポ
(王子油化合成紙製)、トヨパールSS(東洋紡績
製)、パイレンフィルム(東洋紡績製)、クリスパー
(東洋紡績製)、W−900(ダイヤホイルヘキスト
製)、E−60(東レ製)等が挙げられる。基材として
は、上記の発泡フィルム単体や、発泡フィルムと従来公
知の上質紙、アート紙、コート紙、キャスト紙、プラス
チックフィルムなどの材料を貼り合わせた複合基材も使
用される。
200μm程度である。薄すぎるとクッション性や断熱
性が低下し、厚すぎるとカールが発生しやすくなる。発
泡フィルムは、単層からなるものでもよいが、多層構造
となっていてもよい。多層構造の例としては、発泡層/
非発泡層/発泡層の3層構造になっているものもある
が、この場合には、3層をまとめて、発泡フィルムとす
ることができる。また、発泡層/非発泡層のような2層
構造の場合、発泡層側に受容層を形成すれば、発泡層に
よるクッション性の良さが、受容層に形成される画像の
感度を向上させる。また、非発泡層側に受容層を形成す
る場合でも、非発泡層の厚さが、画像の感度に影響を与
えない程度の厚さであれば、特に問題はない。このよう
な発泡フィルムの具体例としては、市販品の合成紙ユポ
(王子油化合成紙製)、トヨパールSS(東洋紡績
製)、パイレンフィルム(東洋紡績製)、クリスパー
(東洋紡績製)、W−900(ダイヤホイルヘキスト
製)、E−60(東レ製)等が挙げられる。基材として
は、上記の発泡フィルム単体や、発泡フィルムと従来公
知の上質紙、アート紙、コート紙、キャスト紙、プラス
チックフィルムなどの材料を貼り合わせた複合基材も使
用される。
【0015】一方、樹脂と発泡剤とからなる発泡層を形
成する場合では、通常使用されるパルプを主体とした紙
で、上質紙やコート紙等の普通紙を基材とし、その基材
上に樹脂と中空マイクロバルーンからなる発泡層が設け
てある。この気泡層は高いクッション性と断熱性を有す
るので、基材として紙を用いた場合でも、印字感度の高
い熱転写受像シートを得ることができる。発泡層を構成
する樹脂としては、ポリオレフィン樹脂、ウレタン樹
脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、
塩化ビニル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂等
公知の樹脂、あるいはそれらを混合、または共重合した
ものが使用できる。これらの樹脂を有機溶剤または水に
溶解または分散させたものを中空マイクロバルーンと混
合して塗工することにより、発泡層を形成する。ただ
し、ある種の有機溶剤、例えばアセトン、メチルエチル
ケトンなどのケトン類、酢酸エチル、酢酸ブチルなどの
エステル類、メタノール、エタノール等の低級アルコー
ル等は中空マイクロバルーンの隔壁を侵す性質があるた
め、発泡層の塗工液は中空マイクロバルーンに影響を与
えない水系塗工液であることが好ましい。すなわち、発
泡層の樹脂バインダーとしては、水溶性樹脂、水分散性
樹脂、もしくはエマルジョン樹脂が好ましい。
成する場合では、通常使用されるパルプを主体とした紙
で、上質紙やコート紙等の普通紙を基材とし、その基材
上に樹脂と中空マイクロバルーンからなる発泡層が設け
てある。この気泡層は高いクッション性と断熱性を有す
るので、基材として紙を用いた場合でも、印字感度の高
い熱転写受像シートを得ることができる。発泡層を構成
する樹脂としては、ポリオレフィン樹脂、ウレタン樹
脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、
塩化ビニル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂等
公知の樹脂、あるいはそれらを混合、または共重合した
ものが使用できる。これらの樹脂を有機溶剤または水に
溶解または分散させたものを中空マイクロバルーンと混
合して塗工することにより、発泡層を形成する。ただ
し、ある種の有機溶剤、例えばアセトン、メチルエチル
ケトンなどのケトン類、酢酸エチル、酢酸ブチルなどの
エステル類、メタノール、エタノール等の低級アルコー
ル等は中空マイクロバルーンの隔壁を侵す性質があるた
め、発泡層の塗工液は中空マイクロバルーンに影響を与
えない水系塗工液であることが好ましい。すなわち、発
泡層の樹脂バインダーとしては、水溶性樹脂、水分散性
樹脂、もしくはエマルジョン樹脂が好ましい。
【0016】発泡層のバインダーに用いる樹脂は、最低
造膜温度が80℃以下のものが望ましく、ガラス転移点
が−30℃以上のものが望ましい。最低造膜温度が80
℃を越えるものは、塗工、乾燥時に造膜不良を起こし、
表面のヒビ割れなどの不具合が生じる。また、ガラス転
移点が−30℃より低いものは、粘着性に起因するブロ
ッキング(発泡層形成後の基材を巻き取った際に、発泡
層と基材の裏面にて発生)を起こしたり、熱転写受像シ
ートを所望のサイズにカットする際に、不良(熱転写受
像シートを裁断する際にカッターの刃に、発泡層の樹脂
がこびりついて外観が悪くなる、あるいは裁断の寸法に
狂いが生じる等)が発生しやすくなる。
造膜温度が80℃以下のものが望ましく、ガラス転移点
が−30℃以上のものが望ましい。最低造膜温度が80
℃を越えるものは、塗工、乾燥時に造膜不良を起こし、
表面のヒビ割れなどの不具合が生じる。また、ガラス転
移点が−30℃より低いものは、粘着性に起因するブロ
ッキング(発泡層形成後の基材を巻き取った際に、発泡
層と基材の裏面にて発生)を起こしたり、熱転写受像シ
ートを所望のサイズにカットする際に、不良(熱転写受
像シートを裁断する際にカッターの刃に、発泡層の樹脂
がこびりついて外観が悪くなる、あるいは裁断の寸法に
狂いが生じる等)が発生しやすくなる。
【0017】発泡層は、クッション性、断熱性の付与材
料として、中空マイクロバルーンを用いることが、好ま
しい。中空マイクロバルーンは、ブタン、ペンタン等の
低沸点液体をポリ塩化ビニリデン、ポリアクリロニトリ
ル、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸エステルのいずれ
か、または、それらの混合物もしくは重合物よりなる樹
脂で覆って、マイクロカプセルとしたマイクロスフェア
等の発泡剤をあらかじめ加熱発泡して中空粒子化したも
のである。その粒子径は、原材料となるマイクロスフェ
アの粒子径、隔壁組成、隔壁厚さ、発泡の際の加熱温度
と加熱時間などにより決定される。中空マイクロバルー
ンの粒径は、重量平均で2μm〜7μmが好ましく、さ
らに全粒子のうち50重量%以上が粒径2μm〜6μm
の範囲にあるものが好ましい。中空マイクロバルーンの
密度は、0.03g/cm3 〜0.25g/cm3 が好
ましい。この範囲を越えるものは、断熱性、クッション
性が不足するため好ましくない。この範囲を下回るもの
は、機械的強度が不足し、またバインダーへの分散安定
性が悪化するため好ましくない。
料として、中空マイクロバルーンを用いることが、好ま
しい。中空マイクロバルーンは、ブタン、ペンタン等の
低沸点液体をポリ塩化ビニリデン、ポリアクリロニトリ
ル、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸エステルのいずれ
か、または、それらの混合物もしくは重合物よりなる樹
脂で覆って、マイクロカプセルとしたマイクロスフェア
等の発泡剤をあらかじめ加熱発泡して中空粒子化したも
のである。その粒子径は、原材料となるマイクロスフェ
アの粒子径、隔壁組成、隔壁厚さ、発泡の際の加熱温度
と加熱時間などにより決定される。中空マイクロバルー
ンの粒径は、重量平均で2μm〜7μmが好ましく、さ
らに全粒子のうち50重量%以上が粒径2μm〜6μm
の範囲にあるものが好ましい。中空マイクロバルーンの
密度は、0.03g/cm3 〜0.25g/cm3 が好
ましい。この範囲を越えるものは、断熱性、クッション
性が不足するため好ましくない。この範囲を下回るもの
は、機械的強度が不足し、またバインダーへの分散安定
性が悪化するため好ましくない。
【0018】中空マイクロバルーンの隔壁厚さは、0.
05μm〜0.15μmが好ましい。この範囲を越える
ものは断熱性、クッション性が不足するため好ましくな
い。また、この範囲を下回るものは機械的強度が不足す
るため好ましくない。発泡層の厚さは15μm〜80μ
m(乾燥固形分)の範囲で、かつ密度が0.2g/cm
3 〜0.7g/cm3 の範囲であることが好ましい。な
お、発泡層のクッション性、断熱性は厚さと密度の相関
で決定されるものであり、厚さと密度はそれぞれ単独で
の最適値などは有り得えない。発泡層の厚さが15μm
未満では、密度が上記の範囲であっても良好なクッショ
ン性、断熱性は得られないので好ましくない。発泡層の
厚さが80μmを越えると、密度が上記の範囲であって
もクッション性、断熱性は飽和してそれ以上の向上は見
られず、またプラスチックシート様の質感が生じてしま
う。さらに、厚さが多い分だけ材料費等が高くなり、不
経済でもあるので好ましくない。密度が上記範囲を越え
ると厚さが上記の範囲内であっても良好なクッション
性、断熱性は得られないので好ましくない。密度が上記
範囲を下回ると厚さが上記の範囲内であっても発泡層の
強度が不足し、耐スクラッチ性が低くなるので好ましく
ない。したがって、中空マイクロバルーンのバインダー
への配合比は、発泡層の密度が前記の範囲内になるよう
に決定すれば良い。
05μm〜0.15μmが好ましい。この範囲を越える
ものは断熱性、クッション性が不足するため好ましくな
い。また、この範囲を下回るものは機械的強度が不足す
るため好ましくない。発泡層の厚さは15μm〜80μ
m(乾燥固形分)の範囲で、かつ密度が0.2g/cm
3 〜0.7g/cm3 の範囲であることが好ましい。な
お、発泡層のクッション性、断熱性は厚さと密度の相関
で決定されるものであり、厚さと密度はそれぞれ単独で
の最適値などは有り得えない。発泡層の厚さが15μm
未満では、密度が上記の範囲であっても良好なクッショ
ン性、断熱性は得られないので好ましくない。発泡層の
厚さが80μmを越えると、密度が上記の範囲であって
もクッション性、断熱性は飽和してそれ以上の向上は見
られず、またプラスチックシート様の質感が生じてしま
う。さらに、厚さが多い分だけ材料費等が高くなり、不
経済でもあるので好ましくない。密度が上記範囲を越え
ると厚さが上記の範囲内であっても良好なクッション
性、断熱性は得られないので好ましくない。密度が上記
範囲を下回ると厚さが上記の範囲内であっても発泡層の
強度が不足し、耐スクラッチ性が低くなるので好ましく
ない。したがって、中空マイクロバルーンのバインダー
への配合比は、発泡層の密度が前記の範囲内になるよう
に決定すれば良い。
【0019】例えば、印刷校正用途などでは対応する印
刷用紙と校正出力用材料としての熱転写受像シートの表
面の色調が同様であることが望ましいが、各種着色顔
料、染料、蛍光増白剤などの色材を発泡層に適宜含有さ
せることで熱転写受像シートの表面を所望の色調に調整
することができる。色材は所望の色調を得るために必要
なだけ含有させれば良く、特に制限はない。顔料として
は、例えば炭酸カルシウム、タルク、カオリン、酸化チ
タン、酸化亜鉛その他公知のものがあげられる。顔料配
合比は、樹脂固形分100重量部に対し、10重量部〜
200重量部が好ましい。10重量部未満であると、色
調調整の効果が乏しく、200重量部を越えると、顔料
の発泡層中の分散安定性に欠け、また発泡層中の樹脂の
もつ性能が得られないことがある。発泡層と後述する受
容層の塗布は、ロールコート、バーコート、グラビアコ
ート、グラビアリバースコート等の一般的な方法で行わ
れる。
刷用紙と校正出力用材料としての熱転写受像シートの表
面の色調が同様であることが望ましいが、各種着色顔
料、染料、蛍光増白剤などの色材を発泡層に適宜含有さ
せることで熱転写受像シートの表面を所望の色調に調整
することができる。色材は所望の色調を得るために必要
なだけ含有させれば良く、特に制限はない。顔料として
は、例えば炭酸カルシウム、タルク、カオリン、酸化チ
タン、酸化亜鉛その他公知のものがあげられる。顔料配
合比は、樹脂固形分100重量部に対し、10重量部〜
200重量部が好ましい。10重量部未満であると、色
調調整の効果が乏しく、200重量部を越えると、顔料
の発泡層中の分散安定性に欠け、また発泡層中の樹脂の
もつ性能が得られないことがある。発泡層と後述する受
容層の塗布は、ロールコート、バーコート、グラビアコ
ート、グラビアリバースコート等の一般的な方法で行わ
れる。
【0020】(受容層)上記の発泡層の上に設ける受容
層は、色材を染着し易い樹脂を主成分とするワニスに、
必要に応じて離型剤等の各種添加剤を加えて構成する。
染着しやすい樹脂は、ポリオレフィン樹脂、ポリ塩化ビ
ニル樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸エステル、
ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、アイオノマー、セ
ルロース誘導体等がある。これらの単体、又は混合物あ
るいは共重合体を用いることができ、これらの中でも、
ポリエステル系樹脂、及びビニル系樹脂が好ましい。受
容層は、画像形成時に熱転写シートとの熱融着を防ぐた
めに、離型剤を配合することもできる。離型剤は、シリ
コーンオイル、リン酸エステル系可塑剤やフッ素系化合
物を用いることができるが、特にシリコーンオイルが好
ましく用いられる。シリコーンオイルとしては、エポキ
シ変性、アルキル変性、アミノ変性、カルボキシル変
性、アルコール変性、フッ素変性、アルキルアラルキル
ポリエーテル変性、エポキシ・ポリエーテル変性、ポリ
エーテル変性等の変性シリコーンオイルが好ましく用い
られるが、中でもビニル変性シリコーンオイルとハイド
ロジェン変性シリコーンオイルとの反応物が良い。離型
剤の添加量は、受容層形成樹脂100重量部に対し、
0.2重量部〜30重量部が好ましい。受容層の塗布量
は、0.5g/m2 〜10g/m2 (固形分換算の数値
である)が好ましい。
層は、色材を染着し易い樹脂を主成分とするワニスに、
必要に応じて離型剤等の各種添加剤を加えて構成する。
染着しやすい樹脂は、ポリオレフィン樹脂、ポリ塩化ビ
ニル樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸エステル、
ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、アイオノマー、セ
ルロース誘導体等がある。これらの単体、又は混合物あ
るいは共重合体を用いることができ、これらの中でも、
ポリエステル系樹脂、及びビニル系樹脂が好ましい。受
容層は、画像形成時に熱転写シートとの熱融着を防ぐた
めに、離型剤を配合することもできる。離型剤は、シリ
コーンオイル、リン酸エステル系可塑剤やフッ素系化合
物を用いることができるが、特にシリコーンオイルが好
ましく用いられる。シリコーンオイルとしては、エポキ
シ変性、アルキル変性、アミノ変性、カルボキシル変
性、アルコール変性、フッ素変性、アルキルアラルキル
ポリエーテル変性、エポキシ・ポリエーテル変性、ポリ
エーテル変性等の変性シリコーンオイルが好ましく用い
られるが、中でもビニル変性シリコーンオイルとハイド
ロジェン変性シリコーンオイルとの反応物が良い。離型
剤の添加量は、受容層形成樹脂100重量部に対し、
0.2重量部〜30重量部が好ましい。受容層の塗布量
は、0.5g/m2 〜10g/m2 (固形分換算の数値
である)が好ましい。
【0021】本発明で使用する熱転写受像シートは、ロ
ール状にボビンに巻取られたもので、ボビンはボール紙
を多数枚貼り合わせた、いわゆる紙管や、ポリスチレ
ン、ABS、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化
ビニル、ポリアセタール、ポリカーボネート等のプラス
チックの成形品が使用できるが、上記プラスチックとセ
ルロースとの混合物により成形することもできる。ま
た、ボビンは、繰り返しの使用をするためには、耐久性
のあるアルミ、鉄、ステンレス等の金属で、構成するこ
ともできる。
ール状にボビンに巻取られたもので、ボビンはボール紙
を多数枚貼り合わせた、いわゆる紙管や、ポリスチレ
ン、ABS、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化
ビニル、ポリアセタール、ポリカーボネート等のプラス
チックの成形品が使用できるが、上記プラスチックとセ
ルロースとの混合物により成形することもできる。ま
た、ボビンは、繰り返しの使用をするためには、耐久性
のあるアルミ、鉄、ステンレス等の金属で、構成するこ
ともできる。
【0022】
【実施例】以下に、実施例及び比較例を示し、本発明を
詳述する。尚、組成を示す単位は特に断りのない限り重
量部とする。 (実施例1)基材として、発泡ポリプロピレンフィルム
である、プラズマ表面処理を施した東洋紡績株式会社製
パイレンフィルム、P4256、厚み60μmを用い、
その基材の一方に、下記組成の受容層を固形分厚さが4
μmになるように形成し、熱転写受像シートを作成し
た。 <受容層> 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 100部 (電気化学工業株式会社製、#1000D) アミノ変性シリコーン(信越化学工業株式会社製、X−22−349) 3部 エポキシ変性シリコーン(信越化学工業株式会社製、KF−393) 3部 メチルエチルケトン/トルエン=1/1 400部
詳述する。尚、組成を示す単位は特に断りのない限り重
量部とする。 (実施例1)基材として、発泡ポリプロピレンフィルム
である、プラズマ表面処理を施した東洋紡績株式会社製
パイレンフィルム、P4256、厚み60μmを用い、
その基材の一方に、下記組成の受容層を固形分厚さが4
μmになるように形成し、熱転写受像シートを作成し
た。 <受容層> 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 100部 (電気化学工業株式会社製、#1000D) アミノ変性シリコーン(信越化学工業株式会社製、X−22−349) 3部 エポキシ変性シリコーン(信越化学工業株式会社製、KF−393) 3部 メチルエチルケトン/トルエン=1/1 400部
【0023】上記の熱転写受像シートを内径3インチで
肉厚1インチの紙管に巻き取り、外径1mの熱転写受像
シートロールとして、その熱転写受像シートロールの両
側に、図1に示すような高さ1.15m、幅1.15m
の正方形で、厚さ30mmのダンボール製の当て板と、
外径25mmの凸部を有するポリ塩化ビニル製のホルダ
ーからなる梱包材を用いて、凸部をボビンの中に嵌合さ
せることにより、熱転写受像シートロールを宙吊り状態
にして、また、図4に示すように、ダンボール製の箱に
収納した。このように本発明の実施例1の熱転写受像シ
ートロール梱包体を作成した。
肉厚1インチの紙管に巻き取り、外径1mの熱転写受像
シートロールとして、その熱転写受像シートロールの両
側に、図1に示すような高さ1.15m、幅1.15m
の正方形で、厚さ30mmのダンボール製の当て板と、
外径25mmの凸部を有するポリ塩化ビニル製のホルダ
ーからなる梱包材を用いて、凸部をボビンの中に嵌合さ
せることにより、熱転写受像シートロールを宙吊り状態
にして、また、図4に示すように、ダンボール製の箱に
収納した。このように本発明の実施例1の熱転写受像シ
ートロール梱包体を作成した。
【0024】(実施例2)梱包材として、図2に示すよ
うなポリスチレン製で当て板と凸部が一体化されたもの
を使用した以外は、実施例1と同様にして実施例2の熱
転写受像シートロール梱包体を作成した。 (実施例3)基材として、坪量104.7g/m2 のコ
ート紙(三菱製紙株式会社製、ニューVマット)を使用
し、その基材上に、下記組成からなる発泡層をグラビア
コートにて、固形分の厚さで25μmになるように、塗
工後、熱風ドライヤーにて100℃、1分間加熱乾燥を
行った。 <発泡層> スチレン−アクリルエマルジョン 100部 (日本カーバイト工業株式会社製、RX832A) 中空マイクロバルーン 30部 (松本油脂製薬株式会社製、F04E;SYMPATEC HELOSによる 重量平均 粒径3.6μm 全粒子の58%が2.2μm〜6.0μmの範囲 にある) 水 20部
うなポリスチレン製で当て板と凸部が一体化されたもの
を使用した以外は、実施例1と同様にして実施例2の熱
転写受像シートロール梱包体を作成した。 (実施例3)基材として、坪量104.7g/m2 のコ
ート紙(三菱製紙株式会社製、ニューVマット)を使用
し、その基材上に、下記組成からなる発泡層をグラビア
コートにて、固形分の厚さで25μmになるように、塗
工後、熱風ドライヤーにて100℃、1分間加熱乾燥を
行った。 <発泡層> スチレン−アクリルエマルジョン 100部 (日本カーバイト工業株式会社製、RX832A) 中空マイクロバルーン 30部 (松本油脂製薬株式会社製、F04E;SYMPATEC HELOSによる 重量平均 粒径3.6μm 全粒子の58%が2.2μm〜6.0μmの範囲 にある) 水 20部
【0025】この発泡層の上に、実施例1で使用した同
じ組成の受容層を、グラビアコートにて固形分厚さが3
μmになるように、塗工後、熱風ドライヤーにて乾燥し
て、形成し熱転写受像シートを作成した。そして、両側
面の当て板と熱転写受像シートロールの間にクッション
材として、10mm厚のスポンジパッドを当てた。それ
以外は、実施例1と同様の梱包条件で、実施例3の熱転
写受像シートロール梱包体を作成した。
じ組成の受容層を、グラビアコートにて固形分厚さが3
μmになるように、塗工後、熱風ドライヤーにて乾燥し
て、形成し熱転写受像シートを作成した。そして、両側
面の当て板と熱転写受像シートロールの間にクッション
材として、10mm厚のスポンジパッドを当てた。それ
以外は、実施例1と同様の梱包条件で、実施例3の熱転
写受像シートロール梱包体を作成した。
【0026】(比較例1)実施例1と同様にして、外径
1mの熱転写受像シートロールを作成した。但し、梱包
材による熱転写受像シートロールを宙吊り状態にしなか
った。つまり、図7のように、熱転写受像シートロール
を直接、床ないし地面に置いた。 (比較例2)実施例3と同様にして、外径1mの熱転写
受像シートロールを作成した。但し、梱包材による熱転
写受像シートロールを宙吊り状態にしなかった。つま
り、ず7のように、熱転写受像シートロールを直接、床
ないし地面に置いた。
1mの熱転写受像シートロールを作成した。但し、梱包
材による熱転写受像シートロールを宙吊り状態にしなか
った。つまり、図7のように、熱転写受像シートロール
を直接、床ないし地面に置いた。 (比較例2)実施例3と同様にして、外径1mの熱転写
受像シートロールを作成した。但し、梱包材による熱転
写受像シートロールを宙吊り状態にしなかった。つま
り、ず7のように、熱転写受像シートロールを直接、床
ないし地面に置いた。
【0027】上記の実施例及び比較例で作成した各熱転
写受像シートロールを、室内で1ヵ月間保管した後、東
京から大阪までトラックによる輸送を行った。次に、ロ
ール給紙の熱転写プリンターで、市販の昇華熱転写シー
トを用いて、熱転写受像シートに印字を行った。但し、
印字条件は、記録密度が300dpiのサーマルヘッド
で、256階調制御が可能であり、マゼンタ単色で階調
値が0から255まで均一に分割された16ステップパ
ターンを作成する。印字スピードは、10ms/lin
e、最大印加熱エネルギーが16ステップ目で0.65
mj/dotである。評価は、上記の印字物の印字濃度
及び印字感度の評価を行った。
写受像シートロールを、室内で1ヵ月間保管した後、東
京から大阪までトラックによる輸送を行った。次に、ロ
ール給紙の熱転写プリンターで、市販の昇華熱転写シー
トを用いて、熱転写受像シートに印字を行った。但し、
印字条件は、記録密度が300dpiのサーマルヘッド
で、256階調制御が可能であり、マゼンタ単色で階調
値が0から255まで均一に分割された16ステップパ
ターンを作成する。印字スピードは、10ms/lin
e、最大印加熱エネルギーが16ステップ目で0.65
mj/dotである。評価は、上記の印字物の印字濃度
及び印字感度の評価を行った。
【0028】(評価結果)実施例1〜3の各熱転写受像
シートロールを用いた印字物は、16ステップパターン
の各ステップの中で濃度ムラがなく、均一であり、ま
た、16ステップ目で高濃度の色再現が良好であった。
また、実施例1〜3の各熱転写受像シートロール梱包体
は、トラックによる搬送や保管において、充分耐えられ
るものであり、熱転写受像シートロールに損傷がなかっ
た。それに対し、比較例1〜2の各熱転写受像シートロ
ールを用いた印字物は、16ステップパターンの各ステ
ップの中で濃度ムラが頻繁にあり、また、16ステップ
目で高濃度の色再現が不良であった。また、比較例1〜
2の各熱転写受像シートロールは、トラックによる搬送
や保管において、接地していた部分が変形した。
シートロールを用いた印字物は、16ステップパターン
の各ステップの中で濃度ムラがなく、均一であり、ま
た、16ステップ目で高濃度の色再現が良好であった。
また、実施例1〜3の各熱転写受像シートロール梱包体
は、トラックによる搬送や保管において、充分耐えられ
るものであり、熱転写受像シートロールに損傷がなかっ
た。それに対し、比較例1〜2の各熱転写受像シートロ
ールを用いた印字物は、16ステップパターンの各ステ
ップの中で濃度ムラが頻繁にあり、また、16ステップ
目で高濃度の色再現が不良であった。また、比較例1〜
2の各熱転写受像シートロールは、トラックによる搬送
や保管において、接地していた部分が変形した。
【0029】
【発明の効果】したがって、本発明によれば、基材の一
方に受容層が形成され、かつ発泡層を有する昇華転写用
の熱転写受像シートをボビンにロール状に巻き取った熱
転写受像シートロールの梱包体において、該熱転写受像
シートロールの両側に、該熱転写受像シートロールの外
径よりも高さの大きい当て板と凸部を有する梱包材を用
い、該凸部を該ボビンの中に嵌合させることにより、該
熱転写受像シートロールを宙吊り状態にすることによ
り、接地による発泡層が潰れることを防止して、印字画
像において印字濃度や印字感度が良好となる。さらに、
搬送や保管において、充分耐えられるものであり、熱転
写受像シートロールに損傷が発生することがない。ま
た、巻きずれ防止の効果も有するものである。
方に受容層が形成され、かつ発泡層を有する昇華転写用
の熱転写受像シートをボビンにロール状に巻き取った熱
転写受像シートロールの梱包体において、該熱転写受像
シートロールの両側に、該熱転写受像シートロールの外
径よりも高さの大きい当て板と凸部を有する梱包材を用
い、該凸部を該ボビンの中に嵌合させることにより、該
熱転写受像シートロールを宙吊り状態にすることによ
り、接地による発泡層が潰れることを防止して、印字画
像において印字濃度や印字感度が良好となる。さらに、
搬送や保管において、充分耐えられるものであり、熱転
写受像シートロールに損傷が発生することがない。ま
た、巻きずれ防止の効果も有するものである。
【図1】本発明の熱転写受像シートロール梱包体の実施
の形態を示す分解斜視図である。
の形態を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の熱転写受像シートロール梱包体の実施
の形態を示す分解斜視図である。
の形態を示す分解斜視図である。
【図3】本発明の熱転写受像シートロール梱包体の実施
の形態を示す分解正面図である。
の形態を示す分解正面図である。
【図4】本発明の熱転写受像シートロール梱包体が箱に
収納されている例を示す斜視図である。
収納されている例を示す斜視図である。
【図5】本発明の熱転写受像シートロールの巻き終わり
の端を留める例を示す斜視図である。
の端を留める例を示す斜視図である。
【図6】本発明の熱転写受像シートロールの外包装の例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図7】従来の熱転写受像シートロールを示す斜視図で
ある。
ある。
1 熱転写受像シートロール梱包体 2 熱転写受像シートロール 3 当て板 3a 当て板の孔 3b 当て板の溝 4 凸部 5 ボビン 6 クッション材 7 箱 8 シール 9 保護材 10 接地する部分 m 熱転写受像シートロールの外径 n 当て板の高さ o 熱転写受像シートロールの半径 p 凸部と接地面との距離
Claims (5)
- 【請求項1】 基材の一方に受容層が形成され、かつ発
泡層を有する昇華転写用の熱転写受像シートをボビンに
ロール状に巻き取った熱転写受像シートロールの梱包体
において、該熱転写受像シートロールの両側に、該熱転
写受像シートロールの外径よりも高さの大きい当て板と
凸部を有する梱包材を用い、該凸部を該ボビンの中に嵌
合させることにより、該熱転写受像シートロールを宙吊
り状態にすることを特徴とする熱転写受像シートロール
梱包体。 - 【請求項2】 前記の当て板と凸部が別個のものであ
り、両者を組合せて、梱包材とすることを特徴とする上
記の請求項1に記載する熱転写受像シートロール梱包
体。 - 【請求項3】 前記の当て板と凸部が一体化された梱包
材であることを特徴とする上記の請求項1に記載する熱
転写受像シートロール梱包体。 - 【請求項4】 前記の発泡層が発泡フィルムであること
を特徴とする上記の請求項1に記載する熱転写受像シー
トロール梱包体。 - 【請求項5】 前記の発泡層が樹脂と発泡剤とからなる
ことを特徴とする上記の請求項1に記載する熱転写受像
シートロール梱包体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8216873A JPH1045163A (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | 熱転写受像シートロール梱包体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8216873A JPH1045163A (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | 熱転写受像シートロール梱包体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1045163A true JPH1045163A (ja) | 1998-02-17 |
Family
ID=16695262
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8216873A Pending JPH1045163A (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | 熱転写受像シートロール梱包体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1045163A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003040376A (ja) * | 2001-07-30 | 2003-02-13 | Murazumi Kogyo Kk | ロール状物用容器 |
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US7563534B2 (en) | 2003-08-01 | 2009-07-21 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Package containing roll of long electrode plate |
-
1996
- 1996-07-31 JP JP8216873A patent/JPH1045163A/ja active Pending
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