JPH0998634A - 歩行型草刈機 - Google Patents
歩行型草刈機Info
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- JPH0998634A JPH0998634A JP27972495A JP27972495A JPH0998634A JP H0998634 A JPH0998634 A JP H0998634A JP 27972495 A JP27972495 A JP 27972495A JP 27972495 A JP27972495 A JP 27972495A JP H0998634 A JPH0998634 A JP H0998634A
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- Japan
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- mower
- machine body
- pair
- frame
- lever
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Abstract
(57)【要約】
【課題】一対の車輪を備えた歩行型草刈機において、こ
の車輪が地表面の凹部に入り込んで、刈高が著しく低く
なることを防止することである。 【解決手段】機体Aの駆動走行部材としてゴムクローラ
1を使用して、機体Aのフレーム4に支持軸14を該機
体Aの走行方向Pと直交する方向に取付けて、該支持軸
14により草刈機本体Bのフレーム2を回動可能に支持
する。
の車輪が地表面の凹部に入り込んで、刈高が著しく低く
なることを防止することである。 【解決手段】機体Aの駆動走行部材としてゴムクローラ
1を使用して、機体Aのフレーム4に支持軸14を該機
体Aの走行方向Pと直交する方向に取付けて、該支持軸
14により草刈機本体Bのフレーム2を回動可能に支持
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運転者が歩行しな
がら運転操作を行って、主として堤防などの法面に生え
ている草,小木などの草木類を一定の刈高を保持しなが
ら等高線に沿って刈取るための歩行型草刈機に関するも
のである。
がら運転操作を行って、主として堤防などの法面に生え
ている草,小木などの草木類を一定の刈高を保持しなが
ら等高線に沿って刈取るための歩行型草刈機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図7に、従来の歩行型草刈機の側面図が
示されている。この草刈機は、一対の車輪(駆動輪)5
2を備えた機体A’と、該機体A’に装着される草刈機
本体B’とで構成される。機体A’には車軸(駆動軸)
51が、該機体A’の走行方向Pと直交する方向に沿っ
て水平となって回転可能に支承され、該車軸51の両端
部に一対の車輪(駆動輪)52が取付けられている。一
方、草刈機本体B’は、フレーム53の前部に刈取ユニ
ットUが、その後部に運転ハンドル54が、更にその中
央部にエンジン55がそれぞれ装着された構成である。
刈取ユニットUの前方には、一対の前輪56が配置さ
れ、各前輪56はアーム57を介して刈取ユニットUの
ハウジング58に取付けられている。草刈機本体B’
は、これを構成するフレーム53の背面に取付けられた
一対のブラケット59を介して前記機体A’の車軸51
に回動可能に支承されている。刈取ユニットUは、回転
軸61に多数のハンマーナイフ62が取付けられた構成
であって、高速回転するハンマーナンフ62を草木類に
叩き付けることにより、この草木類を刈り取っており、
地表面Gからハンマーナイフ62の回転軌跡の下端まで
の高さが刈高Hとなる。
示されている。この草刈機は、一対の車輪(駆動輪)5
2を備えた機体A’と、該機体A’に装着される草刈機
本体B’とで構成される。機体A’には車軸(駆動軸)
51が、該機体A’の走行方向Pと直交する方向に沿っ
て水平となって回転可能に支承され、該車軸51の両端
部に一対の車輪(駆動輪)52が取付けられている。一
方、草刈機本体B’は、フレーム53の前部に刈取ユニ
ットUが、その後部に運転ハンドル54が、更にその中
央部にエンジン55がそれぞれ装着された構成である。
刈取ユニットUの前方には、一対の前輪56が配置さ
れ、各前輪56はアーム57を介して刈取ユニットUの
ハウジング58に取付けられている。草刈機本体B’
は、これを構成するフレーム53の背面に取付けられた
一対のブラケット59を介して前記機体A’の車軸51
に回動可能に支承されている。刈取ユニットUは、回転
軸61に多数のハンマーナイフ62が取付けられた構成
であって、高速回転するハンマーナンフ62を草木類に
叩き付けることにより、この草木類を刈り取っており、
地表面Gからハンマーナイフ62の回転軌跡の下端まで
の高さが刈高Hとなる。
【0003】そして、運転者が歩行しながら運転ハンド
ル54を操作して、堤防などの法面を等高線に沿って走
行させ、刈取ユニットUを構成する前記ハンマーナイフ
62によって、法面に生えている草木類を一定の刈高を
保持して刈り取ってゆく。堤防などの法面には、随所に
凹凸が存しており、従来の歩行型草刈機の機体A’は、
一対の車輪52を備えたものであるので、図7で二点鎖
線で示されるように、この車輪52が地表面(法面)G
の凹部Gaに入り込んだ場合には、機体A’の全体が地
表面Gの他の部分に対して下がって、前記刈高Hが低く
なり、この凹部Gaが一定以上深い場合には、刈取ユニ
ットUを構成するハンマーナイフ62が地表面Gに接し
て、小石類を飛散させたりして、極めて危険であると共
に、的確な草刈作業も行えない。また、この凹部Gaが
深い場合には、一対の車輪52がこれに嵌まり込んで、
簡単には、抜け出せない場合もある。
ル54を操作して、堤防などの法面を等高線に沿って走
行させ、刈取ユニットUを構成する前記ハンマーナイフ
62によって、法面に生えている草木類を一定の刈高を
保持して刈り取ってゆく。堤防などの法面には、随所に
凹凸が存しており、従来の歩行型草刈機の機体A’は、
一対の車輪52を備えたものであるので、図7で二点鎖
線で示されるように、この車輪52が地表面(法面)G
の凹部Gaに入り込んだ場合には、機体A’の全体が地
表面Gの他の部分に対して下がって、前記刈高Hが低く
なり、この凹部Gaが一定以上深い場合には、刈取ユニ
ットUを構成するハンマーナイフ62が地表面Gに接し
て、小石類を飛散させたりして、極めて危険であると共
に、的確な草刈作業も行えない。また、この凹部Gaが
深い場合には、一対の車輪52がこれに嵌まり込んで、
簡単には、抜け出せない場合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、凹凸のある
不整地でも安定した走行を可能にして、一対の車輪を備
えた従来の歩行型草刈機の有する上記不具合を解消する
ことを課題としている。
不整地でも安定した走行を可能にして、一対の車輪を備
えた従来の歩行型草刈機の有する上記不具合を解消する
ことを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この問題を解決するため
に本発明が採用した手段は、運転者が歩行しながら運転
操作を行う構成の歩行型草刈機において、その草刈機本
体を、フレームの前部に刈取ユニットが、その後部に運
転ハンドルがそれぞれ装着された構成にして、左右一対
のゴムクローラを備えた機体に支持軸を、該機体の走行
方向と直交する方向に沿って水平にして取付け、該機体
の支持軸に前記草刈機本体のフレームを回動可能に支承
したことである。
に本発明が採用した手段は、運転者が歩行しながら運転
操作を行う構成の歩行型草刈機において、その草刈機本
体を、フレームの前部に刈取ユニットが、その後部に運
転ハンドルがそれぞれ装着された構成にして、左右一対
のゴムクローラを備えた機体に支持軸を、該機体の走行
方向と直交する方向に沿って水平にして取付け、該機体
の支持軸に前記草刈機本体のフレームを回動可能に支承
したことである。
【0006】機体には、従来の車輪に替えてゴムクロー
ラが装着されているので、刈取中において車輪が入り込
む程度の凹部が地表面に存していても、機体に装着され
たゴムクローラは、その走行方向に沿って一定の長さを
有しているために、ゴムクローラの全体が凹部に入り込
むことは避けられる。この結果、刈取ユニットによる刈
高が大きく低下することはなくなって、ハンマーナイフ
の地表面への接触が回避される。
ラが装着されているので、刈取中において車輪が入り込
む程度の凹部が地表面に存していても、機体に装着され
たゴムクローラは、その走行方向に沿って一定の長さを
有しているために、ゴムクローラの全体が凹部に入り込
むことは避けられる。この結果、刈取ユニットによる刈
高が大きく低下することはなくなって、ハンマーナイフ
の地表面への接触が回避される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げて本発明を更
に詳細に説明する。図1は、本発明に係る歩行型草刈機
の側面図であり、図2は、同じく概略平面図であり、図
3は、機体Aに設けられた支持軸14を支点にして草刈
機本体Bが回動することを示す作用説明図であり、図4
は、刈高調整ユニットCの部分を主体に示す草刈機の側
面図であり、図5は、図1のX−X線断面図である。図
1及び図2に示されるように、本発明に係る歩行型草刈
機は、一対のゴムクローラ1を備えた機体Aと、該機体
Aに回動可能に装着される草刈機本体Bとで構成され
る。草刈機本体Bを構成するフレーム2の前部には刈取
ユニットUが装着されていて、その後部には運転ハンド
ル3が装着されている。
に詳細に説明する。図1は、本発明に係る歩行型草刈機
の側面図であり、図2は、同じく概略平面図であり、図
3は、機体Aに設けられた支持軸14を支点にして草刈
機本体Bが回動することを示す作用説明図であり、図4
は、刈高調整ユニットCの部分を主体に示す草刈機の側
面図であり、図5は、図1のX−X線断面図である。図
1及び図2に示されるように、本発明に係る歩行型草刈
機は、一対のゴムクローラ1を備えた機体Aと、該機体
Aに回動可能に装着される草刈機本体Bとで構成され
る。草刈機本体Bを構成するフレーム2の前部には刈取
ユニットUが装着されていて、その後部には運転ハンド
ル3が装着されている。
【0008】最初に、機体Aの構成について説明する。
図1及び図2に示されるように、機体Aは、その両側に
一対のゴムクローラ1を備えていて、これを構成するフ
レーム4の後部には、該機体Aの走行方向Pと直交する
方向に沿って駆動軸5が水平となって軸承されていて、
その両端部にはそれぞれ駆動スプロケット6が取付けら
れている。フレーム4の前部であって、しかもその両側
部には、前記駆動軸5と平行に左右一対の従動軸7が軸
承されていて、それぞれの外方の端部には従動ローラー
8が取付けられている。上記のようにして軸承された各
駆動スプロケット6と各従動ローラー8とには、それぞ
れゴムクローラ1が掛装されている。駆動軸5のほぼ中
央部にはギア9が取付けられており、フレーム4の後端
部には変速機11が装着され、該変速機11に取付けら
れたギア12と、前記ギア9とが噛合されている。フレ
ーム4における駆動軸5と従動軸7との間には、該フレ
ーム4の幅方向に沿って所定間隔をおいて一対のブラケ
ット13が上方に突出して固設されており、各ブラケッ
ト13に支持軸14が支承されている。支持軸14の一
方の端部には、軸受15を介してプーリー16が取付け
られている。
図1及び図2に示されるように、機体Aは、その両側に
一対のゴムクローラ1を備えていて、これを構成するフ
レーム4の後部には、該機体Aの走行方向Pと直交する
方向に沿って駆動軸5が水平となって軸承されていて、
その両端部にはそれぞれ駆動スプロケット6が取付けら
れている。フレーム4の前部であって、しかもその両側
部には、前記駆動軸5と平行に左右一対の従動軸7が軸
承されていて、それぞれの外方の端部には従動ローラー
8が取付けられている。上記のようにして軸承された各
駆動スプロケット6と各従動ローラー8とには、それぞ
れゴムクローラ1が掛装されている。駆動軸5のほぼ中
央部にはギア9が取付けられており、フレーム4の後端
部には変速機11が装着され、該変速機11に取付けら
れたギア12と、前記ギア9とが噛合されている。フレ
ーム4における駆動軸5と従動軸7との間には、該フレ
ーム4の幅方向に沿って所定間隔をおいて一対のブラケ
ット13が上方に突出して固設されており、各ブラケッ
ト13に支持軸14が支承されている。支持軸14の一
方の端部には、軸受15を介してプーリー16が取付け
られている。
【0009】次に、草刈機本体Bの構成について説明す
る。図1及び図2に示されるように、フレーム2の前部
には刈取ユニットUが装着されていて、更に刈取ユニッ
トUの前部にはレバー17を介して一対の前輪18が装
着されている。刈取ユニットUを構成するハウジング1
9の上部には刈高調整ユニットCが配設されている。フ
レーム2の背面には、その幅方向に沿って所定間隔をお
いて一対のブラケット21が下方に突出して固設されて
おり、これらのブラケット21は、フレーム4に固設さ
れた前記一対のブラケット13の間に僅かな隙間をもっ
て配設されている。フレーム2の背面に固設された各ブ
ラケット21には、それぞれ軸受(図示せず)を介して
前記支持軸14が挿通されているため、該フレーム2は
支持軸14に、これを支点にして回動可能に支持される
ことになる。この結果、草刈機本体Bの全体が支持軸1
4に支持されることになる。なお、草刈機本体Bの重心
位置は、支持軸14よりも僅かに前方に位置するように
設計してあるので、前記一対の前輪18は必ず接地す
る。このため、フレーム2の後部には運転ハンドル3が
装着されているため、図3に示されるように、運転ハン
ドル3を下方に押し下げると、草刈機本体Bが支持軸1
4を支点にして反時計方向に回動して、刈取ユニットU
は、前輪18と共に上方へ持ち上げられる。
る。図1及び図2に示されるように、フレーム2の前部
には刈取ユニットUが装着されていて、更に刈取ユニッ
トUの前部にはレバー17を介して一対の前輪18が装
着されている。刈取ユニットUを構成するハウジング1
9の上部には刈高調整ユニットCが配設されている。フ
レーム2の背面には、その幅方向に沿って所定間隔をお
いて一対のブラケット21が下方に突出して固設されて
おり、これらのブラケット21は、フレーム4に固設さ
れた前記一対のブラケット13の間に僅かな隙間をもっ
て配設されている。フレーム2の背面に固設された各ブ
ラケット21には、それぞれ軸受(図示せず)を介して
前記支持軸14が挿通されているため、該フレーム2は
支持軸14に、これを支点にして回動可能に支持される
ことになる。この結果、草刈機本体Bの全体が支持軸1
4に支持されることになる。なお、草刈機本体Bの重心
位置は、支持軸14よりも僅かに前方に位置するように
設計してあるので、前記一対の前輪18は必ず接地す
る。このため、フレーム2の後部には運転ハンドル3が
装着されているため、図3に示されるように、運転ハン
ドル3を下方に押し下げると、草刈機本体Bが支持軸1
4を支点にして反時計方向に回動して、刈取ユニットU
は、前輪18と共に上方へ持ち上げられる。
【0010】次に、駆動系統について説明する。図1及
び図2に示されるように、フレーム2の上面にはエンジ
ン22が搭載されている。エンジン22から出力された
駆動力は、プーリー16を介して後方の変速機11に設
けられたプーリー23を回転させる。プーリー23の回
転速度は、変速機11で所定の速度に変速されると共
に、その駆動力は、ギア12及び同9を介して駆動軸5
の両端に取付けられた各駆動スプロケット6に伝達され
て、ゴムクローラ1が周回走行される。同様にして、エ
ンジン22から出力された駆動力は、その前方に配設さ
れたプーリー20を介して刈取ユニットUを構成するハ
ンマーナイフ25の回転軸26を回転させる。
び図2に示されるように、フレーム2の上面にはエンジ
ン22が搭載されている。エンジン22から出力された
駆動力は、プーリー16を介して後方の変速機11に設
けられたプーリー23を回転させる。プーリー23の回
転速度は、変速機11で所定の速度に変速されると共
に、その駆動力は、ギア12及び同9を介して駆動軸5
の両端に取付けられた各駆動スプロケット6に伝達され
て、ゴムクローラ1が周回走行される。同様にして、エ
ンジン22から出力された駆動力は、その前方に配設さ
れたプーリー20を介して刈取ユニットUを構成するハ
ンマーナイフ25の回転軸26を回転させる。
【0011】次に、刈高調整ユニットCについて説明す
る。図1に示されるように、草刈機本体Bのフレーム2
の前方には刈取ユニットUを構成するハウジング19が
固設されている。図2及び図5に示されるように、ハウ
ジング19の両側面部の上方には、それぞれ支点ピン2
7が取付けられていて、それぞれがレバー17の両側棹
部17aに設けられた回動支持部17bに嵌装されてい
る。このレバー17は、平面視においてほぼコの字形を
していて、各側棹部17aの先端の内側に折れ曲がった
各支承棹部17cにそれぞれ前記前輪18が支承され、
その基端の連結棹部17dの中央部には、後述するナッ
ト28が固設されている。刈取ユニットUを構成するハ
ウジング19の後部の上端部付近には、一対のブラケッ
ト29が草刈機の走行方向Pと直交する方向に沿って所
定間隔をおいて突設されており、これらの各ブラケット
29を介してブロック31が回動可能に支承されてい
る。ブロック31の中央部には貫通穴31aが設けられ
ていて、この貫通穴31aには、上方のナット28の雌
ねじ部28aに螺合されたねじ棒32の下端部が挿通支
持されている。ねじ棒32の上端部には、調整ハンドル
33が取付けられていて、該運転ハンドル33を回すこ
とによって、ナット28を固設しているレバー17は、
支点ピン27を支点に回動することができる。
る。図1に示されるように、草刈機本体Bのフレーム2
の前方には刈取ユニットUを構成するハウジング19が
固設されている。図2及び図5に示されるように、ハウ
ジング19の両側面部の上方には、それぞれ支点ピン2
7が取付けられていて、それぞれがレバー17の両側棹
部17aに設けられた回動支持部17bに嵌装されてい
る。このレバー17は、平面視においてほぼコの字形を
していて、各側棹部17aの先端の内側に折れ曲がった
各支承棹部17cにそれぞれ前記前輪18が支承され、
その基端の連結棹部17dの中央部には、後述するナッ
ト28が固設されている。刈取ユニットUを構成するハ
ウジング19の後部の上端部付近には、一対のブラケッ
ト29が草刈機の走行方向Pと直交する方向に沿って所
定間隔をおいて突設されており、これらの各ブラケット
29を介してブロック31が回動可能に支承されてい
る。ブロック31の中央部には貫通穴31aが設けられ
ていて、この貫通穴31aには、上方のナット28の雌
ねじ部28aに螺合されたねじ棒32の下端部が挿通支
持されている。ねじ棒32の上端部には、調整ハンドル
33が取付けられていて、該運転ハンドル33を回すこ
とによって、ナット28を固設しているレバー17は、
支点ピン27を支点に回動することができる。
【0012】図4に示されるように、調整ハンドル33
を所定の方向に回転させてナット28を上方へ移動させ
ると、支点ピン27を支点にしてレバー17を矢印34
に示される方向に回転させるモーメントが働き、前輪1
8は後方へ移動する。刈取ユニットUは支持軸14を支
点にして回動可能であるため、該支持軸14を支点にし
て刈取ユニットUを矢印35に示される方向に回転させ
るモーメントが働く。そのため刈取ユニットUは上方へ
持ち上げられ(図4で二点鎖線で示される状態)、刈高
H1 は刈高H2 に変更される。
を所定の方向に回転させてナット28を上方へ移動させ
ると、支点ピン27を支点にしてレバー17を矢印34
に示される方向に回転させるモーメントが働き、前輪1
8は後方へ移動する。刈取ユニットUは支持軸14を支
点にして回動可能であるため、該支持軸14を支点にし
て刈取ユニットUを矢印35に示される方向に回転させ
るモーメントが働く。そのため刈取ユニットUは上方へ
持ち上げられ(図4で二点鎖線で示される状態)、刈高
H1 は刈高H2 に変更される。
【0013】また、刈取ユニットUを構成するハウジン
グ19の前後方向のほぼ中央部には、回転軸26が草刈
機の走行方向Pと直交する方向に沿って水平に装着され
ている。図6に示されるように、刈取ユニットUを構成
している回転軸26には多数のハンマーナイフ25が取
付けられていて、フレーム4に搭載されたエンジン22
の駆動力が前記回転軸26に伝達されて、各ハンマーナ
イフ25が回転する。刈取ユニットUのハウジング19
は、ハンマーナイフ25の部分の全体を覆っている。こ
のハンマーナイフ25は、図6に示されるように、回転
軸26の外周面にその半径方向に向けて取付基部25a
が固着され、この取付基部25aにピン25bを介して
ナイフ部25cが回転可能に支承されて、切断時におい
ては回転軸26の回転によってハンマーナイフ25が高
速回転すると共に、取付基部25aに対してナイフ部2
5cが自由に回転して、草木類に対してこのナイフ部2
5cを衝撃的に叩き付けて切断するものである。
グ19の前後方向のほぼ中央部には、回転軸26が草刈
機の走行方向Pと直交する方向に沿って水平に装着され
ている。図6に示されるように、刈取ユニットUを構成
している回転軸26には多数のハンマーナイフ25が取
付けられていて、フレーム4に搭載されたエンジン22
の駆動力が前記回転軸26に伝達されて、各ハンマーナ
イフ25が回転する。刈取ユニットUのハウジング19
は、ハンマーナイフ25の部分の全体を覆っている。こ
のハンマーナイフ25は、図6に示されるように、回転
軸26の外周面にその半径方向に向けて取付基部25a
が固着され、この取付基部25aにピン25bを介して
ナイフ部25cが回転可能に支承されて、切断時におい
ては回転軸26の回転によってハンマーナイフ25が高
速回転すると共に、取付基部25aに対してナイフ部2
5cが自由に回転して、草木類に対してこのナイフ部2
5cを衝撃的に叩き付けて切断するものである。
【0014】上記構成の本発明に係る歩行型草刈機を用
いて草木類の刈取作業を行う場合には、刈高調整ユニッ
トCにより刈高を所定の高さに設定し、運転者は、草刈
機の後部において歩行しながら運転ハンドル3を操作す
ることによって、草刈機の走行方向Pを制御できる。刈
取中において、地表面Gに、従来の歩行型草刈機の車輪
52が入り込む程度の凹部Ga(図1参照)が存してい
ても、機体Aのフレーム4には左右一対のゴムクローラ
1が装着されていて、このゴムクローラ1が草刈機の走
行方向Pに沿って所定の長さを有しているために、ゴム
クローラ1の全体が凹部Gaに入り込むのを防止でき
る。この結果、刈取ユニットUによる刈高が大きく低下
することがなくなって、ハンマーナイフ25が地表面G
に接触するのを回避できる。また、本発明に係る草刈機
は、ゴムクローラ1によって走行するので、接地面積が
大きくなるのに加えて、その重心も低くなるために、安
定した走行が可能となる。そのため、草木類の刈高を一
定にすることができる。
いて草木類の刈取作業を行う場合には、刈高調整ユニッ
トCにより刈高を所定の高さに設定し、運転者は、草刈
機の後部において歩行しながら運転ハンドル3を操作す
ることによって、草刈機の走行方向Pを制御できる。刈
取中において、地表面Gに、従来の歩行型草刈機の車輪
52が入り込む程度の凹部Ga(図1参照)が存してい
ても、機体Aのフレーム4には左右一対のゴムクローラ
1が装着されていて、このゴムクローラ1が草刈機の走
行方向Pに沿って所定の長さを有しているために、ゴム
クローラ1の全体が凹部Gaに入り込むのを防止でき
る。この結果、刈取ユニットUによる刈高が大きく低下
することがなくなって、ハンマーナイフ25が地表面G
に接触するのを回避できる。また、本発明に係る草刈機
は、ゴムクローラ1によって走行するので、接地面積が
大きくなるのに加えて、その重心も低くなるために、安
定した走行が可能となる。そのため、草木類の刈高を一
定にすることができる。
【0015】そして、堤防の法面の低い位置から出発し
て、草刈機を等高線に沿って往復動させて、順次法面の
高い位置に進んで草刈を行うのである。草刈機が等高線
に沿って進むと、前輪18の前方に設けられた安全カバ
ー(図示せず)によって草木類は押し倒されて、その直
後にアッパーカット状に高速回転しているハンマーナイ
フ25によって、前方に押し倒された形となっている草
木類が衝撃的に叩き付けられて切断される。1条の草刈
が終了して隣接する条の草刈を行うために草刈機を反転
させる場合には、図3で二点鎖線で示されるように、運
転者は運転ハンドル3を下げることによって刈取ユニッ
トUを持ち上げて、草刈機を旋回させることにより反転
させる。本発明に係る歩行型草刈機は、ゴムクローラ1
によって走行するので、この反転時における旋回半径が
小さくて済み、狭い場所での旋回が可能となる。
て、草刈機を等高線に沿って往復動させて、順次法面の
高い位置に進んで草刈を行うのである。草刈機が等高線
に沿って進むと、前輪18の前方に設けられた安全カバ
ー(図示せず)によって草木類は押し倒されて、その直
後にアッパーカット状に高速回転しているハンマーナイ
フ25によって、前方に押し倒された形となっている草
木類が衝撃的に叩き付けられて切断される。1条の草刈
が終了して隣接する条の草刈を行うために草刈機を反転
させる場合には、図3で二点鎖線で示されるように、運
転者は運転ハンドル3を下げることによって刈取ユニッ
トUを持ち上げて、草刈機を旋回させることにより反転
させる。本発明に係る歩行型草刈機は、ゴムクローラ1
によって走行するので、この反転時における旋回半径が
小さくて済み、狭い場所での旋回が可能となる。
【0016】なお、上記実施例では、機体Aを構成する
フレーム4に支持軸14を別途設けたものであるが、上
記実施例において、左右一対の従動ローラー8を支持し
ている従動軸7を共通にして1本軸状に構成して、この
1本軸状の従動軸を、草刈機本体Bを支持するための支
持軸として利用することも可能である。これにより、機
体Aのフレーム4に別途支持軸を設ける必要がなくな
る。
フレーム4に支持軸14を別途設けたものであるが、上
記実施例において、左右一対の従動ローラー8を支持し
ている従動軸7を共通にして1本軸状に構成して、この
1本軸状の従動軸を、草刈機本体Bを支持するための支
持軸として利用することも可能である。これにより、機
体Aのフレーム4に別途支持軸を設ける必要がなくな
る。
【0017】
【発明の効果】本発明に係る歩行型草刈機は、その機体
に左右一対のゴムクローラを備えていて、該ゴムクロー
ラによって駆動走行されるので、刈取中において、従来
の歩行型草刈機の車輪が入り込む程度の凹部があって
も、ゴムクローラの全体が該凹部に入り込むことはない
ので、刈取ユニットによる刈高が大きく低下されること
はなくなって、ほぼ一定の刈高で安定した草木類の刈取
作業を行えると共に、ハンマーナンフが地表面に接触す
るのを回避できて、これに起因する小石類の飛散も防止
できる。また、機体に設けられた支持軸を支点にして草
刈機本体の全体を回動させて、その先端部の刈取ユニッ
トを持ち上げることができるため、旋回が容易となっ
て、狭い場所での草刈作業が可能である。
に左右一対のゴムクローラを備えていて、該ゴムクロー
ラによって駆動走行されるので、刈取中において、従来
の歩行型草刈機の車輪が入り込む程度の凹部があって
も、ゴムクローラの全体が該凹部に入り込むことはない
ので、刈取ユニットによる刈高が大きく低下されること
はなくなって、ほぼ一定の刈高で安定した草木類の刈取
作業を行えると共に、ハンマーナンフが地表面に接触す
るのを回避できて、これに起因する小石類の飛散も防止
できる。また、機体に設けられた支持軸を支点にして草
刈機本体の全体を回動させて、その先端部の刈取ユニッ
トを持ち上げることができるため、旋回が容易となっ
て、狭い場所での草刈作業が可能である。
【図1】本発明に係る歩行型草刈機の側面図である。
【図2】同じく概略平面図である。
【図3】機体Aに設けられた支持軸14を支点として草
刈機本体Bが回動することを示す作用説明図である。
刈機本体Bが回動することを示す作用説明図である。
【図4】刈高調整ユニットCの部分を主体に示す草刈機
の側面図である。
の側面図である。
【図5】図1のX−X線断面図である。
【図6】刈取ユニットUを構成する回転軸26にハンマ
ーナイフ25が取付けられた状態を示す図である。
ーナイフ25が取付けられた状態を示す図である。
【図7】従来の歩行型草刈機の側面図である。
A:機体 B:草刈機本体 C:刈高調整ユニット U:刈取ユニット 1:ゴムクローラ 2:草刈機本体のフレーム 3:運転ハンドル 4:機体のフレーム 6:駆動スプロケット 7:従動軸 8:従動ローラー 14:支持軸 17:レバー 19:刈取ユニットのハウジング 28:ナット 32:ねじ棒
Claims (3)
- 【請求項1】 運転者が歩行しながら運転操作を行う構
成の歩行型草刈機であって、草刈機本体は、フレームの
前部に刈取ユニットが、その後部に運転ハンドルがそれ
ぞれ装着された構成であり、左右一対のゴムクローラを
備えた機体に支持軸が該機体の走行方向と直交する方向
に沿って水平に取付けられて、該機体の支持軸に前記草
刈機本体のフレームが回動可能に支承されていることを
特徴とする歩行型草刈機。 - 【請求項2】 左右一対のゴムクローラは、機体の両側
前部及び両側後部にそれぞれ配設された従動ローラー及
び駆動スプロケットに掛装され、左右一対の各従動ロー
ラーを支承している共通の1本軸状の従動軸が、前記草
刈機本体を支持するための支持軸となっていることを特
徴とする請求項1に記載の歩行型草刈機。 - 【請求項3】 平面視において略コの字形のレバーの両
側の各側棹部の中央部が刈取ユニットのハウジングの両
側部に回動可能に支承され、該レバーの各側棹部の先端
の内側に折れ曲がった支承棹部にそれぞれ前輪が支承さ
れ、該レバーの基端の連結棹部に固設したナットにねじ
棒が螺合されて、該ねじ棒の先端部が前記ハウジングに
回動可能に支承され、該ねじ棒の回転により前記レバー
を回動させて刈取ユニットを昇降させるように構成され
た刈高調整ユニットを備えていることを特徴とする請求
項1又は2に記載の歩行型草刈機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27972495A JPH0998634A (ja) | 1995-10-02 | 1995-10-02 | 歩行型草刈機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27972495A JPH0998634A (ja) | 1995-10-02 | 1995-10-02 | 歩行型草刈機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0998634A true JPH0998634A (ja) | 1997-04-15 |
Family
ID=17615003
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27972495A Pending JPH0998634A (ja) | 1995-10-02 | 1995-10-02 | 歩行型草刈機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0998634A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008054638A (ja) * | 2006-09-04 | 2008-03-13 | Atex Co Ltd | 刈取機の刈取昇降装置 |
JP2012005434A (ja) * | 2010-06-25 | 2012-01-12 | Mametora Noki Kk | 歩行型草刈機 |
JP2012115200A (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-21 | Orec Co Ltd | 歩行型草刈機 |
JP2014042504A (ja) * | 2012-08-28 | 2014-03-13 | Atex Co Ltd | 草刈機 |
-
1995
- 1995-10-02 JP JP27972495A patent/JPH0998634A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008054638A (ja) * | 2006-09-04 | 2008-03-13 | Atex Co Ltd | 刈取機の刈取昇降装置 |
JP2012005434A (ja) * | 2010-06-25 | 2012-01-12 | Mametora Noki Kk | 歩行型草刈機 |
JP2012115200A (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-21 | Orec Co Ltd | 歩行型草刈機 |
JP2014042504A (ja) * | 2012-08-28 | 2014-03-13 | Atex Co Ltd | 草刈機 |
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