JPH0995570A - 難燃性樹脂組成物及び絶縁電線 - Google Patents
難燃性樹脂組成物及び絶縁電線Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動車分野にも対応できる、耐磨耗性、柔
軟性に富み軽量化可能な難燃性のノンハロゲン系絶縁電
線を提供する。 【解決手段】 （Ａ）アルキルアクリレートまたはア
ルキルメタクリレートと、エチレン及び無水マレイン酸
の多元共重合体、（Ｂ）引張強度２５０kgf/cm2 以上の
スチレン系熱可塑性エラストマー、（Ｃ）上記（Ａ）以
外のポリオレフィン系樹脂、の３種の成分からなる特定
の配合比を持つ樹脂組成物であって、特定量の金属水酸
化物を添加し混合してなる組成物において、かつ、デュ
ロメータＤ硬度が４８以上５８以下である。
軟性に富み軽量化可能な難燃性のノンハロゲン系絶縁電
線を提供する。 【解決手段】 （Ａ）アルキルアクリレートまたはア
ルキルメタクリレートと、エチレン及び無水マレイン酸
の多元共重合体、（Ｂ）引張強度２５０kgf/cm2 以上の
スチレン系熱可塑性エラストマー、（Ｃ）上記（Ａ）以
外のポリオレフィン系樹脂、の３種の成分からなる特定
の配合比を持つ樹脂組成物であって、特定量の金属水酸
化物を添加し混合してなる組成物において、かつ、デュ
ロメータＤ硬度が４８以上５８以下である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車内或いは家庭な
どで配線に用いられる難燃性の絶縁電線及びその絶縁層
を構成するための樹脂組成物に関するものである。
どで配線に用いられる難燃性の絶縁電線及びその絶縁層
を構成するための樹脂組成物に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、自動車の電装品の高性能化、高機
能化に伴って、電線の使用量が増え、その結果ワイヤハ
ーネスのスペース増大或いは重量増加が問題となり、そ
の解決策として絶縁層の薄肉化、導体の細径化が実施さ
れている。従来これら絶縁電線として、電気銅等の導体
の周囲をポリ塩化ビニル系樹脂で被覆したものが広く用
いられてきた。これらポリ塩化ビニル系樹脂を用いた電
線は難燃性であり、また耐磨耗性、柔軟性に富む優れた
ものである。
能化に伴って、電線の使用量が増え、その結果ワイヤハ
ーネスのスペース増大或いは重量増加が問題となり、そ
の解決策として絶縁層の薄肉化、導体の細径化が実施さ
れている。従来これら絶縁電線として、電気銅等の導体
の周囲をポリ塩化ビニル系樹脂で被覆したものが広く用
いられてきた。これらポリ塩化ビニル系樹脂を用いた電
線は難燃性であり、また耐磨耗性、柔軟性に富む優れた
ものである。
【０００３】しかし、これらポリ塩化ビニル系樹脂は焼
却時に有害なハロゲン系ガスが発生し、地球環境を汚染
するので、その代替物質、いわゆるノンハロゲン難燃材
料が模索されてきた。すなわち、特開平４−３６８７１
４号公報、特開平４−３６８７１５公報、特開平６−７
６６４４号公報及び特開平６−７６６４５号公報等で知
られている、ポリオレフィンに金属水酸化物等を難燃化
剤として添加したものである。
却時に有害なハロゲン系ガスが発生し、地球環境を汚染
するので、その代替物質、いわゆるノンハロゲン難燃材
料が模索されてきた。すなわち、特開平４−３６８７１
４号公報、特開平４−３６８７１５公報、特開平６−７
６６４４号公報及び特開平６−７６６４５号公報等で知
られている、ポリオレフィンに金属水酸化物等を難燃化
剤として添加したものである。
【０００４】しかし、これらは金属水酸化物の添加量を
高くしなければ充分な難燃性を得ることができず、添加
量を高くすると耐磨耗性が低くなって絶縁層の薄肉化、
延いては電線の軽量化が困難となり、同時に、柔軟性も
失われると云った欠点があった。このような材料によっ
て被覆された絶縁電線は、電線を多本数束ねてワイヤー
ハーネスを形成し狭いスペース内で各所に細かく配線す
るのに耐える柔軟性と、各種機器や電線同士との摩擦に
耐える耐磨耗性と、そして、省エネルギーの見地から軽
量性とが要求される自動車分野への応用には特に困難が
あった。
高くしなければ充分な難燃性を得ることができず、添加
量を高くすると耐磨耗性が低くなって絶縁層の薄肉化、
延いては電線の軽量化が困難となり、同時に、柔軟性も
失われると云った欠点があった。このような材料によっ
て被覆された絶縁電線は、電線を多本数束ねてワイヤー
ハーネスを形成し狭いスペース内で各所に細かく配線す
るのに耐える柔軟性と、各種機器や電線同士との摩擦に
耐える耐磨耗性と、そして、省エネルギーの見地から軽
量性とが要求される自動車分野への応用には特に困難が
あった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の欠点
を解決し、一般家庭等での配線に用いる電線には勿論、
条件の厳しい自動車分野にも対応できる、耐磨耗性、柔
軟性に富み軽量化可能な難燃性のノンハロゲン系絶縁電
線を提供することを目的とする。
を解決し、一般家庭等での配線に用いる電線には勿論、
条件の厳しい自動車分野にも対応できる、耐磨耗性、柔
軟性に富み軽量化可能な難燃性のノンハロゲン系絶縁電
線を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の難燃性樹脂組成
物は、請求項１に記載の通り、（Ａ）アルキルアクリレ
ートまたはアルキルメタクリレートと、エチレン及び無
水マレイン酸の多元共重合体、（Ｂ）引張強度２５０kg
f/cm2 以上のスチレン系熱可塑性エラストマー、（Ｃ）
上記（Ａ）以外のポリオレフィン系樹脂、の３種の成分
からなる樹脂組成物において、Ａ成分を４０重量部以上
８０重量部以下、Ｂ成分を５重量部以上３０重量部以
下、及び残重量部のＣ成分を加えて１００重量部とな
し、これに６０重量部以上１２０重量部以下の金属水酸
化物を添加し混合してなる組成物であって、かつ、デュ
ロメータＤ硬度が４８以上５８以下である構成を有す
る。
物は、請求項１に記載の通り、（Ａ）アルキルアクリレ
ートまたはアルキルメタクリレートと、エチレン及び無
水マレイン酸の多元共重合体、（Ｂ）引張強度２５０kg
f/cm2 以上のスチレン系熱可塑性エラストマー、（Ｃ）
上記（Ａ）以外のポリオレフィン系樹脂、の３種の成分
からなる樹脂組成物において、Ａ成分を４０重量部以上
８０重量部以下、Ｂ成分を５重量部以上３０重量部以
下、及び残重量部のＣ成分を加えて１００重量部とな
し、これに６０重量部以上１２０重量部以下の金属水酸
化物を添加し混合してなる組成物であって、かつ、デュ
ロメータＤ硬度が４８以上５８以下である構成を有す
る。
【０００７】また、本発明に係る絶縁電線は、請求項４
に記載の通り、（Ａ）アルキルアクリレートまたはアル
キルメタクリレートと、エチレン及び無水マレイン酸の
多元共重合体、（Ｂ）引張強度２５０kgf/cm2 以上のス
チレン系熱可塑性エラストマー、（Ｃ）上記（Ａ）以外
のポリオレフィン系樹脂、の３種の成分からなる樹脂組
成物において、Ａ成分を４０重量部以上８０重量部以
下、Ｂ成分を５重量部以上３０重量部以下、及び残重量
部のＣ成分を加えて１００重量部となし、これに６０重
量部以上１２０重量部以下の金属水酸化物を添加し混合
してなる組成物であって、かつ、デュロメータＤ硬度が
４８以上５８以下である難燃性樹脂組成物を導体の周囲
に被覆してなる構成を有する。ここでＡ成分は、アルキ
ルアクリレートまたはアルキルメタクリレートと、エチ
レン及び無水マレイン酸の多元共重合体である。
に記載の通り、（Ａ）アルキルアクリレートまたはアル
キルメタクリレートと、エチレン及び無水マレイン酸の
多元共重合体、（Ｂ）引張強度２５０kgf/cm2 以上のス
チレン系熱可塑性エラストマー、（Ｃ）上記（Ａ）以外
のポリオレフィン系樹脂、の３種の成分からなる樹脂組
成物において、Ａ成分を４０重量部以上８０重量部以
下、Ｂ成分を５重量部以上３０重量部以下、及び残重量
部のＣ成分を加えて１００重量部となし、これに６０重
量部以上１２０重量部以下の金属水酸化物を添加し混合
してなる組成物であって、かつ、デュロメータＤ硬度が
４８以上５８以下である難燃性樹脂組成物を導体の周囲
に被覆してなる構成を有する。ここでＡ成分は、アルキ
ルアクリレートまたはアルキルメタクリレートと、エチ
レン及び無水マレイン酸の多元共重合体である。
【０００８】
【発明の実施の形態】上記において、１種以上のアクリ
ル酸エステルまたは１種以上のメタクリル酸エステル１
〜１４重量％と、無水マレイン酸０．３〜４重量％と残
部のエチレン（８２〜９８．７重量％）を反応させて得
た共重合体であることが望ましい。製造法としては、グ
ラフト共重合法によってもよいが、グラフト共重合法で
は一般に無水マレイン酸の存在量を高くすることが困難
であるため耐磨耗性を高くすることが困難である。従っ
て耐磨耗性向上効果が得られやすいので直接共重合法に
よるものが望ましい。このよう直接共重合法による多元
共重合体は、住化アトケム等から入手が可能である。
ル酸エステルまたは１種以上のメタクリル酸エステル１
〜１４重量％と、無水マレイン酸０．３〜４重量％と残
部のエチレン（８２〜９８．７重量％）を反応させて得
た共重合体であることが望ましい。製造法としては、グ
ラフト共重合法によってもよいが、グラフト共重合法で
は一般に無水マレイン酸の存在量を高くすることが困難
であるため耐磨耗性を高くすることが困難である。従っ
て耐磨耗性向上効果が得られやすいので直接共重合法に
よるものが望ましい。このよう直接共重合法による多元
共重合体は、住化アトケム等から入手が可能である。
【０００９】なお、グラフト重合法とは、エチレンとア
ルキルアクリレートまたはアルキルメタクリレートを直
接重合し、その後、過酸化物などにより無水マレイン酸
をグラフトさせて重合する方法であって、また、直接重
合法とは、原料を同時に系に導入して重合させる方法で
ある。また、上記多元重合体のメルトフロレートとして
は０．２〜２０ｇ／１０分であると、良好な押出加工性
が得られるので望ましい。
ルキルアクリレートまたはアルキルメタクリレートを直
接重合し、その後、過酸化物などにより無水マレイン酸
をグラフトさせて重合する方法であって、また、直接重
合法とは、原料を同時に系に導入して重合させる方法で
ある。また、上記多元重合体のメルトフロレートとして
は０．２〜２０ｇ／１０分であると、良好な押出加工性
が得られるので望ましい。
【００１０】ここで、アルキルアクリレートまたはアル
キルメタクリレートとして、メチルアクリレート、メチ
ルメタクリレート、エチルアクリレート、エチルメタク
リレート、ブチルアクリレート、ブチルメタクリレート
等が金属水酸化物との親和性が良く好適に用いることが
できる。
キルメタクリレートとして、メチルアクリレート、メチ
ルメタクリレート、エチルアクリレート、エチルメタク
リレート、ブチルアクリレート、ブチルメタクリレート
等が金属水酸化物との親和性が良く好適に用いることが
できる。
【００１１】なお、これらアクリル酸エステルまたはメ
タクリル酸エステルは、多元共重合物中の重量の１％以
上１４％以下となることが望ましい。１重量％未満であ
ると金属水酸化物との親和性が悪くなって、難燃性、柔
軟性などが低下する。また１４重量％超では耐磨耗性が
低下する。
タクリル酸エステルは、多元共重合物中の重量の１％以
上１４％以下となることが望ましい。１重量％未満であ
ると金属水酸化物との親和性が悪くなって、難燃性、柔
軟性などが低下する。また１４重量％超では耐磨耗性が
低下する。
【００１２】また無水マレイン酸は、多元共重合物中の
重量の０．３％以上４％以下であることが望ましい。
０．３重量％未満では充分な耐磨耗性が得られにくく、
４重量％超の無水マレイン酸からなる多元共重合物は通
常合成が困難であるが、このようなものは押出加工性が
低下する。
重量の０．３％以上４％以下であることが望ましい。
０．３重量％未満では充分な耐磨耗性が得られにくく、
４重量％超の無水マレイン酸からなる多元共重合物は通
常合成が困難であるが、このようなものは押出加工性が
低下する。
【００１３】Ｂ成分のスチレン系熱可塑性エラストマー
としては、ビニル基を有する芳香族炭化水素２個以上か
らなる重合体ブロック１と、共役ジエンを有する重合体
ブロック２を有するブロックコポリマーである。ここで
重合体ブロック１を形成するビニル基を有する芳香族炭
化水素としては、スチレン、o-メチルスチレン、p-tert
- ブチルスチレン、1,3-ジメチルスチレン等があるが、
入手の容易な点を考慮するとスチレンであることが好ま
しい。
としては、ビニル基を有する芳香族炭化水素２個以上か
らなる重合体ブロック１と、共役ジエンを有する重合体
ブロック２を有するブロックコポリマーである。ここで
重合体ブロック１を形成するビニル基を有する芳香族炭
化水素としては、スチレン、o-メチルスチレン、p-tert
- ブチルスチレン、1,3-ジメチルスチレン等があるが、
入手の容易な点を考慮するとスチレンであることが好ま
しい。
【００１４】一方、重合体ブロック２としては、一対の
共役二重結合を有するジオレフィンであり、例えば、1,
3-ブタジエン、イソプレン、2,3-ジメチル-1,3- ブタジ
エン、1,3-ペンタジエン、1,3-ヘキサジエンなどがある
が、そのなかで1,3-ブタジエン及びイソプレンが入手し
やすいので好ましい。なお、ここで、スチレン系熱可塑
性エラストマーは、水素添加し、その二重結合を飽和さ
せたものが、高い引張強度が得られ、また耐熱性が向上
するので好ましい。
共役二重結合を有するジオレフィンであり、例えば、1,
3-ブタジエン、イソプレン、2,3-ジメチル-1,3- ブタジ
エン、1,3-ペンタジエン、1,3-ヘキサジエンなどがある
が、そのなかで1,3-ブタジエン及びイソプレンが入手し
やすいので好ましい。なお、ここで、スチレン系熱可塑
性エラストマーは、水素添加し、その二重結合を飽和さ
せたものが、高い引張強度が得られ、また耐熱性が向上
するので好ましい。
【００１５】また、このＢ成分の引張強度は２５０kgf/
cm2 以上であることが充分な耐磨耗性を得るために必要
であり、この引張強度が３００kgf/cm2 以上であると特
に優れた耐磨耗性が得られるので特に望ましい。このよ
うな高い引張強度が得られる点で本発明で用いるスチレ
ン系熱可塑性エラストマーとしてはトリブロックコポリ
マーであることが望ましい。
cm2 以上であることが充分な耐磨耗性を得るために必要
であり、この引張強度が３００kgf/cm2 以上であると特
に優れた耐磨耗性が得られるので特に望ましい。このよ
うな高い引張強度が得られる点で本発明で用いるスチレ
ン系熱可塑性エラストマーとしてはトリブロックコポリ
マーであることが望ましい。
【００１６】Ｃ成分のポリオレフィン系樹脂としては、
ポリエチレン、ポリプロピレン等が用いることが可能で
ある。ポリエチレンとしては、エチレンだけからなる低
密度または高密度ポリエチレンのほかに、α−オレフィ
ンとの共重合で得られる直鎖状低密度ポリエチレンも使
用することができる。
ポリエチレン、ポリプロピレン等が用いることが可能で
ある。ポリエチレンとしては、エチレンだけからなる低
密度または高密度ポリエチレンのほかに、α−オレフィ
ンとの共重合で得られる直鎖状低密度ポリエチレンも使
用することができる。
【００１７】また、ポリプロピレンからなるホモポリマ
ーのほか、エチレン等との共重合からなるランダムコポ
リマーやブロックコポリマーも用いることができる。ま
た、エチレン系共重合体も好適に用いることとができ
る。なお、この場合エチレン系共重合体とはＡ成分とし
て用いる多元共重合体以外のものを意味する。ここで、
上記多元共重合体及び熱可塑性エラストラマーとの相溶
性に優れ、また耐磨耗性、柔軟性及び難燃性のバランス
が良くなるので、Ｃ成分はポリエチレン及びエチレン系
共重合体であることが望ましい。
ーのほか、エチレン等との共重合からなるランダムコポ
リマーやブロックコポリマーも用いることができる。ま
た、エチレン系共重合体も好適に用いることとができ
る。なお、この場合エチレン系共重合体とはＡ成分とし
て用いる多元共重合体以外のものを意味する。ここで、
上記多元共重合体及び熱可塑性エラストラマーとの相溶
性に優れ、また耐磨耗性、柔軟性及び難燃性のバランス
が良くなるので、Ｃ成分はポリエチレン及びエチレン系
共重合体であることが望ましい。
【００１８】これらＡ成分、Ｂ成分及びＣ成分によっ
て、本発明の被覆電線の被覆用組成物を構成する樹脂組
成物が形成されるが、この樹脂組成物１００重量部中、
Ａ成分は４０重量部以上８０重量部以下であることが必
要である。４０重量部未満であると、難燃性及び耐磨耗
性が満足されない。一方、８０重量部超であると、電線
製造時の押出加工性が低下し、結果として電線表面の柔
軟性が失われ、耐磨耗性が低下したり、被覆材の引張り
伸びが極度に悪化する。ここで、充分な難燃性及び耐磨
耗性を得るためには、５０重量部以上６０重量部以下で
あることが望ましい。
て、本発明の被覆電線の被覆用組成物を構成する樹脂組
成物が形成されるが、この樹脂組成物１００重量部中、
Ａ成分は４０重量部以上８０重量部以下であることが必
要である。４０重量部未満であると、難燃性及び耐磨耗
性が満足されない。一方、８０重量部超であると、電線
製造時の押出加工性が低下し、結果として電線表面の柔
軟性が失われ、耐磨耗性が低下したり、被覆材の引張り
伸びが極度に悪化する。ここで、充分な難燃性及び耐磨
耗性を得るためには、５０重量部以上６０重量部以下で
あることが望ましい。
【００１９】一方、Ｂ成分は５重量部以上３０重量部以
下であることが必要である。５重量部未満であると、充
分な柔軟性が得られにくくなる。一方、３０重量部超の
とき、耐磨耗性が著しく劣化する。ここで、最良の耐磨
耗性を得るためには２５重量部以下であることが望まし
い。
下であることが必要である。５重量部未満であると、充
分な柔軟性が得られにくくなる。一方、３０重量部超の
とき、耐磨耗性が著しく劣化する。ここで、最良の耐磨
耗性を得るためには２５重量部以下であることが望まし
い。
【００２０】また、難燃性付与成分として添加される金
属水酸化物としては、金属の水酸化物、特に１９８９年
改訂ＩＵＰＡＣ命名法に基づく周期律表第２族、及び第
１３族の金属の水酸化物、例えば水酸化マグネシウム、
水酸化アルミニウム、水酸化カルシウムなどを用いるこ
とができる。なお、これらの内、水酸化マグネシウムで
あることが、少量の添加で難燃性が得られ、また耐磨耗
性への影響が少ないので好ましい。またこれら金属酸化
物の粒径は、取り扱い上及び最終製品の絶縁電線の難燃
性へ影響から、０．１〜５μｍであることが好ましい。
ここで、樹脂との親和性、耐水性等を考慮すると、これ
ら粒子が脂肪酸、シラン系カップリング剤、チタネート
系カップリング剤、エポキシ化合物等により表面処理さ
れたものを用いることが好ましい。
属水酸化物としては、金属の水酸化物、特に１９８９年
改訂ＩＵＰＡＣ命名法に基づく周期律表第２族、及び第
１３族の金属の水酸化物、例えば水酸化マグネシウム、
水酸化アルミニウム、水酸化カルシウムなどを用いるこ
とができる。なお、これらの内、水酸化マグネシウムで
あることが、少量の添加で難燃性が得られ、また耐磨耗
性への影響が少ないので好ましい。またこれら金属酸化
物の粒径は、取り扱い上及び最終製品の絶縁電線の難燃
性へ影響から、０．１〜５μｍであることが好ましい。
ここで、樹脂との親和性、耐水性等を考慮すると、これ
ら粒子が脂肪酸、シラン系カップリング剤、チタネート
系カップリング剤、エポキシ化合物等により表面処理さ
れたものを用いることが好ましい。
【００２１】これら金属水酸化物を、前述のＡ成分、Ｂ
成分及びＣ成分からなる樹脂組成物１００重量部に対
し、６０重量部以上１２０重量部以下添加することが必
要である。６０重量部未満であると難燃性が不足し、１
２０重量部を越えると耐磨耗性、柔軟性が不足する。最
良の結果を得るためには、７０重量部以上１１０重量部
以下であることが望ましい。
成分及びＣ成分からなる樹脂組成物１００重量部に対
し、６０重量部以上１２０重量部以下添加することが必
要である。６０重量部未満であると難燃性が不足し、１
２０重量部を越えると耐磨耗性、柔軟性が不足する。最
良の結果を得るためには、７０重量部以上１１０重量部
以下であることが望ましい。
【００２２】以上のような形状及び量の金属水酸化物
を、前述のＡ成分、Ｂ成分及びＣ成分からなる樹脂組成
物に混合する。このとき、混合の手段としては、ロール
ミル、バンバリーミキサー、ニーダー、二軸押出機等の
公知の装置を用いることができる。混練終了後の樹脂組
成物のデュロメータＤ硬度は４８以上５８以下であるこ
とが必要である。４８未満であると耐磨耗性に劣り、ま
た、５８超となると柔軟性が著しく低下する。なお、こ
のとき上記各成分以外に、各種性能の向上のため、公知
の酸化防止剤、銅害防止剤、難燃助剤、加工助剤、着色
剤等を加えてもよい。
を、前述のＡ成分、Ｂ成分及びＣ成分からなる樹脂組成
物に混合する。このとき、混合の手段としては、ロール
ミル、バンバリーミキサー、ニーダー、二軸押出機等の
公知の装置を用いることができる。混練終了後の樹脂組
成物のデュロメータＤ硬度は４８以上５８以下であるこ
とが必要である。４８未満であると耐磨耗性に劣り、ま
た、５８超となると柔軟性が著しく低下する。なお、こ
のとき上記各成分以外に、各種性能の向上のため、公知
の酸化防止剤、銅害防止剤、難燃助剤、加工助剤、着色
剤等を加えてもよい。
【００２３】以上のようにして得られた被覆用樹脂組成
物を電気銅等からなる導体の表面に被覆し、押出し成形
し、絶縁電線とする。なお、その被覆の厚さが０．４mm
以下であると充分な耐磨耗性を保ちながら、特に優れた
柔軟性を得ることができる。また、以上のようにして得
られた絶縁電線を耐熱性、耐磨耗性及び耐油性等の各種
性能の向上のために公知の方法、例えば電子線等で架橋
してもよい。
物を電気銅等からなる導体の表面に被覆し、押出し成形
し、絶縁電線とする。なお、その被覆の厚さが０．４mm
以下であると充分な耐磨耗性を保ちながら、特に優れた
柔軟性を得ることができる。また、以上のようにして得
られた絶縁電線を耐熱性、耐磨耗性及び耐油性等の各種
性能の向上のために公知の方法、例えば電子線等で架橋
してもよい。
【００２４】
【実施例】まず、本発明の実施例及び比較例におけるサ
ンプルの作製方法及び各種測定方法について説明する。
なお、下記における引張強度はＪＩＳ・Ｋ６３０１に準
拠し、また記号ＭＩで示したメルトフローレートはＪＩ
Ｓ・Ｋ７２１０に準拠して測定した。
ンプルの作製方法及び各種測定方法について説明する。
なお、下記における引張強度はＪＩＳ・Ｋ６３０１に準
拠し、また記号ＭＩで示したメルトフローレートはＪＩ
Ｓ・Ｋ７２１０に準拠して測定した。
【００２５】まず、各種原料を準備した。すなわち、Ａ
成分としては、２種類のアルキルアクリレートとエチレ
ン及び無水マレイン酸の多元共重合体を準備した。 Ａ成分(1) ：エチルアクリレート３重量％、無水マレイ
ン酸２重量％及びエチレン９５重量％からなる直接共重
合法による共重合体（住化アトケムより入手の仏エルフ
・アトケム社製ボンダインＦＸ−８０００） Ａ成分(2) ：ブチルアクリレート６重量％、無水マレイ
ン酸３重量％及びエチレン９１重量％からなる直接共重
合法による共重合体（住化アトケムより入手の仏エルフ
・アトケム社製ＬＯＴＡＤＥＲ２２００） Ｂ成分として、水素添加スチレン−イソプレン−スチレ
ントリブロックコポリマー（引張強度：３４０kgf/c
m2 ）（クラレ製セプトン４０３３）を準備した。
成分としては、２種類のアルキルアクリレートとエチレ
ン及び無水マレイン酸の多元共重合体を準備した。 Ａ成分(1) ：エチルアクリレート３重量％、無水マレイ
ン酸２重量％及びエチレン９５重量％からなる直接共重
合法による共重合体（住化アトケムより入手の仏エルフ
・アトケム社製ボンダインＦＸ−８０００） Ａ成分(2) ：ブチルアクリレート６重量％、無水マレイ
ン酸３重量％及びエチレン９１重量％からなる直接共重
合法による共重合体（住化アトケムより入手の仏エルフ
・アトケム社製ＬＯＴＡＤＥＲ２２００） Ｂ成分として、水素添加スチレン−イソプレン−スチレ
ントリブロックコポリマー（引張強度：３４０kgf/c
m2 ）（クラレ製セプトン４０３３）を準備した。
【００２６】Ｃ成分としては、３種のポリオレフィン系
樹脂を準備した。 Ｃ成分(1) ：直鎖状低密度ポリエチレン（密度：０．９
２５g/cm3 、ＭＩ：２．３g/10分）（三井石油化学製ウ
ルトゼックス２５２０Ｆ） Ｃ成分(2) ：高密度ポリエチレン（密度：０．９４９g/
cm3 、ＭＩ：０．３g/10分）（昭和電工製ショウレック
ス５００３ＢＨ） Ｃ成分(3) ：エチレン−エチルアクリレート共重合体
（エチルアクリレート１５重量％、ＭＩ：０．７５g/10
分）（日本石油化学製レクスロンＥＥＡＡ１１５０）
樹脂を準備した。 Ｃ成分(1) ：直鎖状低密度ポリエチレン（密度：０．９
２５g/cm3 、ＭＩ：２．３g/10分）（三井石油化学製ウ
ルトゼックス２５２０Ｆ） Ｃ成分(2) ：高密度ポリエチレン（密度：０．９４９g/
cm3 、ＭＩ：０．３g/10分）（昭和電工製ショウレック
ス５００３ＢＨ） Ｃ成分(3) ：エチレン−エチルアクリレート共重合体
（エチルアクリレート１５重量％、ＭＩ：０．７５g/10
分）（日本石油化学製レクスロンＥＥＡＡ１１５０）
【００２７】また、比較例に用いるため、Ｂ成分と同じ
原料物質からなり、引張強度が低いＢ' 成分：水素添加
スチレン−イソプレン−スチレントリブロックコポリマ
ー（引張強度：２４０kgf/cm2 ）を準備した（クラレ製
セプトン２０５５）。一方、水酸化マグネシウムとし
て、オレイン酸２重量％で表面処理を行った粒径０．６
以上１μｍ以下で、窒素の沸点における吸着量によって
測定したＢＥＴ比表面積が５ｍ2 ／ｇのもの（協和化学
製キスマ５Ｂ）を準備した。
原料物質からなり、引張強度が低いＢ' 成分：水素添加
スチレン−イソプレン−スチレントリブロックコポリマ
ー（引張強度：２４０kgf/cm2 ）を準備した（クラレ製
セプトン２０５５）。一方、水酸化マグネシウムとし
て、オレイン酸２重量％で表面処理を行った粒径０．６
以上１μｍ以下で、窒素の沸点における吸着量によって
測定したＢＥＴ比表面積が５ｍ2 ／ｇのもの（協和化学
製キスマ５Ｂ）を準備した。
【００２８】これらのものを酸化防止剤、銅害防止剤及
び滑剤とともに、それぞれ表１に示す比で２本ロールを
用いて均一に混合し、被覆用組成物とした。これら被覆
用組成物を圧縮成形によってシート状に加工し、これら
組成物の硬度をデュロメータＤ硬度計によってＪＩＳ・
Ｋ７２１５に準拠して測定した（結果を表１に示す）。
び滑剤とともに、それぞれ表１に示す比で２本ロールを
用いて均一に混合し、被覆用組成物とした。これら被覆
用組成物を圧縮成形によってシート状に加工し、これら
組成物の硬度をデュロメータＤ硬度計によってＪＩＳ・
Ｋ７２１５に準拠して測定した（結果を表１に示す）。
【００２９】一方、これら被覆用組成物を造粒機を用い
てペレット状にして、次いで押出機を用いて、軟銅撚線
（素線断面積０．１９mm2 、素線数１９本）に電線外径
が１．６mmになるように被覆し、比較例及び実施例のサ
ンプルとした。ついで、耐磨耗性、難燃性、柔軟性の評
価を行った。
てペレット状にして、次いで押出機を用いて、軟銅撚線
（素線断面積０．１９mm2 、素線数１９本）に電線外径
が１．６mmになるように被覆し、比較例及び実施例のサ
ンプルとした。ついで、耐磨耗性、難燃性、柔軟性の評
価を行った。
【００３０】すなわち、耐磨耗性については、ＪＡＳＯ
・Ｄ６１１−９４の５．１１（２）項に準拠し、但し、
７Ｎの加重で、直径が０．４５mmのピアノ線を使用し、
絶縁体の磨耗によりピアノ線が導体に接触するまでの往
復回数を測定し、３００回以上の摩擦に耐えるものを合
格とした。
・Ｄ６１１−９４の５．１１（２）項に準拠し、但し、
７Ｎの加重で、直径が０．４５mmのピアノ線を使用し、
絶縁体の磨耗によりピアノ線が導体に接触するまでの往
復回数を測定し、３００回以上の摩擦に耐えるものを合
格とした。
【００３１】難燃性については、同じくＪＡＳＯ・Ｄ６
１１−９４の５．９項に準拠して測定し、３０秒以内に
消炎するものを合格とした。一方、柔軟性については次
のように評価した。即ち、電線を１８０゜になるまで屈
曲した後再度伸張し、屈曲部における白化の有無を調
べ、白化が見られないものを合格とした。以上の評価方
法での結果を表１に示す。
１１−９４の５．９項に準拠して測定し、３０秒以内に
消炎するものを合格とした。一方、柔軟性については次
のように評価した。即ち、電線を１８０゜になるまで屈
曲した後再度伸張し、屈曲部における白化の有無を調
べ、白化が見られないものを合格とした。以上の評価方
法での結果を表１に示す。
【００３２】
【表１】
【００３３】表１によって明らかなように、本発明の実
施例１〜５の絶縁電線は、耐磨耗性、難燃性及び柔軟性
の３つ性能についてすべて満足できる優れた電線であ
る。一方、比較例１〜９の絶縁電線では少なくともこれ
ら３つの性能の内、少なくとも１つは不合格となってお
り、劣っていることが明瞭に示されている。
施例１〜５の絶縁電線は、耐磨耗性、難燃性及び柔軟性
の３つ性能についてすべて満足できる優れた電線であ
る。一方、比較例１〜９の絶縁電線では少なくともこれ
ら３つの性能の内、少なくとも１つは不合格となってお
り、劣っていることが明瞭に示されている。
【００３４】
【発明の効果】本発明の絶縁電線において、被覆用組成
物を構成する樹脂組成物は（Ａ）アルキルアクリレート
またはアルキルメタクリレート、エチレン及び無水マレ
イン酸の多元共重合体、（Ｂ）引張強度２５０kgf/cm2
以上のスチレン系熱可塑性エラストマー、（Ｃ）ポリオ
レフィン系樹脂、の３種の成分からなる組成物であっ
て、かつ、これらが各成分が特定の比で配合されたこと
によって、従来の絶縁電線における被覆材と比較して、
難燃性を損なうことなく金属酸化物の含有必要量を減ら
すことができ、その結果として耐磨耗性及び柔軟性を向
上させることができる。
物を構成する樹脂組成物は（Ａ）アルキルアクリレート
またはアルキルメタクリレート、エチレン及び無水マレ
イン酸の多元共重合体、（Ｂ）引張強度２５０kgf/cm2
以上のスチレン系熱可塑性エラストマー、（Ｃ）ポリオ
レフィン系樹脂、の３種の成分からなる組成物であっ
て、かつ、これらが各成分が特定の比で配合されたこと
によって、従来の絶縁電線における被覆材と比較して、
難燃性を損なうことなく金属酸化物の含有必要量を減ら
すことができ、その結果として耐磨耗性及び柔軟性を向
上させることができる。
【００３５】また、水酸化マグネシウム混合後の被覆用
組成物のデュロメータＤ硬度の範囲を特定することによ
って、製品である被覆電線の耐磨耗性と柔軟性のバラン
スを保つことができる。
組成物のデュロメータＤ硬度の範囲を特定することによ
って、製品である被覆電線の耐磨耗性と柔軟性のバラン
スを保つことができる。
【００３６】従って、本発明に係る難燃性樹脂組成物を
被覆されてなる絶縁電線は、耐磨耗性、難燃性及び柔軟
性の３つの性能についてすべて満足できる優れた電線で
ある。このような特徴を有するため、絶縁層の薄層化が
可能となって軽量化できるので、家庭等での配線に用い
ることは勿論、条件の厳しい自動車の配線としても好適
に使用できる。
被覆されてなる絶縁電線は、耐磨耗性、難燃性及び柔軟
性の３つの性能についてすべて満足できる優れた電線で
ある。このような特徴を有するため、絶縁層の薄層化が
可能となって軽量化できるので、家庭等での配線に用い
ることは勿論、条件の厳しい自動車の配線としても好適
に使用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｃ０８Ｌ 35/00 ＬＨＲ Ｃ０８Ｌ 35/00 ＬＨＲ Ｈ０１Ｂ 3/30 Ｈ０１Ｂ 3/30 Ｐ 7/34 7/34 Ｂ
Claims (4)
- 【請求項１】 （Ａ）アルキルアクリレートまたはアル
キルメタクリレートと、エチレン及び無水マレイン酸の
多元共重合体、（Ｂ）引張強度２５０kgf/cm2 以上のス
チレン系熱可塑性エラストマー、（Ｃ）上記（Ａ）以外
のポリオレフィン系樹脂、の３種の成分からなる樹脂組
成物において、Ａ成分を４０重量部以上８０重量部以
下、Ｂ成分を５重量部以上３０重量部以下、及び残重量
部のＣ成分を加えて１００重量部となし、 これに６０重量部以上１２０重量部以下の金属水酸化物
を添加し混合してなる組成物であって、かつ、デュロメ
ータＤ硬度が４８以上５８以下であることを特徴とする
難燃性樹脂組成物。 - 【請求項２】 上記（Ｃ）のポリオレフィン系樹脂がポ
リエチレン及びエチレン系共重合体であることを特徴と
する請求項１記載の難燃性樹脂組成物。 - 【請求項３】 前記金属水酸化物が水酸化マグネシウム
であることを特徴とする請求項１記載の難燃性樹脂組成
物。 - 【請求項４】 （Ａ）アルキルアクリレートまたはアル
キルメタクリレートと、エチレン及び無水マレイン酸の
多元共重合体、（Ｂ）引張強度２５０kgf/cm2 以上のス
チレン系熱可塑性エラストマー、（Ｃ）上記（Ａ）以外
のポリオレフィン系樹脂、の３種の成分からなる樹脂組
成物において、Ａ成分を４０重量部以上８０重量部以
下、Ｂ成分を５重量部以上３０重量部以下、及び残重量
部のＣ成分を加えて１００重量部となし、 これに６０重量部以上１２０重量部以下の金属水酸化物
を添加し混合してなる組成物であって、かつ、デュロメ
ータＤ硬度が４８以上５８以下である難燃性樹脂組成物
を導体の周囲に被覆してなることを特徴とする絶縁電
線。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7253225A JP2963034B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 自動車電線被覆用難燃性樹脂組成物及び自動車用絶縁電線 |
| FR9611720A FR2739387B1 (fr) | 1995-09-29 | 1996-09-26 | Composition de resine ignifugee et fil isole avec cette composition |
| DE19640017A DE19640017B4 (de) | 1995-09-29 | 1996-09-27 | Flammwidrige Harzzusammensetzung und deren Verwendung zur Herstellung eines isolierten Drahts |
| US08/722,642 US5747574A (en) | 1995-09-29 | 1996-09-27 | Flame-retarded resin composition and insulated wire |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7253225A JP2963034B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 自動車電線被覆用難燃性樹脂組成物及び自動車用絶縁電線 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0995570A true JPH0995570A (ja) | 1997-04-08 |
| JP2963034B2 JP2963034B2 (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=17248316
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7253225A Expired - Fee Related JP2963034B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 自動車電線被覆用難燃性樹脂組成物及び自動車用絶縁電線 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5747574A (ja) |
| JP (1) | JP2963034B2 (ja) |
| DE (1) | DE19640017B4 (ja) |
| FR (1) | FR2739387B1 (ja) |
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|---|---|---|---|---|
| WO2005054362A1 (ja) * | 2003-12-04 | 2005-06-16 | Autonetworks Technologies, Ltd. | 非架橋型難燃性樹脂組成物ならびにこれを用いた絶縁電線およびワイヤーハーネス |
| WO2006118254A1 (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Autonetworks Technologies, Ltd. | ノンハロゲン系絶縁電線およびワイヤーハーネス |
| JP2010282776A (ja) * | 2009-06-03 | 2010-12-16 | Swcc Showa Cable Systems Co Ltd | 車載用アンテナ同軸ケーブル |
| WO2011108718A1 (ja) * | 2010-03-05 | 2011-09-09 | 矢崎総業株式会社 | アルミニウム電線用難燃性樹脂組成物およびそれを用いたアルミニウム電線 |
| JP2016108391A (ja) * | 2014-12-03 | 2016-06-20 | 日立金属株式会社 | ノンハロゲン架橋性樹脂組成物、架橋絶縁電線及びケーブル |
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| JP3784538B2 (ja) * | 1998-03-23 | 2006-06-14 | 株式会社クラレ | 難燃性樹脂組成物 |
| DE19921472A1 (de) * | 1999-05-08 | 2000-11-16 | Sued Chemie Ag | Flammgeschützte Polymerzusammensetzung |
| JP4795528B2 (ja) | 2000-11-30 | 2011-10-19 | 住友電装株式会社 | オレフィン系樹脂組成物および被覆電線 |
| JP4808840B2 (ja) | 2000-12-01 | 2011-11-02 | 住友電装株式会社 | オレフィン系樹脂組成物および被覆電線 |
| US20020108772A1 (en) | 2000-12-12 | 2002-08-15 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Electrical wire having resin composition covering |
| US6414068B1 (en) | 2001-01-16 | 2002-07-02 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Olefin-based resin composition |
| CN116057645A (zh) * | 2020-08-04 | 2023-05-02 | 住友电气工业株式会社 | 绝缘电线 |
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|---|---|---|---|---|
| SE445559C (sv) * | 1978-11-23 | 1989-04-17 | Raychem Ltd | Flamhaemmad, halogenfri polymerkomposition och anvaendning daerav foer bildning av ett vaermeaaterhaemtningsbart alster |
| DE3407414A1 (de) * | 1984-02-29 | 1985-09-05 | Standard Elektrik Lorenz Ag, 7000 Stuttgart | Flammwidrige isoliermischung fuer kabel und leitungen |
| JPH0730217B2 (ja) * | 1986-05-08 | 1995-04-05 | 住友化学工業株式会社 | 熱可塑性エラストマ−組成物 |
| DE3633056A1 (de) * | 1986-09-29 | 1988-04-07 | Kabelmetal Electro Gmbh | Extrudierfaehige mischung fuer halogenfreie, schwer entflammbare umhuellungen |
| JPS63286449A (ja) * | 1987-05-20 | 1988-11-24 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 難燃性熱可塑性樹脂組成物 |
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-
1995
- 1995-09-29 JP JP7253225A patent/JP2963034B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-09-26 FR FR9611720A patent/FR2739387B1/fr not_active Expired - Fee Related
- 1996-09-27 DE DE19640017A patent/DE19640017B4/de not_active Expired - Fee Related
- 1996-09-27 US US08/722,642 patent/US5747574A/en not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
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| FR2739387B1 (fr) | 1999-07-02 |
| DE19640017B4 (de) | 2004-05-27 |
| US5747574A (en) | 1998-05-05 |
| DE19640017A1 (de) | 1997-04-10 |
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