JP2002284884A - フィラー、それを含む樹脂組成物および樹脂組成物の製造方法 - Google Patents

フィラー、それを含む樹脂組成物および樹脂組成物の製造方法

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JP2002284884A
JP2002284884A JP2001087907A JP2001087907A JP2002284884A JP 2002284884 A JP2002284884 A JP 2002284884A JP 2001087907 A JP2001087907 A JP 2001087907A JP 2001087907 A JP2001087907 A JP 2001087907A JP 2002284884 A JP2002284884 A JP 2002284884A
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polymer
acid anhydride
resin composition
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JP2001087907A
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Tatsuya Hase
達也 長谷
Masashi Sato
正史 佐藤
Akihiko Sugita
陽彦 杉田
Koji Fujimoto
浩司 藤本
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂に配合した場合に、粒子の凝集を抑制ま
たは防止できるフィラー、およびフィラーが凝集するこ
となく均一に分散された樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 フィラーの粒子表面を、フィラーとの親
和性を有するポリマーにより被覆する。被覆されたフィ
ラーを他のポリマーマトリックス中に分散させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィラー、それを
含む樹脂組成物および樹脂組成物の製造方法に関し、よ
り詳しくは、フィラーとの親和性を有するポリマーによ
り被覆したフィラー、およびそのようなフィラーを含む
樹脂組成物ならびにそのような樹脂組成物の製造方法に
関する。本明細書では、「フィラー」なる用語は、単な
る充填剤のみならず、従来から樹脂の改質のために添加
される種々の添加剤(配合剤)を意味するものとして使
用する。
【0002】
【従来の技術】樹脂には、その特性を改良するために種
々のフィラーが配合される。例えば、顔料として酸化チ
タン等の金属酸化物が使用され、また樹脂に難燃性を付
与するために水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム
等の金属水酸化物が配合され、増量用として、炭カル、
タルク、クレー、シリカなど、補強用として、炭素繊
維、ガラス繊維、タルク、マイカなどが配合される。
【0003】しかしながら、一般に樹脂とフィラーとの
親和性はあまり高くないので、フィラーを樹脂に配合し
た場合、フィラー粒子どうしが凝集して、樹脂相中にフ
ィラー粒子の塊が形成されることが多く、樹脂相中に均
一にフィラーを分布させて、樹脂全体の性質を均質にす
ることが困難なことがある。樹脂中でのフィラーの凝集
を防止するためには、一般には、表面処理されたフィラ
ーが使用される。表面処理剤には、シラン系、チタネー
ト系、アルミニウム系、脂肪酸系油脂、ワックス、界面
活性剤等が用いられている。しかし、表面処理剤も適切
なものを選択しないと、機械強度の低下や曲げ白化、加
工不良などの問題を生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、樹脂
に配合した場合に、粒子の凝集を抑制または防止できる
フィラーを提供することである。本発明の別の目的は、
フィラーが凝集することなく均一に分散された樹脂組成
物およびその製造方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、上記目的を達成
するために、本発明は、(A)フィラーとの親和性を有
するポリマーにより粒子表面が被覆されたフィラー、
(B)フィラーとの親和性を有する第一ポリマーにより
粒子表面が被覆されたフィラーと第二ポリマーとを含ん
でなる樹脂組成物、(C)(1)フィラーと、フィラー
との親和性を有する第一ポリマーとを混練し、次いで、
工程(1)で得た混合物と第二ポリマーとを混練するこ
とからなる樹脂組成物の製造方法および(D)フィラー
と、第一ポリマーと、第二ポリマーとを混練することか
らなる樹脂組成物の製造方法を提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明のフィラーは、フィラー自
体の粒子の表面をフィラーとの親和性を有するポリマー
により被覆したものである。フィラー自体は、無機フィ
ラーまたは有機フィラーのいずれであってもよいが、無
機フィラーが好ましい。
【0007】無機フィラーの例としては、炭素材料、お
よび金属(例えば、アルカリ金属、アルカリ土類金属、
遷移金属等)の酸化物、水酸化物、炭酸塩、硫酸塩、珪
酸塩、窒化物などが挙げられる。これらは、単独で、ま
たは2種またはそれ以上の混合物として使用することが
できる。中でも、金属水酸化物、例えば水酸化マグネシ
ウム、水酸化アルミニウムなどは、樹脂に難燃性を付与
できるので、特に電線被覆用樹脂のフィラーとして好ま
しい。
【0008】本発明においてポリマーにより被覆される
フィラーの粒子は、そのままで用いてもよいし、また、
ポリマーによる被覆に先立ち、カップリング剤または脂
肪酸若しくは脂肪酸塩により表面処理されていてもよ
い。ポリマー被覆によりフィラーの分散性が改良される
ので、カップリング剤または脂肪酸による表面処理を施
さなくても、本発明のポリマー被覆フィラーは、高い分
散性を有している。カップリング剤としては、アミノシ
ランカップリング剤、ビニルシランカップリング剤、エ
ポキシシランカップリング剤、メタクリロキシシランカ
ップリング剤などが例示できる。脂肪酸またはその塩と
しては、ステアリン酸、オレイン酸などの高級脂肪酸ま
たはそれらの塩が例示できる。
【0009】フィラーの粒子表面被覆に用いるフィラー
との親和性を有するポリマーは、好ましくは官能基を有
するポリマーである。官能基としては、カルボン酸基ま
たはカルボン酸無水物基、エポキシ基、水酸基、アミノ
基等である。このような官能基は、官能基を有するモノ
マーを共重合させることにより、または骨格ポリマーに
官能基を有するモノマーをグラフト重合することによ
り、導入することができる。中でも、酸無水物基を有す
るポリマーは、無機フィラー、特に金属水酸化物に対し
て高い親和性を有している。
【0010】カルボン酸基またはカルボン酸無水物基を
導入するためのモノマーとしては、不飽和カルボン酸ま
たはその無水物若しくはエステルが使用でき、具体的に
は、マレイン酸、フマル酸、これらの無水物、モノエス
テルまたはジエステル等が挙げられる。エポキシ基を有
するモノマーとしては、グリシジル基を有する化合物
(例えば、メチルグリシジルエーテル、ブチルグリシジ
ルエーテル、フェニルグリシジルエーテルなど)が例示
できる。ポリマー全体に対する官能基を有するモノマー
の比率は、通常、0.01〜30質量%、好ましくは
0.1〜10質量%である。
【0011】官能基を導入するポリマーとしては、種々
のポリマーを用いることができる。好ましい例は以下の
通りである:プロピレンホモポリマー、プロピレンブロ
ックまたはランダム共重合体、高密度ポリエチレン(H
DPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、
低密度ポリエチレン(LDPE)、超低密度ポリエチレ
ン、ポリブテン、ポリスチレン、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、エ
チレン−メチルアクリレート共重合体、エチレン−プロ
ピレンゴム、エチレン−ブテンゴム、オレフィン系エラ
ストマー(例えば、ポリプロピレン−エチレン/プロピ
レン共重合体など)、スチレン系エラストマー(例え
ば、ポリスチレンによる末端拘束相と、ゴム相(ポリブ
タジエン(SBS、SBR)またはポリイソプレン(S
IS、SER)およびこれらの水素添加物(SEBS、
HSBR、SEPS、HSIR)とのブロックコポリマ
ーなど)。中でも、官能基として酸無水物基を有するポ
リマーは、無機フィラー、特に金属水酸化物に対して高
い親和性を有している。
【0012】フィラーとの親和性を有する酸無水物基含
有ポリマーの好ましい例には、酸無水物変性エチレン−
酢酸ビニル共重合体、酸無水物変性エチレン−エチルア
クリレート共重合体、酸無水物変性エチレン/プロピレ
ンゴム、酸無水物変性低密度ポリエチレン、酸無水物変
性直鎖状低密度ポリエチレン、酸無水物変性ポリプロピ
レン−エチレン/プロピレン共重合体、酸無水物変性ス
チレン−ブタジエンラバーおよび酸無水物変性水添スチ
レン−ブタジエンラバーが含まれるが、これらに限定さ
れるものではない。
【0013】被覆に用いるポリマーの量は、フィラーの
用途により適宜定めればよく、特に限定されるものでは
ない。
【0014】本発明の樹脂組成物は、上記のようなポリ
マー(第一ポリマー)により被覆されたフィラーと、好
ましくは第一ポリマーとは異なる第二ポリマーとを含ん
でなる。第二ポリマーの種類は特に限定されないが、第
一ポリマーとの相溶性や、用途を考慮して選択すればよ
い。例えば、電線被覆用途の場合、第二ポリマーとして
は、オレフィン系ポリマーが好ましく、例えば、プロピ
レンポリマー(ホモポリマーおよびプロピレンランダム
またはブロックコポリマー)、ポリエチレン(高密度ポ
リエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、低密度ポリエ
チレン、超低密度ポリエチレンなど)、ポリブテンポリ
マー、ポリスチレンおよびスチレンコポリマー、エチレ
ン共重合体(エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン
−アクリル酸エチル共重合体など)、オレフィン系エラ
ストマー(ポリプロピレン−エチレン/プロピレン共重
合体など)、スチレン系エラストマー(スチレン−ブタ
ジエンブロック共重合体、スチレン−エチレン−プロピ
レンブロック共重合体、またはこれら共重合体中の不飽
和二重結合を水素添加により飽和した共重合体など)が
挙げられる。これらポリマーは、単独で、または2種以
上の混合物として用いることができる。
【0015】第一ポリマーが酸無水物変性ポリマーであ
る場合、好ましい第二ポリマーは、プロピレンポリマー
またはエチレンポリマーである。プロピレンポリマーと
しては、プロピレンホモポリマー、およびプロピレンを
主成分(50質量%以上)とするプロピレンコポリマー
(例えば、プロピレン−エチレンブロックまたはランダ
ムコポリマーなど)が例示できる。エチレンポリマーと
しては、エチレンホモポリマー、およびエチレンを主成
分(50質量%以上)とするエチレンコポリマー(例え
ば、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリ
ル酸エチル共重合体、エチレン−メタクリル酸メチル共
重合体など)が例示できる。
【0016】本発明のフィラーは、未被覆フィラーと
(第一)ポリマーとを混合することにより製造すること
ができる。また、未被覆フィラーと、第一ポリマーと、
第二ポリマーとを同時に混合・混練することにより、フ
ィラーとの親和性の高い第一ポリマーが優先的にフィラ
ーを取り巻き、樹脂組成物中に本発明の被覆フィラーが
形成される。
【0017】本発明の樹脂組成物の製造方法は特に限定
されないが、通常、本発明の樹脂組成物は、未被覆フィ
ラーと第一ポリマーとを混練し、次いで、得られた混合
物と第二ポリマーとを混練することにより、製造され
る。あるいは、未被覆フィラーと、フィラーとの親和性
を有する第一ポリマーと、第二ポリマーとを同時に混練
することによっても、本発明の樹脂組成物を製造するこ
とができる。後者の場合、第一ポリマーは、フィラーに
対して高い親和性を有しているので、第二ポリマーより
もフィラーに付着しやすい。そのため、組成物中では、
第一ポリマーがフィラー粒子を取り囲み、被覆フィラー
間の空間を第二ポリマーが充填しているモルホロジー、
即ち第二ポリマーが「連続相」であり、被覆フィラーが
「不連続相」である、いわゆる「海−島構造」が形成さ
れる。このようなモルホロジーは、後記実施例において
製造された樹脂組成物の電子顕微鏡写真により明らかに
されている。
【0018】樹脂組成物中の未被覆フィラーの割合は、
樹脂組成物の用途、第一および第二ポリマーの種類、未
被覆フィラーの種類等に応じて適宜選択すればよく、一
般に、従来の樹脂組成物に配合される量を参考にして決
めればよい。しかし、本発明の被覆フィラーは分散性が
よく、従って未被覆フィラーよりもポリマー中に均一に
分散されるので、場合によっては従来の配合量よりも多
く配合することができ、逆に同じ効果を得るためには少
量でよいこともある。
【0019】本発明の樹脂組成物には、上記フィラーに
加えて、組成物の用途に応じて種々の配合剤を添加する
ことができる。例えば樹脂組成物を電線被覆材料として
使用する場合の配合剤の例としては、熱安定剤(酸化防
止剤など)、金属不活性剤(銅害防止剤など)、滑剤
(脂肪酸系滑剤、脂肪酸アミド系滑剤、金属石鹸、炭化
水素系滑剤(ワックス)、エステル系滑剤、シリコーン
系滑剤など)、カップリング剤、柔軟剤(プロセスオイ
ルなど)、架橋助剤がある。
【0020】本発明の樹脂組成物は、用途により、例え
ば高耐熱用途に用いる場合、架橋することができる。架
橋は、化学架橋剤を配合して行なうことができるが、放
射線(例えば、紫外線、電子線等)照射により行なって
もよい。
【0021】本発明の樹脂組成物は、用途により、例え
ば高耐熱用途に用いる場合、架橋することができる。架
橋は、化学架橋剤を配合して行なうことができるが、放
射線(例えば、紫外線、電子線等)照射により行なって
もよい。
【0022】本発明の樹脂組成物を電線被覆材料として
用いる場合、好ましくは、樹脂組成物は、(a)ポリプ
ロピレンポリマー60〜97質量部(好ましくは70〜
90質量部)、(b)0.1〜10質量%の酸無水物基
含有モノマーで変性したポリマー3〜40質量部(好ま
しくは10〜30質量部)(ただし、(a)と(b)の
和は100質量部である)、(c)金属水酸化物30〜
200質量部(好ましくは50〜160質量部)を含
む。酸無水物基含有モノマーで変性したポリマー(b)
としては、酸無水物変性エチレン−酢酸ビニル共重合
体、酸無水物変性エチレン−エチルアクリレート共重合
体、酸無水物変性エチレン/プロピレンゴム、酸無水物
変性低密度ポリエチレン、酸無水物変性直鎖状低密度ポ
リエチレン、酸無水物変性ポリプロピレン−エチレン/
プロピレン共重合体、酸無水物変性スチレン−ブタジエ
ンラバー、酸無水物変性水添スチレン−ブタジエンラバ
ーなどが好ましく使用できる。
【0023】
【実施例】以下、実施例を示し、本発明を具体的に説明
する。 実施例1 ブロックポリマーPP:プロピレン−エチレンブロックコ
ポリマー(株式会社トクヤマ製徳山ポリプロRB610
A;メルトフローレート(MFR)(230℃、2.1
6kg荷重)=0.5g/10分)(80質量部)、M
AH−SEBS(旭化成株式会社製タフテック M19
13;スチレンとブタジエンのブロック共重合体の二重
結合を水素添加により飽和させ、無水マレイン酸により
変性したスチレン系エラストマー)(20質量部)およ
び水酸化マグネシウム(未処理)(90質量部)を、二
軸押出機により250℃で混練した。
【0024】得られた組成物の顕微鏡写真を、以下の方
法により撮影した。電子顕微鏡として、株式会社日立製
透過型電子顕微鏡(TEM)H−800を用い、加速電
圧100KVで撮影を行なった。まず、電子顕微鏡用ミ
クロトームで試料を約10μm厚に切削し、ルアニウム
酸(2%水溶液)で染色した(2時間)。次いで、染色
した試料をエポキシ樹脂中に包埋し、超薄切片法により
TEM観察した。得られた走査型電子顕微鏡写真を図1
に示す。
【0025】図1において、例えば写真中央部にあるほ
ぼ六角形状の粒子や周囲の細長い形状の粒子が水酸化マ
グネシウムの粒子であり、各粒子の周縁の濃い部分が、
粒子を被覆している第一ポリマー「酸無水物変性水添ス
チレン−ブタジエンエラストマー」の層であり、粒子の
間の空間を埋めているのが第二ポリマー「ポリプロピレ
ン」の連続相である。この顕微鏡写真から分かるよう
に、フィラー粒子はほとんど凝集しておらず、第二ポリ
マーの連続相中によく分散されている。
【0026】比較例1 MAH−SEBSに代えて、SEBS(旭化成株式会社
製タフテックH1041;スチレンとブタジエンのブロ
ック共重合体の二重結合を水素添加により飽和させたス
チレン系エラストマーを用いた以外は、実施例1と同様
にして、組成物を調製し、顕微鏡写真を撮影した。得ら
れた顕微鏡写真を図2に示す。
【0027】実施例2〜41および比較例2〜5 表1〜8に示す成分を、示された量で混合し、二軸押出
機により250℃で混練した。得られた組成物を、撚線
導体0.5sq(7/0.32軟銅線:直径0.32mm
の軟銅線7本からなる撚線)の周囲に、被覆厚0.28
mmで押出成形した。押出成形には、直径がそれぞれ1.
40mmおよび0.88mmのダイスおよびニップルを使用
し、押出温度は、ダイス210〜230℃、シリンダ2
00〜240℃とし、線速50m/分で押出成形した。
【0028】なお、表中の略号および成分名の意味・内
容は以下の通りである。 ・ブロックポリマーPP:プロピレン−エチレンブロック
コポリマー(株式会社トクヤマ製徳山ポリプロRB61
0A;メルトフローレート(MFR)(230℃、2.
16kg荷重)=0.5g/10分)。
【0029】・MAH−EVA:無水マレイン酸により
変性したエチレン−酢酸ビニル共重合体(三井デュポン
ケミカル株式会社製HPR VR103;密度=0.9
6;ショアA硬度60;MFR(190℃、2.16k
g荷重)=8g/10分)。 ・MAH−EEA:無水マレイン酸により変性したエチ
レン−アクリル酸エチル共重合体(三井デュポンケミカ
ル株式会社製HPR AR201;密度=0.94;シ
ョアA硬度51;MFR(190℃、2.16kg荷
重)=7g/10分)。・MAH−EPR:無水マレイ
ン酸により変性したエチレン−プロピレンゴム (ジェイエスアール株式会社製T7741P;密度=
0.86;ショアA硬度57;MFR(190℃、2.
16kg荷重)=0.9g/10分)。 ・MAH−LDPE:無水マレイン酸により変性した低
密度ポリエチレン(日本ポリオレフィン株式会社製アド
テックスER510E;密度=0.91;ショアD硬度
47;MFR(230℃、2.16kg荷重)=2.2
g/10分)。 ・MAH−LLDPE:無水マレイン酸により変性した
直鎖状低密度ポリエチレン(日本ポリオレフィン株式会
社製アドテックスER621F;密度=0.91;ショ
アD硬度45;MFR(230℃、2.16kg荷重)
=3.5g/10分)。
【0030】・MAH−PP/EPR:PPとEPの重
合体(株式会社トクヤマ製310J;密度=0.88;
ショアD硬度28;MFR(230℃、2.16kg荷
重)=1.5g/10分)を1質量%の無水マレイン酸
により変性したもの。 ・MAH−HSBR:水添スチレンブタジエンラバー
(ジェイエスアール株式会社製DYNARON1320
P;密度=0.89;ショアA硬度41;MFR(23
0℃、2.16kg荷重)=3.5g/10分)を1重
量%の無水マレイン酸により変性したもの。 ・MAH−SEPS:水添スチレンイソプレンブロック
共重合体(株式会社クラレ製セプトン2043;密度=
0.89;ショアA硬度38;MFR(230℃、2.
16kg荷重)=4g/10分)を1重量%の無水マレ
イン酸により変性したもの。
【0031】・水酸化マグネシウムA:ビニルシランカ
ップリング剤処理水酸化マグネシウム(協和化学工業株
式会社製;平均粒径1.0μm)。 ・水酸化マグネシウムB:未処理水酸化マグネシウム
(協和化学工業株式会社製;平均粒径1.0μm)。 ・老化防止剤:ヒンダードフェノール系老化防止剤(商
品名「トミノックスTT」(吉富ファインケミカル株式
会社製))。
【0032】実施例2〜41および比較例2〜5で得た
被覆電線について、難燃性、引張強さ/伸び、耐磨耗性
を、JASO(日本自動車技術会)D 611−94に
準拠して測定した。試験方法は以下の通りである。
【0033】(難燃性)被覆電線を300mmの長さに
切り出して試験片とした。次に、各試験片を鉄製試験箱
に入れて水平に支持し、口径10mmのブンゼンバーナ
ーを用いて、還元炎の先端を試験片中央部の下側から3
0秒以内で燃焼するまで当て、炎を静かに取り去った後
の残炎時間を測定した。この残炎時間が15秒以内を合
格とし、15秒を越えるものを不合格とした。 (耐摩耗性)耐摩耗性は、ブレード往復法により測定し
た。被覆電線を750mmの長さに切り出して試験片と
した。25℃の室温下で、台上に固定した試験片の被覆
材表面を軸方向に10mmの長さに渡って、ブレードを
往復して、被覆材を摩耗させ、ブレードを荷重7Nで、
毎分50回の速度で往復させたときの被覆材の摩耗によ
り、フレードが導体に接触するまでの往復回数を測定し
た。次いで、試験片を100mm移動させて、時計方向
に90度回転し、上記の測定を繰り返した。この測定を
同一試験片について計3回行ない、最低値が150回以
上を合格とした。
【0034】(引張強さおよび引張伸び)被覆電線を1
50mmの長さに切り出し、導体を除いて環状試験片
(被覆材のみの環状物)とし、その中央部に50mmの
間隔で標線を印した。そして、23±5℃の室温下で、
試験片の両端を引張試験機のチャックに取り付けた後、
引張速度200mm/分で引張り、試験片の切断時の荷
重および標線間の距離を測定した。引張強さについては
15.7MPa以上ものを、引張伸びについては125
%以上のものを合格とした。
【0035】柔軟性は、電線折り曲げ時、手感触により
評価した。加工性は、電線端末皮剥時、ヒゲの形成の有
無により評価した。ヒゲの無いものを合格とした。結果
を表1〜8に示す。なお、表中の成分の量は「質量部」
である。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【表3】 1)EPR:エチレン−プロピレンゴム(ジェイエスアー
ル株式会社製EP02P;密度=0.86;ショアA硬
度55;MFR(190℃、2.16kg荷重)=3.
2g/10分)。
【0039】
【表4】
【0040】
【表5】
【0041】
【表6】
【0042】
【表7】 2)HSBR:水素化スチレン−ブタジエンゴム(ジェイ
エスアール株式会社製DYNARON1320P;密度=0.8
9;MFR(230℃、2.16kg荷重)=3.5g
/10分)。
【0043】
【表8】 3)SEPS:水添スチレン−イソプレンブロック共重合
体;密度=0.89MFR(230℃、2.16kg荷
重)=4g/10分。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1で得た樹脂組成物の組織を示す電子
顕微鏡写真である。
【図2】 比較例1で得た樹脂組成物の組織を示す電子
顕微鏡写真である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 正史 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 (72)発明者 杉田 陽彦 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 (72)発明者 藤本 浩司 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 Fターム(参考) 4F070 AA08 AA12 AA13 AA15 AA16 AA71 AA72 AB03 AB09 AC04 AC11 AC13 AC16 AC20 AC22 AD06 AE01 FA03 FA13 FA15 FA17 FB07 FB09 FC05 4J002 AA011 AC112 BB031 BB121 BB212 DA016 DE076 DE146 DE236 DJ016 DJ036 DJ046 DJ056 DL006 FA046 FB086 FB096 FB266 FD016

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィラーとの親和性を有するポリマーに
    より粒子表面が被覆されたフィラー。
  2. 【請求項2】 フィラーは、無機フィラーである請求項
    1に記載のフィラー。
  3. 【請求項3】 無機フィラーは、炭素材料および金属の
    酸化物、水酸化物、炭酸塩、硫酸塩、珪酸塩並びに窒化
    物からなる群から選択される少なくとも1種のフィラー
    である請求項2に記載のフィラー。
  4. 【請求項4】 無機フィラーは、金属水酸化物である請
    求項2に記載のフィラー。
  5. 【請求項5】 フィラーの粒子は、予めカップリング剤
    または脂肪酸により表面処理されている請求項1〜4の
    いずれかに記載のフィラー。
  6. 【請求項6】 フィラーとの親和性を有するポリマー
    は、官能基を有するポリマーである請求項1に記載のフ
    ィラー。
  7. 【請求項7】 官能基は、カルボン酸基またはカルボン
    酸無水物基である請求項6に記載のフィラー。
  8. 【請求項8】 フィラーとの親和性を有するポリマー
    は、酸無水物変性エチレン−酢酸ビニル共重合体、酸無
    水物変性エチレン−エチルアクリレート共重合体、酸無
    水物変性エチレン/プロピレンゴム、酸無水物変性低密
    度ポリエチレン、酸無水物変性直鎖状低密度ポリエチレ
    ン、酸無水物変性ポリプロピレン−エチレン/プロピレ
    ン共重合体、酸無水物変性スチレン−ブタジエンラバー
    および酸無水物変性水添スチレン−ブタジエンラバーか
    らなる群から選択される請求項7に記載のフィラー。
  9. 【請求項9】 フィラーとの親和性を有する第一ポリマ
    ーにより粒子表面が被覆されたフィラーと第二ポリマー
    とを含んでなる樹脂組成物。
  10. 【請求項10】 フィラーは、無機フィラーである請求
    項9に記載の樹脂組成物。
  11. 【請求項11】 無機フィラーは、炭素材料および金属
    の酸化物、水酸化物、炭酸塩、硫酸塩、珪酸塩並びに窒
    化物からなる群から選択される少なくとも1種のフィラ
    ーである請求項10に記載の樹脂組成物。
  12. 【請求項12】 無機フィラーは、金属水酸化物である
    請求項10に記載の樹脂組成物。
  13. 【請求項13】 フィラーの粒子は、予めカップリング
    剤または脂肪酸により表面処理されている請求項9〜1
    2のいずれかに記載の樹脂組成物。
  14. 【請求項14】 フィラーとの親和性を有する第一ポリ
    マーは、官能基を有するポリマーである請求項9に記載
    の樹脂組成物。
  15. 【請求項15】 官能基は、カルボン酸基またはカルボ
    ン酸無水物基である請求項14に記載の樹脂組成物。
  16. 【請求項16】 フィラーとの親和性を有するポリマー
    は、酸無水物変性エチレン−酢酸ビニル共重合体、酸無
    水物変性エチレン−エチルアクリレート共重合体、酸無
    水物変性エチレン/プロピレンゴム、酸無水物変性低密
    度ポリエチレン、酸無水物変性直鎖状低密度ポリエチレ
    ン、酸無水物変性ポリプロピレン−エチレン/プロピレ
    ン共重合体、酸無水物変性スチレン−ブタジエンラバー
    および酸無水物変性水添スチレン−ブタジエンラバーか
    らなる群から選択される請求項15に記載の樹脂組成
    物。
  17. 【請求項17】 第二ポリマーは、プロピレンポリマー
    またはエチレンポリマーである請求項9〜16のいずれ
    かに記載の樹脂組成物。
  18. 【請求項18】 (1)フィラーと第一ポリマーとを混
    練し、次いで、工程(1)で得た混合物と第二ポリマー
    とを混練することを特徴とする請求項9〜17のいずれ
    かに記載の樹脂組成物の製造方法。
  19. 【請求項19】 フィラーと、フィラーとの親和性を有
    する第一ポリマーと、第二ポリマーとを混練することを
    特徴とする請求項9〜17のいずれかに記載の樹脂組成
    物の製造方法。
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