JPH0931267A - 被覆材料及びそれを用いた電線 - Google Patents

被覆材料及びそれを用いた電線

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JPH0931267A
JPH0931267A JP12035996A JP12035996A JPH0931267A JP H0931267 A JPH0931267 A JP H0931267A JP 12035996 A JP12035996 A JP 12035996A JP 12035996 A JP12035996 A JP 12035996A JP H0931267 A JPH0931267 A JP H0931267A
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coating material
weight
ethylene
copolymer
optical fiber
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JP12035996A
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Masaru Hashimoto
大 橋本
Fuminori Nakajima
史紀 中嶋
Nobunao Ishii
伸尚 石井
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子機器や自動車の内部配線及び光ファイバ
心線、光ファイバコードなどの被覆材料として要求され
る引張特性、耐摩耗性、可とう性、難燃性、耐寒性など
種々の特性を有し、廃棄するにあたって、重金属化合物
の溶出や多量の煙、腐食性ガスの発生がない被覆材料、
及び前記被覆材料で被覆した電線を提供する。 【解決手段】 (a)ポリプロピレン系樹脂20重量%
以上、及び(b)ハードセグメントとしてポリスチレ
ン、ソフトセグメントとしてブタジエン及び/又はイソ
プレン(共)重合体の水素化物を有するスチレン系熱可
塑性エラストマー40〜80重量%を含有する樹脂成分
100重量部に対して、(c)ポリリン酸アンモニウム
系難燃剤30〜70重量部又は(d)金属水和物80〜
120重量部を配合してなる被覆材料、及び導体1の外
周に前記被覆材料の被覆層2を設けた電線。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器や自動車
の内部配線及び光ファイバ心線や光ファイバコードなど
の被覆材料に関し、さらに詳しくは、優れた可とう性、
引張特性、耐摩耗性、難燃性、耐熱性、耐寒性を有し、
埋立、燃焼などの廃棄時において、重金属化合物の溶出
や、多量の煙、腐食性ガスの発生がない被覆材料に関す
る。また、本発明は、該被覆材料で導体の外周を被覆し
た電線に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】電子機
器や自動車の内部配線に使用される電線や光ファイバ心
線や光ファイバコードなどの被覆材料には、引張特性、
耐摩耗性などの機械的特性、可とう性、難燃性、耐熱
性、耐寒性など種々の特性が要求されている。このた
め、これらの電線や光ファイバ心線、コードなどの被覆
材料としては、ポリ塩化ビニルコンパウンドあるいはハ
ロゲン系難燃剤を配合したエチレン系共重合体(エチレ
ン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸エチル
共重合体)や該共重合体とポリエチレンの混合物を主成
分とする組成物を使用することがよく知られている。さ
らに、近年では、これらを適切な処理をせずに廃棄した
場合、配合されている可塑剤や重金属安定剤が溶出した
り、多量の煙や腐食性ガスを発生するという問題が議論
されていることから、ポリ塩化ビニルコンパウンドやハ
ロゲン系難燃剤を使用した組成物の代わりに、金属水和
物をエチレン系共重合体に高充填したノンハロゲン難燃
被覆材料の検討も行われている。これらのノンハロゲン
難燃被覆材料には、金属水和物を高充填する必要上、エ
チレン・酢酸ビニル共重合体やエチレン・アクリル酸エ
チル共重合体などがベースポリマーとして使用されてい
ることが多い。
【0003】しかし、これらのノンハロゲン難燃被覆材
料の引張強度は10MPa、融点は100℃程度であ
り、現在、被覆材料として主に使用されているポリ塩化
ビニルコンパウンドの特性(引張強度15〜20MP
a、120℃加熱変形率約10%)と比較して、要求さ
れる特性を満足するものではなかった。かかる課題を解
決するため、機械的強度や耐熱性に優れるポリプロピレ
ン系樹脂をベースポリマーとした組成物及び電線の例
が、特開昭62−131052号公報、特開平6−76
645号公報に開示されているが、これらを電線や光フ
ァイバ心線、コードなどの被覆材料として使用した場
合、その可とう性と耐寒性が問題であった。電子機器や
自動車の内部配線では、−30〜−40℃の低温下にお
ける柔軟性が要求されているが、これらのポリプロピレ
ン系樹脂を被覆した電線を−40℃の低温雰囲気下で、
自己径のマンドレルに巻き付けた場合、クラックを発生
する問題があった。
【0004】また、これらを光ファイバコードの被覆材
料とした場合には、使用波長によっては、0℃以下の低
温領域において、被覆されている光ファイバ心線などに
座屈を発生させ、伝送損失の増加を発生させる問題があ
った。本発明は、電子機器や自動車の内部配線及び光フ
ァイバ心線や光ファイバコードなどの被覆材料に必要な
引張特性、耐摩耗性、可とう性、難燃性、耐熱性、耐寒
性を有し、埋立、燃焼などの廃棄時において、重金属化
合物の溶出や、多量の煙、腐食性ガスの発生がない被覆
材料の提供を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明においては、(1)ポリプロピレン系樹脂
(a1)20重量%以上、及びハードセグメントとして
ポリスチレン、ソフトセグメントとしてブタジエン及び
/又はイソプレン(共)重合体の水素化物を有するスチ
レン系熱可塑性エラストマー(a2)40〜80重量%
を含有する樹脂成分(A)100重量部に対して、ポリ
リン酸アンモニウム系難燃剤(B)を30〜70重量部
又は金属水和物(C)を80〜120重量部配合してな
ることを特徴とする被覆材料、(2)ポリプロピレン系
樹脂(a1)20重量%以上、及びハードセグメントと
してポリスチレン、ソフトセグメントとしてブタジエン
及び/又はイソプレン(共)重合体の水素化物を有する
スチレン系熱可塑性エラストマー(a2)40〜80重
量%を含有する樹脂成分(A)の100重量部に対し
て、ポリリン酸アンモニウム系難燃剤と金属水和物との
混合物(D)30〜120重量部を配合してなることを
特徴とする被覆材料、(3)前記樹脂成分(A)が、エ
チレン系共重合体(a3)を30重量%以下の範囲で含
有することを特徴とする(1)又は(2)項記載の被覆
材料、及び(4)(1)、(2)又は(3)項記載の被
覆材料で導体の外周を被覆したことを特徴とする電線が
提供される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
まず、本発明の被覆材料を構成する各成分について説明
する。 (a1)ポリプロピレン系樹脂 本発明において用いられるポリプロピレン系樹脂として
は、ポリプロピレン単独重合体、エチレン・プロピレン
ブロック共重合体、エチレン・プロピレンランダム共重
合体、プロピレン・1−ブテンブロック共重合体、プロ
ピレン・1−ブテンランダム共重合体、プロピレン・4
−メチルペンテン−1ブロック共重合体、プロピレン・
4−メチルペンテン−1ランダム共重合体、プロピレン
・1−ヘキセンブロック共重合体、プロピレン・1−ヘ
キセンランダム共重合体などから選ばれる樹脂の1種又
は2種以上を組み合わせて用いることができる。これら
のうち、エチレン・プロピレンブロック共重合体、エチ
レン・プロピレンランダム共重合体が好ましい。エチレ
ン・プロピレンブロック共重合体、エチレン・プロピレ
ンランダム共重合体のメルトフローレート(MFR)
は、0.5〜15g/10分(荷重2.16kgf、温
度230℃)の範囲のものが好ましい。
【0007】(a2)スチレン系熱可塑性エラストマー 本発明において用いられるスチレン系熱可塑性エラスト
マーは、ハードセグメントとしてポリスチレン、ソフト
セグメントとしてブタジエン及び/又はイソプレン
(共)重合体の水素化物を有するものである。これはポ
リスチレンからなるブロックセグメントAと、ブタジエ
ンもしくはイソプレンの単独重合体又はそれらの共重合
体からなるブロックBから構成されるブロック状共重合
体を水素化したものである。ブロックAとしては、ポリ
スチレン、ポリo−メチルスチレン、ポリm−メチルス
チレン、ポリp−メチルスチレン、ポリα−メチルスチ
レン、ポリβ−メチルスチレン、ポリジメチルスチレ
ン、ポリトリメチルスチレンなどが、ブロックBとして
は、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ブタジエン・イ
ソプレン共重合体などが挙げられる。
【0008】本発明に用いるスチレン系熱可塑性エラス
トマーは、A−B−A型トリブロック共重合体のほか、
流動性を向上させるためにブロックBのビニル結合量を
低下させたブロックB’を用いたA−B−B’型トリブ
ロック共重合体の使用も可能であり、これらを2種以上
組み合わせることも可能である。これらのブロック共重
合体の水素化物は、ブロックAがほとんど水素化されて
おらず、ブロックB、B’が選択的に水素化されている
ものが好ましい。このようなものとしては、「KRAT
ON」(商品名、SHELL社製)、「ダイナロン」
(商品名、日本合成ゴム社製)などが市販されている。
【0009】本発明の被覆材料には、難燃性を付与する
ためポリリン酸アンモニウム系難燃剤及び/又は金属水
和物が配合される。 ポリリン酸アンモニウム系難燃剤 本発明においてはポリリン酸アンモニウム系難燃剤(リ
ン系難燃剤)として、トリス−(2−ヒドロキシエチ
ル)−イソシアヌレート、メラミン、ポリリン酸アミド
などの窒素含有化合物を含むポリリン酸アンモニウムが
用いられる。このようなものとしては「Hostafl
am AP745」(商品名、HOECHST社製)、
「スミセーフPM」(商品名、住友化学社製)などが市
販されている。
【0010】金属水和物 また、金属水和物としては、水酸化アルミニウム、水酸
化マグネシウム、水和珪酸アルミニウム、水和珪酸マグ
ネシウム、塩基性炭酸マグネシウム、ハイドロタルサイ
トなどの水酸基もしくは結晶水を有する無機化合物の1
種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。こ
れらのうち、水酸化マグネシウムが好ましく、特に表面
処理を施したものが好ましい。このようなものとして
は、「キスマ5、5A、5B、5E、5J」(商品名、
協和化学社製)などの市販品を用いることができる。
【0011】また、これらポリリン酸アンモニウム系難
燃剤、金属水和物の難燃効果を高めるために「SFR−
100」(商品名、GENERAL ELECTRIC
社製)などのシリコーン化合物、「クリスタライト、ヒ
ューズレックス」(商品名、龍森社製)などの石英ガラ
スフィラーを配合することも可能である。金属水和物や
石英ガラスフィラーなどを使用する場合の機械特性の低
下を改善するために「Nポリマー」(商品名、日本石油
化学社製)などのポリオレフィンを不飽和カルボン酸ま
たはその誘導体で変性した変性ポリオレフィンを使用し
てもよい。
【0012】(a3)エチレン系共重合体 本発明の被覆材料は、ポリリン酸アンモニウム系難燃
剤、金属水和物との組み合わせにおいて、発煙性を低下
させたり、難燃性を向上させることを目的として、エチ
レン・酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン・アク
リル酸エチル共重合体(EEA)、エチレン・アクリル
酸メチル共重合体(EMA)、エチレン・メタクリル酸
メチル共重合体(EMMA)、エチレン・アクリル酸共
重合体(EAA)、エチレン・メタクリル酸共重合体
(EMAA)などのエチレン系共重合体(a3)を樹脂
成分中において30重量%未満の範囲で配合することが
できる。これらのエチレン系共重合体のうち、EVA、
EEAが好ましい。エチレン系共重合体のMFRは、
0.5〜10g/10分(荷重2.16kgf、温度1
90℃)の範囲のものが好ましい。
【0013】次に本発明の被覆材料におけるポリプロピ
レン系樹脂(a1)、スチレン系熱可塑性エラストマー
(a2)、エチレン系共重合体(a3)、ポリリン酸ア
ンモニウム系難燃剤、及び金属水和物の各々の配合割合
について説明する。ポリプロピレン系樹脂(a1)の割
合は、樹脂成分(A)、即ち、ポリプロピレン系樹脂、
スチレン系熱可塑性エラストマー、エチレン系共重合体
などからなる樹脂成分の総量の20重量%以上であり、
25〜50重量%が好ましい。この割合が20重量%以
上の場合は、耐摩耗性や引張特性などの機械特性や耐熱
性が良好であることから、電子機器や自動車の内部配線
及び光ファイバ心線、コードなどの被覆材料として好適
である。
【0014】スチレン系熱可塑性エラストマー(a2)
の割合は、樹脂成分(A)中の40〜80重量%であ
り、好ましい範囲は50〜70重量%である。樹脂成分
中におけるスチレン系熱可塑性エラストマーの割合が4
0重量%より少なくなると、従来の材料と同様、耐寒性
が問題となる。この割合が40重量%より少ないと電線
被覆材料とした場合は、−30〜−40℃の低温下にお
ける柔軟性に問題が生じ、光ファイバコードの被覆材料
とした場合は、使用波長によっては、0℃以下の低温領
域において、伝送損失の増加を発生させる原因となる。
逆にこの割合が80重量%をこえる場合、材料の流動性
が著しく低下するため、成形加工性に問題が生じ、導体
や光ファイバ心線、コードなどに押出被覆することが難
しくなる。
【0015】ポリリン酸アンモニウム系難燃剤(B)の
割合は、樹脂成分(A)100重量部に対して、30〜
70重量部であり、好ましくは40〜60重量部であ
る。30重量部より少ないと、電子機器や自動車の内部
配線及び光ファイバ心線、光ファイバコードなどの被覆
材料として十分な難燃性が得られない。一方、70重量
部をこえると、燃焼時に発生する煙やガスが多くなるた
め好ましくない。金属水和物(C)の割合は、樹脂成分
(A)100重量部に対して、80〜120重量部であ
り、好ましくは95〜105重量部である。金属水和物
の配合量が80重量部よりも少ないと、電子機器や自動
車の内部配線及び光ファイバ心線や光ファイバコードな
どの被覆材料として十分な難燃性が得られない。一方、
120重量部をこえると、耐摩耗性や引張特性などの機
械特性が低下したり、押出成形加工性に問題が生じるた
め好ましくない。ポリリン酸アンモニウム系難燃剤と金
属水和物との混合物(D)の割合は、樹脂成分(A)1
00重量部に対して、30〜120重量部であり、好ま
しくは50〜100重量部である。30重量部より少な
いと、電子機器や自動車の内部配線及び光ファイバ心
線、光ファイバコードなどの被覆材料として十分な難燃
性が得られない。一方、120重量部をこえると、耐摩
耗性や引張特性などの機械特性が低下したり、押出成形
加工性に問題が生じるため好ましくない。
【0016】エチレン系共重合体(a3)の配合は、こ
れを配合することによって、被覆材料の発煙性や難燃性
をより改善させることが可能となる。但し、その割合
は、樹脂成分(A)中の30重量%未満であることが好
ましく、さらに好ましくは5〜25重量%である。30
重量%以上になると被覆材料の耐熱性の低下がおこる場
合がある。さらに、本発明の被覆材料において、その難
燃性を向上させるためにカーボンブラック、赤リンなど
を添加してもよい。また、必要に応じて、酸化防止剤、
紫外線吸収剤、銅害防止剤、分散剤、顔料などを添加し
てもよい。
【0017】本発明の被覆材料は、上記各成分を溶融混
練することにより得ることができる。各成分を溶融混練
するには、2軸混練押出機、加圧ニーダー、バンバリー
ミキサー、ロールなどの公知の装置の使用が可能であ
る。ポリプロピレン系樹脂、スチレン系熱可塑性エラス
トマー、エチレン系共重合体、ポリリン酸アンモニウム
系難燃剤、金属水和物の各成分は、どのような順序で混
練してもよく、室温にてドライブレンドした後に溶融混
練してもよい。本発明の電線は、前記本発明の被覆材料
で導体の外周を被覆することにより得られる。本発明の
被覆材料は、汎用の押出被覆装置を使用して導体や光フ
ァイバ心線、光ファイバコードなどの周囲に押出被覆さ
れる。このときの押出被覆装置の温度は、シリンダー内
で約180℃、クロスヘッド部で約180〜200℃程
度にすることが好ましい。
【0018】本発明の被覆材料で被覆したものの構造例
を図1〜3に示す。図1は、単線又は撚線からなる導体
1の外周に本発明の被覆材料が絶縁層2として設けられ
ている本発明の電線の一実施例の断面図である。図2
は、導体1の外周に絶縁層2、遮断層3がこの順に設け
られ、その外周に本発明の被覆材料が保護層(シース)
4として設けられている本発明の電線の他の実施例の断
面図である。図3は、光ファイバ心線又は光ファイバコ
ード5の外周に本発明の被覆材料からなる保護層6を設
けた光ファイバコードの一例の断面図である。図4は、
図3の光ファイバコードにおいて、光ファイバ心線5の
外周に抗張力体7を添え、その外周に本発明の被覆材料
からなる保護層6を設けた光ファイバコードの一例の断
面図である。
【0019】
【実施例】以下、実施例及び比較例によって本発明をさ
らに詳しく説明する。 実施例1〜15、比較例1〜11 表1〜4に示す各成分を各配合割合で、室温にてドライ
ブレンドし、加圧ニーダーを用いて、混練温度180
℃、混練時間15分の条件で溶融混練することによっ
て、各実施例、比較例に対応する被覆材料を得た。次
に、汎用の押出被覆装置を用いて、得られた材料を0.
80mmφ(外径)の軟銅線上と、抗張力体(ケブラ
ー)を添えた0.90mmφの光ファイバ心線の外周に
それぞれ厚み0.35mmで押出被覆して、電線と光フ
ァイバコードを得た。引張特性については、各電線の被
覆層の引張試験による引張強度(MPa)、伸び(%)
の測定による評価を行った。試験条件は標線間25m
m、引張速度50mm/minとした。耐摩耗性は、自
動車規格(JASO D608−92)の耐摩耗試験の
摩耗テープ法に基づいて、各電線の最小摩耗抵抗値(m
m)を測定した。おもりは450gfとし、最小摩耗抵
抗値が457mm以上のものを合格(○)とした。
【0020】難燃性については、各電線について、JI
S C3005に準じて評価した。接炎時間は15秒と
し、バーナーの炎を取り去った後の電線の炎が自然に消
えるまでの時間を測定した。発煙性は、各被覆材料の熱
プレスシートを作成し、NBS発煙性試験によって評価
した。比光学密度が125以下のものを○、125〜1
75のものを△、175以上のものを×とした。耐熱
性、耐寒性については、絶縁電線の加熱変形試験と低温
巻付試験、及び光ファイバ心線被覆後のヒートサイクル
試験時の損失増加により評価した。絶縁電線の加熱変形
試験については、JIS C3005に準じて評価し
た。試験温度は120℃、荷重は306gfとし、変形
率30%以下のものを合格(○)とした。低温巻付試験
は、絶縁電線を−40℃の低温槽に1時間放置した後、
低温槽中で自己径のマンドレルに巻き付け、絶縁体にお
けるクラックの有無を調査した。クラックなしの場合を
○、クラックありの場合を×とした。ヒートサイクル試
験は、−20〜80℃の温度で4サイクル行い、0〜8
0℃の高温領域における測定波長1.55μmの伝送損
失増加が0.05dB/km以下のものを耐熱性○、−
20〜0℃の低温領域における測定波長1.55μmの
伝送損失が2.0dB/km以下のものを耐寒性○とし
た。
【0021】押出成形加工性については、シリンダ径3
5mmの押出被覆装置を使用して、シリンダ温度180
℃、クロスヘッド温度200℃で、導体径0.80mm
の軟銅線上に押出被覆した場合、外観良好な絶縁電線が
得られる押出被覆速度が50m/分以上のものを○、5
0m/分未満のものを×とした。
【0022】なお、表1〜4に示す各成分は下記のもの
を使用した。 (01)宇部興産社製 エチレン・プロピレンランダム
共重合体;MFR5g/10分(230℃、2.16k
gf) 商品名 RF338A (02)宇部興産社製 エチレン・プロピレンブロック
共重合体;MFR3g/10分(230℃、2.16k
gf) 商品名 J903HK (03)SHELL社製 スチレン系熱可塑性エラスト
マー;MFR10g/10分(200℃、5kgf) 商品名 クレイトンG1652 (04)日本合成ゴム社製 スチレン系熱可塑性エラス
トマー;MFR3.5g/10分(230℃、2.16
kgf) 商品名 ダイナロン1320P (05)三井デュポンポリケミカル社製 エチレン・酢
酸ビニル共重合体;MFR1.0g/10分(190
℃、2.16kgf) 酢酸ビニル含有量28wt% 商品名 エバフレックスEV−270
【0023】(06)三井デュポンポリケミカル社製
エチレン・アクリル酸エチル共重合体;MFR0.5g
/10分(190℃、2.16kgf) 酢酸ビニル含有量15wt% 商品名 エバフレックスA−710 (07)日本石油化学社製 変性ポリオレフィン;MF
R1.0g/10分(190℃、2.16kgf) 商品名 NポリマーL6100M (08)日本合成ゴム社製 エチレン・プロピレンゴ
ム;商品名 EP01P (09)理研ビニル工業社製 ポリ塩化ビニルコンパウ
ンド;商品名 IG−5071 (10)住友化学社製 ポリリン酸アンモニウム系難燃
剤A;商品名 スミセーフPM (11)HOECHST社製 ポリリン酸アンモニウム
系難燃剤B;商品名 Hostaflam AP745 (12)協和化学工業社製 水酸化マグネシウム;商品
名 キスマ5A (13)GENERAL ELECTRIC社製 シリ
コーン;商品名 SFR−100 (14)CIBA−GEIGY社製ペンタエリスリチル
−テトラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロピオネート);商品名 IRG
ANOX1010
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】
【表3】
【0027】
【表4】
【0028】表1〜4の結果から、以下のことがわか
る。比較例1は、ポリ塩化ビニルコンパウンドを被覆材
料とした例であり、種々の特性に優れた材料であるが、
その燃焼時において、多量の煙や腐食性ガスを発生する
という問題がある。本発明は、このポリ塩化ビニルコン
パウンドの代替材料を提供することが目的である。比較
例2は、ベースポリマーとして、エチレン・プロピレン
ランダム共重合体のみを使用した例である。このものは
機械的強度に優れたノンハロゲン難燃材料であるが、電
線被覆材料とした場合、低温における可とう性に問題が
あり、光ファイバ心線の被覆材料とした場合、低温領域
において、伝送損失が著しく増大するという問題があ
る。比較例3は、ベースポリマーとしてエチレン・酢酸
ビニル共重合体を、難燃剤として水酸化マグネシウムを
使用した例である。ベースポリマーと金属水和物との相
溶性を向上させることを目的として、変性ポリオレフィ
ンを配合しているが、引張特性、耐摩耗性などの機械特
性が低いという問題がある。また、ベースポリマーに依
存して、耐熱性が低い。
【0029】比較例4、5は、スチレン系熱可塑性エラ
ストマーの配合量を本発明の範囲外としたものである。
比較例4と実施例1の対比から、スチレン系熱可塑性エ
ラストマーの配合量を樹脂成分の40重量%未満とした
場合、引張強度は向上するが、低温領域における伝送損
失の増加は改善されないことがわかる。また、比較例5
と実施例2の対比から、スチレン系熱可塑性エラストマ
ーの配合量が80重量%をこえた場合にも、低温領域に
おける伝送損失の増加は改善されているが、一方、引張
光度の低下や押出成形加工性の低下が問題となることが
わかる。
【0030】比較例6は、スチレン系熱可塑性エラスト
マーを配合せず、エチレン・プロピレンゴムを配合した
例である。実施例3、4などとの対比でわかるように、
引張強度の低下と絶縁電線における耐熱性と耐寒性に問
題がある。
【0031】比較例7、8はポリリン酸アンモニウム系
難燃剤の配合量を本発明の範囲外としたものである。実
施例3、4との比較でわかるように、ポリリン酸アンモ
ニウム系難燃剤の配合量を樹脂成分100重量部に対し
て、30重量部未満とした場合、燃焼試験における自消
時間が伸びることから、難燃性に問題が生じ、70重量
部をこえた場合、発煙性が問題となり、この点に関して
問題を有する比較例1のポリ塩化ビニルコンパウンドと
何ら変わらない。
【0032】比較例9、10は、難燃剤として、金属水
和物を本発明の範囲外の量で使用した場合の例である。
実施例5、6との対比により、樹脂成分100重量部に
対して、金属水和物の配合量が80重量部未満の場合、
難燃性に問題が生じ、120重量部をこえる場合には、
引張特性や耐摩耗性などの機械特性が低下する問題が生
じることがわかる。比較例11は、エチレン系共重合体
の配合量が樹脂成分中の30重量%をこえた例である。
実施例11と対比すると、エチレン系共重合体の配合量
が増加した場合、難燃性が向上する反面、引張特性と耐
熱性が低下することがわかる。
【0033】実施例7は、ポリプロピレン系樹脂とし
て、エチレン・プロピレンブロック共重合体を使用した
例である。ランダム共重合体と同様に、ブロック共重合
体を使用することができることがわかる。被覆材料の耐
熱性を重視する場合は、ブロック共重合体が好ましい。
実施例8は、スチレン系熱可塑性エラストマーとして、
A−B−A型のものを使用した例である。他の例で使用
しているA−B−B’型のものと比較すると、押出成形
加工性が若干低下するが、被覆材料として問題となるレ
ベルではなく、引張強度が向上する。実施例9は、スチ
レン系熱可塑性エラストマーとして、A−B−A、A−
B−B’型の2つを使用した例であり、A−B−A型の
もつ高い機械特性と、A−B−B’型のもつ優れた成形
加工性を有することができる。
【0034】実施例10は、含まれる窒素含有化合物が
異なるポリリン酸アンモニウム系難燃剤を使用した例で
あるが、特性上問題はみられない。実施例13は、ポリ
リン酸アンモニウム系難燃剤とシリコーン化合物を併用
した例である。シリコーン化合物の使用により、本発明
の被覆材料の難燃性が向上することがわかる。実施例1
4は、金属水和物を難燃剤として使用する系において、
変性ポリオレフィンを配合した例であり、ベースポリマ
ーと金属水和物との相溶性を向上させることを目的とし
て、変性ポリオレフィンの配合も可能である。
【0035】
【発明の効果】本発明の被覆材料は、ポリプロピレン系
樹脂(a1)及びハードセグメントとしてポリスチレ
ン、ソフトセグメントとしてブタジエン及び/又はイソ
プレン(共)重合体の水素化物を有するスチレン系熱可
塑性エラストマー(a2)を含んでなる樹脂成分
(A)、並びにポリリン酸アンモニウム系難燃剤
(B)、金属水和物(C)又はポリリン酸アンモニウム
系難燃剤と金属水和物との混合物(D)を特定比率で配
合してなり、電子機器や自動車の内部配線及び光ファイ
バ心線、光ファイバコードなどの被覆材料として使用さ
れる場合に要求される引張特性、耐摩耗性、可とう性、
難燃性、耐寒性など種々の特性を有するだけでなく、こ
れらの被覆材料を廃棄するにあたって、重金属化合物の
溶出や多量の煙、腐食性ガスの発生がないという優れた
特徴がある。特に絶縁電線被覆材料としては、優れた耐
熱性を有することから、従来、過酸化物架橋、電子線架
橋をおこなっていた被覆材料の代替としての使用が可能
であり、光ファイバ心線、コードなどの被覆材料として
は、従来の被覆材料であるPVCより、優れた耐熱性、
耐寒性を有することから、広範囲の温度領域での使用が
可能である。また本発明の電線は、電子機器や自動車の
内部配線として要求される引張特性、耐摩耗性、可とう
性、難燃性、耐寒性など種々の特性を満たし、その廃棄
にあたって重金属化合物の溶出や多量の煙、腐食性ガス
の発生がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】単線又は撚線の導体の外周に絶縁層を設けた電
線の一例の断面図である。
【図2】導体の外周に絶縁層、遮断層を設け、その外周
に保護層(シース)を設けた電線の他例の断面図であ
る。
【図3】光ファイバ心線又は光ファイバコードの外周に
保護層を設けた光ファイバコードの一例の断面図であ
る。
【図4】図3の光ファイバコードにおいて、光ファイバ
心線の外周に抗張力体を添え、その外周に保護層を設け
た光ファイバコードの別の例の断面図である。
【符号の説明】
1 導体 2 絶縁層 3 遮断層 4 保護層(シース) 5 光ファイバ心線又は光ファイバコード 6 保護層 7 抗張力体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01B 3/30 H01B 3/30 P 7/00 7/00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリプロピレン系樹脂(a1)20重量
    %以上、及びハードセグメントとしてポリスチレン、ソ
    フトセグメントとしてブタジエン及び/又はイソプレン
    (共)重合体の水素化物を有するスチレン系熱可塑性エ
    ラストマー(a2)40〜80重量%を含有する樹脂成
    分(A)100重量部に対して、ポリリン酸アンモニウ
    ム系難燃剤(B)を30〜70重量部又は金属水和物
    (C)を80〜120重量部配合してなることを特徴と
    する被覆材料。
  2. 【請求項2】 ポリプロピレン系樹脂(a1)20重量
    %以上、及びハードセグメントとしてポリスチレン、ソ
    フトセグメントとしてブタジエン及び/又はイソプレン
    (共)重合体の水素化物を有するスチレン系熱可塑性エ
    ラストマー(a2)40〜80重量%を含有する樹脂成
    分(A)100重量部に対して、ポリリン酸アンモニウ
    ム系難燃剤と金属水和物との混合物(D)30〜120
    重量部を配合してなることを特徴とする被覆材料。
  3. 【請求項3】 前記ポリプロピレン系樹脂(a1)が、
    エチレン・プロピレンランダム共重合体、エチレン・プ
    ロピレンブロック共重合体のいずれか、もしくはそれら
    の混合物であることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の被覆材料。
  4. 【請求項4】 前記金属水和物が、水酸化マグネシウム
    であることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の被
    覆材料。
  5. 【請求項5】 前記樹脂成分(A)が、エチレン系共重
    合体(a3)を30重量%以下の範囲で含有することを
    特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の被覆材料。
  6. 【請求項6】 前記エチレン系共重合体(a3)が、エ
    チレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸エ
    チル共重合体のいずれか、もしくはそれらの混合物であ
    ることを特徴とする請求項5に記載の被覆材料。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、3、4、5又は6に記載
    の被覆材料で導体の外周を被覆したことを特徴とする電
    線。
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