JP5529567B2 - ノンハロゲン絶縁電線およびワイヤーハーネス - Google Patents

ノンハロゲン絶縁電線およびワイヤーハーネス Download PDF

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本発明は、ノンハロゲン絶縁電線およびそれを用いたワイヤーハーネスに関する。
電線を保護する絶縁被覆材として、従来ポリ塩化ビニル樹脂が使用されているが、燃焼時に有害なハロゲンガスを発生するという問題があるため、ノンハロゲンの保護材の開発が行なわれている。ハロゲンフリーの難燃性樹脂組成物には、難燃剤として、水酸化マグネシウムなどの金属水和物が用いられる。
これらの金属水和物は、難燃効率が低いことから、所定の難燃性規格を満たすために、一般に、ベース樹脂に対する配合比を高めることが必要となるが、一方で樹脂特性が低下するという問題がある。そこで、金属水和物を用い樹脂特性を維持しつつ難燃性を高めるための様々な方法が検討されており、その一つとして絶縁樹脂で二重に導体を被覆した電線が開発されている。
特許文献1は、水酸化マグネシウムを含む内層と、リン酸塩化合物を含む外層とからなる被覆材を備えた絶縁電線を開示する。
特許文献2は、縮合リン酸塩を含む内層と、水酸化マグネシウム等の金属水酸化物を含む外層とからなる被覆材を備えたノンハロゲン系難燃性電線・ケーブルを開示する。
特開2008−94922号公報 特開2000−30544号公報
しかし、金属水和物として一般に添加されている水酸化マグネシウムを含む組成では、特に機械的特性に関し電線の要求特性値が低下するなど多くの問題を抱えていた。
さらに、水酸化マグネシウムを含むノンハロゲン系絶縁材料とハロゲン系絶縁材料とが被覆材同士で接触した状態に置かれると、「協調性」が悪い点も改善が求められている。これは、複数の被覆電線を束ねてワイヤーハーネスまたはケーブルを構成する際に、ハロゲンガスの総発生量を抑制するために、ノンハロゲン系絶縁材料で被覆された電線と、ポリ塩化ビニルで被覆された電線とを併用することが行なわれているところ、両者が束ねた状態に置かれるうちに、ポリ塩化ビニルに含まれる可塑剤が隣接するノンハロゲン樹脂に移行する等の理由により、高温下でノンハロゲン樹脂の劣化が促進される現象が生じることである。
一方、金属水酸化物として水酸化アルミニウムを用いると、その分解点温度が低いために低融点樹脂としか組み合わせができず、その結果、極細電線に使用すると強度が不足するとの問題があった。
そこで本発明は、上記従来技術の問題点を解決し、充分な機械的特性および難燃性を備え、かつ、ハロゲン絶縁電線との協調性も良好なノンハロゲン絶縁電線を提供することを課題とする。
本発明の第一の側面によれば、導体と;前記導体を被覆する内層絶縁層であって、高密度ポリエチレンおよびエチレン共重合体を含む第1ベース樹脂ならびに水酸化アルミニウムを含み、第1ベース樹脂中に高密度ポリエチレンは30〜70質量%、エチレン共重合体は30〜60質量%含まれ、水酸化アルミニウムは第1ベース樹脂100質量部に対し60〜100質量部含まれる内層絶縁層と;前記内層絶縁層を被覆する外層絶縁層であって、高密度ポリエチレンおよび低密度ポリエチレンを含む第2ベース樹脂ならびにリン酸塩化合物を含み、第2ベース樹脂中に高密度ポリエチレンは30〜70質量%、低密度エチレンは30〜70質量%含まれ、リン酸塩化合物は第2ベース樹脂100質量部に対し5質量部以上含まれる外層絶縁層と;を備えるノンハロゲン絶縁電線が提供される。
本発明の第二の側面によれば、導体をポリ塩化ビニル樹脂により被覆したポリ塩化ビニル絶縁電線、および上記本発明に係るノンハロゲン絶縁電線を含む電線束と;前記電線束の外周を保護する絶縁保護材と;を備えるワイヤーハーネスが提供される。
本発明に係るノンハロゲン絶縁電線は、難燃剤として水酸化アルミニウムを含み導体と接する内層絶縁層と、難燃剤としてリン酸塩化合物を含み前記内層絶縁層をさらに保護する外層絶縁層とを備え、各絶縁層中の樹脂の種類と配合量および難燃剤の配合量を規定したことにより、従来技術の問題点を解決し、良好な難燃性、機械的特性、および協調性を達成することができる。
図1は、本発明に係るノンハロゲン絶縁電線の一実施形態を模式的に示す断面図である。
以下、本発明に係るノンハロゲン絶縁電線(以下、本電線ともいう)の好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本電線の構成を模式的に示す断面図である。本電線10は、導体1と、前記導体1を被覆する内層絶縁層2と、前記内層絶縁層をさらに被覆する外層絶縁層3を少なくとも備える。
導体1は、単線の金属線(導線)、または図示するように複数本の金属素線が撚り合わされてなる撚線などであり、各金属線(素線)の組成、直径などは特に限定されず、また撚線を構成する素線の本数なども特に限定されない。
この導体1の外周に設けられ、導体1を被覆する内層絶縁層2は、第1ベース樹脂と水酸化アルミニウムを含む。第1ベース樹脂は、少なくとも高密度ポリエチレン(HDPE)とエチレン共重合体とを含む。
HDPEは、密度が0.942g/cm以上のポリエチレン重合体を意味し、酸変性などの変性HDPEも含む概念である。変性とは、ポリエチレンにカルボキシ基、アミノ基、アミド基、ヒドロキシ基などの反応性官能基を導入することであり、たとえば酸変性は、ポリエチレンオレフィン樹脂に不飽和カルボン酸を共重合させることにより行なわれる。
エチレン共重合体は、エチレンとエチレン以外の重合性モノマーとの共重合体である。エチレン以外の重合性モノマー、すなわち共重合成分の種類や数について、特に限定はされないが、たとえば、炭素数3〜8のオレフィン、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸低級(炭素数1〜6)アルキルエステル、酢酸ビニル、(メタ)アクリロニトリル等が挙げられ、これらを単独で、または複数種を組み合わせて使用できる。ここで、(メタ)アクリル酸とはアクリル酸とメタクリル酸の双方を意味しており、それらの誘導体の表示についても同様である。
共重合形式は、ランダム共重合、ブロック共重合、グラフト共重合のいずれでもよいが、ランダム共重合体であることが好ましい。
エチレン共重合体として、より具体的には、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体(たとえば、エチレン−エチルアクリレート共重合体;EEA樹脂)を使用することが好ましい。これらの共重合体において、エチレン以外のコモノマーの量は、難燃性および柔軟性の観点から、全モノマー中の5〜30質量%であることがより好ましい。
エチレン共重合体は、酸変性等の変性エチレン共重合体も含む概念である。たとえば、コモノマーとして無水マレイン酸またはマレイン酸エステル(以下、両者をまとめて「マレイン酸成分」ともいう。)を含む酸変性エチレン共重合体として、エチレン−エチルアクリレート−マレイン酸成分共重合体(変性EEA樹脂)が挙げられる。
この場合の共重合方法は、特に限定されず、たとえばEEA樹脂と無水マレイン酸を有機過酸化物の存在下で溶融混練することにより、無水マレイン酸で変性した変性EEA樹脂を得ることができる。
共重合体中のマレイン酸成分の割合は、樹脂の成形性・安定性の観点から、0.2〜6質量%であることが好ましい。
上記HDPE(変性HDPEを含む)は、第1ベース樹脂中に高密度ポリエチレンは30〜70質量%含まれ、40〜70質量%含まれることがより好ましい。上記エチレン共重合体(変性エチレン共重合体を含む)は、30〜60質量%含まれることが重要である。この構成により、電線被覆材として求められる柔軟性、摩耗性、および伸びに代表される機械的特性ならびにPVC協調性を、バランスよく良好なものとすることができる。
第1ベース樹脂は、難燃剤として水酸化アルミニウム(Al(OH)またはAl・nHO)を含む。水酸化アルミニウムを使用することにより、難燃性および耐熱性の向上、ハロゲン絶縁電線との協調性向上が可能となり、かつ、本発明の構成により、水酸化アルミニウムを難燃剤とした場合の従来の問題点である、被覆電線としての強度不足を解消することができる。
水酸化アルミニウムとして、その表面が表面処理剤で処理(表面被覆)されたものを使用することもできる。この表面処理剤としては、たとえば、炭素数6〜25程度の高級脂肪族カルボン酸(ラウリル酸、ミリスチル酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキン酸、ベヘニン酸、リノール酸等)、高級脂肪族カルボン酸のアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩(ラウリル酸、ミリスチル酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキン酸、ベヘニン酸、リノール酸等のマグネシウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩等)、炭素数6〜30程度の高級鎖式アルコール、高級脂肪酸エステルなどが挙げられる。これらは複数種を組み合わせて使用してもよい。
水酸化アルミニウムの平均粒径(電子顕微鏡で測定した平均一次粒子径であり、表面処理された金属水和物の場合は、表面処理後の平均一次粒子径を意味する)は、特に限定されないが、0.5〜3μmであることが好ましく、1〜2μmであることがより好ましい。異なる平均粒径の金属水和物を組み合わせて使用してもよい。
水酸化アルミニウムは、第1ベース樹脂100質量部に対し、充分な難燃性を確保する観点から60質量部以上含まれることが好ましく、一方、PVC協調性を良好に維持する観点から、100質量部以下であることが好ましく、95質量部以下であることがより好ましく、90質量部以下であることが一層好ましい。
このように、内層絶縁層において第1ベース樹脂100質量部に対し金属水和物の配合量が100質量部以下という少ない量であっても、本発明の構成によれば、本電線は、充分な難燃性を備えることができる。
次に、本電線では、内層絶縁層2の外周に外層絶縁層3が設けられる。内層絶縁層2を被覆する外層絶縁層3は、第2ベース樹脂と難燃剤としてリン酸塩化合物を含む。
第2ベース樹脂は、高密度ポリエチレン(HDPE)および低密度ポリエチレン(LDPE)を含む。これにより、樹脂の摩耗性、可とう性、耐熱性を良好に保持することができる。
第2ベース樹脂に含まれるHDPEの概念は、第1ベース樹脂に含まれるHDPEと同じである。
LDPEは、密度が0.93g/cm以下のものを意味する。密度の下限値については、特に限定はされないが、0.89g/cm以上であることが好ましく、0.90g/cm以上であることがより好ましく、0.91〜0.93g/cmのものが一層好ましい。LDPEも、上記HDPEと同様に、変性LDPEを含むものである。
HDPEは、第2ベース樹脂中に30〜70質量%含まれ、30〜60質量%含まれることが好ましく、一方、LDPEは30〜70質量%含まれ、40〜70質量%含まれることが好ましい。これにより、電線被覆材として求められる機械的特性およびPVC強調性を良好に確保することができる。
リン酸系難燃剤と樹脂との相溶性を良くするために、第2ベース樹脂は酸変性樹脂、たとえば酸変性HDPEおよび/または酸変性LDPEを含むことが好ましい。
難燃剤としてのリン酸塩化合物は、リン酸塩およびポリリン酸塩の双方を含む概念である。リン酸塩化合物としては、具体的には、リン酸またはポリリン酸とアミン化合物またはアンモニアとの塩化合物を使用することができる。ポリリン酸は、直鎖状の縮合リン酸であり、その繰り返し数nは特に限定はされないが、2〜100程度であることが好ましい。
さらには、リン酸またはポリリン酸とトリアジン環含有アミン化合物とを反応させて得られる有機リン酸塩化合物を用いることが好ましい。これらは複数種を組み合わせて使用してもよい。トリアジン環含有アミン化合物は、トリアジン環に1以上のアミノ基が置換したトリアジン誘導体であれば限定されないが、置換アミノ基は第1級アミン(HN−)であることが好ましい。
より具体的には、有機リン酸塩化合物として、下記一般式(1)で示される化合物を用いることが好ましい。式(1)においてカチオンとアニオンの表示をしていないが、リン酸部分はアニオン、X部分はカチオンとなって、両者は塩を形成しているものとする。
Figure 0005529567
上記一般式(1)において、nは1〜100の数(異なる縮合数のポリリン酸を含む場合の平均値)であり、pは0<p≦n+2を満たす数であり、Xはアンモニアまたは下記一般式(2)で表されるトリアジン誘導体である。
Figure 0005529567
一般式(2)中、ZおよびZはそれぞれ独立に、−NR基(RおよびRはそれぞれ独立に、水素原子、ヒドロキシメチル(メチロール)基、または炭素原子数1〜6のアルキル基である。)、水酸基、メルカプト基、フェニル基、ビニル基、炭素原子数1〜10のアルキル基、および炭素原子数1〜10のアルコキシ基からなる群より選ばれる基である。ここで、アルキル基およびアルコキシ基は、それぞれ、直鎖型、分岐型のいずれでもよい。
一般式(2)で示される化合物としては、たとえば、メラミン、アセトグアナミン、ベンゾグアナミン、アクリルグアナミン、2,4−ジアミノ−6−ノニル−1,3,5−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−ハイドロキシ−1,3,5−トリアジン、2−アミノ−4,6−ジハイドロキシ−1,3,5−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−メトキシ−1,3,5−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−エトキシ−1,3,5−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−プロポキシ−1,3,5−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−イソプロポキシ−1,3,5−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−メルカプト−1,3,5−トリアジン、2−アミノ−4,6−ジメルカプト−1,3,5−トリアジン等が挙げられる。
有機リン酸塩化合物の反応方法と条件については、特に限定はされず、たとえば、リン酸またはポリリン酸とトリアジン環含有化合物またはアンモニアとを塩酸等の酸を加えて酸性下で反応させ、アルカリにより中和させることで容易に得ることができる。
好ましい有機リン酸塩化合物として、より具体的には、オルトリン酸(n=1)メラミン塩、ピロリン酸(n=2)メラミン塩、三リン酸(n=3)メラミン塩、nが4以上のポリリン酸メラミン塩、オルトリン酸アンモニウム塩、ピロリン酸アンモニウム塩、三リン酸アンモニウム塩、nが4以上のポリリン酸アンモニウム塩等を例示することができる。これらの有機リン酸塩化合物は、複数種を組み合わせて使用してもよい。
リン酸塩化合物の配合量は、第2ベース樹脂100質量部に対し、充分な難燃性を確保する観点から5質量部以上であることが必要であり、10質量部以上であることがより好ましい。一方、耐加水分解性を確保する観点から、リン酸塩化合物の配合量は、第2ベース樹脂100質量部に対し、20質量部以下であることが好ましい。
第1ベース樹脂および第2ベース樹脂は、それぞれ、上記特定の樹脂以外に、本発明の効果を阻害しない範囲内で、その他の熱可塑性樹脂を併用することができ、その種類は特に限定されない。たとえば、ポリエチレン/エチレン共重合体以外のポリオレフィン(ホモポリマーまたはコポリマー)、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブタジエンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリアミド、石油樹脂系炭化水素(石油樹脂、水添石油樹脂、テルペン樹脂、水添テルペン樹脂等)、芳香族系ビニル系ゴム(スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体、スチレン−プロピレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体、水添スチレン−ブタジエンゴム等)の様々な熱可塑性樹脂が挙げられ、これらの複数種を併用してもよい。
上記内層絶縁層および外層絶縁層には、それぞれ、本発明の効果を阻害しない範囲内で、通常使用される各種の添加剤、たとえば着色剤、酸化防止剤、重金属不活性化剤(銅害防止剤またはキレート剤)、難燃助剤、紫外線吸収剤、熱安定剤、帯電防止剤、抗菌剤、防曇剤、アンチブロッキング剤、分散剤、滑剤、増粘剤、発泡剤、有機・無機充填材等の1種以上を必要に応じて含むことができる。さらに、上記水酸化アルミニウムおよびリン酸塩化合物以外の公知のノンハロゲン・ノンアンチモン系難燃剤を併用してもよい。
また、押出成形時の樹脂付着物(メヤニ)の発生とメルトフラクチャーによる外観不良を抑制する観点から、各絶縁層は、シリコーンポリマーおよび脂肪族カルボン酸またはその金属塩の少なくとも一方を含むことができる。この外観不良抑制効果をより高めるために、これらの2成分は併用されることが好ましい。
導体と直接接する内層絶縁層は、銅害防止剤を含むことが好ましい。銅害防止剤は、銅線被覆絶縁材料に添加される劣化防止剤であり、劣化促進因子である銅イオンをキレート化合物として捕捉する働きを有する化合物が用いられる。
具体的には、3−(N−サリチロイル)アミノ−1,2,4−トリアゾールおよびそのアシル化誘導体などのアミノトリアゾール系化合物、デカメチレンカルボン酸ジサリチロイルヒドラジドを例示することができる。これらの複数種を使用してもよい。市販品としては、「アデカスタブCDAシリーズ」((株)ADEKA製)の重金属不活性化剤を好ましく使用できる。
銅害防止剤は、第1ベース樹脂100質量部(第2ベース樹脂に配合される場合は第2ベース樹脂100質量部)に対し、銅導体による内層絶縁層の劣化を充分に防止する観点から0.5質量部以上配合されることが好ましく、一方、あまり多量に配合されるとかえって、絶縁層の長期耐熱性が低下したり表面へのブリードが生じたりする恐れがあるため、5質量部以下の範囲で配合されることが好ましい。
外層絶縁層には、酸化防止剤が配合されることが好ましい。酸化防止剤の種類は特に限定されず、フェノール系、アミン系、リン系、イオウ系などの任意の酸化防止剤を使用することができる。
なかでも、分子中にフェノール性水酸基を有し、発生したラジカル(ROO・)を捕捉することでポリオレフィン等のポリマーの自動酸化劣化を防止する作用を有するフェノール系酸化防止剤(ヒンダートフェノール系酸化防止剤)であることが好ましい。フェノール系酸化防止剤を用いることで、樹脂組成物の耐熱寿命性を向上させて長期にわたる耐熱性を確保することができ、かつ、塩化ビニル樹脂との接触による外層絶縁層の熱特性の低下を抑制することもできる。
フェノール系酸化防止剤としては、上記作用をもたらすものであれば特に限定はされないが、たとえば、2,6−ジ−オーブチル−4−メチルフェノール、n−オクタデシル−3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、テトラキス[メチレン−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン、トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、4,4’−ブチリデンビス−(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、トリエチレングリコール−ビス[3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオネート]などを例示することができる。これらは複数種を組み合わせて使用してもよい。
市販品としては、チバ・ジャパン(株)製のイルガノックスシリーズ(イルガノックス1010、1035、1076、1098、1135、1330、1726、1425、1520、245、259、3114等)等を使用することができる。
フェノール系酸化防止剤は、第1ベース樹脂または第2ベース樹脂100質量部に対し、樹脂の酸化劣化を充分に防止する観点から2質量部以上配合されることが好ましく、一方、あまり多量に配合されると組成物の混練加工性が低下する恐れがあるため、5質量部以下の範囲で配合されることが好ましい。
さらに、フェノール系以外の酸化防止剤、たとえばイオウ系酸化防止剤を用いることも好ましい。複数の酸化防止剤を配合する場合は、その合計量は第1ベース樹脂または第2ベース樹脂100質量部に対し7質量部以下程度であることが好ましい。
内層絶縁層および外層絶縁層は、以上の必須成分および任意成分を含む内層絶縁層形成用樹脂組成物および外層絶縁層形成用樹脂組成物をそれぞれ準備し、たとえば押出成形により、順次形成することができる。各樹脂組成物の製造方法は、特に限定されず、通常の方法で各成分を混合して製造することができる。たとえば、パウダー状またはペレット状のベース樹脂成分に、所定の難燃剤と、必要に応じてその他の任意成分を添加し、タンブラーやヘンシェルミキサー、バンバリーミキサー、リボンフィーダー、スーパーミキサー等を用いて混合した後、単軸または多軸の押出機(好ましくは脱気ができる溶融混練装置)、ロール、ニーダー等により、混練温度150℃〜200℃、好ましくは150℃〜170℃で溶融混練し、ペレット等にする方法が好適である。各配合成分の添加順序は任意であり、上記例示の方法とは異なる順序で各成分を混合してもよい。さらに、他の添加剤等を高濃度に濃縮配合したマスターバッチを作成し、混合使用することもできる。
上記樹脂組成物を用いて内層・外層各絶縁(被覆)層を形成したのち、必要に応じて架橋することができる。その架橋方法は特に限定はされず、たとえば放射線照射架橋、有機過酸化物架橋、あるいはシラン架橋のいずれの方法でもよい。
放射線照射架橋の場合は、たとえば、γ線または電子線を放射線源として使用し、これらを樹脂に照射することにより分子中にラジカルが発生し、これらラジカル同士がカップリングすることにより分子間の架橋結合が形成される。有機過酸化物架橋では、樹脂組成物にベース樹脂の可塑化温度で分解しない有機過酸化物を配合しておき、成形加工と同時または成形後に高温高圧下に晒すことにより有機過酸化物が分解しラジカルが発生し、このラジカルにより分子間の架橋反応が進む。シラン架橋(水架橋)では、たとえば、ビニルシラン化合物をベース樹脂にグラフト付加反応させた後、このグラフトマーにシラノール縮合触媒を添加し成形加工し、水分雰囲気下に晒すことにより、グラフト末端のアルコキシシラン同士が加水分解し脱アルコールして、分子間の架橋結合が形成される。
内層絶縁層の厚みは特に限定されないが、たとえば導体の断面積が0.3〜0.5cm程度である場合には、電気的特性を満足させ且つ発煙温度および溶融温度を高めるために、0.16〜0.18mm程度であることが好ましい。外層絶縁層の厚みについても特に限定されないが、外部からの機械的損傷から導体を保護し且つ他品種材料との接触により被覆層(絶縁層)の劣化を防止する観点から、0.1〜0.15mm程度であることが好ましい。
さらに、上記内層絶縁層の最小被覆厚(オリンパス社製マイクロスコープで測定した時の最も絶縁体の薄い箇所をいう。)を1とした場合、上記外層絶縁層の最小被覆厚は0.6〜1であることが好ましい。すなわち、耐温水性(導体と被覆樹脂間の絶縁抵抗値)を満足させるために、内層絶縁層は、外層絶縁層と同等かそれ以上の厚みを有することが好ましい。
本電線は、被覆層として上記内層絶縁層と外層絶縁層のほかに、それらの中間に位置する任意の1層以上の中間層を備えた、3層以上の被覆層を備えていてもよい。すなわち、導体の外周面に接して設けられる上記内層絶縁層と、最外層となる上記外層絶縁層を備える限り、その他の構成については特に限定されない。
本電線は、電気・電子部品、機械部品、車両用部品、建材、事務機器などの様々な用途に使用することができるが、なかでも柔軟性、耐熱性、耐温水性などに優れるため、苛酷な条件で使用される車両用の絶縁電線として、特に使用箇所の制限を設けることなく様々な部位に好適に使用できる。
さらに本電線は、ハロゲン被覆電線との協調性に優れるため、ポリ塩化ビニル(PVC)絶縁電線との混合電線束を構成する絶縁電線として、好ましく使用できる。一般に、ノンハロゲン絶縁電線とPVC絶縁電線とを混在させると、PVCに含まれる可塑剤が隣接するノンハロゲン樹脂に移行し、それが導線の金属(たとえば銅)をイオン化させ、形成された金属イオンが触媒となって電線被覆樹脂の劣化を引き起こすことが推測されるが、本電線は、推測ではあるが外層絶縁層中に金属水和物などが含まれないので、導体と同様なイオン触媒が形成されにくく、よってPVC中の可塑剤によるノンハロゲン絶縁電線樹脂の劣化を抑制することができると考えられる。
すなわち、本発明に係るワイヤーハーネス(またはケーブル)は、複数の導線からなる撚線の外周面をポリ塩化ビニル樹脂により被覆したポリ塩化ビニル絶縁電線(PVC絶縁電線)、および本発明に係るノンハロゲン絶縁電線を含む電線束(混合電線束)と、この電線束の外周を保護する絶縁保護材と、を備えたものである。このようにノンハロゲン絶縁電線とPVC絶縁電線とを組み合わせることにより、有害なハロゲンガスの発生量を抑制しつつ、加工性および経済性の要請も満たすことができる。
ポリ塩化ビニル絶縁電線(ハロゲン絶縁電線)の具体的構成は特に限定されない。電線束を構成する本電線およびハロゲン絶縁電線の各本数も、特に限定されない。さらに、ノンハロゲン絶縁電線として、本電線以外のノンハロゲン絶縁電線を一部含んでいてもよい。本電線とPVC絶縁電線の組み合わせ比率についても、特に限定されないが、たとえば1:9〜4:6の比率で組み合わせることが好ましい。
電線束の外周を保護する絶縁保護材としては、公知の材料を使用することができ、任意の方法で束ねて1本に外装することができるものであれば、その形態も特に限定はされない。たとえば、粘着層付きの絶縁テープまたは粘着層付きのシート形状であって、これを電線束に巻き付けてもよいし、チューブ形状として、チューブ内に電線束を挿入してもよい。これらのテープ、シートまたはチューブは、多層構造であってもよい。
上記ワイヤーハーネス(ケーブル)も、電気・電子部品、機械部品、車両用部品、建材などの様々な用途に使用することができるが、なかでも、車両用電線・ケーブルとして好ましく使用できる。
以下に、本発明を実施例により詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
<実施例および比較例>
表に示す配合比で、ベース樹脂に対し難燃剤および添加剤を配合し、ヘンシェルミキサーで予備混合して、内層絶縁層形成用樹脂組成物および外層絶縁層形成用樹脂組成物を得た。
使用した成分は次のとおりである。
HDPE:日本ポリエチレン(株)製「ノバテックHD HB334R(密度0.952g/cm
LDPE:(株)プライムポリマー製「ミラソン3530」(密度0.924g/cm
EEA(エチレン−エチルアクリレート共重合体):三井・デュポンポリケミカル(株)製「エバフレックスEEA A−710」
リン酸塩:(株)ADEKA製「FP−2200」(リン、窒素含有化合物)
変性HDPE:CHEMTURA製「ポリボンド3009」
変性EEA:住友化学(株)製「ボンダインLX−4110」
水酸化アルミニウム:昭和電工(株)製「ハイジライトH−42M」(平均粒径1μm)
銅害防止剤:(株)ADEKA製「CDA−6」(デカメチレンカルボン酸ジサリチロイルヒドラジド)
フェノール系酸化防止剤:(株)ADEKA製「アデカスタブAO−60」
イオウ系酸化防止剤:(株)ADEKA製「アデカスタブAO−412S」
滑剤:東レ・ダウ・コーニング製「BY27−001」
得られた内層絶縁層形成用樹脂組成物を用いて、押出成形により、軟銅の導体(銅線19本からなる撚線)の周囲を0.15mmの厚さで被覆して、内層絶縁層を形成した。さらに、外層絶縁層形成用樹脂組成物を用いて、押し出し成形により、内層絶縁層の周囲を0.10mmの厚さで被覆して、外層絶縁層を形成した。
同様に、PVC(矢崎総業(株)製「V−1414」)を用いて銅導体からなる撚線を0.3mmの厚さで被覆して、ポリ塩化ビニル絶縁電線を製造した。
得られたノンハロゲン絶縁電線2本とPVC絶縁電線5本を束ねてPVCテープ(矢崎総業(株)製「VTAX−FR」)によりハーフラップ巻きして外装し、保護用のチューブとシートをその上に巻き、ワイヤーハーネスを製造した。ここで、ハーフラップ巻きとは、ワイヤ−ハーネスの外周にテープを螺旋状に巻き付けていく際、テープの幅半分にテープを重ねながら巻き付ける方法である。
得られたノンハロゲン絶縁電線、またはワイヤーハーネスに対し、次の試験を行なった。評価結果を併せて表に示す。
<PVC移行性(協調性)>
ワイヤーハーネスを140℃に加熱し、500時間経過後に被覆絶縁層に亀裂が生じなかったものを◎、336時間後に亀裂が生じなかったものを○(合格)、生じたものを×とした。
<難燃性>
ノンハロゲン絶縁電線に対し、ISO 6722に準じて45度傾斜燃焼試験を行ない、平均25秒(最長50秒)以内に電線表面から炎が消えたものを◎、70秒以内に電線表面から炎が消えたものを○(合格)、消えなかったものを×として評価した。
<加水分解性>
85℃の温水中にノンハロゲン絶縁電線を35日間(850時間)浸漬した後、電線の絶縁抵抗値が1.0E+9Ω・mm以上であるものを○(合格)とし、この値に満たないものを×として評価した。
<柔軟性>
ノンハロゲン絶縁電線を水平に2点間(100mm)に設置し、プッシュブルゲージをその上から中心に対して押していき、電線が曲がった時の最大の荷重を測定した。0.35+0.1N以上を○(合格)、それ以下を×(不合格)とした。
<絶縁体伸び率>
ノンハロゲン電線の絶縁体を、JIS C3005 4.16に従って、ストログラフ測定器を用いて200mm/分の速度で伸ばし、初期伸び率が150%以上を○、150%未満を×とした。
<スクレープ摩擦>
ノンハロゲン絶縁電線に対し、自動車用低圧薄肉電線についての規格である、JASO D 611−86に規定される往復摩擦試験法・ブレード往復法によってスクレープ回数を測定した。荷重は7N、ブレード往復速度は毎分60回の一定条件とし、150回以上を○、150回未満を×とした。
Figure 0005529567
Figure 0005529567
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実施例のノンハロゲン絶縁電線では、評価したすべての特性に優れていることが確認された。これに対し比較例では、いずれかの特性が不良となることが判明した。
1 導体
2 内層絶縁層
3 外層絶縁層
10 ノンハロゲン絶縁電線

Claims (3)

  1. 導体と、
    前記導体を被覆する内層絶縁層であって、高密度ポリエチレンおよびエチレン共重合体を含む第1ベース樹脂ならびに水酸化アルミニウムを含み、第1ベース樹脂中に高密度ポリエチレンは30〜70質量%、エチレン共重合体は30〜60質量%含まれ、水酸化アルミニウムは第1ベース樹脂100質量部に対し60〜100質量部含まれる内層絶縁層と、
    前記内層絶縁層を被覆する外層絶縁層であって、高密度ポリエチレンおよび低密度ポリエチレンを含む第2ベース樹脂ならびにリン酸塩化合物を含み、第2ベース樹脂中に高密度ポリエチレンは30〜70質量%、低密度エチレンは30〜70質量%含まれ、リン酸塩化合物はリン酸またはポリリン酸とアミン化合物またはアンモニアとの塩化合物であって、第2ベース樹脂100質量部に対し5質量部以上20質量部以下含まれる外層絶縁層と、
    を備えるノンハロゲン絶縁電線。
  2. 前記リン酸塩化合物が前記第2ベース樹脂100質量部に対し10〜20質量部含まれる、請求項1記載のノンハロゲン絶縁電線。
  3. 導体をポリ塩化ビニル樹脂により被覆したポリ塩化ビニル絶縁電線、および請求項1または2記載のノンハロゲン絶縁電線を含む電線束と、
    前記電線束の外周を保護する絶縁保護材と、
    を備えるワイヤーハーネス。
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