JPH0993347A - 内線電話交換システム - Google Patents

内線電話交換システム

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JPH0993347A
JPH0993347A JP26771695A JP26771695A JPH0993347A JP H0993347 A JPH0993347 A JP H0993347A JP 26771695 A JP26771695 A JP 26771695A JP 26771695 A JP26771695 A JP 26771695A JP H0993347 A JPH0993347 A JP H0993347A
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JP
Japan
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message
extension telephone
message data
voice
extension
Prior art date
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Application number
JP26771695A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Arai
良和 新井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の音声メッセージを録音して電話交換機
において保持し、複数の音声メッセージに関する情報を
各内線電話機において表示する。 【解決手段】 メッセージ記憶部104は、音声メッセ
ージおよび着信メッセージ情報からなるメッセージデー
タを、転送先の内線電話機20について区別することな
く保存する。表示部201は、複数の着信メッセージ情
報を表示する。電話機側制御部(プロセッサ202等)
は、音声メッセージ録音時に、当該音声メッセージを有
するメッセージデータをRAM203で構築してメッセ
ージ記憶部104に転送する。また、音声メッセージ再
生時に、再生対象のメッセージデータを選択してそのメ
ッセージデータの転送要求,削除要求,および保存要求
を電話交換機10に対して発行し、電話交換機10側か
ら転送されてきたメッセージデータ中の音声メッセージ
の再生を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話交換機と複数
の内線電話機とによって構成される内線電話交換システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在のオフィス環境では、各従事者に1
台の内線電話機が設置されていたり、それに近いレベル
で各従事者に内線電話機が割り当てられていたりするの
が通常である。ここでは、このように内線電話機が割り
当てられている従事者を、その内線電話機の所有者とい
う。
【0003】電話交換機と複数の内線電話機とによって
構成される内線電話交換システムでは、ある内線電話機
の所有者が不在である際にその所有者(不在者)に着信
(外線、内線の別を問わず電話がかかってくること)が
あった場合に、その不在者に対する伝言メッセージを記
録し、保存し、通知する必要が生じる場合が多い。
【0004】元来、このような記録・保存・通知は、人
間の労力に依存して行われていた。すなわち、所定の取
次者が、不在者に対する伝言メッセージを書き取り、そ
の伝言メッセージをその不在者の席まで持っていき、保
留しておくという作業を行っていた。
【0005】このような労力を削減するために、不在者
に対する音声メッセージ(発信者による通話中の音声メ
ッセージ)を録音して電話交換機において保存し、不在
者が席に戻った時にこの音声メッセージを不在者が自己
所有の内線電話機で再生できるようにして、当該音声メ
ッセージを聞き出せるようにした内線電話交換システム
が開発されている。
【0006】また、このような内線電話交換システムで
は、録音されている音声メッセージの内容に関する情報
(その音声メッセージの緊急度,発信人(発信者),発
信人の発呼者番号,発信人の内線番号,および録音時刻
等)を内線電話機に表示することが行われており(例え
ば、特開平4−47850号公報(電話交換装置)参
照)、不在者が席に戻った際における再生の便宜が供さ
れていた。
【0007】本発明は、このような「音声メッセージの
録音」および「音声メッセージに関する表示」を行う内
線電話交換システムを対象とする。
【0008】上述した従来の内線電話交換システムで
は、不在者のために電話交換機において音声メッセージ
を録音し保存することが可能であり、しかも、その音声
メッセージに関する表示を当該不在者の内線電話機にお
いて行うことが可能となっていた。しかしながら、ある
内線電話機については、1つの音声メッセージしか録音
することができなかった。また、そのことによる当然の
帰結として、複数の音声メッセージの内容や多数の音声
メッセージの間の優先順位(再生の優先度)等を示す情
報を「音声メッセージに関する表示」における表示内容
とすることができなかった。
【0009】このように、各内線電話機について1つの
音声メッセージしか録音することができなかった理由
は、次のおよびに示すような点にある。 電話交換機における音声メッセージおよびその管理
情報の記憶エリアの構造が、各内線電話機について1つ
の音声メッセージしか記憶できない構造となっていた
(上述の特開平4−47850号公報中の第4図および
第5図参照)。 各内線電話機の表示部の大きさが小さく、複数の音
声メッセージに対応する複数の情報を表示することがで
きなかった(当該公報中の第3図および第9〜14図参
照)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の内線電
話交換システムでは、各内線電話機について1つの音声
メッセージしか録音することができず、各内線電話機に
おける表示において複数の音声メッセージに対応する複
数の情報を表示することができなかった。したがって、
例えば不在者が長時間席を外していて多数の着信が当該
不在者に対してあった場合に、多数の音声メッセージの
それぞれの内容を知ることができない(多数の音声メッ
セージが存在するという事象に対処できない)という問
題点があった。また、上記のことより、当然に、音声メ
ッセージ間の優先度を知り、多数の音声メッセージの中
から望みの音声メッセージのみを選択して再生するとい
うことができないという問題点があった。
【0011】本発明の目的は、上述の点に鑑み、多数の
音声メッセージを録音して電話交換機において保持する
ことができ、複数の音声メッセージに関する情報(後述
する着信メッセージ情報。例えば、複数のメッセージの
間の再生に関する優先度を示す情報)を各内線電話機に
おいて表示することができる内線電話交換システムを提
供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の内線電話交換シ
ステムは、音声メッセージおよび着信メッセージ情報か
らなるメッセージデータを転送先の内線電話機について
区別することなく保存する電話交換機内のメッセージ記
憶部と、「前記メッセージ記憶部へのメッセージデータ
の保存」,「内線電話機へのメッセージデータの転
送」,「前記メッセージ記憶部内のメッセージデータの
削除」,および「内線電話機への着信メッセージ情報の
通知」をリアルタイム性に拘束されずに行う電話交換機
内の交換機側制御部と、複数の着信メッセージ情報を表
示する内線電話機内の表示部と、音声メッセージの録音
・再生の作業のためにメッセージデータを一時的に記憶
する内線電話機内の一時記憶領域と、音声メッセージ録
音時に当該音声メッセージを有するメッセージデータを
前記一時記憶領域において構築して前記メッセージ記憶
部に転送し、音声メッセージ再生時に再生対象のメッセ
ージデータを選択してそのメッセージデータの転送要
求,削除要求,および保存要求を電話交換機に対して発
行して前記交換機側制御部によって転送されてきて前記
一時記憶領域に格納されたメッセージデータ中の音声メ
ッセージの再生を行う内線電話機内の電話機側制御部
と、前記電話機側制御部に対して指示を与えるために使
用される内線電話機内のキー入力部とを有する。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明の内線電話交換システムの
一実施例の構成を示すブロック図である。
【0015】本実施例の内線電話交換システムは、電話
交換機10と、複数(ここでは、3台)の内線電話機2
0とを含んで構成されている。内線電話機20には、そ
れぞれ、別個の所有者が1人ずつ存在するものとする。
なお、内線電話機20の台数が3台に限られないことは
いうまでもない。
【0016】電話交換機10は、通話交換制御部100
と、内線インタフェース部101と、外線インタフェー
ス部102と、プロセッサ103と、メッセージ記憶部
104とを含んで構成されている。通話交換制御部10
0,内線インタフェース部101,外線インタフェース
部102,およびプロセッサ103によって、交換機側
制御部が構成されている。
【0017】通話交換制御部100は、内線インタフェ
ース部101(内線インタフェース部101には複数の
内線電話機20が接続される)と外線インタフェース部
102とを通じて、内線電話機20と公衆回線との間の
音声の交換等を制御する。
【0018】プロセッサ103は、「音声メッセージ録
音時のメッセージ記憶部104へのメッセージデータの
保存」,「音声メッセージ再生時の内線電話機20への
メッセージデータの転送」,「メッセージ記憶部104
内のメッセージデータの削除」,および「音声メッセー
ジ録音時の着信メッセージ情報の内線電話機20への通
知」等の制御を行う。なお、これらの制御を実現する上
で、必要に応じて、内線電話機20からのメッセージ操
作コマンドを受け取る。
【0019】メッセージ記憶部104は、音声メッセー
ジを有するメッセージデータを保存する。
【0020】内線電話機20は、インタフェース部20
0と、表示部201と、プロセッサ202と、一時記憶
領域(作業用領域と捉えることもできる)であるRAM
(Random Access Memory)203
と、キー入力部204とを含んで構成されている。イン
タフェース部200およびプロセッサ202によって、
電話機側制御部が構成されている。
【0021】インタフェース部200は、電話交換機1
0内の内線インタフェース部101と接続される。
【0022】表示部201は、自己が存在する内線電話
機20のために録音されているメッセージデータの件数
や、各メッセージデータの録音日時,取次者,付加情
報,および再生既未情報(既に再生済みか否かを示す情
報)等を表示する。表示部201は、多数の音声メッセ
ージに関する表示を行う上で十分な大きさの表示領域を
有している。
【0023】プロセッサ202は、キー入力部204よ
り伝えられたキー入力を受け取り、「音声メッセージの
保存のためのD/A(Digital/Analog)
変換」,「その再生のためのA/D(Analog/D
igital)変換」,および「RAM203内のメッ
セージデータへの情報の付加・変更」等の制御を行い、
また電話交換機10側のプロセッサ103に対するメッ
セージ操作コマンド(メッセージ記憶部104へのメッ
セージデータの保存,内線電話機20へのメッセージデ
ータの転送,またはメッセージ記憶部104内のメッセ
ージデータの削除等を要求するコマンド)の発行を行
う。
【0024】RAM203は、自己が存在する内線電話
機20での録音・再生の対象となるメッセージデータを
一時的に保管する。
【0025】キー入力部204は、自己が存在する内線
電話機20上のキーやボタン(図2参照)の押下によっ
て表される情報をプロセッサ202に伝える機能を持
つ。このようなキーおよびボタンの中には、表示部20
1上の多数の表示内容の中からの選択を可能ならしめる
ための上下カーソルキーや、音声メッセージの録音・再
生に関する操作を簡易に実現するための操作用ボタン群
が存在する(図2参照)。
【0026】図2は、内線電話機20の外観の一例を示
す図である。内線電話機20は、外観上、着信メッセー
ジ情報(メッセージデータの件数を含む)を表示し液晶
等で形成される表示板と、メッセージデータの録音・再
生等の操作を行うための操作用ボタン群と、目的のメッ
セージデータを選択する際にカーソル(表示板に表示さ
れるカーソル)を上下に動かすための上下カーソルキー
と、付加情報等を入力する際にカーソルを左右に動かす
ための左右カーソルキーと、付加情報等を入力するため
の文字キーと、ダイアル(通話相手の電話番号)の入力
や付加情報の入力等を行う場合に用いられるデータエン
トリキーと、受話器とを有している。なお、表示板は表
示部201に属し、操作ボタン群,上下カーソルキー,
左右カーソルキー,文字キー,およびデータエントリキ
ーはキー入力部204に属する。なお、内線電話機20
の外観が図2に示すようなものに限られないことはいう
までもない。
【0027】図3は、電話交換機10内のメッセージ記
憶部104および内線電話機20内のRAM203に保
存されるメッセージデータのデータ形式(構造)を示す
図である。このメッセージデータは、メッセージ管理I
D(IDentification),再生既未情報,
内線電話番号(内線電話機20の識別情報),日時情
報,取次者識別情報,および付加情報からなる着信メッ
セージ情報と、音声メッセージとからなる。
【0028】図4は、メッセージ記憶部104における
メッセージデータ(図3参照)の保持の態様を示す図で
ある。
【0029】図3および図4に示すように、本実施例、
ひいては本発明では、メッセージデータが音声メッセー
ジと着信メッセージ情報(音声メッセージの管理情報と
考えることもできる)とからなる一連のデータとして構
成されている。また、内線電話機20毎に固定的な記憶
エリアが存在するということがない。これらの点で、本
発明は、上述の特開平4−47850号公報に示されて
いるような従来技術と異なっている。このようなメッセ
ージデータのデータ形式やメッセージ記憶部104にお
けるメッセージデータの保持態様に起因して、本発明で
は1つの内線電話機に関する複数のメッセージデータを
保存することができる。
【0030】図5は、本実施例の内線電話交換システム
の具体的な動作を説明するための図であり、内線電話機
20の表示部201(具体的には図2中の表示板)に表
示される内容の一例を示す図である。
【0031】図6は、本実施例の内線電話交換システム
における音声メッセージ録音時の処理を示す流れ図であ
る。この処理は、着信有無判定ステップ601と、録音
可否判定ステップ602と、録音ボタン押下判定ステッ
プ603と、音声メッセージセーブステップ604と、
録音終了判定ステップ605と、日時情報セーブステッ
プ606と、取次者識別情報セーブステップ607と、
入力ボタン押下判定ステップ608と、付加情報入力ス
テップ609と、転送ボタン押下判定ステップ610
と、転送先内線電話番号入力ステップ611と、内線電
話番号セーブステップ612と、保存ボタン押下判定ス
テップ613と、メッセージデータ保存ステップ614
と、着信メッセージ情報転送ステップ615と、着信メ
ッセージ情報表示ステップ616とからなる。
【0032】図7は、本実施例の内線電話交換システム
における音声メッセージ再生時の処理を示す流れ図であ
る。この処理は、メッセージデータ有無判定ステップ7
01と、再生対象メッセージデータ選択ステップ702
と、再生ボタン押下判定ステップ703と、メッセージ
データ転送要求ステップ704と、メッセージデータコ
ピーステップ705と、音声メッセージ再生ステップ7
06と、再生済み記録ステップ707と、削除ボタン押
下判定ステップ708と、メッセージデータ削除ステッ
プ709と、保存ボタン押下判定ステップ710と、メ
ッセージデータ保存ステップ711とからなる。
【0033】次に、このように構成された本実施例の内
線電話交換システムの動作について説明する。
【0034】第1に、音声メッセージ録音時(不在者に
対する着信があり、その不在者が所有する内線電話機2
0のために音声メッセージを録音する際)の動作につい
て説明する(図6参照)。
【0035】取次者は、不在者に対する電話がかかって
きた時(着信があった時)(ステップ601参照)に
は、発信者からの音声メッセージを録音するか否かを判
定する(ステップ602)。
【0036】取次者は、ステップ602で「録音を行
う」と判定した場合には、通話中の必要な場面で、録音
ボタン(図2中の「録」で示されるボタン)を押す。
【0037】取次者所有の内線電話機20内のプロセッ
サ202は、録音ボタンが押されたか否かを判定する
(ステップ603)。
【0038】プロセッサ202は、ステップ603で
「録音ボタンが押された」と判定した場合には、一旦自
己が属する内線電話機20への音声メッセージの録音
(RAM203への音声メッセージのセーブ)を行う
(ステップ604)。
【0039】すなわち、プロセッサ202は、音声メッ
セージをD/A変換することにより、その音声メッセー
ジを有するメッセージデータをRAM203内に構築
し、そのメッセージデータをRAM203に一時的に保
存する。
【0040】この後、プロセッサ202は、次のまた
はの事象が生じているか否かによって、録音終了か否
かを判定する(ステップ605)。 もう一度、録音ボタンが押される。 発信者との通話が終了する。
【0041】プロセッサ202は、音声メッセージの録
音(RAM203内のメッセージデータ中の音声メッセ
ージ本体の格納)が終了すると、RAM203内の当該
メッセージデータに、日時情報をセーブし(ステップ6
06)、取次者識別情報(ここでは、取次者所有の内線
電話機20の内線電話番号で表されるものとする)をセ
ーブする(ステップ607)。
【0042】また、取次者は、このメッセージデータに
発信者名等の付加情報を入力したい場合に、入力ボタン
(図2中の「入」で示されるボタン)を押し、付加情報
入力モードにした後に、文字キー,データエントリキ
ー,および左右カーソルキーを用いて付加情報のキー入
力を行う。
【0043】プロセッサ202は、入力ボタンが押され
たか否かを判定する(ステップ608)。
【0044】プロセッサ202は、ステップ608で
「入力ボタンが押されている」と判定した場合には、取
次者によってキー入力された付加情報をキー入力部20
4を介して入力し(ステップ609)、この付加情報を
RAM203内の当該メッセージデータに保存(セー
ブ)する。
【0045】なお、プロセッサ202は、ステップ60
8で「入力ボタンが押されていない」と判定した場合
(取次者が入力ボタンを押さなかった場合)には、付加
情報の入力処理をスキップする。
【0046】次に、取次者は、自己所有の内線電話機2
0内のRAM203に一時的に保存されているメッセー
ジデータを電話交換機10内のメッセージ記憶部104
に転送するために、転送ボタン(図2中の「転」で示さ
れるボタン)を押す。
【0047】プロセッサ202は、転送ボタンが押され
たか否かを判定する(ステップ610)。
【0048】プロセッサ202は、ステップ610で
「転送ボタンが押されている」と判定した場合には、キ
ー入力部204を介した取次者からのキー入力等に基づ
き、転送先内線電話番号(転送先の内線電話機20の内
線電話番号)を入力し(ステップ611)、入力した転
送先内線電話番号をRAM203内の当該メッセージデ
ータ中の内線電話番号のエリアにセーブする(ステップ
612)。
【0049】次に、取次者は、当該メッセージデータを
電話交換機10側で保存するために、保存ボタン(図2
中の「保」で示されるボタン)を押す。
【0050】プロセッサ202は、保存ボタンが押され
たか否かを判定する(ステップ613)。
【0051】プロセッサ202は、ステップ613で
「保存ボタンが押された」と判定した場合には、インタ
フェース部200,内線インタフェース部101,およ
び通話交換制御部100を介してプロセッサ103にR
AM203内のメッセージデータを転送し、プロセッサ
103に対して「保存」を要求するメッセージ操作コマ
ンドを発行して当該メッセージデータを電話交換機10
内のメッセージ記憶部104に保存させる(ステップ6
14)。
【0052】電話交換機10内のプロセッサ103は、
メッセージ記憶部104に保存されたメッセージデータ
中の着信メッセージ情報を、転送先の内線電話機20
(不在者が所有する内線電話機20)内のプロセッサ2
02に送る(ステップ615)。
【0053】不在者所有の内線電話機20内のプロセッ
サ202は、その内線電話機20内の表示部201(図
2中の表示板)に、その着信メッセージ情報を表示する
(ステップ616)。
【0054】以上の一連の処理の中で、取次者が所有す
る内線電話機20側での処理はリアルタイムの処理であ
るが、電話交換機10の制御による処理はリアルタイム
性に拘束されない。したがって、複数の内線電話機20
で同時に上述の音声メッセージの録音に関する処理を行
うことも可能となる。
【0055】第2に、音声メッセージ再生時(上述のよ
うにしてメッセージ記憶部104に保存されたメッセー
ジデータ中の音声メッセージを再生する際)の動作につ
いて説明する(図7参照)。
【0056】内線電話機20の所有者(それまで不在者
であった者。音声メッセージの受信者)は、自己所有の
内線電話機20の表示部201(図2中の表示板)にお
ける表示に基づいて、自己に対するメッセージデータが
あることを確認すると(ステップ701参照)、表示さ
れた着信メッセージ情報を参照して、再生対象のメッセ
ージデータを上下カーソルキー(図2参照)を用いて選
択する(ステップ702)。
【0057】この場合の表示板上の表示内容は、例え
ば、図6に示すようになっている。
【0058】図6に示す表示内容中の拡大文字の「5」
は、この内線電話機20(その所有者)宛に届いている
音声メッセージの件数を表す。斜線で示す部分は、現在
選択されている音声メッセージを表す。当該音声メッセ
ージに関する着信メッセージ情報中の「3/10 1
1:30」は当該音声メッセージの着信日時を表し、
「111」は取次者所有の内線電話機20の内線電話番
号を表し、「○×さんからTEL」は当該音声メッセー
ジの付加情報を表す。また、図6中のアスタリスク
(*)は、それが付された着信メッセージ情報に関する
音声メッセージが再生済みであることを表示する記号で
ある。
【0059】多数のメッセージデータの中から再生対象
のメッセージデータが選択される際には、付加情報
(「至急」の文言等)や日時情報で表現される「優先度
を示す情報」が判断の基準とされる。
【0060】受信者は、ステップ702で選択したメッ
セージデータを再生するために、再生ボタン(図2中の
「再」で示されるボタン)を押す。
【0061】受信者が所有する内線電話機20内のプロ
セッサ202は、再生ボタンが押されたか否かを判定す
る(ステップ703)。
【0062】プロセッサ202は、ステップ703で
「再生ボタンが押された」と判定した場合には、電話交
換機10側のプロセッサ103に対してメッセージ操作
コマンドを発行してメッセージデータの転送を要求す
る。これによって、プロセッサ103は、通話交換制御
部100,内線インタフェース部101,インタフェー
ス部200を介して、当該メッセージデータを電話交換
機10内のメッセージ記憶部104から受信者所有の内
線電話機20内のプロセッサ202に転送する。プロセ
ッサ202は、そのメッセージデータをRAM203に
格納する。これによって、メッセージ記憶部104から
RAM203へのデータコピーが実現される(ステップ
705)。
【0063】次に、プロセッサ202は、RAM203
に転送されたメッセージデータ中の音声メッセージを再
生する(ステップ706)。
【0064】このように、電話交換機10側のプロセッ
サ103がメッセージ記憶部104から内線電話機20
のRAM203にメッセージデータの転送を行った後
に、当該内線電話機20のプロセッサ202がRAM2
03内のメッセージデータ中の音声メッセージの再生を
行う。こうすることにより、複数の内線電話機20にお
いて同時にリアルタイム性が要求される音声メッセージ
の再生処理が行われる場合にも、各内線電話機20のプ
ロセッサ202はリアルタイムに処理を行うことができ
(音声メッセージがとぎれることがなく)、かつ、電話
交換機10側のプロセッサ103はリアルタイム性に拘
束されることなく内線電話機20側からのメッセージ操
作コマンドに基づいて各内線電話機20へのメッセージ
データの転送を順次に行うことができる。
【0065】プロセッサ202は、ステップ706にお
ける再生の後に、RAM203内の当該メッセージデー
タ中の再生既未情報に「再生済み」を示す情報を記録し
(ステップ707)、表示部201に再生済みを示す記
号(図5中の「*」)を表示する。
【0066】受信者は、再生が終了したメッセージデー
タを消去したい場合には、削除ボタン(図2中の「削」
で示されるボタン)を押す。
【0067】プロセッサ202は、削除ボタンが押され
た否かを判定する(ステップ708)。
【0068】プロセッサ202は、ステップ708で
「削除ボタンが押された」と判定した場合には、その押
下に応じて、電話交換機10側のプロセッサ103に対
して「削除」を要求するメッセージ操作コマンドを発行
する。プロセッサ103は、そのメッセージ操作コマン
ドに基づき、メッセージ記憶部104内の当該メッセー
ジデータを削除する(ステップ709)。
【0069】また、受信者は、当該メッセージデータを
保存しておきたい場合には、保存ボタンを押す。
【0070】プロセッサ202は、ステップ708で
「削除ボタンが押されていない」と判定した場合には、
保存ボタンが押された否かを判定する(ステップ71
0)。
【0071】プロセッサ202は、ステップ710で
「保存ボタンが押された」と判定した場合には、その押
下に応じて、電話交換機10側のプロセッサ103に対
して「保存」を要求するメッセージ操作コマンドを発行
し、RAM203内の当該メッセージデータの内容(内
線電話機20側で更新された内容)をプロセッサ103
に転送する。プロセッサ103は、そのメッセージ操作
コマンドに基づき、当該メッセージデータをメッセージ
記憶部104に保存する(ステップ711)。これによ
って、当該受信者専用の「音声メモ」を構築することが
できる。
【0072】なお、プロセッサ202は、ステップ71
0で「保存ボタンが押されていない」と判定した場合に
は、一定時間間隔毎にステップ708以下の判定および
処理を繰り返す。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、1つの内
線電話機に対して多数のメッセージデータの保存を可能
にするようにメッセージデータの構成および電話交換機
内のメッセージ記憶部の構築を行い、多数の着信メッセ
ージ情報を表示できる表示部を内線電話機に設置するこ
とにより、各内線電話機毎に複数の音声メッセージを録
音し保存することができ、複数のメッセージデータの間
の再生に関する優先度を示す情報等を不在者所有の内線
電話機の表示部に表示することができるという効果があ
る。これによって、音声メッセージの受信者による再生
時の操作性の向上および効率化(再生の優先度が高いと
思われる音声メッセージを選択的に再生することが容易
になること等)を達成することができる。
【0074】また、各内線電話機に音声メッセージの録
音・再生の操作のための操作用ボタン群を設けることに
より、メッセージデータを不在者のために保存する際の
操作が簡易となり、取次者の工数を削減することができ
るという効果がある。
【0075】さらに、音声メッセージの再生後もメッセ
ージデータをメッセージ記憶部で長期に渡って保存する
ことを可能にすることにより、受信者の操作によって重
要なメッセージデータのみを削除せずに自分宛に保存し
ておくことができ、「音声メモ」といった使用方法で当
該内線電話交換システムにおける内線電話機を使用する
ことができるという効果が派生する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内線電話交換システムの一実施例の構
成を示すブロック図である。
【図2】図1中の内線電話機の外観の一例を示す図であ
る。
【図3】図1に示す内線電話交換システムで取り扱われ
るメッセージデータのデータ形式の一例を示す図であ
る。
【図4】図1中のメッセージ記憶部における図3に示す
メッセージデータの保持の態様を示す図である。
【図5】図1および図2中の内線電話機の表示部(表示
板)に表示される内容の一例を示す図である。
【図6】図1中の内線電話交換システムにおける音声メ
ッセージ録音時の処理を示す流れ図である。
【図7】図1中の内線電話交換システムにおける音声メ
ッセージ再生時の処理を示す流れ図である。
【符号の説明】
10 電話交換機 20 内線電話機 100 通話交換制御部 101 内線インタフェース部 102 外線インタフェース部 103 プロセッサ 104 メッセージ記憶部 200 インタフェース部 201 表示部 202 プロセッサ 203 RAM 204 キー入力部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声メッセージおよび着信メッセージ情
    報からなるメッセージデータを転送先の内線電話機につ
    いて区別することなく保存する電話交換機内のメッセー
    ジ記憶部と、 「前記メッセージ記憶部へのメッセージデータの保
    存」,「内線電話機へのメッセージデータの転送」,
    「前記メッセージ記憶部内のメッセージデータの削
    除」,および「内線電話機への着信メッセージ情報の通
    知」をリアルタイム性に拘束されずに行う電話交換機内
    の交換機側制御部と、 複数の着信メッセージ情報を表示する内線電話機内の表
    示部と、 音声メッセージの録音・再生の作業のためにメッセージ
    データを一時的に記憶する内線電話機内の一時記憶領域
    と、 音声メッセージ録音時に当該音声メッセージを有するメ
    ッセージデータを前記一時記憶領域において構築して前
    記メッセージ記憶部に転送し、音声メッセージ再生時に
    再生対象のメッセージデータを選択してそのメッセージ
    データの転送要求,削除要求,および保存要求を電話交
    換機に対して発行して前記交換機側制御部によって転送
    されてきて前記一時記憶領域に格納されたメッセージデ
    ータ中の音声メッセージの再生を行う内線電話機内の電
    話機側制御部と、 前記電話機側制御部に対して指示を与えるために使用さ
    れる内線電話機内のキー入力部とを有することを特徴と
    する内線電話交換システム。
  2. 【請求項2】 メッセージデータがメッセージ管理I
    D,再生既未情報,内線電話番号,日時情報,取次者識
    別情報,および付加情報からなる着信メッセージ情報と
    音声メッセージとからなることを特徴とする請求項1記
    載の内線電話交換システム。
  3. 【請求項3】 録音ボタン,再生ボタン,保存ボタン,
    転送ボタン,削除ボタン,および入力ボタンからなる操
    作用ボタン群と再生対象の音声メッセージを選択するた
    めの上下カーソルキーとからのキー入力を含む入力を行
    うキー入力部を有することを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の内線電話交換システム。
JP26771695A 1995-09-21 1995-09-21 内線電話交換システム Pending JPH0993347A (ja)

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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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