JPH0987220A - 2,3−ジヒドロキシナフタレンの精製法 - Google Patents

2,3−ジヒドロキシナフタレンの精製法

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JPH0987220A
JPH0987220A JP26765695A JP26765695A JPH0987220A JP H0987220 A JPH0987220 A JP H0987220A JP 26765695 A JP26765695 A JP 26765695A JP 26765695 A JP26765695 A JP 26765695A JP H0987220 A JPH0987220 A JP H0987220A
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JP
Japan
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dihydroxynaphthalene
water
crude
organic compound
temperature
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JP26765695A
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English (en)
Inventor
Keiichi Yokota
圭一 横田
Kazuhiko Maeda
和彦 前田
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Sumikin Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2,3−ジヒドロキシナフタレン−6−スル
ホン酸ナトリウムを加水分解反応して得られる2,3−
ジヒドロキシナフタレン粗製物を精製して2,3−ジヒ
ドロキシナフタレンを得る際の低収率の問題点の解消。 【解決手段】 未反応原科や副生成物を不純物として含
んでいる2,3−ジヒドロキシナフタレン粗製物を溶解
させた熱水に非水溶性有機化合物を混合して不純物を溶
解させて、静置した後に、油水分離させた水層を冷却す
ることにより、高純度の2,3−ジヒドロキシナフタレ
ンを簡単にかつ効率よく得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、2,3−ジヒド
ロキシナフタレンの精製法に係り、さらに詳しくは、
2,3−ジヒドロキシナフタレン−6−スルホン酸ナト
リウムの加水分解反応により得られる2,3−ジヒドロ
キシナフタレン粗製物を溶解させた熱水に非水溶性有機
化合物を混合、静置後に、分離させた水層から冷却、析
出させることにより、高純度の2,3−ジヒドロキシナ
フタレンを効率よく回収する2,3−ジヒドロキシナフ
タレンの精製法に関する。
【0002】
【従来の技術】2,3−ジヒドロキシナフタレンは、ジ
アゾ型複写材料、感熱記録媒体、静電荷現像用トナー、
その他医薬原科として有用なことが知られている。
【0003】かかる2,3−ジヒドロキシナフタレンの
製造方法として、2,3−ジヒドロキシナフタレン−6
−スルホン酸ナトリウムを希硫酸中で加熱する方法が知
られている。上記方法の場合、反応で得た2,3−ジヒ
ドロキシナフタレン粗製物は、未反応原科や副生成物を
不純物として含んでおり、精製する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】2,3−ジヒドロキシ
ナフタレン粗製物の精製法として、一般的には再結晶法
や吸着法等が考えられるが、収率、品質ともに満足でき
る方法とは言い難く、また操作的にも煩雑であった。
【0005】また、2,3−ジヒドロキシナフタレン粗
製物を蒸留する方法も考えられるが、2,3−ジヒドロ
キシナフタレンの沸点が160℃以上と高いため特殊な
設備を必要し、さらに蒸留時間が長くなると2,3−ジ
ヒドロキシナフタレンの加熱劣化による高沸点化合物の
生成が著しく、収率を大幅に低下する問題がある。
【0006】この発明は、2,3−ジヒドロキシナフタ
レン−6−スルホン酸ナトリウムの加水分解反応により
得られる2,3−ジヒドロキシナフタレン粗製物の精製
に際しての従来の問題点を解消し、高純度の2,3−ジ
ヒドロキシナフタレンを簡単にかつ効率よく得る2,3
−ジヒドロキシナフタレンの精製方法の提供を目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明者らは、前記の問題
点を解決すべく鋭意研究の結果、2,3−ジヒドロキシ
ナフタレンを溶解させた熱水に非水溶性有機化合物が存
在すると、ある量の2,3−ジヒドロキシナフタレンと
ともに副生成物および着色不純物の大半が非水溶性有機
化合物に溶解することを見い出し、さらに検討を加えた
ところ、当該粗製物を溶解させた熱水に非水溶性有機化
合物を混合、静置した後に、油水分離させた水層を冷却
することにより、高純度の2,3−ジヒドロキシナフタ
レンを簡単にかつ効率よく得ることができることを知見
し、この発明を完成した。
【0008】すなわち、この発明は、2,3−ジヒドロ
キシナフタレン−6−スルホン酸ナトリウムを加水分解
反応して得られる2,3−ジヒドロキシナフタレン粗製
物を、非水溶性有機化合物と水に混合して昇温するか、
あるいは該化合物と熱水に混合し、その後これを静置し
て水層と油層を形成させた後、分離した水層を冷却して
2,3−ジヒドロキシナフタレンを析出させる2,3−
ジヒドロキシナフタレンの精製法である。
【0009】また、発明者は上記の構成からなる精製法
において、 1)非水溶性有機化合物に、沸点が250℃以下の芳香
族炭化水素またはハロゲン化炭化水素を用いる精製法、 2)非水溶性有機化合物との混合水温が60℃〜150
℃である精製法、 3)静置並びに油水分離温度が60℃〜150℃である
精製法、 を併せて提案する。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明において、精製処理の対
象となる2,3−ジヒドロキシナフタレン粗製物は、
2,3−ジヒドロキシナフタレン−6−スルホン酸ナト
リウムの加水分解反応により得られる。この加水分解反
応は、一般に希酸中で実施される。使用される酸として
は、硫酸、塩酸又はりん酸が挙げられ、原科に対して
0.5〜20倍モル用いられる。またこれらの酸は、反
応に使用される水に対して5〜60重量%になるように
調整して用いるのが好ましい。
【0011】加水分解反応に使用する水の量は、原料に
対して重量比で1〜25倍程度用いられる。また反応温
度は140〜250℃、反応時間は2〜24時間で行わ
れる。かかる反応生成物たる2,3−ジヒドロキシナフ
タレン粗製物は、2,3−ジヒドロキシナフタレンの他
に不純物として、未反応原料である2,3−ジヒドロキ
シナフタレン−6−スルホン酸ナトリウムおよび着色し
た高沸点の副生成物を含有する。
【0012】この発明において、2,3−ジヒドロキシ
ナフタレン粗製物は、加水分解反応後反応液をそのま
ま、または遠心分離、減圧濾過、デカンテーション等の
方法により分離したケーキをそのまま、または乾燥して
用いられる。
【0013】2,3−ジヒドロキシナフタレン粗製物
を、非水溶性有機化合物と混合する際の水の温度は、用
いる2,3−ジヒドロキシナフタレン粗製物が溶解する
温度であればよく、混合後に室温から所定温度に昇温し
ても、予め所定温度にした熱水に混合してもよく、通
常、60〜150℃、好ましくは80〜110℃であ
る。また、溶解時の圧力は常圧、加圧、自生圧のいずれ
でも良い。
【0014】2,3−ジヒドロキシナフタレン粗製物と
水および非水溶性有機化合物を混合、所定温度で保持、
静置すると水層と油層が形成されるが、静置、油水分離
の際の圧力は、常圧、加圧、自生圧のいずれでも良い。
調整温度は、温度が高いと常圧では水が沸騰して界面が
乱れ油水分離が困難となるし、加圧下においても油層を
形成し難くなる。逆に温度が低いと、水層中の2,3−
ジヒドロキシナフタレンが析出して油水分離が困難とな
るため、通常、60〜150℃、好ましくは80〜11
0℃である。尚、この発明において、2,3−ジヒドロ
キシナフタレン粗製物の非水溶性有機化合物と水との混
合時温度と、その後の静置、油水分離の際の温度は、任
意に選定できるが、同一温度、圧力で反応させることが
好ましい。
【0015】精製時に使用する水の量は、少なすぎると
2,3−ジヒドロキシナフタレン収率が低下し、逆に多
すぎると油層を形成し難くなり、形成しても得られる
2,3−ジヒドロキシナフタレンの品質が悪化するた
め、2,3−ジヒドロキシナフタレン粗製物に対して、
3〜30重量倍の量が好ましく、さらに好ましくは5〜
20重量倍である。
【0016】この発明に使用される非水溶性有機化合物
は、水と自由に溶解しなければ特に限定はしないが、脂
肪族炭化水素、芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化水素、
アルコール類、エーテル類、ケトン類、エステル類のい
ずれでも用いることができる。特に、好ましいものは、
芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化水素である。
【0017】水と自由に溶解するものを用いると、油層
が形成されない。ただし、沸点が高いものを用いると得
られる2,3−ジヒドロキシナフタレン中に残存し、品
質低下を招くため、乾燥させる際に蒸発するような沸点
が250℃以下のものが好ましい。仮に使用した非水溶
性有機化合物が、2,3−ジヒドロキシナフタレン中に
残ったとしても、適当な有機溶剤で洗浄することも可能
である。
【0018】この発明において、非水溶性有機化合物の
使用量は、2,3−ジヒドロキシナフタレン粗製物に対
して、通常3〜100重量%、好ましくは5〜50重量
%である。非水溶性有機化合物の量が少なすぎると油層
を形成し難くなり、逆に多すぎると2,3−ジヒドロキ
シナフタレン収率が低下する。
【0019】油水分離後の水層は、次いで冷却すると白
色から灰白色の2,3−ジヒドロキシナフタレンの結晶
が析出してくる。冷却温度は、特に限定はしないが、よ
り低温のほうが2,3−ジヒドロキシナフタレン収率が
向上する。析出した結晶は、例えば遠心分離、減圧濾過
などの常法に従って回収される。
【0020】また、油水分離後の油層および結晶を分離
した後の濾液の中には、まだ一部の2,3−ジヒドロキ
シナフタレンが含まれている。これらは、次回にリサイ
クルすることにより、2,3−ジヒドロキシナフタレン
収率を高めることができる。この発明によれば、特殊な
設備を用いることなく簡単な操作で収率良く高純度の
2,3−ジヒドロキシナフタレンを得ることができる。
【0021】
【実施例】
実施例1 以下に実施例を挙げてこの発明をさらに具体的に説明す
る。純度分析は、液体クロマトグラフィー内部標準法
(内部標準物質:レゾルシノール)により実施した。ま
た、実施例中で%は特に指定しないかぎり重量%(wt
%)である。1lガラス製オートクレーブ(耐圧硝子
製、TEM−V−1000)に、2,3−ジヒドロキシ
ナフタレン−6−スルホン酸ナトリウム150g、硫酸
67.5g、水382.5gを仕込み、撹拌しながら1
65℃に昇温し、8時間反応させた。反応終了後、50
℃まで冷却し、析出した結晶を濾過して、灰色の2,3
−ジヒドロキシナフタレン粗製物のウェットケーキ7
9.4gを得た。このケーキを液体クロマトグラフィー
にて分析したところ、2,3−ジヒドロキシナフタレン
84.8%、2,3−ジヒドロキシナフタレン−6−ス
ルホン酸ナトリウム0.6%であった。
【0022】この2,3−ジヒドロキシナフタレン粗製
物のウェットケーキ35.4g、キシレン3g、水27
0gを、1lガラス製オートクレーブに仕込み、撹拌し
ながら98℃まで昇温した。5分間静置後、油層と水層
に分離させた。油層を除去して水層を30℃まで冷却し
た。その後、析出した結晶を濾過して、乾燥し、白色の
2,3−ジヒドロキシナフタレン24gを得た。この結
晶を液体クロマトグラフィーにて分析したところ、純度
は99.2%で、沸点は163.2℃であった。2,3
−ジヒドロキシナフタレン粗製物からの回収率は、7
9.3mol%であった。
【0023】実施例2 1lガラス製オートクレーブに、灰色の2,3−ジヒド
ロキシナフタレン粗製物の30g(2,3−ジヒドロキ
シナフタレン94.5%、2,3−ジヒドロキシナフタ
レン−6−スルホン酸ナトリウム0.8%、その他4.
7%)、キシレン3g、水270gを仕込み、撹拌しな
がら98℃まで昇温した。5分間静置後、油層と水層に
分離させた。水層を30℃まで冷却した後、析出した結
晶を濾過して、乾燥し、白色の2,3−ジヒドロキシナ
フタレン20.9gを得た。この結晶を液体クロマトグ
ラフィーにて分析したところ、純度は99.1%で、沸
点は163.2℃であった。2,3−ジヒドロキシナフ
タレン粗製物からの回収率は、73.2mol%であっ
た。
【0024】
【実施例3〜9】実施例2と同じ2,3−ジヒドロキシ
ナフタレン粗製物を原料として、非水溶性有機化合物の
種類、量、水の量を変えて、実施例2と同様の操作を行
った。精製の結果を表1に示す。なお、表中の2,3−
DONは2,3−ジヒドロキシナフタレンの略である。
【0025】
【表1】
【0026】
【実施例10〜12】実施例2と同じ2,3−ジヒドロ
キシナフタレン粗製物21g、実施例2での油層32
g、濾液253gと、キシレン3gおよび水17gを、
1lガラス製オートクレーブに仕込み、その後は実施例
2と同様の精製操作を行った。さらに、油層と濾液のリ
サイクルを計3回行った精製結果を表2に示す。なお、
表中の2,3−DONは2,3−ジヒドロキシナフタレ
ンの略である。
【0027】
【表2】
【0028】比較例1 実施例2と同じ2,3−ジヒドロキシナフタレン粗製物
10gに、キシレン200gを加えて加熱溶解後、熱時
濾過した。濾液を30℃まで冷却し、析出した結晶を濾
過して、乾燥し、黒色の2,3−ジヒドロキシナフタレ
ン6.1gを得た。この結晶を液体クロマトグラフィー
にて分析したところ、純度は96.1%で、沸点は16
0.2℃であった。2,3−ジヒドロキシナフタレン粗
製物からの回収率は、62.4mol%であった。
【0029】比較例2,3 実施例2と同じ2,3−ジヒドロキシナフタレン粗製物
を原料として、溶媒の種類、量を変えて、比較例1と同
様の操作を行った。結果を表3に示す。
【0030】
【表3】
【0031】
【発明の効果】この発明は、実施例に明らかなように、
2,3−ジヒドロキシナフタレン−6−スルホン酸ナト
リウムの加水分解反応により得られた2,3−ジヒドロ
キシナフタレン粗製物を溶解させた熱水に非水溶性有機
化合物を混合、静置した後に、油水分離させた水層を冷
却することにより、高純度の2,3−ジヒドロキシナフ
タレンを簡単にかつ効率よく得ることができ、工業的に
安定して高純度の2,3−ジヒドロキシナフタレンを提
供できる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年11月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】また、2,3−ジヒドロキシナフタレン粗
製物を蒸留する方法も考えられるが、2,3−ジヒドロ
キシナフタレンの融点が160℃以上と高いため特殊な
設備を必要し、さらに蒸留時間が長くなると2,3−ジ
ヒドロキシナフタレンの加熱劣化による高沸点化合物の
生成が著しく、収率を大幅に低下する問題がある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】この2,3−ジヒドロキシナフタレン粗製
物のウェットケーキ35.4g、キシレン3g、水27
0gを、1lガラス製オートクレーブに仕込み、撹拌し
ながら98℃まで昇温した。5分間静置後、油層と水層
に分離させた。油層を除去して水層を30℃まで冷却し
た。その後、析出した結晶を濾過して、乾燥し、白色の
2,3−ジヒドロキシナフタレン24gを得た。この結
晶を液体クロマトグラフィーにて分析したところ、純度
は99.2%で、融点は163.2℃であった。2,3
−ジヒドロキシナフタレン粗製物からの回収率は、7
9.3mol%であった。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】実施例2 1lガラス製オートクレーブに、灰色の2,3−ジヒド
ロキシナフタレン粗製物の30g(2,3−ジヒドロキ
シナフタレン94.5%、2,3−ジヒドロキシナフタ
レン−6−スルホン酸ナトリウム0.8%、その他4.
7%)、キシレン3g、水270gを仕込み、撹拌しな
がら98℃まで昇温した。5分間静置後、油層と水層に
分離させた。水層を30℃まで冷却した後、析出した結
晶を濾過して、乾燥し、白色の2,3−ジヒドロキシナ
フタレン20.9gを得た。この結晶を液体クロマトグ
ラフィーにて分析したところ、純度は99.1%で、
は163.2℃であった。2,3−ジヒドロキシナフ
タレン粗製物からの回収率は、73.2mol%であっ
た。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】
【表1】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】
【表2】
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】比較例1 実施例2と同じ2,3−ジヒドロキシナフタレン粗製物
10gに、キシレン200gを加えて加熱溶解後、熱時
濾過した。濾液を30℃まで冷却し、析出した結晶を濾
過して、乾燥し、黒色の2,3−ジヒドロキシナフタレ
ン6.1gを得た。この結晶を液体クロマトグラフィー
にて分析したところ、純度は96.1%で、融点は16
0.2℃であった。2,3−ジヒドロキシナフタレン粗
製物からの回収率は、62.4mol%であった。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】
【表3】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2,3−ジヒドロキシナフタレン−6−
    スルホン酸ナトリウムを加水分解反応して得られる2,
    3−ジヒドロキシナフタレン粗製物を、非水溶性有機化
    合物と水に混合して昇温するか、あるいは該化合物と熱
    水に混合し、その後これを静置して水層と油層を形成さ
    せた後、分離した水層を冷却して2,3−ジヒドロキシ
    ナフタレンを析出させる2,3−ジヒドロキシナフタレ
    ンの精製法。
JP26765695A 1995-09-20 1995-09-20 2,3−ジヒドロキシナフタレンの精製法 Pending JPH0987220A (ja)

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JP26765695A JPH0987220A (ja) 1995-09-20 1995-09-20 2,3−ジヒドロキシナフタレンの精製法

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ID=17447718

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