JPH0984946A

JPH0984946A - パチンコ台取付装置

Info

Publication number: JPH0984946A
Application number: JP26945795A
Authority: JP
Inventors: Junko Ito; 順子伊藤
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1995-09-22
Filing date: 1995-09-22
Publication date: 1997-03-31
Anticipated expiration: 2015-09-22
Also published as: JP3275162B2

Abstract

(57)【要約】【解決手段】内側にパチンコ台Ｐを固定する台装着枠体
１を設ける。パチンコ島のパチンコ台Ｐを装着する開口
窓部Ｑに台装着枠体１を前後に揺動するように装着す
る。更に、開口窓部Ｑに装着された台装着枠体１の内側
部にパチンコ台Ｐを固定する。台装着枠体１の下端部３
を開口窓部Ｑの下部開口縁Ｑ２上に前後傾斜自在に載置
する。台装着枠体１の上端部２を開口窓部Ｑの上部に連
結するスライド調整装置１０を設ける。パチンコ台Ｐの
上端縁Ｐ１と下端縁Ｐ２とを挟着固定する固定装置２０
を設ける。【効果】パチンコ台の装着作業及び取り外し作業が極め
て容易になる。取付後のパチンコ台の盤面を調整する際
に、熟練した技術を要せずとも合理的で効果的な調整が
できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ遊戯場
の島にパチンコ台を装着するパチンコ台取付装置に係る
もので、特に、パチンコ台の装着作業や取付け後のパチ
ンコ台の微調整を容易ならしめるパチンコ台取付装置に
関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、パチンコ台は、パチンコ遊戯場の
島の開口窓部に直接装着するものであった。そのため、
店内改装の際にパチンコ台を入れ替える場合は、大工仕
事になっているのが現状である。

【０００３】また、一旦装着したパチンコ台は、天候や
使用時間等に応じて、常に装着位置を微調整する必要が
ある。これは、パチンコ台の盤面を垂直状態から前後に
傾斜を付けることで、入賞率が大きく変化することによ
る。そこで、各台の入賞率を調整するためには、パチン
コ台の釘の間隔を調整する方法と、このパチンコ台の盤
面に傾斜を付ける調整方法とがあり、いずれの調整も入
賞率を左右する重要な調整方法になっている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところが、パチンコ台
を取り付ける工事は、その台数が極めて多いことから、
作業者の技術能力によって施工時間が大きく異なるもの
である。また、熟練した技術者が装着したパチンコ台
は、装着時において、予め盤面の調整までを行うことは
できるが、未熟な技術者が装着した場合は、パチンコ台
装着後に改めて盤面を調整する必要が生じている。

【０００５】また、パチンコ台取付後に盤面を調整する
際、前後に傾斜させる盤面の傾斜角度は作業者の勘を頼
りに調整している。このため、入賞率を左右するような
有効な調整は、熟練した勘を有する者でなければ行うこ
とは困難であった。

【０００６】そこで、本発明は、上述の課題を解消すべ
く創出されたもので、パチンコ台の装着作業及び取り外
し作業が極めて容易になり、しかも、取付後のパチンコ
台の盤面を調整する際に、熟練した技術を要せずとも合
理的で効果的な調整ができるパチンコ台取付装置の提供
を目的とするものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべく
本発明の第１の手段は、内側にパチンコ台Ｐを固定する
台装着枠体１を設ける。そして、パチンコ島のパチンコ
台Ｐを装着する開口窓部Ｑに台装着枠体１を前後に揺動
するように装着する。更に、開口窓部Ｑに装着された台
装着枠体１の内側部にパチンコ台Ｐを固定したことにあ
る。これにより、パチンコ台Ｐは、台装着枠体１の内部
に装着するだけで、前後への角度調整を台装着枠体１ご
と自在に行なえるものになる。

【０００８】また、第２の手段の台装着枠体１は、台装
着枠体１の下端部３を開口窓部Ｑの下部開口縁Ｑ２上に
前後傾斜自在に載置する。更に、台装着枠体１の上端部
２を開口窓部Ｑの上部に連結するスライド調整装置１０
を設ける。そして、このスライド調整装置１０で、台装
着枠体１の上端部２を前後スライド自在に装着するもの
である。この結果、台装着枠体１は、下端部３を支点と
して上端部２が前後に揺動し、この傾斜角度を自由に調
整できるようになる。

【０００９】そして、第３の手段の台装着枠体１は、パ
チンコ台Ｐの上端縁Ｐ１と下端縁Ｐ２とを挟着固定する
固定装置２０を設けている。この固定装置２０により、
台装着枠体１の内部に装着したパチンコ台Ｐが固定され
るものである。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。本発明の基本構成は、内側にパチンコ台Ｐを固定
する台装着枠体１と、この台装着枠体１をパチンコ島の
開口窓部Ｑにスライド自在に固定するスライド調整装置
１０と、台装着枠体１内のパチンコ台Ｐを固定する固定
装置２０とからなる（図１参照）。

【００１１】台装着枠体１は、自身の下端部３を開口窓
部Ｑの下部開口縁Ｑ２上に前後傾斜自在に載置する。図
示例の台装着枠体１は、パチンコ台Ｐの外形より、一回
り大きい枠体に形成してあり、この台装着枠体１の上部
にスライド調整装置１０を装着している。そして、この
台装着枠体１の下端部を開口窓部Ｑの下部開口縁Ｑ２上
に前後傾斜自在に載置し、台装着枠体１の上端部を開口
窓部Ｑの上部にスライド自在に固定している。このと
き、図示例では、台装着枠体１を載置する開口窓部Ｑの
下部開口縁Ｑ２に、断面山形状の支持軌条Ｑ３を突設
し、この支持軌条Ｑ３上で台装着枠体１を前後傾斜自在
に載置している。更に、この支持軌条Ｑ３から外れない
ようにするため、台装着枠体１の下端部３に、断面山形
状の揺動溝３Ａを設けている（図２参照）。

【００１２】一方、台装着枠体１の上部に装着したスラ
イド調整装置１０は、台装着枠体１の上端部２を開口窓
部Ｑの上部に連結している（図２及び図３参照）。この
スライド調整装置１０は、台装着枠体１の上端部２に支
持脚１１を立設し、この支持脚１１に一対の角度調整ク
ランク１２を設け、各端部を開口窓部Ｑの上部に固定し
ている。そして、この角度調整クランク１２の間に調整
レバー１３を設け、この調整レバー１３の操作で台装着
枠体１の上端部２を前後に角度調整自在に支持している
（図１参照）。このとき、符号１４は、調整した角度を
固定する固定レバーである。

【００１３】更に、スライド調整装置１０で調整した台
装着枠体１の角度を計測するために、台装着枠体１の上
端部２に角度計測器４を設けている。この角度計測器４
は、上端部２に立設した針４Ａと、開口窓部Ｑの近傍に
固定した目盛４Ｂとからなり、針４Ａが示す目盛４Ｂの
位置で角度を計測するものである。

【００１４】固定装置２０は、パチンコ台Ｐの上端縁Ｐ
１と下端縁Ｐ２とを挟着固定するものである。この固定
装置２０は、更に、パチンコ台Ｐの上端縁Ｐ１の前後の
位置を固定する上部固定装置３０と、パチンコ台Ｐの下
端縁Ｐ２の前後の位置を固定する下部固定装置４０と、
そして、パチンコ台Ｐの前後位置が固定されてから、パ
チンコ台Ｐと台装着枠体１との固定力を高める圧着固定
装置５０とで構成している。

【００１５】上部固定装置３０は、パチンコ台Ｐの上端
縁Ｐ１が前方に倒れるのを防止する傾倒防止爪片３１
と、パチンコ台Ｐの上端縁Ｐ１を傾倒防止爪片３１側に
押圧固定する押圧爪片３５とを設けている（図１参
照）。傾倒防止爪片３１は、連結クランク３２を介して
左右に一対連結してある（図４参照）。そして、この連
結クランク３２を左右に移動操作する操作レバー３３に
よって、台装着枠体１の上端部２からパチンコ台Ｐ側へ
傾倒防止爪片３１を出没自在に設けている。

【００１６】一方、押圧爪片３５は、パチンコ台Ｐの上
端縁Ｐ１を傾倒防止爪片３１側に押圧固定するもので、
台装着枠体１の上端部２に設けた調整ボルト３６に沿っ
て移動する移動ナット３７を設け、この移動ナット３７
に連結した連結杆３８を介して左右一対の押圧爪片３５
を前後移動自在に設けている（図１参照）。

【００１７】このように、上部固定装置３０は、傾倒防
止爪片３１と押圧爪片３５とによって、パチンコ台Ｐの
上端縁Ｐ１を挟着固定するものである。

【００１８】下部固定装置４０は、パチンコ台Ｐの下端
縁Ｐ２の前面を係止する係止片４１と、下端縁Ｐ２の後
面を係止片４１側に押圧固定する押圧爪片４２とで、パ
チンコ台Ｐの下端縁Ｐ２を圧着固定するものである（図
１参照）。この押圧爪片４２は、台装着枠体１の下端部
３に設けた調整ボルト４３に沿って前後に移動するもの
である。すなわち、調整ボルト４３に移動ナット４４を
設け、この移動ナット４４に連結した連結杆４５を介し
て左右一対の押圧爪片４５を前後移動自在に設けている
（図５及び図６参照）。

【００１９】圧着固定装置５０は、パチンコ台Ｐと台装
着枠体１との固定力を高めるものであり、台装着枠体１
の上端部２からパチンコ台Ｐ側に突出してパチンコ台Ｐ
を圧着する圧着突起５１を設けている（図７参照）。こ
の圧着突起５１は、台装着枠体１の上端部２に設けたク
ランプ体５２に連結され、クランプレバー５３の操作に
よって上下し、台装着枠体１の上端部２からパチンコ台
Ｐ側に出没自在に設けている。そして、前記した上部固
定装置３０と下部固定装置４０とにて位置決めされたパ
チンコ台Ｐを、この圧着固定装置５０によって、台装着
枠体１と一体になるように圧着固定する。

【００２０】図８及び図９に示す符号６０は、装飾枠体
である。この装飾枠体６０は、パチンコ台Ｐを装着した
台装着枠体１とパチンコ島の開口窓部Ｑとを飾ってい
る。更に装飾枠体６０は、パチンコ台Ｐ装着前の台装着
枠体１に予め装着している装飾基盤６１と、台装着枠体
１にパチンコ台Ｐを装着して位置決めした後に装着する
表盤６５とで構成している。装飾基盤６１は、パチンコ
台Ｐ装着時の妨げにならないように、上下に分割してあ
り、この分割部分をスプリング６２で連結している。更
に、装飾基盤６１のネジ止孔６３を長孔状に開穿してあ
り、パチンコ台Ｐ取付け時には、このネジ止孔６３に沿
って上下にスライドする構造である。一方、表盤６５
は、装飾基盤６１に重ねて装着することで、固定装置２
０や装飾基盤６１の分割部分を覆うものになっている。

【００２１】

【発明の効果】本発明は、上述の如く構成したことによ
り、当初の目的を達成する。

【００２２】すなわち、請求項１により、パチンコ台Ｐ
の着脱が極めて容易になり、しかも、台装着枠体１を調
整することで、熟練した技術を要せずともパチンコ台Ｐ
の装着角度を合理的、且つ効果的に調整することができ
る。

【００２３】また、請求項２によると、下端部３を支点
として上端部２が前後に揺動するから、パチンコ台Ｐの
盤面の設定角度を自由に調整できるものである。

【００２４】更に、請求項３によって、パチンコ台Ｐと
台装着枠体１とが一体に固定され、安全な使用が可能に
なる。

【００２５】このように本発明によると、パチンコ台の
装着作業及び取り外し作業が極めて容易になり、しか
も、取付後のパチンコ台の盤面を調整する際に、熟練し
た技術を要せずとも合理的で効果的な調整ができるなど
といった産業上有益な種々の効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の台装着枠体とスライド調整装置と固
定装置とを示す要部斜視図。

【図２】この発明のスライド調整装置の調整状態を示す
縦断面図。

【図３】この発明のスライド調整装置を示す平面図。

【図４】この発明の上部固定装置を示す正面図。

【図５】この発明の下部固定装置を示す側断面図。

【図６】この発明の下部固定装置を示す平面図。

【図７】この発明の圧着固定装置を示す正面図。

【図８】この発明の装飾枠体を示す分解斜視図。

【図９】この発明の装着状態を示す分解斜視図。

【符号の説明】

Ｐパチンコ台Ｐ１上端縁Ｐ２下端縁Ｑ開口窓部Ｑ１上部開口縁Ｑ２下部開口縁Ｑ３支持軌条１台装着枠体２上端部３下端部３Ａ揺動溝４角度計測器４Ａ針４Ｂ目盛１０スライド調整装置１１支持脚１２角度調整クランク１３調整レバー１４固定レバー２０固定装置３０上部固定装置３１傾倒防止爪片３２連結クランク３３操作レバー３５押圧爪片３６調整ボルト３７移動ナット３８連結杆４０下部固定装置４１係止片４２押圧爪片４３調整ボルト４４移動ナット４５連結杆５０圧着固定装置５１圧着突起５２クランプ体５３クランプレバー６０装飾枠体６１装飾基盤６２スプリング６３ネジ止孔６５表盤

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】パチンコ台を内側に固定する台装着枠体
を設け、パチンコ島のパチンコ台を装着する開口窓部に
台装着枠体を前後に揺動するように装着し、開口窓部に
装着された台装着枠体の内側部にパチンコ台を固定した
ことを特徴とするパチンコ台取付装置。
【請求項２】台装着枠体の下端部を開口窓部の開口縁
上に前後傾斜自在に載置し、台装着枠体の上端部を開口
窓部の上部に連結するスライド調整装置を設け、このス
ライド調整装置で、台装着枠体の上端部を前後スライド
自在に装着した請求項１記載のパチンコ台取付装置。
【請求項３】台装着枠体は、パチンコ台の上端縁と下
端縁とを挟着固定する固定装置を設けた請求項１又は２
記載のパチンコ台取付装置。