JPH071004Y2 - 椅子における操作用ワイヤの操作装置 - Google Patents
椅子における操作用ワイヤの操作装置Info
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- JPH071004Y2 JPH071004Y2 JP6343892U JP6343892U JPH071004Y2 JP H071004 Y2 JPH071004 Y2 JP H071004Y2 JP 6343892 U JP6343892 U JP 6343892U JP 6343892 U JP6343892 U JP 6343892U JP H071004 Y2 JPH071004 Y2 JP H071004Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、椅子における座板を昇
降させるため等に使用するガススプリングの操作部をワ
イヤを介して操作する場合に、その操作用ワイヤを操作
する装置の構造に関するものである。
降させるため等に使用するガススプリングの操作部をワ
イヤを介して操作する場合に、その操作用ワイヤを操作
する装置の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、椅子における座板を昇降操作
するため、例えば先行技術の実開平2−112136号
公報に示すように、椅子におけるガススプリングの上端
の制御弁のプッシュロッドを押圧作動部にワイヤを連結
し、このワイヤの他端を座受体の支持枠に上下回動自在
に装着した操作レバーに連結し、この操作レバーを回動
することにより、前記ガススプリングの制御弁のプッシ
ュロッドを遠隔操作する技術が開示されている。
するため、例えば先行技術の実開平2−112136号
公報に示すように、椅子におけるガススプリングの上端
の制御弁のプッシュロッドを押圧作動部にワイヤを連結
し、このワイヤの他端を座受体の支持枠に上下回動自在
に装着した操作レバーに連結し、この操作レバーを回動
することにより、前記ガススプリングの制御弁のプッシ
ュロッドを遠隔操作する技術が開示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、前記先行技術
では、ワイヤの案内管の他端を支持枠内のブラケット部
に切欠きした係合溝に取付けし、その近傍の支持枠内に
設けたブラケットに操作レバーの回動軸を貫通させ、ま
たこの操作レバーに前記ワイヤの他端をピンにて連結す
る構造であるから、前記支持枠内に予めブラケット部や
ブラケットを形成しておかなければならず、また、前記
案内管、ワイヤ、操作レバーを、支持枠に対する座受体
の取付け作業の前に装着する必要があり、作業手順が限
定される。さらに、狭い支持枠内のへの取付け作業であ
るので、その作業がし難いという問題もあった。
では、ワイヤの案内管の他端を支持枠内のブラケット部
に切欠きした係合溝に取付けし、その近傍の支持枠内に
設けたブラケットに操作レバーの回動軸を貫通させ、ま
たこの操作レバーに前記ワイヤの他端をピンにて連結す
る構造であるから、前記支持枠内に予めブラケット部や
ブラケットを形成しておかなければならず、また、前記
案内管、ワイヤ、操作レバーを、支持枠に対する座受体
の取付け作業の前に装着する必要があり、作業手順が限
定される。さらに、狭い支持枠内のへの取付け作業であ
るので、その作業がし難いという問題もあった。
【0004】本考案は、これらの問題を一挙に解決する
ことを目的とするものである。
ことを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本考案は、椅子に取付くガススプリング等の作動部を操
作するためのワイヤの他端を、回動可能な操作レバーに
連結し、該操作レバーの回動にて前記操作用ワイヤを引
き出し動させる椅子における操作用ワイヤの操作装置に
おいて、前記操作レバーの基部には、前記ワイヤの他端
の留金を嵌め込み係止する係合溝を設ける一方、椅子の
座板の下面等に着脱自在に取付く支持ブラケットを、前
記操作レバーの基部が上下回動可能に挿通し得る左右一
対の支持部と該一対の支持部の基端を連結する連結部と
により二股状に形成し、前記左右一対の支持部の上面に
は、前記操作レバーの横回動軸を回動自在に軸支する上
向き開放状の軸受部をそれぞれ形成し、前記連結部に
は、前記ワイヤの案内管の他端部を嵌め込み係合する固
定部を設けたものである。
本考案は、椅子に取付くガススプリング等の作動部を操
作するためのワイヤの他端を、回動可能な操作レバーに
連結し、該操作レバーの回動にて前記操作用ワイヤを引
き出し動させる椅子における操作用ワイヤの操作装置に
おいて、前記操作レバーの基部には、前記ワイヤの他端
の留金を嵌め込み係止する係合溝を設ける一方、椅子の
座板の下面等に着脱自在に取付く支持ブラケットを、前
記操作レバーの基部が上下回動可能に挿通し得る左右一
対の支持部と該一対の支持部の基端を連結する連結部と
により二股状に形成し、前記左右一対の支持部の上面に
は、前記操作レバーの横回動軸を回動自在に軸支する上
向き開放状の軸受部をそれぞれ形成し、前記連結部に
は、前記ワイヤの案内管の他端部を嵌め込み係合する固
定部を設けたものである。
【0006】
【考案の作用・効果】この構成によれば、前記操作レバ
ーの基部に設けた係合溝に、操作用ワイヤの他端の留金
を嵌め込み係止するからその連結作業は簡単である。ま
た、支持ブラケットにおける左右一対の支持部の間に、
前記操作レバーの基部が上下回動可能に挿通し、その各
支持部の上面に形成された上向き開放状の軸受部に、操
作レバーの横回動軸を上から嵌め込むと共に、前記左右
一対の支持部の基端を連結する連結部の固定部に前記操
作用のワイヤの案内管の他端部を嵌め込み係合するの
で、従来技術のように、ピン連結する作業が不要とな
り、且つ予め支持ブラケットに操作レバーと案内管とを
取付けすることができる。
ーの基部に設けた係合溝に、操作用ワイヤの他端の留金
を嵌め込み係止するからその連結作業は簡単である。ま
た、支持ブラケットにおける左右一対の支持部の間に、
前記操作レバーの基部が上下回動可能に挿通し、その各
支持部の上面に形成された上向き開放状の軸受部に、操
作レバーの横回動軸を上から嵌め込むと共に、前記左右
一対の支持部の基端を連結する連結部の固定部に前記操
作用のワイヤの案内管の他端部を嵌め込み係合するの
で、従来技術のように、ピン連結する作業が不要とな
り、且つ予め支持ブラケットに操作レバーと案内管とを
取付けすることができる。
【0007】しかも、このように部品を取付けした状態
の前記支持ブラケットを椅子の座板の下面等にねじ等に
て装着固定するので、この状態では操作レバーが外れこ
とがない。このように、本考案に従えば、操作レバー及
び、操作用のワイヤとその案内管との、支持ブラケット
に対する取付け作業が椅子の外側で実行できるから、至
極簡単となるし、操作レバーの設置位置を任意の箇所に
設定することができるから、椅子のデザイン上の自由度
も向上するという効果を奏するのである。
の前記支持ブラケットを椅子の座板の下面等にねじ等に
て装着固定するので、この状態では操作レバーが外れこ
とがない。このように、本考案に従えば、操作レバー及
び、操作用のワイヤとその案内管との、支持ブラケット
に対する取付け作業が椅子の外側で実行できるから、至
極簡単となるし、操作レバーの設置位置を任意の箇所に
設定することができるから、椅子のデザイン上の自由度
も向上するという効果を奏するのである。
【0008】
【実施例】次に実施例について説明すると、図1に示す
椅子1は、筒状支柱2aにガススプリング3を備えた脚
体2と、ガススプリング3の上部外周を支持する嵌合部
5とその上方に適宜隙間を隔てて位置する支持枠部6と
からなる座受体4と、座受体4の後部に基端を支持ピン
7を介して回動自在に取付く背凭支持枠8とから構成さ
れている。
椅子1は、筒状支柱2aにガススプリング3を備えた脚
体2と、ガススプリング3の上部外周を支持する嵌合部
5とその上方に適宜隙間を隔てて位置する支持枠部6と
からなる座受体4と、座受体4の後部に基端を支持ピン
7を介して回動自在に取付く背凭支持枠8とから構成さ
れている。
【0009】クッション9a付きの座板9は前記座受体
4における支持枠部6の上面にねじ10止め等にて取付
き、カバー体11は座受体4を下方から覆うものであ
る。座受体4における嵌合部5はガススプリング3のシ
リンダブロック3aを下方から挿入してきっちりと嵌ま
るように筒状に形成し、該嵌合部5に嵌まったガススプ
リング3の上端に上向き突出する制御弁用プッシュロッ
ド12が上方に臨む。
4における支持枠部6の上面にねじ10止め等にて取付
き、カバー体11は座受体4を下方から覆うものであ
る。座受体4における嵌合部5はガススプリング3のシ
リンダブロック3aを下方から挿入してきっちりと嵌ま
るように筒状に形成し、該嵌合部5に嵌まったガススプ
リング3の上端に上向き突出する制御弁用プッシュロッ
ド12が上方に臨む。
【0010】座受体4における嵌合部5と支持枠部6と
は図3及び図4に示すようにリブにて連設する一方、支
持枠部6は、天板13と該天板13の左右両側から下向
きに突出する側板14,14とからなる断面下向きコ字
型に形成し、支持枠部6の天板13下面と前記嵌合部5
の上面との間には、前記ガススプリング3のプッシュロ
ッド12を押圧操作するための操作杆15が配設できる
空間を設ける。
は図3及び図4に示すようにリブにて連設する一方、支
持枠部6は、天板13と該天板13の左右両側から下向
きに突出する側板14,14とからなる断面下向きコ字
型に形成し、支持枠部6の天板13下面と前記嵌合部5
の上面との間には、前記ガススプリング3のプッシュロ
ッド12を押圧操作するための操作杆15が配設できる
空間を設ける。
【0011】操作杆15は、図5及び図7に示すよう
に、平面視T字状で、基端に回動支点となる回動支軸1
6を一体的に設け、操作杆15の先端には後述する操作
用のワイヤ17一端に取付く留金18が着脱自在に嵌ま
る係合溝19を切欠き形成してある。前記支持枠部6の
天板13下面には、前記嵌合部5を挟んで一側に下向き
開放状の一対の軸受部20を一体的に突設し、該軸受部
20に前記操作杆15における回動支軸16が下から嵌
合するように構成する。
に、平面視T字状で、基端に回動支点となる回動支軸1
6を一体的に設け、操作杆15の先端には後述する操作
用のワイヤ17一端に取付く留金18が着脱自在に嵌ま
る係合溝19を切欠き形成してある。前記支持枠部6の
天板13下面には、前記嵌合部5を挟んで一側に下向き
開放状の一対の軸受部20を一体的に突設し、該軸受部
20に前記操作杆15における回動支軸16が下から嵌
合するように構成する。
【0012】なお、符号26は操作杆15を天板13下
面とガススプリング3の上端との隙間に沿って略水平状
に外側から挿入するために一方の側板14に切欠いた挿
入部であり、符号27は操作杆15の挿入作業を実行す
るための窓孔である(図7参照)。前記嵌合部5を挟ん
で他側には、天板13に穿設した窓孔21と、該窓孔2
1の下方にて適宜空間22を介して他方の側板14に連
設する水平板23とを設け、該水平板23の自由端縁に
は、可撓性のワイヤ17を案内する同じく可撓性の案内
管24の一端部を支持する切欠き溝状の支持部25を形
成するものである。
面とガススプリング3の上端との隙間に沿って略水平状
に外側から挿入するために一方の側板14に切欠いた挿
入部であり、符号27は操作杆15の挿入作業を実行す
るための窓孔である(図7参照)。前記嵌合部5を挟ん
で他側には、天板13に穿設した窓孔21と、該窓孔2
1の下方にて適宜空間22を介して他方の側板14に連
設する水平板23とを設け、該水平板23の自由端縁に
は、可撓性のワイヤ17を案内する同じく可撓性の案内
管24の一端部を支持する切欠き溝状の支持部25を形
成するものである。
【0013】前記操作用のワイヤ17を往復移動操作す
る昇降用の操作レバー28は、合成樹脂の射出成形品ま
たはアルミダイキャスト製品であり、図6及び図8に示
すように、操作レバー28の基部には、前記ワイヤ17
の他端の留金34を着脱自在に嵌め込み係止する係合溝
33を上向き開放状に設ける一方、その係合溝33より
上方部位には、左右一対の横回動軸29,29を一体的
に突設して設ける。
る昇降用の操作レバー28は、合成樹脂の射出成形品ま
たはアルミダイキャスト製品であり、図6及び図8に示
すように、操作レバー28の基部には、前記ワイヤ17
の他端の留金34を着脱自在に嵌め込み係止する係合溝
33を上向き開放状に設ける一方、その係合溝33より
上方部位には、左右一対の横回動軸29,29を一体的
に突設して設ける。
【0014】他方、椅子の座板9の下面一側前方寄り部
位等に締着ねじ31を介して着脱自在に取付く支持ブラ
ケット30は、合成樹脂の射出成形品またはアルミダイ
キャスト製であり、前記と同じく図6及び図8に示すよ
うに、支持ブラケット30は、前記操作レバー28の基
部が上下回動可能に挿通し得る左右一対の支持部30
a,30aと、該一対の支持部30a,30aの基端を
連結する上向き板状の連結部30bとにより、平面視で
二股状に形成されている。そして、支持ブラケット30
における前記左右一対の支持部30a,30aの上面は
前記座板9の下面に沿うように平坦であり、その上面に
は、前記操作レバー28の横回動軸29,29を、回動
自在に軸支する上向き開放状の軸受部32,32をそれ
ぞれ形成する一方、前記連結部30bには、前記ワイヤ
17を往復移動自在に案内する案内管24の他端部を嵌
め込み係合する一端開放状の切欠き状の固定部36を設
け、この固定部36に前記案内管24に螺合した一対の
ナット35、35を挟み付け固定するのである。
位等に締着ねじ31を介して着脱自在に取付く支持ブラ
ケット30は、合成樹脂の射出成形品またはアルミダイ
キャスト製であり、前記と同じく図6及び図8に示すよ
うに、支持ブラケット30は、前記操作レバー28の基
部が上下回動可能に挿通し得る左右一対の支持部30
a,30aと、該一対の支持部30a,30aの基端を
連結する上向き板状の連結部30bとにより、平面視で
二股状に形成されている。そして、支持ブラケット30
における前記左右一対の支持部30a,30aの上面は
前記座板9の下面に沿うように平坦であり、その上面に
は、前記操作レバー28の横回動軸29,29を、回動
自在に軸支する上向き開放状の軸受部32,32をそれ
ぞれ形成する一方、前記連結部30bには、前記ワイヤ
17を往復移動自在に案内する案内管24の他端部を嵌
め込み係合する一端開放状の切欠き状の固定部36を設
け、この固定部36に前記案内管24に螺合した一対の
ナット35、35を挟み付け固定するのである。
【0015】符号40は背凭支持枠8を前後揺動回動す
るために座受体4の支持枠部6下方に前後長手に配設さ
れた背凭用ガススプリングで、該背凭用ガススプリング
40の後端は背凭支持枠8下端にピン41連結し、背凭
用ガススプリング40前端を、支持枠部6の前部寄り部
位に取付く支軸42に回動自在に被嵌した断面コ字型の
ブラケット43にナット44等を介して固着し、背凭用
ガススプリング40前端のプッシュロッド40aを、ブ
ラケット43内に回動自在に枢支された押圧片45の後
面中途部と対面するように臨ませ、該押圧片45に留金
47連結したワイヤ46の可撓性を有する案内管48の
一端をブラケット43に押圧接当させる(図9及び図1
0参照)。
るために座受体4の支持枠部6下方に前後長手に配設さ
れた背凭用ガススプリングで、該背凭用ガススプリング
40の後端は背凭支持枠8下端にピン41連結し、背凭
用ガススプリング40前端を、支持枠部6の前部寄り部
位に取付く支軸42に回動自在に被嵌した断面コ字型の
ブラケット43にナット44等を介して固着し、背凭用
ガススプリング40前端のプッシュロッド40aを、ブ
ラケット43内に回動自在に枢支された押圧片45の後
面中途部と対面するように臨ませ、該押圧片45に留金
47連結したワイヤ46の可撓性を有する案内管48の
一端をブラケット43に押圧接当させる(図9及び図1
0参照)。
【0016】前記案内管48の他端部は、前記昇降用の
操作レバー28の支持ブラケット30と略同形状の支持
ブラケット49における連結部30aの切欠き状の固定
部36にナットを介して固定し、ワイヤ46の他端の留
金50を、前記支持ブラケット49に回動自在に支持さ
れた揺動用の操作レバー51における基部に上向き開放
状に設けられた係合溝33に係合固定するものである
(図2及び図8参照)。この支持ブラケット49も座板
9の下面のうち、前記支持ブラケット30の配置した箇
所と反対側に締着ねじ31にて固定する。
操作レバー28の支持ブラケット30と略同形状の支持
ブラケット49における連結部30aの切欠き状の固定
部36にナットを介して固定し、ワイヤ46の他端の留
金50を、前記支持ブラケット49に回動自在に支持さ
れた揺動用の操作レバー51における基部に上向き開放
状に設けられた係合溝33に係合固定するものである
(図2及び図8参照)。この支持ブラケット49も座板
9の下面のうち、前記支持ブラケット30の配置した箇
所と反対側に締着ねじ31にて固定する。
【0017】以上の構成により、操作杆15を座受体4
における支持枠部6の一側挿入部26から天板13下面
に沿わせて挿入し、操作杆15の基端の回動支軸16を
軸受部20,20に下方から嵌合し、且つ操作杆15の
長手方向中途部が嵌合部5の上方を跨ぐように配設す
る。しかる後、座受体4における嵌合部5に下方からガ
ススプリング3を押し込むと、該ガススプリング3上端
のプッシュロッド12が昇降用の操作杆15の長手方向
中途部下面に若干押圧気味に接当し、しかも操作杆15
の基端の回動支軸16が軸受部20に嵌合しているの
で、最早操作杆15は横ずれすることも下方に脱落する
こともなく、至極簡単に操作杆15を取付けることがで
きるのである。
における支持枠部6の一側挿入部26から天板13下面
に沿わせて挿入し、操作杆15の基端の回動支軸16を
軸受部20,20に下方から嵌合し、且つ操作杆15の
長手方向中途部が嵌合部5の上方を跨ぐように配設す
る。しかる後、座受体4における嵌合部5に下方からガ
ススプリング3を押し込むと、該ガススプリング3上端
のプッシュロッド12が昇降用の操作杆15の長手方向
中途部下面に若干押圧気味に接当し、しかも操作杆15
の基端の回動支軸16が軸受部20に嵌合しているの
で、最早操作杆15は横ずれすることも下方に脱落する
こともなく、至極簡単に操作杆15を取付けることがで
きるのである。
【0018】そして、該操作杆15の先端にワイヤ17
の一端留金18を係合せしめ、ワイヤ17を下方の水平
板23における溝状の支持部25に嵌め入れ、案内管2
4を一端を水平板23の下面に接当させた後該案内管2
4を引き回し、座板9の下面一側部位の支持ブラケット
30の固定部36に案内管24の他端をナット25等を
介して固定し、且つワイヤ17の他端留金34を昇降用
の操作レバー28に係合し、支持ブラケット30と共に
操作レバー28を座板9下面に取り付けるのである。
の一端留金18を係合せしめ、ワイヤ17を下方の水平
板23における溝状の支持部25に嵌め入れ、案内管2
4を一端を水平板23の下面に接当させた後該案内管2
4を引き回し、座板9の下面一側部位の支持ブラケット
30の固定部36に案内管24の他端をナット25等を
介して固定し、且つワイヤ17の他端留金34を昇降用
の操作レバー28に係合し、支持ブラケット30と共に
操作レバー28を座板9下面に取り付けるのである。
【0019】次に、昇降用の操作レバー28の自由端側
に指を掛けて上向きに回動すると、ワイヤ17が引っ張
られ、該ワイヤ17の一端にて座受体4における操作杆
15を下向きに回動させその長手方向中途部下面にてガ
ススプリング3のプッシュロッド20を押圧するから、
該ガススプリング3はフリー状態となり、座板9に上方
から荷重が掛からないときには、座板9が上昇する。
に指を掛けて上向きに回動すると、ワイヤ17が引っ張
られ、該ワイヤ17の一端にて座受体4における操作杆
15を下向きに回動させその長手方向中途部下面にてガ
ススプリング3のプッシュロッド20を押圧するから、
該ガススプリング3はフリー状態となり、座板9に上方
から荷重が掛からないときには、座板9が上昇する。
【0020】従って、座る人が自分の座高に応じて座板
9を押さえてその高さを調節した後、操作レバー28か
ら指を離せば良いのである。このように、ガススプリン
グのプッシュロッドを操作するための操作杆は、座受体
における支持枠部下面側にて、ガススプリングの上部外
周を支持する嵌合部との間に略水平状に配設され、該操
作杆の長手方向中途部を、下方のプッシュロッドにて上
向きに押圧し、該操作杆の基端回動支軸を支持枠部下面
の下向き開放状の軸受部にて上方から支持し、しかもこ
の操作杆の先端を嵌合部を挟んで前記軸受部と反対側の
支持部にて支持された案内管に入る操作用のワイヤにて
下向きに引っ張るので、ねじ留めやピン留めすることな
く至極簡単に操作杆を取付けすることができるのであ
る。
9を押さえてその高さを調節した後、操作レバー28か
ら指を離せば良いのである。このように、ガススプリン
グのプッシュロッドを操作するための操作杆は、座受体
における支持枠部下面側にて、ガススプリングの上部外
周を支持する嵌合部との間に略水平状に配設され、該操
作杆の長手方向中途部を、下方のプッシュロッドにて上
向きに押圧し、該操作杆の基端回動支軸を支持枠部下面
の下向き開放状の軸受部にて上方から支持し、しかもこ
の操作杆の先端を嵌合部を挟んで前記軸受部と反対側の
支持部にて支持された案内管に入る操作用のワイヤにて
下向きに引っ張るので、ねじ留めやピン留めすることな
く至極簡単に操作杆を取付けすることができるのであ
る。
【0021】なお、前記座受体4の支持枠部6の下面に
設ける軸受部20は、アルミダイキャスト製座受体4の
製作時に一体的に形成しても良いし、軸受部20を別体
に成形して支持枠部6にねじ止め等にて固着するように
しても良いのである。
設ける軸受部20は、アルミダイキャスト製座受体4の
製作時に一体的に形成しても良いし、軸受部20を別体
に成形して支持枠部6にねじ止め等にて固着するように
しても良いのである。
【図1】椅子の側面図である。
【図2】図1のII−II矢視拡大平面図である。
【図3】座受体の側面図である。
【図4】図3のIV−IV矢視側面図である。
【図5】図2のV−V矢視要部拡大断面図である。
【図6】図2のVI−VI矢視断面図である。
【図7】操作杆の取付け部分の斜視図である。
【図8】昇降用の操作レバーと支持ブラケットの斜視図
である。
である。
【図9】図2のIX−IX矢視断面図である。
【図10】背凭用ガススプリングの支持ブラケットの斜
視図である。
視図である。
1 椅子 3 ガススプリング 4 座受体 6 支持枠部 9 座板 17,46 ワイヤ 24,48 案内管 28,51 操作レバー 29,29 横回動軸 30,49 支持ブラケット 30a,30a 支持部 30b 連結部 31 締着ねじ 32,32 軸受部 33 係合溝 34 留金 35,35 ナット 36 固定部
Claims (1)
- 【請求項1】 椅子に取付くガススプリング等の作動部
を操作するためのワイヤの他端を、回動可能な操作レバ
ーに連結し、該操作レバーの回動にて前記操作用ワイヤ
を引き出し動させる椅子における操作用ワイヤの操作装
置において、前記操作レバーの基部には、前記ワイヤの
他端の留金を嵌め込み係止する係合溝を設ける一方、椅
子の座板の下面等に着脱自在に取付く支持ブラケット
を、前記操作レバーの基部が上下回動可能に挿通し得る
左右一対の支持部と該一対の支持部の基端を連結する連
結部とにより二股状に形成し、前記左右一対の支持部の
上面には、前記操作レバーの横回動軸を回動自在に軸支
する上向き開放状の軸受部をそれぞれ形成し、前記連結
部には、前記ワイヤの案内管の他端部を嵌め込み係合す
る固定部を設けたことを特徴とする椅子における操作用
ワイヤの操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6343892U JPH071004Y2 (ja) | 1992-09-10 | 1992-09-10 | 椅子における操作用ワイヤの操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6343892U JPH071004Y2 (ja) | 1992-09-10 | 1992-09-10 | 椅子における操作用ワイヤの操作装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0657245U JPH0657245U (ja) | 1994-08-09 |
JPH071004Y2 true JPH071004Y2 (ja) | 1995-01-18 |
Family
ID=13229278
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6343892U Expired - Lifetime JPH071004Y2 (ja) | 1992-09-10 | 1992-09-10 | 椅子における操作用ワイヤの操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH071004Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-10 JP JP6343892U patent/JPH071004Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0657245U (ja) | 1994-08-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19950704 |