JPH0984943A - パチンコ機の稼働状態検知装置 - Google Patents

パチンコ機の稼働状態検知装置

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JPH0984943A
JPH0984943A JP24951795A JP24951795A JPH0984943A JP H0984943 A JPH0984943 A JP H0984943A JP 24951795 A JP24951795 A JP 24951795A JP 24951795 A JP24951795 A JP 24951795A JP H0984943 A JPH0984943 A JP H0984943A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ機の稼働状態にあった予防保全時期
を報知するとともに、故障とまでも言えないような異常
の発生の検知して報知することができるパチンコ機の稼
働状態検知装置を提供すること。 【解決手段】 ステップ100にて、バックアップRA
M28dから予防保全に関する各装置の変数を読み込
む。ステップ110では、ROM28bから予防保全に
関する各装置の基準値を読み込む。ステップ120で
は、ある装置の基準値と変数とを比較し変数が基準値を
上回ったか否か、即ち保全時期に達したか否かを判定す
る。ステップ130では、当該装置が保全期間に達した
ので、遊技盤用報知装置71又は枠用報知装置73のレ
ッドLED71b,73bを点灯する。ステップ140
では、当該装置の保全期間に達していないので、遊技盤
用報知装置71又は枠用報知装置73のグリーンLED
71a,73aを点灯する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機の各種
の装置の稼働状態に応じて、その予防保全の時期や異常
の発生状態を報知することができるパチンコ機の稼働状
態検知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車や航空機などの人命
に関わる分野では、信頼性が必要とされ、これを高める
ために予防保全が行われている。この予防保全とは、あ
る部品や機械が使用され始めてから、一定の期間(例え
ば実験や統計等によって定められた一定の期間)が経過
すると、その部品や機械の調子にかかわらず交換すると
いう技術である。
【0003】一方、パチンコ機においては、人命に関わ
ることはないが、機械の調子が悪くなると、売り上げが
減少したり、顧客満足度を低下させたりする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、これを防止す
るために、上述した一定期間毎の部品や機械の交換とい
う予防保全を行えば、部品や機械の故障による不具合は
解消することができるが、故障していない部品や機械も
一律に交換することになるので、コストの増大を招くと
いう問題がある。
【0005】しかも、パチンコ機は、代替え周期が極端
に短いものがあったり、不人気で稼働率が低いものがあ
ったりするので、定期的に部品や機械を交換するという
予防保全は取り入れにくいという独特な問題もある。ま
た、これとは別に、故障とまでは言えないが、何等かの
異常が頻繁に見られる場合がある。例えば遊技球の発射
装置の場合には、その調整が悪かったり、消耗したりす
ると、発射回数が減少して遊技性が低下して、結果とし
て売り上げの低下を招くという問題がある。同様なこと
は、賞品球払出装置や、遊技盤面における遊技球のひっ
かかり等にも言える。
【0006】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、パチンコ機の稼働状態にあった予防保全時期を報知
するとともに、故障とまでも言えないような異常の発生
を検知して報知することができるパチンコ機の稼働状態
検知装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、図1(a)に例示する様に、パ
チンコ機を構成する各種の装置における稼働状態を検知
する稼働状態検知手段と、該稼働状態検知手段によって
検知された前記装置の稼働状態を記憶する稼働状態記憶
手段と、該稼働状態記憶手段によって記憶された前記装
置の稼働状態が、予防保全を行なうための所定の稼働状
態に達したか否かを判定する予防保全判定手段と、該予
防保全判定手段によって、前記装置が前記予防保全を行
なうための所定の稼働状態に達したと判断された場合
は、その旨を報知する予防保全報知手段と、を備えたこ
とを特徴とするパチンコ機の稼働状態検知装置を要旨と
する。
【0008】請求項2の発明は、前記稼働状態が、前記
装置の稼働時間であることを特徴とする前記請求項1記
載のパチンコ機の稼働状態検知装置を要旨とする。請求
項3の発明は、前記稼働状態が、前記装置の稼働回数で
あることを特徴とする前記請求項1記載のパチンコ機の
稼働状態検知装置を要旨とする。
【0009】請求項4の発明は、図1(b)に例示する
様に、パチンコ機を構成する各種の装置における異常の
発生を検知する異常検知手段と、該異常検知手段によっ
て検知された前記装置の異常を記憶する異常記憶手段
と、該異常記憶手段によって記憶された前記装置の異常
の状態が、異常を報知するための所定の状態に達したか
否かを判定する異常報知判定手段と、該異常報知判定手
段によって、前記装置が前記異常を報知するための所定
の状態に達したと判断された場合は、その旨を報知する
異常報知手段と、を備えたことを特徴とするパチンコ機
の稼働状態検知装置を要旨とする。
【0010】請求項5の発明は、前記異常を報知するた
めの条件が、前記装置の異常の発生回数であることを特
徴とする前記請求項4記載のパチンコ機の稼働状態検知
装置を要旨とする。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項1の発明では、稼働状態検
知手段によって、パチンコ機を構成する各種の装置にお
ける稼働状態を検知し、この検知された装置の稼働状態
を稼働状態記憶手段によって記憶してゆく。そして、記
憶された装置の稼働状態が予防保全を行なうための所定
の稼働状態に達したか否かを、予防保全判定手段によっ
て判定し、その装置がこの予防保全を行なうための所定
の稼働状態に達したと判断された場合は、予防保全報知
手段によって、その旨を報知する。
【0012】つまり、本発明では、パチンコ機の装置の
稼働状態がある基準値に達した場合には、その装置の予
防保全を行なう旨を報知するので、例えば、清掃、点
検、交換等を指示する旨を報知するので、パチンコ機が
突然に故障して使用できなくなる可能性が少なくなり、
パチンコ機の信頼性が向上するという効果がある。即
ち、機械の調子が悪くなることを未然に防止できるの
で、常に顧客満足度を高く維持することができる。
【0013】また、一定の期間が経過したら部品や装置
を取り替えるという様な対策をとる必要がないため、パ
チンコ機の維持コストを低減できる。更に、代替え周期
が極端に短いものや、不人気で稼働率が低いものに対し
ても、有効にコストを低減できるという利点がある。
【0014】尚、前記装置としては、発射装置、賞品球
払出装置、電動チューリップやアタッカを含む役物等が
挙げられる。請求項2の発明では、前記稼働状態とし
て、例えば連続的に動く装置に対しては、装置の稼働時
間を採用できる。
【0015】ここで、連続的に動く装置としては、発射
装置や一部の役物等が挙げられる。請求項3の発明で
は、前記稼働状態として、例えば間欠的に動く装置に対
しては、装置の稼働回数を採用できる。ここで、間欠的
に動く装置としては、電動チューリップ、アタッカ、入
賞した時に動作する一部の役物、賞品球払出装置等が挙
げられる。
【0016】請求項4の発明では、異常検知手段によっ
て、パチンコ機を構成する各種の装置における異常の発
生を検知し、この検知された装置の異常を異常記憶手段
によって記憶してゆく。そして、記憶された装置の異常
の状態が異常を報知するための所定の状態に達したか否
かを、異常報知判定手段によって判定し、異常を報知す
るための所定の状態に達したと判断された場合は、異常
報知手段によってその旨を報知する。
【0017】つまり、本発明では、パチンコ機の装置の
異常の状態、例えば異常の発生する回数や頻度等が、あ
る基準値に達した場合には、その装置の異常を報知する
ので、異常を報知された装置の点検や整備等を行なうこ
とにより、装置の故障を発生を未然に防止することがで
きる。そのため、パチンコ機の信頼性が向上するので、
遊技性が低下することがなく、常に顧客満足度を高く維
持することができる。
【0018】尚、前記装置としては、発射装置、賞品球
払出装置、玉供給装置、遊技盤面上の釘等等が挙げられ
る。請求項5の発明では、異常を報知するための条件と
して、装置の異常の発生回数を採用できる。
【0019】
【実施例】以下、本発明のパチンコ機の稼働状態検知装
置の好適な実施例について図面に基づいて説明する。本
実施例は、予防保全及び異常検出を行なう装置であり、
本実施例が適用されるパチンコ機は、カードにて遊技球
を払い出すことができるいわゆるCR機である。尚、図
2は、CR機を表側から示したものであり、図3はそれ
を裏側から示したものである。
【0020】a)図2に示す様に、CR機は、カードユ
ニット1が側方に配置される遊技台2であり、遊技台2
は、略4角形状の枠3と該枠3の略中央に配置された遊
技盤4と遊技盤4を覆うガラスを備えた(金枠と呼ばれ
る)扉6とから構成されている。
【0021】遊技盤4には、複数の入賞口5、5a,5
b(5と総称する)が設けられており、各入賞口5に
は、入賞口5に入賞した遊技球(入賞球)を検知するた
めに、近接センサである賞球スイッチ8(図6参照)が
配置されている。前記入賞口5のうち、略中央の入賞口
5aは普通電動役物として構成されており、所定の条件
が満たされると、普通電動役物用ソレノイド9(図6参
照)によって、所定期間その左右のアーム5a1が開か
れる。また、入賞口5aの下方の入賞口5bは、左右に
長い開口部を有する大入賞口であり、所定の条件が満た
されると、大入賞口用ソレノイド11(図6参照)によ
って、所定期間その開口部を覆う蓋5b1が開かれる。
【0022】また、遊技台2の前面に配置された扉6の
開閉状態は、扉6が開かれるとオン(ON)される扉開
放スイッチ13(図6参照)にて検知される。尚、パチ
ンコ機には、異常の発生を店側に知らせるために、各々
呼出スイッチ15(図6参照)が取り付けられている。
【0023】図3に示す様に、CR機の裏側の上側に
は、遊技球を溜めるタンク17が設けられ、その下側に
は遊技球をタンク17から下流側に案内するタンクレー
ル19が設けられている。また、タンクレール19の下
方には、タンク17が空の状態を検知する補給スイッチ
21が設けられている。尚、パチンコ機に遊技球を供給
するためのこれらの装置を玉供給装置22と総称する。
【0024】前記タンクレール19の下流側(図の右
側)には、入賞した入賞口5の種類に応じて賞品球を払
い出す賞品球払出装置23が設けられ、該賞品球払出装
置23の下方には、入賞口5に入った入賞球の有無をチ
ェックするセーフ装置25が設けられている。
【0025】前記賞品球払出装置23は、図4(a)に
示す様に、タンクレール19からの賞品球を導入する賞
品球通路27と、回転して賞品球を1個づつ通過させる
モーターカム29と、モータカム29を回転させる排出
モータ31(図3参照)と、モーターカム29の回転を
停止させるモーターカムストッパ33と、モーターカム
ストッパ33を制御する排出ソレノイド35と、払い出
される賞品球を検知する排出スイッチ37とを備えてい
る。
【0026】一方、セーフ装置25は、図4(b)に示
す様に、入賞球を案内するセーフ玉通路39と、セーフ
玉通路39を開閉するストッパーテコ41と、ストッパ
ーテコ41にて停止させられた入賞球を検知するセーフ
玉スイッチ43と、ストッパーテコ41を回動させるセ
ーフ玉ソレノイド45とを備えている。
【0027】尚、前記賞品球払出装置23及びセーフ装
置25等を制御するために、図3に示す様に、メイン制
御回路24とサブ制御回路26とが設けられているが、
以下これらを制御用コンピュータ28(図6参照)と総
称する。また、図3の左側下方には、遊技球を発射する
発射装置47が設けられており、この発射装置47に
は、遊技球を打ち出す際の強弱を調節するハンドル49
(図2参照)と、所定の回転数で回転する発射モータ5
1と、発射される遊技球をカウントする発射球検知スイ
ッチ53(図6参照)とが備えられている。
【0028】また、図2に示す様に、この発射装置47
に連設して設けられた発射通路55には、十分な速度を
得られず発射通路55を戻るリターン球を下皿57に案
内するリターン通路59が設けられており、このリター
ン通路59にはリターン球をカウントするリターン球検
知スイッチ61(図6参照)が配置されている。
【0029】特に本実施例では、予防保全及び異常検出
を行なうために、前記遊技盤4の左上部には、遊技盤4
の稼働状態を報知するために、図5(a)に示す様な遊
技盤用報知装置71が取り付けられている。つまり、遊
技盤用報知装置71には、制御用コンピュータ28の状
態、普通電動役物用ソレノイド9及び大入賞口用ソレノ
イド11の駆動状態(即ち役物の駆動状態)、扉開放ス
イッチ13及び呼出スイッチ15の操作状態(即ち釘等
の異常により扉が開けられたり呼び出しが行われた状
態)を示すために、各装置毎に、正常を知らせるグリー
ンLED71aと異常(メンテナンス要)を知らせるレ
ッドLED71bとが配置されている。そして、装置が
正常の場合は、グリーンLED71aが点灯し、メンテ
ナンスが必要な場合はレッドLED71bが点灯し、異
常な場合は、レッドLED71bが点滅する。
【0030】同様に、扉6の左上部には、図5(b)に
示す様な枠用報知装置73が取り付けられている。この
枠用報知装置73も、発射装置47,賞品球払出装置2
3,玉供給装置22毎に、正常を知らせるグリーンLE
D73aと異常(メンテナンス要)を知らせるレッドL
ED73bとが配置されたものである。そして、装置が
正常の場合は、グリーンLED73aが点灯し、メンテ
ナンスが必要な場合はレッドLED73bが点灯し、異
常な場合は、レッドLED73bが点滅する。
【0031】b)次に、前記制御用コンピュータ28に
ついて説明する。図6に示す様に、制御用コンピュータ
28は、周知のCPU28a、ROM28b、RAM2
8c、バックアップRAM28d,入出力部28e、及
びそれらを接続するバスライン28fを備えたマイクロ
コンピュータとして構成されている。
【0032】この入出力部28eには、各賞球スイッチ
8,扉開放スイッチ13,呼出スイッチ15,補給スイ
ッチ21,排出スイッチ37,セーフ玉スイッチ43,
発射球検知スイッチ53,リターン球検知スイッチ61
等が接続され、その信号が入力される。また、入出力部
28eには、普通電動役物用ソレノイド9,大入賞口用
ソレノイド11,排出モータ31,排出ソレノイド3
5,セーフ玉ソレノイド45,発射モータ51,遊技盤
用報知装置71,枠用報知装置73等が接続され、それ
らに制御信号が送られる。尚、この入出力部28eに
は、予防保全のデータをリセットする予防保全リセット
ボタン72と、異常報知のデータをリセットする異常報
知リセットボタン74も接続されている。
【0033】c)次に、この制御用コンピュータ28に
入力される各スイッチの信号に応じて、予防保全及び異
常検出が行われる内容について、下記表1に基づいて説
明する。この表1に示す様に、制御用コンピュータ28
のバックアップRAM28dには、各スイッチから得ら
れた信号や各アクチュエータを駆動する制御信号に基づ
いて、各装置の動作状態を予防保全及び異常報知に区別
して各々記憶している。例えば発射装置47の発射モー
タ51に関しては、予防保全を行うために、その作動時
間を積算して記憶しているとともに、異常報知を行なう
ために、リターン球の数をリターン球検知スイッチ61
で検知してカウントしており、その他の装置に関して
も、表1に記す通りである。尚、このバックアップRA
M28dに記憶するデータの内容を変数と称する。
【0034】また、制御用コンピュータ28のROM2
8bには、各装置に対応して、予防保全及び異常報知を
行なか否かの判定の基準となる基準値を記憶している。
【0035】
【表1】
【0036】d)次に、本実施例の動作を説明する。 まず、予防保全処理を、図7のフローチャートに基づ
いて説明する。尚、本処理は、電源ON後、10秒間隔
で割込実施される。図7のステップ100にて、バック
アップRAM28dから、予防保全に関する各装置の変
数を読み込む。
【0037】続くステップ110では、ROM28bか
ら、予防保全に関する各装置の基準値を読み込む。続く
ステップ120では、ある装置の基準値と変数とを比較
し、変数が基準値を上回ったか否か、即ち保全時期に達
したか否かを判定する。例えば、発射装置47の発射モ
ータ51の作動時間が、所定の基準時間を上回ったか否
かを判定する。ここで肯定判断されるとステップ130
に進み、一方否定判断されるとステップ140に進む。
【0038】ステップ130では、当該装置が保全期間
に達したので、その装置のメンテナンスを指示するため
に、遊技盤用報知装置71又は枠用報知装置73のレッ
ドLED71b,73bを点灯し、一旦本処理を終了す
る。一方、ステップ140では、当該装置の保全期間に
達していないので、その旨を報知するために、遊技盤用
報知装置71又は枠用報知装置73のグリーンLED7
1a,73aを点灯し、一旦本処理を終了する。
【0039】つまり、本処理によって、どの装置が保全
期間に達したかを明確に検知することができる。 次に、異常報知処理を、図8のフローチャートに基づ
いて説明する。尚、本処理は、電源ON後、5秒間隔で
割込実施される。
【0040】図8のステップ200にて、バックアップ
RAM28dから、異常報知に関する各装置の変数を読
み込む。続くステップ210では、ROM28bから、
異常報知に関する各装置の基準値を読み込む。
【0041】続くステップ220では、ある装置の基準
値と変数とを比較し、変数が基準値を上回ったか否か、
即ち異常報知を行なう状態か否かを判定する。例えば、
所定の期間における発射装置47のリターン球の個数
が、所定の基準個数を上回ったか否かを判定する。ここ
で肯定判断されるとステップ230に進み、一方否定判
断されるとステップ240に進む。
【0042】ステップ230では、当該装置が異常報知
を行なう状態となったので、その装置の異常を報知する
ために、遊技盤用報知装置71又は枠用報知装置73の
レッドLED71b,73bを点滅し、一旦本処理を終
了する。一方、ステップ240では、当該装置の異常報
知を行なう状態ではないので、その旨を報知するため
に、遊技盤用報知装置71又は枠用報知装置73のグリ
ーンLED71a,73aを点灯し、一旦本処理を終了
する。
【0043】つまり、本処理によって、どの装置に異常
発生が多くその検査を行なうべきかを、明確に検知する
ことができる。尚、予防保全処理と異常報知処理とにお
いて、グリーンLED71a,73aの点灯の指示と、
レッドLED71b,73bの点灯又は点滅の指示とが
共に出力されている場合には、レッドLED71b,7
3bの点灯又は点滅の指示を優先する。また、予防保全
処理におけるレッドLED71b,73bの点灯の指示
と、異常報知におけるレッドLED71a,73a点滅
の指示とが共に出力されている場合には、点滅の指示を
優先し、異常に対する処置が施された後に、消灯の状態
に切り替えられる。
【0044】次に、リセット処理について、図9のフ
ローチャートに基づいて説明する。このリセット処理と
は、予防保全リセットボタン72又は異常報知リセット
ボタン74が押された場合に実行されるものである。図
9のステップ300では、押された予防保全リセットボ
タン72又は異常報知リセットボタン74に対応して、
バックアップRAM28dから、予防保全(又は異常報
知)に関する各装置の変数を読み込む。
【0045】続くステップ310では、ROM28bか
ら、予防保全(又は異常報知)に関する各装置の基準値
を読み込む。続くステップ320では、ある装置の基準
値と変数とを比較し、変数が基準値を上回ったか否か、
即ち保全時期(又は異常報知の状態)に達したか否かを
判定する。例えば、発射装置47の発射モータ51の作
動時間が、所定の基準時間を上回っているか否かを判定
する。ここで肯定判断されるとステップ330に進み、
一方否定判断されるとそのまま本処理を終了する。
【0046】ステップ330では、当該装置が保全期間
(又は異常報知の状態)に達したので、基準値を上回っ
た変数をクリアする。続くステップ340では、クリア
した変数に対応した装置のグリーンLED71a,73
aを点灯し、一旦本処理を終了する。
【0047】つまり、本処理によって、予防保全リセッ
トボタン72又は異常報知リセットボタン74に応じ
て、対応する変数のうち、基準値を上回った変数のみク
リアすることができる。よって、他の変数はクリアされ
ないので、引続き予防保全又は異常報知に対応した態勢
を維持することができる。
【0048】尚、これとは別に、各装置に対応して各々
予防保全リセットボタン72や異常報知リセットボタン
74が設けられている場合は、この様な処理を行なうこ
となく、そのまま対応する装置の変数をクリアすればよ
い。 また、前記及びの処理では、発射装置47を例に
とって説明したが、それ以外の装置についても、前記図
7及び図8と同様な処理にて、予防保全や異常報知を行
なうことができる。
【0049】・例えば賞品球払出装置23においては、
排出ソレノイド35の作動回数が基準値を上回った場合
に、予防保全を指示するために、レッドLED73bを
点灯させる。 ・玉供給装置22においては、補給スイッチ21によて
検知したタンク17の空の検知回数が基準値を上回った
場合に、異常報知を行なうために、レッドLE73を点
滅させる。
【0050】・制御用コンピュータ28においては、電
源ON時間が、基準値を上回った場合に、予防保全を指
示するために、レッドLED71bを点灯させる。 ・役物においては、普通電動役物用ソレノイド9又は大
入賞口用ソレノイド11の作動回数が基準値を上回った
場合に、予防保全を指示するために、レッドLED71
bを点灯させる。尚、ここでは、両ソレノイド9,11
の作動回数の合計で判定してもよい。
【0051】・釘等では、扉開放スイッチ13の作動回
数が基準値を上回った場合に、異常報知を行なうため
に、レッドLED71bを点滅させる。 この様に、本実施例では、予防保全の対象となる装置を
定め、その装置の作動時間や作動回数等の稼働状態を検
知し、その稼働状態が基準値を上回る場合は、予防保全
を行なう時期に達したとして、遊技盤用報知装置71及
び枠用報知装置73を用いてその旨を報知している。ま
た、同様に、異常を報知する対象となる装置を定め、そ
の装置における異常の発生状態を検知し、その発生状態
が基準値を上回る場合は、修理や交換等のメンテナンス
を実行する時期に達したとして、遊技盤用報知装置71
及び枠用報知装置73を用いてその旨を報知している。
【0052】それによって、パチンコ機の稼働状態にあ
った予防保全時期を報知することができるとともに、故
障とまでも言えないような異常の発生の検知して報知す
ることができるので、パチンコ機の突然の故障の発生を
未然に防止できるという顕著な効果を奏する。
【0053】また、本実施例の場合、適切なタイミング
で、予防保全や異常報知を行なうことができるので、故
障していない部品や機械も一律に交換する必要がなく、
メンテナンスのコストを低減できるという利点がある。
しかも、パチンコ機は、代替え周期が極端に短いものが
あったり、不人気で稼働率が低いものがあったりするの
で、定期的に部品や機械を交換するという予防保全は取
り入れにくいが、本実施例によれば、その様なパチンコ
機独特な問題にも好適に対処でき、コスト削減と故障防
止とを両立することができるものである。
【0054】尚、本発明は上記実施例に何ら限定される
ことなく、本発明の技術的範囲を逸脱しない限り、種々
の態様で実施できることはいうまでもない。 (1)例えば、前記実施例では、予防保全及び異常検出
を行なう装置の例を前記表1に列挙したが、それ以外の
装置に対しても、下記表2に示す様に、同様な処理を行
なってもよい。
【0055】
【表2】
【0056】尚、前記表1で、モータにて作動する役物
の場合は、そのモータの作動時間を測定する方法を採用
できる。 (2)また、例えば賞品球払出装置の様に、排出モータ
や排出スイッチ等の各部品毎のデータを測定できる場合
は、個々の部品のデータのみにて装置全体の予防保全等
の判定を行なってもよいが、複数の種類のデータを適宜
組み合わせた条件を採用してもよい。
【0057】(3)更に、個々のモータやスイッチやソ
レノイド等の各部品毎のデータを測定できる場合は、部
品毎にLED等を設けてその予防保全や異常の報知を行
なってもよく、その場合は、該当する部品だけ修理や交
換を行なえばよいので、コスト的に有利である。
【0058】(4)上述した予防保全や異常検出を行な
う制御用コンピュータ28としては、規制等の条件が許
す場合には、メイン制御回路24やサブ制御回路26を
採用できるが、別の制御回路を利用する様にしてもよ
い。 (5)前記実施例では、正常であることを示すために、
グリーンLED71a、73aを使用したが、これを省
略して、予防保全や異常の報知を行なうために、レッド
LED71b,73bのみを使用してもよい。
【0059】(6)前記実施例では、遊技台2に遊技盤
用報知装置71や枠用報知装置73を取り付けて、予防
保全の報知や異常報知を行なったが、遊技台2ではな
く、パチンコ島又はパチンコ島以外の所定の箇所に、分
散して或は一箇所にまとめて、遊技盤用報知装置71や
枠用報知装置73を取り付けてもよい。
【0060】(7)また、前記実施例の様に、遊技台2
に遊技盤用報知装置71や枠用報知装置73を取り付け
るのではなく、各遊技台2の情報を取り込むホストコン
ピュータに接続された店側の端末(ディスプレイや音声
出力装置等)にて、予防保全や異常の報知する様にして
もよい。つまり、ホストコンピュータによって、上述し
た予防保全処理や異常報知処理やリセット処理等を行な
い、予防保全や異常の報知を行なうべき時に、ディスプ
レイによる表示や音声による報知を行なってもよい。こ
の場合は、遊技台2のスペースに限定されることがない
ので、多くの部品の予防保全や異常の報知を行なうこと
ができ、また、一括して管理できるという利点がある。
【0061】
【発明の効果】以上詳述した様に、本発明のパチンコ機
の稼働状態検知装置では、予防保全や異常報知を行なう
ことができるので、パチンコ機の突然の故障の発生を未
然に防止することができる。また、適切なタイミング
で、予防保全や異常報知を行なうことができるので、故
障していない部品や機械も一律に交換する必要がなく、
メンテナンスのコストを低減でき、代替え周期が極端に
短いものや稼働率が低いものに対しても好適に対応でき
る。つまり、コスト削減と故障防止とを両立することが
できるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は請求項1の発明を示し、(b)は請
求項4の発明を示す概略構成図である。
【図2】 実施例のCR機の表側を示す正面図である。
【図3】 実施例のCR機の裏側の一部を破断して示す
説明図である。
【図4】 (a)は賞品球払出装置を示す説明図、
(b)はセーフ装置を示す説明図である。
【図5】 (a)は遊技盤用報知装置の説明図、(b)
は枠用報知装置の説明図である。
【図6】 実施例の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図7】 実施例の予防保全処理を示すフローチャート
である。
【図8】 実施例の異常報知処理を示すフローチャート
である。
【図9】 実施例のリセット処理を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
9…普通電動役物用ソレノイド 11…大入賞口用ソ
レノイド 13…扉開放スイッチ 15…呼出スイッチ 21…補給スイッチ 28…制御用コンピ
ュータ 31…排出モータ 35…排出ソレノイ
ド 37…排出スイッチ 43…セーフ玉スイ
ッチ 45…セーフ玉ソレノイド 51…発射モータ 53…発射球検知スイッチ 61…リターン球検
知スイッチ 71…遊技盤用報知装置 72…予防保全リセ
ットボタン 73…枠用報知装置 74…異常報知リセ
ットボタン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ機を構成する各種の装置におけ
    る稼働状態を検知する稼働状態検知手段と、 該稼働状態検知手段によって検知された前記装置の稼働
    状態を記憶する稼働状態記憶手段と、 該稼働状態記憶手段によって記憶された前記装置の稼働
    状態が、予防保全を行なうための所定の稼働状態に達し
    たか否かを判定する予防保全判定手段と、 該予防保全判定手段によって、前記装置が前記予防保全
    を行なうための所定の稼働状態に達したと判断された場
    合は、その旨を報知する予防保全報知手段と、 を備えたことを特徴とするパチンコ機の稼働状態検知装
    置。
  2. 【請求項2】 前記稼働状態が、前記装置の稼働時間で
    あることを特徴とする前記請求項1記載のパチンコ機の
    稼働状態検知装置。
  3. 【請求項3】 前記稼働状態が、前記装置の稼働回数で
    あることを特徴とする前記請求項1記載のパチンコ機の
    稼働状態検知装置。
  4. 【請求項4】 パチンコ機を構成する各種の装置におけ
    る異常の発生を検知する異常検知手段と、 該異常検知手段によって検知された前記装置の異常を記
    憶する異常記憶手段と、 該異常記憶手段によって記憶された前記装置の異常の状
    態が、異常を報知するための所定の状態に達したか否か
    を判定する異常報知判定手段と、 該異常報知判定手段によって、前記装置が前記異常を報
    知するための所定の状態に達したと判断された場合は、
    その旨を報知する異常報知手段と、 を備えたことを特徴とするパチンコ機の稼働状態検知装
    置。
  5. 【請求項5】 前記異常を報知するための条件が、前記
    装置の異常の発生回数であることを特徴とする前記請求
    項4記載のパチンコ機の稼働状態検知装置。
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