JP4082754B2 - 遊技機検査装置及び遊技機検査方法 - Google Patents

遊技機検査装置及び遊技機検査方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機等の弾球遊技機、回胴式遊技機、その他の各種の遊技機を検査する遊技機検査装置及び遊技機検査方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機等の弾球遊技機の組み立て工程では、遊技盤に入球口、入賞手段、表示ランプ、変動図柄表示手段等の各遊技部品を装着して遊技盤ユニットを組み立てた後、遊技盤ユニットを検査ラインに送り、その検査ラインで検査員が入球口、入賞手段等に遊技球を順次入れて、各遊技部品が正常に作動するか否かを検査したり、表示ランプ、変動図柄表示手段等の各端子に検査信号を印加して断線の有無等を検査する方法を採っている。
【0003】
また遊技盤ユニットを検査ラインの検査装置側に搬送した後、検査装置側の検査ヘッドを遊技盤ユニット側に移動させて、その接触ピンを遊技盤ユニット側の中継基板のコネクター等に接続し、検査ヘッド側から遊技盤ユニット側の電気部品に検査信号を印加して断線や短絡の有無等を自動的に検査し、その検査結果に応じて遊技盤ユニットを良品側と不良品側とに振り分けるようにした自動検査方法等が考えられている。
【0004】
その他、検査用のプログラムを組んだ強制ROM等を検査装置側に備え、この強制ROM等から遊技盤の変動図柄表示手段に検査信号を入力して、変動図柄表示手段に大当たり図柄、リーチ図柄、外れ図柄等を表示させて異常の有無を検査するようにしたものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の検査方法でも、遊技盤ユニットの良否を検査でき、特に自動検査方法を採用した場合には、自動的に検査できるため、検査作業の省力化、能率化を図り得る利点がある。
しかし、従来の自動検査方法は、入球口等に遊技球を入れたり、又は表示ランプ等に検査信号を印加して検査しているため、変動図柄表示手段を採用したパチンコ機等の場合には、検査時間が非常に長くなり、迅速且つ能率的に検査できないという問題がある。
【0006】
即ち、変動図柄表示手段を採用したパチンコ機等の場合には、遊技盤の後側の制御基板に、パルス発生手段及び計数手段等を含む乱数発生手段、乱数判定手段、変動処理手段等を構成するROM、その他の電子部品を装着し、始動口に遊技球が入賞した時に、制御基板側の乱数判定手段、変動処理手段等による乱数処理によって変動図柄表示手段の表示図柄を一定時間変動させ、その変動後の停止図柄が所定の大当たり図柄となった時、又はその後に遊技球が作動領域を通過した時に所定の権利を発生させて、この権利発生後に大入賞手段を複数回開閉させる等の方法で遊技者に多大な利益を還元するようにしている。
【0007】
このため大当たりの発生確率が1/280前後に設定されたパチンコ機において、従来の検査方法で大当たり発生時の各遊技部品の作動状態の良否を検査する場合には、変動図柄表示手段の停止図柄が大当たり図柄となるまで始動手段に順次遊技球を入れ続けなければならなず、非常な検査時間を要することになる。
従って、従来の検査方法では、全てのパチンコ機を検査するとすれば、膨大な検査時間を要し、検査工程で組み立てライン全体を停止させることになるため、事実上不可能であり、一部のパチンコ機を抜き取って検査する抜き取り検査的な検査方法を採らざるを得ない。
【0008】
また強制ROM等を備えた検査装置による検査方法では、変動図柄表示手段に検査信号を入力して検査するため、変動図柄表示手段自体の異常の有無は容易に判断できるが、実際のゲームにおいて始動手段に遊技球が入球した時と同様な状況の下で検査することはできない。
このため、従来では、制御基板の製作段階での検査結果を信頼して使用する以外に方法がなく、制御基板側の乱数発生手段、乱数判定手段等の制御系の全体を含んだ状態での異常の有無を検査できないと言う問題があった。
本発明は、このような従来の課題に鑑み、変動図柄表示手段及びその制御系を含む全体を検査対象として検査でき、その検査を短時間で容易且つ能率的に迅速にできる遊技機検査装置及び遊技機検査方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明は、変動図柄を表示する変動図柄表示手段29と、設定プログラムに従って各部を制御する動作処理手段32と、プログラム処理に同期して動作処理手段32の信号を繰り返し計数し且つ始動信号の入力時にその計数値を制御乱数として出力する乱数発生用計数手段33と、始動信号により変動図柄表示手段29を所定時間だけ変動動作させて制御乱数に応じた図柄で停止させる変動処理手段36とを備えた遊技機1 を検査する遊技機検査装置であって、動作処理手段 32 の信号の計数を乱数発生用計数手段 33 と同時に開始して、乱数発生用計数手段33により発生する制御乱数の内の特定の乱数の発生に同期して検査信号を発生させる検査信号発生手段45を備え、この検査信号発生手段45の検査信号を遊技機1 側に始動信号として入力するように構成したものである。
【0010】
請求項2に記載の本発明は、変動図柄を表示する変動図柄表示手段29と、設定プログラムに従って各部を制御する動作処理手段32と、プログラム処理に同期して動作処理手段32の信号を繰り返し計数し且つその計数値を制御乱数として出力する乱数発生用計数手段33と、乱数発生用計数手段33の制御乱数を読み出して判定する乱数判定手段34と、変動図柄表示手段29を所定時間だけ変動動作させて制御乱数の判定結果に応じた図柄で停止させる変動処理手段36とを備えた遊技機1 を検査する遊技機検査装置であって、動作処理手段 32 の信号の計数を乱数発生用計数手段 33 と同時に開始する検査用計数手段49と、遊技機1 側の制御乱数の内の特定の乱数を設定する設定手段50と、検査用計数手段49の計数値が設定手段50により設定された特定の乱数と一致したときに、乱数発生用計数手段33の計数値を乱数判定手段34に読み出させるように検査信号を出力する検査信号出力手段51とを備えたものである。
請求項3に記載の本発明は、変動図柄を表示する変動図柄表示手段29と、設定プログラムに従って各部を制御する動作処理手段32と、プログラム処理に同期して動作処理手段32の信号を繰り返し計数し且つ始動信号の入力時の計数値を制御乱数として出力する乱数発生用計数手段33と、乱数発生用計数手段33の制御乱数を読み出して判定する乱数判定手段34と、始動信号により変動図柄表示手段29を所定時間だけ変動動作させて制御乱数に応じた図柄で停止させる変動処理手段36とを備えた遊技機1 を検査する遊技機検査装置であって、動作処理手段 32 の信号の計数を乱数発生用計数手段33と同時に開始してその信号を繰り返し計数する検査用計数手段49と、遊技機1 側の制御乱数の内の特定の乱数を設定する設定手段50と、始動信号の入力後に検査用計数手段49の計数値が設定手段50により設定された特定の乱数と一致したときに、乱数発生用計数手段33の計数値を乱数判定手段34に読み出させるように検査信号を出力する検査信号出力手段51とを備えたものである。
【0011】
請求項4に記載の本発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の発明において、変動図柄表示手段29の変動後の表示図柄が大当たり図柄となる大当たり乱数を設定乱数としたものである。
請求項5に記載の本発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の発明において、乱数発生用計数手段33及び検査用計数手段49が動作処理手段32のリセット信号又は所定の動作信号を計数するようにしたものである。
【0012】
請求項6に記載の本発明は、請求項1乃至5の何れかに記載の発明において、検査用計数手段49の計数値が設定手段50の設定乱数と一致したときに、検査信号出力手段51から直ちに検査信号を出力させる自動系と、始動信号の入力後に検査用計数手段49の計数値が設定手段50により設定された特定の乱数と一致したときに、検査信号出力手段51から検査信号を出力させる手動系とを選択する自動・手動選択手段53を備えたものである。
請求項7に記載の本発明は、前側に変動図柄を表示する変動図柄表示手段29を備え、後側の制御基板31に、設定プログラムに従って各部を制御する動作処理手段32と、プログラム処理に同期して動作処理手段32の信号を計数して制御乱数を発生する乱数発生用計数手段33と、この乱数発生用計数手段33の制御乱数を読み出して判定する乱数判定手段34と、始動信号により変動図柄表示手段29を所定時間だけ変動動作させて制御乱数に応じた図柄で停止させる変動処理手段36とを備えた遊技機1 を検査するに際し、検査装置側の検査信号発生手段 45 により、遊技機1 側の乱数発生用計数手段33と同時に動作処理手段32の信号の計数を開始し、遊技機1 側の乱数発生用計数手段33が発生する制御乱数の内の特定の乱数の発生時期に合わせて検査信号発生手段45から検査信号を発生させて、この検査信号を制御基板31側に入力するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。
図1及び図2において、1 はパチンコ機、2 はカード式球貸し機で、このパチンコ機1 及び球貸し機2 は、左右に交互に並べて図外の島構造体に横一列状に装着されている。
【0014】
パチンコ機1 は、図1及び図2に示すように、外枠3 と、この外枠3 に開閉自在に枢着された前枠4 とを備えている。前枠4 には、遊技盤5 に対応するガラス扉6 と、上皿7 を支持する開閉板8 とが上下に配置され、これらガラス扉6 及び開閉板8 は前枠4 に開閉自在に枢着されている。前枠4 の下部には、上皿7 の下側に下皿9 が、この下皿9 の一側方に発射手段10の発射ハンドル11が夫々設けられている。
【0015】
遊技盤5 は、前枠4 に裏側から着脱自在に装着されている。前枠4 には、図2に示す如く、この遊技盤5 を押さえるための裏機構板12が裏面側から着脱自在に装着されている。裏機構板12には開口部13が形成されると共に、その上側に賞球タンク14、賞球タンクレール15が、左右一側に球払い出し手段16が、下側に通路ユニット17等が夫々設けられている。
【0016】
開口部13には、遊技盤5 の裏側に上下に近接して装着された裏カバー18と入賞球タンク19とが嵌合されている。裏カバー18には制御ボックス20が裏側から着脱自在に装着され、この制御ボックス20に制御基板31が収納されている。
遊技盤5 には、図3に示すように、ガイドレール21が環状に装着されると共に、そのガイドレール21の内側に液晶表示手段22、始動手段23、左右入賞口24、大入賞手段25、左右袖入賞口26、左右下入賞口27、アウト口28等が夫々設けられている。
【0017】
液晶表示手段22は、遊技者に対して通常の遊技画像を表示する表示手段としての役割の他、変動図柄を表示する変動図柄表示手段29を構成する役割を持っている。変動図柄表示手段29は、左右方向に3個の図柄表示部30を備え、始動手段23が遊技球の通過を検出した時に、乱数処理によって各図柄表示部30の表示図柄が所定時間だけ変動するように構成されている。
【0018】
始動手段23は、遊技盤5 の前側から入賞して裏側に通過する遊技球を検出するもので、変動図柄表示手段29と大入賞手段25との間に配置されている。
大入賞手段25は、変動図柄表示手段29の各図柄表示部30の停止図柄が「7・7・7」等の特定の大当たり図柄となった時に開放し、その開放から所定時間が経過するか、又は10個の遊技球が入賞した時に閉じるようになっている。この大入賞手段25の内部は3分割されており、その中央が特別作動領域25a となっている。
【0019】
図4はパチンコ機1 の制御系を示し、この制御系はCPU、ROM、RAM等を備えたマイクロコンピュータ等により構成され、制御ボックス20の制御基板31に装着されている。32は動作処理手段で、ROM等の記憶手段に記憶し設定された設定プログラムに従って各部を制御する処理を行うためのものであり、図5に示すように、設定プログラムに従ってRAMワークエリアの内容チェック(ステップ1)、各I/Oポートの出力処理(ステップ2)、LED表示処理(ステップ3)、サウンド処理(ステップ4)、ランダムデータ作成処理(ステップ5)、図柄の動作処理(ステップ6)、RAMサムチェックデータの作成(ステップ7)の一連の動作処理を行うようになっている。
【0020】
動作処理手段32は、電源の投入時にCR時定数回路からリセット信号が入力してリセットすると共に、一連の動作処理を約2.73ms程度の処理時間で行い、その動作処理が終了する毎にリセット信号によりリセットして0番地からプログラムを実行するようになっており、またプログラムの実行中のリセットは、RAM値によって判断するようになっている。
【0021】
33は乱数発生用計数手段で、プログラム処理に同期して動作処理手段32から発生する信号を繰り返し計数し、始動手段23から始動信号が入力した時の計数値を制御乱数として出力するようになっている。例えば、この場合には、動作処理手段32が約2.73ms程度の時間間隔で一連の動作処理を行う時に、そのLED表示処理(ステップ3)の時点で左右入賞口24、大入賞手段25等に装着された表示用LED64にLED表示信号を送るので、そのLED表示信号の初期パルスを乱数発生用計数手段33で順次計数するようになっている。
なお、変動図柄表示手段29での大当たりの発生確率が1/250の場合には、乱数発生用計数手段33は250個の信号を順次繰り返して計数するようになっている。
【0022】
34は乱数判定手段で、始動手段23が遊技球を検出した時に乱数発生用計数手段33から出力される制御乱数が大当たり乱数、リーチ乱数及び外れ乱数の何れであるか否かを判定するようになっている。例えば、乱数7を大当たり乱数として設定し、その他に複数個の乱数をリーチ乱数として設定した場合には、乱数判定手段34は、乱数発生用計数手段33から出力される制御乱数が大当たり乱数、リーチ乱数及び外れ乱数の何れであるかを判定するようになっている。
【0023】
35は図柄抽選手段で、乱数判定手段34での判定結果に応じて複数種類の表示図柄の中から、制御乱数が大当たり乱数の時に大当たり図柄の何れかを、リーチ乱数の時にリーチ図柄の何れかを、外れ乱数の時に外れ図柄の何れかを夫々抽選し決定するようになっている。
【0024】
36は変動処理手段で、始動手段23が遊技球を検出した時に、変動図柄表示手段29の各図柄表示部30の表示図柄を所定時間変動させると共に、例えば制御乱数が大当たり乱数の時には各図柄表示部30の停止図柄が「0・0・0」等の大当たり図柄となるように、図柄抽選手段35で抽選し決定された大当たり図柄、リーチ図柄、外れ図柄等の各抽選図柄で停止させるべく各図柄表示部30の停止図柄を制御するようになっている。
【0025】
37は大入賞制御手段で、乱数判定手段34が大当たり乱数と判定した時に大入賞手段25を開放し、この開放から所定時間経過し又は10個の遊技球が入賞した時に大入賞手段25を閉じるように制御すると共に、大入賞手段25の開放中に、その内部に設定された特別作動領域25a を遊技球が通過すれば、所定回数(例えば最大16回)まで大入賞手段25が開閉動作を繰り返すように制御すべく構成されている。なお、大入賞手段25に遊技球が入賞した時には、その入賞球1個毎に球払い出し手段16が15個の遊技球を賞球として払い出すようになっている。
【0026】
図6及び図7はパチンコ機1 の遊技盤5 を検査する検査装置39を例示し、制御ボックス20側のコネクタ40,41 に挿入可能な接触ピン42,43 を有する検査ヘッド44と、パチンコ機1 側の乱数発生用計数手段33により発生する制御乱数の内、大当たり乱数の発生時期に同期して検査信号を発生させる検査信号発生手段45を備え、この検査信号発生手段45の検査信号をパチンコ機1 側に始動信号又は読み出し指令信号として入力するようになっている。
【0027】
即ち、検査ヘッド44は検査ライン中に設定された検査位置において、検査対象となるパチンコ機1 の遊技盤5 の後方側に配置されており、この検査ヘッド44に機種別交換部46を介して接触ピン42,43 が装着されている。機種別交換部46は、検査対象となるパチンコ機1 毎に接触ピン42,43 の数等が異なるので、その機種に応じて交換するためのものであり、コネクタ47,48 を介して検査ヘッド44側に着脱自在に接続されている。
【0028】
接触ピン42は始動手段23に接続されたコネクタ40に、接触ピン43は制御基板31のコネクタ41に夫々対応するもので、パチンコ機1 が検査位置に停止した後に自動的に突出方向に作動して各コネクタ40,41 に電気的に接続するようになっている。コネクタ40は遊技盤5 の保護カバー60内の中継基板58等を介して始動手段23側に接続されており、パチンコ機1 の稼働時にはコネクタ41に着脱自在に接続されているが、検査前は接触ピン42を容易に接続し得るように制御ボックス20等に着脱可能に固定されている。
【0029】
検査信号発生手段45は、図8に示すように、検査用計数手段49、設定手段50、検査信号出力手段51、起動制御手段52等により構成されている。検査用計数手段49は接触ピン43、コネクタ41を介して制御基板31の動作処理手段32に接続され、また検査信号出力手段51は接触ピン43、コネクタ41を介して制御基板31の乱数判定手段34等に接続されている。
なお、通常、コネクタ40は、制御基板31のコネクタ41に接続され、始動手段23に遊技球が入賞した時の始動信号を乱数発生用計数手段33、変動処理手段36等に入力するようになっている。
【0030】
検査用計数手段49は、電源の投入と同時に動作を開始するパチンコ機1 側の動作処理手段32からのLED表示信号を入力して初期パルスを順次計数し、その計数値を検査信号出力手段51に出力するようになっている。例えば、大当たりの発生確率が1/250の場合には、検査用計数手段49は、パチンコ機1 側の乱数発生用計数手段33と同数の250個のパルスを繰り返し計数するように構成されている。なお、検査用計数手段49は、図7に示すように確率設定スイッチ54で検査対象のパチンコ機1 の確率を設定した時に、最大計数値250がプリセットされるようになっている。
【0031】
設定手段50は、パチンコ機1 側に検査信号を出力すべき時点の制御乱数を設定乱数として設定するためのもので、パチンコ機1 の大当たり時の動作状態を検査する時に大当たり乱数を、リーチ時の動作状態を検査する時にリーチ乱数を、外れ時の動作状態を検査する時に外れ乱数を乱数設定スイッチ55により夫々設定することが可能である。この実施形態では、パチンコ機1 の大当たり時の動作状態を検査するものとして、大当たり乱数7を設定乱数として設定している。
検査信号出力手段51は、判別手段59と自動・手動選択手段53とを備えている。判別手段59は、検査用計数手段49の計数値が設定手段50により設定された設定乱数と一致するか否かを判別し、両者が一致した時に検査信号を出力するためのものである。
【0032】
自動・手動選択手段53は、切り換えスイッチ56の切り換え操作によって自動系と手動系とを選択可能であって、自動系を選択した場合には判別手段59の検査信号を直ちにパチンコ機1 側の乱数発生用計数手段33、乱数判定手段34に読み出し指令として出力し、手動系を選択した場合には始動手段23が遊技球を検出した後に判別手段59が検査信号を出力した時に、その検査信号をパチンコ機1 側 の乱数発生用計数手段33、乱数判定手段34に読み出し指令として出力するようになっている。
【0033】
起動制御手段52は、パチンコ機1 側の電源プラグ63用のソケットと、スタートスイッチ57等を備え、ソケットにパチンコ機1 側の電源プラグ63を挿入した後にスタートスイッチ57を操作すると、パチンコ機1 側の電源が投入されて制御基板31側の動作処理手段32、乱数発生用計数手段33が動作を開始すると同時に、検査装置39側の検査用計数手段49、検査信号出力手段51等が作動を開始するようになっている。61は検査したパチンコ機1 の数を表示する検査数表示部で、その表示値はリセットスイッチ62でリセットできるようになっている。
【0034】
次に、この検査装置39によるパチンコ機1 の検査方法について説明する。
このパチンコ機1 では、通常、電源部に電源を投入すると、リセット処理をした後、動作処理手段32が作動して設定プログラムに従ってRAMワークエリアの内容チェック(ステップ1)、各I/Oポートの出力処理(ステップ2)、LED表示処理(ステップ3)、サウンド処理(ステップ4)、ランダムデータ作成処理(ステップ5)、図柄の動作処理(ステップ6)、RAMサムチェックデータの作成(ステップ7)の一連の動作処理を行う。
【0035】
この場合、動作処理手段32は、図9に示すように、リセット割り込みを行いながら一連の動作処理を繰り返し行い、その動作処理時間T1とリセット時間T2とを合わせて、約2.73ms程度の時間間隔で処理動作を繰り返す。そして、例えばLED表示処理(ステップ3)の時には、遊技盤の入賞手段等に装着した表示LEDに信号を送って点滅させる。なお、動作処理時間T1は一定不変ではなく、処理途中に変動することもある。
【0036】
一方、動作処理手段32が2.73msの時間間隔で一連の動作処理を繰り返し始めると、乱数発生用計数手段33が動作処理手段32のLED表示信号の初期パルスを計数する計数動作を開始し、その動作をリセット毎に繰り返し続行する。
そこで、始動手段23に遊技球が入賞すると、この始動手段23からの始動信号により変動処理手段36が変動図柄表示手段29の各図柄表示部30の表示図柄を所定時間変動させると共に、乱数発生用計数手段33が始動信号の入力時点の計数値を制御乱数として乱数判定手段34に出力し、この乱数判定手段34が大当たり乱数、リーチ乱数、外れ乱数の何れであるか否かを判定する。
【0037】
そして、乱数判定手段34による判定結果が大当たり乱数であれば、変動処理手段36が図柄抽選手段35で抽選された大当たり図柄の画像情報を読み出して、変動図柄表示手段29の変動後の停止図柄が「7・7・7」等の大当たり図柄となるように制御し、またリーチ乱数であれば、変動後の停止図柄が「7・7・6」等のリーチ図柄となるように制御する。
【0038】
また乱数判定手段34での判定結果が大当たり乱数であれば、大入賞制御手段37が働いて変動図柄表示手段29の図柄の停止後に大入賞手段25が開放し、遊技盤5 に沿って上側から落下する遊技球が大入賞手段25に入賞し易くなる。そして、この大入賞手段25に10個の遊技球が入賞するか、開放から所定時間が経過すると、大入賞制御手段37の制御により大入賞手段25が閉じる。大入賞手段25の開放中に入賞した遊技球が、中央の特別作動領域25a を通過すれば、大入賞手段25は閉じた後に再度開放し、最大16回まで開閉動作を繰り返す。
【0039】
大入賞手段25に遊技球が入賞すると、その入賞球1個に対して15個の割合で球払い出し手段16が賞球タンク14の遊技球を上皿7 に払い出して、遊技球の入賞個数に応じた利益を遊技者に還元する。
この種のパチンコ機1 を組み立てた後に検査する場合には、パチンコ機1 側の始動手段23のコネクタ40を制御ボックス20側に固定しておく。この状態で検査対象のパチンコ機1 が検査ラインの検査位置まで搬送されて来ると、検査ヘッド44が遊技盤5 側に移動して各接触ピン42,43 を各コネクタ40,41 に接続する。
【0040】
検査装置39とパチンコ機1 との接続が完了すると、起動制御手段52の自動起動スイッチがオンとなり起動指令を出す。するとパチンコ機1 側に電源が投入されて、動作処理手段32、乱数発生用計数手段33等が前述と同様に作動を開始すると同時に、検査装置39側の検査信号発生手段45が作動を開始する。
【0041】
即ち、パチンコ機1 側に電源を投入すると、動作処理手段32、乱数発生用計数手段33が作動し始め、乱数発生用計数手段33が動作処理手段32のLED表示信号の初期パルスを繰り返し計数する。一方、検査装置39側では、検査用計数手段49がパチンコ機1 側の乱数発生用計数手段33と同様に、動作処理手段32のLED表示信号の初期パルスを計数する計数動作を開始する。パチンコ機1 側の乱数発生用計数手段33と検査装置39側の検査用計数手段49は、完全に同期した状態で計数動作を行うことになる。
【0042】
そこで、設定手段50でパチンコ機1 側の大当たり乱数の7を設定乱数として設定しておけば、検査用計数手段49が計数する毎に判別手段59が設定乱数と計数値との判別を行い、両者が一致した時に検査信号を出力する。そして、自動・手動選択手段53が自動側であれば、パチンコ機1 側に始動手段23の始動信号に代えて、直ちにその検査信号をパチンコ機1 の乱数判定手段34に乱数発生用計数手段33の計数値を読み出すべく読み出し指令として送る。つまり、パチンコ機1 の乱数発生用計数手段33が大当たり乱数の計数値7を計数する時点に合わせて、接触ピン43、コネクタ41から制御基板31側に検査信号が入力し、乱数判定手段34に乱数発生用計数手段33の計数値を読み出すように読み出し指令が入る。
【0043】
このため、変動処理手段36が働いて変動図柄表示手段29の各図柄表示部30の表示図柄が一定時間変動すると共に、乱数判定手段34が乱数発生用計数手段33の計数値7を読み出して、その計数値7を大当たり乱数と判定する。そして、変動図柄表示手段29が一定時間変動動作を続けた後、変動図柄表示手段29の図柄が、例えば大当たり図柄の「7・7・7」で停止し、大入賞制御手段37により大入賞手段25が開放する等、通常のゲーム中における大当たりの発生時と同様に動作する。
例えば、大入賞手段25の開放中に、特別作動領域25a に遊技球を入れれば、大入賞手段25は閉じた後、再度開放する。また大当たりの発生に伴って、遊技盤5 の各部に装着された表示ランプが点滅し、スピーカから効果音が発生する。
【0044】
自動・手動選択手段53で手動系を選択した場合には、パチンコ機1 側の起動と同時に検査装置39側の検査用計数手段49を始動させた後、パチンコ機1 側の遊技盤の始動手段23に遊技球が入球する。すると始動手段23からの検出信号が自動・手動選択手段53に入力し、この自動・手動選択手段53が作動する。始動手段23に遊技球が入球した後に、検査用計数手段49の計数値が設定手段50の設定乱数と一致するまで待機し、その計数値と設定乱数とが一致した時に判別手段59が検査信号を出力し、乱数発生用計数手段33の大当たり乱数の発生時期に合わせて、パチンコ機1 側の乱数判定手段34に読み出し指令を送る。その後、パチンコ機1 側が前述と同様に動作する。
【0045】
従って、このようにすれば、自動、手動の何れの場合にも、遊技盤5 を含むパチンコ機1 側の状況、例えば変動図柄表示手段29の表示の変動状況、大当たり図柄での停止後の大入賞手段25の開閉状況、遊技盤5 の各表示ランプの点滅状況等を検査員が目視によって確認することによって、制御基板31を含むパチンコ機1 側の異常の有無を容易且つ能率的に判断し検査することができる。
【0046】
特に大当たりの発生確率が1/250であるにも拘わらず、検査用計数手段49の計数値が設定手段50の設定乱数になった時点でパチンコ機1 側に大当たりを発生させるため、大当たり状態でのパチンコ機1 の検査が容易且つ能率的であり、また組み立て後のパチンコ機1 を、その制御基板31側を含めて検査することも可能であるため、製品の信頼性も向上し、また不良品の出荷を極力防止できる。
【0047】
またパチンコ機1 側の乱数発生用計数手段33と検査装置39側の検査用計数手段49とが共にパチンコ機1 側の動作処理手段32のLED表示信号の初期パルスを同時に計数するようにしているため、パチンコ機1 側と検査装置39側とを確実に同期させることができ、しかも検査装置39側に、パチンコ機1 側の動作処理手段32と同期するクロックパルス発生手段を備える必要がないので、検査装置39側の構成を簡単にでき容易且つ安価に実施できる。
【0048】
更に自動・手動選択手段53を備えているため、自動的な検査と手動による検査が可能であり、特に手動の場合には遊技盤の始動手段23に遊技球を入球して検査できるため、遊技盤の始動手段23を含めての検査が可能である。
検査対象となるパチンコ機1 の機種を変更した場合には、機種別交換部46を検査ヘッド44から取り外して、その機種に対応した接触ピン42,43 を有する機種別交換部46と交換する。また機種によって大当たりの発生確率、大当たり乱数が異なる場合には、確率設定スイッチ54, 乱数設定スイッチ55で夫々設定すれば良い。従って、パチンコ機1 の機種が異なる場合でも、簡単な準備で容易に検査することができる。
【0049】
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。
例えば、実施形態では、設定手段50にて設定された大当たり乱数に合わせてパチンコ機1 側に検査信号を入力するようにしているが、リーチ乱数又は外れ乱数に合わせてパチンコ機1 側に検査信号を入力するようにしても良い。
また機種別交換部46を交換して異なる機種のパチンコ機1 に対応するようにしているが、検査装置39の内部で電気的に切り換えて機種のパチンコ機1 に対応するようにしても良い。
【0050】
更に実施形態では、自動・手動選択手段53により自動と手動とを選択するようにしているが、自動、手動の何れか一方のみでも検査可能である。例えば、手動検査式を採用する場合には、始動手段23に代えて手動スイッチを設け、この手動スイッチを検査員が操作した後に、前述と同様にして検査信号をパチンコ機1 側に出力するように構成することも可能である。
実施形態の接触ピン42と接触ピン43、コネクタ40とコネクタ41は一体に構成しても良い。
【0051】
パチンコ機1 側の異常の有無を確認する場合、検査員の目視により確認しても良いし、検査装置39側で液晶表示手段22、変動図柄表示手段29、大入賞手段25等の各検査項目を設定しておき、その検査項目に従って順次異常の有無を自動的に確認し、その確認データーを各パチンコ機1 毎にコンピュータ等に入力するようにしても良い。
【0052】
検査用計数手段49は、動作処理手段32のリセット信号、その他の信号を計数するようにしても良い。
また検査用計数手段49は、動作処理手段32の信号を繰り返して計数するようにしているが、順次計数値を加算するだけでも良い。その場合には、判別手段59で設定乱数と計数値とを判別するに当たって、例えば設定手段50の設定乱数を250×N+7に従って換算し、検査用計数手段49が250個目の信号を計数する毎にそのNを1づつ増やすようにしても良い。
【0053】
その他、検査装置39に例えば他の表示ランプ、入賞手段、スイッチ等に対する検査機能を持たせ、同時に平行して表示ランプ、入賞手段等の検査を行うようにしても良い。
パチンコ機1 の他、アレンジボール機等の弾球遊技機は勿論のこと、その他の回胴式遊技機等においても同様に実施することが可能であり、また各遊技機のゲーム内容は別段問題ではない。
【0054】
【発明の効果】
請求項1に記載の本発明によれば、変動図柄を表示する変動図柄表示手段29と、設定プログラムに従って各部を制御する動作処理手段32と、プログラム処理に同期して動作処理手段32の信号を繰り返し計数し且つ始動信号の入力時にその計数値を制御乱数として出力する乱数発生用計数手段33と、始動信号により変動図柄表示手段29を所定時間だけ変動動作させて制御乱数に応じた図柄で停止させる変動処理手段36とを備えた遊技機1 を検査する遊技機検査装置であって、動作処理手段 32 の信号の計数を乱数発生用計数手段 33 と同時に開始して、乱数発生用計数手段33により発生する制御乱数の内の特定の乱数の発生に同期して検査信号を発生させる検査信号発生手段45を備え、この検査信号発生手段45の検査信号を遊技機1 側に始動信号として入力するように構成しているので、乱数処理により表示状態が変化する変動図柄表示手段29を備えた遊技機1 でも、実際のゲーム時と同じ状態で所定の制御乱数を発生させながら、変動図柄表示手段29及びその制御系を含む全体を検査対象として異常の有無を検査でき、しかもその検査を短時間で容易且つ能率的に迅速にできる。
【0055】
請求項2に記載の本発明によれば、変動図柄を表示する変動図柄表示手段29と、設定プログラムに従って各部を制御する動作処理手段32と、プログラム処理に同期して動作処理手段32の信号を繰り返し計数し且つその計数値を制御乱数として出力する乱数発生用計数手段33と、乱数発生用計数手段33の制御乱数を読み出して判定する乱数判定手段34と、変動図柄表示手段29を所定時間だけ変動動作させて制御乱数の判定結果に応じた図柄で停止させる変動処理手段36とを備えた遊技機1 を検査する遊技機検査装置であって、動作処理手段 32 の信号の計数を乱数発生用計数手段 33 と同時に開始する検査用計数手段49と、遊技機1 側の制御乱数の内の特定の乱数を設定する設定手段50と、検査用計数手段49の計数値が設定手段50により設定された特定の乱数と一致したときに、乱数発生用計数手段33の計数値を乱数判定手段34に読み出させるように検査信号を出力する検査信号出力手段51とを備えているので、乱数処理により表示状態が変化する変動図柄表示手段29を備えた遊技機1 でも、実際のゲーム時と同じ状態で所定の制御乱数を発生させながら、変動図柄表示手段29及びその制御系を含む全体を検査対象として異常の有無を検査でき、しかもその検査を短時間で容易且つ能率的に迅速にできる。
請求項3に記載の本発明によれば、変動図柄を表示する変動図柄表示手段29と、設定プログラムに従って各部を制御する動作処理手段32と、プログラム処理に同期して動作処理手段32の信号を繰り返し計数し且つ始動信号の入力時の計数値を制御乱数として出力する乱数発生用計数手段33と、乱数発生用計数手段33の制御乱数を読み出して判定する乱数判定手段34と、始動信号により変動図柄表示手段29を所定時間だけ変動動作させて制御乱数に応じた図柄で停止させる変動処理手段36とを備えた遊技機1 を検査する遊技機検査装置であって、動作処理手段 32 の信号の計数を乱数発生用計数手段33と同時に開始してその信号を繰り返し計数する検査用計数手段49と、遊技機1 側の制御乱数の内の特定の乱数を設定する設定手段50と、始動信号の入力後に検査用計数手段49の計数値が設定手段50により設定された特定の乱数と一致したときに、乱数発生用計数手段33の計数値を乱数判定手段34に読み出させるように検査信号を出力する検査信号出力手段51とを備えているので、乱数処理により表示状態が変化する変動図柄表示手段29を備えた遊技機1 でも、実際のゲーム時と同様に始動信号を入力した後に所定の制御乱数を発生させて、変動図柄表示手段29及びその制御系を含む全体を検査対象として異常の有無を検査でき、しかもその検査を短時間で容易且つ能率的に迅速にできる。
【0056】
請求項4に記載の本発明によれば、請求項1乃至3の何れかに記載の発明において、変動図柄表示手段29の変動後の表示図柄が大当たり図柄となる大当たり乱数を設定乱数としているので、遊技機1 側に大当たり状態を発生させて検査することができる。
請求項5に記載の本発明によれば、請求項1乃至4の何れかに記載の発明において、乱数発生用計数手段33及び検査用計数手段49が動作処理手段32のリセット信号又は所定の動作信号を計数するようにしているので、乱数発生用計数手段33及び検査用計数手段49が動作処理手段32の信号を確実に計数でき、両計数手段33,49 を容易且つ確実に同期させることができる。。
【0057】
請求項6に記載の本発明によれば、請求項1乃至5の何れかに記載の発明において、検査用計数手段49の計数値が設定手段50の設定乱数と一致したときに、検査信号出力手段51から直ちに検査信号を出力させる自動系と、始動信号の入力後に検査用計数手段49の計数値が設定手段50により設定された特定の乱数と一致したときに、検査信号出力手段51から検査信号を出力させる手動系とを選択する自動・手動選択手段53を備えているので、自動、手動の何れでも容易に検査することができる。
請求項7に記載の本発明によれば、前側に変動図柄を表示する変動図柄表示手段29を備え、後側の制御基板31に、設定プログラムに従って各部を制御する動作処理手段32と、プログラム処理に同期して動作処理手段32の信号を計数して制御乱数を発生する乱数発生用計数手段33と、この乱数発生用計数手段33の制御乱数を読み出して判定する乱数判定手段34と、始動信号により変動図柄表示手段29を所定時間だけ変動動作させて制御乱数に応じた図柄で停止させる変動処理手段36とを備えた遊技機1 を検査するに際し、検査装置側の検査信号発生手段 45 により、遊技機1 側の乱数発生用計数手段33と同時に動作処理手段32の信号の計数を開始し、遊技機1 側の乱数発生用計数手段33が発生する制御乱数の内の特定の乱数の発生時期に合わせて検査信号発生手段45から検査信号を発生させて、この検査信号を制御基板31側に入力するので、実際のゲーム時と同様に制御基板31側の乱数発生用計数手段33及び変動処理手段36を含む制御系を作動させて、変動図柄表示手段29は勿論のこと、制御基板31側の乱数発生用計数手段33及び変動処理手段36を含む制御系の全てを容易に検査できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すパチンコ機及びカード式球貸し機の前側の斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態を示すパチンコ機及びカード式球貸し機の裏側の斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態を示す遊技盤の正面図である。
【図4】本発明の一実施形態を示すパチンコ機側の制御系のブロック図である。
【図5】本発明の一実施形態を示す動作処理手段の処理動作の流れ図である。
【図6】本発明の一実施形態を示す検査状態の側面図である。
【図7】本発明の一実施形態を示す検査装置側の構成図である。
【図8】本発明の一実施形態を示す検査装置側のブロック図である。
【図9】本発明の一実施形態を示す動作処理手段のタイムチャート図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機(遊技機)
29 変動図柄表示手段
32 動作処理手段
33 乱数発生用計数手段
34 乱数判定手段
36 変動処理手段
49 検査用計数手段
50 設定手段
51 検査信号出力手段
53 自動・手動選択手段

Claims (7)

  1. 変動図柄を表示する変動図柄表示手段(29)と、設定プログラムに従って各部を制御する動作処理手段(32)と、プログラム処理に同期して動作処理手段(32)の信号を繰り返し計数し且つ始動信号の入力時にその計数値を制御乱数として出力する乱数発生用計数手段(33)と、始動信号により変動図柄表示手段(29)を所定時間だけ変動動作させて制御乱数に応じた図柄で停止させる変動処理手段(36)とを備えた遊技機(1) を検査する遊技機検査装置であって、動作処理手段 (32) の信号の計数を乱数発生用計数手段 (33) と同時に開始して、乱数発生用計数手段(33)により発生する制御乱数の内の特定の乱数の発生に同期して検査信号を発生させる検査信号発生手段(45)を備え、この検査信号発生手段(45)の検査信号を遊技機(1) 側に始動信号として入力するように構成したことを特徴とする遊技機検査装置。
  2. 変動図柄を表示する変動図柄表示手段(29)と、設定プログラムに従って各部を制御する動作処理手段(32)と、プログラム処理に同期して動作処理手段(32)の信号を繰り返し計数し且つその計数値を制御乱数として出力する乱数発生用計数手段(33)と、乱数発生用計数手段(33)の制御乱数を読み出して判定する乱数判定手段(34)と、変動図柄表示手段(29)を所定時間だけ変動動作させて制御乱数の判定結果に応じた図柄で停止させる変動処理手段(36)とを備えた遊技機(1) を検査する遊技機検査装置であって、動作処理手段 (32) の信号の計数を乱数発生用計数手段 (33) と同時に開始する検査用計数手段(49)と、遊技機(1) 側の制御乱数の内の特定の乱数を設定する設定手段(50)と、検査用計数手段(49)の計数値が設定手段(50)により設定された特定の乱数と一致したときに、乱数発生用計数手段(33)の計数値を乱数判定手段(34)に読み出させるように検査信号を出力する検査信号出力手段(51)とを備えたことを特徴とする遊技機検査装置。
  3. 変動図柄を表示する変動図柄表示手段(29)と、設定プログラムに従って各部を制御する動作処理手段(32)と、プログラム処理に同期して動作処理手段(32)の信号を繰り返し計数し且つ始動信号の入力時の計数値を制御乱数として出力する乱数発生用計数手段(33)と、乱数発生用計数手段(33)の制御乱数を読み出して判定する乱数判定手段(34)と、始動信号により変動図柄表示手段(29)を所定時間だけ変動動作させて制御乱数に応じた図柄で停止させる変動処理手段(36)とを備えた遊技機(1) を検査する遊技機検査装置であって、動作処理手段 (32) の信号の計数を乱数発生用計数手段(33)と同時に開始してその信号を繰り返し計数する検査用計数手段(49)と、遊技機(1) 側の制御乱数の内の特定の乱数を設定する設定手段(50)と、始動信号の入力後に検査用計数手段(49)の計数値が設定手段(50)により設定された特定の乱数と一致したときに、乱数発生用計数手段(33)の計数値を乱数判定手段(34)に読み出させるように検査信号を出力する検査信号出力手段(51)とを備えたことを特徴とする遊技機検査装置。
  4. 変動図柄表示手段(29)の変動後の表示図柄が大当たり図柄となる大当たり乱数を設定乱数としたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の遊技機検査装置。
  5. 乱数発生用計数手段(33)及び検査用計数手段(49)が動作処理手段(32)のリセット信号又は所定の動作信号を計数するようにしたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の遊技機検査装置。
  6. 検査用計数手段(49)の計数値が設定手段(50)の設定乱数と一致したときに、検査信号出力手段(51)から直ちに検査信号を出力させる自動系と、始動信号の入力後に検査用計数手段(49)の計数値が設定手段(50)により設定された特定の乱数と一致したときに、検査信号出力手段(51)から検査信号を出力させる手動系とを選択する自動・手動選択手段(53)を備えたことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の遊技機検査装置。
  7. 前側に変動図柄を表示する変動図柄表示手段(29)を備え、後側の制御基板(31)に、設定プログラムに従って各部を制御する動作処理手段(32)と、プログラム処理に同期して動作処理手段(32)の信号を計数して制御乱数を発生する乱数発生用計数手段(33)と、この乱数発生用計数手段(33)の制御乱数を読み出して判定する乱数判定手段(34)と、始動信号により変動図柄表示手段(29)を所定時間だけ変動動作させて制御乱数に応じた図柄で停止させる変動処理手段(36)とを備えた遊技機(1) を検査するに際し、検査装置側の検査信号発生手段 (45) により、遊技機(1) 側の乱数発生用計数手段(33)と同時に動作処理手段(32)の信号の計数を開始し、遊技機(1) 側の乱数発生用計数手段(33)が発生する制御乱数の内の特定の乱数の発生時期に合わせて検査信号発生手段(45)から検査信号を発生させて、この検査信号を制御基板(31)側に入力することを特徴とする遊技機検査方法。
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