JPH11347224A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JPH11347224A
JPH11347224A JP10157895A JP15789598A JPH11347224A JP H11347224 A JPH11347224 A JP H11347224A JP 10157895 A JP10157895 A JP 10157895A JP 15789598 A JP15789598 A JP 15789598A JP H11347224 A JPH11347224 A JP H11347224A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装飾装置の制御手段を遊技制御装置から独立
させることにより、装飾装置の発行動作から大当たりの
タイミングを割り出す不正行為を防止するとともに、遊
技制御装置の検査の労力を低減し得る弾球遊技機を提供
する。 【解決手段】 装飾装置である複数の装飾ランプ17お
よび装飾LED18の発行動作を制御する装飾制御装置
50を、遊技制御装置30と分離独立に構成し、かつ装
飾制御装置50と遊技制御装置30との通信は、遊技制
御装置30から装飾制御装置50への一方向通信である
ようにした。また、装飾制御装置50からの制御指令出
力の周期(タイマ生成回路55からのタイマ割り込みの
周期)と、遊技制御装置50における遊技制御の周期
(タイマ生成回路35からのリセット割り込みの周期)
とは、互いに倍数関係とならないようにした。さらに、
装飾制御装置50には、各種制御装置および遊技装置に
共通の電源として作用する共通電源回路56を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光により遊技を
装飾する装飾装置を備えた弾球遊技機に関し、装飾装置
の発光動作に基づいて不正行為が行われないようにした
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】弾球遊技機(例えばパチンコ機)におい
ては、各種入賞装置が配設された遊技領域に遊技球を発
射し、この遊技球の各種入賞装置への入賞により遊技の
大当たりを決定する。この大当たりの抽選は、弾球遊技
機における遊技を統括的に制御する遊技制御装置により
実行される。
【0003】また、弾球遊技機においては、遊技の演出
のための装飾装置として、例えば、装飾ランプ、装飾L
ED等の発光装置が設けられる。従来は、これらの装飾
装置の制御(例えば点滅の制御)も、遊技制御装置によ
って実行されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、遊技制御装
置による大当たりの抽選は、一般に特定の入賞装置(始
動口)への遊技球の入賞タイミングにより決定される。
詳しくは、遊技制御装置のCPUは、自己の内部に所定
のタイミングで更新されるカウンタ(乱数カウンタ)を
備え、始動口への入賞タイミングにおける乱数カウンタ
値に基づいて大当たりを決定するようにしている。
【0005】しかしながら、従来の弾球遊技機において
は、上述のように装飾装置の制御も遊技制御装置におい
て行われていたので、装飾装置の制御のタイミング(例
えば装飾ランプの点滅のタイミング)を利用して、大当
たりのタイミングを割り出す不正行為が行われてしまう
恐れがあった。そして、このような不正行為が行われれ
ば、弾球遊技の健全性が損なわれてしまう。
【0006】また、遊技制御装置は、上述のように遊技
の大当たりの抽選を行うものであるので、検査機関によ
る厳しい検査が必要となる。このため、上記のような不
正行為に対抗するため、装飾制御のプログラムを変更し
ようとすると、そのたびに遊技制御装置全体を再検査す
ることが必要となってしまっていた。
【0007】本発明は、このような問題点に着目してな
されたもので、装飾装置の制御手段を遊技制御装置から
独立させることにより、装飾装置の発行動作から大当た
りのタイミングを割り出す不正行為を防止するととも
に、遊技制御装置の検査の労力を低減し得る弾球遊技機
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明では、発光可
能な部品を備えた装飾装置と、遊技に関する画像情報を
可変表示可能な画像表示装置と、遊技を統括的に制御し
遊技盤に設けられた特定の入賞装置への遊技球の入賞タ
イミングに基づいて遊技の大当たりの抽選を行う遊技制
御装置と、この遊技制御装置と分離独立に設けられ前記
画像表示装置の画像表示を制御する表示制御装置とを備
えた弾球遊技機において、前記装飾装置の発光動作を制
御する装飾制御装置を前記遊技制御装置から分離独立に
構成するとともに、この装飾制御装置と前記遊技制御装
置との通信を装飾制御装置から遊技制御装置に向かう単
方向通信のみが可能に構成した。
【0009】第2の発明では、前記装飾制御装置と前記
遊技制御装置とをそれぞれ異なる枠体内に収容するとと
もに、前記遊技制御装置を収容した枠体に、枠体が開放
されていないことを判別可能な封止判別手段を設けた。
【0010】第3の発明では、前記遊技制御装置は所定
の割り込み発生ごとに1単位の遊技制御を実行し、前記
装飾制御装置は所定の割り込み発生ごとに装飾装置への
制御指令の送信処理を実行する一方、前記遊技制御の1
単位の周期と前記装飾装置への制御指令の送信処理の周
期を互いに倍数関係とならないようにした。
【0011】第4の発明では、弾球遊技機には電力供給
により駆動される各種制御装置および各種遊技装置を備
えるとともに、前記装飾制御装置に電源回路を備え、こ
の電源回路からは、前記装飾制御装置および装飾装置に
電力供給がなされるとともに、前記装飾制御装置および
装飾装置以外の前記各種制御装置および各種遊技装置の
少なくとも一つの装置に対しても電力供給がなされるよ
うにした。
【0012】
【発明の作用および効果】第1、第2の発明では、各種
装飾装置の発行動作を制御する装飾制御装置を、遊技制
御装置と分離独立に構成したので、遊技制御装置の構成
を簡略化でき、遊技制御装置の検査における負担を軽減
することができる。また、遊技制御装置をそのままにし
て、装飾制御装置だけを交換することができるので、装
飾制御装置による制御(例えば装飾装置の発光タイミン
グ)を利用した不正行為がなされた場合でも、装飾制御
装置を交換することで容易に対応でき、この交換により
遊技制御装置に検査が必要となることはない。また、こ
のように仮に不正行為がなされてしまったとしても装飾
制御装置の交換で直ちに対応できることから、装飾制御
装置の開発時における不正行為の防止のための処置の必
要性が少なくなり、弾球遊技機の開発および製造におけ
る負担が軽減できる。また、装飾制御装置と遊技制御装
置との通信は、遊技制御装置から装飾制御装置への一方
向通信であるので、装飾制御装置からの入力により遊技
制御装置が暴走してしまうようなことはない。
【0013】第3の発明では、装飾制御装置からの制御
指令出力の周期と、遊技制御装置における遊技制御の周
期とは、互いに倍数関係とならないようになっているの
で、各種装飾装置の発行動作から、遊技制御装置におけ
る処理タイミングを知ることは困難となり、各種装飾装
置の動作に基づいて大当たりのタイミングを割り出す不
正行為を行うことができなくなる。
【0014】第4の発明では、装飾制御装置は各種制御
装置および各種遊技装置に共通の電源として作用する共
通電源回路を備えているので、装飾制御装置以外の制御
装置(遊技制御装置、表示制御装置など)の構成を簡略
化でき、また、装飾装置の構成が変更されて消費電力量
が変わったと場合にも装飾制御装置の変更により自動的
に対応することができる。この場合、各種装飾装置以外
の各種制御装置および各種遊技装置はほぼ消費電力量が
決まっているので、装飾制御装置(共通電源回路)は、
異なる仕様の弾球遊技機(各種制御装置および各種遊技
装置の仕様が異なる弾球遊技機)に対しても汎用性をも
って利用できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明の実施の形態について説明する。
【0016】図1には、弾球遊技機(パチンコ機)の正
面図を示す。
【0017】図示されるように、弾球遊技機の機枠(外
枠)1の正面には、上部蝶番2Aと下部蝶番2Bにより
内枠3が取り付けられ、この内枠3に遊技盤4が取り付
けられる。また、内枠3の正面には、透明ガラスが装着
されたガラス枠5が取り付けられ、遊技盤4正面をガラ
スで覆うとともに、遊技盤4がガラスを通して透けて見
えるようになっている。
【0018】なお、遊技盤4は内枠3から取り外し可能
で、弾球遊技機本体(弾球遊技機の遊技盤4以外の構
成)から分離することができる。これにより、遊技盤4
の種類で決まって来る遊技態様(遊技の種類)を、遊技
盤4の交換により変更することが可能となっている。
【0019】遊技盤5の下部には、遊技球の供給皿(上
皿)6と、受け皿(下皿)7と、打球発射装置の操作部
8が配設される。この供給皿6には、賞球としての遊技
球が賞球口6Aから導入される。また、受け皿7は、供
給皿6が遊技球で満杯になったときに余剰の遊技球を受
け入れるものであり、この受け皿7内の遊技球は操作レ
バー7Aの操作により下方に排出できるようになってい
る。
【0020】外枠1の側部にはカードユニット25が据
え付けられる。このカードユニット25のカード挿入口
25Aにプリペイドカードを挿入し、供給皿6正面に設
けられた球貸ボタン26を押すことにより、賞球口6A
から遊技球が貸し出される。なお、カード残高は、供給
皿6正面に設けられたカード残高表示器27に表示され
る。また、遊技終了後は、供給皿6正面に設けられたカ
ード返却ボタン28を押すことにより、プリペイドカー
ドが返却される。
【0021】操作部8のみが図示される打球発射装置6
8(図2参照)は遊技球の発射手段であり、遊技球は供
給皿6からこの打球発射装置68へと供給され、操作部
8の回転操作にしたがって発射される。発射された遊技
球は、遊技盤4に設けられたガイドレ−ル9に沿って案
内され、遊技盤4の正面のガイドレ−ル9で囲われた領
域(遊技領域)10内に入る。
【0022】遊技領域10のほぼ中央には、画像表示装
置(特別図柄表示装置)11が配設されている。この画
像表示装置11は、表示制御装置40(図2参照)に制
御されて遊技の進行状態に対応した可変的な画像表示を
行うもので、例えば、遊技状態を表す右図柄、中図柄、
左図柄の三つの図柄(特別図柄)を液晶画面に表示す
る。
【0023】画像表示装置11の下方には、開閉自在の
大入賞口を備えた特別変動入賞装置12が配設される。
また、これら画像表示装置11および特別変動入賞装置
12の周辺には複数の一般入賞口13が、また、画像表
示装置11と特別変動入賞装置12の中間の領域には始
動口14が、それぞれ配設される。さらに、遊技領域1
0の最下端には、排出口15が設けられる。
【0024】これにより、遊技領域10内に打ち込まれ
た遊技球は、遊技領域10内の各所に配置された図示さ
れない風車等の転動誘導部材により転動方向を変えられ
ながら遊技領域10表面を流下し、特別変動入賞装置1
2、一般入賞口13、始動口14、排出口15のいずれ
かに入るようになっている。
【0025】これらの各入賞装置(特別変動入賞装置1
2、一般入賞口13、始動口14)への入賞は、セーフ
センサ67A(図2参照)により検出される。そして、
図示されない排出制御装置65(図2参照)が、賞球排
出を行う装置である排出ユニット63(図2参照)を制
御することにより、入賞した入賞装置の種類に応じた数
の賞球が賞球口6Aから排出されるようになっている。
【0026】始動口14には、図示されない特別図柄始
動センサ14A(図6参照)が設けられ、入賞が検知さ
れる。この始動口14への入賞のタイミング(具体的に
は、遊技制御装置30内に備えられた特別図柄乱数カウ
ンタの入賞検出時点における値)は、遊技制御装置30
内の所定の記憶領域(特別図柄乱数記憶領域)に、入賞
記憶として順次記憶される。遊技を統括的に制御する遊
技制御装置30は、これらの入賞記憶に基づいて大当た
りの抽選を実行する。すなわち、始動口14への入賞の
タイミングが所定の大当たりのタイミングでなされたか
否か(具体的には、入賞検出時点における特別図柄乱数
カウンタ値が、大当たり値であるか否か)を判定する。
【0027】なお、始動口14への入賞記憶は、この特
別図柄乱数記憶領域に最大4回分を限度に記憶される。
そして、この特別図柄乱数記憶領域内に記憶されている
入賞記憶数は、画像表示装置11の上側に設けられた4
つのランプからなる記憶状態表示器16において、ラン
プ表示で示される。
【0028】始動口14に遊技球が入賞すると、画像表
示装置11の特別図柄が変動(例えば各図柄のスクロー
ル回転)を始める。そして、始動口14への入賞検出が
所定の大当たりのタイミングでなされたときには、これ
らの特別図柄が大当たりを示すもので停止し(例えば、
三つの図柄が同一の図柄で停止し)、さらに、常態では
閉じられていた特別変動入賞装置12の大入賞口が開放
され、遊技球が特別変動入賞装置12に入賞し得る状
態、すなわち大当たり状態になる。なお、特別変動入賞
装置12は、図示されない大入賞口ソレノイド12A
(図6参照)により開閉駆動される。
【0029】特別変動入賞装置12の大入賞口には、図
示されないカウントセンサ46(図6参照)が設けら
れ、このカウントセンサ46により大入賞口への入賞が
検知される。大入賞口開放の1ラウンドは、このカウン
トセンサ46による検出数(カウント数)が、所定カウ
ント(例えば10カウント)に達するまで継続される。
【0030】また、この大入賞口の内部にはV入賞口が
設けられ、大入賞口に入賞した遊技球がさらにこのV入
賞口に入賞すると、図示されない継続センサ47(図6
参照)により検知されるようになっている。このV入賞
口は、その入賞状況により大入賞口の開閉制御パターン
が変更されるもので、例えば、大入賞口開放中にV入賞
口への入賞がある限り、その大当たりにおける大入賞口
開放の回数(ラウンド数)が所定の上限回数(例えば1
6ラウンド)まで繰り返されるようになっている。
【0031】一方、始動口14への入賞検出が所定の大
当たりのタイミングでなされなかったときには、画像表
示装置11の表示は、大当たりではないことを示す態様
で停止し(例えば、三つの図柄が揃わずに図柄で停止
し)、そのまま通常の(大当たりでない)遊技が続行さ
れる。
【0032】画像表示装置11の左右には、遊技球が通
過可能な始動ゲート21が設けられる。この始動ゲート
21への遊技球通過は、図示されない普通図柄始動セン
サ21A(図6参照)で検知される。そして、この始動
ゲート21への遊技球通過のタイミング(具体的には、
遊技制御装置30内に備えられた普通図柄乱数カウンタ
の通過検出時点での値)は、普通図柄入賞記憶として、
遊技制御装置30内の所定の記憶領域(普通図柄乱数記
憶領域)に最大で連続した4回分を限度に記憶される。
遊技制御装置30は、この普通図柄入賞記憶に基づい
て、普通図柄に関する当たりの抽選を行う。
【0033】また、始動ゲート21へ遊技球の入賞があ
ると、大入賞口12下方に設けられた普通図柄表示装置
22に表示される普通図柄(例えば7セグメントのLE
D表示される一つの数字からなる図柄)が変動を始め
る。そして、この始動ゲート21への入賞が所定のタイ
ミングでなされたとき(具体的には、入賞検出時の普通
図柄乱数カウンタ値が当たり値であるとき)には、普通
図柄に関する当たり状態となり、普通図柄が当たり図柄
(当たり番号)で停止するとともに、始動口14の手前
に設けられた電動ゲート(普通変動入賞装置)23が所
定の時間(例えば0.5秒)だけ大きく開き、遊技球の
始動口14への入賞可能性が高められる。なお、電動ゲ
ート23は、図示されない普通電動役物ソレノイド23
A(図6参照)により駆動される。また、普通図柄入賞
記憶の数は、普通図柄表示装置22の両側に設けられた
4つのランプからなる記憶状態表示器24に表示され
る。
【0034】装飾ランプ17としては、遊技領域10の
左右両端にはサイドランプ17Aが、また、内枠3上部
には大当たりランプ(遊技が大当たり状態となったとき
に点滅するランプ)17Bが、それぞれ設けられる。ま
た、遊技盤4の要所には、図示されない複数の装飾用L
ED18(図6参照)が設けられる。
【0035】また、大当たりランプ17Bの左右には、
異常ランプ29が設けられる。この異常ランプ29は、
後述する球タンク60およびタンクレール61からの遊
技球の供給が途絶えた場合など、異常発生があると点灯
し、これを報知する。
【0036】下皿7の側方には、スピーカ19が備えら
れ、図示されない音制御装置41(図2参照)により制
御された効果音が出力される。
【0037】図2は、弾球遊技機の背面図である。
【0038】図示されるように、弾球遊技機本体のほぼ
中央には、遊技盤4が弾球遊技機の正面側(紙面の裏
側)から嵌め込まれる。
【0039】遊技盤4背面の左端付近には、遊技制御装
置30が備えられる。また、この遊技制御装置30の右
側には表示制御装置40が、下方には音制御装置41が
それぞれ配設される。さらに、表示制御装置40のケー
シング上面には、中継基板42が取り付けられている。
この中継基板42には、遊技店内の弾球遊技機を統括管
理するホールコンピュータへの出力を行うための外部出
力端子42Aが備えられる。
【0040】装飾制御装置50は、遊技盤4のすぐ下方
に配置され、中継基板42を介して遊技制御装置30と
電気的に接続される。図から明らかなように、装飾制御
装置50は、遊技制御装置30とは分離独立に構成さ
れ、異なるケーシング内に収容されている。
【0041】遊技盤4の上方には、球タンク60が備え
られ、この球タンク60と遊技盤4との間の領域には、
タンクレール61が設けられる。球タンク60に蓄えら
れていた遊技球(遊技のために貸し出される貸球、およ
び入賞に対する賞品となる賞球)は、このタンクレール
61を通って流下し、遊技盤4側方の排出ユニット63
に導かれる。なお、タンクレール61の端部には半端セ
ンサ62が設けられ、球タンク60およびタンクレール
61からの遊技球の供給が途絶えていないかが検出され
るようになっている。
【0042】排出手段に相当する排出ユニット63は、
遊技球をさらに下方の球排出通路64へ選択的に流下さ
せる装置である。この場合、排出ユニット63は、遊技
球の貸出においては、貸し出すべき所定の個数の遊技球
が排出されるように、また、賞球排出においては、前述
の各入賞装置(変動入賞装置12、一般入賞口13、始
動口14)への入賞状況に応じて所定の賞球数が排出さ
れるように、遊技制御装置30の下方に配置された排出
制御装置65により制御される。
【0043】各入賞装置に入賞した遊技球は、入賞球流
下通路66に案内されて流下し、セーフユニット67に
導かれる。このセーフユニット67は、セーフセンサ6
7Aにより入賞球を検出するとともに、上述の排出制御
装置65により制御され、入賞球を1個ずつ流下し、遊
技機の外部に排出する。
【0044】排出制御装置65および入賞球流下通路6
6の下方には、打球発射装置68および発射制御装置6
9が配設される。発射制御装置69は、前述の操作部8
の操作に基づいて、打球発射装置68を駆動する。
【0045】なお、前述したように、遊技盤4は弾球遊
技機本体(本体枠)、すなわち各種枠部材(機枠1、内
枠3、ガラス枠5)および遊技球発射に係る各種装置
(操作部8、打球発射装置68、発射制御装置69な
ど)および賞球排出に係る各種装置(排出ユニット6
3、セーフユニット67、排出制御装置65など)等を
一体に組み合わせた共通化ユニットから着脱交換可能に
構成されている。また、遊技制御装置30は遊技盤4に
取り付けられ(一体化され)、また装飾制御装置50は
本体枠に取り付けられている(一体化されている)。そ
して、遊技盤4を交換するときには、遊技盤4と遊技制
御装置30との配線作業を行う必要がない一方、装飾制
御装置50は配線を施すだけでどのような仕様の遊技盤
4に対しても容易に共通利用できる。なお、本発明で
は、本実施の形態とは異なり、遊技制御装置30を本体
枠側に取り付け(一体化し)、装飾制御装置50を遊技
盤4に取り付ける(一体化する)構成をとることもでき
る。
【0046】図3は、遊技制御装置30を示す斜視図で
ある。
【0047】図示されるように、遊技制御装置30は、
上側ケース71と下側ケース72からなるケーシング内
に、CPU等の電子部品を基板上に配設してなる回路を
備えている。
【0048】上側ケース71と下側ケース72の上端部
と下端部には、それぞれ4個ずつの結合部71A、72
Aが備えられる。これらの結合部71A、72Aは、図
4に示すようにワンウェイネジ73により結合されるよ
うになっている。ワンウェイネジ73は、図5に示すよ
うな頭部形状をもち、ドライバーによりネジ込み方向に
は回転させることができるが、ネジを外す方向には回転
させることができないようになっている。
【0049】そして、上側ケース71と下側ケース72
が合わせられケーシングが閉鎖されたときには、上端部
と下端部のそれぞれで、結合部71A、72Aのいずれ
か1個がワンウェイネジ73により結合される。これに
より、上側ケース71と下側ケース72を開放するため
には、結合された結合部71A、72Aを根元から切断
するしかない。このように、結合部71A、72Aは、
ケーシングの開放があるたびに1個ずつ減って行くの
で、ケーシングの開放がなかったことを判別する封止判
別手段として作用する。
【0050】なお、遊技制御装置30のケーシングの封
止判別手段としては、上記のような構成のほかに、封止
シールなど、ケーシングが開放されていないことを確認
し得るものであれば任意の方法を採用できる。
【0051】なお、遊技制御装置30ケーシングは、上
端側のワンタッチ式止め具74、および下端側の図示さ
れない係合部材を介して、遊技盤4背面に取り付けられ
るようになっている。
【0052】図6は、弾球遊技機の回路構成を示す構成
図である。
【0053】図示されるように、遊技制御装置30は、
CPU、ROM、RAMを内蔵した演算処理装置31、
入力インターフェイス32、出力インターフェイス3
3、発振器34、タイマ生成回路35等から構成され
る。
【0054】演算処理装置31のCPUには、始動口1
4の特別図柄始動センサ14A、普通図柄始動ゲート2
1の普通図柄始動センサ21A、変動入賞装置5内のカ
ウントセンサ46および継続スイッチ47、セーフセン
サ67Aからの信号が入力される。
【0055】演算処理装置31のCPUは、これらの検
出信号に基づいて、ROMに格納されたプログラムによ
り、弾球遊技機における遊技の統括的な制御(遊技制
御)を行う。
【0056】具体的には、CPUは、上述したように、
特別図柄乱数カウンタを備え、特別図柄始動センサ14
Aによる入賞検出時の特別図柄乱数カウンタの値に基づ
いて遊技の大当たりを決定するとともに、各種遊技装置
に制御信号を送信し、その動作を制御する。
【0057】すなわち、CPUは、画像表示装置11に
適切な表示を行うべく、表示制御装置40に表示制御信
号を送信する。また、CPUは、大入賞口ソレノイド1
2A、普通電動役物ソレノイド23Aに制御信号を送
り、変動入賞装置5および電動式ゲート6の開閉動作を
制御する。また、CPUは、排出制御回路65に賞球制
御信号を送信し、排出ユニット63からの賞球排出を制
御する。さらに、装飾装置50に、装飾制御信号を送信
し、装飾ランプ17、装飾LED18、特別図柄記憶表
示器16、普通図柄記憶表示器24、普通図柄表示器2
2を制御する。
【0058】タイマ生成回路35は、一定の周期(例え
ば、2msec)で発信するリセット割込信号を、演算
処理装置21のCPUのリセット端子に入力する。CP
Uは、このリセット割込信号の入力毎に、遊技プログラ
ムを予め定めた所定番地より実行する。遊技制御の1単
位の進行は、このリセット割込信号の割込時間(信号周
期)内に納まるように構成されている。
【0059】装飾制御装置50は、遊技制御装置30か
らの装飾制御信号に基づいて、各種装飾装置(装飾ラン
プ17、装飾LED18)および特別図柄記憶表示器1
6、普通図柄記憶表示器24、普通図柄表示器22を制
御するもので、CPU、ROM、RAMを内蔵した演算
処理装置51、入力インターフェイス52、各種出力イ
ンターフェイス(ランプ出力インターフェース53A、
LED出力インターフェース53B、7セグ出力インタ
ーフェース53C)、発振器54、タイマ生成回路5
5、共通電源回路56等から構成される。
【0060】この遊技制御装置30と装飾制御装置50
との間の通信は、遊技制御装置30から装飾制御装置5
0へ上記装飾制御信号を送信する一方向通信のみが可能
となっている。
【0061】各種制御装置は、コネクタ57を介して装
飾制御装置50に接続される。演算処理装置51のCP
Uは、各種装飾装置および特別図柄記憶表示器16、普
通図柄記憶表示器24、普通図柄表示器22へ、対応す
る各種出力インターフェースを介して制御指令を出力す
る出力処理を、タイマ生成回路55からのタイマ割込信
号ごとに実行する。なお、装飾ランプ17、装飾LE
D、ランプ出力インターフェース53A、LED出力イ
ンターフェース53Bは、便宜上1個または2個のみ図
示してあるが、これらの弾球遊技機の仕様に応じて、複
数個が設けられるようにしてもよい。
【0062】この場合、タイマ生成回路55からのタイ
マ割込信号の周期と、遊技制御装置50におけるリセッ
ト割り込み信号の周期とは、互いに倍数関係とならない
ようにする。すなわち、装飾制御装置50における各種
装飾装置への制御指令出力の周期は、遊技制御装置30
における遊技制御の1単位の周期(例えば2msec)
と、互いに倍数関係とならない時間(例えば1.7ms
ec)とされる。これにより、装飾制御装置50に制御
された各種装飾装置(装飾ランプ17、装飾LED1
8)の動作から、遊技制御装置50における処理タイミ
ングを知ることが困難となり、各種装飾装置の動作に基
づいて不正行為を行うことができなくなる。
【0063】共通電源回路56は、外部からの交流電圧
を直流電圧に変換するもので、装飾制御装置50、各種
装飾装置の他、弾球遊技機における各種制御装置(遊技
制御装置30、表示制御装置40、音制御装置41、排
出制御装置65など)および各種遊技装置(大入賞口ソ
レノイド12A、普通電動役物ソレノイド23A、スピ
ーカ19、排出ユニット63など)に共通の電源回路と
して作用する。このように、装飾制御装置50内に共通
電源回路56を備えることにより、他の各種制御装置
(遊技制御装置30、表示制御装置40など)の構成を
簡略化できる。また、各種装飾装置が変更され、消費電
力量が変わったとしても、装飾制御装置50の変更によ
り自動的に対応することができる。この場合、各種装飾
装置以外の各種制御装置および各種遊技装置はほぼ消費
電力量が決まっているので、装飾制御装置50を異なる
仕様の弾球遊技機に対しても共通利用したとしても、電
力供給に関して問題が生じることはない。
【0064】図7は、遊技制御装置30における遊技制
御の処理手順を示すフローチャートである。
【0065】ステップS1で電源投入判定処理が行われ
ると、ステップS2において入力処理が実行される。こ
の入力処理では、各種検出装置(特別図柄始動センサ1
4A、普通図柄始動センサ21A、カウントセンサ4
6、継続センサ47、セーフセンサ67Aなど)からの
検出信号が、遊技制御装置30に入力される。
【0066】ステップS3においては、出力処理が実行
され、遊技球の転動に影響可能な可動部材を備えた各種
遊技装置の駆動手段(特別変動入賞装置12を開閉駆動
する大入賞口ソレノイド12A、電動ゲート21を駆動
する普通図柄電動役物ソレノイド23A)と、外部出力
端子42Aとに制御信号を送信する。
【0067】ステップS4においては、演算処理装置2
1のCPUに備えられたイベントカウンタのカウンタ値
を、+1更新する。イベントカウンタは、その値により
ステップS5、ステップS8の時分割処理の処理内容を
決定するものであり、例えば0〜7の範囲で循環して更
新される。
【0068】ステップS5においては、インターフェー
ス関連時分割処理が実行される。具体的には、イベント
カウンタの値に応じて、賞球制御情報編集処理(排出制
御装置65へ送信される排出制御信号の編集処理)、賞
球パラレル通信処理(排出制御信号の送信処理)、スル
ー処理、音声パラレル通信処理(音制御回路への音制御
信号の送信処理)、装飾パラレル通信処理(装飾制御装
置50への装飾制御信号の送信処理)、表示制御装置パ
ラレル通信処理(表示制御装置40への表示制御信号の
送信処理)が、選択的に実行される。
【0069】ステップS6においては、特別図柄乱数カ
ウンタと普通図柄乱数カウンタが、それぞれ+1更新さ
れる。
【0070】ステップS7においては、スイッチ入賞処
理が実行される。このスイッチ入賞処理においては、各
種検出装置からの検出信号につき、チャタリングを除去
する処理(エッジ処理)を行うとともに、演算処理装置
31のCPU内に取り込む処理を行う。
【0071】ステップS8においては、ゲーム関連時分
割処理が実行される。具体的には、イベントカウンタの
値に応じて、特別図柄ゲーム処理(大当たりの判定等を
行う処理)、普通図柄ゲーム処理(普通図柄に関する当
たりの判定を行う処理)、図柄変動処理(特別図柄およ
び普通図柄の変動速度の設定変更等を行う処理)、装飾
制御情報編集処理(装飾制御信号の編集を行う処理)、
ソレノイド編集処理(ステップS3で送信される各種ソ
レノイドへの制御信号を編集する処理)、不正監視処
理、表示制御装置送信コマンド編集処理(表示制御信号
の編集処理)、外部情報編集処理(ホールコンピュータ
に送信されるデータの編集処理)が、選択的に実行され
る。
【0072】ステップS9においては、残余時間処理が
なされ、遊技制御の1単位の時間(例えば2ミリ秒)の
残余分の経過が待たれる。
【0073】図8は、遊技制御装置30から装飾制御装
置50に送信される装飾制御信号を示すタイミングチャ
ートである。
【0074】図示されるように、装飾制御信号DAT
は、コマンド受信要求信号INTの送信毎に送信され
る。ここで、遊技制御における装飾パラレル通信処理
は、イベントカウンタが対応する値をとるときに実行さ
れる。したがって、例えば8単位の遊技制御に1回の割
合でなされる場合には、装飾制御信号DATの送信は、
2×8=16ミリ秒に1回毎になされる。
【0075】装飾制御信号DATは、それぞれ8ビット
データからなる6つのコードC1〜C6から構成され、
各コードC1〜C6はストローブ信号に同期して順次送
信される。
【0076】C1は点滅パターン第1選択コードであ
り、複数の装飾ランプ17の点滅パターンを決定する。
また、C2は点滅パターン第2選択コードであり、複数
の装飾LED18の点滅パターンを決定する。また、C
3、C4は図柄選択コードであり、普通図柄の表示パタ
ーンを決定する。また、C5は記憶表示第1選択コード
であり、特別図柄記憶表示器16の表示パターンを決定
する。また、C6は記憶表示第2選択コードであり、普
通図柄記憶表示器22の表示パターンを決定する。
【0077】図9、図10は、装飾制御装置50におけ
る装飾制御の処理手順を示すフローチャートである。
【0078】図9は、装飾制御装置50における通信割
り込み処理の処理手順を示す。この通信割り込み処理
は、遊技制御装置30からの装飾制御信号DATを読み
込む処理であり、遊技制御装置30からの通信割り込み
(コマンド受信要求信号INTの送信)により起動す
る。
【0079】これでは、ステップS11からステップS
16にかけて、装飾制御信号DATの各コードC1〜C
6がインターフェース52のバッファに取り込まれ、保
存される。
【0080】ステップS17ではコマンド受信フラグが
セットされる。
【0081】図10は、装飾制御装置50における装飾
制御のメインフローを示す。
【0082】ステップS21では、初期化処理が行わ
れ、演算処理装置51のRAMのクリア、各種ポートの
初期化等が行われる。
【0083】ステップS22では、コマンド受信フラグ
のセットの有無が判定される。コマンド受信フラグがセ
ットされているときには、以下のステップS22〜ステ
ップS29の処理を行ってから、ステップS30に進
む。一方、コマンド受信フラグがセットされていないと
きには、そのままステップS30に進む。
【0084】ステップS23においては、図9の通信割
り込み処理のステップS11、ステップS12で保存さ
れた、今回の点滅パターン選択コードC1、C2を記憶
する。そして、ステップS24においては、この今回の
点滅パターン選択コードC1、C2を、前回の点滅パタ
ーン選択コードC1、C2と比較する。
【0085】続くステップS25では、ステップS24
の比較により前回と今回で点滅パターン選択コードC
1、C2に変化があったか否かが判定される。そして、
変化があったときにはステップS26において、点滅テ
ーブルの指定を変更して、ステップS27に進む。ま
た、変化のなかったときには、そのままステップS27
に進む。ここで、点滅テーブルとは、複数の装飾ランプ
17および装飾LED18の全点滅パターンをブロック
化し、このブロックを時間経過に伴う系列としたもので
あり、点滅パターン選択コードC1、C2に対応するも
のが指定される。
【0086】ステップS27においては、図柄選択コー
ドC3またはC4に基づいて、普通図柄表示のためのデ
ータを記憶する。
【0087】ステップS28においては、記憶表示選択
コードC5、C6に基づいて、特別図柄記憶表示器およ
び普通図柄記憶表示器の表示のためのデータを記憶す
る。
【0088】ステップS29においては、コマンド受信
フラグをクリアする。
【0089】ステップS30においては、タイマ生成回
路55からのタイマ割り込みの有無が判定される。タイ
マ割り込みがあった場合には、以下のステップS31か
らステップS34の処理を行ってから、ステップS22
に戻る。一方、タイマ割り込みがない場合には、そのま
まステップS22に戻る。このように、装飾制御装置3
0から各種装飾装置への制御指令の送信処理は、タイマ
生成回路55からのタイマ割り込みの周期で実行され
る。
【0090】ステップS31では、動作タイマの更新を
行う。
【0091】ステップS32では、指定された点滅テー
ブルから、その時点での動作タイマの値に対応するブロ
ックデータを取得し、総ての装飾ランプ17および装飾
LED18に出力する。
【0092】ステップS33では、普通図柄表示器22
に、普通図柄表示のためのデータを送信する。
【0093】ステップS34では、特別図柄記憶表示器
16および普通図柄記憶表示器24に、特別図柄記憶表
示器および普通図柄記憶表示器の表示のためのデータを
送信する。
【0094】以上のように本発明によれば、各種装飾装
置(複数の装飾ランプ17および装飾LED18)の発
行動作を制御する装飾制御装置50を、遊技制御装置3
0と分離独立に構成したので、遊技制御装置30の構成
を簡略化でき、遊技制御装置30の検査における負担を
軽減することができる。
【0095】また、遊技制御装置30をそのままにし
て、装飾制御装置50だけを交換することができるの
で、装飾制御装置50による制御(例えば装飾ランプ1
7および装飾LED18の発光タイミング)を利用した
不正行為がなされた場合でも、装飾制御装置50を交換
することで容易に対応でき、この交換により遊技制御装
置30に検査が必要となることはない。また、このよう
に仮に不正行為がなされてしまったとしても装飾制御装
置50の交換で直ちに対応できることから、装飾制御装
置50の開発時における不正行為の防止のための処置の
必要性が少なくなり、弾球遊技機の開発および製造にお
ける負担が軽減できる。
【0096】また、装飾制御装置50と遊技制御装置3
0との通信は、遊技制御装置30から装飾制御装置50
への一方向通信であるので、装飾制御装置50からの入
力により遊技制御装置50が暴走してしまうようなこと
はない。
【0097】また、装飾制御装置50からの制御指令出
力の周期と、遊技制御装置50における遊技制御の周期
とは、互いに倍数関係とならないようになっているの
で、各種装飾装置の発行動作から、遊技制御装置50に
おける処理タイミングを知ることは困難となり、各種装
飾装置の動作に基づいて大当たりのタイミングを割り出
す不正行為を行うことができなくなる。
【0098】また、装飾制御装置50は各種制御装置お
よび遊技装置に共通の電源として作用する共通電源回路
56を備えているので、他の制御装置(遊技制御装置3
0、表示制御装置40など)の構成を簡略化でき、ま
た、装飾装置(装飾ランプ17、装飾LED18)の構
成が変更されて消費電力量が変わったと場合にも装飾制
御装置50の変更により自動的に対応することができ
る。この場合、各種装飾装置以外の各種制御装置および
各種遊技装置はほぼ消費電力量が決まっているので、装
飾制御装置50は、異なる仕様の弾球遊技機(各種制御
装置および各種遊技装置の仕様が異なる弾球遊技機)に
対しても汎用性を持ち、電力供給に関して問題が生じる
ことはない。
【0099】なお、上記実施の形態では、装飾ランプ1
7および装飾LED18が特許請求の範囲における装飾
装置に、共通電源回路56が特許請求の範囲における装
飾制御装置備えられた電源回路に、表示制御装置40、
音制御装置41、排出制御装置65が特許請求の範囲に
おける前記装飾制御装置以外の前記各種制御装置に、画
像表示装置11、特別変動入賞装置12、大入賞口ソレ
ノイド12A、電動ゲート23、普通電動役物ソレノイ
ド23A、排出ユニット63が特許請求の範囲における
装飾装置以外の各種遊技装置に、それぞれ対応する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す弾球遊技機の正面図
である。
【図2】同じく背面図である。
【図3】同じく遊技制御装置の斜視図である。
【図4】同じく遊技制御装置ケーシングの結合部の断面
図である。
【図5】同じくワンウェイネジの頭部を示す平面図であ
る。
【図6】同じく弾球遊技機の回路構成を示すブロック構
成図である。
【図7】同じく遊技制御装置における遊技制御の処理手
順を示すフローチャートである。
【図8】同じく装飾制御信号の送信を示すタイミングチ
ャートである。
【図9】同じく装飾制御装置における通信割り込み処理
の処理手順を示すフローチャートである。
【図10】同じく装飾制御装置における装飾制御の処理
手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 画像表示装置 12 特別変動入賞装置 12A 大入賞口ソレノイド 17A サイドランプ 17B 大当たりランプ 18 装飾LED 23 電動ゲート 23A 普通電動役物ソレノイド 30 遊技制御装置 40 表示制御装置 41 音制御装置 50 装飾制御装置 56 共通電源回路 63 排出ユニット 65 排出制御装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発光可能な部品を備えた装飾装置と、 遊技に関する画像情報を可変表示可能な画像表示装置
    と、 遊技を統括的に制御し遊技盤に設けられた特定の入賞装
    置への遊技球の入賞タイミングに基づいて遊技の大当た
    りの抽選を行う遊技制御装置と、 この遊技制御装置と分離独立に設けられ前記画像表示装
    置の画像表示を制御する表示制御装置と、 を備えた弾球遊技機において、 前記装飾装置の発光動作を制御する装飾制御装置を前記
    遊技制御装置から分離独立に構成するとともに、この装
    飾制御装置と前記遊技制御装置との通信を装飾制御装置
    から遊技制御装置に向かう単方向通信のみが可能に構成
    したことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】前記装飾制御装置と前記遊技制御装置とを
    それぞれ異なる枠体内に収容するとともに、前記遊技制
    御装置を収容した枠体に、枠体が開放されていないこと
    を判別可能な封止判別手段を設けたことを特徴とする請
    求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】前記遊技制御装置は所定の割り込み発生ご
    とに1単位の遊技制御を実行し、前記装飾制御装置は所
    定の割り込み発生ごとに装飾装置への制御指令の送信処
    理を実行する一方、前記遊技制御の1単位の周期と前記
    装飾装置への制御指令の送信処理の周期を互いに倍数関
    係とならないようにしたことを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】弾球遊技機には電力供給により駆動される
    各種制御装置および各種遊技装置を備えるとともに、前
    記装飾制御装置に電源回路を備え、この電源回路から
    は、前記装飾制御装置および装飾装置に電力供給がなさ
    れるとともに、前記装飾制御装置および装飾装置以外の
    前記各種制御装置および各種遊技装置の少なくとも一つ
    の装置に対しても電力供給がなされるようにしたことを
    特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一つに記載
    の弾球遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004215940A (ja) * 2003-01-16 2004-08-05 Daiman:Kk 遊技機
JP2008237809A (ja) * 2007-03-29 2008-10-09 Aruze Corp 弾球遊技機
JP2012143641A (ja) * 2012-05-10 2012-08-02 Universal Entertainment Corp 弾球遊技機
JP2012143642A (ja) * 2012-05-10 2012-08-02 Universal Entertainment Corp 弾球遊技機

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