JPH10165616A - 遊技機検査装置及び遊技機検査方法 - Google Patents

遊技機検査装置及び遊技機検査方法

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JPH10165616A
JPH10165616A JP8352220A JP35222096A JPH10165616A JP H10165616 A JPH10165616 A JP H10165616A JP 8352220 A JP8352220 A JP 8352220A JP 35222096 A JP35222096 A JP 35222096A JP H10165616 A JPH10165616 A JP H10165616A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変動図柄表示手段及びその制御系を含む全体
を検査対象として検査でき、その検査を短時間で容易且
つ能率的に迅速にできる遊技機検査装置を提供する。 【解決手段】 変動図柄を表示する変動図柄表示手段
と、設定プログラムに従って各部を制御する動作処理手
段と、プログラム処理に同期して動作処理手段の信号を
繰り返し計数し且つ始動信号の入力時にその計数値を制
御乱数として出力する乱数発生用計数手段と、始動信号
により変動図柄表示手段を所定時間だけ変動動作させて
制御乱数に応じた図柄で停止させる変動処理手段36とを
備えた遊技機1 を検査する遊技機検査装置であって、乱
数発生用計数手段と同時に動作処理手段の信号を計数し
て、乱数発生用計数手段33により発生する制御乱数の
内、発生確率の低い制御乱数の発生に同期して検査信号
を発生させる検査信号発生手段45を備え、この検査信号
発生手段45の検査信号を遊技機1 側に始動信号として入
力するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機等の弾
球遊技機、回胴式遊技機、その他の各種の遊技機を検査
する遊技機検査装置及び遊技機検査方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機等の弾球遊技機の組み立て工
程では、遊技盤に入球口、入賞手段、表示ランプ、変動
図柄表示手段等の各遊技部品を装着して遊技盤ユニット
を組み立てた後、遊技盤ユニットを検査ラインに送り、
その検査ラインで検査員が入球口、入賞手段等に遊技球
を順次入れて、各遊技部品が正常に作動するか否かを検
査したり、表示ランプ、変動図柄表示手段等の各端子に
検査信号を印加して断線の有無等を検査する方法を採っ
ている。
【0003】また遊技盤ユニットを検査ラインの検査装
置側に搬送した後、検査装置側の検査ヘッドを遊技盤ユ
ニット側に移動させて、その接触ピンを遊技盤ユニット
側の中継基板のコネクター等に接続し、検査ヘッド側か
ら遊技盤ユニット側の電気部品に検査信号を印加して断
線や短絡の有無等を自動的に検査し、その検査結果に応
じて遊技盤ユニットを良品側と不良品側とに振り分ける
ようにした自動検査方法等が考えられている。
【0004】その他、検査用のプログラムを組んだ強制
ROM等を検査装置側に備え、この強制ROM等から遊
技盤の変動図柄表示手段に検査信号を入力して、変動図
柄表示手段に大当たり図柄、リーチ図柄、外れ図柄等を
表示させて異常の有無を検査するようにしたものもあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の検査方法でも、
遊技盤ユニットの良否を検査でき、特に自動検査方法を
採用した場合には、自動的に検査できるため、検査作業
の省力化、能率化を図り得る利点がある。しかし、従来
の自動検査方法は、入球口等に遊技球を入れたり、又は
表示ランプ等に検査信号を印加して検査しているため、
変動図柄表示手段を採用したパチンコ機等の場合には、
検査時間が非常に長くなり、迅速且つ能率的に検査でき
ないという問題がある。
【0006】即ち、変動図柄表示手段を採用したパチン
コ機等の場合には、遊技盤の後側の制御基板に、パルス
発生手段及び計数手段等を含む乱数発生手段、乱数判定
手段、変動処理手段等を構成するROM、その他の電子
部品を装着し、始動口に遊技球が入賞した時に、制御基
板側の乱数判定手段、変動処理手段等による乱数処理に
よって変動図柄表示手段の表示図柄を一定時間変動さ
せ、その変動後の停止図柄が所定の大当たり図柄となっ
た時、又はその後に遊技球が作動領域を通過した時に所
定の権利を発生させて、この権利発生後に大入賞手段を
複数回開閉させる等の方法で遊技者に多大な利益を還元
するようにしている。
【0007】このため大当たりの発生確率が1/280
前後に設定されたパチンコ機において、従来の検査方法
で大当たり発生時の各遊技部品の作動状態の良否を検査
する場合には、変動図柄表示手段の停止図柄が大当たり
図柄となるまで始動手段に順次遊技球を入れ続けなけれ
ばならなず、非常な検査時間を要することになる。従っ
て、従来の検査方法では、全てのパチンコ機を検査する
とすれば、膨大な検査時間を要し、検査工程で組み立て
ライン全体を停止させることになるため、事実上不可能
であり、一部のパチンコ機を抜き取って検査する抜き取
り検査的な検査方法を採らざるを得ない。
【0008】また強制ROM等を備えた検査装置による
検査方法では、変動図柄表示手段に検査信号を入力して
検査するため、変動図柄表示手段自体の異常の有無は容
易に判断できるが、実際のゲームにおいて始動手段に遊
技球が入球した時と同様な状況の下で検査することはで
きない。このため、従来では、制御基板の製作段階での
検査結果を信頼して使用する以外に方法がなく、制御基
板側の乱数発生手段、乱数判定手段等の制御系の全体を
含んだ状態での異常の有無を検査できないと言う問題が
あった。本発明は、このような従来の課題に鑑み、変動
図柄表示手段及びその制御系を含む全体を検査対象とし
て検査でき、その検査を短時間で容易且つ能率的に迅速
にできる遊技機検査装置及び遊技機検査方法を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、変動図柄を表示する変動図柄表示手段29と、設定プ
ログラムに従って各部を制御する動作処理手段32と、プ
ログラム処理に同期して動作処理手段32の信号を繰り返
し計数し且つ始動信号の入力時にその計数値を制御乱数
として出力する乱数発生用計数手段33と、始動信号によ
り変動図柄表示手段29を所定時間だけ変動動作させて制
御乱数に応じた図柄で停止させる変動処理手段36とを備
えた遊技機1 を検査する遊技機検査装置であって、乱数
発生用計数手段33と同時に動作処理手段32の信号を計数
して、乱数発生用計数手段33により発生する制御乱数の
内、発生確率の低い制御乱数の発生に同期して検査信号
を発生させる検査信号発生手段45を備え、この検査信号
発生手段45の検査信号を遊技機1 側に始動信号として入
力するように構成したものである。
【0010】請求項2に記載の本発明は、変動図柄を表
示する変動図柄表示手段29と、設定プログラムに従って
各部を制御する動作処理手段32と、プログラム処理に同
期して動作処理手段32の信号を繰り返し計数し且つその
計数値を制御乱数として出力する乱数発生用計数手段33
と、乱数発生用計数手段33の制御乱数を読み出して判定
する乱数判定手段34と、変動図柄表示手段29を所定時間
だけ変動動作させて制御乱数の判定結果に応じた図柄で
停止させる変動処理手段36とを備えた遊技機1を検査す
る遊技機検査装置であって、乱数発生用計数手段33と同
時に動作処理手段32の信号を計数する検査用計数手段49
と、遊技機1 側の所定の制御乱数を設定する設定手段50
と、検査用計数手段49の計数値が設定手段50の設定乱数
と一致した時に、乱数発生用計数手段33の計数値を乱数
判定手段34に読み出させるように検査信号を出力する検
査信号出力手段51とを備えたものである。請求項3に記
載の本発明は、変動図柄を表示する変動図柄表示手段29
と、設定プログラムに従って各部を制御する動作処理手
段32と、プログラム処理に同期して動作処理手段32の信
号を繰り返し計数し且つ始動信号の入力時の計数値を制
御乱数として出力する乱数発生用計数手段33と、乱数発
生用計数手段33の制御乱数を読み出して判定する乱数判
定手段34と、始動信号により変動図柄表示手段29を所定
時間だけ変動動作させて制御乱数に応じた図柄で停止さ
せる変動処理手段36とを備えた遊技機1 を検査する遊技
機検査装置であって、乱数発生用計数手段33と同時に動
作処理手段32の信号を繰り返して計数する検査用計数手
段49と、遊技機1 側の所定の制御乱数を設定する設定手
段50と、始動信号の入力後に検査用計数手段49の計数値
が設定手段50の設定乱数と一致した時に、乱数発生用計
数手段33の計数値を乱数判定手段34に読み出させるよう
に検査信号を出力する検査信号出力手段51とを備えたも
のである。
【0011】請求項4に記載の本発明は、請求項1乃至
3の何れかに記載の発明において、変動図柄表示手段29
の変動後の表示図柄が大当たり図柄となる大当たり乱数
を設定乱数としたものである。請求項5に記載の本発明
は、請求項1乃至4の何れかに記載の発明において、乱
数発生用計数手段33及び検査用計数手段49が動作処理手
段32のリセット信号又は所定の動作信号を計数するよう
にしたものである。
【0012】請求項6に記載の本発明は、請求項1乃至
5の何れかに記載の発明において、検査用計数手段49の
計数値が設定手段50の設定乱数と一致した時に、検査信
号出力手段51から直ちに検査信号を出力させる自動系
と、始動信号の入力後に検査用計数手段49の計数値が設
定手段50の設定乱数と一致した時に、検査信号出力手段
51から検査信号を出力させる手動系とを選択する自動・
手動選択手段53を備えたものである。請求項7に記載の
本発明は、前側に変動図柄を表示する変動図柄表示手段
29を備え、後側の制御基板31に、設定プログラムに従っ
て各部を制御する動作処理手段32と、プログラム処理に
同期して動作処理手段32の信号を計数して制御乱数を発
生する乱数発生用計数手段33と、この乱数発生用計数手
段33の制御乱数を読み出して判定する乱数判定手段34
と、始動信号により変動図柄表示手段29を所定時間だけ
変動動作させて制御乱数に応じた図柄で停止させる変動
処理手段36とを備えた遊技機1 を検査するに際し、遊技
機1 側の乱数発生用計数手段33と同時に、動作処理手段
32の信号を計数する検査装置側の検査信号発生手段45を
作動させ、遊技機1 側の乱数発生用計数手段33が所定の
制御乱数を発生する時期に合わせて検査信号発生手段45
から検査信号を発生させて、この検査信号を制御基板31
側に入力するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳述する。図1及び図2において、1 はパチン
コ機、2 はカード式球貸し機で、このパチンコ機1 及び
球貸し機2 は、左右に交互に並べて図外の島構造体に横
一列状に装着されている。
【0014】パチンコ機1 は、図1及び図2に示すよう
に、外枠3 と、この外枠3 に開閉自在に枢着された前枠
4 とを備えている。前枠4 には、遊技盤5 に対応するガ
ラス扉6 と、上皿7 を支持する開閉板8 とが上下に配置
され、これらガラス扉6 及び開閉板8 は前枠4 に開閉自
在に枢着されている。前枠4 の下部には、上皿7 の下側
に下皿9 が、この下皿9 の一側方に発射手段10の発射ハ
ンドル11が夫々設けられている。
【0015】遊技盤5 は、前枠4 に裏側から着脱自在に
装着されている。前枠4 には、図2に示す如く、この遊
技盤5 を押さえるための裏機構板12が裏面側から着脱自
在に装着されている。裏機構板12には開口部13が形成さ
れると共に、その上側に賞球タンク14、賞球タンクレー
ル15が、左右一側に球払い出し手段16が、下側に通路ユ
ニット17等が夫々設けられている。
【0016】開口部13には、遊技盤5 の裏側に上下に近
接して装着された裏カバー18と入賞球タンク19とが嵌合
されている。裏カバー18には制御ボックス20が裏側から
着脱自在に装着され、この制御ボックス20に制御基板31
が収納されている。遊技盤5 には、図3に示すように、
ガイドレール21が環状に装着されると共に、そのガイド
レール21の内側に液晶表示手段22、始動手段23、左右入
賞口24、大入賞手段25、左右袖入賞口26、左右下入賞口
27、アウト口28等が夫々設けられている。
【0017】液晶表示手段22は、遊技者に対して通常の
遊技画像を表示する表示手段としての役割の他、変動図
柄を表示する変動図柄表示手段29を構成する役割を持っ
ている。変動図柄表示手段29は、左右方向に3個の図柄
表示部30を備え、始動手段23が遊技球の通過を検出した
時に、乱数処理によって各図柄表示部30の表示図柄が所
定時間だけ変動するように構成されている。
【0018】始動手段23は、遊技盤5 の前側から入賞し
て裏側に通過する遊技球を検出するもので、変動図柄表
示手段29と大入賞手段25との間に配置されている。大入
賞手段25は、変動図柄表示手段29の各図柄表示部30の停
止図柄が「7・7・7」等の特定の大当たり図柄となっ
た時に開放し、その開放から所定時間が経過するか、又
は10個の遊技球が入賞した時に閉じるようになってい
る。この大入賞手段25の内部は3分割されており、その
中央が特別作動領域25a となっている。
【0019】図4はパチンコ機1 の制御系を示し、この
制御系はCPU、ROM、RAM等を備えたマイクロコ
ンピュータ等により構成され、制御ボックス20の制御基
板31に装着されている。32は動作処理手段で、ROM等
の記憶手段に記憶し設定された設定プログラムに従って
各部を制御する処理を行うためのものであり、図5に示
すように、設定プログラムに従ってRAMワークエリア
の内容チェック(ステップ1)、各I/Oポートの出力
処理(ステップ2)、LED表示処理(ステップ3)、
サウンド処理(ステップ4)、ランダムデータ作成処理
(ステップ5)、図柄の動作処理(ステップ6)、RA
Mサムチェックデータの作成(ステップ7)の一連の動
作処理を行うようになっている。
【0020】動作処理手段32は、電源の投入時にCR時
定数回路からリセット信号が入力してリセットすると共
に、一連の動作処理を約2.73ms程度の処理時間で
行い、その動作処理が終了する毎にリセット信号により
リセットして0番地からプログラムを実行するようにな
っており、またプログラムの実行中のリセットは、RA
M値によって判断するようになっている。
【0021】33は乱数発生用計数手段で、プログラム処
理に同期して動作処理手段32から発生する信号を繰り返
し計数し、始動手段23から始動信号が入力した時の計数
値を制御乱数として出力するようになっている。例え
ば、この場合には、動作処理手段32が約2.73ms程
度の時間間隔で一連の動作処理を行う時に、そのLED
表示処理(ステップ3)の時点で左右入賞口24、大入賞
手段25等に装着された表示用LED64にLED表示信号
を送るので、そのLED表示信号の初期パルスを乱数発
生用計数手段33で順次計数するようになっている。な
お、変動図柄表示手段29での大当たりの発生確率が1/
250の場合には、乱数発生用計数手段33は250個の
信号を順次繰り返して計数するようになっている。
【0022】34は乱数判定手段で、始動手段23が遊技球
を検出した時に乱数発生用計数手段33から出力される制
御乱数が大当たり乱数、リーチ乱数及び外れ乱数の何れ
であるか否かを判定するようになっている。例えば、乱
数7を大当たり乱数として設定し、その他に複数個の乱
数をリーチ乱数として設定した場合には、乱数判定手段
34は、乱数発生用計数手段33から出力される制御乱数が
大当たり乱数、リーチ乱数及び外れ乱数の何れであるか
を判定するようになっている。
【0023】35は図柄抽選手段で、乱数判定手段34での
判定結果に応じて複数種類の表示図柄の中から、制御乱
数が大当たり乱数の時に大当たり図柄の何れかを、リー
チ乱数の時にリーチ図柄の何れかを、外れ乱数の時に外
れ図柄の何れかを夫々抽選し決定するようになってい
る。
【0024】36は変動処理手段で、始動手段23が遊技球
を検出した時に、変動図柄表示手段29の各図柄表示部30
の表示図柄を所定時間変動させると共に、例えば制御乱
数が大当たり乱数の時には各図柄表示部30の停止図柄が
「0・0・0」等の大当たり図柄となるように、図柄抽
選手段35で抽選し決定された大当たり図柄、リーチ図
柄、外れ図柄等の各抽選図柄で停止させるべく各図柄表
示部30の停止図柄を制御するようになっている。
【0025】37は大入賞制御手段で、乱数判定手段34が
大当たり乱数と判定した時に大入賞手段25を開放し、こ
の開放から所定時間経過し又は10個の遊技球が入賞し
た時に大入賞手段25を閉じるように制御すると共に、大
入賞手段25の開放中に、その内部に設定された特別作動
領域25a を遊技球が通過すれば、所定回数(例えば最大
16回)まで大入賞手段25が開閉動作を繰り返すように
制御すべく構成されている。なお、大入賞手段25に遊技
球が入賞した時には、その入賞球1個毎に球払い出し手
段16が15個の遊技球を賞球として払い出すようになっ
ている。
【0026】図6及び図7はパチンコ機1 の遊技盤5 を
検査する検査装置39を例示し、制御ボックス20側のコネ
クタ40,41 に挿入可能な接触ピン42,43 を有する検査ヘ
ッド44と、パチンコ機1 側の乱数発生用計数手段33によ
り発生する制御乱数の内、大当たり乱数の発生時期に同
期して検査信号を発生させる検査信号発生手段45を備
え、この検査信号発生手段45の検査信号をパチンコ機1
側に始動信号又は読み出し指令信号として入力するよう
になっている。
【0027】即ち、検査ヘッド44は検査ライン中に設定
された検査位置において、検査対象となるパチンコ機1
の遊技盤5 の後方側に配置されており、この検査ヘッド
44に機種別交換部46を介して接触ピン42,43 が装着され
ている。機種別交換部46は、検査対象となるパチンコ機
1 毎に接触ピン42,43 の数等が異なるので、その機種に
応じて交換するためのものであり、コネクタ47,48 を介
して検査ヘッド44側に着脱自在に接続されている。
【0028】接触ピン42は始動手段23に接続されたコネ
クタ40に、接触ピン43は制御基板31のコネクタ41に夫々
対応するもので、パチンコ機1 が検査位置に停止した後
に自動的に突出方向に作動して各コネクタ40,41 に電気
的に接続するようになっている。コネクタ40は遊技盤5
の保護カバー60内の中継基板58等を介して始動手段23側
に接続されており、パチンコ機1 の稼働時にはコネクタ
41に着脱自在に接続されているが、検査前は接触ピン42
を容易に接続し得るように制御ボックス20等に着脱可能
に固定されている。
【0029】検査信号発生手段45は、図8に示すよう
に、検査用計数手段49、設定手段50、検査信号出力手段
51、起動制御手段52等により構成されている。検査用計
数手段49は接触ピン43、コネクタ41を介して制御基板31
の動作処理手段32に接続され、また検査信号出力手段51
は接触ピン43、コネクタ41を介して制御基板31の乱数判
定手段34等に接続されている。なお、通常、コネクタ40
は、制御基板31のコネクタ41に接続され、始動手段23に
遊技球が入賞した時の始動信号を乱数発生用計数手段3
3、変動処理手段36等に入力するようになっている。
【0030】検査用計数手段49は、電源の投入と同時に
動作を開始するパチンコ機1 側の動作処理手段32からの
LED表示信号を入力して初期パルスを順次計数し、そ
の計数値を検査信号出力手段51に出力するようになって
いる。例えば、大当たりの発生確率が1/250の場合
には、検査用計数手段49は、パチンコ機1 側の乱数発生
用計数手段33と同数の250個のパルスを繰り返し計数
するように構成されている。なお、検査用計数手段49
は、図7に示すように確率設定スイッチ54で検査対象の
パチンコ機1 の確率を設定した時に、最大計数値250
がプリセットされるようになっている。
【0031】設定手段50は、パチンコ機1 側に検査信号
を出力すべき時点の制御乱数を設定乱数として設定する
ためのもので、パチンコ機1 の大当たり時の動作状態を
検査する時に大当たり乱数を、リーチ時の動作状態を検
査する時にリーチ乱数を、外れ時の動作状態を検査する
時に外れ乱数を乱数設定スイッチ55により夫々設定する
ことが可能である。この実施形態では、パチンコ機1 の
大当たり時の動作状態を検査するものとして、大当たり
乱数7を設定乱数として設定している。検査信号出力手
段51は、判別手段59と自動・手動選択手段53とを備えて
いる。判別手段59は、検査用計数手段49の計数値が設定
手段50により設定された設定乱数と一致するか否かを判
別し、両者が一致した時に検査信号を出力するためのも
のである。
【0032】自動・手動選択手段53は、切り換えスイッ
チ56の切り換え操作によって自動系と手動系とを選択可
能であって、自動系を選択した場合には判別手段59の検
査信号を直ちにパチンコ機1 側の乱数発生用計数手段3
3、乱数判定手段34に読み出し指令として出力し、手動
系を選択した場合には始動手段23が遊技球を検出した後
に判別手段59が検査信号を出力した時に、その検査信号
をパチンコ機1 側 の乱数発生用計数手段33、乱数判定
手段34に読み出し指令として出力するようになってい
る。
【0033】起動制御手段52は、パチンコ機1 側の電源
プラグ63用のソケットと、スタートスイッチ57等を備
え、ソケットにパチンコ機1 側の電源プラグ63を挿入し
た後にスタートスイッチ57を操作すると、パチンコ機1
側の電源が投入されて制御基板31側の動作処理手段32、
乱数発生用計数手段33が動作を開始すると同時に、検査
装置39側の検査用計数手段49、検査信号出力手段51等が
作動を開始するようになっている。61は検査したパチン
コ機1 の数を表示する検査数表示部で、その表示値はリ
セットスイッチ62でリセットできるようになっている。
【0034】次に、この検査装置39によるパチンコ機1
の検査方法について説明する。このパチンコ機1 では、
通常、電源部に電源を投入すると、リセット処理をした
後、動作処理手段32が作動して設定プログラムに従って
RAMワークエリアの内容チェック(ステップ1)、各
I/Oポートの出力処理(ステップ2)、LED表示処
理(ステップ3)、サウンド処理(ステップ4)、ラン
ダムデータ作成処理(ステップ5)、図柄の動作処理
(ステップ6)、RAMサムチェックデータの作成(ス
テップ7)の一連の動作処理を行う。
【0035】この場合、動作処理手段32は、図9に示す
ように、リセット割り込みを行いながら一連の動作処理
を繰り返し行い、その動作処理時間T1とリセット時間T2
とを合わせて、約2.73ms程度の時間間隔で処理動
作を繰り返す。そして、例えばLED表示処理(ステッ
プ3)の時には、遊技盤の入賞手段等に装着した表示L
EDに信号を送って点滅させる。なお、動作処理時間T1
は一定不変ではなく、処理途中に変動することもある。
【0036】一方、動作処理手段32が2.73msの時
間間隔で一連の動作処理を繰り返し始めると、乱数発生
用計数手段33が動作処理手段32のLED表示信号の初期
パルスを計数する計数動作を開始し、その動作をリセッ
ト毎に繰り返し続行する。そこで、始動手段23に遊技球
が入賞すると、この始動手段23からの始動信号により変
動処理手段36が変動図柄表示手段29の各図柄表示部30の
表示図柄を所定時間変動させると共に、乱数発生用計数
手段33が始動信号の入力時点の計数値を制御乱数として
乱数判定手段34に出力し、この乱数判定手段34が大当た
り乱数、リーチ乱数、外れ乱数の何れであるか否かを判
定する。
【0037】そして、乱数判定手段34による判定結果が
大当たり乱数であれば、変動処理手段36が図柄抽選手段
35で抽選された大当たり図柄の画像情報を読み出して、
変動図柄表示手段29の変動後の停止図柄が「7・7・
7」等の大当たり図柄となるように制御し、またリーチ
乱数であれば、変動後の停止図柄が「7・7・6」等の
リーチ図柄となるように制御する。
【0038】また乱数判定手段34での判定結果が大当た
り乱数であれば、大入賞制御手段37が働いて変動図柄表
示手段29の図柄の停止後に大入賞手段25が開放し、遊技
盤5に沿って上側から落下する遊技球が大入賞手段25に
入賞し易くなる。そして、この大入賞手段25に10個の
遊技球が入賞するか、開放から所定時間が経過すると、
大入賞制御手段37の制御により大入賞手段25が閉じる。
大入賞手段25の開放中に入賞した遊技球が、中央の特別
作動領域25a を通過すれば、大入賞手段25は閉じた後に
再度開放し、最大16回まで開閉動作を繰り返す。
【0039】大入賞手段25に遊技球が入賞すると、その
入賞球1個に対して15個の割合で球払い出し手段16が
賞球タンク14の遊技球を上皿7 に払い出して、遊技球の
入賞個数に応じた利益を遊技者に還元する。この種のパ
チンコ機1 を組み立てた後に検査する場合には、パチン
コ機1 側の始動手段23のコネクタ40を制御ボックス20側
に固定しておく。この状態で検査対象のパチンコ機1 が
検査ラインの検査位置まで搬送されて来ると、検査ヘッ
ド44が遊技盤5 側に移動して各接触ピン42,43 を各コネ
クタ40,41 に接続する。
【0040】検査装置39とパチンコ機1 との接続が完了
すると、起動制御手段52の自動起動スイッチがオンとな
り起動指令を出す。するとパチンコ機1 側に電源が投入
されて、動作処理手段32、乱数発生用計数手段33等が前
述と同様に作動を開始すると同時に、検査装置39側の検
査信号発生手段45が作動を開始する。
【0041】即ち、パチンコ機1 側に電源を投入する
と、動作処理手段32、乱数発生用計数手段33が作動し始
め、乱数発生用計数手段33が動作処理手段32のLED表
示信号の初期パルスを繰り返し計数する。一方、検査装
置39側では、検査用計数手段49がパチンコ機1 側の乱数
発生用計数手段33と同様に、動作処理手段32のLED表
示信号の初期パルスを計数する計数動作を開始する。パ
チンコ機1 側の乱数発生用計数手段33と検査装置39側の
検査用計数手段49は、完全に同期した状態で計数動作を
行うことになる。
【0042】そこで、設定手段50でパチンコ機1 側の大
当たり乱数の7を設定乱数として設定しておけば、検査
用計数手段49が計数する毎に判別手段59が設定乱数と計
数値との判別を行い、両者が一致した時に検査信号を出
力する。そして、自動・手動選択手段53が自動側であれ
ば、パチンコ機1 側に始動手段23の始動信号に代えて、
直ちにその検査信号をパチンコ機1 の乱数判定手段34に
乱数発生用計数手段33の計数値を読み出すべく読み出し
指令として送る。つまり、パチンコ機1 の乱数発生用計
数手段33が大当たり乱数の計数値7を計数する時点に合
わせて、接触ピン43、コネクタ41から制御基板31側に検
査信号が入力し、乱数判定手段34に乱数発生用計数手段
33の計数値を読み出すように読み出し指令が入る。
【0043】このため、変動処理手段36が働いて変動図
柄表示手段29の各図柄表示部30の表示図柄が一定時間変
動すると共に、乱数判定手段34が乱数発生用計数手段33
の計数値7を読み出して、その計数値7を大当たり乱数
と判定する。そして、変動図柄表示手段29が一定時間変
動動作を続けた後、変動図柄表示手段29の図柄が、例え
ば大当たり図柄の「7・7・7」で停止し、大入賞制御
手段37により大入賞手段25が開放する等、通常のゲーム
中における大当たりの発生時と同様に動作する。例え
ば、大入賞手段25の開放中に、特別作動領域25a に遊技
球を入れれば、大入賞手段25は閉じた後、再度開放す
る。また大当たりの発生に伴って、遊技盤5の各部に装
着された表示ランプが点滅し、スピーカから効果音が発
生する。
【0044】自動・手動選択手段53で手動系を選択した
場合には、パチンコ機1 側の起動と同時に検査装置39側
の検査用計数手段49を始動させた後、パチンコ機1 側の
遊技盤の始動手段23に遊技球が入球する。すると始動手
段23からの検出信号が自動・手動選択手段53に入力し、
この自動・手動選択手段53が作動する。始動手段23に遊
技球が入球した後に、検査用計数手段49の計数値が設定
手段50の設定乱数と一致するまで待機し、その計数値と
設定乱数とが一致した時に判別手段59が検査信号を出力
し、乱数発生用計数手段33の大当たり乱数の発生時期に
合わせて、パチンコ機1 側の乱数判定手段34に読み出し
指令を送る。その後、パチンコ機1 側が前述と同様に動
作する。
【0045】従って、このようにすれば、自動、手動の
何れの場合にも、遊技盤5 を含むパチンコ機1 側の状
況、例えば変動図柄表示手段29の表示の変動状況、大当
たり図柄での停止後の大入賞手段25の開閉状況、遊技盤
5 の各表示ランプの点滅状況等を検査員が目視によって
確認することによって、制御基板31を含むパチンコ機1
側の異常の有無を容易且つ能率的に判断し検査すること
ができる。
【0046】特に大当たりの発生確率が1/250であ
るにも拘わらず、検査用計数手段49の計数値が設定手段
50の設定乱数になった時点でパチンコ機1 側に大当たり
を発生させるため、大当たり状態でのパチンコ機1 の検
査が容易且つ能率的であり、また組み立て後のパチンコ
機1 を、その制御基板31側を含めて検査することも可能
であるため、製品の信頼性も向上し、また不良品の出荷
を極力防止できる。
【0047】またパチンコ機1 側の乱数発生用計数手段
33と検査装置39側の検査用計数手段49とが共にパチンコ
機1 側の動作処理手段32のLED表示信号の初期パルス
を同時に計数するようにしているため、パチンコ機1 側
と検査装置39側とを確実に同期させることができ、しか
も検査装置39側に、パチンコ機1 側の動作処理手段32と
同期するクロックパルス発生手段を備える必要がないの
で、検査装置39側の構成を簡単にでき容易且つ安価に実
施できる。
【0048】更に自動・手動選択手段53を備えているた
め、自動的な検査と手動による検査が可能であり、特に
手動の場合には遊技盤の始動手段23に遊技球を入球して
検査できるため、遊技盤の始動手段23を含めての検査が
可能である。検査対象となるパチンコ機1 の機種を変更
した場合には、機種別交換部46を検査ヘッド44から取り
外して、その機種に対応した接触ピン42,43 を有する機
種別交換部46と交換する。また機種によって大当たりの
発生確率、大当たり乱数が異なる場合には、確率設定ス
イッチ54, 乱数設定スイッチ55で夫々設定すれば良い。
従って、パチンコ機1 の機種が異なる場合でも、簡単な
準備で容易に検査することができる。
【0049】以上、本発明の実施形態を説明したが、本
発明はこの実施形態に限定されるものではない。例え
ば、実施形態では、設定手段50にて設定された大当たり
乱数に合わせてパチンコ機1 側に検査信号を入力するよ
うにしているが、リーチ乱数又は外れ乱数に合わせてパ
チンコ機1 側に検査信号を入力するようにしても良い。
また機種別交換部46を交換して異なる機種のパチンコ機
1 に対応するようにしているが、検査装置39の内部で電
気的に切り換えて機種のパチンコ機1 に対応するように
しても良い。
【0050】更に実施形態では、自動・手動選択手段53
により自動と手動とを選択するようにしているが、自
動、手動の何れか一方のみでも検査可能である。例え
ば、手動検査式を採用する場合には、始動手段23に代え
て手動スイッチを設け、この手動スイッチを検査員が操
作した後に、前述と同様にして検査信号をパチンコ機1
側に出力するように構成することも可能である。実施形
態の接触ピン42と接触ピン43、コネクタ40とコネクタ41
は一体に構成しても良い。
【0051】パチンコ機1 側の異常の有無を確認する場
合、検査員の目視により確認しても良いし、検査装置39
側で液晶表示手段22、変動図柄表示手段29、大入賞手段
25等の各検査項目を設定しておき、その検査項目に従っ
て順次異常の有無を自動的に確認し、その確認データー
を各パチンコ機1 毎にコンピュータ等に入力するように
しても良い。
【0052】検査用計数手段49は、動作処理手段32のリ
セット信号、その他の信号を計数するようにしても良
い。また検査用計数手段49は、動作処理手段32の信号を
繰り返して計数するようにしているが、順次計数値を加
算するだけでも良い。その場合には、判別手段59で設定
乱数と計数値とを判別するに当たって、例えば設定手段
50の設定乱数を250×N+7に従って換算し、検査用
計数手段49が250個目の信号を計数する毎にそのNを
1づつ増やすようにしても良い。
【0053】その他、検査装置39に例えば他の表示ラン
プ、入賞手段、スイッチ等に対する検査機能を持たせ、
同時に平行して表示ランプ、入賞手段等の検査を行うよ
うにしても良い。パチンコ機1 の他、アレンジボール機
等の弾球遊技機は勿論のこと、その他の回胴式遊技機等
においても同様に実施することが可能であり、また各遊
技機のゲーム内容は別段問題ではない。
【0054】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、変動
図柄を表示する変動図柄表示手段29と、設定プログラム
に従って各部を制御する動作処理手段32と、プログラム
処理に同期して動作処理手段32の信号を繰り返し計数し
且つ始動信号の入力時にその計数値を制御乱数として出
力する乱数発生用計数手段33と、始動信号により変動図
柄表示手段29を所定時間だけ変動動作させて制御乱数に
応じた図柄で停止させる変動処理手段36とを備えた遊技
機1 を検査する遊技機検査装置であって、乱数発生用計
数手段33と同時に動作処理手段32の信号を計数して、乱
数発生用計数手段33により発生する制御乱数の内、発生
確率の低い制御乱数の発生に同期して検査信号を発生さ
せる検査信号発生手段45を備え、この検査信号発生手段
45の検査信号を遊技機1 側に始動信号として入力するよ
うに構成しているので、乱数処理により表示状態が変化
する変動図柄表示手段29を備えた遊技機1 でも、実際の
ゲーム時と同じ状態で所定の制御乱数を発生させなが
ら、変動図柄表示手段29及びその制御系を含む全体を検
査対象として異常の有無を検査でき、しかもその検査を
短時間で容易且つ能率的に迅速にできる。
【0055】請求項2に記載の本発明によれば、変動図
柄を表示する変動図柄表示手段29と、設定プログラムに
従って各部を制御する動作処理手段32と、プログラム処
理に同期して動作処理手段32の信号を繰り返し計数し且
つその計数値を制御乱数として出力する乱数発生用計数
手段33と、乱数発生用計数手段33の制御乱数を読み出し
て判定する乱数判定手段34と、変動図柄表示手段29を所
定時間だけ変動動作させて制御乱数の判定結果に応じた
図柄で停止させる変動処理手段36とを備えた遊技機1 を
検査する遊技機検査装置であって、乱数発生用計数手段
33と同時に動作処理手段32の信号を計数する検査用計数
手段49と、遊技機1 側の所定の制御乱数を設定する設定
手段50と、検査用計数手段49の計数値が設定手段50の設
定乱数と一致した時に、乱数発生用計数手段33の計数値
を乱数判定手段34に読み出させるように検査信号を出力
する検査信号出力手段51とを備えているので、乱数処理
により表示状態が変化する変動図柄表示手段29を備えた
遊技機1 でも、実際のゲーム時と同じ状態で所定の制御
乱数を発生させながら、変動図柄表示手段29及びその制
御系を含む全体を検査対象として異常の有無を検査で
き、しかもその検査を短時間で容易且つ能率的に迅速に
できる。また動作処理手段32の信号を乱数発生用計数手
段33と同時に検査用計数手段49で計数するようにしてい
るので、検査装置39側の構成を簡単にできると共に、遊
技機1 側の乱数発生用計数手段33と検査装置39側の検査
用計数手段49とを容易且つ確実に同期させることができ
る。請求項3に記載の本発明によれば、変動図柄を表示
する変動図柄表示手段29と、設定プログラムに従って各
部を制御する動作処理手段32と、プログラム処理に同期
して動作処理手段32の信号を繰り返し計数し且つ始動信
号の入力時の計数値を制御乱数として出力する乱数発生
用計数手段33と、乱数発生用計数手段33の制御乱数を読
み出して判定する乱数判定手段34と、始動信号により変
動図柄表示手段29を所定時間だけ変動動作させて制御乱
数に応じた図柄で停止させる変動処理手段36とを備えた
遊技機1 を検査する遊技機検査装置であって、乱数発生
用計数手段33と同時に動作処理手段32の信号を繰り返し
て計数する検査用計数手段49と、遊技機1 側の所定の制
御乱数を設定する設定手段50と、始動信号の入力後に検
査用計数手段49の計数値が設定手段50の設定乱数と一致
した時に、乱数発生用計数手段33の計数値を乱数判定手
段34に読み出させるように検査信号を出力する検査信号
出力手段51とを備えているので、乱数処理により表示状
態が変化する変動図柄表示手段29を備えた遊技機1 で
も、実際のゲーム時と同様に始動信号を入力した後に所
定の制御乱数を発生させて、変動図柄表示手段29及びそ
の制御系を含む全体を検査対象として異常の有無を検査
でき、しかもその検査を短時間で容易且つ能率的に迅速
にできる。また動作処理手段32の信号を乱数発生用計数
手段33と同時に検査用計数手段49で計数するようにして
いるので、検査装置39側の構成を簡単にできると共に、
遊技機1 側の乱数発生用計数手段33と検査装置39側の検
査用計数手段49とを容易且つ確実に同期させることがで
きる。
【0056】請求項4に記載の本発明によれば、請求項
1乃至3の何れかに記載の発明において、変動図柄表示
手段29の変動後の表示図柄が大当たり図柄となる大当た
り乱数を設定乱数としているので、遊技機1 側に大当た
り状態を発生させて検査することができる。請求項5に
記載の本発明によれば、請求項1乃至4の何れかに記載
の発明において、乱数発生用計数手段33及び検査用計数
手段49が動作処理手段32のリセット信号又は所定の動作
信号を計数するようにしているので、乱数発生用計数手
段33及び検査用計数手段49が動作処理手段32の信号を確
実に計数でき、両計数手段33,49 を容易且つ確実に同期
させることができる。。
【0057】請求項6に記載の本発明によれば、請求項
1乃至5の何れかに記載の発明において、検査用計数手
段49の計数値が設定手段50の設定乱数と一致した時に、
検査信号出力手段51から直ちに検査信号を出力させる自
動系と、始動信号の入力後に検査用計数手段49の計数値
が設定手段50の設定乱数とが一致した時に、検査信号出
力手段51から検査信号を出力させる手動系とを選択する
自動・手動選択手段53を備えているので、自動、手動の
何れでも容易に検査することができる。請求項7に記載
の本発明によれば、前面側に変動図柄を表示する変動図
柄表示手段29を備え、後側の制御基板31に、設定プログ
ラムに従って各部を制御する動作処理手段32と、プログ
ラム処理に同期して動作処理手段32の信号を計数して制
御乱数を発生する乱数発生用計数手段33と、この乱数発
生用計数手段33の制御乱数を読み出して判定する乱数判
定手段34と、始動信号により変動図柄表示手段29を所定
時間だけ変動動作させて制御乱数に応じた図柄で停止さ
せる変動処理手段36とを備えた遊技機1 を検査するに際
し、遊技機1 側の乱数発生用計数手段33と同時に、動作
処理手段32の信号を計数する検査装置側の検査信号発生
手段45を作動させ、遊技機1 側の乱数発生用計数手段33
が所定の制御乱数を発生する時期に合わせて検査信号発
生手段45から検査信号を発生させて、この検査信号を制
御基板31側に入力するので、実際のゲーム時と同様に制
御基板31側の乱数発生用計数手段33及び変動処理手段36
を含む制御系を作動させて、変動図柄表示手段29は勿論
のこと、制御基板31側の乱数発生用計数手段33及び変動
処理手段36を含む制御系の全てを容易に検査できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すパチンコ機及びカー
ド式球貸し機の前側の斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態を示すパチンコ機及びカー
ド式球貸し機の裏側の斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態を示す遊技盤の正面図であ
る。
【図4】本発明の一実施形態を示すパチンコ機側の制御
系のブロック図である。
【図5】本発明の一実施形態を示す動作処理手段の処理
動作の流れ図である。
【図6】本発明の一実施形態を示す検査状態の側面図で
ある。
【図7】本発明の一実施形態を示す検査装置側の構成図
である。
【図8】本発明の一実施形態を示す検査装置側のブロッ
ク図である。
【図9】本発明の一実施形態を示す動作処理手段のタイ
ムチャート図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機(遊技機) 29 変動図柄表示手段 32 動作処理手段 33 乱数発生用計数手段 34 乱数判定手段 36 変動処理手段 49 検査用計数手段 50 設定手段 51 検査信号出力手段 53 自動・手動選択手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変動図柄を表示する変動図柄表示手段(2
    9)と、設定プログラムに従って各部を制御する動作処理
    手段(32)と、プログラム処理に同期して動作処理手段(3
    2)の信号を繰り返し計数し且つ始動信号の入力時にその
    計数値を制御乱数として出力する乱数発生用計数手段(3
    3)と、始動信号により変動図柄表示手段(29)を所定時間
    だけ変動動作させて制御乱数に応じた図柄で停止させる
    変動処理手段(36)とを備えた遊技機(1) を検査する遊技
    機検査装置であって、乱数発生用計数手段(33)と同時に
    動作処理手段(32)の信号を計数して、乱数発生用計数手
    段(33)により発生する制御乱数の内、発生確率の低い制
    御乱数の発生に同期して検査信号を発生させる検査信号
    発生手段(45)を備え、この検査信号発生手段(45)の検査
    信号を遊技機(1) 側に始動信号として入力するように構
    成したことを特徴とする遊技機検査装置。
  2. 【請求項2】 変動図柄を表示する変動図柄表示手段(2
    9)と、設定プログラムに従って各部を制御する動作処理
    手段(32)と、プログラム処理に同期して動作処理手段(3
    2)の信号を繰り返し計数し且つその計数値を制御乱数と
    して出力する乱数発生用計数手段(33)と、乱数発生用計
    数手段(33)の制御乱数を読み出して判定する乱数判定手
    段(34)と、変動図柄表示手段(29)を所定時間だけ変動動
    作させて制御乱数の判定結果に応じた図柄で停止させる
    変動処理手段(36)とを備えた遊技機(1) を検査する遊技
    機検査装置であって、乱数発生用計数手段(33)と同時に
    動作処理手段(32)の信号を計数する検査用計数手段(49)
    と、遊技機(1) 側の所定の制御乱数を設定する設定手段
    (50)と、検査用計数手段(49)の計数値が設定手段(50)の
    設定乱数と一致した時に、乱数発生用計数手段(33)の計
    数値を乱数判定手段(34)に読み出させるように検査信号
    を出力する検査信号出力手段(51)とを備えたことを特徴
    とする遊技機検査装置。
  3. 【請求項3】 変動図柄を表示する変動図柄表示手段(2
    9)と、設定プログラムに従って各部を制御する動作処理
    手段(32)と、プログラム処理に同期して動作処理手段(3
    2)の信号を繰り返し計数し且つ始動信号の入力時の計数
    値を制御乱数として出力する乱数発生用計数手段(33)
    と、乱数発生用計数手段(33)の制御乱数を読み出して判
    定する乱数判定手段(34)と、始動信号により変動図柄表
    示手段(29)を所定時間だけ変動動作させて制御乱数に応
    じた図柄で停止させる変動処理手段(36)とを備えた遊技
    機(1) を検査する遊技機検査装置であって、乱数発生用
    計数手段(33)と同時に動作処理手段(32)の信号を繰り返
    して計数する検査用計数手段(49)と、遊技機(1) 側の所
    定の制御乱数を設定する設定手段(50)と、始動信号の入
    力後に検査用計数手段(49)の計数値が設定手段(50)の設
    定乱数と一致した時に、乱数発生用計数手段(33)の計数
    値を乱数判定手段(34)に読み出させるように検査信号を
    出力する検査信号出力手段(51)とを備えたことを特徴と
    する遊技機検査装置。
  4. 【請求項4】 変動図柄表示手段(29)の変動後の表示図
    柄が大当たり図柄となる大当たり乱数を設定乱数とした
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の遊技
    機検査装置。
  5. 【請求項5】 乱数発生用計数手段(33)及び検査用計数
    手段(49)が動作処理手段(32)のリセット信号又は所定の
    動作信号を計数するようにしたことを特徴とする請求項
    1乃至4の何れかに記載の遊技機検査装置。
  6. 【請求項6】 検査用計数手段(49)の計数値が設定手段
    (50)の設定乱数と一致した時に、検査信号出力手段(51)
    から直ちに検査信号を出力させる自動系と、始動信号の
    入力後に検査用計数手段(49)の計数値が設定手段(50)の
    設定乱数と一致した時に、検査信号出力手段(51)から検
    査信号を出力させる手動系とを選択する自動・手動選択
    手段(53)を備えたことを特徴とする請求項1乃至5の何
    れかに記載の遊技機検査装置。
  7. 【請求項7】 前側に変動図柄を表示する変動図柄表示
    手段(29)を備え、後側の制御基板(31)に、設定プログラ
    ムに従って各部を制御する動作処理手段(32)と、プログ
    ラム処理に同期して動作処理手段(32)の信号を計数して
    制御乱数を発生する乱数発生用計数手段(33)と、この乱
    数発生用計数手段(33)の制御乱数を読み出して判定する
    乱数判定手段(34)と、始動信号により変動図柄表示手段
    (29)を所定時間だけ変動動作させて制御乱数に応じた図
    柄で停止させる変動処理手段(36)とを備えた遊技機(1)
    を検査するに際し、遊技機(1) 側の乱数発生用計数手段
    (33)と同時に、動作処理手段(32)の信号を計数する検査
    装置側の検査信号発生手段(45)を作動させ、遊技機(1)
    側の乱数発生用計数手段(33)が所定の制御乱数を発生す
    る時期に合わせて検査信号発生手段(45)から検査信号を
    発生させて、この検査信号を制御基板(31)側に入力する
    ことを特徴とする遊技機検査方法。
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