JP2002102504A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002102504A JP2000302224A JP2000302224A JP2002102504A JP 2002102504 A JP2002102504 A JP 2002102504A JP 2000302224 A JP2000302224 A JP 2000302224A JP 2000302224 A JP2000302224 A JP 2000302224A JP 2002102504 A JP2002102504 A JP 2002102504A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力端子に接続された他の装置に、遊技機の
状態を正確に認識させることができる遊技機を提供する
こと。 【解決手段】 主制御基板Cは、遊技状態の分析試験の
ために、第1および第2コネクタ16,17を介して試
験機19と接続される。第1及び第2コネクタ16,1
7から出力される信号は、コネクタ毎に類別されてい
る。具体的には、第1コネクタ16の各出力端子から
は、各スイッチ20a〜20fの出力信号に対応した信
号がそれぞれ出力され、第2コネクタ17の各出力端子
からは、主制御基板Cによる遊技の制御に基づいて変化
する信号がそれぞれ出力される。このように、パチンコ
機Pの遊技の進行と並行して、主制御基板Cの第1及び
第2コネクタ16,17の各出力端子から遊技の状態を
示す信号と共に遊技機の状態を示す信号が出力されるの
で、その出力端子に試験機19などを接続することによ
り、パチンコ機Pの状態を分析するための試験を効率よ
く行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、パチンコ機やス
ロットマシンなどに代表される遊技機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】 一般にパチンコ機は、その製品販売前
に、パチンコ機が設計値通りに動作するか否かを調べる
ため、パチンコ機を実際に動作させて各種の試験が行わ
れる。例えば、遊技領域内の普通入賞口へ打球が入賞す
る確率を試験する場合には、普通入賞口に設けられるス
イッチを、試験機に接続される別のスイッチに付け替え
て、その別のスイッチの入賞信号を試験機で検出し、打
球数に対する入賞個数から打球の入賞確率を算出して試
験が行われる。かかる方式では、試験の準備が非常に煩
雑なものとなって、試験を効率よく行うことができない
ので、予め遊技の状態を示す信号を主制御基板から出力
するように構成し、その出力信号を試験機へ入力して、
かかる試験を行うことが試みられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、主制
御基板から出力される遊技の状態を示す信号だけでは、
試験機はパチンコ機の状態を正確に認識することができ
ないという問題点がある。例えば、打球が普通入賞口へ
入賞した場合には賞球の払い出し直ちに行われるはずで
あるが、その賞球の払い出しが行われなかったり、賞球
の払い出しが行われたとしてもその払い出しが遅れた場
合には、なぜそうなったかを試験機では認識することが
できないのである。
【0004】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、出力端子に接続された他の装置
に、遊技機の状態を正確に認識させることができる遊技
機を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成するた
めに請求項1記載の遊技機は、遊技の制御を行う主制御
基板と、その主制御基板に接続されると共にその主制御
基板からの指示に基づいて遊技に関する動作を実行する
動作装置とを備え、前記主制御基板は、遊技の状態を示
す信号を前記動作装置以外の他の装置へ出力するための
出力端子を備えており、その出力端子から出力される前
記遊技の状態を示す信号には遊技機の状態を示す信号が
含まれている。
【0006】この請求項1記載の遊技機によれば、主制
御基板により遊技の制御が行われ、その主制御基板から
各動作装置へ動作が指示され、各動作装置が動作を実行
することにより遊技が進行する。この遊技の進行と並行
して、主制御基板の出力端子からは、遊技の状態を示す
信号が、遊技機の状態を示す信号と共に動作装置以外の
他の装置へ出力される。
【0007】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の好ましい実施例
について、添付図面を参照して説明する。本実施例で
は、遊技機の一例として弾球遊技機の一種であるパチン
コ機、特に、第1種パチンコ遊技機を用いて説明する。
なお、本発明を第3種パチンコ遊技機やスロットマシン
などの他の遊技機に用いることは、当然に可能である。
【0008】図1は、本実施例のパチンコ機Pの遊技盤
の正面図である。遊技盤1内およびその周囲には、パチ
ンコ機Pの遊技の状態に応じて点灯し或いは消灯する複
数のランプ22が設けられており、また、遊技盤1内の
下方には、打球が入賞することにより15個の賞球が払
い出される4個の入賞口2が設けられている。この遊技
盤1の中央には、複数種類の識別情報としての図柄など
を表示する特別図柄表示装置としての液晶(LCD)デ
ィスプレイ3が設けられている。このLCDディスプレ
イ3の表示画面は横方向に3分割されており、3分割さ
れた各表示領域において、それぞれ右から左へ横方向に
スクロールしながら図柄の変動表示(動的表示)が行わ
れる。LCDディスプレイ3の下方には、特別図柄作動
口(第1種始動口)4が設けられており、打球がこの特
別図柄作動口4へ入賞することにより、5個の賞球の払
い出しと、前記したLCDディスプレイ3の変動表示が
開始される。
【0009】特別図柄作動口4の下方には、特定入賞口
(大入賞口)5が設けられている。この特定入賞口5
は、LCDディスプレイ3の変動後の表示結果が予め定
められた図柄の組み合わせの1つと一致する場合に、大
当たりとなって、打球が入賞しやすいように所定時間
(例えば、30秒経過するまで、あるいは、打球が10
個入賞するまで)開放される入賞口である。この特定入
賞口5内には、Vゾーン5aが設けられており、特定入
賞口5の開放中に、打球がVゾーン5a内を通過する
と、継続権が成立して、特定入賞口5の閉鎖後、再度、
その特定入賞口5が所定時間(又は、特定入賞口5に打
球が所定個数入賞するまで)開放される。この特定入賞
口5の開閉動作は、最高で16回(16ラウンド)繰り
返し可能にされており、この開閉動作の行われ得る状態
が、いわゆる所定の遊技価値の付与された状態(特別遊
技状態)である。
【0010】大入賞口5の下方には、7セグメントLE
Dで構成された普通図柄表示装置6が設けられ、また、
LCDディスプレイ3の両側には普通図柄作動ゲート7
がそれぞれ設けられている。打球がこの普通図柄作動ゲ
ート7を通過することにより、普通図柄表示装置6の変
動表示が開始され、その変動表示が「7」で停止する
と、前記した特別図柄作動口4が所定時間開放される。
【0011】図2は、かかるパチンコ機Pの電気的構成
を示したブロック図である。パチンコ機Pの主制御基板
Cには、演算装置であるMPU11と、そのMPU11
により実行される各種の制御プログラムや固定値データ
を記憶したROM12と、各種のデータ等を一時的に記
憶するためのメモリであるRAM13とが搭載されてい
る。図5から図7に示すフローチャートのプログラム
は、制御プログラムの一部としてROM12内に記憶さ
れている。
【0012】RAM13は、賞球オーバーエラーフラグ
13aと、賞球アンダーエラーフラグ13bと、空切れ
エラーフラグ13cと、下皿満タンエラーフラグ13d
とを備えている。
【0013】賞球オーバーエラーフラグ13aは、賞球
オーバーエラーの発生時にオンされるフラグである。賞
球オーバーエラーは、払出制御基板Hによる賞球の払出
個数が主制御基板Cにより指示された数を超えてなされ
た場合に発生するエラーである。一旦発生した賞球オー
バーエラーは、パチンコ機Pの電源がオフされるまで解
消されない。同様に、一旦オンされた賞球オーバーエラ
ーフラグ13aも、パチンコ機Pの電源がオフされるま
でオフされない。賞球オーバーエラーが発生すると、主
制御基板Cの第2コネクタ17の31番ピン(図4参
照)から賞球オーバーエラー信号が出力されると共に、
賞球オーバーエラーの発生を示す賞球オーバーエラーコ
マンドが主制御基板Cから払出制御基板Hおよびランプ
制御基板Lへそれぞれ送信される。払出制御基板Hは賞
球オーバーエラーコマンドを受信すると、賞球の払出残
数を記憶する残賞球数カウンタHaの値を0クリアし、
賞球の払出動作を停止する。また、ランプ制御基板L
は、各ランプ22を点滅等させて賞球オーバーエラーの
エラー表示を行う。
【0014】賞球アンダーエラーフラグ13bは、賞球
アンダーエラーの発生時にオンされるフラグである。賞
球アンダーエラーは、払出制御基板Hによる賞球の払出
個数が主制御基板Cにより指示された数に満たない場合
に発生するエラーである。賞球アンダーエラーが発生す
ると、主制御基板Cの第2コネクタ17の32番ピン
(図4参照)から賞球アンダーエラー信号が出力される
と共に、賞球アンダーエラーの発生を示す賞球アンダー
エラーコマンドが主制御基板Cから払出制御基板Hおよ
びランプ制御基板Lへそれぞれ送信される。払出制御基
板Hは賞球アンダーエラーコマンドを受信すると、その
賞球アンダーエラーコマンドにより指示された未払い分
の賞球数を、賞球の払出残数を記憶する残賞球数カウン
タHaへ書き込み、未払い分の賞球の払い出しを行う。
また、ランプ制御基板Lは、各ランプ22を点滅等させ
て賞球アンダーエラーのエラー表示を行う。
【0015】なお、賞球アンダーエラーコマンドを受信
した払出制御基板Hによって未払い分の賞球の払い出し
が行われると、賞球アンダーエラーは解消する。賞球ア
ンダーエラーが解消すると、賞球アンダーエラーフラグ
13bがオフされると共に、主制御基板Cの第2コネク
タ17の32番ピン(図4参照)から出力されていた賞
球アンダーエラー信号がオフされる。更に、賞球アンダ
ーエラーの解消を示す賞球アンダーエラー解除コマンド
が主制御基板Cから払出制御基板Hおよびランプ制御基
板Lへそれぞれ送信され、払出制御基板Hおよびランプ
制御基板Lは正常な状態に復帰する。
【0016】空切れエラーフラグ13cは、空切れエラ
ーの発生時にオンされるフラグである。空切れエラー
は、将来払い出される賞球及び貸し球を貯留する貯留タ
ンク(図示せず)の球貯留量が所定量未満になった場
合、即ち貯留タンクの球の排出口近傍に設けられた空切
れスイッチ20gが球不足によりオンされた場合に発生
するエラーである。空切れエラーが発生すると、主制御
基板Cの第2コネクタ17の33番ピン(図4参照)か
ら空切れ(球切れ)エラー信号が出力されると共に、空
切れエラーの発生を示す空切れエラーコマンドが主制御
基板Cから払出制御基板Hおよびランプ制御基板Lへそ
れぞれ送信される。払出制御基板Hは空切れエラーコマ
ンドを受信すると、賞球及び貸し球の払い出しを1の払
出単位の終了後に停止する。また、ランプ制御基板L
は、各ランプ22を点滅等させて空切れエラーのエラー
表示を行う。
【0017】なお、貯留タンクに球が補給され、空切れ
スイッチ20gがオフされると、空切れエラーは解消す
る。空切れエラーが解消すると、空切れエラーフラグ1
3cがオフされると共に、主制御基板Cの第2コネクタ
17の33番ピン(図4参照)から出力されていた空切
れエラー信号がオフされる。更に、空切れエラーの解消
を示す空切れエラー解除コマンドが主制御基板Cから払
出制御基板Hおよびランプ制御基板Lへそれぞれ送信さ
れ、払出制御基板Hおよびランプ制御基板Lは正常な状
態に復帰する。即ち、払出制御基板Hは、停止していた
賞球及び貸し球の払い出し動作があればこれを再開し、
ランプ制御基板Lは、空切れエラーのランプ表示を通常
の表示に復帰する。
【0018】下皿満タンエラーフラグ13dは、下皿満
タンエラーの発生時にオンされるフラグである。下皿満
タンエラーは、賞球または貸し球の払い出しにより遊技
盤1の下方に設けられた下皿(図示せず)が満タンにな
った場合に発生するエラーである。即ち、賞球及び貸し
球の払出流路(図示せず)の途中には下皿満タンスイッ
チ20hが設けられているが、払い出された賞球または
貸し球で下皿が一杯となり、払出流路に停留する球の位
置が下皿満タンスイッチ20hの検出ポイントにまで達
して、下皿満タンスイッチ20hがオンされた場合に発
生するエラーである。下皿満タンエラーが発生すると、
主制御基板Cの第2コネクタ17の34番ピン(図4参
照)から下皿満タンエラー信号が出力されると共に、下
皿満タンエラーの発生を示す下皿満タンエラーコマンド
が主制御基板Cから払出制御基板Hへ送信される。払出
制御基板Hは下皿満タンエラーコマンドを受信すると、
賞球及び貸し球の払い出しを1の払出単位の終了後に停
止する。
【0019】なお、下皿に貯留される球が排出されて、
下皿満タンスイッチ20hがオフされると、下皿満タン
エラーは解消する。下皿満タンエラーが解消すると、下
皿満タンエラーフラグ13dがオフされると共に、主制
御基板Cの第2コネクタ17の34番ピン(図4参照)
から出力されていた下皿満タンエラー信号がオフされ
る。更に、下皿満タンエラーの解消を示す下皿満タンエ
ラー解除コマンドが主制御基板Cから払出制御基板Hへ
送信される。これにより払出制御基板Hは、停止してい
た賞球及び貸し球の払い出し動作があればこれを再開
し、正常な状態に復帰する。
【0020】図2に示すように、これらMPU11、R
OM12、RAM13は、バスライン14を介して互い
に接続されており、バスライン14は、また、入出力ポ
ート15にも接続されている。この入出力ポート15に
は、第1コネクタ16及び第2コネクタ17が接続され
ている。第1コネクタ16及び第2コネクタ17は、主
制御基板Cに試験機19を接続するためのものであり、
いずれも主制御基板Cに直付けされている。第1および
第2コネクタ16,17並びに試験機19については、
図3及び図4を参照して後述する。
【0021】入出力ポート15は、また、表示用制御基
板D、効果音制御基板S、ランプ制御基板Lおよび払出
制御基板Hとそれぞれ接続されている。表示用制御基板
Dは、主制御基板Cから送信される制御用コマンドに基
づいて、LCDディスプレイ3の変動表示を制御するた
めのものである。効果音制御基板Sは、主制御基板Cか
ら送信される制御用コマンドに基づいて、遊技の進行に
合わせた効果音をスピーカ21から出力するためのもの
であり、ランプ制御基板Lは、主制御基板Cから送信さ
れる制御用コマンドに基づいて、各ランプ22の点灯及
び消灯を制御するためのものである。払出制御基板H
は、賞球カウントスイッチ20aから出力される信号や
主制御基板Cから送信される制御用コマンド、更には図
示しないカード読取ユニットから送信される信号に基づ
いて、払出モータ23を駆動して賞球や貸し球の払出制
御を行うものである。
【0022】主制御基板Cは、入出力ポート15を介し
て、これら各制御基板D,S,L,Hへ各種の制御用コ
マンドを送信し、それらを制御する。これによりパチン
コ機Pの遊技が進行する。主制御基板Cと各制御基板
D,S,L,Hとは、入力および出力が固定的なバッフ
ァ18d,18s,18l,18hを介して、それぞれ
接続されている。よって、主制御基板Cと各制御基板
D,S,L,Hとの間における制御用コマンドの送受信
は、主制御基板Cから各制御基板D,S,L,Hへの一
方向にのみ行われ、各制御基板D,S,L,Hから主制
御基板Cへ制御用コマンド等を送信することはできな
い。
【0023】また、主制御基板Cの入出力ポート15に
は、各種スイッチ20として、賞球カウントスイッチ2
0aと、4つの普通入賞口スイッチ20bと、第1種始
動口スイッチ20cと、10カウントスイッチ20d
と、Vカウントスイッチ20eと、2つの普通図柄表示
装置始動用スイッチ20fと、空切れスイッチ20g
と、下皿満タンスイッチ20hとがそれぞれ接続されて
おり、主制御基板Cへ各種信号を出力している。なお、
賞球カウントスイッチ20aは、主制御基板Cのみなら
ず、払出制御基板Hにも接続されている。
【0024】賞球カウントスイッチ20aは、払出制御
基板Hによって払い出される賞球数をカウントするため
のスイッチであり、このスイッチ20aの出力は主制御
基板Cおよび払出制御基板Hへ入力されている。この賞
球カウントスイッチ20aの出力信号に基づいて、主制
御基板Cにより、本来の賞球数を超えた賞球の払い出し
(賞球オーバーエラーの発生)や、本来の賞球数に満た
ない賞球の払い出し(賞球アンダーエラーの発生)がチ
ェックされる。
【0025】普通入賞口スイッチ20bは、各普通入賞
口2へ入賞した球をそれぞれ検出するためのスイッチで
あり、4つある各普通入賞口2の入口近傍にそれぞれ設
けられている。また、第1種始動口用スイッチ20c
は、特別図柄作動口(第1種始動口)4へ入賞した球を
検出するためのスイッチであり、特別図柄作動口4の近
傍に設けられている。10カウントスイッチ20dは、
大入賞口5へ入賞した球のうち、Vゾーン5a以外を通
過した球を検出するためのスイッチであり、Vカウント
スイッチ20eは、大入賞口5へ入賞した球のうち、そ
の大入賞口5内のVゾーン5aを通過した球を検出する
ためのスイッチである。普通入賞口スイッチ20b、1
0カウントスイッチ20d及びVカウントスイッチ20
eのいずれかにより球が検出されると、15個の賞球が
払い出される。また、第1種始動口用スイッチ20cに
より球が検出されると、LCDディスプレイ3により図
柄の変動表示が開始されると共に、5個の賞球が払い出
される。
【0026】普通図柄表示装置作動用スイッチ20f
は、各普通図柄作動ゲート7を通過した球をそれぞれ検
出するためのスイッチであり、2つある各普通図柄作動
ゲート7の入口近傍にそれぞれ設けられている。いずれ
かの普通図柄表示装置作動用スイッチ20fにより球が
検出されると、7セグメントLEDで構成される普通図
柄表示装置6が変動表示を開始する。
【0027】空切れスイッチ20gは、前述した通り、
将来払い出される賞球及び貸し球を貯留する貯留タンク
の球貯留量が所定量未満になった場合にオンされ、逆
に、貯留タンクの球貯留量が所定量以上になった場合に
オフされるスイッチである。この空切れスイッチ20g
は、貯留タンクの球の排出口近傍に設けられている。空
切れスイッチ20gのオンにより、空切れエラーが発生
して、賞球及び貸し球の払い出しが1の払出単位の終了
後に停止されると共に、各ランプ22によって空切れエ
ラーのエラー表示が行われる。また、下皿満タンスイッ
チ20hは、前述した通り、賞球または貸し球の払い出
しにより遊技盤1の下方に設けられた下皿が満タンにな
った場合にオンされるスイッチであり、賞球及び貸し球
の払出流路の途中に設けられている。この下皿満タンス
イッチ20hのオンにより、下皿満タンエラーが発生し
て、賞球及び貸し球の払い出しが1の払出単位の終了後
に停止されると共に、各ランプ22によって下皿満タン
エラーのエラー表示が行われる。
【0028】次に、図3及び図4を参照して、主制御基
板Cに試験機19を接続するために、その主制御基板C
に設けられる第1コネクタ16および第2コネクタ17
について説明する。まず、試験機19(図2参照)につ
いて説明する。試験機19は、パチンコ機Pの生産販売
前に、或いは、生産販売後のパチンコホールにおいて、
そのパチンコ機Pが設計値通りに動作するか否かを調べ
るための、即ち、パチンコ機Pの遊技状態を分析するた
めのものである。試験機19は、主制御基板Cに接続さ
れて、打球の入賞確率や大当たりの発生確率などを試験
する。
【0029】主制御基板Cは、遊技状態の分析試験のた
めに、第1および第2コネクタ16,17を介して、こ
の試験機19と接続される。図3は第1コネクタ16に
ついての、また、図4は第2コネクタ17についての、
各ピンから出力される信号の名称と、その信号の説明と
をそれぞれ表形式で示した図である。図3及び図4に示
すように、第1及び第2コネクタ16,17から出力さ
れる信号は、コネクタ毎に類別されている。
【0030】具体的には、第1コネクタ16の各出力端
子からは、各スイッチ20a〜20fの出力信号に対応
した信号が、主制御基板Cによって何ら加工されること
なく、そのままの状態でそれぞれ出力される。即ち、第
1コネクタ16のピン番号3の出力端子からは、球が賞
球カウントスイッチ20aを通過することにより「賞球
信号1」が1パルス出力され、ピン番号9〜12の出力
端子からは、球が4つある普通賞口スイッチ20bのい
ずれかを通過することにより「普通入賞口1〜4入賞信
号」が1パルス出力され、ピン番号19の出力端子から
は、球が第1種始動口用スイッチ20cを通過すること
により「普通電動役物入賞信号」が1パルス出力され、
ピン番号20の出力端子からは、球が10カウントスイ
ッチ20dを通過することにより「特別電動役物入賞信
号1」が1パルス出力され、ピン番号21の出力端子か
らは、球がVカウントスイッチ20eを通過することに
より「特別電動役物入賞信号2」が1パルス出力され、
ピン番号32〜33の出力端子からは、球が2つある普
通図柄表示装置作動用スイッチ20fのいずれかを通過
することにより「普通図柄に係るゲート1〜2通過信
号」が1パルス出力される。
【0031】これに対し、第2コネクタ17の各出力端
子からは、主制御基板Cによる遊技の制御に基づいて変
化する信号がそれぞれ出力される。例えば、第2コネク
タ17のピン番号1の出力端子からは、大入賞口5の開
放中に「特別電動役物開放信号」が出力され、ピン番号
2の出力端子からは、大入賞口5の開閉動作中に「特別
電動役物作動中信号」が出力される。また、ピン番号3
0の出力端子からは、何らかのエラー発生中に「遊技機
エラー状態信号」が出力され、ピン番号31の出力端子
からは、賞球オーバーエラーの発生中に「賞球オーバー
エラー信号」が出力され、ピン番号32の出力端子から
は、賞球アンダーエラーの発生中に「賞球アンダーエラ
ー信号」が出力され、ピン番号33の出力端子からは、
空切れエラーの発生中に「空切れエラー信号」が出力さ
れ、ピン番号34の出力端子からは、下皿満タンエラー
の発生中に「下皿満タンエラー信号」が出力される。
【0032】このように、第1コネクタ16及び第2コ
ネクタ17から出力される信号はコネクタ毎に類別され
ているので、試験の際に、必ずしも常にすべてのコネク
タ16,17を接続する必要がない。言い替えれば、必
要なコネクタ16,17のみを接続して試験を行うこと
ができるので、無駄なコネクタの接続を省略して試験の
作業効率を向上することができるのである。なお、第1
及び第2コネクタ16,17の信号線の配列は、必ずし
も図3及び図4の例に限られるものではない。即ち、出
力される信号がコネクタ毎に類別されたものであれば、
その配列は種々に変更することができるのである。
【0033】次に、上記のように構成されたパチンコ機
Pで実行される各処理を、図5から図7のフローチャー
トを参照して説明する。図5は、パチンコ機Pの主制御
基板Cにおいて、4ms毎に実行されるリセット割込処
理のフローチャートである。パチンコ機Pの主な制御
は、このリセット割込処理によって実行される。
【0034】リセット割込処理では、まず、スタックポ
インタを設定し(S1)、RAM13の所定エリアに書
き込まれているパターンのチェックを行う(S2)。チ
ェックの結果、所定エリアに所定のパターンが書き込ま
れていれば、RAM13に異常はなく正常であるので
(S2:正常)、処理をS3へ移行する。一方、S2の
チェックの結果、所定エリアに所定のパターンが書き込
まれていなければ、電源投入後最初に実行されたリセッ
ト割込処理であるか、或いは、RAM13に異常がある
ので(S2:異常)、この場合には処理をS23へ移行
して、一旦、RAM13の内容をクリアした後、RAM
13内へ初期値を書き込んで(S23)、次のリセット
割込処理の発生を待機する。なお、このS23の処理で
RAM13に書き込まれる初期値の中には、S2の処理
でチェックされる所定のパターンが含まれている。
【0035】S3の処理ではタイマ割込の設定を行う
(S3)。ここで設定されるタイマ割込としては、LC
Dディスプレイ3の変動表示を制御する制御用コマンド
を表示用制御基板Dへ送信するためのストローブ信号を
発生させるタイマ割込などがある。タイマ割込の設定後
は、各割込を許可状態とする(S4)。割込の許可後
は、特別図柄変動処理(S16)や、表示データ作成処
理(S19)、ランプ・情報処理(S20)などによ
り、前回のリセット割込処理において更新された出力デ
ータを一度に各ポートへ出力するポート出力処理を実行
する(S5)。
【0036】更に、大当たりを決定するための乱数カウ
ンタの値を「+1」更新する乱数更新処理(S6)を実
行し、記憶タイマ減算処理を実行する(S7)。記憶タ
イマ減算処理は、大当たり判定の保留球が所定数以上あ
り、且つ、LCDディスプレイ3において図柄の変動表
示中である場合に、図柄の変動表示の時間短縮を行うも
のである。
【0037】スイッチ読込処理(S8)は、各スイッチ
の値を読み込んで、遊技領域へ打ち込まれた打球の普通
入賞口2や大入賞口5(Vゾーン5aを含む)、特別図
柄作動口4への入賞、普通図柄作動ゲート7の通過、更
には賞球や貸し球の払い出し球を検出するための処理で
ある。カウント異常監視処理(S9)は、S8のスイッ
チ読込処理によって読み込まれたスイッチデータに異常
があるか否かを監視するための処理である。例えば、賞
球の払い出しを指示したにも拘わらず、1球の賞球も払
い出されない場合には、賞球の払出装置に何らかの異常
が発生している。このようにカウント異常監視処理(S
9)では、スイッチ読込処理(S8)によって読み込ま
れたスイッチデータに基づいて、上記のような異常の有
無を監視している。
【0038】図柄カウンタ更新処理(S10)では、L
CDディスプレイ3で行われる変動表示の結果、停止表
示される図柄を決定するためのカウンタの更新処理が行
われる。また、図柄チェック処理(S11)では、図柄
カウンタ更新処理(S10)で更新されたカウンタの値
に基づいて、特別図柄変動処理(S16)で使用される
大当たり図柄や、はずれ図柄、更にはリーチ図柄などが
決定される。
【0039】S3からS11までの処理において、エラ
ーが発生していなければ(S12:正常)、第2コネク
タ17のピン番号30の出力端子から出力される「遊技
機エラー状態信号」をオフして(S13)、遊技の制御
に何らエラーが発生していないことを出力する。そし
て、普通図柄変動処理(S14)によって、7セグメン
トLEDで構成される普通図柄表示装置6の変動表示を
行うと共に、その変動表示の結果、当たりが発生した場
合には普通電動役物である特別図柄作動口4を所定時間
開放する当たり処理を実行する。その後、状態フラグを
チェックし(S15)、LCDディスプレイ3において
図柄の変動開始または変動表示中であれば(S15:図
柄変動中)、特別図柄変動処理(S16)によって、打
球が特別図柄作動口4を通過するタイミングで読み取っ
た乱数カウンタの値に基づいて、大当たりか否かの判定
を行うと共に、LCDディスプレイ3において図柄の変
動処理を実行する。一方、状態フラグをチェックした結
果、大当たり中であれば(S15:大当り中)、大入賞
口5を開放するなどの大当たり処理(S17)を実行す
る。
【0040】更に、状態フラグをチェックした結果、図
柄の変動中でも大当たり中でもなければ(S15:その
他)、S16及びS17の処理をスキップして、S19
の表示データ作成処理へ移行する。なお、S12の処理
において、何らかのエラーが確認された場合には(S1
2:エラー)、第2コネクタ17のピン番号30の出力
端子から出力される「遊技機エラー状態信号」をオンし
て(S18)、遊技の制御に何らかのエラーが発生しい
ることを出力すると共に、S13〜S17の各処理をス
キップして、S19の表示データ作成処理へ移行する。
【0041】表示データ作成処理(S19)では、図柄
の変動表示以外にLCDディスプレイ3に表示されるデ
モデータや、普通図柄表示装置(7セグメントLED)
6の表示データなどが作成され、ランプ・情報処理(S
20)では、保留球のランプデータをはじめ、各種のラ
ンプデータが作成される。効果音処理(S21)では、
遊技の状況に応じた効果音データが作成される。なお、
これらの表示データおよび効果音データは、前記したポ
ート出力処理(S5)やタイマ割込処理によって表示用
制御基板Dや効果音制御基板Sへ、それぞれ制御用コマ
ンドとして出力される。
【0042】効果音処理(S21)の終了後は、次のリ
セット割込処理が発生するまでの残余時間の間、S10
と同一の処理である図柄カウンタ更新処理(S22)が
繰り返し実行される。S1〜S21の各処理の実行時間
は遊技の状態に応じて変化するので、次のリセット割込
処理が発生するまでの残余時間は一定の時間ではない。
よって、かかる残余時間を使用して図柄カウンタ更新処
理(S22)を繰り返し実行することにより、停止図柄
をランダムに変更することができるのである。
【0043】なお、第1及び第2コネクタ16,17の
各出力端子から出力される各信号は、スイッチ読込処理
(S8)や大当たり処理(S17)などのリセット割込
処理の各処理の中で、それぞれの遊技の状態に応じて出
力される。
【0044】図6は、図5におけるリセット割込処理の
スイッチ読込処理(S8)内で実行される賞球オーバー
アンダーエラーチェック処理を示したフローチャートで
ある。この賞球オーバーアンダーエラーチェック処理
は、賞球カウントスイッチ20aの入力信号に基づい
て、賞球オーバーエラー又は賞球アンダーエラーの発生
をチェックすると共に、該エラーの発生時に各エラーに
対応した処理を実行するものである。
【0045】賞球オーバーアンダーエラーチェック処理
では、まず、賞球オーバーエラーの発生をチェックす
る。賞球カウントスイッチ20aからの入力信号に基づ
いて、賞球の払出個数が指示した数を超えたか否かをチ
ェックし(S31)、指示した数を超えていれば(S3
1:Yes)、賞球オーバーエラーの発生である。よっ
て、かかる場合には、第2コネクタ17のピン番号31
の出力端子から出力される「賞球オーバーエラー信号」
をオンし(S32)、第2コネクタ17に接続された試
験機19へ賞球オーバーエラーの発生を報せる。続い
て、賞球オーバーエラーコマンドを払出制御基板H及び
ランプ制御基板Lへ送信し(S33,S34)、両制御
基板H,Lへ賞球オーバーエラーの発生を報せ、更に、
賞球オーバーエラーフラグ13aをオンして(S3
5)、賞球オーバーエラーの発生を記憶する。
【0046】なお、賞球オーバーエラーフラグ13aが
オンされていると、前記したリセット割込処理のS12
の処理においてエラーの発生中と判断され(S12:エ
ラー)、第2コネクタ17のピン番号30の出力端子か
ら出力される「遊技機エラー状態信号」がオンされる
(S18)。また、S33及びS34の各処理における
賞球オーバーエラーコマンドは、前記したリセット割込
処理のポート出力処理(S5)によって両制御基板H,
Lへ送信される。払出制御基板Hは、賞球オーバーエラ
ーコマンドを受信すると、賞球の払出残数を記憶する残
賞球数カウンタHaの値を0クリアし、賞球の払い出し
を停止する。また、ランプ制御基板Lは、各ランプ22
を点滅等させて賞球オーバーエラーのエラー表示を行
い、遊技者およびパチンコホールの店員に賞球オーバー
エラーの発生を報せる。
【0047】一方、S31の処理において、賞球の払出
個数が指示した数を超えていなければ(S31:N
o)、S32〜S35の各処理をスキップして、処理を
S36へ移行し、賞球アンダーエラーの発生をチェック
する。
【0048】賞球カウントスイッチ20aからの入力信
号に基づいて、賞球の払出個数が指示した数に満たない
か否かをチェックし(S36)、指示した数に満たなけ
れば(S36:Yes)、賞球アンダーエラーの発生で
ある。よって、かかる場合には、第2コネクタ17のピ
ン番号32の出力端子から出力される「賞球アンダーエ
ラー信号」をオンし(S37)、第2コネクタ17に接
続された試験機19へ賞球アンダーエラーの発生を報せ
る。続いて、賞球アンダーエラーコマンドを払出制御基
板H及びランプ制御基板Lへ送信し(S38,S3
9)、両制御基板H,Lへ賞球アンダーエラーの発生を
報せ、更に、賞球アンダーエラーフラグ13bをオンし
て(S40)、賞球アンダーエラーの発生を記憶する。
【0049】なお、賞球アンダーエラーフラグ13bが
オンされていると、賞球オーバーエラーフラグ13aの
場合と同様に、前記したリセット割込処理のS12の処
理においてエラーの発生中と判断され(S12:エラ
ー)、第2コネクタ17のピン番号30の出力端子から
出力される「遊技機エラー状態信号」がオンされる(S
18)。また、S38及びS39の各処理における賞球
アンダーエラーコマンドは、前記したリセット割込処理
のポート出力処理(S5)によって両制御基板H,Lへ
送信される。払出制御基板Hは、賞球アンダーエラーコ
マンドを受信すると、その賞球アンダーエラーコマンド
により指示された未払い分の賞球数を、賞球の払出残数
を記憶する残賞球数カウンタHaへ書き込み、未払い分
の賞球の払い出しを行う。また、ランプ制御基板Lは、
各ランプ22を点滅等させて賞球アンダーエラーのエラ
ー表示を行い、遊技者およびパチンコホールの店員に賞
球アンダーエラーの発生を報せる。
【0050】一方、S36の処理において、賞球の払出
個数が指示した数を満たしていれば(S36:No)、
賞球アンダーエラーの発生ではない。よって、かかる場
合には、賞球アンダーエラーフラグ13bの状態をチェ
ックし(S41)、賞球アンダーエラーフラグ13bが
オンされていなければ(S41:No)、S42からS
45の各処理をスキップして、この賞球オーバーアンダ
ーエラーチェック処理を終了する。
【0051】S41の処理において、賞球アンダーエラ
ーフラグ13bがオンされていれば(S41:Ye
s)、一旦発生した賞球アンダーエラーがその後解消し
たということである。よって、かかる場合には、以降の
S42からS45の各処理により、賞球アンダーエラー
の解消処理を実行する。まず、第2コネクタ17のピン
番号32の出力端子から出力される「賞球アンダーエラ
ー信号」をオフし(S42)、第2コネクタ17に接続
された試験機19へ賞球アンダーエラーの解消を報せ
る。続いて、賞球アンダーエラー解除コマンドを払出制
御基板H及びランプ制御基板Lへ送信し(S43,S4
4)、両制御基板H,Lへ賞球アンダーエラーの解消を
報せ、更に、賞球アンダーエラーフラグ13bをオフし
て(S45)、この賞球オーバーアンダーエラーチェッ
ク処理を終了する。
【0052】なお、賞球アンダーエラーフラグ13bが
オフされた場合、他のエラーフラグがオンされていなけ
れば、前記したリセット割込処理のS12の処理におい
てエラーの発生なしと判断され(S12:正常)、第2
コネクタ17のピン番号30の出力端子から出力される
「遊技機エラー状態信号」がオフされる(S13)。ま
た、S43及びS44の各処理における賞球アンダーエ
ラー解除コマンドは、前記したリセット割込処理のポー
ト出力処理(S5)によって両制御基板H,Lへ送信さ
れる。賞球アンダーエラー解除コマンドを受信すると、
払出制御基板Hおよびランプ制御基板Lはそれぞれ正常
な状態に復帰する。これにより、遊技者およびパチンコ
ホールの店員に賞球アンダーエラーの解消が報される。
【0053】図7は、図5におけるリセット割込処理の
スイッチ読込処理(S8)内で実行される空切れ下皿満
タンエラーチェック処理を示したフローチャートであ
る。この空切れ下皿満タンエラーチェック処理は、空切
れスイッチ20gおよび下皿満タンスイッチ20hの各
入力信号に基づいて、空切れエラー又は下皿満タンエラ
ーの発生をチェックすると共に、該エラーの発生時に各
エラーに対応した処理を実行するものである。
【0054】空切れ下皿満タンエラーチェック処理で
は、まず、空切れエラーの発生をチェックする。空切れ
スイッチ20gがオンされているか否かをチェックし
(S51)、オンされていれば(S51:Yes)、空
切れエラーの発生である。よって、かかる場合には、第
2コネクタ17のピン番号33の出力端子から出力され
る「空切れエラー信号」をオンし(S52)、第2コネ
クタ17に接続された試験機19へ空切れエラーの発生
を報せる。続いて、空切れエラーコマンドを払出制御基
板H及びランプ制御基板Lへ送信し(S53,S5
4)、両制御基板H,Lへ空切れエラーの発生を報せ、
更に、空切れエラーフラグ13cをオンして(S5
5)、空切れエラーの発生を記憶する。
【0055】なお、空切れエラーフラグ13cがオンさ
れていると、前記したリセット割込処理のS12の処理
においてエラーの発生中と判断され(S12:エラ
ー)、第2コネクタ17のピン番号30の出力端子から
出力される「遊技機エラー状態信号」がオンされる(S
18)。また、S53及びS54の各処理における空切
れエラーコマンドは、前記したリセット割込処理のポー
ト出力処理(S5)によって両制御基板H,Lへ送信さ
れる。払出制御基板Hは、空切れエラーコマンドを受信
すると、賞球及び貸し球の払い出しを1の払出単位の終
了後に停止する。また、ランプ制御基板Lは、各ランプ
22を点滅等させて空切れエラーのエラー表示を行い、
遊技者およびパチンコホールの店員に空切れエラーの発
生を報せる。
【0056】一方、S51の処理において、空切れスイ
ッチ20gがオフされていれば(S51:No)、空切
れエラーは発生していない。よって、かかる場合には、
空切れエラーフラグ13cの状態をチェックし(S5
6)、空切れエラーフラグ13cがオンされていなけれ
ば(S56:No)、S57からS60の各処理をスキ
ップして、この空切れ下皿満タンエラーチェック処理を
終了する。
【0057】S56の処理において、空切れエラーフラ
グ13cがオンされていれば(S56:Yes)、空切
れエラーが一旦発生した後で解消したということであ
る。よって、かかる場合には、以降のS57からS60
の各処理により、空切れエラーの解消処理を実行する。
まず、第2コネクタ17のピン番号33の出力端子から
出力される「空切れエラー信号」をオフし(S57)、
第2コネクタ17に接続された試験機19へ空切れエラ
ーの解消を報せる。続いて、空切れエラー解除コマンド
を払出制御基板H及びランプ制御基板Lへ送信し(S5
8,S59)、両制御基板H,Lへ空切れエラーの解消
を報せ、更に、空切れエラーフラグ13cをオフして
(S60)、この空切れ下皿満タンエラーチェック処理
を終了する。
【0058】なお、空切れエラーフラグ13cがオフさ
れた場合、他のエラーフラグがオンされていなければ、
前記したリセット割込処理のS12の処理においてエラ
ーの発生なしと判断され(S12:正常)、第2コネク
タ17のピン番号30の出力端子から出力される「遊技
機エラー状態信号」がオフされる(S13)。また、S
58及びS59の各処理における空切れエラー解除コマ
ンドは、前記したリセット割込処理のポート出力処理
(S5)によって両制御基板H,Lへ送信される。空切
れエラー解除コマンドを受信すると、払出制御基板Hお
よびランプ制御基板Lはそれぞれ正常な状態に復帰す
る。即ち、払出制御基板Hは、停止していた賞球及び貸
し球の払い出し動作があればこれを再開し、ランプ制御
基板Lは、空切れエラーのランプ表示を通常の表示に復
帰する。これにより、遊技者およびパチンコホールの店
員に空切れエラーの解消が報される。
【0059】S61の処理では、下皿満タンエラーの発
生をチェックする。下皿満タンスイッチ20hがオンさ
れているか否かをチェックし(S61)、オンされてい
れば(S61:Yes)、下皿満タンエラーの発生であ
る。よって、かかる場合には、第2コネクタ17のピン
番号34の出力端子から出力される「下皿満タンエラー
信号」をオンし(S62)、第2コネクタ17に接続さ
れた試験機19へ下皿満タンエラーの発生を報せる。続
いて、下皿満タンエラーコマンドを払出制御基板Hへ送
信し(S63)、払出制御基板Hへ下皿満タンエラーの
発生を報せ、更に、下皿満タンエラーフラグ13dをオ
ンして(S64)、下皿満タンエラーの発生を記憶す
る。
【0060】なお、下皿満タンエラーフラグ13dがオ
ンされていると、前記したリセット割込処理のS12の
処理においてエラーの発生中と判断され(S12:エラ
ー)、第2コネクタ17のピン番号30の出力端子から
出力される「遊技機エラー状態信号」がオンされる(S
18)。また、S63の処理における下皿満タンエラー
コマンドは、前記したリセット割込処理のポート出力処
理(S5)によって払出制御基板Hへ送信される。払出
制御基板Hは、下皿満タンエラーコマンドを受信する
と、賞球及び貸し球の払い出しを1の払出単位の終了後
に停止する。
【0061】一方、S61の処理において、下皿満タン
スイッチ20hがオフされていれば(S61:No)、
下皿満タンエラーは発生していない。よって、かかる場
合には、下皿満タンエラーフラグ13dの状態をチェッ
クし(S65)、下皿満タンエラーフラグ13dがオン
されていなければ(S65:No)、S66からS68
の各処理をスキップして、この空切れ下皿満タンエラー
チェック処理を終了する。
【0062】S65の処理において、下皿満タンエラー
フラグ13dがオンされていれば(S65:Yes)、
下皿満タンエラーが一旦発生した後で解消したというこ
とである。よって、かかる場合には、以降のS66から
S68の各処理により、下皿満タンエラーの解消処理を
実行する。まず、第2コネクタ17のピン番号34の出
力端子から出力される「下皿満タンエラー信号」をオフ
し(S66)、第2コネクタ17に接続された試験機1
9へ下皿満タンエラーの解消を報せる。続いて、下皿満
タンエラー解除コマンドを払出制御基板Hへ送信し(S
67)、払出制御基板Hへ下皿満タンエラーの解消を報
せ、更に下皿満タンエラーフラグ13dをオフして(S
68)、この空切れ下皿満タンエラーチェック処理を終
了する。
【0063】なお、下皿満タンエラーフラグ13dがオ
フされた場合、他のエラーフラグがオンされていなけれ
ば、前記したリセット割込処理のS12の処理において
エラーの発生なしと判断され(S12:正常)、第2コ
ネクタ17のピン番号30の出力端子から出力される
「遊技機エラー状態信号」がオフされる(S13)。ま
た、S67の各処理における下皿満タンエラー解除コマ
ンドは、前記したリセット割込処理のポート出力処理
(S5)によって払出制御基板Hへ送信される。払出制
御基板Hは、下皿満タンエラー解除コマンドを受信する
と、停止していた賞球及び貸し球の払い出し動作があれ
ばこれを再開し、正常な状態に復帰する。
【0064】以上説明したように、本実施例のパチンコ
機Pによれば、パチンコ機Pの遊技の進行と並行して、
主制御基板Cの第1及び第2コネクタ16,17の各出
力端子から遊技の状態を示す信号が、パチンコ機Pの状
態を示す信号(例えばエラー信号など)と共に出力され
るので、その出力端子に、例えば試験機19などを接続
することにより、パチンコ機Pの状態を分析するための
試験を効率よく行うことができる。また、かかる場合に
は、パチンコ機Pに予め取り付けられている既存のスイ
ッチの付け替え作業が不要になるので、パチンコ機Pが
設置されたパチンコホールにおいても該試験を行うこと
ができる。
【0065】更に、試験機19に代えて、小型のメモリ
スティックなどに対してデータの書き込みが可能な記憶
装置を、第1及び第2コネクタ16,17に接続するこ
とにより、実際に遊技した遊技状態(遊技情報)をその
メモリスティックに記憶させることができる。かかる構
成によれば、遊技者は、そのメモリスティックを持ち帰
り、自己の遊技データを分析して、自己の遊技レベルを
向上することができるのである。また、メモリスティッ
クなどに記憶する遊技情報は、第1及び第2コネクタ1
6,17の各出力端子から出力される信号(遊技情報)
をそのまま記憶するだけでなく、その遊技情報を利用者
が理解しやすい形式に変換した上で、記憶させるように
しても良いのである。例えば、各出力端子から出力され
る信号に基づいて、大当たりの発生確率や、普通入賞口
2あるいは特別図柄作動口4への入賞確率などを計算
し、その計算結果をメモリスティックなどの記憶媒体に
記憶するようにしても良い。
【0066】なお、上記実施例において、請求項1記載
の「遊技の状態を示す信号」としては、図3及び図4に
示す第1及び第2コネクタ16,17の各端子から出力
される各信号が該当する。また、「遊技機の状態を示す
信号」としては、図4に示す第2コネクタ17の各端子
から出力される各エラー信号などが該当する。
【0067】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形
が可能であることは容易に推察できるものである。
【0068】例えば、本発明を上記実施例とは異なるタ
イプのパチンコ機等に実施しても良い。例えば、一度大
当たりすると、それを含めて複数回(例えば2回、3
回)大当たり状態が発生するまで、大当たり期待値が高
められるようなパチンコ機(通称、2回権利物、3回権
利物と称される)として実施しても良い。また、大当た
り図柄が表示された後に、所定の領域に球を入賞させる
ことを必要条件として特別遊技状態となるパチンコ機と
して実施しても良い。更に、パチンコ機以外にも、アレ
パチ、雀球、スロットマシン、いわゆるパチンコ機とス
ロットマシンとが融合した遊技機などの各種遊技機とし
て実施するようにしても良い。
【0069】なお、スロットマシンは、例えばコインを
投入して図柄有効ラインを決定させた状態で操作レバー
を操作することにより図柄が変動され、ストップボタン
を操作することにより図柄が停止されて確定される周知
のものである。従って、スロットマシンの基本概念とし
ては、「複数の識別情報からなる識別情報列を変動表示
した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、
始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して
識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばス
トップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経
過することにより、識別情報の変動が停止され、その停
止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条
件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特
別遊技状態発生手段とを備えたスロットマシン」とな
り、この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例と
して挙げられる。
【0070】パチンコ機とスロットマシンとが融合した
遊技機の具体例としては、複数の図柄からなる図柄列を
変動表示した後に図柄を確定表示する可変表示手段を備
えており、球打出用のハンドルを備えていないものが挙
げられる。この場合、所定の操作(ボタン操作)に基づ
く所定量の球の投入の後、例えば操作レバーの操作に起
因して図柄の変動が開始され、例えばストップボタンの
操作に起因して、或いは、所定時間経過することによ
り、図柄の変動が停止され、その停止時の確定図柄がい
わゆる大当たり図柄であることを必要条件として遊技者
に有利な大当たり状態が発生させられ、遊技者には、下
部の受皿に多量の球が払い出されるものである。
【0071】以下に本発明の変形例を示す。 請求項1
記載の遊技機において、前記主制御基板の出力端子から
出力される遊技の状態を示す信号には、前記遊技機のエ
ラー状態を示す信号が含まれていることを特徴とする遊
技機1。
【0072】請求項1記載の遊技機または遊技機1にお
いて、前記主制御基板の出力端子から出力される遊技の
状態を示す信号には、予め定められた一連の遊技の流れ
の中で発生する信号が含まれていることを特徴とする遊
技機2。例えば、特別図柄の大当たり確定により出力さ
れる特別図柄大当たり信号や、特別図柄の大当たり確率
が高確率になっている間に出力される特別図柄高確率状
態信号が例示される。
【0073】請求項1記載の遊技機または遊技機1若し
くは2において、前記主制御基板の出力端子から出力さ
れる遊技の状態を示す信号には、外的要因あるいはトラ
ブルによって発生する信号が含まれていることを特徴と
する遊技機3。例えば、外的要因あるいはトラブルによ
って発生する信号としては、下皿が球で一杯になった場
合に出力される下皿満タンエラー信号や、貯留タンクに
貯留される球が所定量に満たない場合に出力される空切
れエラー信号が例示される。
【0074】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
3のいずれかにおいて、前記主制御基板の出力端子から
出力される遊技の状態を示す信号には、前記動作装置に
よる所定の動作を停止させる原因が発生した場合に出力
される信号が含まれていることを特徴とする遊技機4。
例えば、賞球の払出が賞球数を越えて行われて、賞球オ
ーバーエラーが発生した場合に出力される賞球オーバー
エラー信号が例示される。賞球オーバーエラーの発生時
には、動作装置としての払出制御基板による賞球の払出
動作が停止される。
【0075】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
4のいずれかにおいて、前記主制御基板の出力端子から
出力される遊技の状態を示す信号には、前記動作装置に
一連の遊技の流れとは関係のない所定の動作を実行させ
る原因が発生した場合に出力される信号が含まれている
ことを特徴とする遊技機5。例えば、賞球の払出が賞球
数に満たなくて、賞球アンダーエラーが発生した場合に
出力される賞球アンダーエラー信号が例示される。賞球
アンダーエラーの発生時には、一連の遊技の流れには関
係なく、ランプ制御基板によりエラー表示が行われる。
【0076】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
5のいずれかにおいて、各種の信号を出力する信号出力
装置を備えており、前記主制御基板は、その信号出力装
置から出力される信号に基づいて遊技の制御を行うもの
であり、前記出力端子からは、前記信号出力装置からの
出力信号がそのままの状態で出力されることを特徴とす
る遊技機6。遊技の制御の基になる信号出力装置から出
力信号が、出力端子からそのまま状態で出力されるの
で、その出力端子に接続された試験機などの他の装置に
よって、遊技機の状態を一層正確に分析することができ
る。
【0077】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
6のいずれかにおいて、前記主制御基板の出力端子から
出力される遊技の状態を示す信号には、入賞口(又は始
動口)への打球の入賞信号と、その入賞信号を入力した
前記主制御基板によって指示された賞球の払い出しを検
出する賞球信号と、前記賞球の払い出しを停止させるた
め前記主制御基板から前記払出制御基板へ出力されるエ
ラー信号とが含まれていることを特徴とする遊技機7。
打球が入賞しても賞球の払い出しが行われない場合に、
その原因を、出力端子に接続された他の装置に報せるこ
とができる。なお、この場合におけるエラー信号として
は、賞球オーバーエラー信号や、空切れエラー信号、下
皿満タンエラー信号などが例示される。
【0078】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
7のいずれかにおいて、前記主制御基板の出力端子から
出力される遊技の状態を示す信号には、大入賞口(特別
電動役物または普通電動役物)が開放中であることを示
す開放中信号と、前記大入賞口への打球の入賞を検出す
る大入賞信号と、前記打球が発射できない場合に出力さ
れるエラー信号とが含まれていることを特徴とする遊技
機8。大入賞口が開放中であるにも拘わらず打球の入賞
が検出されな場合に、その原因を、出力端子に接続され
た他の装置に報せることができる。なお、この場合にお
ける大入賞信号としては、大入賞口内に設けられた10
カウントスイッチやVカウントスイッチによる打球の検
出信号が例示され、エラー信号としては、その信号が出
力された場合には打球の発射を停止させる下皿満タンエ
ラー信号などが例示される。
【0079】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
8のいずれかにおいて、前記主制御基板の出力端子に
は、前記他の装置として遊技機の状態を試験するための
試験機が接続されることを特徴とする遊技機9。この試
験機により、遊技機の製品出荷前のテスト或いは遊技機
が設置されたホールにおいて、その遊技機の状態を容易
に試験することができる。
【0080】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
9のいずれかにおいて、前記主制御基板の出力端子に
は、その出力端子から出力される信号を持ち運び(携
帯)可能な記憶媒体に記憶させることができる記憶装置
が前記他の装置として接続されることを特徴とする遊技
機10。この記憶装置として、例えばメモりスティック
などの小型の記憶媒体に遊技情報を記憶可能な記憶装置
を用いることにより、遊技者は、該メモりスティックな
どを携帯して、自己の遊技データを持ち帰り、これを分
析して、自己の遊技レベルを向上することができる。な
お、かかる記憶装置は、単に、出力端子から出力される
信号(遊技情報)をそのまま記憶するだけでなく、該遊
技情報の利用者が、その遊技情報を理解しやすい形式に
変換した上で、記憶媒体に記憶させるようにしても良い
のである。例えば、出力端子から出力される信号に基づ
いて、大当たりの発生確率や、普通入賞口あるいは特別
図柄作動口への入賞確率などを計算し、その計算結果を
記憶するようにしても良い。
【0081】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
10のいずれかにおいて、前記主制御基板には、前記出
力端子の信号を前記他の装置へ出力するための複数のコ
ネクタが設けられており、その複数のコネクタから出力
される各信号は、コネクタ毎に類別されていることを特
徴とする遊技機11。出力される信号がコネクタ毎に類
別されているので、試験などの際に、必ずしもすべての
コネクタを接続する必要がない。即ち、必要なコネクタ
のみを接続して試験や記憶媒体への記憶を行うことがで
きるので、その作業効率を向上することができる。
【0082】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
11のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ機であ
ることを特徴とする遊技機12。中でも、パチンコ機の
基本構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンド
ルの操作に応じて球を所定の遊技領域へ発射し、球が遊
技領域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(又は
作動口を通過)することを必要条件として、表示装置に
おいて動的表示されている識別情報が所定時間後に確定
停止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の発
生時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入
賞装置(特定入賞口)が所定の態様で開放されて球を入
賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球の
みならず、磁気カードへ書き込まれるデータ等も含む)
が付与されるものが挙げられる。
【0083】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
11のいずれかにおいて、前記遊技機はスロットマシン
であることを特徴とする遊技機13。中でも、スロット
マシンの基本構成としては、「複数の識別情報からなる
識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する
可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバ
ー)の操作に起因して、或いは、所定時間経過すること
により、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の
確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件とし
て、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技
状態発生手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊
技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
【0084】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
11のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ機とス
ロットマシンとを融合させたものであることを特徴とす
る遊技機14。中でも、融合させた遊技機の基本構成と
しては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表
示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備
え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因
して識別情報の動的表示が開始され、停止用操作手段
(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、
所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停
止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であ
ることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態
を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体
として球を使用すると共に、前記識別情報の動的表示の
開始に際しては所定数の球を必要とし、特別遊技状態の
発生に際しては多くの球が払い出されるように構成され
ている遊技機」となる。
【0085】
【発明の効果】 本発明の遊技機によれば、遊技の進行
と並行して、主制御基板の出力端子から遊技の状態を示
す信号と共に、遊技機の状態を示す信号が出力されるの
で、その出力端子に他の装置として例えば試験機などを
接続することにより、試験機に遊技機の状態を正確に認
識させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるパチンコ機の遊技盤
の正面図である。
【図2】 パチンコ機の電気的構成を示したブロック図
である。
【図3】 第1コネクタの各ピンから出力される信号の
名称と、その信号の説明とをそれぞれ表形式で示した図
である。
【図4】 第2コネクタの各ピンから出力される信号の
名称と、その信号の説明とをそれぞれ表形式で示した図
である。
【図5】 主制御基板で実行されるリセット割込処理を
示したフローチャートである。
【図6】 リセット割込処理のスイッチ読込処理内で実
行される賞球オーバーアンダーエラーチェック処理を示
したフローチャートである。
【図7】 リセット割込処理のスイッチ読込処理内で実
行される空切れ下皿満タンエラーチェック処理を示した
フローチャートである。
【符号の説明】
16 第1コネクタ(出力端子) 17 第2コネクタ(出力端子) 19 試験機(他の装置) 20 各種スイッチ 20a 賞球カウントスイッチ 20b 普通入賞口スイッチ 20c 第1種始動口用スイッチ 20d 10カウントスイッチ 20e Vカウントスイッチ 20f 普通図柄表示装置作動用スイッチ 20g 空切れスイッチ 20h 下皿満タンスイッチ C 主制御基板 D 表示用制御基板(動作装置) H 払出制御基板(動作装置) L ランプ制御基板(動作装置) P パチンコ機(遊技機) S 効果音制御基板(動作装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 裕一 名古屋市千種区春岡通7丁目49番地 株式 会社ジェイ・ティ内 Fターム(参考) 2C088 DA21 EA10

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技の制御を行う主制御基板と、その主
    制御基板に接続されると共にその主制御基板からの指示
    に基づいて遊技に関する動作を実行する動作装置とを備
    えた遊技機において、 前記主制御基板は、遊技の状態を示す信号を前記動作装
    置以外の他の装置へ出力するための出力端子を備えてお
    り、その出力端子から出力される前記遊技の状態を示す
    信号には遊技機の状態を示す信号が含まれていることを
    特徴とする遊技機。
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