JP2002058800A - 遊技機の表示灯制御装置 - Google Patents

遊技機の表示灯制御装置

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JP2002058800A
JP2002058800A JP2001255958A JP2001255958A JP2002058800A JP 2002058800 A JP2002058800 A JP 2002058800A JP 2001255958 A JP2001255958 A JP 2001255958A JP 2001255958 A JP2001255958 A JP 2001255958A JP 2002058800 A JP2002058800 A JP 2002058800A
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light control
symbol
indicator
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JP2001255958A
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Kunio Matsumoto
邦夫 松元
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Fuji Shoji Co Ltd
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Fuji Shoji Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技制御手段とは別の表示灯制御手段で各表
示灯を集中的に管理できるようにする。 【解決手段】 複数個の図柄を変動表示する図柄表示手
段33と、遊技内容に従って主に遊技盤4 側の制御を行う
遊技制御手段と、表示灯12,13,45〜51,53 を制御する表
示灯制御手段とを備え、表示灯制御手段62は、所定の表
示灯12,13,45〜51,53 を予め定められた表示パターンで
点灯、消灯又は点滅制御するための表示灯制御指令を出
す表示灯制御指令機能を各遊技状態に対応して複数種類
備え、図柄表示手段33のリーチ予告が出る遊技状態の場
合に、遊技制御手段61からの表示灯制御指令に対応する
表示灯制御指令機能により表示灯制御手段62が電飾表示
灯46,47,50,51 を点灯するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、アレ
ンジボール機、雀球機、回胴式遊技機等の遊技機の表示
灯制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、各種の弾球遊技機、例えばパチン
コ機では、遊技盤の遊技領域の略中央部分に、図柄表示
手段を兼用する液晶表示手段、中央入賞手段等の中央装
置を配置すると共に、この中央装置の周辺部分に普通入
賞手段、大入賞手段、その他の各種入賞手段を配置し、
また左右両側に側部表示手段を配置している。これらの
中央装置、大入賞手段、表示手段等は、必要に応じてそ
の内部にLED等の表示灯を備えている。その他、遊技
盤には、遊技領域の外周側の上方部分に左右一対の上部
表示手段を配置している。また前枠の上部に大当たり表
示手段等を設けたものもある。
【0003】そして、遊技盤側の裏側に装着された遊技
制御基板に、遊技制御手段を構成するIC装置等の電子
部品を実装しておき、この遊技制御手段により遊技盤側
での遊技状態が変化するように制御すると共に、その遊
技状態の変化に応じて、遊技制御手段からリード線、中
継基板等を介して中央装置、各種入賞手段、側部表示手
段、上部表示手段等の各表示灯に表示灯制御信号を送
り、これによって各表示灯を適宜点灯又は点滅させて、
順次変化する遊技状態を表示灯の連続発光、点滅発光等
により視覚的に演出するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の弾球遊技機で
は、遊技盤の遊技制御基板に実装された遊技制御手段か
ら、各表示灯に直接表示灯制御信号を送って点灯又は点
滅制御するようにしているので、制御対象となる表示灯
の個数、組み合わせ等を変えたり、各表示灯の点灯周
期、点滅周期を変更したりする場合には、遊技制御手段
側の表示灯制御用のプログラムを変更する必要がある。
【0005】しかし、遊技制御基板の遊技制御手段に
は、表示灯制御用のプログラムの他に、遊技盤側の各遊
技部品による遊技動作を制御する遊技プログラムも合わ
せて組み込まれており、また表示灯制御用のプログラム
と遊技プログラムとがリンクする関係にある。このため
表示灯の点灯又は点滅の表示パターンを変更する場合に
は、単なる表示灯制御用のプログラムの変更に止まら
ず、遊技プログラムを含む遊技制御手段側のプログラム
の全体を変更する必要があり、製作コストが大幅にアッ
プする欠点がある。
【0006】また弾球遊技機は検定機関等で検査を行っ
ているが、従来の弾球遊技機では、一部の表示灯の表示
パターンを変更する等、その変更が極く軽微な場合で
も、遊技制御基板の遊技制御手段側の全てのプログラム
を検査する必要がある。このため検査が非常に煩雑であ
り、時間を要する等の問題がある。
【0007】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、遊技制御手段とは別の表示灯制御手段で各表示灯を
集中的に管理できるようにして、表示灯の表示パターン
を変更したときにも容易に対応でき、容易且つ安価に製
作できると共に、検定機関等での検査に際しても容易に
検査できる遊技機の表示灯制御装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数個の図柄
を変動表示する図柄表示手段33と、遊技内容に従って主
に遊技盤4 側の制御を行う遊技制御手段61と、表示灯1
2,13,45〜51,53 を制御する表示灯制御手段62とを備
え、表示灯制御手段62は、所定の表示灯12,13,45〜51,5
3 を予め定められた表示パターンで点灯、消灯又は点滅
制御するための表示灯制御指令を出す表示灯制御指令機
能を各遊技状態に対応して複数種類備え、図柄表示手段
33のリーチ予告が出る遊技状態の場合に、遊技制御手段
61からの表示灯制御指令に対応する表示灯制御指令機能
により表示灯制御手段62が電飾表示灯46,47,50,51 を点
灯するようにしている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて詳述する。図面は本発明を弾球遊技機に採用
した実施形態を例示する。図1及び図2において、1 は
外枠、2 は前枠で、外枠1 の前側に開閉自在に枢着され
ている。前枠2 には、窓孔3 に対応して遊技盤4 が裏側
から着脱自在に装着され、また遊技盤4 の前側にガラス
扉5 と前面板6 とが開閉自在に配置されている。前面板
6 には、発射用の遊技球を貯留する上皿7 が装着されて
いる。
【0010】前枠2 の下部には、余剰球を貯留する下皿
8 と、発射手段9 の発射ハンドル10とが夫々設けられて
いる。前枠2 の上部には前枠表示手段11が設けられ、こ
の前枠表示手段11はエラー表示灯12と大当たり表示灯13
とを備えている。
【0011】前枠2 の裏側には裏機構板14が開閉自在に
装着され、この裏機構板14により遊技盤4 が押圧して固
定されている。遊技盤4 の裏側には裏カバー15と入賞球
タンク16とが上下に装着されている。裏機構板14には、
裏カバー15と入賞球タンク16とが嵌合する開口部17が形
成され、その開口部17の上側に遊技球タンク18とタンク
レール19が、側部に遊技球払い出し手段20が、下部に通
路ユニット21が夫々配置され、遊技球タンク18内の遊技
球を遊技球払い出し手段20により通路ユニット21を経て
上皿7 等へと払い出すように構成されている。
【0012】遊技盤4 には、図3に示すように、ガイド
レール22が環状に装着されると共に、そのガイドレール
22の内側の遊技領域23に液晶表示手段24、第1種始動手
段25、大入賞手段26、ランプ風車27、始動ゲート28、普
通入賞手段29、側部表示手段30等が配置されている。ま
た遊技領域23の上側には左右一対の上部表示手段32が配
置されている。液晶表示手段24、第1種始動手段25、大
入賞手段26は、遊技領域23の左右方向の中央部に上下方
向に所定間隔をおいて配置され、その液晶表示手段24の
左右両側にランプ風車27、始動ゲート28が、第1種始動
手段25の左右両側に普通入賞手段29が夫々配置されてい
る。
【0013】液晶表示手段24は、遊技者に対して通常の
遊技画像等の遊技情報を表示する機能を有する他、第1
図柄表示手段33を兼用している。第1図柄表示手段33
は、第1図柄を表示する複数個(例えば左右方向に3
個)の図柄表示部34を有し、第1種始動手段25に遊技球
が入賞したときに3個の第1図柄が所定時間だけ変動
し、乱数制御により左・右・中の順で停止するように構
成されている。なお、各第1図柄としては、例えば0〜
9のまでの数字図柄が夫々表示され、変動後に0〜9の
何れかで停止するようになっている。
【0014】液晶表示手段24は、表示ケース35と、この
表示ケース35の裏側に装着された液晶表示ユニット36と
を備えている。表示ケース35には、その表示窓の下側に
第1図柄表示手段33用の4個の第1始動記憶表示灯37
が、表示窓の上側中央部に第2図柄表示手段38とこの第
2図柄表示手段38用の4個の第2始動記憶表示灯39と
が、表示窓の左右両側に電飾表示灯47が夫々設けられて
いる。第2図柄表示手段38は数字図柄等の第2図柄を1
個表示するもので、遊技球が始動ゲート28を通過したと
きに、その第2図柄が乱数制御により所定時間変動し
て、その変動後に例えば0〜9までの何れかの数字図柄
で停止するようになっている。
【0015】第1種始動手段25は電動チューリップ式で
あって、第2図柄表示手段38の変動後における第2図柄
が所定の図柄(例えば7の数字図柄)となったときに所
定時間開放し、その後に遊技球が入賞したときに第1図
柄表示手段33の第1図柄を変動させる機能を有する。
【0016】大入賞手段26は、入賞ケース40の横長状の
入賞口41を開閉する開閉板42を備え、第1図柄表示手段
33の変動後に停止する3個の第1図柄の結果により、そ
の3個の第1図柄が「7・7・7」等のように全て同じ
図柄となる特定図柄(所謂大当たり図柄)となったとき
に、その開閉板42が横軸廻りに前側に開放するようにな
っている。
【0017】大入賞手段26は、入賞口41の内部が左右方
向に3個の通路に分割され、入賞口41に入賞した遊技球
が中央の特定領域43(図3参照)を通過したときに、遊
技者に有利な利益状態を継続させるように構成されてい
る。また大入賞手段26の入賞ケース40には、左右両側に
普通入賞手段44が設けられると共に、下部中央に電飾表
示灯45が、左右両側に電飾表示灯46が夫々設けられてい
る。
【0018】第1始動記憶表示灯37は、第1図柄表示手
段33の変動動作中に遊技球が第1種始動手段25に入賞し
たときに、その遊技球の入賞個数に応じて最大4個まで
点灯し、第2始動記憶表示灯39は、第2図柄表示手段38
の変動動作中に遊技球が始動ゲート28を通過したとき
に、その遊技球の通過個数に応じて最大4個まで点灯す
るようになっている。電飾表示灯46は、第1図柄表示手
段33の第1図柄の変動動作中、第1図柄が大当たり図柄
で停止した大当たり発生中、大入賞手段26の最終開放動
作の終了後に夫々点灯する。
【0019】ランプ風車27、普通入賞手段29は1個又は
2個の電飾表示灯48,49 を備え、また側部表示手段30は
上下方向に複数個の電飾表示灯50,51 を備えている。電
飾表示灯48,49 は、第1図柄表示手段33の第1図柄の変
動動作中、第1図柄が大当たり図柄で停止した大当たり
発生中、大入賞手段26の最終開放動作の終了後に夫々点
灯する。
【0020】電飾表示灯50は、第1図柄表示手段33の第
1図柄の変動動作中、大入賞手段26の特定領域43を遊技
球が通過した後、大入賞手段26の最終開放動作の終了後
に夫々点灯する。また電飾表示灯46,51 は、第1図柄表
示手段33の第1図柄の変動動作中、第1図柄が大当たり
図柄で停止した大当たり発生中、大入賞手段26の最終開
放動作の終了後に夫々点灯する。
【0021】電飾表示灯45は、第1図柄表示手段33の第
1図柄の変動動作中、第1図柄が大当たり図柄で停止し
た大当たり発生中、大入賞手段26の最終開放動作の終了
後に夫々点灯する。
【0022】各上部表示手段32は電飾表示灯53を備え、
その電飾表示灯53は、第1図柄表示手段33の第1図柄の
変動動作中、第1図柄が特定図柄(所謂大当たり図柄)
で停止した大当たり発生中、大入賞手段26の最終開放動
作の終了後に夫々点灯する。上部表示手段32は賞球表示
灯54を備え、その賞球表示灯54は、賞球の払い出し中、
下皿8 の遊技球が満杯状態のとき、賞球の払い出し不良
の発生中に所定の点滅周期で点滅する。右側の上部表示
手段32は賞球表示灯55を備え、その賞球表示灯55は、賞
球の払い出し中、下皿8 の遊技球が満杯状態のとき、賞
球の球切れの発生中に所定の点滅周期で点滅する。
【0023】前枠表示手段11のエラー表示灯12は普通入
賞手段29,44 等に入賞した遊技球が裏機構側から排出さ
れない等の異常が発生したときに所定周期で点滅し、ま
た大当たり表示灯13は、第1図柄表示手段33が高確率状
態のとき、第1図柄表示手段33が大当たり発生中のと
き、大入賞手段26の最終開放動作が終了したときに、夫
々所定の点滅周期で点滅する。
【0024】遊技盤4 の液晶表示手段24、大入賞手段26
等の各遊技部品は、裏カバー15により裏側から覆われて
おり、この裏カバー15に、遊技制御基板57を収納する第
1基板ケース58と、表示灯制御基板59を収納する第2基
板ケース60とが着脱自在に装着されている。
【0025】遊技制御基板57には、遊技制御手段61(図
4参照)を構成するIC装置等の電子部品が実装され、
その遊技制御手段61がリード線、中継基板等を介して液
晶表示手段24、大入賞手段26等の各遊技部品に接続され
ている。表示灯制御基板59には、表示灯制御手段62(図
4参照)を構成するIC装置等の電子部品が実装され、
その表示灯制御手段62がリード線、中継基板等を介して
各表示灯に夫々接続されている。遊技制御手段61及び表
示灯制御手段62は、その主要部分がROM、RAM、C
PU等を含むマイクロコンピュータにより構成されてい
る。
【0026】なお、遊技球払い出し手段20は、第1種始
動手段25に遊技球が入賞したときに入賞球1個につき6
個の景品球を、その他の大入賞手段26等に遊技球が入賞
したときに入賞球1個につき15個の景品球を夫々払い
出す等、入賞球の1個毎に規定数の景品球を上皿7 側へ
と払い出すようになっている。
【0027】図4は弾球遊技機の制御系を示すブロック
図である。遊技制御手段61は、所定の遊技内容に従って
主に遊技盤4 側の大入賞手段26、第1種始動手段25、第
2図柄表示手段38等の各遊技部品による遊技動作の制御
を行う遊技制御機能と、符号化等により簡略化された複
数種類の指令機能指定信号を遊技状態に応じて出力する
機能とを有し、次のように構成されている。
【0028】即ち、遊技制御手段61は、第1図柄制御部
63、第1開閉制御部64、第2図柄制御部65、第2開閉制
御部66、利益状態継続部67、指令機能指定信号発生部68
等を備えている。第2図柄制御部65は、始動ゲート28が
遊技球を検出したときに第2図柄表示手段38の第2図柄
を変動させる機能と、その時点の乱数を読み込んで当た
り、外れの判定を行う機能と、その判定結果に応じて第
2図柄表示手段38の第2図柄を当たり図柄、外れ図柄で
夫々停止させる機能とを有する。第2開閉制御部66は、
第2図柄制御部65が当たりと判定したときに第1種始動
手段25を所定時間開放させるものである。
【0029】第1図柄制御部63は、第1種始動手段25が
遊技球を検出したときに、第1図柄表示手段33の3個の
第1図柄を変動させる機能と、その時点の乱数を読み込
んで大当たり、外れの判定を行う機能と、その判定結果
に応じて第1図柄表示手段33の3個の第1図柄を左、
右、中の順序で大当たり図柄(特定図柄)、外れ図柄で
夫々停止させる機能と、変動後の第1図柄に大当たり図
柄が出る確率を高確率状態(例えば1/25)と低確率
状態(例えば1/250)とに変動させる確率変動機能
とを有する。
【0030】第1開閉制御部64は大入賞手段26の開閉制
御用であって、第1図柄制御部63の判定結果が大当たり
のときに、遊技球が10個入賞するか又は所定時間が経
過するまで大入賞手段26の開閉板42を開放させるように
なっている。利益状態継続部67は、第1図柄表示手段33
の変動後に停止する第1図柄の結果により、遊技者に有
利となる利益状態を継続させるためのもので、第1図柄
表示手段33の第1図柄が大当たり図柄となって大入賞手
段26の開閉板42が開放し、その入賞口41に入賞した遊技
球が特定領域43を通過することを条件に働き、大入賞手
段26の開閉板42が閉じた後に、その開閉板42を再度開放
させるようになっている。なお、この開閉回数は所定回
数、例えば最大16回までである。
【0031】指令機能指定信号発生部68は、図5及び図
6の表に示すように、遊技盤4 側の各遊技状態1〜12
に応じて設定され且つ2進数の符号化により簡略化され
た複数種類の指令機能指定信号を予め記憶しており、第
1図柄制御部63、第2図柄制御部65等からの信号により
遊技盤4 側の遊技状態1〜12の変化に応じて、その時
点の各遊技状態1〜12に対応する指令機能指定信号を
適宜選択して出力し、複数種類の表示灯制御指令機能1
〜12の中から1つの表示灯制御指令機能を指定するよ
うになっている。
【0032】なお、指令機能指定信号発生部68は、伝送
時の誤動作を防止するために、指令機能指定信号を複数
回(例えば2回又は3回程度)繰り返して出力し、その
指令機能指定信号を表示灯制御手段62へと伝送するよう
になっている。
【0033】各指令機能指定信号は、図5及び図6の表
に示すように、例えば7本のパラレル信号D0〜D6からな
り、その内の2本のパラレル信号D5,D6 をランプ及びL
EDの制御対象を指定するための指定信号とし、残りの
5本のパラレル信号D0〜D4が制御実行指令となってい
る。そして、パラレル信号D5が0、パラレル信号D6が0
のとき電飾表示灯45〜49,53 、大当たり表示灯13を制御
する指令とし、パラレル信号D5が1、パラレル信号D6が
0のとき電飾表示灯50、エラー表示灯12を制御する指令
とし、パラレル信号D5が0、パラレル信号D6が1のとき
始動記憶表示灯37,39 を制御する指令としている。また
各遊技状態1〜12毎の各指令機能指定信号の各パラレ
ル信号D0〜D4の組み合わせは、図5及び図6に示す通り
である。
【0034】表示灯制御手段62は、所定の表示灯を予め
定められた表示パターンで点灯、消灯又は点滅制御する
ための表示灯制御指令を出す複数種類の表示灯制御指令
機能1〜12を備え、遊技盤4 側の遊技状態に対応して
設定された複数種類の表示灯制御指令機能1〜12の中
から、その時点の遊技状態に応じた表示灯制御指令機能
により所定の表示灯を所定の表示パターンで点灯、消灯
又は点滅制御するようになっており、次のように構成さ
れている。
【0035】即ち、表示灯制御手段62は、ROM等の第
1記憶部69とRAM等の第2記憶部70とCPU等の表示
灯制御部71とを備えている。第1記憶部69は、所定の表
示パターンで表示灯を点灯、消灯又は点滅させる複数種
類の表示灯制御プログラムを記憶し、第2記憶部70は、
第1記憶部69から読み出された特定の表示灯制御プログ
ラムを記憶するようになっている。表示灯制御部71は、
複数種類の表示灯制御プログラムの内、遊技制御手段61
からの指令機能指定信号により指定された特定の表示灯
制御プログラムを第1記憶部69から読み出して第2記憶
部70に記憶させ、且つ該第2記憶部70が記憶する特定の
表示灯制御プログラムに従って表示灯を点灯、消灯又は
点滅制御するようになっている。
【0036】第1記憶部69の複数種類の表示灯制御指令
機能1〜12、即ち表示灯制御プログラムは、遊技制御
手段61から伝送される変動態様指定信号の種類数に対応
している。例えば第1図柄表示手段33側の各遊技状態1
〜12と関連させた場合の各表示灯制御プログラムの内
容は、図5及び図6の表に示す表示内容に従って各表示
灯を点灯、消灯又は点滅させるようにプログラムされて
いる。
【0037】図5は第1図柄表示手段33が低確率状態の
場合を、図6は第1図柄表示手段33が高確率状態の場合
を夫々示し、第1図柄表示手段33と関係する遊技状態1
〜12については、これらに示すような各表示灯制御指
令機能1〜12の表示灯制御プログラムが第1記憶部69
に記憶されている。
【0038】即ち、図5に示すように、例えば第1図柄
表示手段33側が低確率で待機状態(遊技状態1)のとき
には、電飾表示灯45〜51,53 及び大当たり表示灯13が夫
々消灯するように制御する表示灯制御指令機能1の表示
灯制御プログラムが設定されている。また第1図柄表示
手段33側が低確率で変動開始した(遊技状態2)ときに
は、電飾表示灯45,48,49,53 が消灯し、電飾表示灯46,4
7,50,51 が低速点滅し、大当たり表示灯13が消灯するよ
うに制御する表示灯制御指令機能2がプログラムされて
いる。
【0039】更に第1図柄表示手段33側が低確率で変動
開始してからリーチ予告が出るまで(遊技状態3)のと
きには、電飾表示灯45,48,49,53 が消灯し、電飾表示灯
46,50,51が高速点滅し、電飾表示灯47が低速点滅し、大
当たり表示灯13が消灯するように制御する表示灯制御指
令機能3がプログラムされている。また第1図柄表示手
段33側が低確率で変動開始した後に各変動パターンでの
リーチが確定した(遊技状態4)ときには、電飾表示灯
45,46,48〜51,53 が中速点滅し、電飾表示灯47が高速点
滅し、大当たり表示灯13が消灯するように制御する表示
灯制御指令機能4がプログラムされている。
【0040】以下、遊技盤4 側の各遊技状態5〜12に
応じて電飾表示灯13,45 〜51,53 、その他が図5及び図
6に示す表示パターンで点灯、消灯又は点滅するように
制御する各表示灯制御指令機能5〜12が第1記憶部69
に夫々プログラムされている。なお、詳細は省略する
が、第2図柄表示手段38、大入賞手段26による各遊技状
態にも夫々対応して、所定の表示灯制御指令機能がプロ
グラムされていることは言うまでもない。
【0041】上記弾球遊技機において、ゲームに際して
発射手段9 の発射ハンドル10を操作すると、上皿7 の遊
技球が発射手段9 の発射動作に連動して1個づつ発射部
に供給され、その遊技球を打撃槌で打撃してガイドレー
ル22に沿って順次遊技盤4 側に発射させて行く。
【0042】遊技盤4 の上部側に発射された遊技球は遊
技盤4 の遊技領域23に入った後、その盤面に沿って落下
する間に普通入賞手段29等に入賞するか、始動ゲート28
を通過しながら下方へと落下する。始動ゲート28を遊技
球が通過すると、第2図柄制御部65が働いて第2図柄表
示手段38の第2図柄が変動を開始すると共に、その時点
の乱数を抽選して当たり乱数か否かを判定し、当たり乱
数であれば第2図柄が「7」で停止し、また外れ乱数で
あれば「7」以外で停止する。
【0043】第2図柄表示手段38の第2図柄が「7」で
停止すれば、第2開閉制御部66により第1種始動手段25
が所定時間開放する。そして、第1種始動手段25に遊技
球が入賞すると、第1図柄制御部63が働いて第1図柄表
示手段33の3個の第1図柄が所定変動態様で変動を開始
する一方、その入賞時点の乱数を抽選して大当たり乱数
か否かを判定する。このときの判定結果が大当たりであ
れば、第1図柄表示手段33の第1図柄が大当たり図柄と
なって、第1開閉制御部64により大入賞手段26の開閉板
42を前側へと開放するため、大入賞手段26に多数の遊技
球が入賞し易くなり、上方から落下する遊技球が大入賞
手段26に入賞する。
【0044】大入賞手段26に10個の遊技球が入賞する
か、又は所定時間が経過すれば、大入賞手段26の開閉板
42が一旦閉じる。しかし、大入賞手段26の開放中に入賞
した遊技球が特定領域43を通過すると、利益状態継続部
67が働いて利益状態が継続する。つまり、利益状態継続
部67が働くと、大入賞手段26の開閉板42が閉じた後に再
度開放し、大入賞手段26に遊技球が入賞し易い状態とな
る。そして、遊技球が特定領域43を通過することを条件
に、例えば最大16回まで大入賞手段26が開閉動作を繰
り返し、これによって大入賞手段26に多数の遊技球が入
賞し、遊技者に対して多大な利益を還元する。
【0045】この弾球遊技機では、このような各遊技状
態1〜12を経てゲームを行うが、第1図柄表示手段33
が低確率状態で待機中の遊技状態1では、遊技制御手段
61の指令機能指定信号発生部68が表示灯制御指令機能1
を指定する指令機能指定信号を複数回続けて出力し、そ
の指令機能指定信号を表示灯制御手段62側に伝送する。
すると表示灯制御手段62側の表示灯制御部71が第1記憶
部69の表示灯制御指令機能1を読み出して、その表示灯
制御指令機能1を第2記憶部70に記憶すると共に、この
第2記憶部70の表示灯制御指令機能1に従って所定のプ
ログラムで制御する。なお、遊技状態1では、電飾表示
灯45〜51,53 及び大当たり表示灯13が消灯状態のままで
ある。
【0046】その後に第1種始動手段25に遊技球が入賞
して、第1図柄表示手段33の各第1図柄が低確率状態で
変動を開始する遊技状態2になると、指令機能指定信号
発生部68が表示灯制御指令機能2を指定する指令機能指
定信号を出力し、その指令機能指定信号を表示灯制御手
段62側に伝送するので、表示灯制御手段62側の表示灯制
御部71が第1記憶部69の表示灯制御指令機能2を読み出
して、同様にその表示灯制御指令機能2に従って制御す
る。つまり、この遊技状態2では、電飾表示灯45,48,4
9,53 が消灯し、電飾表示灯46,50,51が低速点滅し、電
飾表示灯47が低速点滅し、大当たり表示灯13が消灯す
る。
【0047】また第1図柄表示手段33のリーチ予告が出
る遊技状態3になれば、指令機能指定信号発生部68が表
示灯制御指令機能3を指定する指令機能指定信号を出力
し、その指令機能指定信号を表示灯制御手段62側に伝送
する。このため表示灯制御手段62側の表示灯制御部71が
第1記憶部69の表示灯制御指令機能3を読み出して、そ
の表示灯制御指令機能3に従って制御する。そして、こ
の遊技状態3では、表示灯が消灯し、表示灯が高速点滅
し、電飾表示灯が低速点滅し、大当たり表示灯13が消灯
する。
【0048】以下、遊技盤4 側の遊技状態の変化に伴っ
て、指令機能指定信号発生部68が各表示灯制御指令機能
を指定する指令機能指定信号を出力して表示灯制御手段
62側に伝送するので、表示灯制御手段62側でその指令機
能指定信号により指定された表示灯制御指令機能を読み
出して、前枠2 、遊技盤4 等の各表示灯を所定のプログ
ラムに沿って点灯、消灯又は点滅制御する。
【0049】この実施形態では、遊技制御基板57側の遊
技制御手段61から表示灯制御手段62を分離して、この表
示灯制御手段62を第1図柄表示手段33側の表示灯制御基
板59に設けると共に、この表示灯制御手段62に、所定の
表示パターンで各表示灯、電飾表示灯等を点灯又は点滅
制御する複数種類の表示灯制御指令機能を組み込んでお
き、遊技制御手段61側から符号化し簡略化された指令機
能指定信号を表示灯制御手段62へと伝送して、表示灯制
御手段62側でその指令機能指定信号により指定された表
示灯制御指令機能を選択して、この表示灯制御指令機能
に従って各表示灯等を制御する。これによって、遊技制
御手段61から表示灯制御手段62側へと伝送する指令機能
指定信号のデーター量を少なくでき、各表示灯等を容易
に制御できる。
【0050】しかも遊技制御手段61から表示灯制御手段
62へと伝送する指令機能指定信号のデーター量を少なく
できるので、データーの伝送ミス等のトラブルの発生を
極力少なくでき、従来に比較して信頼性が著しく向上す
る。また遊技制御手段61から指令機能指定信号を出力し
伝送するに際しては、指令機能指定信号を複数回出力す
るようにしているので、伝送ミスによる誤動作を防止で
きる。
【0051】更に指令機能指定信号を複数回伝送して
も、その指令機能指定信号自体が符号化により簡略化さ
れた信号となっているので、伝送時間が極端に長くなる
ことはなく、後続の指令機能指定信号の伝送の障害にな
るようなこともない。
【0052】また符号化により簡略化された指令機能指
定信号を遊技制御手段61から表示灯制御手段62へと伝送
し、表示灯制御手段62でその指令機能指定信号により指
定された表示灯制御指令機能を選択し、この表示灯制御
指令機能に従って各表示灯等を制御する。このため、遊
技盤4 側の各表示灯45〜51,53 等の表示パターンを変更
する等の場合にも、表示灯制御手段62側の各表示灯制御
指令機能のプログラムを変更すれば良いので、遊技制御
手段61側を変更する必要がない。また逆に遊遊技盤4 側
の各遊技部品の構成を変更する等によって遊技制御手段
61側のプログラムを変更した場合にも、図柄制御手段22
側をそのまま使用することが可能であり、図柄制御手段
62側を変更する必要がない。従って、メーカー側では何
れの場合にも容易且つ安価に製作できると共に、弾球遊
技機等を検査する検査機関等では、遊技制御手段61、表
示灯制御手段62の何れか一方側を検査すれば良く、容易
に対応できる利点がある。
【0053】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。
例えば指令機能指定信号は簡略化された信号であれば良
く、その簡略化の手法は所定進数方式で符号化、コード
化する等が適当であるが、別段それに限定されるもので
はない。また指令機能指定信号は、所定の表示パターン
で表示灯等を制御する表示灯制御指令機能を指定するデ
ーターを含んでおれば十分であり、その他に当たり信号
又は外れ信号、或いはそれ以外の信号、データーを含め
ることは自由である。
【0054】遊技制御基板57と表示灯制御基板59は、同
じ基板ケースに組み込んでも良い。その場合、遊技制御
手段61と表示灯制御手段62とを同じ共通の基板に実装し
ても良い。また第1基板ケース58は裏カバー15側に、第
2基板ケース60は入賞球タンク16側に夫々設けても良
い。更に表示灯制御基板59を収納する第2基板ケース60
は、裏機構板14側に配置しても良い。
【0055】指令機能指定信号は各遊技状態1〜12に
対応する表示灯制御指令機能1〜12を指定するのみで
も良いが、表示灯制御指令機能1〜12側を細分化した
場合には、1つの指令機能指定信号で2以上の複数種類
の表示灯制御指令機能を指定するようにしても良い。
【0056】実施形態では説明の都合上、第2図柄表示
手段38の変動後に停止する第2図柄の内、その特定の停
止図柄を当たり図柄とし、第1図柄表示手段33の変動後
に停止する第1図柄の内、その特定の停止図柄を大当た
り図柄としているが、この当たり、大当たりは絶対的概
念ではない。従って、第1図柄表示手段33の変動後の特
定の停止図柄を当たり図柄と称しても良い。
【0057】第1図柄表示手段33の第1図柄は、1個以
上あれば良い。また第1図柄表示手段33及び第2図柄表
示手段38で表示する図柄は、数字図柄以外のものでも良
いし、数字図柄とそれ以外の図柄を組み合わせたもので
も良い。
【0058】本発明は、複数個の各種表示灯を備えた弾
球遊技機であれば、パチンコ機、アレンジボール機、雀
球機等でも同様に実施可能であり、また弾球遊技機以外
の遊技機、例えば回胴式遊技機等でも同様に実施可能で
あることは言うまでもない。弾球遊技機の場合、第1
種、第2種及び第3種の何れでも同様である。
【0059】なお、本発明は、遊技制御手段61は、複数
種類の表示灯制御指令機能の内、少なくとも1つの表示
灯制御指令機能を指定する指令機能指定信号を遊技状態
に応じて出力する機能を備え、この遊技制御手段61から
の指令機能指定信号により、そのときの遊技状態に応じ
た表示パターンを指定して、この表示パターンに従って
所定の表示灯12,13,45〜51,53 を点灯、消灯又は点滅制
御するようにしているので、遊技内容を変更するとき、
或いは表示灯12,13,45〜51,53 の表示パターンを変更す
るときにも容易に対応でき、容易且つ安価に製作できる
と共に、検定機関等での検査に際しても容易に検査でき
る。。
【0060】また指令機能指定信号は符号化等により簡
略化されたものであるため、遊技制御手段61から表示灯
制御手段62に伝送するデーター量を少なくでき、データ
ーの伝送ミス等のトラブルの発生を極力少なくできる利
点がある。
【0061】更に遊技制御手段61は、指令機能指定信号
を複数回出力する機能を備えているので、指令機能指定
信号の伝送ミス等による誤動作を防止できる。
【0062】また遊技制御手段61を遊技盤4 の裏側の遊
技制御基板57に設け、表示灯制御手段62を遊技制御基板
57から分離して設けているので、遊技盤4 側の遊技内容
を変更する場合、又は表示灯12,13,45〜51,53 の表示パ
ターンを変更する場合の何れの場合にも、遊技制御手段
61又は表示灯制御手段62を変更することで容易に対応で
きる。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、複数個の図柄を変動表
示する図柄表示手段33と、遊技内容に従って主に遊技盤
4 側の制御を行う遊技制御手段61と、表示灯12,13,45〜
51,53を制御する表示灯制御手段62とを備え、表示灯制
御手段62は、所定の表示灯12,13,45〜51,53 を予め定め
られた表示パターンで点灯、消灯又は点滅制御するため
の表示灯制御指令を出す表示灯制御指令機能を各遊技状
態に対応して複数種類備え、図柄表示手段33のリーチ予
告が出る遊技状態の場合に、遊技制御手段61からの表示
灯制御指令に対応する表示灯制御指令機能により表示灯
制御手段62が電飾表示灯46,47,50,51 を点灯するように
しているので、遊技制御手段61とは別の表示灯制御手段
62で各表示灯12,13,45〜51,53 を集中的に管理できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す弾球遊技機の正面図
である。
【図2】本発明の一実施形態を示す弾球遊技機の背面図
である。
【図3】本発明の一実施形態を示す遊技盤の正面図であ
る。
【図4】本発明の一実施形態を示す制御系のブロック図
である。
【図5】本発明の一実施形態を示す遊技状態と表示灯制
御指令機能との関係の説明図である。
【図6】本発明の一実施形態を示す遊技状態と表示灯制
御指令機能との関係の説明図である。
【符号の説明】
4 遊技盤 12 エラー表示灯 13 大当たり表示灯 45〜51,53 電飾表示灯 57 遊技制御基板 59 表示灯制御基板 61 遊技制御手段 62 表示灯制御手段 69 第1記憶部 70 第2記憶部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の図柄を変動表示する図柄表示手
    段(33)と、遊技内容に従って主に遊技盤(4) 側の制御を
    行う遊技制御手段(61)と、表示灯(12)(13)(45)〜(51)(5
    3)を制御する表示灯制御手段(62)とを備え、表示灯制御
    手段(62)は、所定の表示灯(12)(13)(45)〜(51)(53)を予
    め定められた表示パターンで点灯、消灯又は点滅制御す
    るための表示灯制御指令を出す表示灯制御指令機能を各
    遊技状態に対応して複数種類備え、図柄表示手段(33)の
    リーチ予告が出る遊技状態の場合に、遊技制御手段(61)
    からの表示灯制御指令に対応する表示灯制御指令機能に
    より表示灯制御手段(62)が電飾表示灯(46)(47)(50)(51)
    を点灯するようにしたことを特徴とする遊技機の表示灯
    制御装置。
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