JP6909037B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技を行う遊技機に関する。
遊技機としては、所定の賭数を設定し、スタート操作が行われたことに基づいて、複数
種類の識別情報の可変表示が行われるスロットマシンや、遊技球などの遊技媒体を発射装
置によって遊技領域に発射し、該遊技領域に設けられている入賞口などの始動領域に遊技
媒体が入賞したときに複数種類の識別情報の可変表示が行われるパチンコ遊技機などがあ
る。
この種の遊技機として、従来、発光体、例えばLEDが設けられて遊技機がある(例え
ば特許文献1参照)。この遊技機では、例えばLEDに通電する電流量や電圧を調整する
ことでLEDの明るさ(輝度)を調整できるが、LEDに通電する電流量や電圧が大きく
なると、LEDの発熱量が大きくなる。
特開2011−104148号公報
LEDの輝度を大きくすることにより、遊技機の興趣の向上に寄与し得るが、LEDの
輝度を大きくしすぎると、意図せずLEDが発熱されてしまう。LEDの発熱を抑えるた
めに発光パターンのデータにおいて輝度を制限して設定し、LEDに流れる電流や電圧を
小さくすることが考えられる。この場合、誤ったデータが設定されてしまう虞がある。
そこで、本発明の課題は、意図せずLEDが発熱されてしまうことを防止することがで
きる遊技機を提供することである。
(1) 遊技を行うことが可能な遊技機(例えば、スロットマシン1、パチンコ遊技機)であって、
複数種類の発光体(例えば、第1装飾LED群911、第2装飾LED912、第3装飾LED913、及び発光報知LED)と、
前記複数種類の発光体のうち所定発光体が設けられ、遊技に関する情報を所定発光体の発光により報知可能な報知手段と、
遊技の進行に伴い、演出制御部により指定された輝度(例えば、サブ制御部91からLED駆動回路93に出力された発光情報によって指定された輝度)に基づいて前記発光体を発光させる発光制御部(例えば、LED駆動回路93)と、
を備え、
前記発光制御部は、前記複数種類の発光体のうち特定発光体(例えば、第1装飾LED群911、第2装飾LED912、及び第3装飾LED913)を発光させるときには、該特定発光体の輝度の上限(例えば、第1装飾LED群911、第2装飾LED912、及び第3装飾LED913の輝度の上限)が該特定発光体以外の前記発光体(例えば、発光報知LED)の輝度の上限(例えば、発光報知LEDの輝度の上限)よりも低くなる(例えば、発光報知LEDの輝度の上限よりも第1装飾LED群911、第2装飾LED912、及び第3装飾LED913の輝度の上限が低くなる)ように、演出制御部により指定された輝度に対して所定の演算を行うことで、前記演出制御部により指定された輝度よりも低い輝度で発光させ(例えば、第1装飾LED群911、第2装飾LED912、及び第3装飾LED913を発光情報によって指定された輝度よりも輝度を低下させて発光させる)、前記所定発光体を発光させるときには、前記演出制御部により指定された輝度よりも輝度を低下させることなく発光させる、遊技機。
このような構成によれば、このような構成によれば、意図せず発光体が発熱することを
防止させ、遊技機の故障を回避することができる。
(2) 上記(1)に記載の遊技機において、
前記発光制御部は、前記指定された輝度を予め設定された割合に減衰させる(例えば、
第1装飾LED群911については、第1装飾第1LED911A〜第1装飾第5LED
911Eの1つが単独で点灯する場合には、指定された輝度の80%、第1装飾第1LE
D911A〜第1装飾第5LED911Eの複数が点灯する場合には、指定された輝度の
60%、第2装飾LED912については、指定された輝度の70%、第3装飾LED9
13については、指定された輝度の50%に減衰させる)ことで、前記特定発光体の輝度
の上限を低くするようにしてもよい。
このような構成によれば、指定された輝度別の光り方に差が生じないようにすることが
できる。
(3) 上記(1)または(2)に記載の遊技機において、
前記特定発光体は、設けられる場所が異なる第1特定発光体(例えば、第1装飾LED
群911)と第2特定発光体(例えば、第2装飾LED912)とを含み、
前記第1特定発光体の輝度の上限(例えば、第1装飾LED群911に指定された輝度
の80%または60%)と前記第2特定発光体の輝度の上限(例えば、第2装飾LED9
12に指定された輝度の70%)とが異なるようにしてもよい。
このような構成によれば、設けられる場所に応じて、適切に発熱を抑制することができ
る。
(4) 上記(1)〜(3)のいずれかに記載の遊技機において、
前記特定発光体は、該特定発光体以外の前記発光体と比較して、排熱し難い場所に配置
され(例えば、第1装飾第1LED911A〜第1装飾第5LED911Eは、第1装飾
板901Aと、第1ケース部材901Bの中という狭い領域に配置され、発光報知LED
は、カラーパネルの裏側という比較的広い領域に配置され)ていてもよい。
このような構成によれば、熱を持ちやすい発光体について、発熱することを防止するこ
とができる。
(5) 上記(1)〜(4)のいずれかに記載の遊技機において、
前記特定発光体は、連なって配置される複数の発光体(例えば、第1装飾LED群91
1)のうち一の発光体(例えば、第1装飾LED群911のうちの1つの装飾LED)で
あり、
前記発光制御部は、前記連なって配置される複数の発光体を発光させるときは、該複数
の発光体の各々の輝度を前記指定された輝度よりも低下させて発光させる(例えば、第1
ケース部材901Bの壁側に近い第1装飾第1LED911A及び第1装飾第5LED9
11Eを発光させるときは、第1ケース部材901Bの壁側から遠い第1装飾第2LED
911B、第1装飾第3LED911C、第1装飾第4LED911Dも含めて、第1装
飾第1LED911A〜第1装飾第5LED911Eの各々の輝度を指定された輝度より
も低下させて発光させる)ようにしてもよい。
このような構成によれば、特定発光体の輝度を低くしたことが判別されにくくすること
ができる。
(6) 遊技が可能な遊技機(例えば、スロットマシン1、パチンコ遊技機)であって

遊技者が操作する操作手段(例えば、演出用スイッチ56)と、
前記操作手段に設けられた発光部(例えば、演出用LED56a)と、
前記操作手段の操作を受け付けない特定演出を実行する特定演出実行手段(例えば、演
出制御基板90)と、
を備え、
前記操作手段の操作を受け付けるときに特定発光態様で前記発光部を発光させ(例えば
、操作促進発光態様で演出用LED56aを発光させ)、
前記特定演出の実行中に前記発光部を発光させる場合に、前記特定発光態様とは異なる
発光態様で前記発光部を発光させる(例えば、操作促進発光態様とは異なる演出装飾態様
で演出用LED56aを発光させる)、遊技機であってもよい。
このような構成によれば、操作手段の操作を受け付けない特定演出の実行中に発光部を
発光させる場合には、操作手段の操作を受け付けるときに発光部を発光させる際の特定発
光態様とは異なる発光態様で発光部を発光させるので、発光態様の違いから操作手段の操
作を促す発光かどうかを区別することが可能となり、遊技者による操作手段の誤った操作
を抑制することができる。
本発明が適用された実施形態のスロットマシンの正面図である。 スロットマシンの内部構造を示す斜視図である。 リールの図柄配列を示す図である。 スロットマシンの構成を示すブロック図である。 第1電飾可動手段の分解斜視図である。 第2電飾可動手段の分解斜視図である。 第3電飾可動手段の分解斜視図である。 各LEDの減衰割合を示す表である。
本発明に係るスロットマシンを実施するための形態を実施形態に基づいて以下に説明す
る。
まず、本実施の形態に用いたスロットマシン1について以下に説明する。本実施の形態
のスロットマシン1は、前面が開口する筐体1aと、この筐体1aの側端に回動自在に枢
支された前面扉1bと、から構成されている。
本実施の形態のスロットマシン1の筐体1aの内部には、図2に示すように、外周に複
数種の図柄が配列されたリール2L、2C、2R(以下、左リール、中リール、右リール
)が水平方向に並設されており、図1に示すように、これらリール2L、2C、2Rに配
列された図柄のうち連続する3つの図柄が前面扉1bに設けられた透視窓3から見えるよ
うに配置されている。
リール2L、2C、2Rの外周部には、図3に示すように、それぞれ「赤7」、「青7
」、「白7」、「BAR」、「スイカ」、「チェリーa」、「チェリーb」、「ベル」、
「リプレイa」、「リプレイb」、「プラム」といった互いに識別可能な複数種類の図柄
が所定の順序で、それぞれ21個ずつ描かれている。リール2L、2C、2Rの外周部に
描かれた図柄は、前面扉1bの略中央に設けられた透視窓3において各々上中下三段に表
示される。
各リール2L、2C、2Rは、各々対応して設けられたリールモータ32L、32C、
32R(図4参照)によって回転されることで、各リール2L、2C、2Rの図柄が透視
窓3に連続的に変化しつつ表示される一方で、各リール2L、2C、2Rの回転が停止さ
れることで、透視窓3に3つの連続する図柄が表示結果として導出表示されるようになっ
ている。
リール2L、2C、2Rの内側には、リール2L、2C、2Rそれぞれに対して、基準
位置を検出するリールセンサ33L、33C、33Rと、リール2L、2C、2Rを背面
から照射するリールLED55と、が設けられている。また、リールLED55は、リー
ル2L、2C、2Rの連続する3つの図柄に対応する12のLEDからなり、各図柄をそ
れぞれ独立して照射可能とされている。
前面扉1bにおける各リール2L、2C、2Rに対応する位置には、リール2L、2C
、2Rを前面側から透視可能とする横長長方形状の透視窓3が設けられており、該透視窓
3を介して遊技者側から各リール2L、2C、2Rが視認できるようになっている。
前面扉1bには、図1に示すように、メダルを投入可能なメダル投入部4、メダルが払
い出されるメダル払出口9、クレジットを用いて、その範囲内において遊技状態に応じて
定められた規定数の賭数のうち最大の賭数を設定する際に操作されるMAXBETスイッ
チ6、クレジットとして記憶されているメダル及び賭数の設定に用いたメダルを精算する
際に操作される精算スイッチ10、ゲームを開始する際に操作されるスタートスイッチ7
、リール2L、2C、2Rの回転を各々停止する際に操作されるストップスイッチ8L、
8C、8R、演出に用いられる演出用スイッチ56が遊技者により操作可能にそれぞれ設
けられている。
なお、本実施例では、回転を開始した3つのリール2L、2C、2Rのうち、最初に停
止するリールを第1停止リールと称し、また、その停止を第1停止と称する。同様に、2
番目に停止するリールを第2停止リールと称し、また、その停止を第2停止と称し、3番
目に停止するリールを第3停止リールと称し、また、その停止を第3停止あるいは最終停
止と称する。
また、前面扉1bには、図1に示すように、クレジットとして記憶されているメダル枚
数が表示されるクレジット表示器11、入賞の発生により払い出されたメダル枚数やエラ
ー発生時にその内容を示すエラーコード、後述のナビ報知によるリールの停止順を識別可
能な情報等が表示される遊技補助表示器12、賭数が1設定されている旨を点灯により報
知する1BETLED14、賭数が2設定されている旨を点灯により報知する2BETL
ED15、賭数が3設定されている旨を点灯により報知する3BETLED16、メダル
の投入が可能な状態を点灯により報知する投入要求LED17、スタートスイッチ7の操
作によるゲームのスタート操作が有効である旨を点灯により報知するスタート有効LED
18、ウェイト中である旨を点灯により報知するウェイト中LED19、リプレイゲーム
中である旨を点灯により報知するリプレイ中LED20が設けられた遊技用表示部13が
設けられている。
MAXBETスイッチ6の内部には、MAXBETスイッチ6の操作による賭数の設定
操作が有効である旨を点灯により報知するBETスイッチ有効LED21(図4参照)が
設けられており、ストップスイッチ8L、8C、8Rの内部には、該当するストップスイ
ッチ8L、8C、8Rによるリールの停止操作が有効である旨を点灯により報知する左、
中、右停止有効LED22L、22C、22R(図4参照)がそれぞれ設けられており、
演出用スイッチ56の内部には、演出用スイッチ56の操作が有効である旨を発光(点灯
)により報知する演出用LED56a(図4参照)が設けられている。演出用LED56
aが発光することにより、演出用スイッチ56の操作を遊技者に促している。演出用LE
D56aは、例えば単色のLEDによって構成されている。なお、演出用LED56aは
、フルカラーLEDであってもよい。
前面扉1bの内側には、所定のキー操作により後述するエラー状態及び後述する打止状
態を解除するためのリセット操作を検出するリセットスイッチ23(図4参照)、後述す
る設定値の変更中や設定値の確認中にその時点の設定値が表示される設定値表示器24、
所定の契機に打止状態に制御する打止機能の有効/無効を選択するための打止スイッチ3
6a、所定の契機に自動精算処理に制御する自動精算機能の有効/無効を選択するための
自動精算スイッチ36b、メダル投入部4から投入されたメダルの流路を、筐体1aの内
部に設けられたホッパータンク34a(図2参照)側またはメダル払出口9側のいずれか
一方に選択的に切り替えるための流路切替ソレノイド30、メダル投入部4から投入され
、ホッパータンク34a側に流下したメダルを検出する投入メダルセンサ31、投入メダ
ルセンサ31の上流側で異物の挿入を検出する投入口センサを有するメダルセレクタ29
、前面扉1bの開放状態を検出するドア開放検出スイッチ25(図4参照)とが設けられ
ている。
筐体1aの内部には、図2に示すように、前述したリール2L、2C、2R、リールモ
ータ32L、32C、32R(図4参照)、各リール2L、2C、2Rのリール基準位置
をそれぞれ検出可能なリールセンサ33L、33C、33R(図4参照)からなるリール
ユニット2、外部出力信号を出力するための外部出力基板1000(図4参照)、メダル
投入部4から投入されたメダルを貯留するホッパータンク34a、ホッパータンク34a
に貯留されたメダルをメダル払出口9より払い出すためのホッパーモータ34b(図4参
照)、ホッパーモータ34bの駆動により払い出されたメダルを検出する払出センサ34
c(図4参照)からなるホッパーユニット34、電源ボックス100が設けられている。
ホッパーユニット34の側部には、ホッパータンク34aから溢れたメダルが貯留され
るオーバーフロータンク35が設けられている。オーバーフロータンク35の内部には、
貯留されたメダルが満タン状態となったことを検出する満タンセンサ35a(図4参照)
が設けられている。
電源ボックス100の前面には、図2に示すように、設定変更状態または設定確認状態
に切り替えるための設定キースイッチ37、通常時においてはエラー状態や打止状態を解
除するためのリセットスイッチとして機能し、設定変更状態においては後述する内部抽選
の当選確率(出玉率)の設定値を変更するための設定スイッチとして機能するリセット/
設定スイッチ38、電源をon/offする際に操作される電源スイッチ39が設けられ
ている。
本実施の形態のスロットマシン1においてゲームを行う場合には、まず、メダルをメダ
ル投入部4から投入するか、あるいはクレジットを使用して賭数を設定する。クレジット
を使用するにはMAXBETスイッチ6を操作すればよい。遊技状態に応じて定められた
規定数の賭数が設定されると、入賞ラインL1(図1参照)が有効となり、スタートスイ
ッチ7の操作が有効な状態、すなわち、ゲームが開始可能な状態となる。本実施の形態で
は、規定数の賭数として遊技状態にかかわらず3枚が定められて規定数の賭数が設定され
ると入賞ラインL1が有効となる。なお、遊技状態に対応する規定数のうち最大数を超え
てメダルが投入された場合には、その分はクレジットに加算される。
入賞ラインとは、各リール2L、2C、2Rの透視窓3に表示された図柄の組み合わせ
が後述する小役や再遊技役などの図柄組み合わせであるかを判定するために設定されるラ
インである。なお、本実施の形態においては、これらの役を「入賞役」や「入賞」ともい
い、いずれかの役を構成する図柄の組合せが入賞ライン上に停止することを、入賞する、
入賞が発生するなどともいう。
本実施の形態では、図1に示すように、リール2Lの中段、リール2Cの中段、リール
2Rの中段、すなわち中段に水平方向に並んだ図柄に跨って設定された入賞ラインL1の
みが入賞ラインとして定められている。なお、本実施の形態では、1本の入賞ラインのみ
を適用しているが、複数の入賞ラインを適用してもよい。
たとえば、入賞ラインは、左リール2Lの上段、中リール2Cの上段、右リール2Rの
上段、すなわち上段に並んだ図柄に跨って設定された入賞ラインと、左リール2Lの上段
、中リール2Cの中段、右リール2Rの下段、すなわち右下がりに並んだ図柄に跨って設
定された入賞ラインと、左リール2Lの下段、中リール2Cの中段、右リール2Rの上段
、すなわち右上がりに並んだ図柄に跨って設定された入賞ラインと、左リール2Lの下段
、中リール2Cの下段、右リール2Rの下段、すなわち下段に並んだ図柄に跨って設定さ
れた入賞ラインとを含んでいてもよい。
ゲームが開始可能な状態でスタートスイッチ7を操作すると、各リール2L、2C、2
Rが回転し、各リール2L、2C、2Rの図柄が連続的に変動する。この状態でいずれか
のストップスイッチ8L、8C、8Rを操作すると、対応するリール2L、2C、2Rの
回転が停止し、透視窓3に表示結果が導出表示される。なお、第1停止リールを停止させ
るためのストップスイッチ8L、8C、8Rの操作を、第1停止操作と称する。また、第
2停止リールを停止させるためのストップスイッチ8L、8C、8Rの操作を、第2停止
操作と称する。また、第3停止リールを停止させるためのストップスイッチ8L、8C、
8Rの操作を、第3停止操作と称する。
そして全てのリール2L、2C、2Rが停止されることで1ゲームが終了し、入賞ライ
ンL1上に予め定められた図柄の組合せ(以下、役ともいう)が各リール2L、2C、2
Rの表示結果として停止した場合には入賞が発生し、その入賞に応じて定められた枚数の
メダルが遊技者に対して付与され、クレジットに加算される。また、クレジットが上限数
(本実施例では50)に達した場合には、メダルが直接メダル払出口9(図1参照)から
払い出されるようになっている。また、入賞ラインL1上に、遊技状態の移行を伴う図柄
の組合せが各リール2L、2C、2Rの表示結果として停止した場合には図柄の組合せに
応じた遊技状態に移行するようになっている。
なお、本実施例では、スタートスイッチ7の操作が有効な状態でスタートスイッチ7の
操作が検出されたときにゲームが開始し、全てのリールが停止したときにゲームが終了す
る。また、ゲームを実行するための1単位の制御(ゲーム制御)は、前回のゲームの終了
に伴う全ての制御が完了したときに開始し、当該ゲームの終了に伴う全ての制御が完了し
たときに終了する。
また、本実施の形態では、3つのリールを用いた構成を例示しているが、リールを1つ
のみ用いた構成、2つのリールを用いた構成、4つ以上のリールを用いた構成としてもよ
く、2以上のリールを用いた構成においては、2以上の全てのリールに導出された表示結
果の組み合わせに基づいて入賞を判定する構成とすればよい。また、本実施の形態では、
物理的なリールにて可変表示装置が構成されているが、液晶表示器などの画像表示装置に
て可変表示装置が構成されていてもよい。
また、本実施の形態におけるスロットマシン1にあっては、ゲームが開始されて各リー
ル2L、2C、2Rが回転して図柄の変動が開始した後、いずれかのストップスイッチ8
L、8C、8Rが操作されたときに、当該ストップスイッチ8L、8C、8Rに対応する
リールの回転が停止して図柄が停止表示される。ストップスイッチ8L、8C、8Rの操
作から対応するリール2L、2C、2Rの回転を停止するまでの最大停止遅延時間は19
0ms(ミリ秒)である。
リール2L、2C、2Rは、1分間に80回転し、80×20(1リール当たりの図柄
コマ数)=1600コマ分の図柄を変動させるので、190msの間では最大で4コマの
図柄を引き込むことができることとなる。つまり、停止図柄として選択可能なのは、スト
ップスイッチ8L、8C、8Rが操作されたときに表示されている図柄と、そこから4コ
マ先までにある図柄、合計5コマ分の図柄である。このため、たとえば、ストップスイッ
チ8L、8C、8Rのいずれかが操作されたときに当該ストップスイッチに対応するリー
ルの下段に表示されている図柄を基準とした場合、当該図柄から4コマ先までの図柄を下
段に表示させることができるため、リール2L、2C、2R各々において、ストップスイ
ッチ8L、8Rのうちいずれかが操作されたときに当該ストップスイッチに対応するリー
ルの中段に表示されている図柄を含めて5コマ以内に配置されている図柄を入賞ライン上
に表示させることができる。
図4は、スロットマシン1の構成を示すブロック図である。スロットマシン1には、図
4に示すように、遊技制御基板40、演出制御基板90、電源基板101が設けられてお
り、遊技制御基板40によって遊技状態が制御され、演出制御基板90によって遊技状態
に応じた演出が制御され、電源基板101によってスロットマシン1を構成する電気部品
の駆動電源が生成され、各部に供給される。
また、電源基板101には、ホッパーモータ34b、払出センサ34c、満タンセンサ
35a、設定キースイッチ37、リセット/設定スイッチ38、電源スイッチ39が接続
されている。
遊技制御基板40には、MAXBETスイッチ6、スタートスイッチ7、ストップスイ
ッチ8L、8C、8R、精算スイッチ10、リセットスイッチ23、打止スイッチ36a
、自動精算スイッチ36b、投入メダルセンサ31、ドア開放検出スイッチ25、リール
センサ33L、33C、33Rが接続されているとともに、電源基板101を介して払出
センサ34c、満タンセンサ35a、設定キースイッチ37、リセット/設定スイッチ3
8が接続されており、これら接続されたスイッチ類の検出信号が入力されるようになって
いる。
また、遊技制御基板40には、クレジット表示器11、遊技補助表示器12、1〜3B
ETLED14〜16、投入要求LED17、スタート有効LED18、ウェイト中LE
D19、リプレイ中LED20、BETスイッチ有効LED21、左、中、右停止有効L
ED22L、22C、22R、設定値表示器24、流路切替ソレノイド30、リールモー
タ32L、32C、32Rが接続されているとともに、電源基板101を介してホッパー
モータ34bが接続されており、これら電気部品は、遊技制御基板40に搭載された後述
のメイン制御部41の制御に基づいて駆動されるようになっている。
遊技制御基板40には、メインCPU41a、ROM41b、RAM41c、I/Oポ
ート41dを備えたマイクロコンピュータからなり、遊技の制御を行うメイン制御部41
、所定範囲(本実施の形態では0〜65535)の乱数を発生させる乱数回路42、一定
周波数のクロック信号を乱数回路42に供給するパルス発振器43、遊技制御基板40に
直接または電源基板101を介して接続されたスイッチ類から入力された検出信号を検出
するスイッチ検出回路44、リールモータ32L、32C、32Rの駆動制御を行うモー
タ駆動回路45、流路切替ソレノイド30の駆動制御を行うソレノイド駆動回路46、遊
技制御基板40に接続された各種表示器やLEDの駆動制御を行うLED駆動回路47、
スロットマシン1に供給される電源電圧を監視し、電圧低下を検出したときに、その旨を
示す電圧低下信号をメイン制御部41に対して出力する電断検出回路48、電源投入時ま
たはメインCPU41aからの初期化命令が入力されないときにメインCPU41aにリ
セット信号を与えるリセット回路49、その他各種デバイス、回路が搭載されている。
メインCPU41aは、計時機能、タイマ割込などの割込機能(割込禁止機能を含む)
を備え、ROM41bに記憶されたプログラム(後述)を実行して、遊技の進行に関する
処理を行うとともに、遊技制御基板40に搭載された制御回路の各部を直接的または間接
的に制御する。ROM41bは、メインCPU41aが実行するプログラムや各種テーブ
ルなどの固定的なデータを記憶する。RAM41cは、メインCPU41aがプログラム
を実行する際のワーク領域などとして使用される。I/Oポート41dは、メイン制御部
41が備える信号入出力端子を介して接続された各回路との間で制御信号を入出力する。
また、メイン制御部41には、停電時においてもバックアップ電源が供給されており、
バックアップ電源が供給されている間は、RAM41cに記憶されているデータが保持さ
れるようになっている。
メインCPU41aは、基本処理として遊技制御基板40に接続された各種スイッチ類
の検出状態が変化するまでは制御状態に応じた処理を繰り返しループし、各種スイッチ類
の検出状態の変化に応じて段階的に移行する処理を実行する。また、メインCPU41a
は、前述のように割込機能を備えており、割込の発生により基本処理に割り込んで割込処
理を実行できるようになっており、電断検出回路48から出力された電圧低下信号の入力
に応じて電断処理(メイン)を実行し、一定時間間隔ごとにタイマ割込処理(メイン)を
実行する。なお、タイマ割込処理(メイン)の実行間隔は、基本処理において制御状態に
応じて繰り返す処理が一巡する時間とタイマ割込処理(メイン)の実行時間とを合わせた
時間よりも長い時間に設定されており、今回と次回のタイマ割込処理(メイン)との間で
必ず制御状態に応じて繰り返す処理が最低でも一巡することとなる。
電断処理においては、当該処理の開始にともなってその他の割込処理の実行を禁止する
。そして、使用している可能性がある全てのレジスタをRAM41cに退避させる処理が
行われる。これにより、電断復旧時に、元の処理に復帰できるようにする。次に、全出力
ポートを初期化した後、RAM41cに記憶されている全てのデータに基づいてRAMパ
リティを計算して所定のパリティ格納領域にセットし、RAMアクセスを禁止する。そし
て何らの処理も行わないループ処理に入る。すなわち、そのまま電圧が低下すると内部的
に動作停止状態になる。よって、電断時に確実にメイン制御部41は動作停止する。この
ように電断処理においては、その時点のRAMパリティを計算してパリティ格納領域に格
納されるようになっており、次回起動時において計算したRAMパリティと比較すること
で、RAM41cに格納されているデータが正常か否かを確認できるようになっている。
次に、リセット回路49は、電源投入時においてメイン制御部41が起動可能なレベル
まで電圧が上昇したときにメイン制御部41に対してリセット信号を出力し、メイン制御
部41を起動させるとともに、メイン制御部41から定期的に出力される信号に基づいて
リセットカウンタの値がクリアされずにカウントアップした場合、すなわちメイン制御部
41が一定時間動作を行わなかった場合にメイン制御部41に対してリセット信号を出力
し、メイン制御部41を再起動させる回路である。
メインCPU41aは、I/Oポート41dを介して演出制御基板90に、各種のコマ
ンドを送信する。ここで、遊技制御基板40から演出制御基板90へは、たとえば、ダイ
オードやトランジスタなどの単方向性回路などを用いて、一方向(遊技制御基板40から
演出制御基板90への方向)のみにしか信号が通過できないように構成されている。その
ため、遊技制御基板40から演出制御基板90へ送信されるコマンドは一方向のみで送ら
れ、演出制御基板90から遊技制御基板40へ向けてコマンドが送られることはない。遊
技制御基板40から演出制御基板90へのコマンド送信は、シリアル通信にて行われる。
なお、遊技制御基板40と演出制御基板90とは、直接接続される構成に限らず、たとえ
ば、中継基板を介して接続されるように構成してもよい。
演出制御基板90には、スロットマシン1の前面扉1bに配置された液晶表示器51、
演出効果LED52、スピーカ53、54、リールLED55、第1電飾可動手段901
〜第3電飾可動手段903(第1装飾LED群911、第2装飾LED912、及び第3
装飾LED913)、および発光報知手段951〜953などの電気部品が接続されてい
る。これら電気部品は、演出制御基板90に搭載された後述のサブ制御部91によって制
御される表示制御回路92、LED駆動回路93、音声出力回路94等の駆動制御に基づ
いて駆動されるようになっている。また、演出制御基板90には、演出用スイッチ56が
接続されており、この演出用スイッチ56の検出信号が入力されるようになっている。
演出制御基板90には、サブ制御部91、表示制御回路92、LED駆動回路93、音
声出力回路94、リセット回路95、スイッチ回路96、電断検出回路98、可動手段駆
動回路99、その他の回路など、が搭載されており、サブCPU91aは、遊技制御基板
40から送信されるコマンドを受けて、演出を行うための各種の制御を行うとともに、演
出制御基板90に搭載された制御回路の各部を直接的または間接的に制御する。
このうち、サブ制御部91は、メイン制御部41と同様にサブCPU91a、ROM9
1b、RAM91c、I/Oポート91dを備えたマイクロコンピュータにて構成され、
演出の制御を行う。サブ制御部91は、表示制御回路92、LED駆動回路93、音声出
力回路94、及び可動手段駆動回路99に駆動信号を出力する。
表示制御回路92は、サブ制御部91から出力された駆動信号に基づいて演出制御基板
90に接続された液晶表示器51の表示制御を行う。LED駆動回路93は、LEDドラ
イブICを備えており、サブ制御部91から出力された駆動信号に基づいて、演出効果L
ED52、リールLED55、演出用LED56a、第1装飾LED群911、第2装飾
LED912、第3装飾LED913、及び発光報知LED等の駆動制御を行う。サブ制
御部91は、表示制御回路92におけるLEDドライブICに対してシリアル伝送によっ
て駆動信号を出力する。
音声出力回路94は、サブ制御部91から出力された駆動信号に基づいて、スピーカ5
3、54からの音声出力制御を行う。可動手段駆動回路99は、サブ制御部91から出力
された信号に基づいて、演出制御基板90に接続された第1電飾可動手段901〜第3電
飾可動手段903の駆動制御を行う。
リセット回路95は、電源投入時またはサブCPU91aからの初期化命令が一定時間
入力されないときにサブCPU91aにリセット信号を与える。スイッチ回路96は、演
出制御基板90に接続された演出用スイッチ56から入力された検出信号を検出する。電
断検出回路98は、スロットマシン1に供給される電源電圧を監視し、電圧低下を検出し
たときに、その旨を示す電圧低下信号をサブCPU91aに対して出力する。
サブCPU91aは、メインCPU41aと同様に、割込機能(割込禁止機能を含む)
を備える。サブ制御部91の割込端子の1つは、コマンド伝送ラインのうち、メイン制御
部41がコマンドを送信する際に出力するストローブ(INT)信号線に接続されており
、サブCPU91aは、ストローブ信号の入力に基づいて割込を発生させて、メイン制御
部41からのコマンドを取得し、バッファに格納する。また、サブCPU91aは、クロ
ック入力数が一定数に到達するごと、すなわち一定間隔ごとに割込を発生させて後述する
タイマ割込処理(サブ)を実行する。また、サブ制御部91の割込端子の1つは、電断検
出回路98と接続されており、サブCPU91aは、電断検出回路98から出力された電
圧低下信号の入力に応じて電断処理(サブ)を実行する。また、サブCPU91aにおい
ても未使用の割込が発生した場合には、もとの処理に即時復帰させるようになっている。
また、サブ制御部91にも、停電時においてバックアップ電源が供給されており、バッ
クアップ電源が供給されている間は、RAM91cに記憶されているデータが保持される
ようになっている。
なお、本実施の形態では、演出制御基板90に搭載されたサブ制御部91により、液晶
表示器51、演出効果LED52、スピーカ53、54、リールLED55、第1電飾可
動手段901〜第3電飾可動手段903(第1装飾LED群911、第2装飾LED91
2、及び第3装飾LED913)、および発光報知手段951〜953などの演出装置の
出力制御が行われる構成であるが、サブ制御部91とは別に演出装置の出力制御を直接的
に行う出力制御部を演出制御基板90または他の基板に搭載し、サブ制御部91がメイン
制御部41からのコマンドに基づいて演出装置の出力パターンを決定し、サブ制御部91
が決定した出力パターンに基づいて出力制御部が演出装置の出力制御を行う構成としても
よく、このような構成では、サブ制御部91および出力制御部の双方によって演出装置の
出力制御が行われることとなる。
また、本実施の形態では、演出装置として液晶表示器51、演出効果LED52、スピ
ーカ53、54、リールLED55、第1電飾可動手段901〜第3電飾可動手段903
(第1装飾LED群911、第2装飾LED912、及び第3装飾LED913)、およ
び発光報知手段951〜953を例示しているが、演出装置は、これらに限られない。
本実施例のスロットマシン1は、設定値に応じてメダルの払出率が変わるものである。
内部抽選等の遊技者に対する有利度に影響する抽選において設定値に応じた当選確率を用
いることにより、メダルの払出率が変わるようになっている。設定値は1〜6の6段階か
らなり、6が最も払出率が高く、5、4、3、2、1の順に値が小さくなるほど払出率が
低くなる。すなわち設定値として6が設定されている場合には、遊技者にとって最も有利
度が高く、5、4、3、2、1の順に値が小さくなるほど有利度が段階的に低くなる。
本実施例では、全てのリール2L、2C、2Rが停止した際に、有効化された入賞ライ
ン(本実施例の場合、常に全ての入賞ラインが有効化されるため、以下では、有効化され
た入賞ラインを単に入賞ラインという)上に役と呼ばれる図柄の組合せが揃うと入賞とな
る。役は、同一図柄の組合せであっても良いし、異なる図柄を含む組合せであっても良い
入賞となる役の種類は、遊技状態に応じて定められているが、大きく分けて、メダルの
払い出しを伴う小役と、賭数の設定を必要とせずに次のゲームを開始可能となる再遊技役
と、遊技者にとって有利な遊技状態への移行を伴う特別役と、がある。以下では、小役と
再遊技役をまとめて一般役とも呼ぶ。遊技状態に応じて定められた各役の入賞が発生する
ためには、内部抽選に当選して、当該役の当選フラグがRAM41cに設定されている必
要がある。なお、これら各役の当選フラグのうち、小役及び再遊技役の当選フラグは、当
該フラグが設定されたゲームにおいてのみ有効とされ、次のゲームでは無効となるが、特
別役の当選フラグは、当該フラグにより許容された役の組合せが揃うまで有効とされ、許
容された役の組合せが揃ったゲームにおいて無効となる。すなわち特別役の当選フラグが
一度当選すると、例え、当該フラグにより許容された役の組合せを揃えることができなか
った場合にも、その当選フラグは無効とされずに、次のゲームへ持ち越されることとなる
以下、本実施例の内部抽選について説明する。内部抽選は、メイン制御部41が、上記
した各役への入賞を許容するか否かを、全てのリール2L、2C、2Rの表示結果が導出
される以前(具体的には、スタートスイッチ7の検出時)に決定するものである。内部抽
選では、まず、スタートスイッチ7の検出時に内部抽選用の乱数値(0〜65535の整
数)を取得する。詳しくは、乱数回路508bにより生成され、乱数回路508bの乱数
値レジスタに格納されている値をRAM41cに割り当てられた抽選用ワークに設定する
。そして、遊技状態に応じて定められた各役について、抽選用ワークに格納された数値デ
ータと、現在の遊技状態、賭数及び設定値に応じて定められた各役の判定値数に応じて入
賞を許容するか否かの判定が行われる。
内部抽選では、内部抽選の対象となる役、現在の遊技状態及び設定値に対応して定めら
れた判定値数を、内部抽選用の乱数値(抽選用ワークに格納された数値データ)に順次加
算し、加算の結果がオーバーフローしたときに、当該役に当選したものと判定される。こ
のため、判定値数の大小に応じた確率(判定値数/65536)で役が当選することとな
る。
そして、内部抽選の結果を示す当選番号をRAM41cに設定する。当選番号は、内部
当選フラグの設定、ナビ報知、コマンド作成、リール2L、2C、2Rの停止制御等に用
いられる。
また、いずれかの役の当選が判定された場合には、当選番号に基づいて当選が判定され
た役に対応する当選フラグをRAM41cに割り当てられた内部当選フラグ格納ワークに
設定する。内部当選フラグ格納ワークは、2バイトの格納領域にて構成されており、その
うちの上位バイトが、特別役の当選フラグが設定される特別役格納ワークとして割り当て
られ、下位バイトが、一般役の当選フラグが設定される一般役格納ワークとして割り当て
られている。詳しくは、特別役が当選した場合には、当該特別役が当選した旨を示す特別
役の当選フラグを特別役格納ワークに設定し、一般役が当選した場合には、当該一般役が
当選した旨を示す一般役の当選フラグを一般役格納ワークに設定する。なお、いずれの役
及び役の組合せにも当選しなかった場合には、特別役格納ワーク及び一般役格納ワークを
クリアする。
次に、第1電飾可動手段901〜第3電飾可動手段903について説明する。図1に示
すように、本実施の形態のスロットマシン1においては、液晶表示器51の上側に第1電
飾可動手段901が配置され、液晶表示器51の左側に第2電飾可動手段902が配置さ
れ、液晶表示器51の右側に第3電飾可動手段903が配置されている。第1電飾可動手
段901はパネルであり、第2電飾可動手段902及び第3電飾可動手段903はいずれ
もキャラクタを模したフィギアである。
図1に示す第1電飾可動手段901〜第3電飾可動手段903は、いずれも退避位置に
配置されている。第1電飾可動手段901は、退避位置から上方に移動可能であり、第2
電飾可動手段902は、退避位置から左方に移動可能であり、第3電飾可動手段903は
、退避位置から右方に移動可能である。
また、図5に示すように、第1電飾可動手段901は、第1装飾板901Aと、第1ケ
ース部材901Bを備えている。第1装飾板901A及び第1ケース部材901Bは、例
えばいずれも樹脂製である。第1装飾板901Aは、板状をなし、光透過性を有しており
、表面に「激熱」の装飾文字が描かれている。第1ケース部材901Bは、前方に開口部
が形成された箱型をなしており、第1ケース部材901Bにおける開口部は、第1装飾板
901Aが蓋となって塞がれている。
第1電飾可動手段901は、複数、本実施形態では5個の第1装飾第1LED911A
〜第1装飾第5LED911Eからなる第1装飾LED群911を備えている。これらの
第1装飾LED群911は、第1電飾可動手段901の幅方向に沿って連なった状態で配
置され、第1ケース部材901Bに収容されて設けられている。第1装飾LED群911
が点灯または点滅することにより、第1装飾板901Aが発光し、装飾文字が照らし出さ
れる。
第2電飾可動手段902は、図6に示すように、第2装飾板902A及び第2ケース部
材902Bを備えている。第2装飾板902A及び第2ケース部材902Bは、例えばい
ずれも樹脂製である。第2装飾板902Aは、板状をなし、光透過性を有している。第2
ケース部材902Bは、前方に開口部が形成された箱型をなしており、第2ケース部材9
02Bにおける開口部は、第2装飾板902Aが蓋となって塞がれている。また、第2電
飾可動手段902は、第2装飾LED912を備えており、第2装飾LED912は、第
2ケース部材902Bに収容されている。第2装飾LED912が点灯または点滅するこ
とにより、第2装飾板902Aが発光して照らし出される。
第3電飾可動手段903は、図7に示すように、第3装飾板903A及び第3ケース部
材903Bを備えている。第3装飾板903A及び第3ケース部材903Bは、例えばい
ずれも樹脂製である。第3装飾板903Aは、板状をなし、光透過性を有している。第3
ケース部材903Bは、前方に開口部が形成された箱型をなしており、第3ケース部材9
03Bにおける開口部は、第3装飾板903Aが蓋となって塞がれている。また、第3電
飾可動手段903は、第3装飾LED913を備えており、第3装飾LED913は、第
3ケース部材903Bに収容されている。第3装飾LED913が点灯または点滅するこ
とにより、第3装飾板903Aが発光して照らし出される。
第1装飾LED群911、第2装飾LED912、及び第3装飾LED913は、いず
れもいわゆるフルカラーLEDであり、赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード、及び
青色発光ダイオードを備えており、赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード、及び青色
発光ダイオードの輝度を調整することにより、種々のカラーを表現できるLEDである。
また、発光報知手段951〜953には、それぞれLED(以下「発光報知LED」と
いう)及び光透過性のカラーパネルが設けられている。発光報知LEDは、例えばいずれ
も白単色のLEDであり、発光報知手段951〜953に設けられたカラーパネルは、互
いに異なる色をなしている。発光報知手段951〜953は、発光報知LEDが点灯する
ことにより、それぞれのカラーパネルの色に応じた色で発光する。
第1装飾LED群911は、第1装飾板901Aが蓋となって開口部が塞がれた第1ケ
ース部材901Bの中という狭い領域に配置されている。第2装飾LED912は、第2
装飾板902Aに開口部が塞がれた第2ケース部材902Bの中という狭い領域に配置さ
れている。第3装飾LED913は、第3装飾板903Aに開口部が塞がれた第3ケース
部材903Bの中という狭い領域に設けられている。また、発光報知LEDは、カラーパ
ネルの裏側という比較的広い領域に設けられている。狭い領域は広い領域よりも排熱し難
い場所である。このため、第1装飾LED群911、第2装飾LED912、及び第3装
飾LED913は、いずれも発光報知LEDよりも排熱し難い場所に配置されている。
次に、図4に示すLED駆動回路93による第1装飾LED群911、第2装飾LED
912、第3装飾LED913、及び発光報知手段951〜953の駆動制御について説
明する。図4に示すLED駆動回路93は、第1装飾LED群911、第2装飾LED9
12、第3装飾LED913、及び発光報知LEDに接続されている。LED駆動回路9
3は、第1装飾LED群911、第2装飾LED912、第3装飾LED913、及び発
光報知LEDを駆動する駆動データを第1装飾LED群911、第2装飾LED912、
第3装飾LED913、及び発光報知LEDにそれぞれ送信する。LED駆動回路93か
ら第1装飾LED群911、第2装飾LED912、第3装飾LED913、及び発光報
知LEDに送信される駆動データには、第1装飾LED群911、第2装飾LED912
、第3装飾LED913、及び発光報知LEDの発光色及び輝度を制御する情報が含まれ
ている。駆動データには、第1装飾LED群911、第2装飾LED912、第3装飾L
ED913における赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード、及び青色発光ダイオード
のそれぞれの輝度を制御する駆動データが含まれる。
LED駆動回路93は、例えば第1装飾第1LED911Aに対して赤色発光ダイオー
ド、緑色発光ダイオード、及び青色発光ダイオードのそれぞれの駆動データを送信するた
めの端子を備えている。LED駆動回路93は、LED駆動回路93から第1装飾第1L
ED911Aへの赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード、及び青色発光ダイオードの
駆動データの送信をパラレル通信によって行う。同様に、LED駆動回路93は、第1装
飾LED群911、第2装飾LED912、及び第3装飾LED913への赤色発光ダイ
オード、緑色発光ダイオード、及び青色発光ダイオードの駆動データの送信をパラレル通
信によって行う。
LED駆動回路93は、例えば、第1装飾第1LED911Aにおける赤色発光ダイオ
ード、緑色発光ダイオード、及び青色発光ダイオードの輝度を調整することにより、第1
装飾第1LED911Aの発光色及び輝度を調整する。第1装飾第1LED911Aにお
ける赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード、及び青色発光ダイオードの輝度の調整は
、例えばPWM(Pulse Width Modulation)によって行われる。PWMは、一定の時間幅の
中で電流が流れる時間の割合(デューティー(DUTY)比)を調整する方法である。例
えば、赤色発光ダイオードに流れる電流のデューティー比を50%、緑色発光ダイオード
に流れる電流のデューティー比を0%、青色発光ダイオードに流れる電流のデューティー
比を50%とすることにより、第1装飾第1LED911Aを紫色に発光させることがで
きる。また、赤色発光ダイオードに流れる電流のデューティー比を0%、緑色発光ダイオ
ードに流れる電流のデューティー比を100%、青色発光ダイオードに流れる電流のデュ
ーティー比を0%とすることにより、第1装飾第1LED911Aを緑色に発光させるこ
とができる。
LED駆動回路93は、第1装飾LED群911における第1装飾第2LED911B
〜第1装飾第5LED911E、第2装飾LED912、及び第3装飾LED913に対
しても、第1装飾第1LED911Aと同様にして、PWMによって赤色発光ダイオード
、緑色発光ダイオード、及び青色発光ダイオードの輝度を調整する。こうして、LED駆
動回路93は、PWMによって第1装飾LED群911、第2装飾LED912、及び第
3装飾LED913の輝度を調整する。また、LED駆動回路93は、第1装飾LED群
911、第2装飾LED912、及び第3装飾LED913における赤色発光ダイオード
、緑色発光ダイオード、及び青色発光ダイオードの輝度の比率を調整することにより、第
1装飾LED群911、第2装飾LED912、及び第3装飾LED913の発光色を調
整する。また、LED駆動回路93は、発光報知LEDに対しては、所定の輝度で発光さ
せる駆動データを送信する。LED駆動回路93は、発光報知LEDについては、一定の
発光色及び輝度で発光させる。
LED駆動回路93では、第1装飾LED群911、第2装飾LED912、及び第3
装飾LED913における赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード、及び青色発光ダイ
オードに流れる電流のデューティー比を例えば0〜255の256段階で調整する。例え
ば、段階0のデューティー比は0%、段階255のデューティー比は100%となる。第
1装飾LED群911、第2装飾LED912、及び第3装飾LED913では、赤色発
光ダイオード、緑色発光ダイオード、及び青色発光ダイオードのデューティー比が256
段階で調整されることにより、256×256×256=16777216通りの発光色
及び輝度による発光が可能とされている。なお、16777216通りの中には、同じ発
光色でありかつ輝度が異なるものもあるので、第1装飾LED群911、第2装飾LED
912、及び第3装飾LED913で表現される発光色は16777216通りよりも少
なくなる。
例えば、赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード、及び青色発光ダイオードに流れる
電流のデューティー比を段階255として100%とすることにより、第1装飾LED群
911、第2装飾LED912、及び第3装飾LED913は、いずれも白色で最も高い
輝度で発光する。また、例えば赤色発光ダイオード及び青色発光ダイオードのデューティ
ー比を50%、青色発光ダイオードのデューティー比を0%とすることにより、第1装飾
LED群911、第2装飾LED912、及び第3装飾LED913は、最も高い輝度の
紫色が発光する場合の50%の輝度の紫色で発光する。
図4に示すサブ制御部91は、遊技の進行に伴い、第1装飾LED群911、第2装飾
LED912、第3装飾LED913、及び発光報知LEDを発光させる際の発光色及び
輝度を指定する。サブ制御部91は、指定した発光色及び輝度に関する発光情報をLED
駆動回路93に出力する。LED駆動回路93は、サブ制御部91から出力された発光情
報によって指定された発光色及び輝度に基づいて、第1装飾LED群911、第2装飾L
ED912、第3装飾LED913、及び発光報知LEDを発光させる。LED駆動回路
93は、第1装飾LED群911、第2装飾LED912、及び第3装飾LED913を
発光させるときには、サブ制御部91から送信された発光情報によって指定された輝度よ
りも輝度を低下させて第1装飾LED群911、第2装飾LED912、及び第3装飾L
ED913を発光させる。こうして、LED駆動回路93は、第1装飾LED群911、
第2装飾LED912、及び第3装飾LED913の輝度の上限が、発光報知LEDの輝
度の上限よりも低くなるようにしている。
例えば、LED駆動回路93は、第1装飾LED群911、第2装飾LED912、及
び第3装飾LED913を発光させる際には、指定された輝度から所定の減衰割合を減衰
させた輝度で各LEDを発光させる。具体的には、図8に示すように、第1電飾可動手段
901に配置される第1装飾LED群911については、第1装飾第1LED911A〜
第1装飾第5LED911Eの1つが単独で点灯する場合には、指定された輝度からの減
衰割合を20%、第1装飾第1LED911A〜第1装飾第5LED911Eが複数で点
灯する場合には、指定された輝度からの減衰割合を40%とし、それぞれ上限を指定され
た輝度の80%、60%まで低くした輝度で発光させる。第2電飾可動手段902に配置
される第2装飾LED912については、指定された輝度からの減衰割合を30%とし、
上限を指定された輝度の70%まで低くした輝度で発光させる。第3電飾可動手段903
に配置される第3装飾LED913については、指定された輝度からの減衰割合を50%
とし、上限を指定された輝度の50%まで減衰させて低くした輝度で発光させる。なお、
発光報知手段951〜953に配置される発光報知LEDについての減衰割合は0%であ
る。
LED駆動回路93は、図8に示す各LEDに対する予め設定された減衰割合を指定さ
れた輝度に乗じて減衰された輝度を算出する。なお、減衰された輝度は、他の方法で算出
してもよい。例えば、予め輝度の上限値に減衰割合を乗じて減衰上限値を求めておき、こ
の減衰上限値に対する指定された輝度から、減衰された輝度を算出してもよい。この場合
、例えば輝度の段階を256段階から220段階に減じて各LEDの輝度を算出するよう
にしてもよい。また、減衰割合を乗じるのに代えて、他の四則演算などを含む演算、例え
ば減算や減算などを含む演算を用いて減衰された輝度を算出するようにしてもよい。
上記の実施形態に係るスロットマシン1において、第1電飾可動手段901〜第3電飾
可動手段903には、第1装飾LED群911、第2装飾LED912、及び第3装飾L
ED913がそれぞれ設けられている。このため、第1装飾LED群911、第2装飾L
ED912、及び第3装飾LED913の輝度を大きくして発光させることにより、第1
電飾可動手段901〜第3電飾可動手段903の第1装飾板901A〜第3装飾板903
Aを発光させることができ、興趣の向上を図ることができる。また、一般に、LEDの輝
度を大きくする場合、LEDに供給する電流量や電圧を大きくすることなり、その結果と
して、LEDの発熱が大きくなる傾向にある。このため、スロットマシン1においても、
第1装飾LED群911、第2装飾LED912、及び第3装飾LED913を発光させ
る際にその輝度を大きくすると、第1装飾LED群911、第2装飾LED912、及び
第3装飾LED913及び発光報知LEDの発熱量も大きくなり、その結果、例えば第1
装飾LED群911、第2装飾LED912、及び第3装飾LED913を収容する第1
ケース部材901B〜第3ケース部材903Bを溶かしてしまうなどの熱の影響による不
具合が懸念される。この点、上記の実施形態に係るスロットマシン1において、LED駆
動回路93は、第1装飾LED群911、第2装飾LED912、及び第3装飾LED9
13を発光させるときには、サブ制御部91によって指定された輝度よりも輝度を低下さ
せている。このため、第1装飾LED群911、第2装飾LED912、及び第3装飾L
ED913が過剰に加熱されることを抑制することができる。第1装飾LED群911、
第2装飾LED912、及び第3装飾LED913が過剰に加熱されるとこれらの故障の
原因となりえるが、第1装飾LED群911、第2装飾LED912、及び第3装飾LE
D913の過剰な加熱が抑制されるので、第1装飾LED群911、第2装飾LED91
2、及び第3装飾LED913の故障を抑制することができる。
また、第1装飾LED群911、第2装飾LED912、及び第3装飾LED913は
、第1装飾板901A〜第3装飾板903Aに開口部が塞がれた樹脂製の第1ケース部材
901B〜第3ケース部材903Bという狭い領域に設けられている。このため、第1装
飾LED群911、第2装飾LED912、及び第3装飾LED913が過剰に加熱され
ると、第1ケース部材901B〜第3ケース部材903Bや第1ケース部材901B〜第
3ケース部材903Bに取り付けられる第1装飾板901A〜第3装飾板903Aが溶け
たり発火したりするなどの熱の影響による不具合の懸念がある。この点、第1装飾LED
群911、第2装飾LED912、及び第3装飾LED913の過剰な加熱が抑制される
ので、第1ケース部材901B〜第3ケース部材903Bや第1装飾板901A〜第3装
飾板903Aが溶けたり発火したりすることを抑制できる。したがって、意図せず発光体
が発熱することを防止させ、遊技機の故障を回避することができる。
また、第1装飾LED群911、第2装飾LED912、及び第3装飾LED913は
、指定された輝度よりも輝度を低下させて発光されることにより、第1装飾LED群91
1、第2装飾LED912、及び第3装飾LED913の輝度の上限が発光報知LEDの
輝度の条件よりも低くなるようにされている。このため、第1装飾LED群911、第2
装飾LED912、及び第3装飾LED913の過剰な加熱をさらに好適に抑制できるの
で、意図せず発光体が発熱することを防止させ、遊技機の故障を回避することができる。
また、第1装飾LED群911、第2装飾LED912、及び第3装飾LED913の
輝度は、予め設定された減衰割合で減衰される。このため、第1装飾LED群911、第
2装飾LED912、及び第3装飾LED913に対して指定された輝度の別の光り方に
差が生じないようにすることができる。
また、上記の実施形態に係るスロットマシン1は、設けられる場所が異なる第1装飾L
ED群911及び第2装飾LED912を備えている。第1装飾LED群911の輝度の
上限は、指定された輝度の80%または60%であり、第2装飾LED912の輝度の上
限は、指定された輝度の70%である。このように、設けられる場所に応じて輝度の上限
を異ならせているので、各LEDが設けられる場所に応じて、適切に発熱を抑制すること
ができる。
また、第1ケース部材901Bという狭い領域に設けられる第1装飾LED群911の
輝度の上限は、カラーパネルの裏側という比較比較的広い領域に設けられる発光報知LE
Dの輝度の上限よりも低くされている。狭い領域は広い領域よりも排熱し難い場所である
が、第1装飾LED群911の輝度の上限が低くされていることにより、熱を持ちやすい
発光体について、発熱することを防止することができる。
また、上記の実施形態に係るスロットマシン1では、第1電飾可動手段901の幅方向
に沿って連なった状態で配置される第1装飾LED群911が設けられている。この場合
、第1電飾可動手段901における第1ケース部材901Bの壁側に近い場所は排熱しに
難い場所であり第1ケース部材901Bから遠い場所は比較的排熱し易い場所である。こ
のため、例えば第1装飾LED群911における第1装飾第1LED911A〜第1装飾
第5LED911Eでは、第1ケース部材901Bの壁側に近い第1装飾第1LED91
1A及び第1装飾第5LED911Eを発光させるときに指定された輝度よりも輝度を低
下させて発光させることにより、第1ケース部材901Bに対する熱の影響による不具合
を小さくすることができる。ところが、第1装飾第1LED911A及び第1装飾第5L
ED911Eを指定された輝度よりも輝度を低下させて発光させた場合、第1装飾第1L
ED911A及び第1装飾第5LED911Eとともに連なる第1装飾第2LED911
B、第1装飾第3LED911C、第1装飾第4LED911Dの輝度が第1装飾第1L
ED911A及び第1装飾第5LED911Eより高くなると、第1装飾第1LED91
1A及び第1装飾第5LED911Eの輝度を低くしたことが判別されやすくなるととも
に、第1電飾可動手段901の第1装飾板901Aの発光が不均一になる懸念がある。こ
の点、上記の実施形態に係るスロットマシン1では、第1ケース部材901Bの壁側に近
い第1装飾第1LED911A及び第1装飾第5LED911Eを発光させるときは、第
1ケース部材901Bの壁側から遠い第1装飾第2LED911B、第1装飾第3LED
911C、第1装飾第4LED911Dも含めて、第1装飾第1LED911A〜第1装
飾第5LED911Eの各々の輝度を指定された輝度よりも低下させて発光させている。
したがって、指定された輝度よりも輝度を低下させられて発光する第1装飾第1LED9
11A及び第1装飾第5LED911Eの輝度を低くしたことが判別されにくくなるよう
にすることができ、さらには、第1電飾可動手段901の第1装飾板901Aを均等の発
光させることができる。
なお、上記の実施形態では、発光体としての第1装飾LED群911、第2装飾LED
912、及び第3装飾LED913の輝度の減衰割合を予め設定しているが、発光体の輝
度の減衰割合を状況に応じて設定するようにしてもよい。例えば、スロットマシン1の遊
技状態や演出内容等に応じて、発光体の輝度の減衰割合を決定してもよい。または、発光
体の劣化度合いや使用期間に応じて発光体の輝度の減衰割合を決定してもよいし、第1電
飾可動手段901〜第3電飾可動手段903の移動位置によって発光体の輝度の減衰割合
を決定してもよい。例えば、第1電飾可動手段901〜第3電飾可動手段903が、退避
位置から移動した位置にある場合には、退避位置にあるときよりも第1装飾LED群91
1、第2装飾LED912、及び第3装飾LED913の輝度の減衰割合を小さくするよ
うにしてもよい。なお、退避位置から移動した位置は、退避位置よりも液晶表示器51か
ら遠い位置である。
また、上記の実施形態では、設けられる場所が異なる第1装飾LED群911と第2装
飾LED912と第3装飾LED913の輝度の上限が互いに異なるようにしているが、
これらの輝度の上限の一部または全部が同一となるようにしてもよい。また、第1装飾L
ED群911では、第1装飾第1LED911A〜第1装飾第5LED911Eの輝度の
上限が同一であるが、第1装飾第1LED911A〜第1装飾第5LED911Eの間で
異なるようにしてもよい。このとき、第1装飾第1LED911A〜第1装飾第5LED
911Eのうち、第1ケース部材901Bの壁側に近い第1装飾第1LED911A及び
第1装飾第5LED911Eの輝度の上限を第1ケース部材901Bの壁側から遠い第1
装飾第2LED911B、第1装飾第3LED911C、第1装飾第4LED911Dの
輝度の上限よりも低くなるようにしてもよい。また、第1装飾第1LED911A〜第1
装飾第5LED911Eの輝度の上限を、第1ケース部材901Bの壁からの距離が近い
ほど低くなるようにしてもよい。
また、第1装飾LED群911における第1装飾第1LED911A〜第1装飾第5L
ED911Eの輝度を低下させて発光させる際に、同様に輝度を低下させられているが、
第1装飾第1LED911A〜第1装飾第5LED911Eの間で異なるよう輝度を低下
させて発光させてもよい。例えば、第1ケース部材901Bの壁側に近い第1装飾第1L
ED911A及び第1装飾第5LED911Eの輝度を、上限を第1ケース部材901B
の壁側から遠い第1装飾第2LED911B、第1装飾第3LED911C、第1装飾第
4LED911Dの輝度よりも低下させて発光させてもよいし、また、第1装飾第1LE
D911A〜第1装飾第5LED911Eのうち、第1ケース部材901Bの壁からの距
離が近いものほど輝度を低下させ発光させてもよい。
また、上記の実施形態では、第1ケース部材901B〜第3ケース部材903Bの中の
狭い領域に設けられた第1装飾LED群911、第2装飾LED912、及び第3装飾L
ED913の輝度が指定された輝度よりも低下して発光するが、他のLEDが指定された
輝度よりも低下して発光するようにしてもよい。ここでの他のLEDは、例えば、発光報
知LED、演出効果LED52、リールLED55であってもよい。
また、上記の実施形態では、指定された輝度の低下は、LED駆動回路93で行ってい
るが、サブ制御部91において、指定された輝度を低下させてからLED駆動回路93に
発光情報に含めて出力するようにしてもよい。また、輝度の指定は、サブ制御部91で行
っているが、サブ制御部91から送信される情報に基づいて、LED駆動回路93で行う
ようにしてもよい。また、上記の実施形態では、LEDに流れる電流のデューティー比を
小さくすることによってLEDの輝度を低下させているが、LEDに供給される電圧を低
下させたり、LEDに電流を供給する時間を短くしたりしてLEDの輝度を低下させるよ
うにしてもよい。また、上記の実施形態では、第1装飾LED群911、第2装飾LED
912、及び第3装飾LED913としてフルカラーLEDを用いているが、単色のLE
Dを用いてもよい。
また、上記の実施形態では、第1装飾LED群911、第2装飾LED912、及び第
3装飾LED913は、それぞれ可動体である第1電飾可動手段901〜第3電飾可動手
段903に設けられているが、指定された輝度よりも輝度が低下するLEDやLED群は
、位置が固定された電飾手段などに設けられていてもよい。
また、上記の実施形態では、第1装飾第1LED911A〜第1装飾第5LED911
E、第2装飾LED912、及び第3装飾LED913の輝度をそれぞれ個々に調整して
いるが、いくつかの装飾LEDの輝度をまとめて調整するようにしてもよい。例えば、第
1装飾第1LED911A〜第1装飾第5LED911Eについては、全て同じ輝度とし
てもよいし、第1装飾第1LED911Aと第1装飾第5LED911Eを同じ輝度とし
、第1装飾第2LED911B、第1装飾第3LED911C、第1装飾第4LED91
1Dを同じ輝度にするようにしてもよい。また、複数のLED間で同じ色の発光ダイオー
ドについて、まとめて輝度を調整してもよい。例えば、第1装飾第1LED911A〜第
1装飾第5LED911Eの全てについて、各赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード
、及び青色発光ダイオードの輝度をまとめて調整するようにしてもよい。
また、スロットマシン1における前パネルやサイドパネルには、光を導入して所定の図
柄などを発光させて表示する導光板が設けられていてもよい。この導光板における端部に
、複数の光源LEDが設けられており、これらの光源LEDが導光板の内部に光を導入す
るものであってもよい。また、複数の光源LEDは、1枚の基板上に設けられていてもよ
い。また、複数の光源LEDは、導光板の1辺に設けられていてもよいし、2辺以上の複
数の辺に設けられていてもよい。また、光源LEDは、導光板の表示面の裏側の裏面など
に設けられていてもよい。
このような、導光板の光源となるLEDについて、指定された輝度よりも輝度を低下さ
せて発光させるようにしてもよい。導光板では、光源LEDが狭い領域に収容されること
があり、光源LEDが加熱されると、導光板に不具合が生じることがある。そこで、光源
LEDについて、指定された輝度よりも輝度を低下させて発光させることにより、導光板
に不具合が生じる事態を抑制することができる。
また、上記の実施形態では、演出制御基板90は、例えば、演出用スイッチ56の操作
を用いる演出が実行され、この演出において演出用スイッチ56の操作が有効である(演
出用スイッチ56の操作を受け付ける)タイミングで演出用LED56aを発光させて、
演出用スイッチ56の操作を遊技者に促すものであるが、他のタイミングで演出用LED
56aを発光させるものであってもよい。例えば、演出用スイッチ56の操作を用いない
演出の一環として演出用LED56aが演出効果LED52リールLED55とともに、
あるいはこれらに代えて発光するようにしてもよい。この場合、演出用スイッチ56の操
作を用いない演出において演出用LED56aが発光すると、演出用スイッチ56の操作
を促す発光かどうかを遊技者に認識させることが困難となり遊技者が誤って操作してしま
う虞がある。そこで、遊技者による誤った操作を抑制することが求められる。遊技者によ
る誤った操作を抑制するためには、演出用LED56aを発光させるにあたり、例えば、
演出用スイッチ56の操作を用いる演出中などにおいて、演出用スイッチ56の操作が有
効である(演出用スイッチ56の操作を受け付ける)ときには、遊技者の操作を促進する
第1の発光態様、例えば操作促進発光態様で演出用LED56aを発光させ、演出用スイ
ッチ56の操作を用いない演出中などにおいて、演出用スイッチ56の操作が無効である
(演出用スイッチ56の操作を受け付けない)ときには、操作促進発光態様とは異なる発
光態様、例えば演出装飾態様で演出用LED56aを発光させてもよい。このように、演
出用スイッチ56の操作を受け付けるときには操作促進発光態様で演出用LED56aを
発光させ、演出用スイッチ56の操作を受け付けないときには演出装飾態様で演出用LE
D56aを発光させることにより、発光態様の違いから演出用スイッチ56の操作を促す
発光かどうかを区別することが可能となる。したがって、遊技者による演出用スイッチ5
6の誤った操作を抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して説明したが、本発明はこの実施形態に
限定されるものではない。本発明は、上記の実施形態に限られず、種々の変形、応用が可
能である。
[遊技機について]
上記の実施形態では、メダル並びにクレジットを用いて賭数を設定するスロットマシン
を例に挙げて説明したが、これに限定されることなく、例えば、パチンコ遊技機で用いら
れている遊技球を用いて賭数を設定するスロットマシンや、クレジットのみを使用して賭
数を設定する完全クレジット式のスロットマシンや、パチンコ遊技機に上記の実施の形態
で示した構成を適用して、請求項に係る発明を実現することが可能である。遊技球を遊技
媒体として用いる場合は、例えば、メダル1枚分を遊技球5個分に対応させた場合に、上
記の実施の形態で賭数として3を設定する場合は、15個の遊技球を用いて賭数を設定す
るものに相当する。
また、本発明の遊技機は、メダル及び遊技球などの複数種類の遊技用価値のうちのいず
れか1種類のみを用いるものに限定されるものでなく、例えばメダル及び遊技球などの複
数種類の遊技用価値を併用できるものであってもよい。すなわち、メダル及び遊技球など
の複数種類の遊技用価値のいずれを用いても賭数を設定してゲームを行うことが可能であ
り、かつ入賞の発生によってメダル及び遊技球などの複数種類の遊技用価値のいずれをも
払い出し得る遊技機も本発明の遊技機に含まれるものである。
また、本実施の形態では、3つのリール2L、2C、2Rを有する可変表示装置を備え
、すべてのリールが停止した時点で1ゲームが終了し、3つのリールに導出された表示結
果の組合せに応じて入賞が発生するスロットマシンについて説明した。しかし、各々が識
別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示装置に表示結果が導出されること
により1ゲームが終了し、該可変表示装置に導出された表示結果に応じて入賞が発生可能
とされたスロットマシンであれば、3つのリールを有する可変表示装置を備えるものに限
らず、1のリールしか有しないものや、3以外の複数のリールを有する可変表示装置を備
えるスロットマシンであってもよい。また、本実施の形態では、リール2L、2C、2R
は縦方向に回転するリールであるが、リール2L、2C、2Rは横方向や斜め方向など、
どの方向に回転するリールであってもよい。
また、本実施の形態に係るスロットマシン1は、各々が識別可能な複数種類の識別情報
(図柄)を変動表示可能な複数の可変表示領域(透視窓3)のそれぞれに表示結果を導出
させることが可能な可変表示装置を備え、遊技用価値(メダル、クレジット)を用いて1
ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、複
数の可変表示領域のすべてに表示結果が導出されることにより1ゲームが終了し、1ゲー
ムの結果として複数の可変表示領域のそれぞれに導出された表示結果の組合せに応じて入
賞が発生可能とされたスロットマシンであってもよい。
また、本実施の形態として、入賞の発生に応じて遊技媒体を遊技者の手元に払い出すス
ロットマシンを説明したが、遊技媒体が封入され、入賞の発生に応じて遊技媒体を遊技者
の手元に払い出すことなく遊技点(得点)を加算する封入式のスロットマシンを採用して
もよい。基盤とドラムとが流通可能で、筺体が共通なもので基盤のみあるいは基盤とドラ
ムとを遊技機と称する。
また、上述した実施形態の内容をパチンコ遊技機に適用することも可能である。例えば
、パチンコ遊技機に、LEDが内蔵された電飾可動手段を設けて、この電飾可動手段にお
けるLEDの輝度を、上記の実施形態と同様にして低下させる制御を行うようにしてもよ
い。この場合、意図せずLEDが発熱することを防止させ、パチンコ遊技機の故障を回避
することができる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと
考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示
され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図
される。
次に、前述した実施の形態により得られる主な効果を説明する。
(1) 遊技を行うことが可能な遊技機(例えば、スロットマシン1、パチンコ遊技機
)であって、
複数種類の発光体(例えば、第1装飾LED群911、第2装飾LED912、第3装
飾LED913、及び発光報知LED)と、
指定された輝度(例えば、サブ制御部91からLED駆動回路93に出力された発光情
報によって指定された輝度)に基づいて前記発光体を発光させる発光制御部(例えば、L
ED駆動回路93)と、
を備え、
前記発光制御部は、複数種類の前記発光体のうち特定発光体(例えば、第1装飾LED
群911、第2装飾LED912、及び第3装飾LED913)を発光させるときには、
該特定発光体の輝度の上限(例えば、第1装飾LED群911、第2装飾LED912、
及び第3装飾LED913の輝度の上限)が該特定発光体以外の前記発光体(例えば、発
光報知LED)の輝度の上限(例えば、発光報知LEDの輝度の上限)よりも低くなる(
例えば、発光報知LEDの輝度の上限よりも第1装飾LED群911、第2装飾LED9
12、及び第3装飾LED913の輝度の上限が低くなる)ように、前記指定された輝度
よりも輝度を低下させて発光させる(例えば、第1装飾LED群911、第2装飾LED
912、及び第3装飾LED913を発光情報によって指定された輝度よりも輝度を低下
させて発光させる)
ことを特徴とする遊技機。
このような構成によれば、このような構成によれば、意図せず発光体が発熱することを
防止させ、遊技機の故障を回避することができる。
(2) 上記(1)に記載の遊技機において、
前記発光制御部は、前記指定された輝度を予め設定された割合に減衰させる(例えば、
第1装飾LED群911については、第1装飾第1LED911A〜第1装飾第5LED
911Eの1つが単独で点灯する場合には、指定された輝度の80%、第1装飾第1LE
D911A〜第1装飾第5LED911Eが複数で点灯する場合には、指定された輝度の
60%、第2装飾LED912については、指定された輝度の70%、第3装飾LED9
13については、指定された輝度の50%に減衰させる)ことで、前記特定発光体の輝度
の上限を低くするようにしてもよい。
このような構成によれば、指定された輝度別の光り方に差が生じないようにすることが
できる。
(3) 上記(1)または(2)に記載の遊技機において、
前記特定発光体は、設けられる場所が異なる第1特定発光体(例えば、第1装飾LED
群911)と第2特定発光体(例えば、第2装飾LED912)とを含み、
前記第1特定発光体の輝度の上限(例えば、第1装飾LED群911に指定された輝度
の80%または60%)と前記第2特定発光体の輝度の上限(例えば、第2装飾LED9
12に指定された輝度の70%)とが異なるようにしてもよい。
このような構成によれば、設けられる場所に応じて、適切に発熱を抑制することができ
る。
(4) 上記(1)〜(3)のいずれかに記載の遊技機において、
前記特定発光体は、該特定発光体以外の前記発光体と比較して、排熱し難い場所に配置
され(例えば、第1装飾第1LED911A〜第1装飾第5LED911Eは、第1装飾
板901Aと、第1ケース部材901Bの中という狭い領域に配置され、発光報知LED
は、カラーパネルの裏側という比較的広い領域に配置され)ていてもよい。
このような構成によれば、熱を持ちやすい発光体について、発熱することを防止するこ
とができる。
(5) 上記(1)〜(4)のいずれかに記載の遊技機において、
前記特定発光体は、連なって配置される複数の発光体(例えば、第1装飾LED群91
1)のうち一の発光体(例えば、第1装飾LED群911のうちの1つの装飾LED)で
あり、
前記発光制御部は、前記連なって配置される複数の発光体を発光させるときは、該複数
の発光体の各々の輝度を前記指定された輝度よりも低下させて発光させる(例えば、第1
ケース部材901Bの壁側に近い第1装飾第1LED911A及び第1装飾第5LED9
11Eを発光させるときは、第1ケース部材901Bの壁側から遠い第1装飾第2LED
911B、第1装飾第3LED911C、第1装飾第4LED911Dも含めて、第1装
飾第1LED911A〜第1装飾第5LED911Eの各々の輝度を指定された輝度より
も低下させて発光させる)ようにしてもよい。
このような構成によれば、特定発光体の輝度を低くしたことが判別されにくくすること
ができる。
(6) 遊技が可能な遊技機(例えば、スロットマシン1、パチンコ遊技機)であって

遊技者が操作する操作手段(例えば、演出用スイッチ56)と、
前記操作手段に設けられた発光部(例えば、演出用LED56a)と、
前記操作手段の操作を受け付けない特定演出を実行する特定演出実行手段(例えば、演
出制御基板90)と、
を備え、
前記操作手段の操作を受け付けるときに特定発光態様で前記発光部を発光させ(例えば
、操作促進発光態様で演出用LED56aを発光させ)、
前記特定演出の実行中に前記発光部を発光させる場合に、前記特定発光態様とは異なる
発光態様で前記発光部を発光させる(例えば、操作促進発光態様とは異なる演出装飾態様
で演出用LED56aを発光させる)、遊技機であってもよい。
このような構成によれば、操作手段の操作を受け付けない特定演出の実行中に発光部を
発光させる場合には、操作手段の操作を受け付けるときに発光部を発光させる際の特定発
光態様とは異なる発光態様で発光部を発光させるので、発光態様の違いから操作手段の操
作を促す発光かどうかを区別することが可能となり、遊技者による操作手段の誤った操作
を抑制することができる。
1 スロットマシン
2L、2C、2R リール
6 MAXBETスイッチ
7 スタートスイッチ
8L、8C、8R ストップスイッチ
12 遊技補助表示器
41 メイン制御部
41c RAM
91 サブ制御部
91c RAM

Claims (1)

  1. 遊技を行うことが可能な遊技機であって、
    複数種類の発光体と、
    前記複数種類の発光体のうち所定発光体が設けられ、遊技に関する情報を所定発光体の発光により報知可能な報知手段と、
    遊技の進行に伴い、演出制御部により指定された輝度に基づいて前記発光体を発光させる発光制御部と、
    を備え、
    前記発光制御部は、
    前記複数種類の発光体のうち特定発光体を発光させるときには、該特定発光体の輝度の上限が該特定発光体以外の前記発光体の輝度の上限よりも低くなるように、前記演出制御部により指定された輝度に対して所定の演算を行うことで、前記演出制御部により指定された輝度よりも低い輝度で発光させ
    前記所定発光体を発光させるときには、前記演出制御部により指定された輝度よりも輝度を低下させることなく発光させる、遊技機。
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