JP2005058395A - 弾球遊技機 - Google Patents

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敏博 内ヶ島
Takahiro Uchigashima
隆寛 内ヶ島
Makoto Omura
誠 大村
Hiroo Nakayama
博夫 中山
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Abstract

【課題】 遊技盤をこれを保持する枠状体から外して交換することで遊技機を新機種に再生可能な遊技機において、再生を低コストで行えるようにすることである。
【解決手段】 制御装置として、遊技盤に設けられた発光器を制御する盤側発光器制御装置45と、遊技盤を保持する枠状体に設けられた発光器を制御する枠側発光器制御装置44とが設けられた構成において、盤側発光器制御装置45は、遊技盤に取付けられる盤側制御装置のひとつとして遊技盤に取付け、枠側発光器制御装置44は、枠状体に取付けられる枠側制御装置のひとつとして枠状体に取付ける。これにより、発光器の一部についてはその制御装置を再生前のもので流用可能とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は弾球遊技機の新機種への再生に関する。
弾球遊技機は、遊技者による発射ハンドルの操作で遊技盤の盤面上に遊技球を発射する遊技機であり、遊技球として直径11mm程度の鉄製の球を用いるパチンコ機が広く普及している。遊技盤の盤面上に発射された遊技球は、盤面に多数打設された遊技釘で弾かれながら略落下方向をとって不規則に運動し、一部の遊技球が盤面上に設けられた入賞口や通過口等の入球口に入球するようになっている。これらの入球口は、入球により賞球として遊技球が払い出される等、遊技上の入球の効果が決められている。
弾球遊技機に電源が入ると、特に遊技中はその進行に応じて光や音等を使って演出が行われる。今日、コンピュータ技術の進歩等で、これらの光や音等による演出がより高度化しており、その内容が、弾球遊技機を製造するメーカや遊技機が設置される遊技場の商業的な成功、不成功を左右するほどに重要な位置を占めるようになっている。このため、客層や流行に応じて弾球遊技機を新しい機種に変えていくことになる。しかしながら、弾球遊技機をそのまま交換する、いわゆる枠替えでしていたのでは、コストが過大に過ぎ、また、省資源の点でも問題である。そこで盤替えという以下の方法がとられることも多い。すなわち、弾球遊技機はその全体の形状を規定する通常縦長の長方形の枠状体を有しており、その内側に遊技盤が保持される。枠状体の前面には、発射ハンドルや、遊技球を貯留する受け皿等が取付けられている。また、枠状体および遊技盤の背面側には、遊技者から見えないように、遊技球の発射装置や賞球の払出装置、上記発射装置や払出装置を制御する制御装置、上記入球口への入球の有無等、進行中の遊技の状態を監視しつつ遊技の全体を司る機能や、アクチュエータや各種ランプ、スピーカを制御する機能を有する種々の制御装置も取付けられる。
盤替えでは、タンクレール、賞球払出装置や賞球払出制御装置等により構成される遊技球を払い出すための遊技球供給系や、発射装置や発射制御装置等により構成される遊技球を発射するためのシステム以外の手段を遊技盤に予め取付けてアッセンブリ化しておき、これを交換するもので、旧式の機種が新しい機種として再生される。
ところで、上記のごとく遊技客に対する訴求力を高めるべく、光の演出は、遊技盤やその外周部を含めた広範囲を使ってなされている。このため、発光器の数や種類も多く、発光器を制御する制御装置の負担が増える。
下記特許文献1には、発光器の制御を、遊技盤に設けられた発光器と枠状体に設けられた発光器とで別々の制御装置により行うようにしたものがある。
特開2002−210194号公報
しかしながら、特許文献1のものでは、制御負担が分散されて多くの発光器を効率よく制御することができるものの、独立した制御装置が2つになるので、コストアップを招来するおそれがある。
本発明は上記実情に鑑みなされたもので、独立した制御装置を2つ有する弾球遊技機であっても再生のコストを軽減することのできる弾球遊技機を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明では、弾球遊技機全体の形状を規定する枠状体と、その内側に保持された遊技盤とを有し、遊技者の操作で遊技盤の盤面上に遊技球を発射して上記盤面上に設けられた所定の入球口に遊技球を入球させて賞球を獲得する弾球遊技機であって、弾球遊技機の各部を制御する制御装置として、遊技盤に設けられた発光器を制御する盤側発光器制御装置と、枠状体に設けられた発光器を制御する枠側発光器制御装置とが設けられた弾球遊技機において、
上記盤側発光器制御装置は、上記遊技盤に取付けられる盤側制御装置のひとつとして遊技盤に取付け、
上記枠側発光器制御装置は、上記枠状体に取付けられる枠側制御装置のひとつとして枠状体に取付ける。
遊技機の再生では、遊技盤とともに盤側発光器制御装置が入れ替えられることになるが、枠側発光器制御装置については枠状体(これは単体のものに限らず、遊技機の前後方向に二重に構成されたものも含まれる)に取付けられた既設のものを用い得る。従来、発光器を制御する制御装置は遊技盤に設けられた発光器と枠状体に設けられた発光器との両方を制御する単一のものであったところ、本発明の盤側発光器制御装置は遊技機の発光器のうち遊技盤に設けられた発光器を制御するものであるから、遊技機すべての発光器を制御する場合に比して制御すべき発光器は少ない。したがって、遊技機の再生時に交換が必要になる発光器制御装置が小規模で済む。これにより、枠側発光器制御装置と盤側発光器制御装置とに発光器の制御を分散して制御負担を軽減するだけではなく、遊技機の再生時のコストの低減を図ることができる。
請求項2記載の発明では、請求項1の発明の構成において、上記枠側発光器制御装置は、発光器の制御内容として、発光器が異なる態様で発光するように設定された複数の制御内容が実行可能で、上記複数の制御内容のうち、外部から入力する制御信号によりいずれかの制御内容を選択するように設定し、
上記制御信号は、上記制御装置のうち、上記遊技盤に取付けられる盤側制御装置のいずれかが出力する。
遊技機の再生により盤側発光器制御装置が新しいものに入れ替わると、枠側発光器制御装置の制御内容も新しい盤側発光器制御装置に対応したものとなる。したがって、盤側発光器制御装置に加えて枠側発光器制御装置をも入れ替えたのと同等の効果を得る。
請求項3記載の発明では、請求項2の発明の構成において、上記枠側発光器制御装置は、上記盤側発光器制御装置からの制御信号にしたがって作動するものとする。
遊技盤に設けられた発光器と枠状体に設けられた発光器とで作動がより綿密なものとなる。また、一般的に、盤側制御装置には、盤側発光器制御装置を含む副制御装置を配下におき遊技の全体を司る主制御装置を備えているが、盤側発光器制御装置が枠側発光器制御装置を配下におくことで、主制御装置による枠側発光器制御装置への制御信号の出力は不要となり、主制御装置の制御負担を軽減することができる。
請求項4記載の発明では、請求項項1ないし3の発明の構成において、上記枠状体には、遊技者によって操作される操作部を有し、操作部と接続され、該操作部の操作状態を示す信号線を、上記枠側発光器制御装置で受けるようにする。
操作部を有しない遊技機として再生される場合にも、操作部の操作状態を示す上記信号線が接続先を失い余ってしまうことが回避される。これにより、余った上記信号線が邪魔になったり、他の信号線の接続間違いを誘引することを防止することができる。
請求項5記載の発明では、請求項項1ないし4の発明の構成において、制御装置への電源を出力する電源装置を、上記盤側制御装置に電源を供給する盤側電源装置と、少なくとも上記枠側発光器制御装置への電源を出力する枠側電源装置とにより構成して、上記盤側電源装置を上記遊技盤に取付け、上記枠側電源装置を上記枠状体に取付ける。
盤側発光器制御装置などの盤側制御装置の仕様変更に伴って電源装置の仕様変更が必要になっても枠側制御装置の電源についてはそのままのものが用い得る。盤側電源装置は遊技機の電気駆動部材のうち遊技盤に設けられた電気駆動部材に給電するものであるから、遊技機すべての電気駆動部材に給電する場合に比して給電すべき電気駆動部材は少ない。したがって、遊技機の再生時に交換が必要になる電源装置が小規模で済む。したがって、遊技機の再生時のコストの低減を図ることができる。
請求項6記載の発明では、請求項項1ないし5の発明の構成において、上記盤側発光器制御装置と枠側発光器制御装置とは双方向通信を行う構成とする。
遊技盤に設けられた発光器の作動と枠状体に設けられた発光器の作動とで同期をとることができるので、より緻密で複雑な発光態様を実現することができる。
(第1実施形態)
本発明の好適な実施の形態を図面にしたがって説明する。本実施形態の弾球遊技機は第1種遊技機である。図1、図2に本発明の弾球遊技機の全体を示す。弾球遊技機1aには図示しないプリペードカードユニットが1つずつ併設され、遊技場に複数列レイアウトされる遊技機設置島には、弾球遊技機1aとプリペードカードユニットとが交互に配置される。弾球遊技機1aは、長方形の外枠111と枠状体である前面枠112とを有しており、外枠111にて遊技機設置島に固定される。前面枠112は、左端上下のヒンジ117により外枠111に対し水平方向に回動自在に取付けられており、前面枠112と一体化している各部をメンテナンス時等に手前側に出すことが可能である。
前面枠112の内側には、前面枠112の高さ方向の上側略2/3の大きさをカバーする金枠113が取り付けられ、金枠113の左側を支軸にして金枠113の内周を縁取るガラス枠114が開閉可能に蝶着される。ガラス枠114にはガラス板115が二重に装填されている。ガラス板115の奥側で前面枠112の内側には遊技盤2が収納され、ガラス板115を挟んで遊技者と対向するようになっている。前面枠112はその内側に、上記金枠113,ガラス枠114の背後位置にて遊技盤2を保持しているが、遊技機の前後方向に二重の構造すなわち、遊技者に直接視認されてデザイン性の高い前側の枠状体と、遊技盤2や後述する機構盤60を直接保持する後ろ側の枠状体とからなる構造のものとすることもできる。かかる二重構造の枠状体は、前側のものが前面枠と称され、後ろ側のものが内枠と称される、一般的なものである。
二重のガラス板115の間隔は、外側からの磁石の影響が後述する遊技盤2の盤面上の遊技球におよばないように、また、ガラス板115の表面を押圧した時に、ガラス板115と、上記盤面上からガラス板115方向に突出する遊技釘とが接触しないように設定される。
前面枠112の内側にはまた、金枠113の下方にバスタブ状の上皿121と下皿122とが手前側に突出して設けられている。
上皿121の左側には、手前向きに、上記プリペードカードユニットの挿入口に挿入されたプリペードカードの残高を表示する残高表示部131、遊技球の貸し出しを受ける場合に押下する球貸しボタン132および精算する場合の精算ボタン133が設けられている。
下皿122は奥側の内側面に溢れ球排出口が開口しており、上皿121満杯時の溢れ球が下皿122内へと流入するとともに、発射し損ねた戻り球の出口となっている。また、遊技者が上皿球抜きレバー123を操作することにより、下皿122が上皿121と連通するようになっており、上皿121の遊技球を下皿122に移動することが可能である。また、下皿122が遊技球で満杯となった時には、下皿球抜きレバー124の操作により下皿122の底面が開口して下皿122の下方に排出可能であり、遊技球を図示しない別箱に移すことができる。
下皿122の右側には発射ハンドル141が設けられており、遊技者が時計方向に回動すると、上皿121から供給される遊技球を後述する遊技盤2の盤面20上に発射することができる(図3)。
前面枠112は遊技客を惹き付けるべく意匠が施されており、また、かかる意匠とともに、図2に示すように、発光器であるランプ151,152,153,154により遊技を演出するようになっている。以下、前面枠112に取付けられる発光器を適宜、枠側ランプ若しくは枠に設けられる各種ランプという。かかる枠側ランプ151〜154として、枠飾りランプ151〜153および鍵飾りランプ154が設けてある。枠飾りランプ151〜153は前面枠112の上側の横辺部と右側の縦辺部に設けられる。前面枠112の上側の横辺部に設けられる枠飾りランプ151,152は、左右方向に3つのランプを配置したものが1組となっており、これが2つ配置される(以下、適宜、枠飾りランプ151を第1枠飾りランプ151といい、枠飾りランプ152を第2枠飾りランプ152という)。前面枠112の縦辺部に設けられる枠飾りランプ153は、上下方向に2つのランプが配置されたものである(以下、適宜、枠飾りランプ153を第3枠飾りランプ153という)。鍵飾りランプ154は第3枠飾りランプ153と鍵穴116との間に配置される。
遊技盤2は図3に示すように略正方形の盤で、盤面20にレール211,212により略円形の遊技領域が形成される。遊技領域の中央で盤面20には、図柄表示装置26が設けてある。図柄表示装置26は液晶ディスプレイパネルユニット(以下、適宜、LCDパネルユニットという)により構成され、長方形の画面を手前に向けて配置される。図柄表示装置26は、遊技盤2を貫通する取付け穴に嵌設された額縁状のセンターケース213の内側に保持される。
センターケース213の下方には入球口である普通電動役物221および大入賞口222が設けられる。普通電動役物221は電動で2枚の羽根が開放自在な電動チューリップである。ここへの入球により、当否判定処理が実行され、大当りのときは大入賞口222を開放可能となる。大入賞口222は、アタッカー扉が電動で作動して開閉し、「開」時には多くの入賞を見込むことができる。
センターケース213の左側には普通図柄作動ゲート231aが設けられており、ここを遊技球が通過すると、図柄表示装置26の画面において、普通図柄の変動表示が実行される。普通図柄作動ゲート231aは入球した遊技球を中央寄りの方向に向けて排出するようになっており、遊技球の流下方向を変える機能を有している。なお、センターケース213の右側に普通図柄作動ゲート231aと同じ構造のゲート231bが配置されているが、これは、入球を検出するようにはなっておらず、単に、遊技球の向きを変えて、遊技球の流下経路を中央寄りに寄せるに止まる。勿論、ゲート231aに入球を検出するスイッチを設けて普通図柄作動ゲートとする仕様の遊技機もあり得る。
大入賞口222を挟んでウィング状に対称に4つの普通入賞口223a,223b,224a,224bが配置され、入球時には賞球の払い出しのみが実行される。
上記遊技領域の周縁部には上記普通電動役物221等の入賞口221〜224bや普通図柄作動ゲート231aの他、図示しない多数の遊技釘、風車251a,251b,252a,252b等が設けられる。遊技領域には、発射ハンドル141の操作で遊技領域の天部へと発射された遊技球が遊技釘で弾かれたり、風車251a〜252bで進路を変えられたりしながら不規則な経路をとって下方へ流れていく。そして、入賞口である上記入球口221〜224bに入球すれば入賞となって遊技球が払い出され、入賞することなく遊技領域の最下部に達した遊技球はアウト口24から取り込まれる。
遊技盤2には種々の装飾用の発光器が設けてある。上記センターケース213には、上記図柄表示装置26を挟み上下左右にLED319,320,321,322が配置されている(以下、適宜、第1センター装置LED319、第2センター装置LED320、第3センター装置LED321、第4センター装置LED322という)。各センター装置LED319〜322は5つのLED素子を一列に配置したものである。風車251a,251bに対応する位置にも、LED313,314が設けられており、風車251a,251bに背後から照明をあて風車251a,251bが輝くようになっている(以下、適宜、左風車LED313、右風車LED314という)。各風車LED313,314は2つのLED素子が配置され、左右の普通図柄作動ゲート231a,231bにもそれぞれLED315,316が設けられている(以下、適宜、左通過LED315、右通過LED316という)。
また、遊技領域の左右の周縁部にはサイドLED317,318が設けられている。各サイドLED317,318は円形の遊技領域の周縁に沿う円弧状のハウジングに2列にそれぞれ10個程度のLED素子を配置したものである。
遊技盤2の上の角部にはそれぞれコーナーLED311,312が設けてある。各コーナーLED311,312は2つのLEDを配置したものである。
これら演出用のものの他、遊技差者への報知用のLEDとして、センターフレーム213の下部に普通図柄記憶表示LED323が設けてある。普通図柄記憶表示LED323は左右方向に4つのLED素子が配置されたものである。また、普通図柄記憶表示LED323を左右から挟んで2つずつ合計4つのLED素子が配置され、特別図柄記憶表示LED324としてある。普通図柄記憶表示LED323は図柄表示装置26が表示する普通図柄の抽選を実行する権利の保留の記憶数を報知する。特別図柄記憶表示LED324も保留記憶数を報知するもので、こちらは特別図柄の抽選を実行する権利の保留の記憶数である。
以下,適宜、遊技盤2に取付けられる発光器を、盤側ランプ若しくは盤に設けられた各種ランプという。
図示しないスピーカから遊技の進行に合わせて音を発生させて、遊技中の臨場感を高めている。
図4は本弾球遊技機1aの電気的構成を示すもので、主制御装置41は、遊技制御プログラムを記憶したROMおよび演算等の作業領域として働くRAMを内蔵した8ビットワンチップマイクロコンピュータを中心とした論理演算回路として構成され、各部の副制御装置42〜47、各種スイッチ類511〜518および各種アクチュエータ類531〜533との入出力を行うための外部入出力回路も設けられている。
主制御装置41が信号入力を受ける各種スイッチ類511〜518について説明する。
満タンスイッチ511は下皿122に通じる図示しない遊技球通路内に設けられた圧力センサであり、下皿122が遊技球で満タン状態になったことを検知する。球切れスイッチ512は球タンク61(図5)に設けられた圧力センサであり、球タンク61内に遊技球が不足していることを検知する。
第1種始動口スイッチ513は普通電動役物221内に設けられて、普通電動役物221に入球があったことを検出する。
また、普通図柄作動スイッチ514は普通図柄作動ゲート231a内に設けられ、遊技球を検出すると、主制御装置41では乱数の抽出により、普通図柄の種類をランダムに決定する。図柄制御装置47には、当たり判定処理の結果に基づいて図柄抽選を図柄表示装置26の画面上に表示することを要求する制御コマンドとともに送信される。また、主制御装置41は、普通図柄作動ゲート231aに連続して入球した場合に、当否判定およびその図柄変動表示を保留する保留記憶数を4を上限として記憶し、記憶数に変更があれば、図柄制御装置47に変更後の記憶数を図柄表示装置26に表示することを要求する制御コマンドが送信される。
また、役物連続作動スイッチ(Vスイッチ)515は大入賞口222内に設けられ、入賞した遊技球が特別領域を通過したことを検出する。カウントスイッチ516は大入賞口222内に入賞するすべての遊技球を検出する。
賞球払い出しスイッチ517は払出装置63(図5)から払い出される遊技球をカウントする。
主制御装置41により駆動されるアクチュエータ類531〜533について説明する。普通役物ソレノイド531は普通電動役物221の開閉に、大入賞口ソレノイド533は大入賞口222のアタッカー扉の開閉に、Vソレノイド532は大入賞口222内の上記特別領域の開閉に、それぞれ使用される。アタッカー扉は、基本的な開放時間(通常30秒)が設定されており、該開放時間がカウントアップする前に、カウントスイッチ516により検出される遊技球の数が所定数(通常、10個)に達すると閉鎖する。
払出制御装置42は1チップマイクロコンピュータを用いた論理演算回路として構成されたもので、主制御装置41と、主制御装置41からの送信のみが許容される一方向通信を行い、主制御装置41からの制御コマンドに従って入賞があった場合に賞球モータ535を作動せしめて賞球の払い出しの制御を行うとともに、上記のプリペードカードユニット1bおよびCR精算表示装置561と双方向通信を行い、球貸しソレノイド534を駆動して貸し球の供給の制御を行う。貸球の数は球貸しセンサ519の出力にもとづいて カウントされる。CR精算表示装置561は上記上皿121の押し釦132,133および残高表示部131形成位置に内蔵され、球貸し釦132の押下でオンする球貸しスイッチ、精算釦133の押下でオンする精算スイッチおよび残高表示部131における数値表示用のLEDから構成されている。
発射制御装置43は、遊技者が操作する発射ハンドルの回動量を検出する回動量センサ(図4中、発射ハンドル)520の検出量に応じて図示しない発射装置を構成する発射モータ536を駆動制御するもので、1チップマイコンからなる。発射制御装置43は、払出制御装置42と、払出制御装置42からの送信のみが許容される一方向通信を行う。発射制御装置43には発射停止スイッチ521が接続され、遊技者により操作されると発射を一時的に停止せしめるようになっている。また、タッチスイッチ522は発射ハンドル141に内蔵されて、遊技者が発射ハンドル141に触れているか否かを検出するもので、遊技台が稼働中か否かが知られる。
図柄制御装置47は、主制御装置41などと同様にCPUやRAM,ROMを有する1チップマイコン等を中心に構成されたもので、主制御装置41と、主制御装置41からの送信のみが許容される一方向通信を行い、主制御装置41から、図柄変動の表示の制御コマンドを受信すると、図柄表示装置26の画面に図柄変動を表示する。図柄の変動は、基本的にはスロットマシンのごとく、回転するリールの表面に表された図柄がリールの回転により順繰りに現出するのを模した態様にて図柄を変動させて行われる。図柄表示装置26の画面上では、図柄の他に種々の演出用のキャラクターが現れて所定の動作をし、背景が変化するようになっている。主制御装置41で大当たりと判定されていれば、例えば3つの図柄がすべて揃った大当たり図柄で図柄を静止せしめる。また画面の隅部には普通図柄作動ゲート231aへの入球で開始される普通図柄の変動表示が実行される。
枠側発光器制御装置である枠ランプ制御装置44および盤側発光器制御装置である盤ランプ制御装置45はそれぞれ、主制御装置41などと同様にCPUやRAM,ROMを有する1チップマイクロコンピュータや、ランプ出力部に設けられた短絡防止用のICチップ等からなるもので、図柄制御装置47と双方向通信を行い、図柄表示装置26における画像に合わせて、枠ランプ制御装置44が、遊技盤2以外に設けられた枠飾りランプ151等の、枠に設けられた各種ランプ537を制御する。一方、盤ランプ制御装置45が、遊技盤2に設けられたコーナLED311等の、盤に設けられた各種ランプ538を制御する。
音声制御装置46は多数の音声データを記憶したマスクROM内蔵の1チップマイコンと、これにより制御される音源IC、および、スピーカ出力用にアンプ等からなる音出力回路から構成されたもので、図柄制御装置47と双方向通信を行い、図柄表示装置26における画像に合わせて、録音した音源をフレーズに組み立て、スピーカ539を駆動制御する。
また、枠ランプ制御装置44、盤ランプ制御装置45および音声制御装置46はそれぞれ、主制御装置41と、主制御装置41を送信元とする一方向通信を行い、遊技者への報知などのため、枠に設けられた各種ランプ類537、盤に設けられた各種ランプ類538、スピーカ539を所定の態様にて作動せしめる。
また、主制御装置41は、盤用外部接続端子541を介して、遊技場内の弾球遊技機の全体を管理するホールコンピュータ1cと接続され、ホールコンピュータに賞球の払い出し数等の種々の遊技情報を送信するようになっている。また、試験信号端子542と接続され、遊技機を所定の状態として、故障の解析などを行うことができる。また、遊技盤2には取付けられない払出制御装置42は、枠用外部接続端子543と接続され、枠用外部接続端子543を介してホールメインコンピュータ1cに所定の情報を送信する。また、枠用外部接続端子543には、ガラス枠114の開閉状態を検出する扉開放スイッチ551が接続され、ガラス枠114が開放されると、これがホール(遊技場)側に知られるようになっている。
上記電気構成は、複数の基板とこれら互いに接続するフラットケーブル等の電気ケーブルにより具体化される。各装置は、一般的な弾球遊技機と同様にその背面側に配設される。図5は遊技機の背面を示すもので、遊技盤2には、図示しない図柄表示装置26と一体の図柄制御装置47が取付けられ、その下方には、主制御装置41が取付けられる。これらに近接して盤ランプ制御装置45が取付けられる。盤ランプ制御装置45は主制御装置41と積層して取付けられる。遊技盤2に取付けられるこれら制御装置41等(以下、適宜、盤側制御装置41等という)、および遊技盤2は、弾球遊技機メーカにおいてアッセンブリ化され、弾球遊技機の再生を行う遊技場に納入される。
また、払出制御装置42、発射制御装置43、枠ランプ制御装置44、音声制御装置46は、上記盤側制御装置41などを囲むように配置されて、前面枠112とヒンジ結合する機構盤60に取付けられる。すなわち、盤側制御装置41などは、機構盤60を介して前面枠112に取付けられることになる。また、上記各制御装置61などへの給電用に電源装置48が取付けられる。機構盤60は、球タンク61、タンクレール62、賞球払出装置63などにより構成される遊技球供給系が設けられる枠状体である。以下、機構盤60など遊技盤2以外に取付けられるこれら制御装置42等を以下、適宜、枠側制御装置42等という。
次に本弾球遊技機の特徴部分である各種ランプ537,538およびランプ制御装置44,45についてさらに詳説する。図6,図7は既に説明したランプ類の発光色を示すもので、一部のランプ類については複数の色で選択的に発光可能である。なお、図中の番号表示[*]は後述する図11、図12においてランプ類を特定するためのものである。
図8,図9は枠ランプ制御装置45が各枠ランプを制御するために枠ランプ制御装置45のROMに記憶されている各枠側ランプの発光パターンであり、大きく点滅パターンと点灯パターンとがある。点滅パターンは発光が小刻みになされて瞬くパターンで、点灯パターンは発光状態が一定時間継続するパターンである。点灯パターンについては、点灯期間を、点灯開始の信号と点灯終了の信号とにより設定する。あるいは、点灯開始ののみで、点灯終了は点灯開始から予め設定した時間の経過で規定してもよい。点灯時間をも点灯パターンを規定するパラメータの一部とすれば、点灯期間を点灯開始の信号と点灯終了の信号とにより設定するものと同等の点灯パターンのバリエーションが広がる。なお、図中の番号表示(*)は後述する図11,図12において発光パターンを特定するためのものである。
図10、図11、図12は遊技機の状態に対応していかなる発光パターンが選択されるかを示す一覧であり、盤ランプ制御装置44、枠ランプ制御装置45のそれぞれのROMに記憶されている。図10が盤側ランプのもので、盤ランプ制御装置45において設定される。図11,図12が枠側ランプのもので、枠ランプ制御装置44において設定される。なお、枠側ランプについては2種類を示している。例えば図11のものが再生前のもので、図12が再生後のものである。以下、適宜、遊技機の状態と発光器の発光パターンとのかかる対応関係をランプ制御テーブルという。枠ランプ制御装置44は上記2種類のランプ制御テーブルのいずれの内容をも記憶しており、主制御装置41からの制御コマンドにしたがっていずれかが選択される。ランプ制御テーブルを選択する制御コマンドは、盤側制御装置41など、特に盤側ランプ制御装置45や図柄制御装置46の仕様(図柄表示装置26に表示される図柄変動のアニメーションや盤側ランプのランプ制御テーブルの内容)と調和するランプ制御テーブルに対応する制御コマンドとなるように種制御装置41が設定されるのは勿論である。なお、図中、ランプ番号[9][10][11][12]について低速変動から確定表示されるまでの期間について黄、赤,青のいずれかで点灯するとなっているが、これは大当りへの期待度によって変え、例えば期待度が高いほうから青、赤、黄とする。期待度は決定された表示装置26に表示される確定図柄に応じて与えられる。別途抽出する乱数によって与えられるようにしてもよい。また、ランプ番号[13][14][15]についても点灯パターンおよび点滅パターンが複数の中からいずれかを選択するようにしているが、これも期待度に応じて選択される。
なお,枠側ランプのランプ制御テーブルを示している図11、図12において、賞球払出動作時および球切れ時に発光するランプは、いずれが選択される場合も、賞球払出時には鍵飾りランプ154が黄色で点灯パターン1にて点灯し、球切れ時には第1枠飾りランプ151が赤色で点灯パターン1にて点灯する。かかる賞球払出や球切れのような、演出とは異なる遊技者への報知という側面を有する発光の場合には、遊技機の再生により実質的に遊技機が異なる機種に変わっても同じランプが同じ発光パターンで発光する方が、遊技者には混乱がない。すなわち、遊技者は鍵飾りランプ154の点灯状態と実際の払出作動との一致,不一致から払出作動が正常か否かを判断でき、また、点灯パターン1で赤色発光する第1枠飾りランプ151により球切れという異常発生を確実に知ることができる。
なお、遊技盤2の取付け後、盤側制御装置41等と枠側制御装置42等との間で、制御信号伝送および給電用に必要なケーブルが接続される。
遊技機の再生では、遊技盤2とともに盤ランプ制御装置45が入れ替えられることになるが、本弾球遊技機によれば枠ランプ制御装置44については機構盤60に取付けられた既設のものを用い得る。盤ランプ制御装置45は遊技機のLEDやフィラメント球などの各種ランプのうち遊技盤2に設けられたランプを制御するものであるから、遊技機すべての各種ランプを制御する場合に比して制御対象となる各種ランプは少ない。したがって、遊技機の再生時に交換が必要になるランプ制御装置45が小規模で済む。したがって、枠ランプ制御装置44と盤ランプ制御装置45とに各種ランプの制御を分散して制御負担を軽減するだけではなく、遊技機の再生時のコストの低減を図ることができる。
しかも、機構盤60に設けられた枠ランプ類の作動態様を規定する情報を枠ランプ制御装置44が複数種類記憶していて、主制御装置41が出力する制御コマンドにより上記情報のいずれかが選択されるようにしているから、枠ランプ制御装置44が入れ替わっていなくとも、遊技盤2の入れ替えにより、枠ランプ制御装置44をも実質的に交換したことになる。したがって、盤ランプ制御装置に加えて枠ランプ制御装置をも入れ替えたのと同等の効果を得る。
(第2実施形態)
図13に本発明の第2実施形態になる弾球遊技機の電気構成を示す。本実施形態では盤ランプ制御装置45Aは基本的には第1実施形態のものと同様に盤に設けられた各種ランプ538を制御するもので、さらに、枠ランプ制御装置44Aに制御コマンドを出力する機能を有している。この制御コマンドは、第1実施形態において主制御装置が出力していた制御コマンドを含む。すなわち、枠ランプ制御装置44Aが、枠に設けられた各種ランプ537の、複数のランプ制御テーブルのうちいずれを選択するかが、盤ランプ制御装置45Aにより指示されることになる。なお、主制御装置41Aは基本的に第1実施形態のものと同じで、上記のごとく枠ランプ制御装置44Aが盤ランプ制御装置45Aからのみ制御コマンドを受け取る構成としているため、第1実施形態において主制御装置から送信していた制御コマンドは非出力となっている。また、図柄制御装置47Aは枠ランプ制御装置44Aに対して直接は通信を行わずに、盤ランプ制御装置45Aを介して制御コマンドを送る。
主制御装置41A、盤ランプ制御装置45Aおよび図柄制御装置47Aは遊技盤2に取付けられ,枠ランプ制御装置44Aは機構盤60に取付けられる。
本実施形態の弾球遊技機によっても、遊技機の再生時に枠ランプ制御装置44Aがそのまま流用されて、盤に設けられた各種ランプ538のみを制御する盤ランプ制御装置45Aのみを新規なものに交換すればよいので再生のコストを圧縮することができる。しかも、枠ランプ制御装置44Aと主制御装置41Aおよび図柄制御装置47Aとの間の配線が不要であり、構成をさらに簡略化することができる。
(第3実施形態)
図14に本発明の第3実施形態になる弾球遊技機の全体を示し、図15に電気構成を示す。上皿121の縁には操作部である押しボタンスイッチ16が設けてあり、遊技者により押下操作可能である。押しボタンスイッチ16は枠ランプ制御装置44Bと接続され、押しボタンスイッチ16の状態を示すスイッチ信号が枠ランプ制御装置44Bに入力する。枠ランプ制御装置44Bによって知られる押しボタンスイッチ16の状態は枠ランプ制御装置44Bと双方向通信を行う盤ランプ制御装置45B、および盤ランプ制御装置45Bと双方向通信を行う図柄制御装置47Bにて知られるようになっている。また、盤側ランプの作動と枠側ランプの作動とで同期をとることができるので、より緻密で複雑な発光態様を実現することができる。
この押しボタンスイッチ16は特定の変動時にリーチの種類を遊技者によって選択するためなどの、公知のスイッチとし得る。すなわち、図柄制御装置47Bは押しボタンスイッチ16の状態に基づいて表示画像を切り替える。あるいは、押しボタンスイッチ16を押下することにより、これに基因して図柄制御装置47Bによる制御で図柄表示装置26に所定のキャラクタを表示させたり、盤ランプ制御装置45Bや枠ランプ制御装置44Bによる制御で各種ランプを所定の発光パターンで発光させる。ここで、乱数の抽出によりその都度、表示画像や点灯させるランプの種類を変えてくじのようにし、遊技者がその日のツキを占うのに使用してもらうのもよい。押しボタンスイッチ16には、その目的に応じて、押下したときのみオンするもの、押下することによりオン状態を保持し再度押し込むことによりオフする構成のものなどが使われる。
かかる遊技者により操作される押しボタンスイッチを備えた遊技機において、流行により押しボタンスイッチに持たせた機能が受け入れられなくなってきた場合や、また遊技場によって客層がかかる機能を好まない場合には押しボタンスイッチの機能を有しない遊技機として再生させることが起こり得る。例えば、再生前は遊技盤に取付けられている図柄制御装置と枠側である前面枠に設けられている押しボタンスイッチとがケーブルで接続され、押しボタンスイッチが押下されたときに図柄制御装置が特定のキャラクタなどを表示させるなどの演出を行っていて、再生後は上記のような演出を行わせない場合は、それまで図柄制御装置と押しボタンスイッチとを結んでいたケーブルが余ってしまい、配線間違いの原因となる。また、上記のような演出を行わないのに図柄制御装置と押しボタンスイッチとを結ぶことは,遊技盤の組付け時や交換の際に時間の無駄となる。
これに対して本実施形態では、前面枠113に設けられている押しボタンスイッチ16と、同じく前面枠112に設けられている枠ランプ制御装置44Bとが接続され、押しボタンスイッチ16の信号が、盤ランプ制御装置45Bや図柄制御装置47Bで受けられる構成としている。したがって、上記のキャラクタ表示のような演出をしない仕様の遊技機として再生される場合には、前面枠112に設けられた枠ランプ制御装置44Bとの配線は取り外さなくてもよいし、枠ランプ制御装置44Bと盤側制御装置(盤ランプ制御装置45B、主制御装置41B、図柄制御装置47Bなど)とは押しボタンスイッチの有無によらず従来より必ず配線しなければならない構成であり、配線間違いの原因となるおそれはない。すなわち、押しボタンスイッチを作動させることで特定のキャラクタを表示させる仕様の場合も、そのような演出を行わない仕様の場合も、遊技盤の組付け時や交換の際の作業を同様の手順で行い得る。
また、単一のランプ制御装置ですべての発光器を制御する従来の構成において押しボタンスイッチのケーブルを上記ランプ制御装置と接続する構成としても配線間違いや配線の手間の軽減とはならない。遊技機のすべての発光器を単一のランプ制御装置で制御することから、盤替えにおいて交換の対象になるからである。
なお、押しボタンスイッチを使った演出方法として、上記のもののほか、盤ランプ制御装置や枠ランプ制御装置を発光パターンやランプ制御パターンを切換え可能としておき、押しボタンスイッチの操作状態により、発光パターンや、ランプ制御テーブルが切り替わるようにし、遊技者の嗜好やその日の気分で、遊技者の好みの光の演出を楽しめるようにしてもよい。例えば、図11に記載したように、通常は、大当り開始インターバル時には枠飾りランプが(4)(赤色の点滅パターン1)としてあるが、遊技者による押しボタンスイッチの操作で枠飾りランプが(3)(青色の点滅パターン1)に変更されるようにしたり、期待度が高いほうから青、赤、黄の順になっているのを黄、赤、青の順に変更されるようにしておくのもよい。このように、押しボタンスイッチは種々の演出に用いることができ利用価値の高いものであるので、押しボタンンスイッチと枠ランプ制御装置とが接続状態となっていながら、押しボタンンスイッチを何にも使わないままにしておくということは実際には想定できないものと考えられる。
(第4実施形態)
図16に本発明の第4実施形態になる弾球遊技機の電気構成を示す。本実施形態では盤側ランプのみを制御するランプ制御装置およびスピーカのみを制御する音声制御装置はなく、盤ランプとスピーカの両方を制御する盤ランプ・音声制御装置48Cが設けられている。盤ランプ・音声制御装置48Cは、上記各実施形態の盤ランプ制御装置、音声制御装置と実質的に同等の機能を有しており、枠ランプ制御装置に制御コマンドを出力する機能を有している。この制御コマンドは、第1実施形態において主制御装置が出力していた制御コマンドを含む。すなわち、枠ランプ制御装置の、枠側ランプの、複数のランプ制御テーブルのうちいずれを行うかが、盤ランプ制御装置により指示されることになる。
本弾球遊技機では、盤ランプ制御装置と音声制御装置の一体化により部品点数を低減している。さらに盤ランプ制御装置と音声制御装置との間で組付け時に必要であった配線材や配線作業が不要になる。
(第5実施形態)
図17に本発明の第5実施形態になる弾球遊技機の電源供給系の構成を示す。以下の説明において、上記各実施形態と実質的に同じ作動をする部分については同じ番号を付して上記各実施形態との相違点を中心に説明する。基本的な構成特に制御信号の入出力については第1実施形態と同じである。各制御装置の電源を生成する電源装置として、枠側電源装置71と盤側電源装置72とが設けられ、それぞれAC24Vから所定のDC電源などを生成する。枠側電源装置71は機構盤60に取付けられ,電源ケーブル751,752,753を介して、枠ランプ制御装置44などの機構盤60に取付けられた装置の電源を生成する。一方、盤側電源装置72は遊技盤2に取付けられ、電源ケーブル741,742,743,744を介して、盤ランプ制御装置45などの遊技盤2に取付けられる装置の電源を生成する。また、盤側電源装置72へはAC24Vは、盤側電源装置72と枠側電源装置71とを結ぶ電源ケーブル73により枠側電源装置71を経由して供給される。
本弾球遊技機によれば、枠ランプ制御装置44を流用することで、構成が簡略化されるだけではなく、遊技盤2に取付けられるアクチュエータの数や仕様変更などで電源の見直しが必要になっても、遊技盤2と一体の盤側電源装置72のみを遊技機の再生時に入れ替えて枠側電源装置71は流用することができるから、さらに再生のコストを圧縮することができる。しかも、電源装置が機構盤にのみ設けられていた従来のものが、上記アクチュエータの数などの変更で遊技機の再生時に電源装置の交換という枠側の装置の交換という作業が必要になるのに対して、本弾球遊技機では枠側の装置については交換の必要がなく、再生作業をスムーズになし得る。
なお、枠側電源装置は盤側装置の電源をも生成する構成として、盤側電源装置が枠側電源装置から受けた電源を遊技盤に設けられた各機器に分電する構成とするのもよい。新しい遊技盤に取付けられる各機器の電源の種類や容量が大きく変化しないことが予めわかっている場合にはかかる構成とすることで盤側電源装置の構成を簡略化し、さらに、盤面替えのコストを圧縮することができる。
また、電源装置を2系統に分けることで、耐ノイズ性を向上させることができる。
なお、上記各実施形態において枠ランプ制御装置がランプ制御テーブルを2種類記憶して、盤側制御装置からの制御コマンドによりいずれの種類を選択するかを決定するようにしているが、3種類以上記憶していてもよいし、あるいは、盤に設けられたランプによる発光パターンの変更で十分に演出内容のリフレッシュを図ることができれば1種類のみ記憶するのでもよい。
なお、図柄表示装置は遊技盤に取付けられる構成としているが、前面枠に取付けられる構成として、図柄表示装置を枠側制御装置、例えば枠ランプ制御装置が制御する構成とするのもよい。図柄による演出は人間の視覚に訴える演出であり、液晶表示パネルなどの図柄表示装置は発光器の1態様だからである。特にコストがかかる図柄表示装置や図柄制御装置が盤替えにより交換不要となるので、さらに盤替えのコストを圧縮することができる。
また、本発明は、プリペードカードを使うCR機だけではなく現金により球貸しを受ける現金機にも適用することができる。また、パチンコ機にも限定されず、弾球遊技機に広く適用することができる。
本発明を適用した第1の弾球遊技機の全体斜視図である。 上記弾球遊技機の遊技盤の正面図である。 上記弾球遊技機の、遊技盤の正面図である。 上記弾球遊技機の、主に制御信号の入出力関係を示す電気構成図である。 上記弾球遊技機の背面における部品配置を示す図である。 上記弾球遊技機で用いられる各種ランプの仕様を示す第1の図である。 上記弾球遊技機で用いられる各種ランプの仕様を示す第2の図である。 上記弾球遊技機で用いられる各種ランプの発光パターンを示す第1の図である。 上記弾球遊技機で用いられる各種ランプの発光パターンを示す第2の図である。 上記弾球遊技機で用いられる各種ランプの遊技機の状態と発光パターンとの対応関係を示す第1の図である。 上記弾球遊技機で用いられる各種ランプの遊技機の状態と発光パターンとの対応関係を示す第2の図である。 上記弾球遊技機で用いられる各種ランプの遊技機の状態と発光パターンとの対応関係を示す第3の図である。 本発明の第2の弾球遊技機の、主に制御信号の入出力関係を示す電気構成図である。 本発明の第3の弾球遊技機の、全体斜視図である。 上記弾球遊技機の、主に制御信号の入出力関係を示す電気構成図である。 本発明の第4の弾球遊技機の、主に制御信号の入出力関係を示す電気構成図である。 本発明の第5の弾球遊技機の、主に電源の供給系統を示す電気構成図である。
符号の説明
112 前面枠(枠状体)
16 押しボタンスイッチ(操作部)
2 遊技盤
20 盤面
221 普通電動役物(入球口)
222 大入賞口(入球口)
223a,223b,224a,224b 普通入賞口(入球口)
231a 普通図柄作動ゲート(入球口)
26 図柄表示装置(発光器)
311,312 コーナーLED(発光器)
313,314 風車LED(発光器)
315,316 通過LED(発光器)
317,318 サイドLED(発光器)
319,320,321,322 センター装置LED(発光器)
323 普通記憶LED(発光器)
324 特別記憶LED(発光器)
41,41A,41B,41C 主制御装置(盤側制御装置)
42 払出制御装置(枠側制御装置)
43 発射制御装置(枠側制御装置)
44,44A,44B,44C 枠ランプ制御装置(枠側発光器制御装置)
45,45A,45B 盤ランプ制御装置(盤側発光器制御装置)
46 音声制御装置(盤側制御装置)
47,47A,47B,47C 図柄制御装置(盤側制御装置)
48 盤ランプ・音声制御装置(盤側制御装置)
71 枠側電源装置
72 盤側電源装置


Claims (6)

  1. 弾球遊技機全体の形状を規定する枠状体と、その内側に保持された遊技盤とを有し、遊技者の操作で遊技盤の盤面上に遊技球を発射して上記盤面上に設けられた所定の入球口に遊技球を入球させて賞球を獲得する弾球遊技機であって、弾球遊技機の各部を制御する制御装置として、遊技盤に設けられた発光器を制御する盤側発光器制御装置と、枠状体に設けられた発光器を制御する枠側発光器制御装置とが設けられた弾球遊技機において、
    上記盤側発光器制御装置は、上記遊技盤に取付けられる盤側制御装置のひとつとして遊技盤に取付け、
    上記枠側発光器制御装置は、上記枠状体に取付けられる枠側制御装置のひとつとして枠状体に取付けたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 請求項1記載の弾球遊技機において、上記枠側発光器制御装置は、発光器の制御内容として、発光器が異なる態様で発光するように設定された複数の制御内容が実行可能で、上記複数の制御内容のうち、外部から入力する制御信号によりいずれかの制御内容を選択するように設定し、
    上記制御信号は、上記制御装置のうち、上記遊技盤に取付けられる盤側制御装置のいずれかが出力する弾球遊技機。
  3. 請求項2記載の弾球遊技機において、上記枠側発光器制御装置は、上記盤側発光器制御装置からの制御信号にしたがって作動する弾球遊技機。
  4. 請求項1ないし3いずれか記載の弾球遊技機において、上記枠状体には遊技者によって操作される操作部を有し、該操作部から出力されて該操作部の操作状態を示す信号を上記枠側発光器制御装置で受けるようにした弾球遊技機。
  5. 請求項1ないし4いずれか記載の弾球遊技機において、制御装置への電源を出力する電源装置を、上記盤側制御装置に電源を供給する盤側電源装置と、少なくとも上記枠側発光器制御装置への電源を出力する枠側電源装置とにより構成して、上記盤側電源装置を上記遊技盤に取付け、上記枠側電源装置を上記枠状体に取付けた弾球遊技機。
  6. 請求項1ないし5いずれか記載の弾球遊技機において、上記盤側発光器制御装置と枠側発光器制御装置とは双方向通信を行う弾球遊技機。

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