JP2004089695A - 遊技機 - Google Patents

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JP2004089695A JP2003182853A JP2003182853A JP2004089695A JP 2004089695 A JP2004089695 A JP 2004089695A JP 2003182853 A JP2003182853 A JP 2003182853A JP 2003182853 A JP2003182853 A JP 2003182853A JP 2004089695 A JP2004089695 A JP 2004089695A
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高橋 和秀
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Abstract

【課題】保留制限数の拡大に伴なう保留ランプの増加等、部品点数の増加を回避でき、装置仕様による様々な保留制限数に対して確実に保留制限数を認識させる。
【解決手段】図柄変動期間中或いは特別遊技状態期間中に特別図柄始動入賞口126にパチンコ球が入賞し、抽選の対象となり得る場合の保留球を、表示部124の一部(右下隅)に設けた保留球数表示領域に数字で表示するようにしたため、保留球数の制限値が変更となっても表示する数字を変更するのみであるため、迅速な対応が可能となる。また、この保留球数表示領域は、通常はその背景が通常色とされており、保留球数が制限値に達したときに背景色を制限色に変更するようにしたため、遊技者は保留球数が制限値に達したことを視覚的に誤認することなく認識することができる。
【選択図】    図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通常遊技状態で始動口への入賞を契機に抽選が実行され、当該抽選結果が当りの場合に、前記通常遊技状態よりも遊技者にとって有利な特別遊技情報へ移行する遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、遊技機、特にパチンコ機の通常遊技状態において、始動入賞口(特別図柄始動入賞口)に入賞したパチンコ球を検出することで抽選がなされ、この抽選の結果、当たりとなると、大入賞口が所定期間、所定回数開放され(1回の開閉を1ラウンドとし、一般に10〜16ラウンド継続する。)、遊技球の入賞率を高める、遊技者に有利な状態(特別遊技状態)とする機能(大当り)を持つパチンコ機がある。
【0003】
この種のパチンコ機では、抽選の結果を遊技者に報知する演出として、パチンコ機のゲージ盤の中央に表示部(通常は液晶表示画面)を設置している。この表示部は、複数の列の図柄変動画面が構成され(背景画面もある)、この変動する図柄が停止したときの並びで当たり外れを報知するようになっている(図柄変動パターン表示)。遊技者は、この図柄変動パターンを見ることによって、当たりか外れかに一喜一憂するため、期待感を持たせることができる。
【0004】
ところで、上記図柄変動パターン表示期間中、並びに特別遊技状態期間中であっても、始動入賞口にパチンコ球が入賞することがある。この場合、直ちに報知できないため、従来では最大4個分の入賞に対する抽選結果を保留するようにしている。
【0005】
従来、保留した抽選結果分は、盤面に設けられた保留ランプを点灯することで、遊技者に報知している。また、保留分の抽選結果を図柄変動パターン表示によって遊技者に報知した際は、この保留ランプを消灯する。これにより、遊技者は保留ランプの点灯数によって現保留数を視覚的に認識することができる。また、設置されている保留ランプ(点灯、消灯に拘らず)の数により最大保留数(制限数)を認識することができる。
【0006】
しかしながら、近年では、保留数を増加させる傾向にある。これに対応するためには、当該増加分に対して保留ランプを増加させなければならない。また、保留制限数が装置仕様によってまちまちとなることも予想され、このような事態を物理的に設置される保留ランプ数で対応することができず、保留ランプ数と保留制限数とが異なり、遊技者に誤解を与える場合がある。
【0007】
これを解消するために、保留数の表示をデジタル表示化することが考えられるデジタル表示のみでは遊技者は保留制限数を知る手段がない。
【0008】
また、特許文献1には、遊技状態に応じて保留球数の上限保留個数を変化させて、遊技者が興趣を持って面白く遊技を行なうことが開示されている。これによれば、保留ランプを多めに設置しておき、当該遊戯状態によって上限保留個数分点滅させるようにしている。なお、保留数に相当する数は点灯によって報知している。
【0009】
【特許文献1】
特開2001−62074公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような先行技術では、保留ランプが多めに配列されていることから、遊技者は、視覚的に保留ランプ全数が上限保留個数と誤認する可能性があり、遊技者に不快感を持たせる要因となる。
【0011】
本発明は上記事実を考慮し、保留制限数の拡大に伴なう保留ランプの増加等、部品点数の増加を回避でき、装置仕様による様々な保留制限数に対して確実に保留制限数を認識させることができる遊技機を得ることが目的である。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、通常遊技状態で始動口への入賞に基づいて抽選が実行され、当該抽選結果が当りの場合に、前記通常遊技状態よりも遊技者にとって有利な特別遊技情報へ移行する遊技機であって、前記抽選結果を表示する抽選結果表示手段と、前記表示手段による表示期間中、並びに前記特別遊技状態期間中に前記始動口への入賞による抽選結果或いは前記始動口に入賞した数を保留する保留手段と、前記保留手段による保留数を制限する保留制限手段と、前記保留手段で保留した数を第1の形態で表示する保留数表示手段と、前記制限手段で制限した保留数に達したときに前記保留数表示手段の表示形態を前記第1の形態とは異なる第2の形態に変更する表示形態変更手段と、を有している。
【0013】
請求項1記載の発明によれば、通常遊技状態では、遊技者は始動口を狙う。始動口に入賞すると、抽選が実行され、抽選結果、すなわち当/外を報知する。
【0014】
この抽選結果が当りの場合、飛躍的に入賞確率が高まり、遊技者に有利な状態で特別遊技状態となる。
【0015】
ここで、上記抽選結果の報知期間中、並びに特別遊技状態期間中であっても、前記始動口への入賞があり得る。しかし、この抽選結果は、直ちに報知することができないため、保留手段によって抽選結果を保留し、保留数表示手段によってこの保留週を表示する。
【0016】
ここで、最大保留球数、すなわち制限数は予め定められており、表示形態変更手段では、保留数が制限数となった時点で、保留数の表示形態を前記第1の形態とは異なる第2の形態に変更する。この表示形態の変更により、保留数が制限数に達したことを遊技者は視覚的に認識できる。
【0017】
第2の形態は、保留数が制限値となったときのみの表示形態であるため、遊技者は誤解なく保留数が制限値であることを認識することができる。
【0018】
このように、表示手段で保留した数を表示し、かつ表示形態の変更で制限数に達したことを第2の形態という専用の表示形態で表示するため、部品点数の増加を回避でき、装置仕様の変更で保留制限数に変更があった場合でも容易に対応することができる。また、例えば、予め多めの保留ランプを設置しておき、有効保留ランプを点滅させることで制限数を報知する場合に生じる遊技者の誤認を防止することができる。
【0019】
請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記保留数表示手段が、第1の形態である所定の色で表示されるデジタル表示器を備え、前記表示形態変更手段は、表示する保留数が制限値のときに、前記表示色を前記所定の色とは異なる第2の形態の色に変化させることを特徴としている。
【0020】
請求項2に記載の発明によれば、保留数表示手段として、デジタル表示器を用いることで、保留数の変動に迅速な対応が可能となる。また、保留数が制限数に達したときにこのデジタル表示器の文字又は背景等の色を専用色に変化させることも容易である。
【0021】
請求項3に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記表示形態変更手段が、表示する保留数が制限値のときに,前記保留数表示手段による第1の形態での表示を周期的に変化させることを第2の形態とすることを特徴としている。
【0022】
請求項3に記載の発明によれば、第2の表示形態を、例えば、第1の表示形態での表示を点滅させる、或いは色を変化させる等、周期的に変化をもたらすことで、遊技者の注意をひくことができる。
【0023】
請求項4に記載の発明は、前記請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の発明において、前記保留数表示手段は、抽選結果表示手段の領域内に配設されていることを特徴としている。
【0024】
請求項4に記載の発明によれば、抽選結果表示手段の領域内とすることで、部品ん点数の増加を軽減することができる。
【0025】
請求項5に記載の発明は、前記請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の発明において、前記保留数表示手段は、抽選結果表示手段の領域外に配設されていることを特徴としている。
【0026】
請求項5に記載の発明によれば、保留数表示手段を抽選結果表示手段の領域外、すなわち、独立した形で設けることで、視認性を向上することができる。なお、遊技者は抽選結果表示手段の表示内容に集中しているため、保留数表示手段は、この抽選結果表示手段の周囲に設けることが好ましい。
【0027】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
図1には、第1の実施の形態に係るパチンコ機110が示されている。このパチンコ機110は、矩形の枠体113でその外形が構成されており、店側のベース面115に支持されている。また、枠体113には、装飾版113A、スピーカ162、キーシリンダ113B等が配設されている。
【0028】
枠体113の内側正面には、透明ガラス板110Aがガラス枠110Bに嵌め込まれた状態で配設されている。この透明ガラス板110Aで仕切られた内側領域には、遊技盤111が配設されている。また、この遊技盤111における円弧状のレール112で囲まれた領域が遊技領域であるゲージ部114とされている。
【0029】
図2に示される如く、ゲージ部114には、全面に渡って複数の釘116が打ち込まれ、レール112を通って打ち出されたパチンコ球がこの釘116に当たって跳ねたり、釘116によって形成される案内路に案内されながら、落下していくようになっている。また、この釘116の他、ゲージ部114に向かって左右対称の位置には、風車118が取り付けられており、パチンコ球を予期しない方向へ方向転換させるようになっている。
【0030】
さらに、ゲージ部114には複数の位置に入賞口120が設けられ、この入賞口120にパチンコ球が入ることにより、所定数のパチンコ球が遊技者に払い出されるようになっている。
【0031】
このようなゲージ部114は、ほぼ左右対称系とされており、この中央部には電動役物ユニット122が配置され、その表示部124が露出されている。この表示部124の下方には電動役物ユニット122を始動するための特別図柄始動入賞口126が設けられている。
【0032】
特別図柄始動入賞口126のさらに下方には、大入賞口128が配置され、この大入賞口128を開閉する開閉部材129は、前記電動役物ユニット122での所謂当りの表示状態で所定時間の開放が所定回数繰り返され、大量のパチンコ球を入賞させることができる構成となっている。
【0033】
また、ゲージ部114には、普通図柄始動入賞口130が設けられており、普通図柄始動入賞口130にパチンコ球が入賞すると、図示しない普通図柄表示部の表示が変動し、所定当り数字になると、前記特別図柄始動入賞口126に設けられた可動部としての電動チューリップ134が所定時間開放するようになっている。この電動チューリップ134の開放により、特別図柄始動入賞口126への入賞の確率が物理的に高まることになる。
【0034】
図1に示される如く、上記ゲージ部114の下部、すなわち、透明ガラス板110Aの下部は、パネル部140とされ、その上部パネル140Aには上皿141が設けられ、下部パネル140Bには、発射装置の操作部としてのハンドル136と、上皿141から落下するパチンコ球を受ける下皿138とが設けられている。なお、下部パネル140Bには、灰皿143も設けられている。
【0035】
ハンドル136は、前記パネル140の内部から突出された回転軸に取付けられており、この回転軸を中心に回転可能とされている。すなわち、遊技者がこのハンドル136を把持して回転することで、発射装置が稼動すると共に、前記回転角度に基づいて発射強度が設定されるようになっている。なお、この回転には、復帰付勢力が付与されており、遊技者が手を離すと自動的に元の回転位置に戻る構造となっている。
【0036】
図3には、パチンコ機110を制御するための制御系の概略が示されている。制御系は、主制御基板150を中心として、払出制御基板152、音声制御基板154、ランプ制御基板156、発射制御基板158、図柄表示制御基板160等、機能毎に分類されている(なお、以下これらを総称する場合、副制御基板151という)。
【0037】
なお、主制御基板150並びに副制御基板151は、管理制御基板206を介してパチンコ店側のホールコンピュータ208に接続することにより、パチンコ機の稼動状況を管理することも可能となっている。
【0038】
主制御基板150には、遊技に関する基本的なプログラムが記憶されており、この主制御基板150からの命令信号に基づいて、その他の副制御基板151が独自に実行する。すなわち、主制御基板150は基本的に命令を出力するのみで、その結果等のフィードバックは受けない構成となっている。
【0039】
払出制御基板152は、パチンコ球の払出し数を制御するものであり、音声制御基板154は、パチンコ機110に設けられたスピーカ162からの効果音等の出力を制御する。また、ランプ制御基板156は、パチンコ機110に取り付けられた電飾部材(遊技盤側表示灯)164の点灯・消灯を制御し、発射制御基板158は、遊技者によるパチンコ球の発射を制御する。
【0040】
図柄表示制御基板160は、前記表示部124が表示ドライバ166を介して接続されており、主制御基板150からの命令信号に基づいて、所定の演出効果をもたらす表示を実行する。なお、この図柄表示制御基板160は、普通図柄表示部も制御する。
【0041】
前記主制御基板150には、特別図柄始動入賞口126に設けられた特別図柄入賞センサ168及び普通図柄始動入賞口130に設けられた普通図柄入賞センサ170、各入賞口120に設けられた入賞センサ172、並びに大入賞口128に入賞したパチンコ球を検出する大入賞口センサ173が接続されている。なお、大入賞口128には、大入賞口の開閉動作を継続するためのVゾーンが設けられており、このVゾーンにもVゾーンセンサ171が設けられており、主制御基板150に接続されている。
【0042】
また、この主制御基板150には、電動チューリップ134を開閉させるためのソレノイド174、大入賞口128の開閉部材129を開閉させるためのソレノイド175が接続されている。
【0043】
また、主制御基板150では、特別図柄や普通図柄の抽選がなされ、この抽選結果に基づく表示部124での表示内容を選択し、図柄表示制御基板160へ命令信号を出力する。すなわち、図柄表示制御基板160には、複数種の命令信号に基づく異なる表示内容のデータが予め記憶されており、命令信号に基づいてデータが選択されて、起動するようになっている。
【0044】
上記構成のパチンコ機110において、表示部124で所定の図柄変動パターンが表示されている期間中にも、特別図柄始動入賞口126にパチンコ球が入賞する。また、抽選の結果が当りとなり、上記特別図柄始動入賞口126を狙ってパチンコ球を発射する通常遊技状態から大入賞口128を狙う特別遊技状態の期間中にも、特別図柄始動入賞口126にパチンコ球が入賞する。
【0045】
この場合、表示部124では、直ちに抽選の結果が報知できないため、抽選の結果を保留球として、内部的に記憶するようにしている。
【0046】
また、この内部的に記憶された保留球数を遊技者に知らせるために、第1の実施の形態では、表示部124の一部(右下隅)に保留球数表示領域124Aを設け、「保留球数」という文字表示と共に、保留球数を数字で表示するようにしている。
【0047】
遊技者は、この保留球数表示領域124Aに表示された数字を見ることで、現在の保留球数を認識することができる。
【0048】
また、パチンコ機110には、保留球数の制限値が設定されている。この制限値は、パチンコ機110の種類或いは仕様によって異なっており、製造段階、或いは設備段階で設定されるようになっている。すなわち、保留球数の制限値は変動するため、遊技者が一義的に把握できるものではない。
【0049】
そこで、第1の実施の形態では、前記保留球数表示領域124Aに表示される数字が保留球数の制限値となった時点で、保留球数表示領域124Aの背景の色を変更するようにしている。
【0050】
すなわち、保留球数の制限値が20の場合、保留球数表示領域124Aに表示される数字が「4」の場合の背景色(図4(A)参照)と、数字が「20」の場合の背景色(図4(B)参照)とを異ならせている。ここで、保留球数が制限値ではないときの色を通常色とし、保留球数が制限値のときの色を制限色という。
【0051】
上記構成の保留球数表示領域124Aを表示部124の一部に設けることで、装置仕様の変更により保留球数の制限値が変更となっても、パチンコ機自体の部品の増加はなく、構造的な改良も必要なく迅速な対応が可能となる。
【0052】
以下に第1の実施の形態の作用を説明する。
【0053】
まず、パチンコ球が発射されると、レール112に案内されてゲージ部114の釘116や風車118等に当接しながら、予測し得ない移動をしながら落下していく。ここで、入賞口120に入賞すると、予め定められた数のパチンコ球が払い出される(賞球)。また、普通図柄始動入賞口130に入賞するとこれを普通図柄入賞センサ170で検出する。
【0054】
この検出により、主制御基板150では、普通図柄の抽選が開始される。すなわち、乱数カウンタを用いて、所定の確率で0〜9までの数字を抽選する。抽選の結果、外れの場合には、特に遊技状態に変化はない。一方、抽選の結果、当り(例えば、当り数字の7が抽選される)の場合には、主制御基板150は、特別図柄始動入賞口126に設けられた電動チューリップ134を開放状態とするべく、ソレノイド174へ通電する。これにより、特別図柄始動入賞口にパチンコ球が入り易い、高確率状態とすることができる。
【0055】
前記特別図柄始動入賞口126にパチンコ球が入賞すると、主制御基板150では、乱数カウンタを用いて所定の確率下で大当り抽選が開始される。この大当り抽選の結果、当り/外れが決定すると、それぞれにおいて、予め準備された図柄変動パターン(図柄変動パターン)を選択(乱数カウンタで選択してもよい)し、図柄表示制御基板160を含む演出に関連する制御基板へコマンド信号を送出する。
【0056】
図柄表示制御基板160では、受信したコマンド信号に基づいて、表示ドライバ166を介して表示部124に図柄変動パターンを表示する。この図柄変動パターンにおいては、リーチを経由した当り、外れリーチ、リーチを経由しない外れ等、様々な演出があり、遊技者は期待感をもって抽選結果を待つことができる。
【0057】
すなわち、当り時の図柄変動制御が終了すると、予め設定したラウンド数(例えば、15ラウンド)の大当たり処理が実行される。この大当たり処理中(特別遊技状態)は、大入賞口128がほとんど開放状態であるため、遊技者によって有利な状態とすることができる。所定ラウンドの大当たり処理が終了すると、通常遊技状態に戻る。
【0058】
ここで、通常遊技状態における図柄変動パターン表示中、並びに特別遊技状態期間中は、特別図柄始動入賞口126に入賞したときの抽選結果の報知ができない状態である。そこで、この期間中に入賞し、実行された抽選結果を保留球として内部的に記憶させておき、図柄変動終了後、或いは特別遊技状態終了後に、順を追って報知していくようにしている。
【0059】
ところで、内部的に記憶したのみでは、遊技者には保留がなされているのか否かがわからず、また、あとどれくらい保留できるかもわからない。そこで、第1の実施の形態では、この保留球数を表示部124の一部(右下隅)に設けた保留球数表示領域124Aに数字で表示し、かつ表示された保留球数が制限値に達した時点で、当該保留球数表示領域124Aの背景色を変更している。以下、図5のフローチャートに従い、保留表示制御の流れについて説明する。
【0060】
ステップ300では、特別図柄始動入賞口126にパチンコ球が入賞したか否かが判断され、肯定判定されるとステップ302へ移行して保留球数が制限値か否かが判断される。このステップ302で否定判定されると、入賞が有効と判断されステップ304で抽選が実行される。
【0061】
次のステップ306では、抽選結果が記憶され、次いでステップ308で表示部124による図柄変動パターン表示が実行中か否かが判断され、否定判定された場合には、ステップ310で大当たり処理中か否かが判断される。すなわち、図柄変動パターン表示が非実行中で、大当たり処理中ではない(通常遊技状態)場合(ステップ310で否定判定)には、前記抽選結果を直ちに報知するべく、ステップ312へ移行し、保留球数の減算処理を行ない(最小値は0)、次いで背景色を通常色に設定し(ステップ314)、ステップ316で図柄変動開始を指示する。
【0062】
一方、ステップ308又はステップ310の何れかで肯定判定された場合には、抽選結果を直ちに報知することができないため、ステップ318へ移行して保留球数を加算し、次いでステップ320で保留球数表示領域124Aに表示する保留球数の数字を更新する。次いでステップ322へ移行して、保留球数が制限値に達したか否かが判断され、肯定判定されると、ステップ324へ移行して、保留球数表示領域124Aの背景色の制限色に設定し、このルーチンは終了する。また、ステップ322で否定判定された場合には、背景色は、前回設定した通常色のままで処理は終了する。
【0063】
次に、ステップ300において、特別図柄始動入賞口126にパチンコ球が入賞していないときは、ステップ300からステップ326へ移行し、保留が有るか否かが判断される。このステップ326で保留有りと判定された場合(肯定判定)は、次のステップ328で図柄変動中ではなく(否定判定)、かつステップ330で大当り処理中ではない(否定判定)ことを条件に、ステップ312へ移行して、保留球数の減算を行ない、背景色の通常色設定(ステップ314)を経て図柄変動開始を指示する(ステップ316)。
【0064】
以上説明したように第1の実施の形態では、図柄変動期間中或いは特別遊技状態期間中に特別図柄始動入賞口126にパチンコ球が入賞し、抽選の対象となり得る場合の保留球を、表示部124の一部(右下隅)に設けた保留球数表示領域124Aに数字で表示するようにしたため、保留球数の制限値が変更となっても表示する数字を変更するのみであるため、迅速な対応が可能となる。
【0065】
また、この保留球数表示領域124Aは、通常はその背景が通常色とされており(図4(A))、保留球数が制限値に達したときに背景色を制限色に変更するようにしたため(図4(B)参照)、遊技者は保留球数が制限値に達したことを視覚的に誤認することなく認識することができる。
【0066】
なお、第1の実施の形態では、保留球数表示領域124Aの背景色を変えることで、制限値に達したか否かを報知するようにしたが、数字自体の色を変えてもよい。また、背景又は数字自体を点滅させたり、輝度を変更するようにしてもよい。
(第2の実施の形態)
以下、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、上記第1の実施の形態と同一構成部分については同一の符号を付してその構成の説明を省略する。
【0067】
第2の実施の形態の特徴は、前記第1の実施の形態が、表示部124の一部に保留球数表示領域124Aを設けたのに対し、図6に示される如く、表示部124とは別に設けた点にある。すなわち、表示部124の上方には、2桁の表示が可能な7セグメント表示器200が配設されている。なお、図6(A)は保留球数が制限値ではない(ここでは、「04」と表示)場合を示し、図6(B)は保留球が制限値となった(ここでは、「20」と表示)場合を示している。
【0068】
図7に示される如く、この7セグメント表示器200の各セルはLED202によって構成され、それぞれの複数個の発光源202A、202Bを有している。
【0069】
発光源202A、202Bはそれぞれ異なる色で発光し、前記通常色(保留球数が制限値ではないとき)としては何れか一方の発光源202A(又は202B)のみが発光する。一方、制限色(保留球数が制限値のとき)としては、発光源202A、202Bが共に発光する。
【0070】
これにより、表示される数字の色はもちろん、制限色のときは光量も増えるため、遊技者に認識され易くなる。
【0071】
なお、2個の発光源202A、202Bをそれぞれ通常色、制限色に振り分けてもよい。また、この第2の実施の形態では、7セグメント表示器200のセルをLED202で構成したが、LCD(バックライト付)としてもよく、この場合は、保留球数が制限値の場合とそうでない場合とを、バックライトの色や光量を変更することで対応すればよい。
【0072】
また、この第2の実施の形態では、7セグメント表示器200を表示部124の上方に配設したが、遊技盤111のいずれの位置にあってもよく、さらには、パチンコ機110の枠体113等、遊技盤111よりも外側にあってもよい。
【0073】
さらに、7セグメント表示器200以外に、ドットマトリクスパターン表示器を用いてもよい。
【0074】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明では、保留制限数の拡大に伴なう保留ランプの増加等、部品点数の増加を回避でき、装置仕様による様々な保留制限数に対して確実に保留制限数を認識させることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るパチンコ機の正面図である。
【図2】第1の実施の形態に係るゲージ部の正面図である。
【図3】第1の実施の形態に係るパチンコ機の制御系を示すブロック図である。
【図4】第1の実施の形態に係る表示部の中に保留球数表示領域を設けた場合の表示部の正面図であり、(A)は保留球数が制限値未満の場合、(B)は保留球数が制限値の場合を示す。
【図5】第1の実施の形態に係る保留球数表示制御を示すフローチャートである。
【図6】第2の実施の形態に係る表示部の上方に7セグメント表示器を設けた場合の遊技盤の正面図であり、(A)は保留球数が制限値未満の場合、(B)は保留球数が制限値の場合を示す。
【図7】第2の実施の形態に係る7セグメント表示器を構成するLEDの正面図、(B)は図7(A)のVIIB−VIIB線断面図である。
【符号の説明】
110  パチンコ機(遊技機)
124  表示部(抽選結果報知手段)
124A  保留球数表示領域(保留球数表示手段)
126  特別図柄始動入賞口
150  主制御基板(保留手段、保留制限手段、表示形態変更手段)
160  図柄表示制御基板
166  表示ドライバ
168  特定図柄入賞センサ
200  7セグメント表示器(保留球数表示手段)
202  LED
202A、202B  発光源

Claims (5)

  1. 通常遊技状態で始動口への入賞に基づいて抽選が実行され、当該抽選結果が当りの場合に、前記通常遊技状態よりも遊技者にとって有利な特別遊技情報へ移行する遊技機であって、
    前記抽選結果を表示する抽選結果表示手段と、
    前記表示手段による表示期間中、並びに前記特別遊技状態期間中に前記始動口への入賞による抽選結果或いは前記始動口に入賞した数を保留する保留手段と、
    前記保留手段による保留数を制限する保留制限手段と、
    前記保留手段で保留した数を第1の形態で表示する保留数表示手段と、
    前記制限手段で制限した保留数に達したときに前記保留数表示手段の表示形態を前記第1の形態とは異なる第2の形態に変更する表示形態変更手段と、
    を有する遊技機。
  2. 前記保留数表示手段が、第1の形態である所定の色で表示されるデジタル表示器を備え、前記表示形態変更手段は、表示する保留数が制限値のときに、前記表示色を前記所定の色とは異なる第2の形態の色に変化させることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記表示形態変更手段が、表示する保留数が制限値のときに,前記保留数表示手段による第1の形態での表示を周期的に変化させることを第2の形態とすることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  4. 前記保留数表示手段は、抽選結果表示手段の領域内に配設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の遊技機。
  5. 前記保留数表示手段は、抽選結果表示手段の領域外に配設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の遊技機。
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