JP2002177523A - 遊技機及び図柄変動表示方法 - Google Patents

遊技機及び図柄変動表示方法

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JP2002177523A
JP2002177523A JP2000378341A JP2000378341A JP2002177523A JP 2002177523 A JP2002177523 A JP 2002177523A JP 2000378341 A JP2000378341 A JP 2000378341A JP 2000378341 A JP2000378341 A JP 2000378341A JP 2002177523 A JP2002177523 A JP 2002177523A
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JP2000378341A
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Toshiya Ozawa
敏也 小沢
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Heiwa Corp
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Heiwa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 図柄変動時間の長短に拘らず、効率のよい遊
技が可能となり、この結果、遊技者による所謂止め打ち
を防止する。 【解決手段】 4個の保留ランプが全て点灯しており、
かつ図柄変動中の場合でも、この状態で特別図柄始動入
賞口に入賞した入賞球を抽選の対象である有効球として
処理するべく、表示部の画面を分割してそれぞれの画面
で図柄変動表示を実行することにより、保留球を一気に
解消することができ、無駄球をなくすことができる。ま
た、遊技者による止め打ちを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、始動口に入賞する
ことで抽選され、抽選の結果に応じた演出で図柄を変動
させる図柄変動表示機能を備えた遊技機、及び始動口に
入賞することで抽選され、抽選の結果に応じた演出で図
柄を変動させる図柄変動表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、遊技機、特にパチンコ機において、始動入賞口(特
別図柄始動入賞口)に入賞したパチンコ球を検出するこ
とで抽選がなされ、この抽選の結果、当たりとなると、
大入賞口が所定期間、所定回数開放され、パチンコ機の
入賞率を高める、遊技者に有利な状態とする機能を持つ
パチンコ機がある。
【0003】この種のパチンコ機では、抽選の結果を遊
技者に報知する演出として、パチンコ機のゲージ盤の中
央に表示部(通常は液晶表示画面)を設置している。こ
の表示部は、複数の列の図柄変動画面が構成され(背景
画面もある)、この変動する図柄が停止したときの並び
で当たり外れを報知するようになっている。
【0004】この図柄変動の演出は、外れの場合、当た
り場合のそれぞれにおいて複数種存在し、それぞれ演出
時間が異なっており、特に、リーチ演出等では、遊技者
に期待感を持たせるために、演出時間が長くなる傾向に
ある。
【0005】このような、図柄変動時間の冗長によるデ
メリットとしては、この図柄変動時間中の遊技によって
始動入賞口にパチンコ球が入賞ことである。すなわち、
図柄変動中に始動入賞口に入賞したパチンコ球は、現行
では最大4個まで保留することができるが、これ以上
(5個以上)の入賞は、キャンセルされてしまい(一
応、数個の払出しはある)、所謂無駄球となる。無駄球
は、1分間の図柄変動が5回継続された場合、1分間に
100球発射したとすると500球となる。
【0006】このため、遊技者は、図柄変動中、かつ保
留球が満杯のときは、遊技を中断し、図柄変動の終了を
待つことで(所謂止め打ち)、無駄球を軽減することで
対応することになる。これにより、上記の場合では50
0球の損失を回避でき、止め打ちが有効であることが実
証される。
【0007】しかしながら、止め打ちは遊技者にとって
は有効な手段ではあるが、パチンコ店側にとっては、止
め打ちのために、パチンコ球の発射を一時停止するスイ
ッチを頻繁に操作することによなるため、そのスイッチ
の寿命を縮めるほか、パチンコ機の稼動率が落ちること
になり、売上も軽減するため、好ましい手段ではない。
【0008】さらに、遊技者側にとっても、止め打ちを
行っている時間が長くなると、その分図柄変動の機会が
減り、効率のよい遊技が行えない。
【0009】本発明は上記事実を考慮し、図柄変動時間
の長短に拘らず、効率のよい遊技が可能となり、この結
果、遊技者による所謂止め打ちを防止することができる
遊技機及び図柄変動表示方法を得ることが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、始動口に入賞することで抽選され、抽選の結果に応
じた演出で図柄を変動させる図柄変動表示機能を備えた
遊技機であって、前記図柄変動表示機能の動作中に前記
始動口へ入賞した入賞数を、予め定められたn個を最大
として記憶する入賞数記憶手段と、前記図柄変動表示機
能の非動作中の所定の時期に、前記入賞数記憶手段に記
憶されている入賞数に基づいて、前記図柄変動表示機能
によって表示される図柄変動画面の分割数を決定する画
面分割数決定手段と、前記画面分割数決定手段で決定さ
れた分割画面のそれぞれにおいて、各入賞に基づく抽選
結果に対応した演出を実行する分割演出制御手段と、前
記分割演出制御手段による図柄変動制御の開始と共に前
記入賞数記憶手段に記憶されている入賞数をリセットす
る入賞数リセット手段と、を有している。
【0011】請求項1記載の発明によれば、始動口に入
賞することで抽選されると、この抽選結果に応じて図柄
変動表示機能が動作して、抽選結果を遊技者に報知す
る。
【0012】この場合、図柄変動表示機能の動作中に始
動口に入賞すると、抽選はなされるが、その報知は現在
の図柄変動が終了した時点で順次実行されるのが一般的
である。なお、図柄変動表示機能の動作中に抽選される
のは、最大数nに定められており(記憶手段によりn個
まで記憶)、それ以後に入賞は抽選がキャンセルされ
る。これでは、遊技者は、図柄変動表示機能が動作中で
あって、最大数nの入賞がなされた後の遊技が無駄とな
る。
【0013】そこで、請求項1の発明では、図柄変動表
示機能の動作中に記憶手段に記憶された入賞数に基づい
て、画面分割数決定手段により画面の分割数を決定し、
分割された画面によって、記憶手段に記憶された入賞数
の図柄変動表示を同時期に実行する。これにより、待機
(保留)している入賞球を短時間で処理でき、記憶手段
に記憶されている入賞数を入賞球リセット手段でリセッ
トすることができる。これにより、記憶手段に記憶され
る入賞球が最大数nとなりにくく、遊技者は遊技を継続
しても無駄球を発生させることがない。これにより、所
謂無駄球防止のための止め打ちを防止することができ
る。
【0014】請求項2に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、前記画面分割数決定手段での分割
数を決定する所定の時期が前回の図柄変動動作の終了時
であることを特徴としている。
【0015】請求項2に記載の発明によれば、前回の図
柄変動中に始動口に入賞した分の前出は、次回の分割画
面による図柄変動で一気に処理する方が、キャンセルさ
れる入賞球を軽減することができる。そこで、前回の図
柄変動が終了するまで待って分割数を決定することが、
始動口に入賞した球の演出処理を最も効率よく行うこと
ができる。
【0016】請求項3に記載の発明は、前記請求項1又
は請求項2に記載の発明において、前記分割演出制御手
段が、前記分割数決定手段での画面分割数が決定した後
の始動口への入賞時に実行されることを特徴としてい
る。
【0017】請求項3に記載の発明によれば、分割演出
制御手段の実行、すなわち分割画面による図柄変動開始
時期を、分割数決定手段での画面分割数が決定した後の
始動口への入賞時とすることで、図柄変動が常に継続す
ることがなく、現行の図柄変動開始時期と同一とするこ
とができ、また、無駄球を最小限にすることができる。
【0018】請求項4に記載の発明は、前記請求項3に
記載の発明において、前記分割演出制御手段の実行のト
リガとなる始動口への入賞で、前記記憶手段への入賞数
を1とすることを特徴としている。
【0019】請求項4に記載の発明によれば、前記分割
画面による図柄変動開始のトリガとして適用した入賞球
は、単にトリガとして用い、キャンセル球としてもよい
が、次の抽選の1回目として記憶手段に記憶すること
で、キャンセル球をさらに軽減することができる。
【0020】請求項5に記載の発明は、前記請求項1乃
至請求項4の何れか1項記載の発明において、前記分割
演出制御手段が、前記分割された図柄変動画面に対して
演出時間が長短の優先順位を決めておき、演出時間の長
いものを優先表示させることを特徴としている。
【0021】請求項5に記載の発明によれば、分割演出
制御手段により制御される角分割画面による図柄変動の
時間は、抽選結果に基づいて異なる。このため、単純に
順次短い順に終了させるのではなく、この分割されて同
時に表示される図柄変動画面間で優先順位を決めて表示
することで、図柄変動表示機能に興味を持たせ、遊技者
の趣向性を向上させることができる。
【0022】請求項6に記載の発明は、前記請求項5に
記載の発明において、前記優先表示が、前記分割された
図柄変動画面を、前記図柄変動表示機能の表示画面領域
内でそれぞれスタート位置からゴール位置まで移動可能
とし、前記それぞれの図柄変動画面における演出時間が
短いものから順に画面から消滅させ、最終的にゴール位
置に達した図柄変動画面を前記表示画面領域の全てを使
った元のサイズに戻して演出を継続させることを特徴と
している。
【0023】請求項6に記載の発明によれば、優先表示
の第1の実施態様を示しており、分割された図柄変動画
面を、前記図柄変動表示機能の表示画面領域内でそれぞ
れスタート位置からゴール位置まで移動可能とし、前記
それぞれの図柄変動画面における演出時間が短いものか
ら順に画面から消滅させ、最終的にゴール位置に達した
図柄変動画面を前記表示画面領域の全てを使った元のサ
イズに戻して演出を継続させることで、遊技者は、最後
まで期待感を持って図柄変動を見ることができる。
【0024】請求項7に記載の発明は、前記請求項5に
記載の発明において、前記優先表示が、前記分割された
図柄変動画面を、前記表示画面領域の画角よりも小さい
画角のウィンドウ形式で表示し、それぞれのウィンドウ
画面をそれぞれずらした状態で、かつ優先順位の高いも
のを上層側として重ねて表示することを特徴としてい
る。
【0025】請求項7に記載の発明によれば、優先表示
の第2の実施態様を示しており、必要ないもの(外れ)
は、見せなくてもよいという観点から、ウィンドウ形式
で重要な図柄変動画面(当たり又はリーチ等)の最前面
とすることで、遊技者に満足させ、かつ迅速な処理を行
うことができる。
【0026】請求項8に記載の発明は、始動口に入賞す
ることで抽選され、抽選の結果に応じた演出で図柄を変
動させる図柄変動表示方法であって、前記図柄変動表示
中に前記始動口へ入賞した入賞数を、予め定められたn
個を最大として記憶していき、前記図柄変動表示動作が
終了した時点における、記憶入賞数に基づいて、前記図
柄変動表示される図柄変動画面の分割数を決定し、次の
始動口への入賞をトリガとして、前記決定した分割画面
のそれぞれにおいて、各入賞に基づく抽選結果に対応し
た演出を実行し、当該図柄変動表示の開始と共に記憶さ
れている入賞数をリセットする、ことを特徴としてい
る。
【0027】請求項8に記載の発明によれば、図柄変動
画面を分割して、同時期に複数の図柄変動を実行するこ
とで、次々と始動口に入賞した抽選を処理していくこと
ができ、無駄球を解消することができる。また、これに
よって、遊技者の止め打ちを防止することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】図1には、本実施の形態に係るパ
チンコ機110の遊技盤111が示されている。この遊
技盤111における円弧状のレール112で囲まれた領
域が遊技領域であるゲージ部114とされている。
【0029】ゲージ部114には、全面に渡って複数の
釘116が打ち込まれ、レール112を通って打ち出さ
れたパチンコ球がこの釘116に当たって跳ねたり、釘
116によって形成される案内路に案内されながら、落
下していくようになっている。また、この釘116の
他、ゲージ部114に向かって左右対称の位置には、風
車118が取り付けられており、パチンコ球を予期しな
い方向へ方向転換させるようになっている。
【0030】さらに、ゲージ部114には複数の位置に
入賞口120が設けられ、この入賞口120にパチンコ
球が入ることにより、所定数のパチンコ球が遊技者に払
い出されるようになっている。
【0031】このようなゲージ部114は、ほぼ左右対
称系とされており、この中央部には特別図柄変動装置と
しての電動役物ユニット122が配置され、その表示部
124が露出されている。この表示部124の下方には
電動役物ユニット122を始動するための特別図柄始動
入賞口126が設けられている。
【0032】特別図柄始動入賞口126のさらに下方に
は、大入賞口128が配置され、前記電動役物ユニット
122での所謂当たりの表示状態で所定時間開放され、
大量のパチンコ球を入賞させることができる構成となっ
ている。
【0033】なお、この特別図柄始動入賞口126に入
賞したパチンコ球は、最大4球分保留され、電動役物ユ
ニット122による抽選結果の案内が終了した時点で、
保留された分が消化されるようになっている。この保留
球の数は、電動役物ユニット122の図1における表示
124の左右にそれぞれ2個ずつ設けられた4個の特別
図柄保留ランプ200の点灯/消灯状態によって報知し
ている(点灯が保留)。
【0034】また、ゲージ部114には、第2の始動口
としての普通図柄始動入賞口130と、0〜9までの一
桁の数字を表示可能な普通図柄表示部132とが設けら
れており、普通図柄始動入賞口130にパチンコ球が入
賞すると、普通図柄表示部132の表示が変動し、所定
当たり数字になると、前記特別図柄始動入賞口126に
設けられた可動部としての電動チューリップ134が所
定時間開放するようになっている。この電動チューリッ
プ134の開放により、特別図柄始動入賞口126への
入賞の確率が物理的に高まることになる。
【0035】上記ゲージ部114の下部には、発射装置
としてのハンドル136と、パチンコ球を受ける受け皿
138とが前面側に設けられたパネル140が設けられ
ている。ハンドル136は、前記パネル140の内部か
ら突出された回転軸に取付けられており、この回転軸を
中心に回転可能とされている。すなわち、遊技者がこの
ハンドル136を把持して回転することで、発射装置が
稼動すると共に、前記回転角度に基づいて発射強度が設
定されるようになっている。なお、この回転には、復帰
付勢力が付与されており、遊技者が手を離すと自動的に
元の回転位置に戻る構造となっている。
【0036】図2には、パチンコ機110を制御するた
めの制御系の概略が示されている。制御系は、主制御基
板150を中心として、払出制御基板152、音声制御
基板154、ランプ制御基板156、発射制御基板15
8、表示制御基板160等、機能毎に分類されている
(なお、以下これらを総称する場合副制御基板151と
いう)。
【0037】なお、主制御基板150並びに副制御基板
151は、管理制御基板206を介してパチンコ店側の
ホールコンピュータ208に接続することにより、パチ
ンコ機の稼動状況を管理することも可能となっている。
【0038】主制御基板150には、遊技に関する基本
的なプログラムが記憶されており、この主制御基板15
0からの命令信号に基づいて、その他の副制御基板15
1が独自に実行する。すなわち、主制御基板150は基
本的に命令を出力するのみで、その結果等のフィードバ
ックは受けない構成となっている。
【0039】払出制御基板152は、パチンコ球の払出
し数を制御するものであり、音声制御基板154は、パ
チンコ機110に設けられたスピーカ162からの効果
音等の出力を制御する。また、ランプ制御基板156
は、パチンコ機110に取り付けられた電飾部材(遊技
盤側表示灯)164の点灯・消灯を制御し、発射制御基
板158は、遊技者によるパチンコ球の発射を制御す
る。
【0040】表示制御基板160は、前記表示部124
が表示ドライバ166を介して接続されており、主制御
基板150からの命令信号に基づいて、所定の演出効果
をもたらす表示を実行する。また、表示制御基板160
は、普通図柄表示部132も制御する。
【0041】前記主制御基板150には、特別図柄始動
入賞口126に設けられた特別図柄入賞センサ168及
び普通図柄始動入賞口130に設けられた普通図柄入賞
センサ170、並びに各入賞口12に設けられた入賞セ
ンサ172が接続されている。また、この主制御基板1
50には、電動チューリップ134を開閉させるための
ソレノイド174、特別図柄保留ランプ200が接続さ
れている。
【0042】また、主制御基板150では、特別図柄や
普通図柄の抽選がなされ、この抽選結果に基づく表示部
124での表示内容を選択し、表示制御部160へ命令
信号を出力する。すなわち、表示制御部160には、複
数種の命令信号に基づく異なる表示内容のデータが予め
記憶されており、命令信号に基づいてデータが選択され
て、起動するようになっている。
【0043】ここで、本実施の形態における主制御基板
150では、表示制御基板160へ同時期に複数の図柄
変動パターンのコマンドを送信することが可能となって
いる。
【0044】表示制御基板160では、この受信する図
柄変動パターンの数に基づいて、表示部124の画面を
分割し、同時に複数の図柄変動パターンを表示する。
【0045】本実施の形態では、同時期に複数の図柄変
動パターンのコマンドが送信されるのは、表示制御部1
60の制御で表示部124に所定の図柄変動パターンで
変動表示されている間に、特別図柄始動入賞口126に
入賞するパチンコ球の数が4個となったとき(保留ラン
プ200が4個点灯中で入賞したとき)とされている。
すなわち、保留球が5個目となる入賞球の検出をトリガ
としている。
【0046】この結果、次の図柄変動表示時には、4個
分の図柄変動表示が同時に実行され、1個の保留球に対
して1回ずつ図柄変動表示するよりも、保留球が迅速に
消化される。一方、分割した図柄変動表示を実行するト
リガとなる5個目の入賞球は保留球となって保留ランプ
200が1個点灯している状態で遊技が継続できる。
【0047】図3には、本実施の形態で適用される表示
部124の表示画面が示されている。図3(A)は通常
の画面を示しており、図3(B)が4個の入賞球(保留
球)に対して同時に図柄変動表示するための、均等に4
分割した画面を示している。
【0048】各図柄変動パターンは、その表示時間が様
々であり、開始時期が同時でも終了時期は異なる場合が
ある。この場合、先に終了し、かつ抽選の結果が外れの
図柄は、遊技者にとっては不要なものであるため、図3
(C)、(D)の如く、画面上から消去して残りの図柄
変動のみで構成するようになっている(図3(C)が3
図柄変動表示、図3(D)が2図柄変動表示)。
【0049】以下に本実施の形態の作用を説明する。
【0050】まず、パチンコ球が発射されると、レール
112に案内されてゲージ部114の釘116や風車1
18等に当接しながら、予測し得ない移動をしながら落
下していく。ここで、入賞口120に入賞すると、予め
定められた数のパチンコ球が払い出される(賞球)。ま
た、普通図柄始動入賞口130に入賞するとこれを普通
図柄入賞センサ170で検出する。
【0051】この検出により、主制御基板150では、
普通図柄の抽選が開始される。すなわち、乱数カウンタ
を用いて、所定の確率で0〜9までの数字を抽選する。
抽選の結果、外れの場合には、特に遊技状態に変化はな
い.一方、抽選の結果、当たり(例えば、当たり数字の
7が抽選される)の場合には、主制御基板150は、特
別図柄始動入賞口126に設けられた電動チューリップ
134を開放状態とするべく、ソレノイド174へ通電
する。これにより、特別図柄始動入賞口にパチンコ球が
入り易い、高確率状態とすることができる。
【0052】前記特別図柄始動入賞口126にパチンコ
球が入賞すると、主制御基板150では、乱数カウンタ
を用いて所定の確立で大当たり抽選が開始される。この
大当たり抽選の結果、当たり/外れが決定すると、それ
ぞれにおいて、予め準備された演出パターン(図柄変動
パターン)を選択(乱数カウンタで選択してもよい)
し、表示制御基板160を含む演出に関連する制御基板
へコマンド信号を送出する。
【0053】表示制御基板160では、受信したコマン
ド信号に基づいて、表示ドライバ166を介して表示部
124に図柄変動パターンを表示する。この図柄変動パ
ターンにおいては、リーチを経由した当たり、外れリー
チ、リーチを経由しない外れ等、様々な演出があり、遊
技者は期待感をもって抽選結果を待つことができる。
【0054】ここで、当たりとなった場合には、大入賞
口128が所定時間、所定回数開放することで、パチン
コ球の入賞の確率が極めて大きくなる、遊技者の有利な
状態とすることができる。
【0055】上記図柄変動表示中に、特別図柄始動入賞
口126にパチンコ球が入賞すると、抽選はその時点で
なされるが、現在進行中の図柄変動表示中が終了するま
で図柄変動表示を待機する。これは、保留ランプ200
が1個点灯することで、遊技者に報知される。
【0056】ここで、保留ランプ200は4個まで保留
でき、それ以後の入賞は抽選もキャンセルされるのが一
般的であった。このため遊技者は、図柄変動表示中、か
つ4個の保留ランプ200が点灯しているときは、遊技
を中断し保留ランプ200の1個乃至2個消灯した時点
で遊技を再開する、所謂止め打ちを行うことで無駄球を
自己防衛していた。
【0057】これに対して、本実施の形態では、表示部
124を分割することで、同時に複数の図柄変動表示を
時刻し、上記のような止め打ちを行わなくても、無駄球
をなくすことができるようにした。以下、図4のフロー
チャートに従い、分割図柄変動表示制御について説明す
る。
【0058】まず、ステップ250では、現在表示部1
24において図柄変動中か否かが判断され、否定判定の
場合には、ステップ252へ移行して特別図柄始動入賞
口126にパチンコ球が入賞したか否かが判断される。
ここで、肯定判定されると、ステップ254で抽選処理
が実行され、次いでステップ256へ移行して抽選結果
に基づいて、所定の図柄変動パターンが選択され、当該
図柄変動パターンのコマンドを表示制御基板160(及
びその他関連する副制御基板151)へ送信する。これ
により、表示制御基板160では、コマンドに応じた図
柄変動パターンで図柄変動表示を実行する。
【0059】ここで、ステップ252において否定判定
された場合には、ステップ258へ移行して、保留球が
有るか否かが判断される。すなわち、保留球は、抽選は
既に実行されているものの、遊技者にまだ報知していな
い入賞球が残っている場合がある。このため、このステ
ップ258で肯定判定されると、ステップ260へ移行
して、保留球の数を示す変数Nを1個減算(デクリメン
ト)し、次いでステップ262へ移行して保留ランプ2
00の点灯数を1個減らす制御を実行し、ステップ25
6へ移行する。
【0060】また、ステップ258で否定判定された場
合には、図柄変動表示する必要がないため、このルーチ
ンは終了する。
【0061】一方、ステップ250において、図柄変動
中であると判定(肯定判定)された場合には、ステップ
264へ移行し、特別図柄始動入賞口126にパチンコ
球が入賞したか否かが判断される。
【0062】このステップ264で、否定判定の場合に
は、処理は終了する。また、ステップ264で肯定判定
された場合には、ステップ266ヘ移行して抽選処理が
実行され、次いでステップ268で保留球の数を示す変
数Nを1個加算(インクリメント)してステップ270
へ移行する。すなわち、図柄変動中であるため、入賞し
たパチンコ球に基づく抽選は実行されるが、これを遊技
者に報知することができない状態であるため、これを保
留球として記憶する。
【0063】次のステップ270では、この変数Nが5
(本実施の形態における有効球として記憶可能な最大数
n(n=4)に対する1個過剰分(n+1)に相当)に
なったか否かが判断され、否定判定の場合には、保留ラ
ンプ200の空き(消灯状態)があると判断し、ステッ
プ272へ移行して、保留ランプ200の点灯数を1個
追加して、このルーチンを終了する。
【0064】一方、ステップ270で、肯定判定される
と、保留ランプ200が全て点灯しており、今回の入賞
を有効球として処理するべく、現在保留される入賞球を
一気に解消するための制御が実行される。
【0065】すなわち、ステップ270で肯定判定され
ると、これがトリガとなって、まず、ステップ274で
保留ランプ200の点灯数を今回の入賞球分として1個
点灯し、次いで、ステップ276において、変数Nを1
とし、ステップ278へ移行する。
【0066】ステップ278では、画面を4分割に指定
し、ついで、ステップ280において、それぞれの抽選
に準じた4種類の図柄変動パターンのコマンドを表示制
御基板160へ送信し、このルーチンは終了する。
【0067】このように、4個の保留ランプ200が全
て点灯しており、かつ図柄変動中の場合でも、この状態
で特別図柄始動入賞口126に入賞した入賞球を抽選の
対象である有効球として処理するべく、表示部124の
画面を分割してそれぞれの画面で図柄変動表示を実行す
ることにより、保留球を一気に解消することができ、無
駄球をなくすことができる。
【0068】また、遊技者は、無駄球がないため、保留
ランプ200が全点灯していても、遊技を継続すること
となり、止め打ちを防止することができる。
【0069】なお、本実施の形態では、同時期に複数の
図柄変動パターンのコマンドが送信される時期を、保留
ランプ200が4個点灯中で5個目が入賞したときと
し、保留ランプ200を有効に利用したが、保留球が3
個点灯中で4個目が入賞したときとすることにより、通
常は3分割で図柄変動表示を実行し、特別図柄始動入賞
口126に2個のパチンコ球が連続して入賞したときに
4分割で図柄変動表示を実行する等、無駄球をさらに軽
減することができる。また、所謂止め打ちを防止する意
味でも、保留ランプ200を1個分余裕を持たせる方
が、有利となる。
【0070】また、図5に示される如く、かく図柄変動
表示パターンをそれぞれウィンドウ表示形式とし、有効
(当たり又は当たりに近い)な図柄変動表示を前面とす
るようにすれば、遊技者に図柄変動を実行することで、
特別図柄始動入賞口126に入賞したパチンコ球が有効
であることを報知することができ、かつ必要な図柄変動
パターンのみを見せることができる。
【0071】
【発明の効果】以上説明した如く本発明は、図柄変動時
間の長短に拘らず、効率のよい遊技が可能となり、この
結果、遊技者による所謂止め打ちを防止することができ
るという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るパチンコ遊技機の正面図で
ある。
【図2】本実施の形態に係るパチンコ機の制御系を示す
ブロック図である。
【図3】表示部における分割表示形態を示す正面図であ
り、(A)は通常表示、(B)は4分割表示、(C)は
3分割表示、(D)は2分割表示である。
【図4】分割表示制御ルーチンを示す制御フローチャー
トである。
【図5】表示部における分割表示の変形例を示す正面図
である。
【符号の説明】
110 パチンコ機(遊技機) 114 ゲージ部 150 主制御基板 160 表示制御基板1 122 電動役物ユニット 124 表示部 126 特別図柄始動入賞口 132 普通図柄表示部 150 主制御基板 160 表示制御基板 168 特別図柄入賞センサ 200 特別図柄保留ランプ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 始動口に入賞することで抽選され、抽選
    の結果に応じた演出で図柄を変動させる図柄変動表示機
    能を備えた遊技機であって、 前記図柄変動表示機能の動作中に前記始動口へ入賞した
    入賞数を、予め定められたn個を最大として記憶する入
    賞数記憶手段と、 前記図柄変動表示機能の非動作中の所定の時期に、前記
    入賞数記憶手段に記憶されている入賞数に基づいて、前
    記図柄変動表示機能によって表示される図柄変動画面の
    分割数を決定する画面分割数決定手段と、 前記画面分割数決定手段で決定された分割画面のそれぞ
    れにおいて、各入賞に基づく抽選結果に対応した演出を
    実行する分割演出制御手段と、 前記分割演出制御手段による図柄変動制御の開始と共に
    前記入賞数記憶手段に記憶されている入賞数をリセット
    する入賞数リセット手段と、を有する遊技機。
  2. 【請求項2】 前記画面分割数決定手段での分割数を決
    定する所定の時期が前回の図柄変動動作の終了時である
    ことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記分割演出制御手段が、前記分割数決
    定手段での画面分割数が決定した後の始動口への入賞時
    に実行されることを特徴とする請求項1又は請求項2記
    載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記分割演出制御手段の実行のトリガと
    なる始動口への入賞で、前記記憶手段への入賞数を1と
    することを特徴とする請求項3記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記分割演出制御手段が、前記分割され
    た図柄変動画面に対して演出時間が長短の優先順位を決
    めておき、演出時間の長いものを優先表示させることを
    特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の遊
    技機。
  6. 【請求項6】 前記優先表示が、前記分割された図柄変
    動画面を、前記図柄変動表示機能の表示画面領域内でそ
    れぞれスタート位置からゴール位置まで移動可能とし、
    前記それぞれの図柄変動画面における演出時間が短いも
    のから順に画面から消滅させ、最終的にゴール位置に達
    した図柄変動画面を前記表示画面領域の全てを使った元
    のサイズに戻して演出を継続させることを特徴とする請
    求項5記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記優先表示が、前記分割された図柄変
    動画面を、前記表示画面領域の画角よりも小さい画角の
    ウィンドウ形式で表示し、それぞれのウィンドウ画面を
    それぞれずらした状態で、かつ優先順位の高いものを上
    層側として重ねて表示することを特徴とする請求項5記
    載の遊技機。
  8. 【請求項8】 始動口に入賞することで抽選され、抽選
    の結果に応じた演出で図柄を変動させる図柄変動表示方
    法であって、 前記図柄変動表示中に前記始動口へ入賞した入賞数を、
    予め定められたn個を最大として記憶していき、 前記図柄変動表示動作が終了した時点における、記憶入
    賞数に基づいて、前記図柄変動表示される図柄変動画面
    の分割数を決定し、 次の始動口への入賞をトリガとして、前記決定した分割
    画面のそれぞれにおいて、各入賞に基づく抽選結果に対
    応した演出を実行し、 当該図柄変動表示の開始と共に記憶されている入賞数を
    リセットする、ことを特徴とする図柄変動表示方法。
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