JPH0969622A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH0969622A
JPH0969622A JP22303895A JP22303895A JPH0969622A JP H0969622 A JPH0969622 A JP H0969622A JP 22303895 A JP22303895 A JP 22303895A JP 22303895 A JP22303895 A JP 22303895A JP H0969622 A JPH0969622 A JP H0969622A
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JP
Japan
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pattern
conductive layer
layer
etching
dummy
Prior art date
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JP22303895A
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English (en)
Inventor
Mikio Mukai
幹雄 向井
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体装置の素子と電極との接続部における
コンタクト抵抗の増大によって、動作特性が不安定もし
くは劣化している。 【解決手段】 第1導電層12とこれに接続する第2導
電層14とを有する半導体装置において、第1導電層1
2と第2導電層14との接続部に突起状パターン13を
形成して、接続部の第1導電層12と第2導電層14と
の接触面積を増大させ、コンタクト抵抗の低減を図った
ものである。または図示はしないが、突起状パターン1
3の代わりに穴状パターン、線状パターン、溝状パター
ンを形成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置に属
し、特には半導体装置の電極、配線等の接続部を有する
半導体装置およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路装置の構成部品として、
拡散抵抗、ポリシリコン抵抗、MIS(Metal-Insulato
r-Semiconductor )容量等は重要なものとなっている。
例えば拡散抵抗の抵抗値は、電極の接続部のコンタクト
抵抗値および拡散層の拡散抵抗値から規定される。上記
コンタクト抵抗値は、通常コンタクト開口部の大きさ、
すなわち開口部の底部における接触面積によって決定さ
れる。また上記ポリシリコン抵抗の抵抗値も上記拡散抵
抗と同様に決定される。一方、MIS容量の場合には、
コンタクト抵抗が容量に対して直列に接続されたのと同
等になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記拡
散抵抗やポリシリコン抵抗のコンタクト抵抗値は、拡散
層部分のスケーリングに対応してスケーリングされず、
また温度特性も異なるために、設定することが困難にな
っている。MIS容量の場合には、コンタクト抵抗が容
量に対して直列に接続されたのと同等になるため、動作
特性上、寄生抵抗として作用する。そのため、信号の減
衰を引き起こす。場合によっては、発振を引き起こすこ
ともある。上記のような欠陥を生じるため、コンタクト
抵抗は、できる限り小さくすることが求められている。
【0004】本発明は、コンタクト抵抗の低減するのに
優れた接続部を備えた半導体装置およびその製造方法を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされた半導体装置およびその製造方法で
ある。すなわち、半導体装置は、第1導電層とこれに接
続する第2導電層とを備え、第1導電層と第2導電層と
の接続部に突起状パターン、穴状パターン、線状パター
ンおよび溝状パターンのうちの少なくとも1種類のパタ
ーンが形成されているものである。
【0006】上記半導体装置では、第1導電層と第2導
電層との接続部に突起状パターン、穴状パターン、線状
パターンおよび溝状パターンのうちの少なくとも1種類
のパターンを設けたことから、第1導電層と第2導電層
との接続部の表面積が拡大される。そのため、コンタク
ト抵抗が低減される。
【0007】半導体装置の第1の製造方法は、第1導電
層上に接続させる状態に第2導電層を形成する前に、第
1工程で第1導電層上にダミー層を形成した後、このダ
ミー層をパターニングしてダミーパターンを形成する。
続いて第2工程でダミーパターンの側壁にサイドウォー
ルパターンを形成した後、第3工程でダミーパターンを
除去する。その後第4工程でサイドウォールパターンを
エッチングマスクにして第1導電層の表層をエッチング
した後、第5工程でサイドウォールパターンを除去す
る。
【0008】上記第1の製造方法では、ダミーパターン
を形成し、その側壁にサイドウォールパターンを形成す
ることから、サイドウォールパターンはリソグラフィー
技術の解像限界を越える微細なパターンとなる。その後
ダミーパターンを除去して残したサイドウォールパター
ンをエッチングマスクにしたことから、第1導電層の表
層にはリソグラフィー技術のみで形成したエッチングマ
スクよりも微細なエッチングマスクが形成される。そし
て上記サイドウォールパターンをエッチングマスクにし
て第1導電層の表層をエッチングすることから、第1導
電層の表面にはリソグラフィー技術の解像限界を越えた
微細パターンからなる突起状パターン、または線状パタ
ーンが形成される。そのため、第1導電層の表面積は突
起状パターンまたは線状パターンによって拡大されるた
め、第1導電層上に第2導電層を形成した際には、第1
導電層と第2導電層との接続部の表面積が拡大される。
そのため、コンタクト抵抗が低減される。
【0009】半導体装置の第2の製造方法は、第1導電
層上に接続させる状態に第2導電層を形成する前に、第
1工程で第1導電層上に非晶質層として例えば非晶質シ
リコン層を形成する。次いで第2工程で、非晶質層にエ
ネルギー線として例えばレーザ光を照射して、非晶質層
を部分的に結晶化する。続いて第3工程で非晶質層の結
晶化した部分を残して非晶質層を選択的にエッチング
し、結晶質パターンを形成する。その後第3工程で結晶
質パターンをエッチングマスクにして第1導電層の表層
をエッチングする。
【0010】上記第2の製造方法では、非晶質層を形成
し、その非晶質層にエネルギー線を照射して結晶化する
ことから、リソグラフィー技術の解像限界を越える微細
な結晶が形成される。その後非晶質層を選択的にエッチ
ングしたことから、第1導電層の表面にはリソグラフィ
ー技術の解像限界を越えた微細な結晶質パターンが形成
される。その後上記結晶質パターンをエッチングマスク
にして第1導電層の表層をエッチングしたことから、第
1導電層の表面にはリソグラフィー技術の解像限界を越
えた微細パターンからなる突起状パターンが形成され
る。そのため、第1導電層の表面積は突起状パターンに
よって拡大されるため、第1導電層上に第2導電層を形
成した際には、第1導電層と第2導電層との接続部の表
面積が拡大される。そのため、コンタクト抵抗が低減さ
れる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の半導体装置に係わる実施
形態を、図1の概略構成断面図によって説明する。
【0012】図1に示すように、基体11には第1導電
層12が形成されている。上記基体11上には第1導電
層12を覆う絶縁膜21が形成さている。この絶縁膜2
1の上記第1導電層12上(またはその一部分上)には
開口部22が形成されている。上記開口部22に露出し
ている上記第1導電層12の表面には、例えば複数の突
起状パターン13が形成されている。この突起状パター
ン13は、例えば、上記第1導電層12の上層をパター
ニングして形成されたものである。その形状は、例えば
柱状、錐状、筒状等、種々の形状のうちから採用され
る。そして上記第1導電層12上には各突起状パターン
13を覆う第2導電層14が形成されている。
【0013】なお、上記第1導電層12上に突起状パタ
ーン13を形成する代わりに、例えば、図2の(1)に
示すように上記第1導電層12の表面に穴状パターン1
5を形成してもよい。もしくは図2の(2)に示すよう
に上記第1導電層12の表面に線状パターン16を形成
してもよい。もしくは図2の(3)に示すように上記第
1導電層12の表面に溝状パターン17を形成してもよ
い。図示はしないが、または上記図1に示した突起状パ
ターンおよび上記図2に示した各パターンのうちの複数
種類のパターンを形成してもよい。すなわち、第1導電
層(12)と第2導電層(14)との接触面積を拡大す
るようなパターン形状であればどのような形状であって
もよい。
【0014】上記半導体装置では、第1導電層12と第
2導電層14との接続部に突起状パターン13(また
は、穴状パターン15、線状パターン16もしくは溝状
パターン17)を設けたことから、第1導電層12と第
2導電層14との接続部の表面積が拡大される。そのた
め、第1導電層12と第2導電層14とのコンタクト抵
抗が低減される。
【0015】上記実施形態に係わる第1実施例として、
拡散抵抗と電極との接続部に適用した一例を、図3の概
略構成断面図によって説明する。なお、上記図1で説明
したのと同様の構成部品には同一の符号を付す。
【0016】図3に示すように、p型のシリコン基板3
1の上層の一部分にはn+ 型の埋め込み拡散層32が形
成され、そのシリコン基板31上にはn型のエピタキシ
ャル層33が形成されて、基板11を構成している。上
記エピタキシャル層33の上層の一部分にはp型の拡散
層34(前記図1では第1導電層12に相当)が形成さ
れている。またエピタキシャル層33の上層の一部分に
は上記p型の拡散層34と寄生MOSを形成しないよう
な十分に離れた位置にn+ 型の拡散層35が形成されて
いる。
【0017】上記エピタキシャル層33上には、例えば
酸化シリコンからなる絶縁膜21が成膜されている。そ
して上記第1導電層12の一部分上の絶縁膜21には第
1,第2開口部23,24が形成されている。この第
1,第2開口部23,24の各底部に露出するp型の拡
散層34の表面には、例えば上記図1によって説明した
のと同様の複数の突起状パターン13が形成されてい
る。
【0018】上記第1開口部23には突起状パターン1
3が形成されたp型の拡散層34に接続する第1電極3
6(前記図1では第2導電層14に相当)が形成されて
いる。また第2開口部24には突起状パターン13が形
成されたp型の拡散層34に接続する第2電極37(前
記図1では第2導電層14に相当)が形成されている。
一方、上記n+ 型の拡散層35にも絶縁膜21に形成し
た開口部を通じて電極38が接続されている。
【0019】なお、上記突起状パターン13の代わり
に、上記図2で接続したような穴状パターン、線状パタ
ーンもしくは溝状パターンを設けてもよい。または、例
えば突起状パターンと穴状パターンというように、複数
種のパターンを形成してもよい。
【0020】上記拡散抵抗30では、p型の拡散層34
と第1,第2電極36,37との各接続部に突起状パタ
ーン13を設けたことから、p型の拡散層34と第1,
第2電極36,37との各接続部の表面積が拡大され
る。そのため、p型の拡散層34と第1,第2電極3
6,37とのコンタクト抵抗が低減される。
【0021】上記実施形態に係わる第2実施例として、
MIS容量の下部電極となる拡散層と電極との接続部に
適用した一例を、図4の概略構成断面図によって説明す
る。なお、上記図1,図3で説明したのと同様の構成部
品には同一の符号を付す。
【0022】図4に示すように、p型のシリコン基板3
1上にはn型のエピタキシャル層33が形成されて、基
板11を構成している。上記エピタキシャル層33の上
層の一部分にはn+ 型の拡散層41(前記図1では第1
導電層12に相当)が形成されている。このn+ 型の拡
散層41はMIS容量の下部電極になる。
【0023】また上記エピタキシャル層33上には、例
えば酸化シリコンからなる絶縁膜21が成膜されてい
る。そして上記第1導電層12の一部分上の絶縁膜21
には第1開口部25,26が形成されている。この第1
開口部25の底部に露出するn + 型の拡散層41の表面
には、例えば上記図1によって説明したのと同様の複数
の突起状パターン13が形成されている。また第2開口
部26の底部における上記n+ 型の拡散層上には誘電体
膜42が形成されている。
【0024】上記第1開口部25には突起状パターン1
3が形成されたn+ 型の拡散層41に接続する電極43
(前記図1では第2導電層14に相当)が形成されてい
る。また第2開口部26にはMIS容量の上部電極44
が形成されている。
【0025】なお、上記突起状パターン13の代わり
に、上記図2で接続したような穴状パターン、線状パタ
ーンもしくは溝状パターンを設けることも可能である。
【0026】上記MIS容量40では、n+ 型の拡散層
41と電極43との接続部に突起状パターン13を設け
たことから、n+ 型の拡散層41と上部電極43との接
続部の表面積が拡大される。そのため、n+ 型の拡散層
41と上部電極43とのコンタクト抵抗が低減される。
【0027】上記実施形態に係わる第3実施例として、
ポリシリコン抵抗と電極との接続部に適用した一例を、
図5の概略構成断面図によって説明する。なお、上記図
1,図3で説明したのと同様の構成部品には同一の符号
を付す。
【0028】図5に示すように、p型のシリコン基板3
1(図1の基体11に相当)上には、例えば酸化シリコ
ンからなる第1絶縁膜51が成膜されている。そして第
1絶縁膜51上の一部分にはポリシリコンからなる抵抗
パターン52が形成されている。そして上記第1絶縁膜
51上には上記抵抗パターン52を覆う状態に、例えば
酸化シリコンからなる第2絶縁膜53(図1の絶縁膜2
1に相当)が形成されている。この第2絶縁膜53には
上記抵抗パターン52に通じる第1,第2開口部27,
28が形成されている。この第1,第2開口部27,2
8の各底部に露出する抵抗パターン52の表面には、例
えば上記図1によって説明したのと同様の複数の突起状
パターン13が形成されている。
【0029】上記第1開口部27には突起状パターン1
3が形成された抵抗パターン52に接続する第1電極5
4(前記図1では第2導電層14に相当)が形成されて
いる。また第2開口部28には突起状パターン13が形
成された抵抗パターン52に接続する第2電極55(前
記図1では第2導電層14に相当)が形成されている。
【0030】なお、上記突起状パターン13の代わり
に、上記図2で接続したような穴状パターン、線状パタ
ーンもしくは溝状パターンを設けることも可能である。
【0031】上記ポリシリコン抵抗50では、抵抗パタ
ーン52と第1,第2電極54,55との各接続部に突
起状パターン13を設けたことから、抵抗パターン52
と第1,第2電極54,55との各接続部の表面積が拡
大される。そのため、抵抗パターン52と第1,第2電
極54,55とのコンタクト抵抗が低減される。
【0032】上記図3〜図5では、拡散抵抗、MIS容
量、ポリシリコン抵抗等の素子に適用した事例を接続し
たが、本発明は上記事例に限定されることはない、例え
ば配線の接続部、いわゆるプラグの接続部等にも適用で
きる。
【0033】次に本発明の接続部を有する半導体装置の
製造方法に係わる実施形態の第1例を、図6,図7の製
造工程図によって説明する。なお、図では、上記図1と
同様の構成部品には同一の符号を付す。
【0034】この図6,図7で説明する製造方法は、第
1導電層12上に接続させる状態に第2導電層14を形
成する方法である。
【0035】まず上記第2導電層を形成する前に、図6
の(1)に示すように、第1工程を行う。この工程で
は、基体11の上層の一部分に第1導電層12を形成す
る。例えば上記基体11にはシリコン基板を用い、例え
ばイオン注入法によって、n+ 型の拡散層からなる上記
第1導電層12を形成した。その後基体11上に絶縁膜
21を形成した後、上記第1導電層12上の絶縁膜21
に開口部22を形成する。例えば上記絶縁膜21は、化
学的気相成長(以下、CVDという、CVDはChemical
Vapour Depositionの略)法によって上記基体11上に
酸化シリコンを堆積して形成した。そしてリソグラフィ
ー技術とエッチング技術とによって、上記絶縁膜21
に、例えば1μm〜2μm程度の大きさの上記開口部2
2を形成した。
【0036】その後、上記開口部22の底部における上
記第1導電層12上にダミー層61を形成する。次いで
このダミー層61をパターニングしてダミーパターン6
2を形成する。例えば上記ダミー層61は、CVD法に
よって上記開口部22の内壁および上記絶縁膜21の表
面にポリシリコンを堆積して形成した。そしてリソグラ
フィー技術とエッチング技術とによって、ダミー層61
の2点鎖線で示す部分を除去してダミーパターン62を
形成した。上記リソグラフィー技術では、微細パターン
を形成するために、例えばエキシマレーザ光を用いた露
光もしくは電子線露光を用いた。また上記ダミーパター
ン62は、いわゆる微細な島状パターンで形成してもよ
く、ラインアンドスペースで形成してもよい。その後、
上記リソグラフィー技術で用いたレジストパターンを除
去した。
【0037】または、上記ダミーパターン62をレジス
トで形成してもよい。その場合にはレジストを塗布した
後、露光、現像等の処理を行ってダミーパターン62を
得る。
【0038】次いで図6の(2)に示す第2工程を行
う。この工程では、ダミーパターン62の側壁にサイド
ウォールパターン63を形成する。上記サイドウォール
パターン63は、例えば以下のようにして形成した。す
なわち、CVD法によって上記ダミーパターン62を覆
う状態に窒化シリコン膜を形成した。その後全面エッチ
バック処理を行って上記ダミーパターン62の側壁にの
み上記窒化シリコン膜を残した。上記エッチバック処理
は、例えばエッチングガスにテトラフルオロメタン(C
4 )、ヘキサフルオロエタン(C26 )等のフッ化
炭素系のガスを用い、反応性イオンエッチングによって
行った。そして残した窒化シリコン膜を上記サイドウォ
ールパターン63とした。
【0039】続いて図6の(3)に示す第3工程を行
う。この工程では、上記ダミーパターン62(2点鎖線
で示す部分)のみを選択的に除去する。例えば、酸化シ
リコン、シリコン基板および窒化シリコンに対してポリ
シリコンを選択的にエッチングして、ダミーパターン6
2を除去した。例えばこのときのエッチングは、フッ化
水素(HF)と硝酸(HNO3 )と酢酸(CH3 COO
H)とを用いたウェットエッチングによって行う。
【0040】そして図7の(1)に示す第4工程を行
う。この工程では、上記サイドウォールパターン63を
エッチングマスクにして第1導電層12の表層をエッチ
ングする。例えば、上記エッチングは、窒化シリコンの
サイドウォールパターン63に対してシリコン基板の第
1導電層12を選択的にエッチングするガスとして、例
えばエッチングガスにテトラフルオロメタン(C
4 )、ヘキサフルオロエタン(C2 6 )等のフッ化
炭素系のガスを用い、異方性エッチングによって行っ
た。その結果、第1導電層12をおよそ20nm〜30
nm程度エッチングした。
【0041】その後第5工程として、熱リン酸(H3
4 )によるウェットエッチングによって、上記サイド
ウォールパターン63を除去した。その結果、図7の
(2)に示すように、第1導電層12の上部に筒状の突
起状パターン13が形成された。
【0042】なお、図示はしないが、例えば、上記第1
導電層12上にレジスト膜を形成した後、電子線露光お
よび現像処理等によって、上記レジスト膜に多数の微細
な孔パターン(例えば径が0.1μm程度)を所定間隔
(例えば0.1μm間隔)に形成する。その後、上記レ
ジスト膜を用いて第1導電層12の上層をエッチングす
ることで、第1導電層12に微細な穴状パターン(1
5)〔前記図2の(1)参照〕を形成してもよい。また
上記ダミーパターン62が線パターンで形成された場合
には、サイドウォールパターン63も線パターンで形成
される。そのため、第1導電層12の上部には線状パタ
ーン(16)〔前記図2の(2)参照〕が形成される。
なお、見方を変えれば、第1導電層12に溝状パターン
(17)〔前記図2の(3)参照〕を形成したことにも
なる。
【0043】その後図7の(3)に示すように、上記第
1導電層12に接続する第2導電層14を形成する。こ
の第2導電層14は、例えばスパッタリング、CVD
法、蒸着法等に代表される成膜技術によって、例えば、
チタン(Ti)膜と酸窒化チタン(TiON)とアルミ
ニウム−シリコン膜とからなる積層膜を形成した。次い
でリソグラフィー技術とエッチング技術とによって、上
記積層膜をパターニングして上記第1導電層12に接続
する第2導電層14を形成した。そして当然のことなが
ら、この第2導電層14は上記突起状パターン13の表
面に接続する状態に形成されている。
【0044】上記第1例の製造方法では、ダミーパター
ン62を形成し、その側壁にサイドウォールパターン6
3を形成することから、サイドウォールパターン63は
リソグラフィー技術の解像限界を越える微細なパターン
となる。その後ダミーパターン62を除去して残したサ
イドウォールパターン63をエッチングマスクにしたこ
とから、第1導電層12の表層にはリソグラフィー技術
のみで形成したものよりも微細なエッチングマスクが形
成される。そして上記サイドウォールパターン63をエ
ッチングマスクにして第1導電層12の表層をエッチン
グすることから、第1導電層12の表面にはリソグラフ
ィー技術の解像限界を越えた微細パターンからなる突起
状パターン13が形成される。そのため、第1導電層1
2の表面積は突起状パターン13によって拡大されるた
め、第1導電層12上に第2導電層14を形成した際に
は、第1導電層12と第2導電層14との接続部の表面
積が拡大される。そのため、コンタクト抵抗が低減され
る。
【0045】なお、上記第1例で説明した第4工程での
第1導電層12のエッチングを等方性エッチングで行っ
てもよい。その場合には、図8の(1)に示すように、
上記サイドウォールパターン63をエッチングマスクに
して、例えばエッチングガスにサルファーヘキサフルオ
ライド(SF6 )と酸素(O2 )との混合ガスを用いて
第1導電層12の表層をエッチングした。その結果、サ
イドウォールパターン63の下部にいわゆるアンダーカ
ットが入る状態で第1導電層12をおよそ20nm〜3
0nm程度エッチングされた。なお、上記エッチング
は、例えばウェットエッチングを用いることも可能であ
る。
【0046】次いで第5工程として、熱リン酸(H3
4 )によるウェットエッチングによって、上記サイド
ウォールパターン63を除去した。その結果、図8の
(2)に示すように、第1導電層12の上部に断面三角
形状でかつ筒状の突起状パターン13が形成された。
【0047】なお、図示はしないが、先に説明したよう
に、第1導電層12に微細な穴状パターン(15)〔前
記図2の(1)参照〕を形成する場合、線状パターン
(16)〔前記図2の(2)参照〕を形成する場合、溝
状パターン(17)〔前記図2の(3)参照〕を形成す
る場合にも、上記説明したような等方的なエッチングを
用いることが可能である。
【0048】その後図8の(3)に示すように、上記第
1導電層12に接続する第2導電層14を形成する。こ
の第2導電層14は、上記図7の(3)で説明したのと
同様の方法によって形成した。そして当然のことなが
ら、この第2導電層14はこの突起状パターン13の表
面に接続する状態に形成される。
【0049】上記実施形態の第1例で説明した製造方法
は、拡散抵抗、MIS容量、ポリシリコン抵抗等の素子
と電極との各接続部に適用することが可能である。さら
に上記各接続部に限定されることはなく、配線の接続
部、いわゆるプラグの接続部等にも適用できる。
【0050】次に本発明の接続部を有する半導体装置の
製造方法に係わる実施形態の第2例を、図9の製造工程
図によって説明する。なお、図では、上記図1と同様の
構成部品には同一の符号を付す。
【0051】この図9で説明する製造方法は、第1導電
層12上に接続させる状態に第2導電層14を形成する
方法である。
【0052】まず上記第2導電層を形成する前に、図9
の(1)に示すように、第1工程を行う。この工程で
は、基体11に第1導電層12を形成する。例えば上記
基体11にはシリコン基板を用い、例えばイオン注入法
によって、n+ 型の拡散層からなる上記第1導電層12
を形成した。その後基体11上に絶縁膜21を形成した
後、上記第1導電層12上の絶縁膜21に開口部22を
形成する。例えば上記絶縁膜21は、図6の(1)で説
明したのと同様にして酸化シリコンを堆積して形成し
た。そしてリソグラフィー技術とエッチング技術とによ
って、上記絶縁膜21に、例えば1μm〜2μm程度の
大きさの上記開口部22を形成した。
【0053】その後、上記開口部22の底部における上
記第1導電層12上に非晶質層71を形成する。例えば
上記非晶質層71は、CVD法によって上記開口部22
の内壁および上記絶縁膜21の表面に非晶質シリコンを
堆積して形成した。
【0054】次いで図9の(2)に示す第2工程を行
う。この工程では、上記非晶質層71にエネルギー線7
2をスポット的に照射して、非晶質層71に微細結晶を
部分的に成長させる。すなわち、上記エネルギー線72
にはエキシマレーザ光を用い、非晶質層71のレーザ光
を照射した部分に微細な結晶を部分的に成長させた。
【0055】続いて図9の(3)に示す第3工程を行
う。この工程では、上記非晶質層71を結晶化して得た
微細な結晶を残して、非晶質層71(2点鎖線で示す部
分)を選択的にエッチングして除去して、微細な結晶か
らなる結晶質パターン73を得る。例えば、非晶質シリ
コンと結晶化されているシリコンとではシリコンの活性
化エネルギーが異なるのを利用して、アルカリ性溶液に
よるウェットエッチングによって、結晶質シリコンに対
して非晶質シリコンを選択的に除去した。このときのエ
ッチング液には、エチレンジアミンを用いた。またはヒ
ドラジン、水酸化カリウム等を用いることも可能であ
る。
【0056】なお、ウェットエッチングに用いるアルカ
リ性溶液は、例えばシリコンの(100)面、(11
0)面のエッチング速度が(111)面に対して10倍
以上大きいことが知られている。この理由としては、シ
リコンの活性化状態の相違によるものである。同様に非
晶質シリコンと結晶化シリコンとではシリコンの活性化
エッチングが異なるため、選択的なエッチングが可能と
なる。
【0057】そして図9の(4)に示す第4工程を行
う。この工程では、異方性エッチングによって、上記結
晶質パターン(73)〔図9の(3)参照〕の厚さ分だ
け第1導電層12をエッチングする。例えば、上記エッ
チングは、エッチングガスにモノクロロトリフルオロメ
タン(CCIF3 )を用い、異方性エッチングによって
行った。その結果、第1導電層12をおよそ20nm〜
30nm程度エッチングした。それと同時に上記結晶性
パターン(73)をエッチング除去した。なお、上記エ
ッチングは等方性エッチングによって行ってもよい。そ
の結果、第1導電層12の上部に突起状パターン13を
形成した。
【0058】その後上記図7の(3)で説明したのと同
様にして、上記第1導電層12に接続する第2導電層1
4を形成すればよい。
【0059】上記第2例の製造方法では、非晶質層71
を形成し、その非晶質層71にエネルギー線72を照射
して結晶化することから、リソグラフィー技術の解像限
界を越える微細な結晶が形成される。その後非晶質層7
1を選択的にエッチングしたことから、第1導電層12
の表面にはリソグラフィー技術の解像限界を越えた微細
な結晶質パターン73が形成される。その後上記結晶質
パターン73をエッチングマスクにして第1導電層12
の表層をエッチングしたことから、第1導電層12の表
面にはリソグラフィー技術の解像限界を越えた微細パタ
ーンからなる突起状パターン13が形成される。そのた
め、第1導電層12の表面積は突起状パターン13によ
って拡大されるため、第1導電層12上に第2導電層1
4を形成した際には、第1導電層12と第2導電層14
との接続部の表面積が拡大される。そのため、コンタク
ト抵抗が低減される。
【0060】上記実施形態の第2例で説明した製造方法
は、拡散抵抗、MIS容量、ポリシリコン抵抗等の素子
と電極との各接続部に適用することが可能である。さら
に上記各接続部に限定されることはなく、配線の接続
部、いわゆるプラグの接続部等にも適用できる。
【0061】また、上記第2例の製造方法と先に説明し
た第1例の説明方法とを組み合わせることも可能であ
る。図示はしないが、すなわち、第1導電層12上に窒
化シリコン膜を形成した後、上記第2例で説明したよう
に非晶質層71を形成する。そして上記説明したプロセ
スによって結晶質パターン73を形成した後、その結晶
質パターン73をエッチングマスクにして窒化シリコン
膜をパターニングする。そしてパターニングした窒化シ
リコン膜をエッチングマスクに用いて第1導電層12を
エッチングする。この方法では、第1導電層12をエッ
チングする際のエッチング選択比を100程度に取るこ
とが可能となる。
【0062】また、以上説明した本発明は、第1導電層
12の表面にシリサイド層(図示省略)が形成されてい
る場合にも適用できる。シリサイド層によって低抵抗化
が図られてはいるが、第2導電層14との接触面積を大
きくすることによって、さらにコンタクト抵抗の低減を
図ることが可能になる。
【0063】最後に、上記説明において示したn型、p
型の各導電型は一例であって、その導電型に限定される
ことはない。したがって、記載した導電型と逆の導電型
であってもよい。
【0064】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
第1導電層と第2導電層との接続部に突起状パターン、
穴状パターン、線状パターンおよび溝状パターンのうち
の少なくとも1種類のパターンを形成したので、第1導
電層と第2導電層との接触面積は拡大される。そのた
め、コンタクト抵抗が低減されるので、素子の動作特性
の向上を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の概略構成断面図である。
【図2】第1導電層の表面形状の説明図である。
【図3】実施形態に係わる第1実施例の概略構成断面図
である。
【図4】実施形態に係わる第2実施例の概略構成断面図
である。
【図5】実施形態に係わる第3実施例の概略構成断面図
である。
【図6】本発明に係わる実施形態の第1例の製造工程図
である。
【図7】本発明に係わる実施形態の第1例の製造工程図
である。
【図8】実施形態の第1例に係わる他の製造工程図であ
る。
【図9】本発明に係わる実施形態の第2例の製造工程図
である。
【符号の説明】
12 第1導電層 13 突起状パターン 14 第2導電層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電層と該第1導電層に接続する第
    2導電層とを備えた半導体装置において、 前記第1導電層と前記第2導電層との接続部に突起状パ
    ターン、穴状パターン、線状パターンおよび溝状パター
    ンのうちの少なくとも1種類のパターンを形成したこと
    を特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 第1導電層上に接続させる状態に第2導
    電層を形成する工程を備えた半導体装置の製造方法にお
    いて、 前記第2導電層を形成する前に、 第1導電層上にダミー層を形成した後、該ダミー層をパ
    ターニングしてダミーパターンを形成する第1工程と、 前記ダミーパターンの側壁にサイドウォールパターンを
    形成する第2工程と、 前記ダミーパターンを除去する第3工程と、 前記サイドウォールパターンをエッチングマスクにして
    前記第1導電層の表層をエッチングする第4工程と、 前記サイドウォールパターンを除去する第5工程とを備
    えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 第1導電層上に接続させる状態に第2導
    電層を形成する工程を備えた半導体装置の製造方法にお
    いて、 前記第2導電層を形成する前に、 第1導電層上に非晶質層を形成する第1工程と、 前記非晶質層にエネルギー線を照射して該非晶質層を部
    分的に結晶化する第2工程と、 前記非晶質層の結晶化した部分を残して該非晶質層を選
    択的にエッチングして、結晶質パターンを形成する第3
    工程と、 前記結晶質パターンをエッチングマスクにして前記第1
    導電層の表層をエッチングする第4工程とを備えたこと
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
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