JPH0968891A - 画像読取機構制御装置 - Google Patents

画像読取機構制御装置

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JPH0968891A
JPH0968891A JP7224102A JP22410295A JPH0968891A JP H0968891 A JPH0968891 A JP H0968891A JP 7224102 A JP7224102 A JP 7224102A JP 22410295 A JP22410295 A JP 22410295A JP H0968891 A JPH0968891 A JP H0968891A
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JP
Japan
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temperature value
power
value
temperature
scanning
Prior art date
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Application number
JP7224102A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Yamazaki
一彦 山崎
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】モータから生じる動力が効率よく伝達されるよ
うにモータの回転速度を制御する動力伝達機構制御装置
を提供する。 【解決手段】動力を発生する動力発生手段(102)
と;前記動力発生手段によって発生される動力を外部へ
伝える第1の動力伝達手段(104、108、112、
114、116、118)と;前記第1の動力伝達手段
によって伝えられる動力を伝える第2の動力伝達手段
(106、110)と;温度を検出する温度検出手段
(120)と;前記温度検出手段によって検出された温
度に応じて、前記動力発生手段から発生される動力が前
記第1の動力伝達手段から前記第2の動力伝達手段へ効
率よく伝わるように、前記動力発生手段から発生される
動力を制御する制御手段(130、132、134)と
を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、モータ、ギヤ、
ベルトなどによって構成される動力伝達機構を制御する
動力伝達機構制御装置に関する。特に、この動力伝達機
構を用いた画像読取装置(画像形成装置)の画像読取機
構制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、複写機における光学系の駆動機構
の場合を例に取って説明する。複写機には、画像を読み
取るためのスキャナ部(光学系装置)が設けられてい
る。このスキャナ部には、画像を露光するための露光ラ
ンプがキャリッジと呼ばれる運搬台に搭載されており、
このキャリッジの移動により原稿画像が読み取られる。
また、このキャリッジにはベルトが掛けられており、こ
のベルトには動力発生源であるモータのギヤ(歯車)か
ら生じる動力が伝えられるようになっている。つまり、
モータから生じる動力がベルトを順に介してキャリッジ
に伝えられるようになっている。上記したベルトは、緩
く取り付けると歯とびを起こしモータから生じる動力が
効率よくベルトへ伝達されないので、強く張った状態で
取り付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した複写
機が低温環境下で使用されるときには、ベルトが硬化し
モータのギヤとうまくかみ合わずに歯とびを起こし脱調
となることがある。複写機の光学系装置のキャリッジ駆
動用モータは、低温時でも動くようにマージンを見込ん
だモータ駆動電流が設定されている。ところが、実際に
は複写機の性能のばらつき、モータの性能のばらつきな
どさまざまな条件が影響し、低温環境下で脱調が生じる
ことがある。この発明の目的は、モータから生じる動力
が効率よく伝達されるようにモータの回転速度を制御す
る動力伝達機構制御装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の動力伝達機構
制御装置は、動力を発生する動力発生手段と;前記動力
発生手段によって発生される動力を外部へ伝える第1の
動力伝達手段と;前記第1の動力伝達手段によって伝え
られる動力を伝える第2の動力伝達手段と;温度を検出
する温度検出手段と;前記温度検出手段によって検出さ
れた温度に応じて、前記動力発生手段から発生される動
力が前記第1の動力伝達手段から前記第2の動力伝達手
段へ効率よく伝わるように、前記動力発生手段から発生
される動力を制御する制御手段とを備えている。
【0005】この発明の画像読取機構制御装置は、画像
を光学的に走査する走査手段と;前記画像を露光するた
めに前記走査手段に設けられた露光手段と;前記走査手
段を移動させるための動力を発生する動力発生手段と;
前記動力発生手段によって発生される動力を外部へ伝え
る第1の動力伝達手段と;前記第1の動力伝達手段によ
って伝えられる動力を前記走査手段へ伝える第2の動力
伝達手段と;温度を検出する温度検出手段と;前記温度
検出手段によって検出された温度に応じて、前記動力発
生手段から発生される動力が前記第1の動力伝達手段か
ら前記第2の動力伝達手段へ効率よく伝わるように、前
記動力発生手段から発生される動力の制御、および前記
露光手段の点灯のうちの少なくとも一方を行う制御手段
とを備えている。
【0006】この発明の画像読取機構制御装置は、画像
を光学的に走査する走査手段と;前記画像を露光するた
めに前記走査手段に設けられた露光手段と;前記走査手
段を移動させるための回転動力を発生する動力発生手段
と;前記動力発生手段によって発生される回転動力を外
部へ伝える第1の動力伝達手段と;前記第1の動力伝達
手段によって伝えられる回転動力を前記走査手段へ伝え
る第2の動力伝達手段と;前記第2の動力伝達手段の近
傍における温度を検出する温度検出手段と;前記検出さ
れた温度値が第1の温度値以上のとき、前記動力発生手
段から発生される回転動力の回転速度が第1の速度値に
なるように制御し、前記検出された温度値が前記第1の
温度値未満かつ前記第1の温度値より低い第2の温度値
以上のとき、前記動力発生手段から発生される回転動力
が前記第1の速度値より遅い第2の速度値になるように
制御し、前記検出された温度値が前記第2の温度値未満
のとき、前記露光手段を点灯しながら前記動力発生手段
から発生される回転動力が前記第2の速度値になるよう
に制御する制御手段と;前記第1および第2の温度値の
情報を記憶する記憶手段とを備えている。
【0007】この発明の画像読取機構制御装置は、画像
を光学的に走査する走査手段と;前記画像を露光するた
めに前記走査手段に設けられた露光手段と;前記走査手
段を移動させるための回転動力を発生する動力発生手段
と;前記動力発生手段によって発生される回転動力を外
部へ伝える第1の動力伝達手段と;前記第1の動力伝達
手段によって伝えられる回転動力を前記走査手段へ伝え
る第2の動力伝達手段と;前記第2の動力伝達手段の近
傍における温度を検出する温度検出手段と;前記検出さ
れた温度値が第1の温度値以上のとき、前記動力発生手
段から発生される回転動力の回転速度が第1の速度値に
なるように制御し、前記検出された温度値が前記第1の
温度値未満かつ前記第1の温度値より低い第2の温度値
以上のとき、この検出された温度値が前記第1の温度値
以上になるまで、前記走査手段を前記第1の速度値より
遅い第2の速度値で動作させる制御を行い、前記検出さ
れた温度値が前記第2の温度値未満のとき、この検出さ
れた温度値が前記第1の温度値以上になるまで、前記露
光手段を点灯させながら前記走査手段を前記第2の速度
値で動作させる制御を行う制御手段と;前記第1および
第2の温度値の情報を記憶する記憶手段とを備えてい
る。
【0008】この発明の画像読取機構制御装置は、画像
を光学的に走査する走査手段と;前記画像を露光するた
めに前記走査手段に設けられた露光手段と;前記走査手
段を移動させるための回転動力を発生する動力発生手段
と;前記動力発生手段によって発生される回転動力を外
部へ伝える動力伝達手段と;前記動力伝達手段によって
伝えられる回転動力を前記走査手段へ伝えるベルトと;
前記ベルトの近傍における温度を検出する温度検出手段
と;低温環境下において前記動力発生手段の脱調を防止
するため、前記検出された温度値が第1の温度値以上の
とき、前記動力発生手段から発生されるトルク値が第1
のトルク値になるように前記動力発生手段から発生され
る回転動力の回転速度を第1の速度値に制御し、前記検
出された温度値が前記第1の温度値未満かつ前記第1の
温度値より低い第2の温度値以上のとき、この検出され
た温度値が前記第1の温度値以上になるまで、前記走査
手段から発生されるトルク値が前記第1のトルク値より
大きい第2のトルク値になるような前記第1の速度値よ
り遅い第2の速度値で動作させる制御を行い、前記検出
された温度値が前記第2の温度値未満のとき、この検出
された温度値が前記第1の温度値以上になるまで、前記
露光手段を点灯させながら前記走査手段から発生される
トルク値が前記第2のトルク値になるような前記第2の
速度値で動作させる制御を行う制御手段と;前記第1お
よび第2の温度値の情報を記憶する記憶手段とを備えて
いる。
【0009】この発明の画像読取機構制御装置は、画像
を光学的に走査する走査手段と;前記画像を露光するた
めに前記走査手段に設けられた露光手段と;前記走査手
段を移動させるための回転動力を発生する動力発生手段
と;前記動力発生手段によって発生される回転動力を外
部へ伝える第1の動力伝達手段と;前記第1の動力伝達
手段によって伝えられる回転動力を前記走査手段へ伝え
る第2の動力伝達手段と;前記第2の動力伝達手段の近
傍における温度を検出する温度検出手段と;前記走査手
段のイニシャライズ動作において、前記検出された温度
値が第1の温度値以上のとき、前記動力発生手段から発
生される回転動力の回転速度を第1の速度値になるよう
に制御し、前記検出された温度値が前記第1の温度値未
満かつ前記第1の温度値より低い第2の温度値以上のと
き、この検出された温度値が前記第1の温度値以上にな
るまで、前記走査手段を前記第1の速度値より遅い第2
の速度値で動作させる制御を行い、前記検出された温度
値が前記第2の温度値未満とき、この検出された温度値
が前記第1の温度値以上になるまで、前記露光手段を点
灯させながら前記走査手段を前記第2の速度値で動作さ
せる制御を行う第1の制御手段と;前記第1および第2
の温度値の情報を記憶する記憶手段と;前記イニシャラ
イズ動作終了後かつ準備状態において、前記検出された
温度値が前記第1の温度値未満になると、前記走査手段
を前記第2の速度値で動作させる制御を行う第2の制御
手段とを備えている。
【0010】この発明の画像読取機構制御装置は、画像
を光学的に走査する走査手段と;前記走査手段に設けら
れ、前記画像を露光するための露光手段と;前記走査手
段を移動させるための回転動力を発生する動力発生手段
と;前記動力発生手段によって発生される回転動力を外
部へ伝える第1の動力伝達手段と;前記第1の動力伝達
手段によって伝えられる回転動力を前記走査手段へ伝え
る第2の動力伝達手段と;前記第2の動力伝達手段の近
傍における温度を検出する温度検出手段と;前記走査手
段のイニシャライズ動作において、前記検出された温度
値が第1の温度値以上のとき、前記動力発生手段から発
生される回転動力の回転速度を第1の速度値になるよう
に制御し、前記検出された温度値が前記第1の温度値未
満かつ前記第1の温度値より低い第2の温度値以上のと
き、この検出された温度値が前記第1の温度値以上にな
るまで、前記走査手段を前記第1の速度値より遅い第2
の速度値で動作させる制御を行い、前記検出された温度
値が前記第2の温度値未満とき、この検出された温度値
が前記第1の温度値以上になるまで、前記露光手段を点
灯させながら前記走査手段を前記第2の速度値で動作さ
せる制御を行う第1の制御手段と;前記第1および第2
の温度値の情報を記憶する記憶手段と;前記走査手段の
本動作中において、前記動力発生手段から発生される回
転動力の回転速度が一定の速度値になるような制御を行
う第2の制御手段とを備えている。
【0011】この発明の画像読取機構制御方法は、温度
を検出し;動力発生手段から発生される動力が第1の動
力伝達手段から第2の動力伝達手段へ効率よく伝わるよ
うに、前記検出された温度値が第1の温度値以上のと
き、前記動力発生手段から発生される回転動力の回転速
度が第1の速度値になるように制御し、前記検出された
温度値が前記第1の温度値未満かつ前記第1の温度値よ
り低い第2の温度値以上のとき、前記動力発生手段から
発生される回転動力が前記第1の速度値より遅い第2の
速度値になるように制御し、前記検出された温度値が前
記第2の温度値未満のとき、露光手段を点灯しながら前
記動力発生手段から発生される回転動力が前記第2の速
度値になるように制御する。
【0012】この発明の画像読取機構制御方法は、温度
を検出し;低温環境下において動力発生手段の脱調を防
止するため、前記検出された温度値が第1の温度値以上
のとき、前記動力発生手段から発生されるトルク値が第
1のトルク値になるように前記動力発生手段から発生さ
れる回転動力の回転速度を第1の速度値に制御し、前記
検出された温度値が前記第1の温度値未満かつ前記第1
の温度値より低い第2の温度値以上のとき、この検出さ
れた温度値が前記第1の温度値以上になるまで、前記走
査手段から発生されるトルク値が前記第1のトルク値よ
り大きい第2のトルク値になるような前記第1の速度値
より遅い第2の速度値で動作させる制御を行い、前記検
出された温度値が前記第2の温度値未満のとき、この検
出された温度値が前記第1の温度値以上になるまで、露
光手段を点灯させながら前記走査手段から発生されるト
ルク値が前記第2のトルク値になるような前記第2の速
度値で動作させる制御を行う。
【0013】以上の構成により、この発明の動力伝達機
構制御装置は、温度に応じて動力発生手段から発生され
る動力が制御されるので、前記動力発生手段から発生さ
れる動力が第1の動力伝達手段から第2の動力伝達手段
へ効率よく伝えられる。つまり、低温環境下において、
第2の動力伝達手段であるベルトが硬化しているような
場合には、動力発生手段であるモータの回転速度を落と
してトルクを上げることにより、硬化したベルトによる
モータの脱調が防止される(ベルトがギヤ(歯車)に対
して歯とびするのを防止できる)。
【0014】また、準備状態(レディー状態)におい
て、必要に応じて走査手段であるキャリッジが動作(移
動)されるので、第2の動力伝達手段であるベルトの硬
化が防止されるとともにモータの脱調が防止される。
【0015】さらに、走査手段であるキャリッジの本動
作中(コピー動作中)、つまり、ベルトが硬化していな
いときには、温度検出手段で検出される温度値に関係な
く前記動力発生手段であるモータから発生される回転動
力の回転速度が一定の速度値(速度を下げない)になる
ような制御が行なわれるので、スムーズな本動作を行う
ことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。なお、この実施の形態で
は、複写機の光学系における駆動装置を外気温に応じて
自動制御する場合について説明する。
【0017】図1は、この発明の一実施の形態に係る複
写機の外観を例示する図である。複写機本体1の上部に
は、原稿カバーを兼ねた自動原稿送り装置(ADF:A
uto Document feeder)2が開閉自
在に設けられている。複写機本体1の上面前部には、コ
ピー条件並びにコピー開始を指示するための各種操作キ
ーおよび各種表示器等を備えた操作パネル3が設けられ
ている。
【0018】複写機本体1の右側部には、小容量の用紙
が収納できる小容量給紙カセット4と、大容量の用紙が
収納できる大容量給紙カセット5とがそれぞれ着脱自在
に設けられている。尚、小容量給紙カセット4は、用紙
を手差しで供給するための手差し給紙台7を備えてい
る。複写機本体1の下部には、給紙カセット40、4
1、42を備えた多段給紙装置6が着脱自在に設けられ
ている。給紙カセット40、41、42は、必要に応じ
て選択されるようになっている。複写機本体1の左側部
には、コピー済み用紙を排出する排紙トレイ8が設けら
れている。
【0019】図2は、図1の複写機の内部構成を概略的
に例示する図である。複写機本体1内には、帯電、露
光、現像、転写、定着、清掃等の画像形成プロセスによ
って画像を形成する画像形成部11が設けられている。
画像形成部11は、複写機本体1内のほぼ中央部に回転
自在に軸支された感光体ドラム12を有する。
【0020】感光体ドラム12の周囲には、帯電用帯電
器13と、感光体ドラム12上に形成された静電潜像の
消去などを行なうためのLEDアレイ14と、トナーお
よびキャリヤからなる二成分現像剤を使用する磁気ブラ
シ式の現像装置15と、転写用帯電器16と、剥離用帯
電器17と、クリーニング装置18と、除電装置19と
が順に配置されている。感光体ドラム12は、時計廻り
方向に回転して、その表面が帯電用帯電器13によって
一様に帯電されるようになっている。
【0021】複写機本体1の上面には、透明ガラスなど
からなる原稿台20が設けられている。この原稿台20
上には、自動原稿送り装置2が開閉自在に設けられてい
る。自動原稿送り装置2は、複数枚の原稿を載置する原
稿給紙台21と、原稿給紙台21上に載置された原稿を
1枚ずつ取出す取出し部22と、取出し部22で取り出
された原稿を検知する原稿検知センサ70と、取出し部
22で取出された原稿を原稿台20上の所定位置へ搬送
したり原稿台20上の原稿を排出したりする搬送部23
と、搬送部23によって排出される原稿をそのまま排紙
部25へ導いたり搬送部23によって排出される原稿を
表裏反転させて再び原稿台20へ導いたりする反転部2
4とで構成されている。
【0022】原稿台20の下方部位には、露光装置26
(光学系)が配設されている。露光装置26は、リフレ
クタ27によって背部を囲撓された露光ランプ28と、
反射ミラー29、30、31、33、34、35と、レ
ンズ32と、その他の光学系とで構成されている。ま
た、リフレクタ27、露光ランプ28、および反射ミラ
ー29は、キャリッジ100に搭載されている。
【0023】原稿台20上に載置された原稿(図示せ
ず)の画像は、露光装置26によって光学的に走査さ
れ、画像形成部11の感光体ドラム12上に露光させる
ことにより、感光体ドラム12上に静電潜像を形成する
ようになっている。感光体ドラム12上に形成された静
電潜像は、現像装置15によって供給される現像剤の磁
気ブラシ中の現像剤としてのトナーにより現像されて、
トナー像化される。
【0024】複写機本体1の右側部には、小容量給紙カ
セット4および大容量給紙カセット5がそれぞれ着脱自
在に設けられていて、これら小容量給紙カセット4およ
び大容量給紙カセット5から、選択的にピックアップロ
ーラ36および37と、給紙ローラ38および39とを
介して用紙が1枚ずつ取出されるようになっている。
【0025】複写機本体1の下部には、多段給紙装置6
が着脱自在に設けられている。多段給紙装置6には、給
紙カセット40、41、42が備えられており、これら
給紙カセット40、41、42から、選択的にピックア
ップローラ43、44、45および給紙ローラ46、4
7、48を介して用紙が1枚ずつ取出され、搬送路49
を介して複写機本体1内のアライニングローラ対50に
導かれるようになっている。
【0026】給紙カセット4または5から取出された用
紙、あるいは多段給紙装置6の給紙カセット40、4
1、42から取出されてアライニングローラ対50に導
かれた用紙は、レジストローラ対51に導かれる。この
レジストローラ対51に導かれた用紙は、感光体ドラム
12に対向配置された転写用帯電器16との間へ案内さ
れつつ搬送され、転写用帯電器16によって感光体ドラ
ム12上のトナー像が用紙上に転写されるようになって
いる。
【0027】転写後の用紙は、交流コロナ放電による剥
離用帯電器17によって感光体ドラム12上から剥離さ
れて、搬送ベルト52を介して定着装置53へ搬送さ
れ、この定着装置53によってトナー像が用紙上に溶融
定着される。
【0028】定着後の用紙は、定着装置53から排出さ
れ、定着装置53の下流側に設けられたゲート54の切
換えにより、そのまま排紙ローラ対55を介して複写機
本体1の外部に設けられた排紙トレイ8上に排出され
る。または、複写機本体1内の底部に設けられた自動両
面装置(ADD:Auto Duplexing De
vice)56に導かれるようになっている。
【0029】この自動両面装置56に導かれた片面コピ
ー済の用紙は、反転搬送路57で搬送されながら、スイ
ッチバックされて、反転搬送路57の下部に形成された
用紙収納部58に一時集積された後、取り出しローラ5
9にて下から順に一枚づつ取り出される。なお、用紙収
納部58には、反転搬送路57から搬送されてくる用紙
の後端を規制するための後端規制部72が設けられてい
る。
【0030】用紙収納部58から取り出しローラ59に
て取り出された用紙は、取り出しローラ対60および6
1、レジストローラ対51を介して再び感光体ドラム1
2と転写用帯電器16との間へ搬送される。このとき、
搬送される用紙は、まだコピーされていない面が感光体
ドラム12に接触するように搬送される。つまり、片面
コピー済みの用紙が自動両面装置56を経由すると、用
紙が反転され両面コピーが可能となる。
【0031】用紙へのトナー像の転写、用紙剥離後の感
光体ドラム12上に残留した残留トナーは、クリーニン
グ装置18によって掻き取られる。この掻き取られた使
用済のトナーおよび異物を含む廃止トナーは、図示しな
い搬送ローラによってクリーニング装置18の外部に排
出されるようになっている。クリーニング装置18によ
ってクリーニングされた感光体ドラム12の表面は、除
電装置19によって一定の電位レベル以下に除電され
る。これによりその後のコピー動作が可能となる。
【0032】図3は、露光装置26(光学系)の中のキ
ャリッジ100の駆動機構を概略的に説明する図であ
る。キャリッジ100は、キャリッジ駆動モータ102
の動力によって駆動される。つまり、キャリッジ駆動モ
ータ102において生じる動力は、モータ軸(ギヤ)1
04からベルト106を介してギヤ108に伝えられ
る。そして、ギヤ108における動力は、キャリッジ駆
動ベルト110を介してギヤ112、114、116、
および118に伝えられることにより、キャリッジ10
0が駆動される。
【0033】なお、キャリッジ駆動モータは、駆動速度
が速いとトルクが下がり、駆動速度が遅いとトルクが上
がるというような特性を持つモータである。図4は、原
稿台20の上方から複写機の内部を覗き込んだときの斜
視図である。
【0034】露光装置26には、温度検知センサ120
が設けられている。この温度検知120センサは、例え
ば、キャリッジ駆動ベルト110の近傍に設置される。
図5は、露光装置26の制御構成を概略的に例示するブ
ロック図である。
【0035】複写機全体を制御する主制御部130に
は、この複写機の各部、露光部、画像形成部、給紙部な
どを制御する各制御部が接続されている。その各部の制
御部の一つである露光装置の制御部132には、種々の
データを記憶するメモリ140と、キャリッジ駆動モー
タ102を制御するモータ駆動制御部134と、露光ラ
ンプ28の点灯および消灯などを行う露光ランプ制御部
136と、温度検知センサ120の出力を検出する温度
検出回路138などが接続されている。
【0036】次に、この発明のポイントである外気温に
応じた上記光学系の駆動装置の自動制御について説明す
る。上記説明した複写機の光学系においては、コピー開
始前にイニシャライズ動作が行なわれるようになってい
る。例えば、通常のイニシャライズ動作時には、モータ
駆動制御部134から1937pps(puls pe
r second)の信号がキャリッジ駆動モータ10
2に与えられることにより、キャリッジ駆動モータ10
2が動作される(1puls=0.13mm)。
【0037】ところが、低温環境下においてこのような
通常のイニシャライズ動作を行うと、ベルト106およ
びキャリッジ駆動ベルト110などが硬化しているた
め、キャリッジ駆動モータ102がベルト負けを起こし
て脱腸してしまうことがある。
【0038】そこで、この発明では環境温度に応じて、
イニシャライズ動作時のキャリッジ駆動モータ102の
速度を制御するようにした。つまり、低温環境下では、
キャリッジ駆動モータ102の駆動速度を遅くし高いト
ルクを得ることにより、キャリッジ駆動モータ102の
脱腸を防止できるようにする。
【0039】上記内容を図6によって具体的に説明する
と、通常のイニシャライズ動作時には、キャリッジ駆動
モータ102のモータ速度がおよそ1937ppsに制
御され、キャリッジ駆動モータ102からトルクT1が
得られる。低温環境時におけるイニシャライズ動作時に
は、キャリッジ駆動モータ102のモータ速度がおよそ
600ppsに制御され、キャリッジ駆動モータ102
からトルクT2が得られる。つまり、低温環境下では、
通常のイニシャライズ動作時のトルクT1より大きいト
ルクT2によってイニシャライズ動作が行なわれるの
で、キャリッジ駆動モータ102が硬化したベルトに対
してベルト負けすることなく、脱調の発生が防止でき
る。
【0040】なお、上記した通常のイニシャライズ動作
時のモータ速度1937ppsは、図6に示すように自
起動領域外であるので加速を使った速度である。自起動
とは、図7に示すように加速を使わずにいきなりその速
度(例えば600pps)で回転できる速度のことであ
る。図6は、キャリッジ駆動モータ102から発生され
る回転速度とトルクとの関係を示す図であり、横軸が速
さを、縦軸がトルクを示す図である。図7は、キャリッ
ジ駆動モータ102の加速を示す図であり、横軸が時間
を、縦軸が速さを示す図である。
【0041】以下、図8のフローチャートにより環境温
度に応じたイニシャライズ動作について説明する。ま
ず、複写機のメインスイッチがONされ(ステップST
12)、温度検知センサ120により光学系装置内の温
度が検知される(ステップST14)。
【0042】このときの温度が10℃以上のときには
(ステップST16、Yes)、例えばモータ駆動制御
部134から1937ppsの信号がキャリッジ駆動モ
ータ102に与えられる。そして、このときのキャリッ
ジ駆動モータ102の駆動速度でイニシャライズ動作
(通常のイニシャライズ動作)が行なわれる(ステップ
ST18)。
【0043】温度が10℃未満(ステップST16、N
o)、かつ0℃以上のときには(ステップST20、Y
es)、例えばモータ駆動制御部134から600pp
sの信号がキャリッジ駆動モータ102に与えられる。
そして、このときのキャリッジ駆動モータ102の駆動
速度でイニシャライズ動作が行なわれる(ステップST
22)。さらに、光学系装置内の温度が10℃以上にな
るまで、ステップST22の条件でキャリッジ100が
光学系内を往復運動され(ステップST26)、イニシ
ャライズ動作が終了する(ステップST28)。
【0044】温度が0℃未満のとき(ステップST2
0、No)、例えばモータ駆動制御部134から600
ppsの信号がキャリッジ駆動モータ102に与えられ
る。そして、このときのキャリッジ駆動モータ102の
駆動速度で、かつ露光ランプが点灯されてイニシャライ
ズ動作が行なわれる(ステップST24)。さらに、光
学系装置内の温度が10℃以上になるまで、ステップS
T24の条件でキャリッジ100が光学系内を往復運動
され(ステップST26)、イニシャライズ動作が終了
する(ステップST28)。なお、上記説明した温度条
件(10℃、0℃など)のデータはメモリ140に記憶
されている。
【0045】図9および図10に示すように上記した内
容をまとめると、(10℃)≦(環境温度)のとき、1
937ppsの信号によるキャリッジ駆動モータ102
の駆動速度で通常のイニシャライズ動作が行なわれる。
つまり、環境温度が10℃以上のときには、光学系内の
各ベルトは硬化していないとものと判断し、イニシャラ
イズ動作が行なわれる。
【0046】(0℃)<(環境温度)≦(10℃)のと
き、600ppsの信号によるキャリッジ駆動モータ1
02の駆動速度でイニシャライズ動作が行なわれる。つ
まり、環境温度が10℃未満0℃以上のときには、光学
系内の各ベルトが硬化しているものと判断し、キャリッ
ジ駆動モータ102の速度を下げてトルクを上げること
により、各ベルトの歯とびを防止する。
【0047】(環境温度)<(0℃)のとき、600p
psの信号によるキャリッジ駆動モータ102の駆動速
度で、かつ露光ランプ28が点灯されてイニシャライズ
動作が行なわれる。つまり、環境温度が0℃未満のとき
には、光学系内の各ベルトが硬化しており、かつ通常の
温度(例えば10℃)になるまでには時間がかかるもの
と判断し、キャリッジ駆動モータ102の速度を下げて
トルクを上げ、露光ランプを点灯することにより光学系
装置内の温度を上げて、各ベルトの歯とびを防止する。
【0048】次にイニシャライズ動作終了後のレディー
状態について図11のフローチャートにより説明する。
図8のフローチャートで説明したイニシャライズ動作が
終了し(ステップST28)、複写機がレディー状態に
なったとき(ステップST30)、温度検知センサ12
0により光学系内の温度が検知される(ステップST3
2)。
【0049】このときの温度が10℃以上のときには
(ステップST34、Yes)、ステップST32のレ
ディー状態が継続される。温度が10℃未満になると
(ステップST34、No)、例えば、モータ駆動制御
部134から600ppsの信号がキャリッジ駆動モー
タ102に与えられる。そして、このときのキャリッジ
駆動モータ102の駆動速度でキャリッジが光学系内を
1往復される(ステップST36)。
【0050】このように、レディー状態において温度が
10℃未満になったときに、キャリッジを低速(高トル
ク)で移動させることにより、光学系内の温度の低下を
防止することによりベルトの硬化が防止できる。よっ
て、レディー状態が解除されコピー動作が開始されたと
きキャリッジ駆動モータ102の脱調が防止される。
【0051】また、コピー動作が開始された後は、光学
系内の温度が低下しても一定の速度でキャリッジの移動
が行なわれる。これは、コピー動作が開始された後は、
キャリッジの移動が行なわれるので、つまりベルトが回
転されるのでベルトが硬化することはなく、キャリッジ
駆動モータ102の回転速度を遅くしなくても脱調する
ことはないからである。
【0052】なお、この実施の形態では、キャリッジ駆
動モータがパルスモータであり、パルスによってモータ
の駆動速度を制御する場合について説明したが、この発
明の動力伝達機構制御装置はこれに限定されるものでは
ない。
【0053】さらに、この実施の形態では、複写機の光
学系における駆動装置を外気温に応じて自動制御する場
合について説明したが、この発明の動力伝達機構制御装
置はこれに限定されるものではない。
【0054】またさらに、この実施の形態では、駆動力
を伝達する動力伝達手段としてベルトの場合について説
明したが、この発明の動力伝達機構制御装置はこれに限
定されるものではなく、動力伝達手段としてチェーンな
どの場合にも適用できる。
【0055】
【発明の効果】温度に応じてキャリッジ駆動モータ10
2の回転速度が制御されるので、キャリッジ駆動モータ
102から発生される動力がギヤからベルトへ効率よく
伝えられる。つまり、低温環境下において、ベルトが硬
化しているような場合には、キャリッジ駆動モータ10
2の回転速度を落としてトルクを上げることにより、硬
化したベルトがギヤに対して歯とび(空回り)するのを
防止することができる。
【0056】また、レディー状態において、必要に応じ
てキャリッジ100が動作されるので(例えば1往
復)、ベルトの硬化が防止できベルトがギヤに対して歯
とびするのを防止できる。
【0057】また、さらに、キャリッジの本動作中(コ
ピー動作中)、つまり、ベルトが硬化していないときに
は、温度検知センサ120で検出される温度値に関係な
くキャリッジ駆動モータ102から発生される回転動力
の回転速度が一定の速度値(速度を下げない)になるよ
うな制御が行なわれるので、スムーズな本動作を行うこ
とができる。以上より、モータから生じる動力が効率よ
く伝達されるようにモータの回転速度を制御する動力伝
達機構制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係る複写機の外観を
例示する図。
【図2】図1の複写機の内部構成を概略的に例示する
図。
【図3】露光装置(光学系)の中のキャリッジの駆動機
構を概略的に説明する図。
【図4】原稿台の上方から複写機の内部を覗き込んだと
きの斜視図。
【図5】露光装置の制御構成を概略的に例示するブロッ
ク図。
【図6】キャリッジ駆動モータから発生される回転速度
とトルクとの関係を示す図。
【図7】キャリッジ駆動モータの加速の特性を示す図。
【図8】環境温度に応じたイニシャライズ動作を説明す
るフローチャート。
【図9】環境温度とイニシャライズ動作との関係を示す
図。
【図10】環境温度とベルト硬化により必要とされるト
ルクとの関係を示す図。
【図11】イニシャライズ動作後、レディー状態の動作
を説明するフローチャート。
【符号の説明】
1…複写機本体 28…露光ランプ(露光手段) 100…キャリッジ(走査手段) 102…キャリッジ駆動モータ(動力発生手段) 104…モータ軸(第1の動力伝達手段) 106…ベルト(第2の動力伝達手段) 108、112、114、116、118…ギヤ(第1
の動力伝達手段) 110…キャリッジ駆動ベルト(第2の動力伝達手段) 120…温度検知センサ(温度検出手段) 130…主制御部(制御手段) 132…制御部(制御手段) 134…モータ駆動制御部(制御手段) 136…露光ランプ制御部(制御手段) 138…温度検出回路(温度検出手段) 140…メモリ(記憶手段)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】動力を発生する動力発生手段と;前記動力
    発生手段によって発生される動力を外部へ伝える第1の
    動力伝達手段と;前記第1の動力伝達手段によって伝え
    られる動力を伝える第2の動力伝達手段と;温度を検出
    する温度検出手段と;前記温度検出手段によって検出さ
    れた温度に応じて、前記動力発生手段から発生される動
    力が前記第1の動力伝達手段から前記第2の動力伝達手
    段へ効率よく伝わるように、前記動力発生手段から発生
    される動力を制御する制御手段と;を備えたことを特徴
    とする動力伝達機構制御装置。
  2. 【請求項2】画像を光学的に走査する走査手段と;前記
    画像を露光するために前記走査手段に設けられた露光手
    段と;前記走査手段を移動させるための動力を発生する
    動力発生手段と;前記動力発生手段によって発生される
    動力を外部へ伝える第1の動力伝達手段と;前記第1の
    動力伝達手段によって伝えられる動力を前記走査手段へ
    伝える第2の動力伝達手段と;温度を検出する温度検出
    手段と;前記温度検出手段によって検出された温度に応
    じて、前記動力発生手段から発生される動力が前記第1
    の動力伝達手段から前記第2の動力伝達手段へ効率よく
    伝わるように、前記動力発生手段から発生される動力の
    制御、および前記露光手段の点灯のうちの少なくとも一
    方を行う制御手段と;を備えたことを特徴とする画像読
    取機構制御装置。
  3. 【請求項3】画像を光学的に走査する走査手段と;前記
    画像を露光するために前記走査手段に設けられた露光手
    段と;前記走査手段を移動させるための回転動力を発生
    する動力発生手段と;前記動力発生手段によって発生さ
    れる回転動力を外部へ伝える第1の動力伝達手段と;前
    記第1の動力伝達手段によって伝えられる回転動力を前
    記走査手段へ伝える第2の動力伝達手段と;前記第2の
    動力伝達手段の近傍における温度を検出する温度検出手
    段と;前記検出された温度値が第1の温度値以上のと
    き、前記動力発生手段から発生される回転動力の回転速
    度が第1の速度値になるように制御し、前記検出された
    温度値が前記第1の温度値未満かつ前記第1の温度値よ
    り低い第2の温度値以上のとき、前記動力発生手段から
    発生される回転動力が前記第1の速度値より遅い第2の
    速度値になるように制御し、前記検出された温度値が前
    記第2の温度値未満のとき、前記露光手段を点灯しなが
    ら前記動力発生手段から発生される回転動力が前記第2
    の速度値になるように制御する制御手段と;前記第1お
    よび第2の温度値の情報を記憶する記憶手段と;を備え
    たことを特徴とする画像読取機構制御装置。
  4. 【請求項4】画像を光学的に走査する走査手段と;前記
    画像を露光するために前記走査手段に設けられた露光手
    段と;前記走査手段を移動させるための回転動力を発生
    する動力発生手段と;前記動力発生手段によって発生さ
    れる回転動力を外部へ伝える第1の動力伝達手段と;前
    記第1の動力伝達手段によって伝えられる回転動力を前
    記走査手段へ伝える第2の動力伝達手段と;前記第2の
    動力伝達手段の近傍における温度を検出する温度検出手
    段と;前記検出された温度値が第1の温度値以上のと
    き、前記動力発生手段から発生される回転動力の回転速
    度が第1の速度値になるように制御し、前記検出された
    温度値が前記第1の温度値未満かつ前記第1の温度値よ
    り低い第2の温度値以上のとき、この検出された温度値
    が前記第1の温度値以上になるまで、前記走査手段を前
    記第1の速度値より遅い第2の速度値で動作させる制御
    を行い、前記検出された温度値が前記第2の温度値未満
    のとき、この検出された温度値が前記第1の温度値以上
    になるまで、前記露光手段を点灯させながら前記走査手
    段を前記第2の速度値で動作させる制御を行う制御手段
    と;前記第1および第2の温度値の情報を記憶する記憶
    手段と;を備えたことを特徴とする画像読取機構制御装
    置。
  5. 【請求項5】画像を光学的に走査する走査手段と;前記
    画像を露光するために前記走査手段に設けられた露光手
    段と;前記走査手段を移動させるための回転動力を発生
    する動力発生手段と;前記動力発生手段によって発生さ
    れる回転動力を外部へ伝える動力伝達手段と;前記動力
    伝達手段によって伝えられる回転動力を前記走査手段へ
    伝えるベルトと;前記ベルトの近傍における温度を検出
    する温度検出手段と;低温環境下において前記動力発生
    手段の脱調を防止するため、前記検出された温度値が第
    1の温度値以上のとき、前記動力発生手段から発生され
    るトルク値が第1のトルク値になるように前記動力発生
    手段から発生される回転動力の回転速度を第1の速度値
    に制御し、前記検出された温度値が前記第1の温度値未
    満かつ前記第1の温度値より低い第2の温度値以上のと
    き、この検出された温度値が前記第1の温度値以上にな
    るまで、前記走査手段から発生されるトルク値が前記第
    1のトルク値より大きい第2のトルク値になるような前
    記第1の速度値より遅い第2の速度値で動作させる制御
    を行い、前記検出された温度値が前記第2の温度値未満
    のとき、この検出された温度値が前記第1の温度値以上
    になるまで、前記露光手段を点灯させながら前記走査手
    段から発生されるトルク値が前記第2のトルク値になる
    ような前記第2の速度値で動作させる制御を行う制御手
    段と;前記第1および第2の温度値の情報を記憶する記
    憶手段と;を備えたことを特徴とする画像読取機構制御
    装置。
  6. 【請求項6】画像を光学的に走査する走査手段と;前記
    画像を露光するために前記走査手段に設けられた露光手
    段と;前記走査手段を移動させるための回転動力を発生
    する動力発生手段と;前記動力発生手段によって発生さ
    れる回転動力を外部へ伝える第1の動力伝達手段と;前
    記第1の動力伝達手段によって伝えられる回転動力を前
    記走査手段へ伝える第2の動力伝達手段と;前記第2の
    動力伝達手段の近傍における温度を検出する温度検出手
    段と;前記走査手段のイニシャライズ動作において、前
    記検出された温度値が第1の温度値以上のとき、前記動
    力発生手段から発生される回転動力の回転速度を第1の
    速度値になるように制御し、前記検出された温度値が前
    記第1の温度値未満かつ前記第1の温度値より低い第2
    の温度値以上のとき、この検出された温度値が前記第1
    の温度値以上になるまで、前記走査手段を前記第1の速
    度値より遅い第2の速度値で動作させる制御を行い、前
    記検出された温度値が前記第2の温度値未満とき、この
    検出された温度値が前記第1の温度値以上になるまで、
    前記露光手段を点灯させながら前記走査手段を前記第2
    の速度値で動作させる制御を行う第1の制御手段と;前
    記第1および第2の温度値の情報を記憶する記憶手段
    と;前記イニシャライズ動作終了後かつ準備状態におい
    て、前記検出された温度値が前記第1の温度値未満にな
    ると、前記走査手段を前記第2の速度値で動作させる制
    御を行う第2の制御手段と;を備えたことを特徴とする
    画像読取機構制御装置。
  7. 【請求項7】画像を光学的に走査する走査手段と;前記
    走査手段に設けられ、前記画像を露光するための露光手
    段と;前記走査手段を移動させるための回転動力を発生
    する動力発生手段と;前記動力発生手段によって発生さ
    れる回転動力を外部へ伝える第1の動力伝達手段と;前
    記第1の動力伝達手段によって伝えられる回転動力を前
    記走査手段へ伝える第2の動力伝達手段と;前記第2の
    動力伝達手段の近傍における温度を検出する温度検出手
    段と;前記走査手段のイニシャライズ動作において、前
    記検出された温度値が第1の温度値以上のとき、前記動
    力発生手段から発生される回転動力の回転速度を第1の
    速度値になるように制御し、前記検出された温度値が前
    記第1の温度値未満かつ前記第1の温度値より低い第2
    の温度値以上のとき、この検出された温度値が前記第1
    の温度値以上になるまで、前記走査手段を前記第1の速
    度値より遅い第2の速度値で動作させる制御を行い、前
    記検出された温度値が前記第2の温度値未満とき、この
    検出された温度値が前記第1の温度値以上になるまで、
    前記露光手段を点灯させながら前記走査手段を前記第2
    の速度値で動作させる制御を行う第1の制御手段と;前
    記第1および第2の温度値の情報を記憶する記憶手段
    と;前記走査手段の本動作中において、前記動力発生手
    段から発生される回転動力の回転速度が一定の速度値に
    なるような制御を行う第2の制御手段と;を備えたこと
    を特徴とする画像読取機構制御装置。
  8. 【請求項8】温度を検出し;前記検出された温度値が第
    1の温度値以上のとき、動力発生手段から発生される回
    転動力の回転速度が第1の速度値になるように制御し、
    前記検出された温度値が前記第1の温度値未満かつ前記
    第1の温度値より低い第2の温度値以上のとき、前記動
    力発生手段から発生される回転動力が前記第1の速度値
    より遅い第2の速度値になるように制御し、前記検出さ
    れた温度値が前記第2の温度値未満のとき、露光手段を
    点灯しながら前記動力発生手段から発生される回転動力
    が前記第2の速度値になるように制御する;ことを特徴
    とする画像読取機構制御方法。
  9. 【請求項9】温度を検出し;低温環境下において動力発
    生手段の脱調を防止するため、前記検出された温度値が
    第1の温度値以上のとき、前記動力発生手段から発生さ
    れるトルク値が第1のトルク値になるように前記動力発
    生手段から発生される回転動力の回転速度を第1の速度
    値に制御し、前記検出された温度値が前記第1の温度値
    未満かつ前記第1の温度値より低い第2の温度値以上の
    とき、この検出された温度値が前記第1の温度値以上に
    なるまで、前記走査手段から発生されるトルク値が前記
    第1のトルク値より大きい第2のトルク値になるような
    前記第1の速度値より遅い第2の速度値で動作させる制
    御を行い、前記検出された温度値が前記第2の温度値未
    満のとき、この検出された温度値が前記第1の温度値以
    上になるまで、露光手段を点灯させながら前記走査手段
    から発生されるトルク値が前記第2のトルク値になるよ
    うな前記第2の速度値で動作させる制御を行う;ことを
    特徴とする画像読取機構制御方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012063521A (ja) * 2010-09-15 2012-03-29 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像読み取り装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012063521A (ja) * 2010-09-15 2012-03-29 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像読み取り装置

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