JPH0627755A - 複写装置 - Google Patents

複写装置

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JPH0627755A
JPH0627755A JP4182337A JP18233792A JPH0627755A JP H0627755 A JPH0627755 A JP H0627755A JP 4182337 A JP4182337 A JP 4182337A JP 18233792 A JP18233792 A JP 18233792A JP H0627755 A JPH0627755 A JP H0627755A
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JP
Japan
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amount
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toner image
body drum
toner
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JP4182337A
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Naoyuki Kamei
直幸 亀井
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一つのモータで原稿台駆動と、複写用紙搬送
と、感光体ドラム駆動とを行う複写装置において、上記
モータの回転速度をトナー像の濃度に応じて変える。 【効果】 簡単な方法でトナー像の濃度のバラツキに対
応でき、露光ランプの冷却手段が最小限のもので十分で
あるので、複写装置本体の小型化を可能とし、さらに、
製造コストを低減させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一つのモータで原稿台
駆動と、複写用紙搬送と、感光体ドラム駆動とを行う複
写装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写装置を製品として工場から出荷する
とき、各複写装置における製品間の機能のバラツキ、例
えば、複写装置間でのトナー像の濃度のバラツキ等を一
定の基準で補正しなければならない。一般に、トナー像
の濃度のバラツキは、複写装置内の露光ランプの明る
さ、感光体の感度、露光ランプからの光を結像するため
の結像レンズの明るさ等のバラツキによって生じる。こ
のため、トナー像の濃度のバラツキを補正するには、上
記の露光ランプ、感光体、結像レンズの何れか一つある
いはそれ以上のものを適正なものと交換して調整するこ
とが望ましい。しかしながら、一般にこのような調整は
製品完成後に行われる場合が多いので、上記各部材を適
正なものと交換するには、各部材の交換の手間および費
用が掛かるという問題が生じる。
【0003】そこで、従来、露光ランプの光量を変化さ
せることにより、各複写装置におけるトナー像の濃度の
バラツキを補正していた。露光ランプの光量は、露光ラ
ンプの印加電圧を変えることで変化させることができる
ので、複写装置製造時に予め設けられた露光ランプ印加
電圧制御手段により電圧を変えて、露光ランプの光量を
変化させ、それによって、感光体の受光量を変化させて
いた。この感光体の受光量とは、単位時間当たりの感光
体への光の照射量に相当するものであり、上記のように
露光ランプの明るさを変える場合、同一照射時間では、
明るさの明るいものが受光量が多いと考えられる。
【0004】また、一般に、トナー像の濃度判断は、例
えば基準となる基準原稿を複写装置で複写して、この基
準原稿とトナー像の濃度とを比較することにより行われ
る。従って、上述した露光ランプの光量変化によるトナ
ー像の濃度補正では、トナー像の濃度が基準原稿より濃
いと判断されれば、露光不足であると考えられるので、
上記露光ランプ印加電圧制御手段により印加電圧を上げ
て露光ランプを明るくし、感光体の受光量を増加させて
帯電量を減少させることによって、感光体へのトナー付
着量を低減させ、トナー像の濃度が薄くなるように補正
する。逆に、トナー像の濃度が基準原稿より薄いと判断
されれば、露光オーバーであると考えられるので、露光
ランプ印加電圧制御手段により印加電圧を下げて露光ラ
ンプを暗くし、感光体の受光量を減少させて帯電量を余
り減らさないようにすることによって、感光体へのトナ
ー付着量を通常より増加させ、トナー像の濃度が濃くな
るように補正する。このように露光ランプの光量変化の
みで、感光体の受光量を変化させることができ、感光体
へのトナー付着量を増減させ、露光ランプ等の各部材を
交換することなくトナー像の濃度のバラツキを補正する
ことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、複写装置の露
光ランプには、例えばハロゲンランプあるいはフィラメ
ントランプ等が使用されている。そして、これらのラン
プは、光量に応じて発熱するので、一般に、複写装置内
部には、発熱した露光ランプを冷却するための冷却手段
が複写装置内部に設けられている。
【0006】しかしながら、上述したように、露光ラン
プの光量を変化させてトナー像の濃度のバラツキを補正
する場合、露光ランプの光量変化とともに、露光ランプ
の発熱量も変化するので、露光ランプを明るくして補正
した場合には、上記のような通常設けられた冷却手段で
は、冷却能力が不足する場合が生じる。したがって、こ
のような場合、より強力な冷却手段を複写装置内部に設
ける必要があるので、複写装置本体の小型化が困難とな
り、且つ製造コストが高くなるという問題が生じる。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
であって、その目的は、製造コストを上げずにトナー像
の濃度のバラツキに対応できる複写装置を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の複写装置は、一
つのモータで原稿台駆動と、複写用紙搬送と、感光体ド
ラム駆動とを行う複写装置において、上記モータの回転
速度をトナー像の濃度に応じて可変としたことを特徴と
するものである。
【0009】
【作用】上記の構成により、モータの回転速度を変える
ことによって感光体ドラムの回転速度が変わり、感光体
ドラムの受光量を変化させることができるので、感光体
ドラム表面の帯電量を増減させることができ、結果とし
て、トナー付着量を増減させることができる。しかしな
がら、原稿搬送速度は、感光体ドラムの回転速度と同じ
回転速度比率で変わるので、コピー倍率等の不都合は起
こらない。従って、モータの回転速度を変化させるだけ
で、複写装置間でのトナー像の濃度のバラツキを補正す
ることができる。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図3に
基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0011】本発明に係る複写装置は、一つのモータ
で、原稿台駆動、複写用紙搬送、感光体ドラム駆動を行
うものであり、図2に示すように、略直方体形状箱型の
複写装置本体1の上部に、移動可能に取り付けられた略
長方形板状の原稿載置台2が設置されている。この原稿
載置台2の中央部は、ガラス板等の透明部材を有し、後
述する原稿台駆動手段20によって駆動される。
【0012】上記複写装置本体1は、上部に露光ランプ
10及びロッド・レンズ・アレイ11からなる光学系1
5を有している。この光学系15により上記原稿載置台
2に載置された原稿16の反射光を光学系の下方に設け
られた感光体ドラム13へ導くようになっている。この
感光体ドラム13の周りには、感光体ドラム13を帯電
させるメインチャージャ12、光学系の露光作用によっ
て感光体ドラム13に形成された静電潜像をトナーによ
って現像する現像装置4、この現像動作によって形成さ
れたトナー像を複写用紙(以下、シートと称する)上に
転写させる転写チャージャ14、及び感光体ドラム13
の表面の残留トナーを剥離するための剥離テープ9、こ
の剥離テープ9により回収されたトナーを回収するため
の廃棄トナーカートリッジ5が設けられている。
【0013】上述した感光体ドラム13に対するシート
の供給側には、手差し給紙部3からシートを搬送する搬
送ローラ6及びレジスト・ローラ7が設けられている。
一方、感光体ドラム13に対するシートの出紙側には、
転写チャージャ14によってトナー像が転写されたシー
トを定着する定着装置8が設けられている。
【0014】また、上記のレジストローラ7のシート搬
入方向手前には、シートの有無を検知するための第一用
紙検知センサS1が設けられており、さらに定着装置8
のシート排出方向には、シートが複写終了後、完全に排
出されたか否かについて検知するための第二用紙検知セ
ンサS2が設けられている。
【0015】上述したように、複写装置は原稿載置台2
を駆動させるために、図3に示すような原稿台駆動手段
20を備えている。この原稿台駆動手段20が示された
図3に記すFおよびRの記号は、図2に示したものと同
じであって、Fは、複写動作に於ける原稿載置台2の進
行方向を示すものであり、Rは、複写動作に於ける原稿
載置台2の待機位置への戻り方向を示すものである。上
記原稿台駆動手段20は、エンドレスラック21を有し
ており、このエンドレスラック21は、原稿載置台2か
ら垂下する取り付け板22に取り付けられ、原稿載置台
2と共に移動するようになっている。
【0016】上記のエンドレスラック21は、歯面を対
向させて平行に設けられた上ラック21aと下ラック2
1b、及びこれら両ラック部分21a・21bの各端部
をそれぞれ連結する半円状の左内歯ギヤ21c及び右内
歯ギヤ21dとからなっている。上記上ラック21a
は、下ラック21bに比べてギヤのピッチが細かく形成
されており、さらにギヤ幅においては、ほぼ下ラック2
1bのギヤ幅の半分に形成されている。
【0017】また、このエンドレスラック21には、上
下のラック21a・21bの中間部位に太陽歯車26が
位置を固定して回転自由に設けられ、この太陽歯車26
とエンドレスラック21との間には、これら両者と噛み
合う小径遊星歯車24及び小径遊星歯車24と同軸且つ
一体の大径遊星歯車28が設けられている。この小径遊
星歯車24は、大径遊星歯車28の複写機本体1側に配
され、上記上ラック21aと歯合するようになってい
る。また、大径遊星歯車28は、上記のように小径遊星
歯車24と一体に回転するようになっており、上記下ラ
ック21b、左内歯ギヤ21c及び右内歯ギヤ21dと
歯合するようになっている。
【0018】一方、エンドレスラック21を取り付ける
取り付け板22には、エンドレスラック21が移動する
とき、太陽歯車26の回転軸である入力軸25が通る溝
29が、上下のラック21a・21bと平行に形成され
ている。この入力軸25は、連結板27に回転自在に軸
支され、図示しないモータからの駆動力が伝達されるよ
うになっている。また、上記大径遊星歯車28及び小径
遊星歯車24が回転自在に嵌入されているギヤ軸23
は、連結板27に固定して設けられている。
【0019】ここで、エンドレスラック21の動作につ
いて以下に説明する。
【0020】先ず、モータからの駆動力が入力軸25に
伝達されると、太陽歯車26は矢印A方向に回転し、さ
らに上ラック21aと歯合する小径遊星歯車24が矢印
B方向に回転して、エンドレスラック21をF方向に移
動させる。右内歯ギヤ21dが小径遊星歯車24と歯合
し始めるとエンドレスラック21は水平移動を停止し、
連結板27が入力軸25を中心として時計方向に回転を
はじめ、これに伴って小径遊星歯車24が右内歯ギヤ2
1dと歯合しながら時計方向に公転し、右内歯ギヤ21
dの終点まで回動する。
【0021】そして、小径遊星歯車24が右内歯ギヤ2
1dの終点に到達すると、小径遊星歯車24に代わって
大径遊星歯車28がエンドレスラック21の下ラック2
1bと歯合し、エンドレスラック21は前記とは逆にR
方向に移動し始める。R方向に移動したエンドレスラッ
ク21は、左内歯ギヤ21cが大径遊星歯車28と歯合
し始めると水平移動を停止し、連結板27が入力軸25
を中心として時計方向に回転をはじめ、これに伴って大
径遊星歯車28が左内歯ギヤ21cと歯合しながら時計
方向に公転し、左内歯ギヤ21cの終点まで回動する。
【0022】このようにして、原稿載置台2は、原稿台
駆動手段20により複写装置本体1に対して往復移動可
能となっている。また、本複写装置では、一回の複写動
作において、原稿載置台2が一往復移動する間に原稿画
像が転写されたシートが排出されるようになっている。
【0023】上記の構成において、本複写装置の複写動
作を以下に説明する。
【0024】複写動作の際には、先ず、図2に示す露光
光学系15による原稿の走査が行われる。このときに
は、原稿16が載置されている原稿載置台2が、原稿走
査開始位置から原稿走査終了位置までF方向に移動し、
露光ランプ10によって、原稿16が照射され、この反
射光がロッド・レンズ・アレイ11により結像され感光
体ドラム13に入射される。これにより、予めメインチ
ャージャ12により表面が均一に帯電されている感光体
ドラム13を露光し、感光体ドラム13上に静電潜像が
形成される。そして、この静電潜像に現像槽4からのト
ナーが付着することにより、感光体ドラム13表面上が
現像され、トナー像が形成される。
【0025】次いで、手差し給紙部3からレジスト・ロ
ーラ7を介して感光体ドラム13にシートが供給され
る。このとき、レジスト・ローラ7手前に設けられた第
一用紙検知センサS1により、シートの有無が検知され
れば、この第一用紙検知センサS1の検知信号によりレ
ジスト・ローラ7を駆動させて、シートを感光体ドラム
13に供給している。そして、感光体ドラム13に供給
されたシートには、転写チャージャ14によって感光体
ドラム13に形成されたトナー像が転写される。このト
ナー像の転写されたシートは、定着装置8に搬送され、
そこでトナーが加熱・加圧されてシート上に定着され
る。最後にトナー像の定着されたシートは、複写装置本
体1から排出される。
【0026】一方、シートへのトナーの転写後に転写チ
ャージャ14上に付着したトナーは、転写チャージャ1
4へトナーと逆極性の電圧を印加することにより感光体
ドラム13上に移動する。そして、転写チャージャ14
から移動したトナーは、感光体ドラム13上に残留した
トナーとともに剥離テープ9により除去され、廃棄トナ
ーカートリッジ5に回収される。さらに、転写後の感光
体ドラム13の表面は、露光ランプ10の直接光により
均一に除電されて待機状態となる。
【0027】また、上記一連の複写動作の間、原稿載置
台2は、待機位置からF方向に移動し、さらにR方向に
移動し、またF方向に移動して元の待機位置まで一往復
移動する。この、原稿載置台2の一往復移動終了後、即
ち複写動作終了後、定着装置8の排出側に設けられた第
二用紙検知センサS2でシートの存在が検出されれば、
転写済のシートの紙詰まりとして検知される。
【0028】一般に、複写装置を製品として工場から出
荷するとき、各製品間の機能のバラツキを補正し、一定
基準の製品とするために、種々の調整が行われている。
例えば、複写装置間でのトナー像の濃度のバラツキを補
正することも上記調整の一つである。
【0029】上記のようなトナー像の濃度のバラツキ
は、一般に、複写装置における露光ランプ10の明る
さ、感光体ドラム13の感度、ロッド・レンズ・アレイ
11の明るさ等のバラツキにより生じる。
【0030】本来、トナー像の濃度は、単位時間当たり
に感光体ドラム13表面に照射される光の量により決定
される。即ち、光を長い時間感光体ドラム13に照射す
れば、感光体ドラム13表面の帯電量が減少するので、
その分、感光体ドラム13へのトナー付着量が少なくな
り、トナー像が薄くなる。一方、光を短い時間しか感光
体ドラム13に照射しなければ、感光体ドラム13表面
の帯電量はあまり減少せず、感光体ドラム13へのトナ
ー付着量が多くなり、一般にトナー像が濃くなる。
【0031】そこで、感光体ドラム13上に照射される
光の量を調整するために、モータの回転を変化させて感
光体ドラム13の回転速度を変えることが考えられる。
つまり、感光体ドラム13の回転速度を速くすれば、感
光体ドラム13表面に照射される単位時間あたりの光の
量が少なくなり、感光体ドラム13表面の帯電量はあま
り減少しないので、感光体ドラム13へのトナー付着量
は通常より多くなり、トナー像の濃度が濃くなる。ま
た、感光体ドラム13の回転速度を遅くすれば、感光体
ドラム13上に照射される単位時間あたりの光の量が多
くなり、感光体ドラム13表面の帯電量は光の量に比例
して減少するので、感光体ドラム13へのトナーの付着
量は通常より少なくなり、トナー像の濃度が薄くなる。
従って、感光体ドラム13の回転用モータの回転速度を
調整することによって、トナー像の濃度補正を行うこと
ができる。
【0032】以上のことから、複写装置間のトナー像の
濃度のバラツキを補正する方法を図1を参照しながら以
下に説明する。
【0033】先ず、トナー像の濃度に対して基準となる
基準原稿を原稿載置台2に載置する(S1)。そして、
図示しないスイッチにより複写を開始する(S2)。次
に、複写後、転写されたシートに形成されたトナー像と
基準原稿とを比較する(S3)。このとき、トナー像の
濃度が基準原稿の濃度に対して適正であると判断されれ
ば、トナー像の濃度の補正は行われず、補正動作を終了
する(S4)。
【0034】逆に、トナー像の濃度が基準原稿の濃度に
対して適正でないと判断されれば、先ず、トナー像の濃
度が基準原稿の濃度より濃いか否かを判断する(S
5)。このとき、トナー像の濃度が基準原稿の濃度より
濃いと判断されれば、図示しない調整基板等を用いて感
光体ドラム13等の駆動手段であるモータの回転速度を
遅くすることにより、感光体ドラム13の回転速度を遅
くして、露光ランプ10からの光の照射量を多くし、感
光体ドラム13上の帯電量を減らすことで、感光体ドラ
ム13へのトナー付着量を少なくしてトナー像の濃度が
薄くなるように補正する(S6)。そして、この補正さ
れたトナー像の濃度と基準原稿の濃度と比較して適正で
あるか否かを判断する(S7)。ここで、トナー像の濃
度が適正であると判断されれば、補正を終了し(S
8)、適正でないと判断されれば、再びS5に戻り補正
を行う。
【0035】一方、S5で、トナー像の濃度が基準原稿
の濃度より薄いと判断されれば、上記図示しない調整基
板等を用いて上記モータの回転速度を速くすることによ
り、感光体ドラム13の回転速度を速くして、露光ラン
プ10からの光の照射量を少なくし、感光体ドラム13
上の帯電量を減らさないようにすることで、感光体ドラ
ム13へのトナー付着量を多くしてトナー像の濃度が濃
くなるように補正している(S9)。そして、この補正
されたトナー像の濃度と基準原稿の濃度と比較して適正
であるか否かを判断する(S10)。ここで、トナー像
の濃度が適正であると判断されれば、補正を終了し(S
11)、適正でないと判断されれば、再びS5に戻り補
正を行う。
【0036】また、従来、感光体ドラム13の受光量を
変えるには、露光ランプ10の明るさを変えることによ
り行っており、一般に、露光ランプ10には、ハロゲン
ランプあるいはフィラメントランプ等の発光量に伴い発
熱するものが使用される場合が多く、複写装置内部に
は、露光ランプ10を冷却するための手段が設けられて
いる。しかし、上記のように感光体ドラム13の受光量
を変えるために、露光ランプ10の明るさを変えるよう
な場合、露光ランプ10の光量が変化することによっ
て、露光ランプ10の発熱量が通常より多くなる場合が
生じる。このため、複写装置本体に、より強力な冷却手
段を設ける必要があり、本体の大きさ等が制限されると
いう問題が生じている。
【0037】しかしながら、本発明によれば、モータの
回転速度を変化させるだけで感光体ドラム13の受光量
を変化させるので、露光ランプ10の明るさを一定にし
てトナー像の濃度補正を行うことができ、露光ランプに
対する強力な冷却手段を新たに設ける必要がなくなる。
従って、複写装置本体に設けられた通常の冷却手段をそ
のまま使用することができるので、複写装置本体の小型
化および低価格化を可能とすることができる。
【0038】さらに、本発明の複写装置では、原稿載置
台2の駆動と、複写用紙の搬送と、感光体ドラム13の
回転とを一つのモータで行っているので、このモータの
回転速度を変化させると、上記原稿載置台2の駆動と、
複写用紙の搬送と、感光体ドラム13の回転とが同じ比
率で変化する。しかし、上記プロセス速度が変わると
き、複写用紙搬送開始におけるタイミング等がずれて複
写倍率等による画質の低下が生じる場合がある。そこ
で、予め制御部(CPU)に、通常のモータ回転速度で
の複写用紙搬送時間を設定し、この設定値に対してモー
タの回転速度によるプロセス速度変化量を加減すること
により、複写用紙の搬送開始におけるタイミングを調整
している。従って、プロセス速度が変化しても、複写用
紙の搬送開始を適切に行うことができるので、複写倍率
等による画質の低下は生じない。
【0039】また、本発明の複写装置では、メインチャ
ージャ12および転写チャージャ14をロール形状のも
のを使用し、感光体ドラム13と接触しながら帯電およ
び転写を行うことができ、コロナ方式等の非接触の方法
とは異なり、モータの回転速度を変化させて感光体ドラ
ム13の回転速度を変えた場合でも、感光体ドラム13
に対して安定した帯電および転写を行うことができる。
【0040】さらに、本発明の複写装置のように原稿載
置台2を駆動して複写を行っている複写装置では、他の
方式の複写装置に比べて複写スピードが遅く、複写用紙
搬送等の各種タイミングも比較的大まかであるので、ト
ナー像の濃度補正をするために、モータの回転速度を変
化させても、複写動作に問題はない。例えば、複写スピ
ードの速い複写装置では、モータの回転速度を変えるこ
とにより、制御部の誤差(CPUの処理のバラツキ)等
で、画質が左右される場合があるが、本複写装置のよう
に複写スピードの遅いものであれば、画質に殆ど影響を
与えることはない。
【0041】
【発明の効果】本発明の複写装置は、以上のように、一
つのモータで原稿台駆動と、複写用紙搬送と、感光体ド
ラム駆動とを行う複写装置において、上記モータの回転
速度をトナー像の濃度に応じて変えることを特徴とする
構成である。
【0042】それゆえ、モータの回転速度を変化させる
という簡単な方法で、感光体ドラムの受光量を変化させ
ることができるので、露光ランプの明るさを変えること
なく、トナー像の濃度補正を行うことができる。従っ
て、発熱量の大きい露光ランプを冷却する手段を備える
必要もなくなるので、複写装置本体を小型化し、製造コ
ストを低減させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複写装置によるトナー像の濃度補正動
作を示すフローチャートである。
【図2】本実施例における複写装置の全体構成図であ
る。
【図3】図2の複写装置に備えられた原稿台駆動装置の
斜視図である。
【符号の説明】
13 感光体ドラム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一つのモータで原稿台駆動と、複写用紙搬
    送と、感光体ドラム駆動とを行う複写装置において、 上記モータの回転速度をトナー像の濃度に応じて可変と
    したことを特徴とする複写装置。
JP4182337A 1992-07-09 1992-07-09 複写装置 Pending JPH0627755A (ja)

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JP4182337A JPH0627755A (ja) 1992-07-09 1992-07-09 複写装置

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JP (1) JPH0627755A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1107071A2 (en) * 1999-11-30 2001-06-13 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
US6930701B2 (en) * 2002-07-18 2005-08-16 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for controlling scanning velocity and amount of light for forming color image

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