JP2968311B2 - 地肌濃度制御複写装置 - Google Patents

地肌濃度制御複写装置

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JP2968311B2
JP2968311B2 JP2131085A JP13108590A JP2968311B2 JP 2968311 B2 JP2968311 B2 JP 2968311B2 JP 2131085 A JP2131085 A JP 2131085A JP 13108590 A JP13108590 A JP 13108590A JP 2968311 B2 JP2968311 B2 JP 2968311B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真方式の複写装置に関し、特に、原
稿地肌濃度を検出してこれに対応して現像バイアス電圧
を制御して、コピー上の原稿地肌部トナー濃度を抑制す
る、地肌濃度制御に関する。
〔従来の技術〕
コピー画像上の地肌部のトナーはいわゆる地肌汚れと
呼ばれ、原稿の地色(原稿紙の色や変色あるいは全面的
な汚れ)が暗いと地肌汚れが大きく現われる。これを抑
制するために、従来は、原稿の地肌濃度を光センサで検
出しこれに対応して現像バイアス電圧を制御している
(例えば特開昭54−36725号公報および特開昭63−10047
4号公報)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、原稿の地肌ばかりでなく、例えば、感
光体又は露光ランプの劣化など複写機能要素の特性変化
によっても地肌汚れが生ずる。この感光体又は露光ラン
プの劣化による地肌汚れは、標準反射濃度面(白色面)
の反射光で感光体を露光し、それによって生じた静電潜
像を現像しそして感光体上のその部位の現像濃度を光セ
ンサで検出して、この検出値が基準値(感光体面地汚れ
なしの値)になるように露光ランプの電圧を調整するこ
とにより防止又は抑制される。
ところが、この露光ランプの電圧調整を行なうと、原
稿の地肌濃度を検出する前述の光センサの受光レベルが
変化し、同一地肌濃度でも検出信号レベルがシフトし、
これにより前述の現像バイアス制御による地肌濃度制御
が乱れ、露光ランプの電圧調整を原因として現像バイア
ス制御を行なっているにもかかわらず地肌汚れが現われ
るようになる。
本発明は、原稿の地色に原因するコピー上の地肌汚れ
ならびに感光体や露光ランプの劣化などに原因する地肌
汚れを同時に抑制することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の地肌濃度制御複写装置は、感光体(2),感
光体(2)を一様に荷電する手段(3),原稿を照明す
る照明光源(31),原稿の反射光で感光体(2)を露光
し感光体(2)に原稿画像対応の静電潜像を形成する光
学手段(30),該静電潜像をトナーで現像する現像手段
(5),照明光源(31)で照明された原稿の地肌濃度を
検出しこれを示す濃度信号を発生する第1検出手段(22
0,225)、および、該濃度信号に応じて現像手段(5)
の現像バイアス電圧を制御する第1制御手段(100)、
を含む画像形成装置;感光体(2)上のトナー画像の濃
度を検出する第2検出手段(6,230);原稿領域外の第
1および第2基準濃度面(16aおよび16b);前記画像形
成装置で、第1基準濃度面(16a)のトナー画像を感光
体(2)に形成し、このトナー画像の、第2検出手段
(6,230)による検出濃度を基準範囲内とするように照
明光源(31)の印加電圧(VL)を補正する第2制御手段
(100);および、第2制御手段(100)が照明光源(3
1)の印加電圧(VL)を補正したとき、照明光源(31)
で照明した第2基準濃度面(16b)の反射光を第1検出
手段(220,225)で検出しその濃度信号(VoD1)が示す
レベルが基準値(2.0)となるように、第1検出手段(2
20,225)の、受光レベルに対する濃度信号レベルの関係
を、補正する第3制御手段(100);を備える。
なお、カッコ内の記号は、図面に示し後述する実施例
の対応要素又は対応事項を示す。
〔作用〕
第2制御手段(100)が画像形成装置で、第1基準濃
度面(16a)のトナー画像を感光体(2)に形成し、こ
のトナー画像の、第2検出手段(6,230)による検出濃
度を基準範囲内とするように照明光源(31)の印加電圧
(VL)を補正するので、前述の、感光体又は露光ランプ
の劣化など複写機能要素の特性変化による地肌汚れが防
止又は抑制される。
照明光源(31)の印加電圧(VL)の補正により、原稿
が同一地肌濃度でも第1検出手段(220,225)の濃度信
号(VoD1)レベルがシフトするが、このとき第3制御手
段(100)が、照明光源(31)で照明した第2基準濃度
面(16b)の反射光を第1検出手段(220,225)で検出し
その濃度信号(VoD1)が示すレベルが基準値(2.0)と
なるように、第1検出手段(220,225)の、受光レベル
に対する濃度信号レベルの関係を補正するので、照明光
源(31)の発光光量の変化にかかわらず、第1検出手段
(220,225)の濃度信号(VoD1)が示すレベルが基準値
(2.0)となり、第1制御手段(100)による該濃度信号
に応じた現像手段(5)の現像バイアス電圧制御は、原
稿地肌の汚れ等にもかかわらずコピー上では地肌汚れを
現わさないものとなる。
以上の結果、感光体や露光ランプの劣化や汚れによる
コピー上での地肌汚れが防止又は抑制されると同時に、
原稿地肌の色や汚れによるコピー上での地肌汚れが防止
又は抑制される。
本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下
の実施例の説明より明らかになろう。
〔実施例〕
第1図に、本発明の一実施例の機構構成の概略を示
す。
この複写装置は、複写機本体と、ADF(自動原稿給排
装置)60,ソータ70,自動両面処理ユニット80,給紙ユニ
ット170,180等のオプションユニット群で構成されてい
る。
記録シートを供給する給紙系は5段になっている。即
ち、第1給紙系及び第2給紙系は複写装置本体に備わっ
ており、第3給紙系である第2給紙ユニット及び第4給
紙系と第5給紙系を含む第3給紙ユニットが複写装置本
体に接続されている。
21,22,23及び24はそれぞれ第1給紙系,第2給紙系,
第3給紙系及び第4給紙系に設けられたカセットであ
り、25が第5給紙系のトレイである。
複写装置本体の最上部に、原稿を載置するコンタクト
ガラス1が備わっている。コンタクトガラス1の下方に
は光学走査系30が備わっている。
光学走査系30は、露光ランプ31,反射板13,第1ミラー
32,第2ミラー33,第3ミラー34,レンズ35,第4ミラー3
6,スリット37等で構成されている。
原稿の読取走査を行う場合には、露光ランプ31,反射
板13,第1ミラー32を搭載した第1キャリッジと第2ミ
ラー33及び第3ミラー34を搭載した第2キャリッジと
が、2:1の相対速度比で機械的に走査駆動され、光路長
が一定に保たれる。第1,第2キャリッジの移動方向、す
なわち副走査方向は第1図の左右方向であり、副走査開
始位置は左端である。副走査開始位置では、図示しない
ホームポジションセンサが第2キャリッジを検知してオ
ンとなる。
レンズ35はズームレンズであり、モータにより駆動さ
れてコピー倍率を変えることができる。露光ランプ31か
ら出た光は、原稿表面で反射し、第1ミラー32,第2ミ
ラー33,第3ミラー34,レンズ35,第4ミラー36及びスリ
ット37を介して、感光体ドラム2上に結像される。
感光体ドラム2の周囲には、メインチャージャ3,イレ
ーサ4,現像カートリッジ5,反射型フォトセンサ(以下P
センサという)6,転写チャージャ7,分離チャージャ8,ク
ニーリングユニット9等が配置されている。
コピープロセスを簡単に説明する。
感光体ドラム2は図に矢印で示す方向に回転し、その
表面は、メインチャージャ3の直下を通過するときその
放電によって所定の高電位に一様に帯電され、イレーサ
4の直下を通過するときコピー作成に利用されない部分
の電荷が消去される。感光体ドラム2の帯電した面に、
原稿からの反射光(潜像形成光)が照射されると、照射
される光の強度に応じて、その部分の電位が変化(露光
除電)する。
光学走査系30は、感光体ドラム2の周面速度に同期し
て原稿面を順次走査するので、感光体ドラム2の表面に
は、原稿像の濃度(光反射率)分布に応じた電位分布、
即ち静電潜像が形成される。静電潜像が形成された部分
が現像カートリッジ5の近傍を通ると、電位分布に応じ
て現像カートリッジ5内のトナーが感光体2の表面に静
電吸着されて静電潜像に応じた可視像が感光体ドラム2
上に形成される(現像)。
一方、コピープロセスの進行に同期して、5つの給紙
系のいずれか選択されたものから記録シートが供給され
る。この記録シートは、レジストローラ27を介して、所
定のタイミングで感光体ドラム2の表面に重なるように
送り込まれて、転写チャージャ7により感光体ドラム2
上の可視像(トナー像)が転写され、更に分離チャージ
ャ8によって、可視像が転写された記録シートが感光体
ドラム2から分離される。分離された記録シートは、搬
送ベルト11により定着器12まで搬送される。定着器12を
通ると、記録シート上のトナー像は、定着器12内の熱に
よって記録シート上に定着される。定着を終えた記録シ
ートは、所定の排紙経路を通って、ソータ70または自動
両面ユニット80に排出される。
なお、第1キャリッジには受光端14があり、この受光
端14に露光ランプ31からスリット13aを通して放射され
原稿から反射した光が到来する。この光は光ファイバ15
によって受光素子225(第2図)に導びかれる。原稿の
コピーのときには、原稿画像の感光体への露光に先行し
て受光素子が原稿の濃度を検出する。この濃度検出信号
に基づいて原稿の地肌濃度が検出されこれに基づいて地
肌濃度に対して現像バイアス電圧VBが補正される(自動
地肌濃度調整:ADS)。自動地肌濃度調整(ADS)は、例
えば等倍時では原稿濃度センサ14で原稿の先端より12mm
から検出を開始し、キャリッジの移動により距離50mmま
での範囲を検出しこの中で一番多く検出された光量(原
稿の一番きれいな地肌部)に基づいた電圧VoD(ADSデー
タ値)で第5b図に示すように現像バイアス電圧VBを補正
し、地肌部のきれいなコピーを得るものである(このと
き、露光ランプ電圧VLは固定されている)。例えば原稿
反射濃度が0.2であれば現像バイアス電圧VBは380Vとさ
れる。
また、コンタクトガラス1の先方には第1基準白色板
16a(反射濃度=0.2)および第2基準白色板16b(反射
濃度=0.2)が配置されている。第1基準白色板16aと第
2基準白色板16bの反射濃度を本実施例では等しくして
いるが、特にこれに限ることなく異なる反射濃度の基準
白色板を使用してもよい。第1基準白色板16aは後述す
る露光ランプ31の電圧補正時に使用され、第2基準白色
板16bは後述する原稿濃度センサの信号レベル校正(ADS
基準データ値VoD1設定)のために使用される。
第2図に、第1図に示す複写装置の電気回路構成の概
略を示す。主制御ボード100には、CPU110,RAM120および
時計130が備わっている。RAM120および時計130はバッテ
リで常時バックアップされており、複写機電源がオフの
間も、時計130は計時を継続し、RAM120はメモリデータ
を保持する。
主制御ボード100に、露光ランプ用電圧制御装置210,A
GC回路220,A/Dコンバータ230,現像バイアス電源240,ス
キャナ駆動制御装置250,その他各入力260および各出力2
70が装着されている。
露光ランプ用電圧制御装置210は、露光ランプ31の印
加電圧VL(露光ランプ電圧)を、主制御ボード100より
指定された値に定める。
AGC回路220は、原稿濃度センサ14の検出信号を増幅す
る回路であるが、ゲイン調整回路を内蔵し、増幅ゲイン
が可調整である。後述するように、原稿濃度センサ(受
光素子225+AGC回路220)の濃度検出信号レベルの校正
のときには、キャリッジが第4b図に示すように、受光端
14が第2基準白色板16bの反射光を受ける位置に駆動さ
れ、これにより受光素子225が第2基準白色板16bの反射
光レベル対応のレベルの電気信号を発生し、このときの
AGC回路220の出力信号レベルVoD1が基準電圧(ADS基準
データ値)2.0VになるようにAGC回路220のゲインが設定
される。なお、原稿のコピーを得る画像走査のときに
は、AGC回路220のゲインは設定された値に固定である。
Pセンサ6は、感光体ドラム2上のトナー濃度を検出
し、A/Dコンバータ230は、Pセンサ6の出力電圧VSP
デジタル信号(感光体ドラム2上のトナー濃度データ)
に変換する。
現像バイアス電源240は、現像バイアス電圧VBを主制
御ボード100が指示したものに定める。
スキャナ駆動制御装置250は、第1,第2キャリッジの
駆動を制御する。
第3a図および第3b図に、第2図に示した主制御ボード
100のCPU110の制御動作の概略を示す。
CPU110は、電源が投入される(ステップ1:以下、カッ
コ内ではステップという語を省略する)と、初期化を実
行して内部レジスタ,フラグ等をクリアする(2)。CP
U110は次に、バッテリによりバックアップされた時計13
0の計時データを読んで、電源が前回オフされてから2
時間以上経過したか否かをチェックする(3)。この理
由は、感光体2の感度特性が休止時間に依存し2時間以
上の休止時間で安定すること、および後述する感光体2
の感度補正のための露光ランプ電圧VLの補正は本来1日
の間で何回も実施すべきものではなく毎日1回でも充分
であり電源投入後に実施するのが効率がよいためであ
る。
ステップ3で、複写機の電源オフ時間が2時間以上で
あると、バッテリによりバックアップされたRAM120に書
込まれた露光ランプ電圧VLを呼出し(4)、そのデータ
に基づいて露光ランプ用電圧制御装置210を駆動して露
光ランプ31を点灯させる(5)。
次に第4a図に示すように、感光体ドラム2に投影する
光が第1基準画像パターン16aの反射光となる位置にキ
ャリッジを駆動する。そして第1基準画像パターン16a
を光学走査系30を介して感光体ドラム2に投影してその
静電潜像を形成し、原稿コピーのときと同様の「作像処
理」(7)を行う。「作像処理」(7)を実行し第1基
準画像パターン16aの静電潜像を現像すると、その濃度
をPセンサ6にて読込む(8)。
ここで、Pセンサ6によって読込れたデータVspと感
光体表面電位Vsと露光ランプ電圧VLとの関係は第5a図に
示す特性を有し、例えば初期状態(複写機に新規に装着
したとき)の感光体ドラム2において概略露光ランプ電
圧VL=60Vの時、表面電位Vs=200V,Vsp=2.0Vとなる
(第1基準白色板16aの反射濃度=0.2の時)が、感光体
ドラム2の感度、又は露光ランプ31の光量は経時的に劣
化するので、経時的には表面電位Vsが上昇し、いわゆる
地肌汚れが現われるコピーとなる。
この地肌汚れを自動的に防止するためにVspが所定の
範囲(1.9〜2.1V)に入るように露光ランプ電圧VLを調
整する。すなわち、Vspが1.9〜2.1Vの範囲にあるかをチ
ェックし(9)、該範囲にないとVspが1.9Vより小さい
かをチェックし(10)、1.9Vより小さいと(通常経時的
な劣化の場合は、1.9Vより小さくなる)、露光ランプ電
圧VLを1V高く更新し(11)、Vspがが2.1Vより大きいと
きは、VLを5.0V低く更新する(12)。そして、露光ラン
プ電圧VLが補正されたことを示すフラグFを1にセット
(フラグFは、初期化(2)においてクリアされてい
る)して(13)、前述した「作像処理」(7)を実施
し、Vspを読込み1.9〜2.1Vの範囲にあるか再チェックす
る(8,9)。そして、該範囲に入らなれば、以後ステッ
プ10→11(又は12)→13→7→8→9→10・・・なるル
ープをVspが1.9〜2.1Vの範囲に入るまで繰返す。
以上のようにして、Vspが所定範囲であると、又は、
所定範囲に入ると、次にフラグFが1にセットされてい
るかをチェックする(14)。露光ランプ電圧VLが更新さ
れたときにはフラグFが1にセットされているので(1
3)、このときの露光ランプ電圧VLをRAM120に書込み(1
5)、これが終了するとランプ電圧調整のための「作像
処理」を終了する(16)。
なお、ステップ12における補正値を0.5V(ステップ11
のときの補正値1Vの1/2)としたのは、例えばVspが1.9V
より小さい場合にステップ11の補正を続けたとき露光ラ
ンプ電圧VLを1VずつプラスしているのでVspが1.9〜2.1V
の範囲に入らない可能性があり、これを防止するためで
ある。
このように露光ランプ電圧VLの調整により露光ランプ
電圧VLが変化すると、原稿濃度センサ(受光素子225+A
GC回路220)の、受光レベルに対する濃度検出信号レベ
ルの関係が変化しているので、第5b図に示す原稿反射濃
度に応じた現像バイアス電圧VBの補正が適正でなくな
る。そこで受光レベルに対する濃度検出信レベルの関係
を校正する。
すなわち、まず第4b図に示すように第2基準白色板16
bの反射光を受光端14(受光素子225)が検出する位置
(ADS補正位置)にキャリッジを駆動する(17)。そし
て、受光素子225が検出しAGC回路225で増幅し、これをC
PU110がデジタル変換して読込んだ濃度検出データVoD1
が、基準値2.0Vであるかをチェックし(18)、2.0V−許
容値未満であるとAGC回路220のゲインを1ステップ高く
更新し、2.0V+許容値を越えると1ステップ低く更新
し、また受光素子225の検出信号をデジタル変換して読
込み、それVoD1が2.0V±許容値の範囲に入っているかを
チェックする。このようにして、AGC回路220のゲイン
を、その出力VoD1が2.0V±許容値の範囲に入る値に更新
する。
つまり、露光ランプ電圧VLを変更すると、これにより
原稿濃度が同一であっても受光素子225の受光レベルが
変わって現像バイアス電圧制御が乱れるので、これを補
償するためにゲインを調整する。これにより露光ランプ
電圧VLを調整しても、第5b図に示す現像バイアス電圧特
性が維持される。
次に、露光ランプ31をオフとし(20)、スキャナをコ
ピー準備位置(ホームポジション)に戻す(21)。その
後、コピー動作可能となるまで待機し(22)、コピー動
作可能となりコピースタート指示があると(23)、原稿
に対して地肌のきれいなコピーが得られるように前述し
た自動地肌濃度調整(ADS)を行う。すなわち、原稿の
反射光から得られるADSデータVoDから現像バイアス電圧
VBを第5b図の関係より設定し、通常のコピー動作をコピ
ー終了まで行う(24,25)。
また、ステップ3で、電源オフ時間が2時間未満のと
き、又は、2時間以上であっても露光ランプ電圧VLの変
更が無かったとき(14)には、AGC回路220のゲイン調整
(19)は行わない。
なお上記実施例では、ランプ電圧調整のためのキャリ
ッジ位置(第4a図)と、原稿濃度センサ(225,220)の
検出信号レベル校正のためのキャリッジ位置(第4b図)
とが異っている。これはキャリッジの所要移動領域を短
くするためである。この領域をやや広げてもよい場合に
は、ランプ電圧調整のためのキャリッジ位置(第4a図)
において、受光端14が対向する位置に第2基準白色板16
bを配置するのが良い。この場合には、ランプ電圧調整
を終えるとキャリッジを(第4b図に示す位置に)駆動す
ることなく、即座に原稿濃度センサ(225,220)の検出
信号レベル校正を開始することができる。
〔発明の効果〕
以上のとおり本発明によれば、第2制御手段(100)
が画像形成装置で、第1基準濃度面(16a)のトナー画
像を感光体(2)に形成し、このトナー画像の、第2検
出手段(6,230)による検出濃度を基準範囲内とするよ
うに照明光源(31)の印加電圧(VL)を補正するので、
前述の、感光体又は露光ランプの劣化など複写機能要素
の特性変化による地肌汚れが防止又は抑制される。
照明光源(31)の印加電圧(VL)の補正により、原稿
が同一地肌濃度でも第1検出手段(220,225)の濃度信
号(VoD1)レベルがシフトするが、このとき第3制御手
段(100)が、照明光源(31)で照明した第2基準濃度
面(16b)の反射光を第1検出手段(220,225)で検出し
その濃度信号(VoD1)が示すレベルが基準値(2.0)と
なるように、第1検出手段(220,225)の、受光レベル
に対する濃度信号レベルの関係を補正するので、照明光
源(31)の発光光量の変化にかかわらず、第1検出手段
(220,225)の濃度信号(VoD1)が示すレベルが基準値
(2.0)となり、第1制御手段(100)による該濃度信号
に応じた現像手段(5)の現像バイアス電圧制御は、原
稿地肌の汚れ等にもかかわらずコピー上では地肌汚れを
現わさないものとなる。
以上の結果、感光体や露光ランプの劣化や汚れによる
コピー上での地肌汚れが防止又は抑制されると同時に、
原稿地肌の色や汚れによるコピー上での地肌汚れが防止
又は抑制される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の機構構成を示す横断面図
である。 第2図は、第1図に示す複写機の電気系統の構成概要を
示すブロック図である。 第3a図および第3b図は、第2図に示すマイクロコンピュ
ータ110の制御動作を示すフローチャートである。 第4a図は、マイクロコンピュータ110が露光ランプ電圧
を調整するときの、露光ランプ31を搭載したキャリッジ
の位置を示す拡大横断面図である。 第4b図は、マイクロコンピュータ110が原稿濃度センサ
(225,220)の受光レベルに対する検出信号レベルの関
係を校正するときの、露光ランプ31を搭載したキャリッ
ジの位置を示す拡大横断面図である。 第5a図は、露光ランプ31印加電圧と、それによって感光
体ドラム2上に形成された第1基準白色板16aのトナー
像の濃度検出電圧Vspとの関係を示すグラフである。 第5b図は、原稿地肌の反射濃度とこれに対応して現像カ
ートリッジ5に加える現像バイアス電圧との関係を示す
グラフである。 1:コンタクトガラス、2:感光体ドラム(感光体) 3:メインチャージャ(荷電する手段) 4:イレーサ、5:現像カートリッジ(現像手段) 6:Pセンサ(6,230:第2検出手段) 7:転写チャージャ、8:分離チャージャ 12:定着器、13:反射板 13a:スリット、14:受光端 15:光ファイバ、16a:第1基準白色板(第1基準濃度
面) 16b:第2基準白色板(第2基準濃度面) 21〜24:給紙カセット、25:給紙トレイ 27:レジストローラ、30:光学走査系(光学手段) 31:露光ランプ(照明光源)、32,33,34:ミラー 35:レンズ、60:自動原稿給排装置 70:ソータ、80:自動両面処理装置 100:主制御ボード(第1制御手段,第2制御手段,第3
制御手段) 110:CPU、120:RAM 130:時計、170,180:給紙ユニット 210:露光ランプ用電圧制御装置 220:AGC回路、225:受光素子(220,225:第1検出手段) 230:A/Dコンバータ、240:現像バイアス電源 250:スキャナ駆動制御装置
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 15/00 303 G03G 15/04 - 15/04 120 G03G 21/00 370 - 520 G03G 21/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体,感光体を一様に荷電する手段,原
    稿を照明する照明光源,原稿の反射光で感光体を露光し
    感光体に原稿画像対応の静電潜像を形成する光学手段,
    該静電潜像をトナーで現像する現像手段,照明光源で照
    明された原稿の地肌濃度を検出しこれを示す濃度信号を
    発生する第1検出手段、および、該濃度信号に応じて現
    像手段の現像バイアス電圧を制御する第1制御手段、を
    含む画像形成装置; 感光体上のトナー画像の濃度を検出する第2検出手段; 原稿領域外の第1および第2基準濃度面; 前記画像形成装置で、第1基準濃度面のトナー画像を前
    記感光体に形成し、このトナー画像の、第2検出手段に
    よる検出濃度を基準範囲内とするように前記照明光源の
    印加電圧を補正する第2制御手段;および、 第2制御手段が照明光源の印加電圧を補正したとき、前
    記照明光源で照明した第2基準濃度面の反射光を第1検
    出手段で検出しその濃度信号が示すレベルが基準値とな
    るように、第1検出手段の、受光レベルに対する濃度信
    号レベルの関係を、補正する第3制御手段; を備える、地肌濃度制御複写装置。
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