JPH0572857A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0572857A
JPH0572857A JP3259794A JP25979491A JPH0572857A JP H0572857 A JPH0572857 A JP H0572857A JP 3259794 A JP3259794 A JP 3259794A JP 25979491 A JP25979491 A JP 25979491A JP H0572857 A JPH0572857 A JP H0572857A
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JP3259794A
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Hatsuo Tajima
初雄 田嶋
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】アナログ露光手段とデジタル露光手段とを備え
た画像形成装置において、感光体の特性が変化した場合
でも、デジタル露光手段による露光時の露光量を一定に
保つことによって簡単な制御でコピー画質の低下を防止
する。 【構成】アナログ露光手段L1とデジタル露光手段L2
とを兼備し、前者は、レギュレータ50によって光量可
変の光源31を有する。感光体1の周囲には帯電器2、
現像器3R,3Rを配置し、制御手段2a,55,56
を介してレギュレータ50に連結する。劣化等による感
光体1の特性変化に合わせて光源31の光量を変える。
変化を検知した制御手段が、デジタル露光時の帯電器2
のグリッド電圧や現像バイアス電圧を変更する。これに
より、デジタル露光手段L2の露光量を変えなくてもす
み、露光量変化に伴なうシェーディング補正等の種々な
補正を省略できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アナログ露光手段とデ
ジタル露光手段とを備えた画像形成装置に係り、詳しく
は感光体の光疲労、経時劣化等による、デジタル画像の
品質低下を防止するための機構に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置の1つとして、アナログ露
光手段とデジタル露光手段とを兼備したいわゆるデジ・
アナ複写機が知られている。この複写機の画像形成部に
は一般のアナログ複写機と同様に、感光体を中心にその
周囲に、コロナ放電を利用した帯電手段、現像剤(トナ
ー)を収納した現像手段等が配設され、帯電手段によっ
て帯電された感光体の表面に、前記アナログ露光手段や
デジタル露光手段によって潜像を形成し、この潜像を現
像手段の現像剤(トナー)にて現像した後、シート材に
トナー像を転写する。
【0003】感光体に潜像を形成するアナログ露光手段
は、原稿台上の原稿を照射するハロゲンランプ等の光源
を有し、反射ミラー、光学レンズ等によって、光源から
感光体に至る光路を形成している。これにより、アナロ
グ露光手段は、感光体上に原稿画像に忠実な潜像を形成
する。
【0004】これに対し、デジタル露光手段は、レーザ
光源、ポリゴンミラー、光学レンズ等によって構成さ
れ、感光体上を走査するレーザ光源のON/OFFを適
宜に繰り返すことにより、感光体上に所定のデジタル潜
像を形成する。レーザ光源に対する駆動信号は、例えば
コンピュータ等から通信によって入力されたり複写機自
身が記憶している文字・キャラクタ・日付等が入力され
たり、さらに、アナログ露光手段と同一の光源を有し、
原稿からの反射光をCCD(電荷結合素子)等のイメー
ジリーダで読み取るデジタル読取手段から入力されたり
する。
【0005】このようなデジ・アナ複写機における潜像
の現像は、コンピュータやワードプロセッサに付設され
るLBP(レーザビームプリンタ)の現像が反転現像方
式であるのとは異なり、感光体の帯電極性とは逆の極性
の現像剤(トナー)を用いる正規現像が一般に採用され
ている。従って、デジタル露光によって感光体上に潜像
を形成するに際しては、これに先立つアナログ露光を一
部遮断して、その露光が遮断された感光体上の領域に対
しデジタル露光でバックグランドスキャン(画像部の潜
像電荷を残して非画像域の潜像電荷を消去する走査)に
より露光して、正規現像により書き込み画像形成を行な
っている。
【0006】ところで、帯電手段のコロナ放電は、感光
体の軸方向に沿って感光体の表面から少し離れた位置に
コロナ放電線を張設し、これによって行なわれるが、こ
のときのコロナ放電特性は、温度、湿度等の環境変動や
コロナ放電線の汚れ等によってコロナ電流が感光体の軸
方向に若干変動するのに基づき、感光体表面の帯電が不
均一になるおそれがある。また、感光体は帯電・露光の
繰り返しによる光疲労、経時変化、環境変動等により、
劣化し帯電感度特性が低下して、暗部電位と明部電位と
の差、いわゆる現像電位コントラストが低下するため、
前述のコロナ放電による不均一な帯電と相俟ってシート
材に複写された画像濃度が低下したり、地カブリを生じ
たりしがちとなる。
【0007】これらの問題を解決するために、潜像電位
検知センサを配設して感光体の表面電位を測定し、この
センサの出力信号に基づいて、帯電手段の電位や、アナ
ログ露光手段、デジタル露光手段による露光量等を調整
して感光体を好適に帯電することが一般に行なわれてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、潜像電
位検知センサを用いた制御系によると、センサに加え
て、センサを作動させるための回路を付設しなければな
らず、装置の複雑化を招くおそれがあった。
【0009】もちろん、上記の制御系を用いなくても、
帯電電位や露光量等をマニュアル調整することは可能で
あるが、これらの調整は、ユーザに対し、煩雑な調整作
業を強いることになる。
【0010】さらに、デジタル露光手段による感光体に
対する露光量を変化させようとするときには、レーザユ
ニットから発するレーザ光の光量を調整することになる
が、この場合には、光量を制御するための複雑な回路を
設ける必要があり、装置が複雑化するという問題があっ
た。なお、レーザ光は、その出力を安定化させるために
は、その光量は、変動させることなく一定の値に固定し
ておくことが好ましい。
【0011】加えて、アナログ露光手段の光源を、CC
D等のイメージセンサにおいても使用する画像読取装置
にあっては、光源の光量が変化した場合には、その光量
に応じて、CCDの黒補正やシューティング補正を行な
うことが必須であり、この補正に時間がかかって、複写
スピードが低下するおそれがあった。
【0012】そこで、本発明は、感光体等の劣化に対応
してアナログ露光を調整した場合においても、デジタル
露光時の帯電手段と現像手段とのうちの少なくとも一方
を調整することにより、デジタル露光量を変化させるた
めの複雑な回路を必要とせず、また、例えばCCD等を
含むデジタル読取装置を装着したものについては、シュ
ーティング補正等をなくし、複写を迅速に行なえるよう
にした画像形成装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、帯電手段によって帯電され
た感光体を露光して潜像を形成するアナログ露光手段と
デジタル露光手段と、該潜像を現像する現像手段とを備
える画像形成装置において、前記アナログ露光手段の光
源の光量を調整する調整手段と、該調整手段を介して前
記光源の光量を検出する検知手段と、該検知手段からの
信号によってデジタル潜像形成時の前記帯電手段のグリ
ッド電圧と前記現像手段の現像バイアス電圧のうちの一
方または双方を変更する制御手段と、を備えることを特
徴とする。
【0014】この場合、画像形成装置は、前記アナログ
露光手段の光源を走査光として原稿画像を読み取るデジ
タル読取装置を有し、該デジタル読取装置のビデオ信号
に基づいて前記デジタル露光手段が前記感光体上に潜像
を形成するようにしてもよい。
【0015】
【作用】以上構成に基づき、感光体等が劣化した場合に
は、その劣化の程度に対応して調整手段を調整すること
によって、アナログ露光手段の光源の光量を変化させる
ことにより、感光体を露光したときに、必要な現像コン
トラストを確保することができるから、これにより、感
光体上に好適な潜像が形成され、その後、潜像は現像手
段によって、所定の濃度に現像される。
【0016】これに対し、デジタル潜像を形成するとき
には、感光体に対するデジタル露光手段の例えばレーザ
光等の露光量は変化させずに、帯電手段のグリッド電圧
や現像手段の現像バイアス電圧を調整して潜像を所定の
濃度に現像する。すなわち、感光体の劣化等に対応して
調整されたアナログ潜像形成時のアナログ露光手段の光
源の光量を、検知手段を介して検出し、この検出結果に
基づいてデジタル潜像形成時の帯電手段のグリッド電圧
と現像手段の現像バイアス電圧とのうちの一方または双
方を調整することにより、潜像を現像したときの濃度を
所定の値に維持するものである。
【0017】このようにして現像濃度を確保するように
すると、デジタル露光手段がレーザユニットを利用する
ものであり、このレーザユニットが、例えばアナログ露
光手段の光源を共通の光源として有しCCD等のイメー
ジセンサにて画像を読み取る画像読取装置からの信号に
基づいて作動するものである場合には、画像読取装置の
光源の光量及びレーザユニットのレーザ光の光量を共に
一定とすることができる。これにより光源の光量が変化
したときのイメージセンサの使用に基づくシェーティン
グ補正やゲイン調整、及びレーザ光量を変化させるため
の回路を不要とすることができるから、複写速度を速く
したり、全体構造を簡単化したりすることが可能であ
る。
【0018】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。
【0019】本発明に係る画像形成装置の第1実施例と
して、図1にデジ・アナ複写機を図示する。デジ・アナ
複写機は、アナログ露光手段L1とデジタル露光手段L
2とを兼備しており、両露光手段を適宜に使い分け、ま
たは組み合わせることによってアナログ露光手段L1の
みでは得られない多色コピー、付加情報の部分書き込み
等の特徴的な画像形成を行なうことが可能である。
【0020】アナログ露光手段L1とデジタル露光手段
L2とによる潜像は、感光体1の表面に形成される。感
光体1は、円筒形状のアルミシリンダ表面に、例えば電
荷発生層(CGL)、電荷輸送層(CTL)が積層され
た有機感光体(OPC)である。この感光体1の周囲に
は、その回転方向(矢印)に沿って、感光体1にコロナ
帯電を行なう1次帯電器2、後述の露光によって感光体
1上に形成された静電潜像を現像剤(トナー)によって
現像する現像器3R,3B、感光体1のトナー像をシー
ト材Pに転写する転写帯電器5、シート材Pを感光体1
から分離する分離帯電器6、感光体1上の残留トナーを
除去するクリーナ7、さらに感光体1の電荷を消去する
前露光ランプ9が配設されている。なお、現像器3B,
3Rは、現像剤としてそれぞれ例えば黒色のトナー、赤
色のトナーを収納していて、感光体1上に黒色、赤色の
トナー像を形成するものとする。
【0021】感光体1によってトナー像が転写されるシ
ート材Pは、複写機の手前側(図1の右側)に装着され
た給紙カセット11から給紙される。給紙カセット11
の前端側の上方には、シート材Pを1枚分離して給送す
る給紙ローラ12が配設され、感光体1の手前には、給
紙ローラ12にて給紙されたシート材Pの斜行を矯正し
てシート材Pを感光体1に同期させて供給するレジスト
ローラ13が配置されている。
【0022】さらに、感光体1の下流には、トナー像転
写後のシート材Pを搬送する搬送ベルト15、シート材
Pにトナー像を定着する定着器16、シート材Pの進路
を切り換えるフラッパ17、シート材Pを複写機外に排
出する排出ローラ19、排出されたシート材Pを積載す
る排紙トレイ20が配設されている。一方、フラッパ1
7の切り換えによってシート材Pを誘導するシート材P
の別の搬送路には、搬送ローラ21,22,23,25
によって搬送されたシート材Pを一時的に滞留させる中
間トレイ26が形成されている。そして中間トレイ26
の出口には、中間トレイ26上のシート材Pを紙パス2
9を介して再度レジストローラ13、感光ドラム1に給
送する再給送ローラ27が取り付けられている。この中
間トレイ26を利用することにより、同一シート材Pに
複数回の複写がなされる。すなわち、給紙カセット11
から感光体1に供給されるシート材Pは、例えば黒色の
複写のみでよいときには、現像器3Bにて複写された
後、フラッパ17を介して排紙トレイ20に排紙される
一方、黒色の複写に加えて赤色の複写が必要なときに
は、黒色の複写が終了したシート材Pは、フラッパ17
を切り換えることによって中間トレイ26に搬入され、
ここから感光体1に再給紙されて、今度は現像器3Rに
よって赤色の複写がなされ、その後、排紙トレイ20上
に排出されるようになっている。
【0023】感光体1に潜像を形成するアナログ露光手
段L1は、複写機の上面の原稿台30に載置した原稿D
の原稿面を照射する照明ランプ31と、原稿Dからの反
射光を適宜に屈曲させて感光体1に至る光路を形成する
ミラー32,33,35,36と、光路中に配置した結
像レンズ37とによって構成されている。さらにミラー
36と感光体1との間の光路中には、ソレノイド等によ
って駆動されるシャッタ39が配置されており、このシ
ャッタ39の出入りによって、感光体1に対するアナロ
グ露光のON/OFFの切り換えが可能となっている。
なお、結像レンズ37の上流側の3枚のミラー32,3
3,35は感光体1の回転に同期しながら矢印K方向に
移動するように構成されている。
【0024】前述の照明ランプ31は、原稿Dに対する
照射光量を調整することができる。照明ランプ31には
この光量を調整するランプレギュレータ50が接続さ
れ、このランプレギュレータ50には、順次D/Aコン
バータ51、マイクロコンピュータ52、記憶回路53
が接続されている。さらに、D/Aコンバータ51に
は、現像バイアス制御回路55及び現像バイアス電源5
6が接続され、これらによって、後述するように現像器
3B,3Rの現像バイアスの制御を行なっている。
【0025】アナログ露光手段L1と共に、感光体1に
潜像を形成する他の露光手段であるデジタル露光手段L
2は、レーザ光を出力するレーザユニット60と、レー
ザ光を感光体1に導くミラー61によって構成されてい
る。レーザユニット60は、ビデオ信号を基に作られた
レーザ駆動信号にしたがってレーザ光をON/OFFす
る半導体レーザ62、レーザ光を平行光にするコリメー
タレンズ63、レーザ光を反射するポリゴンミラー6
5、レーザ光の感光体1に対する走査速度と焦点位置と
を補正するf・θレンズ66等を備えている。
【0026】レーザユニット60に対するビデオ信号
は、複写機外部から通信等により入力した情報や複写機
内部に記憶しておいた文字・キャラクタ・日付等の情報
に基づくものの外に、デジタル読取装置Rに基づくもの
がある。図2は、デジタル読取装置Rを上方から見た図
を示す。デジタル読取装置Rは、アナログ露光手段L1
の結像レンズ37に並設され、特定波長域透過フィルタ
70,71、2個の読取りレンズ72,72、CCD等
の1次元イメージセンサ73等によって構成されてい
る。イメージセンサ73は、光学的共設関係を維持した
状態で2分され、それぞれ、読取りレンズ72を介し
て、例えば青のフィルタ70、赤のフィルタ71に対応
している。このイメージセンサ73は、前述のミラー3
2,33,35に同期して原稿Dの原稿面を1ラインず
つ順次走査して読み取る。このようにデジタル読取装置
Rは、アナログ露光手段L1と、照明ランプ31、ミラ
ー32,33,35等を共有している。このイメージセ
ンサ73の原稿読取り情報に基づいて、レーザユニット
60からレーザ光が発せられるが、レーザ光によって感
光体1の表面に好適な潜像を形成するためには、イメー
ジセンサ73の読取り情報に対して周知の黒補正やシェ
ーティング補正、ゲイン調整等が加えられている。これ
らの補正は、所定の光量に対して所定の補正値が決定さ
れていて、例えば、光量が変化した場合には、その光量
に応じた別の補正値を使用しなければならないものであ
る。
【0027】ついで、上述実施例による作用について説
明する。
【0028】原稿画像に、黒色部と赤色部とが含まれて
いて、画像読取装置Rを用いて、シート材Pに対する2
色複写を自動的に行なう場合について説明する。
【0029】まず、原稿台30に原稿Dを載置し、帯電
手段2のコロナ放電線2a、グリッド2bに所定の電圧
を印加することにより、矢印方向に回転する感光体1の
表面を均一に帯電する。つづいてアナログ露光手段L1
の光源31によって原稿Dを照射し、その反射光によっ
て、赤のフィルタ71を介して感光体1の表面を露光す
る。この露光により、感光体1の表面には、原稿画像の
黒色部に対応する潜像が形成される一方、赤色部に対応
する画像は消去される。黒色部の潜像は、黒用の現像器
3Bの黒色トナーによって現像され、この黒色のトナー
像は、給紙カセット11から給紙ローラ12、レジスト
ローラ13を介して搬送されてきたシート材Pに転写帯
電器5を介して転写される。黒色のトナー像が転写され
たシート材Pは、分離、搬送された後、フラッパ17に
よって中間トレイ26に導かれ、赤色複写に備えて待機
する。
【0030】次いで、原稿の赤色部の画像形成プロセス
が行なわれる。
【0031】今度はデジタル読取装置Rを用いて前述の
ように赤色部を読み取る。原稿Dの黒色部はデジタル露
光手段L2のレーザ照射によりブランク露光として消去
され、原稿Dの赤色部は読み取ったイメージセンサ73
の出力に応じてレーザ露光を行ない画像を形成する。こ
こでアナログ露光手段L1、デジタル露光手段L2を構
成する照明ランプ31、及びレーザユニット60の露光
量は画像に濃淡が生じないようにそれぞれ標準露光条件
に合わせておく。例えば、照明ランプ31の露光による
感光体1上の潜像電位をVL1とし、レーザユニット6
0の露光による潜像電位をVL2とすると、感光体1表
面の暗部電位V=−650Vに対し、VL1=VL2=
−150Vとなるように照明ランプ31及びレーザユニ
ット60の露光量を調整して、各設定値を記憶回路53
に記憶させておく。
【0032】このように設定された条件で各露光を行な
えば上述のように高品位な自動色認識画像が得られるの
であるが、これらの操作工程を繰り返し複写を行なう
と、有機感光体である感光体1の感光層が帯電・露光の
繰り返しによる光疲労や環境変化により感光体1の感度
の低下を生じ、当初設定した露光では適正な画像を得ら
れなくなることがある。もちろん、この場合、照明ラン
プ31及びレーザユニット60の露光量を、適正画像が
得られるように調整すればよいが、別々に調整すること
は煩わしく、また、照明ランプ31の露光量を変化させ
た場合のイメージリーダ73の再調整、すなわち黒補
正、シェーティング補正、ゲイン調整等が必要となる。
【0033】本実施例ではこの調整を簡略化するため
に、アナログ露光手段L1の照明ランプ31の露光量は
変化させず、つまりデジタル露光手段L2による画像形
成時においてはイメージセンサへの照明ランプ31の露
光量を固定し、かつアナログ露光手段L1の照明ランプ
31の露光量の変化に追従するように、デジタル露光手
段L2による画像形成時において現像器3R,3Bの現
像バイアス電圧ないしは感光体1を帯電するときのグリ
ッド電圧を変化させる構成とした。
【0034】図3は、感光体1の感度特性を示す。横軸
は感光体1へ照射される露光量Eを示し、縦軸はそのと
きの潜像電位Vを示す。図の特性曲線(A)はコピー開
示直後のもので、(B)は休止後多量のコピー例えば数
百枚コピーした後の曲線である。(A)(B)曲線はほ
ぼ同じ傾きをもつ特性となっている。同じ露光量Eに対
して曲線(A)よりも(B)の方が潜像電位が低くなっ
ており、例えば(A)において適正明部電位VL1=−
150Vを与える適正露光量E1では、(B)ではV
L′1となり、明部電位は低く−120Vとなり、複写
画像は若干淡くなり、原稿の濃い濃度の部分がコピーさ
れなくなる。(B)の場合、アナログ露光手段L1によ
る画像形成時の露光量をE1→E1′へと減じることで
適正明部電位VL1が得られる。
【0035】デジタル露光手段L2による画像形成時に
おいては、(B)の状況下ではイメージセンサ73の読
取時露光量をE1に維持し、このときの(B)の曲線が
与える明部電位VL′1と(A)曲線でのVL1との差
分を(A)曲線での適正現像バイアス値から差し引くこ
とで適正複写画像が得られる。このように比較的少量の
コピー後においては潜像電位は低下傾向となる。
【0036】(C)は感光体1の耐久が進んで例えば5
万枚コピー後、(D)は10万枚コピー後の休止直後の
曲線である。(C)(D)は感度特性が(A)と比べて
低下している。同じ露光量Eに対して曲線(A)よりも
(C)(D)の方が潜像電位が高くなっており、例えば
(A)において適正明部電位VL1=−150Vを与え
る適正露光量E1は、(C)ではVL2となり、(D)
ではVL3となり、明部電位は高くそれぞれ−180V
と−220Vとになり、複写画像は若干濃くなり、原稿
Dの非画線部に地カブリが発生する。(C)の場合、ア
ナログ露光手段L1による画像形成時の露光量はE1→
E2へと、(D)の場合、同様にE1→E3へと増加す
ることで適正明部電位VL1が得られる。
【0037】デジタル露光手段L2による画像形成時に
おいては、(C)の状況下ではイメージセンサ73の読
取時露光量E1を維持し、このときの(C)曲線が与え
る明部電位VL2と(A)曲線でのVL1との差分を
(A)曲線での適正現像バイアス値に加えることで、適
正複写画像が得られる。(D)の場合、同様に、(D)
曲線が与える明部電位VL3と(A)曲線でのVL1と
の差分を(A)曲線での適正現像バイアス値に加えるこ
とことで、適正複写画像が得られる。
【0038】以上の動作方法を具体的に説明する。すな
わち、アナログ露光画像形成時における露光量変化分Δ
0 とデジタル露光画像形成時における現像バイアス値
変化分ΔVL0 との関係をあらかじめ記憶回路53に入
力しておく。照明ランプ31の(B)曲線時の適正画像
を得るための露光量変化分ΔEを検出し、以下の式に基
づき現像バイアス値を求める。
【0039】現像バイアス補正量=ΔE×ΔVL0 /Δ
0 =ΔE×α ΔE :適正画像を得るための露光量調整変化値 ΔE0 :露光量変化分 ΔVL0 :現像バイアス値変化分 α :補正係数 なお、補正係数αは、図3で示すように(A)曲線から
(B)曲線に感光体1の特性が変化する場合、各感光体
1間で多少のばらつきはあるが、感光体潜像電位の補正
明部電位近傍ではほぼ各同一の傾きで表わすことができ
る。
【0040】しかし、(A)曲線から(C),(D)曲
線に感光体1の特性が変化する場合、補正係数αは変数
となる。この変数係数αは、感光体1の寿命に関する特
性であらかじめコピーの耐久枚数から定めることができ
る。例えば、感光体1の寿命期間を3段階に分けて耐久
初期から耐久枚数3万枚までを(A)曲線を適用し、3
万枚から6万枚までを(C)曲線を適用する。さらに6
万枚以降10万枚まで(D)曲線を用いる。もちろん上
述のように不連続にするだけでなく、耐久枚数をカウン
トしておき、連続的に係数を変化させることも可能であ
る。さらに係数を3段階に分けて各段階間を耐久枚数に
応じて比例配分させることで近似させてもよい。また、
露光量変化分ΔE0 は、ランプレギュレータ51から、
照明ランプ31に印加される電圧を用いることで算出で
きる。以上のようにアナログ露光画像形成時の適正画像
の露光量調整変化値に応じて、感光体1の特性が多少変
化してもデジタル露光画像形成時において、現像バイア
ス制御回路56により現像バイアス電源57を作動させ
ると、これにより複写画像の地カブリがなくまた薄字再
現が良好なコピーが得られる。特に複数色の多重合色画
像を得る場合、コピースピードの向上を達成することが
できる。
【0041】次に、シャッタ39を用いる第2実施例を
示す。
【0042】図1に示したシャッタ39を駆動させて原
稿Dの画像光を一部遮り、感光体1の遮光された領域に
レーザユニット60からのレーザビームを照射して文字
パターン状またはその逆に露光して、該感光体1上の上
記原稿Dに対応する潜像中に日付、任意文字、キャラク
タ等に対応する潜像を形成する。上記プロセスでは、特
にはじめの実施例のように、照明ランプ31によるアナ
ログ露光手段L1のレーザユニット60によるデジタル
露光手段L2とで2回の転写工程を含む画像形成プロセ
スを行なわずに、1回の画像形成プロセスで行なう場合
であり、(例えば同一現像器を用いて行なう)、本発明
の適用によりアナログ露光手段L1の適正露光量調整に
応じて、即時デジタル露光手段L2による画像形成プロ
セス条件を決定できるため、複写プロセスを遅延するこ
ともなく、長期使用下良好なコピーが得られる。
【0043】図4は、第1実施例の2回の転写を含むマ
ルチカラー画像形成プロセスと異なり、第1回目の現像
終了後クリーニング工程を行なわずに1回の画像形成プ
ロセスを行なう例を示す。すなわち、1回の照明ランプ
31の照射の原稿走査により黒画像域と色(例えば赤
色)画像域とを区別してそれぞれ対応する現像器3R,
3Bで可視像化するプロセスであり、後段の現像工程
(例えば赤色トナー像)は前回の現像像(例えば黒トナ
ー像)の上に重ねて行なわれるものである。
【0044】本実施例では第1の現像後引き続いて再帯
電と第2の像露光・現像とを行なうカラープロセスを用
いる。アナログ露光H1は前述の実施例と同様に原稿台
30からの反射光として構成され、デジタル露光H2も
同様にデジタル読取系ないしは外部画像信号によって駆
動指令されたレーザ光学系によって発生され、それぞれ
感光体1表面に照射される。
【0045】このプロセスでは感光ドラム1を第1帯電
器2で一様に帯電し、上記アナログ露光H1を照射して
第1の潜像形成を行ない、感光ドラム1に近接して配置
された一成分系のブラックトナーB1を収容した現像装
置3Bで現像する。次いで、第2帯電器2′で感光体1
のトナー像上から帯電し、上記デジタル露光として第2
露光ビームH2を照射して第2の潜像形成を行ない、感
光体1に近接して配置された一成分系のレッドトナーR
1を収容した現像装置3Rで現像する。このように帯電
・画像露光・現像の各工程を繰り返し、感光体1上に複
数色のトナー像を形成して転写材に一括転写するもので
ある。
【0046】なお、現像装置3B,3R内のブラックト
ナーB1、レッドトナーR1はファーブラシB2,R2
によって現像スリーブB4,R4へ供給される。ファー
ブラシB2,R2は現像装置3B,3R内のトナーを撹
拌するだけでなく現像後の現像スリーブB4,R4上の
トナーを掻き乱し、いわゆるスリーブゴーストを防止し
ている。
【0047】現像スリーブB4,R4にはそれぞれ現像
バイアス電源B7,R5が接続され、感光体1と現像ロ
ーラB4,R4間に直流電界を形成する。現像スリーブ
B4,R4上のトナーB1,R1はゴムブレードB3,
R3で規制されてトナーの薄層形成が行なわれ現像に用
いられる。
【0048】感光体1と現像ローラB4,R4間との間
隙を約150μm、現像ローラB4,R4上のトナー層
厚を約30μmに規制し、トリボとしてブラックトナー
50を15μcoul/g、レッドトナー60を10μ
coul/gを得た。第1、第2潜像の暗部電位(非画
像部電位)VDを−620V、明部電位(画像形成部電
位)VLを−180Vに設定した。第1、第2の現像と
して現像装置3B,3Rの現像バイアスとして現像バイ
アス電源B7,R5により−250Vを印加した。複写
操作の繰り返しにより図2に示したように、感光ドラム
の感度特性が変化した場合、アナログ露光画像形成時の
適正画像の露光量調整変化値に応じてデジタル露光画像
形成時の現像バイアス電源R5を制御する。
【0049】以上のようにして各色毎の色ムラ・地カブ
リを防止し、良好なカラー合成画像が長期使用下迅速に
得られる。
【0050】デジタル露光手段L2を非画像域のトナー
付着防止手段として用いる場合について説明する。
【0051】これは例えば連続コピーをとる場合の各画
像形成プロセス間のいわゆる黒消し手段として用いる場
合である。第1、第2実施例のように正規現像プロセス
に適用される。この場合も、アナログ露光手段L1の画
像形成時の適正画像の露光量調整変化値に応じて、デジ
タル露光手段L2を用いた黒消し動作時において、現像
バイアス値を制御する。これにより、画像領域からトナ
ー付着防止領域への迅速な対応が可能であり、不要なト
ナー付着を防止でき、トナー消費量の節約になる。ま
た、長期使用下において地カブリの発生がなく廃トナー
量を減じることができる。
【0052】その他の実施例として、以上の実施例にお
いてアナログ露光画像形成時の露光量調整変化は一般的
に用いられる公知の自動濃度調整露光手段(AE)に連
動させて、デジタル露光画像形成時の現像バイアスを制
御することも可能であることはいうまでもない。
【0053】なお、現像バイアス電圧の代りに感光体1
を帯電するスコロトロンのグリッド電圧をグリッド電圧
制御装置(制御手段)2c制御してもよい。例えば、図
1のスコロトロン型の1次帯電器2のコロナ放電線に−
6.8KV電圧を印加した場合(A)曲線の適正グリッ
ド電圧が−700Vのとき(B)曲線の適正グリッド電
圧は−610V、同じく(C)曲線では−790V、
(D)曲線では−910Vであった。あるいは、現像バ
イアス電圧とグリッド電圧とを併用させて、例えば電圧
値として半分ずつ用いることもできる。
【0054】
【発明の効果】以上によりデジ・アナ複写機おいて、画
像安定化のために、複雑なレーザ光学系の光量制御手段
や感光体の表面電位検知・制御手段を設けることなく、
簡素な装置構成で、連続コピー時の感光体の感度変化に
基づく画像劣化を防止し、薄字再現の良好な、地カブリ
のない安定した画像が得られる。特にコピー耐久時の感
光体の寿命に係る経時変化に対しても対応して良好な画
像が得られる。また、アナログ露光量変更時のデジタル
読み取り系の再調整操作を省略し、コピースピードを向
上させることができる。特にデジ・アナ複写の多重合成
画像を迅速に行なうことができ、感光ドラム上に重ね現
像を行なうプロセスに適用した場合、その効果が大き
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の概要図。
【図2】画像読取装置を示す平面図。
【図3】感光体に対する露光量と潜像電位の関係を示す
図。
【図4】本発明の他の実施例の現像を示す動作説明図。
【符号の説明】
1 感光体 2 帯電手段 3B,3R 現像手段 31 光源 50 調整手段(ランプレギュレータ) 52 検知手段(マイクロコンピュータ) 53 検知手段(記憶回路) C 制御手段(グリッド電圧制御装置2c、現
像バイアス制御回路55、現像バイアス電源56) L1 アナログ露光手段 L2 デジタル露光手段 R デジタル読取装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/22 103 D 6830−2H H04N 1/29 H 9186−5C

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電手段によって帯電された感光体を露
    光して潜像を形成するアナログ露光手段とデジタル露光
    手段と、該潜像を現像する現像手段とを備える画像形成
    装置において、 前記アナログ露光手段の光源の光量を調整する調整手段
    と、 該調整手段を介して前記光源の光量を検出する検知手段
    と、 該検知手段からの信号によってデジタル潜像形成時の前
    記帯電手段のグリッド電圧と前記現像手段の現像バイア
    ス電圧のうちの一方または双方を変更する制御手段と、 を備えてなることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記アナログ露光手段の光源を走査光と
    して原稿画像を読み取るデジタル読取装置を有し、該デ
    ジタル読取装置のビデオ信号に基づいて前記デジタル露
    光手段が前記感光体上に潜像を形成する、ことを特徴と
    する請求項1記載の画像形成装置。
JP3259794A 1991-09-11 1991-09-11 画像形成装置 Pending JPH0572857A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08188326A (ja) * 1994-12-30 1996-07-23 Masaharu Miyake カッター付きテープホルダー
JP2009012232A (ja) * 2007-07-02 2009-01-22 Canon Inc 光学走査装置、光量制御方法及び画像形成装置

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JPH08188326A (ja) * 1994-12-30 1996-07-23 Masaharu Miyake カッター付きテープホルダー
JP2009012232A (ja) * 2007-07-02 2009-01-22 Canon Inc 光学走査装置、光量制御方法及び画像形成装置

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