JP2001034018A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2001034018A
JP2001034018A JP11203330A JP20333099A JP2001034018A JP 2001034018 A JP2001034018 A JP 2001034018A JP 11203330 A JP11203330 A JP 11203330A JP 20333099 A JP20333099 A JP 20333099A JP 2001034018 A JP2001034018 A JP 2001034018A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
toner
color
density
modes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11203330A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4062826B2 (ja
Inventor
Shigeru Tsukada
茂 塚田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP20333099A priority Critical patent/JP4062826B2/ja
Publication of JP2001034018A publication Critical patent/JP2001034018A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4062826B2 publication Critical patent/JP4062826B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多色画像形成モードおよび単色画像形成モー
ドのいずれのモードにおいても下地カブリを起こしにく
く、濃度の安定性の高い画像を得ることのできる画像形
成装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 感光体ドラム20上にトナー像濃度測定
用の基準パッチを形成するパッチ信号発生手段72と、
パッチ信号発生手段72により形成された基準パッチの
濃度を測定する光センサ28とを備え、コントローラ7
4が、光センサ28により測定された、ロータリ現像ユ
ニット23内のブラック現像器により形成されたブラッ
クの基準パッチの濃度測定値に基づき、フルカラー画像
形成モードおよび白黒画像形成モードの2つのモードに
おけるブラック現像器へのトナー補給量を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機やプリンタなどに用いられる画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置において、
例えばカラー画像を形成するために互いに異なる色のト
ナーを収納した複数の現像器を備えた画像形成装置が用
いられている。このような画像形成装置では、各現像器
の現像剤特性が色や現像剤容量により異なるため各現像
器ごとに色や現像剤容量に応じてトナー像濃度を制御す
る必要がある。
【0003】従来、複数の現像器を備えた画像形成装置
の濃度制御方法として、例えば、特公平4−73792
号公報には、現像剤の色に応じて濃度制御設定値を切り
替える方法が開示されている。また、特開平1−200
373号公報には、トナーの種類、すなわち現像器の種
類に応じてトナー補給駆動手段を制御する方法が開示さ
れている。また、特開昭63−231380号公報に
は、現像器およびトナーの容量に応じてトナー濃度検知
手段の検知モード変更する方法が開示されている。さら
に、特開昭63−231379号公報には、トナーの色
および容量に応じて異なったトナー濃度制御を行う方法
が開示されている。
【0004】しかし、同じ現像剤、同じ現像剤容量でも
使用方法により現像剤特性は異なる。特に、Y(イエロ
ー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)
の4つの現像器を備え、これら4つの現像器を使用して
カラー画像を形成するフルカラー画像形成モード、およ
び4つの現像器の内1つの現像器のみを使用して単色画
像を形成する単色画像形成モードの2つのモードを有
し、いずれのモードでも画像形成することのできるよう
に構成された画像形成装置においては、フルカラー画像
形成モードと単色画像形成モードとでは各現像剤の使用
条件が異なり、現像剤特性は大きく異なる。例えば、ブ
ラック現像器を例にとると、フルカラー画像形成モード
ではY,M,C,Kの4色の現像を行う間にブラック現
像器は1回だけ画像領域において駆動されるが、単色画
像形成モードのうち最も一般的な白黒モードでは、ブラ
ック現像器は常時使用されるため駆動されたままであり
ブラックの現像剤には高いストレスがかかり、この状態
が長期間続くと現像剤が次第に劣化する。
【0005】また、一般的に、フルカラー画像形成モー
ドで画像形成する場合は主としていわゆる絵を扱うこと
が多いため原稿像密度は高く、白黒画像形成モードでは
主として文字を扱うことが多いため原稿像密度は低いこ
とが多い。そのため、同じK色でも画像形成モードによ
りトナー消費量が異なってくるので現像剤特性に差がで
やすい。ただし、複数の現像器を並列配置した、いわゆ
るタンデム方式のカラー画像形成装置のなかには白黒モ
ードにおいてもブラック現像器のみでなく他の現像器も
常時駆動されるように構成されているものもあり、その
ような場合は上記のような現像剤特性の差は生じない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これらの問題に関し、
前述の従来の技術では、現像剤色や現像剤容量に応じて
異なる濃度制御を行っているため、同じ現像剤について
の、異なる画像形成モードにおける現像剤特性の変動に
対応することができない。
【0007】図12は、異なる画像形成モードにおける
ブラック現像器のトナー濃度の差を示す図である。
【0008】図12には、従来技術におけるフルカラー
画像形成モードおよび白黒画像形成モードでのコピー枚
数とブラック現像器のトナー濃度との関係が示されてい
る。
【0009】図12に示すように、同じコピー枚数でも
白黒画像形成モードの方がフルカラー画像形成モードよ
りもトナー濃度が高くなっている。実際の使用条件下で
はフルカラー画像形成モードと白黒画像形成モードが混
在した状態で使用されるため、図12に示すほど顕著な
差は現れないが、モードによるトナー濃度差は傾向的に
は明瞭に存在する。これは、白黒画像形成モードでは用
紙間の非画像領域を含めてブラック現像器が常時駆動さ
れ現像剤が常時攪拌されるためトナーの帯電性が上昇す
ることが原因と考えられている。
【0010】また、一般的に、フルカラー画像形成モー
ドで使用される原稿は主として絵を取り扱うものである
ことが多いため像密度が高く、白黒画像形成モードの場
合の原稿は主として文字を取り扱うことが多いため像密
度が低い。従って、フルカラー画像形成モードの方が現
像器内のトナーの交換が頻繁に行われるのに対し、白黒
画像形成モードではトナーの消費が少なく、同じトナー
が長時間現像器内に留まるため、トナーが高ストレスを
受けやすくなる。
【0011】現像剤が高ストレスを受けてトナー濃度が
高くなった状態でトナーを新たに補給すると、通常時に
は問題ない程度のトナー補給量でも、新たに補給された
トナーが十分に帯電されずに現像器から送り出されるの
で、下地カブリを起こしやすく濃度の安定性を低下させ
てしまうことが多い。
【0012】本発明は、上記事情に鑑み、多色画像形成
モードおよび単色画像形成モードのいずれのモードにお
いても下地カブリを起こしにくく、濃度の安定性の高い
画像を得ることのできる画像形成装置を提供することを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の画像形成装置は、表面に静電潜像が形成される感光
体と、その感光体上に画像情報に基づく静電潜像を形成
する静電潜像形成手段と、その静電潜像形成手段により
形成された静電潜像をキャリアおよび互いに異なる色の
トナーからなる現像剤で現像して上記感光体上に複数色
のトナー像を形成する複数の現像器と、それら複数の現
像器により上記感光体上に形成されたトナー像を所定の
被転写体に転写する転写手段と、上記複数の現像器を使
用して多色画像を形成する多色画像形成モード、および
上記複数の現像器のうちの1つの現像器を使用して単色
画像を形成する単色画像形成モードのいずれのモードで
画像を形成するかを設定する画像形成モード設定手段
と、上記2つのモードにおいてともに使用される現像器
のトナー濃度を制御するにあたり、上記画像形成モード
設定手段により設定されたモードに応じた制御を行なう
濃度制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】ここで、この画像形成装置が、上記感光体
上にトナー像濃度測定用の基準パッチを形成する基準パ
ッチ形成手段と、その基準パッチ形成手段により形成さ
れた基準パッチの濃度を測定する基準パッチ濃度測定セ
ンサとを備えたものであり、上記濃度制御手段が、上記
2つのモードにおいてともに使用される現像器へのトナ
ー補給量を上記2つのモードそれぞれに応じて制御する
にあたり、上記基準パッチ形成手段により測定された、
上記2つのモードにおいてともに使用される現像器のト
ナーの色に対応する色の基準パッチの測定値に基づき上
記2つのモードそれぞれに応じた制御を行なうものであ
ることが好ましい。
【0015】また、少なくとも上記2つのモードにおい
てともに使用される現像器が、その現像器内に、上記現
像剤中のトナー濃度を測定するトナー濃度測定センサを
備えてなるものであり、上記濃度制御手段が、上記2つ
のモードにおいてともに使用される現像器へのトナー補
給量を上記2つのモードそれぞれに応じて制御するにあ
たり、上記トナー濃度測定センサにより測定された、上
記2つのモードにおいてともに使用される現像器のトナ
ー濃度の測定値に基づき上記2つのモードそれぞれに応
じた制御を行なうものであることも好ましい態様であ
る。
【0016】また、この画像形成装置が、上記感光体上
にトナー像濃度測定用の基準パッチを形成する基準パッ
チ形成手段と、その基準パッチ形成手段により形成され
た基準パッチの濃度を測定する基準パッチ濃度測定セン
サとを備えてなるものであり、上記濃度制御手段が、上
記基準パッチ濃度測定センサにより測定される、上記2
つのモードにおいてともに使用される現像器のトナーの
色に対応する色の基準パッチ濃度の形成間隔を、上記画
像形成モード設定手段により設定されたモードに応じて
制御するものであることも好ましい。
【0017】また、この画像形成装置が、形成しようと
する画像の画素数を測定する画素数測定手段を備えてな
るものであり、上記濃度制御手段が、上記2つのモード
においてともに使用される現像器へのトナー補給量を上
記2つのモードそれぞれに応じて制御するにあたり、上
記画素数測定手段により測定された、上記2つのモード
においてともに使用される現像器により現像される画像
の画素数の測定値に基づき上記2つのモードそれぞれに
応じた制御を行なうものであることも好ましい態様の1
つである。
【0018】また、この画像形成装置が、上記感光体上
の非画像形成領域にトナー消費用のパッチを形成するト
ナー消費用パッチ形成手段を備えてなるものであり、上
記濃度制御手段が、上記トナー消費用パッチ形成手段に
より形成される、上記2つのモードにおいてともに使用
される現像器のトナーの色に対応する色のトナー消費用
パッチの、形成間隔あるいは大きさを、上記画像形成モ
ード設定手段により設定されたモードに応じて制御する
ものであることも好ましい態様の1つである。
【0019】さらに、上記濃度制御手段が、上記静電潜
像形成手段による感光体上への、上記2つのモードにお
いてともに使用される現像器により現像される静電潜像
を形成する際の静電潜像形成条件、あるいは、上記2つ
のモードにおいてともに使用される現像器の現像バイア
ス条件を、上記画像形成モード設定手段により設定され
たモードに応じて制御するものであることも好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0021】図1は、本発明の画像形成装置が適用され
るカラー複写機についての実施形態を示す概略構成図で
ある。
【0022】図1に示すように、このカラー複写機1
は、表面に静電潜像が形成される感光体ドラム20と、
感光体ドラム20の表面を予め帯電する帯電コロトロン
21と、原稿222の画像情報を読み取るスキャナ部2
2と、帯電コロトロン21により帯電された感光体ドラ
ム20上に静電潜像を書込むラスタ走査装置228(以
下、ROSと記す)と、静電潜像をキャリアおよび互い
に異なる色のトナーからなる現像剤で現像して感光体ド
ラム20上にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、ブラック(K)の4色のトナー像を形成する4
つの現像器23Y,23M,23C,23Kからなるロ
ータリ現像ユニット23と、感光体ドラム20上に形成
されたトナー像を転写ドラム31に転写する転写コロト
ロン42とを備えている。
【0023】ロータリ現像ユニット23は、Y,M,
C,Kの4つの色のトナーが収容される上記の4つの現
像器を回転自在に配設したものであり、適宜切換選択さ
れるように構成されている。
【0024】このカラー複写機1は、Y,M,C,Kの
4つの現像器23Y,23M,23C,23Kすべてを
使用して画像形成を行うフルカラー画像形成モード、お
よび上記の4つの現像器のうちのKの現像器だけを使用
して画像形成を行う白黒画像形成モードの2つのモード
のうちいずれのモードで画像を形成するかを設定する画
像形成モード設定手段を有し、上記2つのモードにおい
てともに使用されるKの現像器23Kのトナー濃度を制
御するにあたり、上記画像形成モード設定手段により設
定されたモードに応じた制御を行うコントローラ74
(図3参照)を備えている。
【0025】本実施形態のカラー複写機1におけるフル
カラー画像形成モードは、本発明にいう多色画像形成モ
ードに相当するものであり、白黒画像形成モードは、本
発明にいう単色画像形成モードに相当するものである。
【0026】このカラー複写機1には、上記のフルカラ
ー画像形成モードおよび白黒画像形成モードの2つのモ
ードのうちいずれのモードで画像を形成するかを設定す
る画像形成モード設定手段15が備えられている。
【0027】なお、本実施形態のカラー複写機1におけ
るコントローラ74は、本発明にいう濃度制御手段に相
当するものである。
【0028】このように本実施形態では、フルカラー画
像形成モードと白黒画像形成モードの2つのモードを備
えているが、このほかに、Y,M,Cの現像器23Y,
23M,23Cのうちの1つまたは2つの現像器を使用
して画像形成を行うモノカラー画像形成モードを設けて
もよく、また、単色画像形成モードにおいて使用される
現像器は必ずしもKの現像器のみに限られるものではな
く、任意の色を選択できるようにしてもよい。
【0029】本実施形態のカラー複写機1は、ユーザが
画像形成モードを選択するための画像形成モード選択画
面17を備えたユーザ操作部16(図3参照)を有して
いる。
【0030】図2は、図1に示したカラー複写機に備え
られた画像形成モード選択画面を示す図である。
【0031】図2に示すように、この画像形成モード選
択画面17には、フルカラー画像形成モード、白黒画像
形成モード、およびモノカラー画像形成モードの中から
所望のモードを選択するモード選択ボタン18、および
モノカラー画像形成モードの場合の色を選択する色選択
ボタン19が設けられている。
【0032】また、上記のユーザ操作部16には、これ
らのボタンのほかに、このカラー複写機1がプラテン2
21上に載置された原稿222の画像情報を読み取り、
その原稿が白黒原稿であるか否かを判別して自動的にモ
ード設定を行う自動モード設定ボタン(図示せず)も設
けられている。
【0033】なお、本実施形態における感光体ドラム2
0は、本発明にいう感光体に相当するものであり、本実
施形態における転写ドラム31は、本発明にいう被転写
体に相当するものであり、本実施形態における転写コロ
トロン42は、本発明にいう転写手段に相当するもので
ある。
【0034】また、本実施例における帯電コロトロン2
1、スキャナ部22、およびROS228は、本発明に
いう静電潜像形成手段を構成するものである。
【0035】スキャナ部22は、プラテン221上にセ
ットされた原稿222に光ビームを照射する露光ランプ
223と、この露光ランプ223を原稿222領域に亘
って移動させるキャリッジ224と、露光ランプ223
による原稿222面からのビームを所定の経路に沿って
導く反射ミラー225と、原稿222面からのビームを
各色成分毎のデジタル信号に変換するCCDセンサ22
6と、原稿222面からのビームをCCDセンサ226
部位に結像させる結像レンズ227とから構成されてい
る。
【0036】ROS228は、上記CCDセンサ226
で取り込んだ各色成分の画像データに基づいてレーザビ
ームを照射する半導体レーザ228a、半導体レーザ2
28aからのビームを感光体ドラム20の主走査方向に
亘って振り分け偏向するポリゴンミラー228b、半導
体レーザ228aからのビームを感光体ドラム20の主
走査方向ラインに沿って結像させる結像レンズ228
c、およびビーム経路を規制する反射ミラー228dに
より構成されている。
【0037】また、感光体ドラム20に対する静電潜像
の書込位置と現像位置との間には感光体ドラム20の帯
電電位を測定する電位計27が配設される一方、現像位
置と転写位置との間には感光体ドラム20上に形成され
た基準パッチの濃度を測定する光センサ28が配設され
ている。この光センサ28はLEDによって感光体ドラ
ム20を照射し、その反射光量をフォトダイオードで測
定する反射型光センサである。さらに、このカラー複写
機1には機内の相対湿度を測定する湿度計29(図3参
照)が設けられている。
【0038】さらに、感光体ドラム20の周辺には、感
光体ドラム20上の残留トナーを除去するクリーナ2
5、感光体ドラム20上の残留電荷を除去するイレーズ
ランプ26が備えられている。
【0039】転写ドラム31は、周面に記録シート30
を巻付け保持し、この記録シート30に感光体ドラム2
0上の各色成分トナー像を順次多重転写する。この転写
ドラム31には、記録シート30保持時に記録シート3
0を帯電させて転写ドラム31に吸着させる吸着コロト
ロン41と、感光体ドラム20上のトナー像を記録シー
ト30に転写する転写コロトロン42と、最終色の転写
工程が終了した記録シート30を除電する転写コロトロ
ン43と、最終色の転写工程が終了した記録シート30
上の電荷を除去するクリーニング除電コロトロン44
と、最終色の転写工程が終了した記録シート30に付着
した紙粉などを清掃するクリーニングブラシ45と、記
録シート30を転写ドラム31から剥離する時に記録シ
ート30を内側から押し上げる内押しロール46と、記
録シート30を転写ドラム31から剥離する剥離フィン
ガ47と、図示外のシート供給カセットから供給された
記録シート30を各モードに応じた所定のタイミングで
吸着コロトロン41部位へ搬送するシート搬送系48と
が設けられている。
【0040】さらに、このカラー複写機1には、転写工
程の終了した記録シート30を挿通させ、記録シート3
0上に未定着トナー像を定着させる、内部にヒータが内
蔵された加熱ロール51と、この加熱ロール51に圧接
配置される加圧ロール52とからなる定着器50が備え
られており、転写ドラム31からの記録シート30が案
内プレート53を介して定着器50へ搬送されるように
なっている。さらに、定着器50を通過した記録シート
30を搬送するフューザ出口ロール54、定着器50を
通過した記録シート30の後端検出用のフューザ出口ス
イッチ55、定着された記録シート30が収容される排
出トレイ56、排出トレイ56へ記録シート30を送出
するための出口ロール57が備えられている。
【0041】以上のように構成されたカラー複写機1に
おいて、モードとしてフルカラー画像形成モードが設定
されている場合、先ず、ユーザがユーザ操作部16に設
けられたコピースタートスイッチ(図示せず)を操作す
ると、原稿222の走査が開始され、感光体ドラム20
上にブラックKに対応する静電潜像の書き込みが行われ
る。一方、ロータリ現像ユニット23ではブラック現像
器23Kが感光体ドラム20との対向位置にセットさ
れ、上記ブラックKに対応する静電潜像はブラック現像
器23Kによって書込タイミングから少し遅れて現像さ
れる。このようにして感光体ドラム20上に形成された
ブラックKのトナー像は、転写ドラム31上に保持され
た記録シート30に転写される。ブラック現像器23K
による現像工程が終了すると、転写ドラム31が1回転
サイクルを終了する迄の間に現像器の交換が行われる。
すなわち、ロータリ現像ユニット23を90°回転させ
ることによってイエロー現像器23Yが感光体ドラム2
0との対向位置にセットされる。
【0042】以降は転写ドラム31の1回転サイクル毎
にこれらの動作が繰り返され、その度毎にイエローY、
マゼンタMおよびシアンCのトナー像が感光体ドラム2
0から転写ドラム31上に保持された記録シート30に
転写され、記録シート30上には4色のトナー像による
重ね合わせトナー像が形成される。そして、最終色のシ
アンCのトナー像の記録シート30への転写が終了した
後、記録シート30は転写ドラム31から剥離され、定
着器50を経て排出トレイ56に排出される。
【0043】以降、コピー設定枚数分だけ上記動作を繰
り返す。
【0044】一方、モードとして白黒画像形成モードが
設定されている場合は、ユーザが、ユーザ操作部16に
設けられたコピースタートスイッチを操作すると、フル
カラー画像形成モードの場合と同様、原稿222の走査
が開始され、感光体ドラム20上にはブラックKに対応
する静電潜像の書き込みが行われ、ロータリ現像ユニッ
ト23では、ブラック現像器23Kが感光体ドラム20
との対向位置にセットされ、上記ブラックKに対応する
静電潜像はブラック現像器23Kによって現像される。
このようにして感光体ドラム20上に形成されたブラッ
クKのトナー像は、転写ドラム31上に保持された記録
シート30に転写される。
【0045】そして、ブラックKのトナー像の記録シー
ト30への転写が終了した後、記録シート30は転写ド
ラム31から剥離され、定着器50を経て排出トレイ5
6に排出される。
【0046】以降、コピー設定枚数分だけ転写ドラム1
回転毎に上記動作が繰り返されるが、この間、ロータリ
現像ユニット23では、ブラック現像器23Kが感光体
ドラム20との対向位置にセットされた状態のままであ
り、ブラック現像器23Kによる現像のみが行われる。
【0047】
【実施例】次に、本発明の画像形成装置の実施例につい
て説明する。 [第1の実施例]本発明の第1の実施例のカラー複写機
は、図1に示したカラー複写機1に、感光体ドラム20
上にトナー像濃度測定用の基準パッチを形成する基準パ
ッチ形成手段と、該基準パッチ形成手段により形成され
た基準パッチの濃度を測定する基準パッチ濃度測定セン
サとを備えてなるものであり、この濃度制御手段が、基
準パッチ濃度測定センサにより測定された、ブラック現
像器23Kのトナーの色に対応する色の基準パッチ濃度
の測定値に基づき、フルカラー画像形成モードおよび白
黒画像形成モードの2つのモードにおけるブラック現像
器23Kへのトナー補給量を制御する。
【0048】図3は、本発明の第1の実施例における制
御系のブロック図である。
【0049】図3には、図1に示したカラー複写機1の
制御系10を構成するスキャナ部11、画像処理部1
2、光学部13、画像形成部14のブロック図が示され
ている。
【0050】スキャナ部11において、CCDセンサ2
26で読み取られた画像データは増幅器60で適当なレ
ベルまで増幅された後、A/D変換器61で8ビットの
デジタル信号に変換され、シェーディング補正、ギャッ
プ補正の後に濃度変換器62で反射率データから濃度デ
ータに変換され、画像処理部12に送られる。
【0051】画像処理部12に送られた画像データは、
先ず色変換部63でカラー複写機1としての基本的な画
像処理、すなわち色信号変換、墨再生(UCR)、MT
F処理などが行われ、ブラック、イエロー、シアンおよ
びマゼンタの各色の画像データに変換される。次に、各
色の画像データは第1ガンマ補正部64に送られ、各複
写機のROS228および画像形成部14に固有の階調
特性に合わせて色階調の補正が行われる。
【0052】第1ガンマ補正部64による補正が終了し
た画像データは、D/A変換器68でアナログ画像デー
タに変換された後、第2セレクタ73および画素数カウ
ンタ80を経て比較器69に送られ、比較器69で三角
波発生器70から送出される所定周期の信号と比較され
パルス幅変調による二値の画像データに変換される。
【0053】図4は、第1の実施例における比較器によ
る画像データの二値化の説明図である。
【0054】図4に示すように、入力されたアナログ画
像データAを三角波発生器70(図3参照)で発生した
三角波Tと比較し、アナログ画像データAが三角波Tよ
り大きい部分を「0」、小さい部分を「1」として画像
データを二値化する。こうして得られた二値画像データ
Bは光学部13(図3参照)のレーザドライバ71に送
られ、画像データが「0」の時にROS228の半導体
レーザ228aがオフに操作され、画像データが「1」
の時にオンに操作されて感光体ドラム20上に静電潜像
が形成される。
【0055】また、画像処理部12には感光体ドラム2
0上に基準パッチを形成する際にその画像信号を発生す
るパッチ信号発生手段72が設けられており、画像面積
率50%の基準パッチデータを生成する。前述のアナロ
グ画像データおよび基準パッチデータはコントローラ7
4によって制御される第2セレクタ73に入力され、い
ずれか一方のデータのみが上記比較器69で三角波と比
較されて二値化される。
【0056】また、画像形成部14には、電位計27、
光センサ28、および湿度計29からの検出信号に基づ
いて感光体ドラム20上に形成されるトナー像の濃度を
一定に制御するためのコントローラ74、このコントロ
ーラ74の制御信号に応じて帯電器21のグリッド電圧
Gを変更する帯電器制御部75、同様にコントローラ
74の制御信号に応じてロータリ現像ユニット23の各
現像器に印加する現像バイアス電圧VBを変更する現像
バイアス制御部76が設けられている。また、ロータリ
現像ユニット23の各現像器にはトナー供給装置77が
接続されており、コントローラ74の制御信号に応じて
トナー補給が行われるようになっている。さらに、上記
コントローラ74は光学部13のレーザ光量制御部78
に対しても制御信号を送出しており、レーザドライバ7
1を介して半導体レーザ228aの発光量が調整される
ようになっている。
【0057】なお、本実施例におけるコントローラ74
は、本発明にいう濃度制御手段に相当するものであり、
本実施例におけるパッチ信号発生手段72は、本発明に
いう基準パッチ形成手段に相当するものであり、本実施
例における光センサ28は、本発明にいう基準パッチ濃
度測定センサに相当するものである。
【0058】なお、図3に示すように、第2セレクタ7
3と比較器69との間に画素数カウンタ80を配置する
ことにより、後述の第3の実施例におけるように、この
画素数カウンタ80により得られる画像の画素数に基づ
き現像器へのトナー補給量を制御するように構成するこ
とができる。
【0059】また、図3に示すように、パッチ信号発生
手段72と並列に、トナーバンド信号発生手段81を配
置することにより、後述の第4の実施例におけるよう
に、このトナーバンド信号発生手段81により得られる
トナーバンドにより現像器中のトナーを消費させて濃度
制御を行うように構成することができる。
【0060】以上のように構成された本実施例のカラー
複写機1の制御系10において、主電源の投入直後、あ
るいは4時間以上コピージョブを行わなかった後にコピ
ージョブを再開する時には以下のようにして画像濃度制
御が行われる。
【0061】カラー複写機1のユーザ操作部16のコピ
ースタートスイッチが押されると、先ず、コントローラ
74は作像条件設定モードをスタートさせ、図5に示す
フローチャートに従い帯電器21(図3参照)のグリッ
ド電位VGS、ROS228のレーザ光量LDS、現像バイ
アス電位VBを決定する。コントローラ74には予め目
標暗電位VHS、目標露光部電位VLS、目標暗電位VHS
ら現像バイアス電位V B迄のカブリ防止電位差VCが記憶
されており、これらに基づいて上記VGS、LDS、VB
決定される。
【0062】図5は、第1の実施例における濃度制御の
ための作像条件設定のフローチャートである。
【0063】図5に示すフローチャートに沿って第1の
実施例における作像条件設定の流れを説明する。
【0064】コントローラ74は帯電器制御部75に制
御信号を送出し、異なるグリッド電圧VG1、VG2で感光
体ドラム20を帯電させる。そして電位計27を用いて
その時の暗電位VH1、VH2を測定し(ステップST
1)、目標暗電位VHSを得るのに必要なグリッド電位V
GSを次式により計算する(ステップST2)。
【0065】
【数1】
【0066】次に、ステップST2で求めたグリッド電
位VGSを用いて感光体ドラム20を帯電させる一方、コ
ントローラ74はパッチ信号発生手段72に対して基準
パッチデータの発生を要求し、第2セレクタ73に対し
ては基準パッチデータの選択を要求する。これにより、
基準パッチデータは二値化されてレーザドライバ71に
供給され、感光体ドラム20上には基準パッチデータに
対応した静電潜像が形成される。このとき、コントロー
ラ74はレーザ光量制御部78に対して制御信号を送出
し、2通りのレーザ光量LD1、LD2を用いてROSS2
28により感光体ドラム20を露光させる。そして、電
位計27(図3参照)を用いて各基準パッチについて露
光部電位LL1、LL2を測定し(ステップST3)、目標
露光部電位VLSを得るのに必要なレーザ光量LDSを次式
により計算する(ステップST4)。
【0067】
【数2】
【0068】次に、目標暗電位VHSからカブリ防止電位
差VCを引き算して現像バイアス電位VBを求め(ステッ
プST5)、算出されたグリッド電位VGSを帯電器制御
部75へ、レーザ光量LDSをレーザ光量制御部78へ、
現像バイアス電位VBを現像バイアス制御部76へそれ
ぞれ設定する(ステップST6)。
【0069】次に、コントローラ74は再度パッチ信号
発生手段72に対して基準パッチデータの発生を要求
し、設定されたグリッド電位VGS、レーザ光量LDSを用
いて感光体ドラム上に静電潜像を形成する。そして、こ
の静電潜像を、現像バイアス制御部76に設定された現
像バイアス電位VBを用いて現像し、感光体ドラム20
上に基準パッチを形成する(ステップST7)。光セン
サ28は感光体ドラム20上に形成された基準パッチの
濃度を検出し、コントローラ74は光センサ28の検出
信号に基づいてトナー供給装置77(図3参照)からロ
ータリ現像ユニット23へのトナー補給量を制御する
(ステップST8)。
【0070】ステップST7における基準パッチ形成
は、ロータリ現像ユニット23の現像器を交換しながら
各色トナーについて行われ、ステップST8における4
色全てのトナーについてのトナー補給量の制御が行われ
た後に、この作像条件設定モードは終了する。
【0071】次に、ステップST8におけるトナー補給
量制御について説明する。
【0072】図6は、第1の実施例におけるトナー補給
量制御のフローチャートである。
【0073】このトナー補給量制御は、このカラー複写
機1に備えられた現像器に対応して、各色ごとに行われ
る。以下には、イエロー色について説明するが、他の3
色についても同様の処理が行われる。
【0074】光センサ28(図3参照)で測定したイエ
ローについての基準パッチ濃度R_ADC(Y)を、予
め決められているイエローの基準パッチ目標濃度S_A
DC(Y)と比較して差分ΔADCを求める(ステップ
ST11)。
【0075】次に、その差分ΔADCが、イエローにつ
いての所定のしきい値ADC_TH(Y)を越えている
か否かが判定され(ステップST12)、判定の結果、
差分ΔADCがしきい値ADC_TH(Y)を越えてい
る場合はイエローについての所定の係数K_ADC
(Y)を掛け、トナー補給量(実際はトナー補給モータ
ーON時間)DISP_ON(Y)を算出する(ステッ
プST13)。
【0076】ここで、一度に多量のトナーを補給すると
攪拌不良を発生するおそれがあるため、トナー補給量D
ISP_ON(Y)が所定の上限値DISP_MAX
(Y)を越えているか否かが判定され(ステップST1
4)、判定の結果、トナー補給量DISP_ON(Y)
が上限値DISP_MAX(Y)を越えている場合は、
トナー補給量DISP_ON(Y)を上限値DISP_
MAX(Y)の値に設定する(ステップST16)。ス
テップST14における判定の結果、トナー補給量DI
SP_ON(Y)が上限値DISP_MAX(Y)未満
である場合は、トナー補給量DISP_ON(Y)はス
テップST13において求めた計算値のままとする。
【0077】一方、ステップST12における判定の結
果、差分ΔADCがしきい値ADC_TH(Y)未満で
ある場合は、トナー補給量DISP_ON(Y)はゼロ
とする(ステップST16)。
【0078】図7は、図6に示したトナー補給量制御後
のトナー補給量DISP_ON(Y)と差分ΔADCと
の関係を示す図である。
【0079】図7には、横軸に基準パッチ濃度の測定値
と基準パッチ目標濃度との差分ΔADCをとり、縦軸に
トナー補給量DISP_ONをとった場合の、トナー補
給量DISP_ONが差分ΔADCに応じてどのように
制御されるかが示されている。すなわち、トナー補給量
DISP_ONは、差分ΔADCが所定のしきい値AD
C_TH未満の場合はゼロに制御され、ADC_THを
越えた場合はステップST13に示す計算式により係数
K_ADCの傾斜で差分ΔADCに応じて右上がりに増
加するが、その最大値は上限値DISP_MAXで規制
される。
【0080】なお、図6に示したトナー補給量制御にお
ける各色ごとのしきい値ADC_TH(Y,M,C,
K)、係数K_ADC(Y,M,C,K)、および上限
値DISP_MAX(Y,M,C,K)は、図3に示し
たコントローラ74により、それぞれ次のように設定さ
れる。
【0081】図8は、第1の実施例におけるトナー補給
量制御に用いられるしきい値、係数、および上限値の設
定のフローチャートである。
【0082】図8に示すように、ステップST21にお
いて基準パッチの色に応じて4つの流れに分岐され、基
準パッチの色がYである場合はステップST22におい
てYについてのしきい値ADC_TH(Y)、係数K_
ADC(Y)、および上限値DISP_MAX(Y)が
選択され、同様に、基準パッチの色がMである場合はス
テップST23においてMについてのしきい値ADC_
TH(M)、係数K_ADC(M)、および上限値上限
値DISP_MAX(M)が選択される。基準パッチの
色がCである場合も同様である。しかし、基準パッチの
色がKである場合は、ステップST25において画像形
成モードがフルカラー画像形成モードと白黒画像形成モ
ードのうちのいずれのモードであるかが判定され、判定
の結果、フルカラー画像形成モードである場合はステッ
プST26においてフルカラー画像形成モードでのブラ
ック(K)についてのしきい値ADC_TH(K)、係
数K_ADC(K)、および上限値DISP_MAX
(K)が選択され、一方、ステップST25における判
定の結果、白黒画像形成モードである場合はステップS
T27において白黒画像形成モードでのブラック(M
K)についてのしきい値ADC_TH(MK)、係数K
_ADC(MK)、および上限値DISP_MAX(M
K)が選択される。なお、“MK”とは、モノカラーの
ブラックを意味する。
【0083】このように、第1の実施例では、基準パッ
チ濃度S_ADCのしきい値ADC_TH、係数K_A
DC、上限値DISP_MAXを、Y,M,C3色につ
いてはそれぞれの色に応じて選択し色ごとのトナー補給
量DISP_ONを算出しているが、ブラックについて
は、画像形成モード設定手段15(図3参照)からのカ
ラーモード情報により、フルカラー画像形成モードでの
トナー補給量DISP_ON(K)算出用パラメータ
と、白黒画像形成モードでのトナー補給量DISP_O
N(MK)算出用パラメータブラック(MK)とを使い
分けている。
【0084】このように、フルカラー画像形成モードで
のブラック(K)と、白黒画像形成モードでのブラック
(MK)とで互いに異なるパラメータを用いて制御を行
う理由について図9を参照しながら説明する。
【0085】図9は、図8に示したトナー補給量制御に
おけるモードによるトナー補給量DISP_ONの相違
を説明するための図である。
【0086】図9には、横軸に基準パッチ濃度の測定値
と基準パッチ目標濃度との差分ΔADCをとり、縦軸に
トナー補給量DISP_ONをとった場合の、フルカラ
ー画像形成モードでのトナー補給量DISP_ON
(K)および白黒画像形成モードでのトナー補給量DI
SP_ON(MK)が差分ΔADCに応じてどのように
制御されるかが示されている。すなわち、トナー補給量
DISP_ON(K),DISP_ON(MK)は、差
分ΔADCが所定のしきい値ADC_TH(K),AD
C_TH(MK)未満の場合はゼロに制御され、ADC
_TH(K),ADC_TH(MK)を越えた場合はス
テップST26およびステップST27に示すように互
いに異なる係数K_ADC(K),K_ADC(MK)
の傾斜で差分ΔADCに応じて右上がりに増加するが、
その最大値は上限値DISP_MAX(K),DISP
_MAX(MK)で規制されている。
【0087】図9に示すように、白黒画像形成モード用
のしきい値ADC_TH(MK)の方が小さく、傾斜
(係数K_ADC(MK))が緩やかで、上限値DIS
P_MAX(MK)も低く、ほとんど大部分の領域にお
いて、同じ基準パッチ濃度差ΔADCに対する補給トナ
ー量が少なくなるようにパラメータが設定されている。
こうすることにより、現像剤がストレスを受けトナー濃
度が高い状態でも、下地カブリや濃度安定性低下を発生
しにくくすることができる。一方、トナーを多く消費し
た場合のトナー補給量が不足しがちになり濃度が一時的
に低下する傾向はあるが、白黒画像形成モードでは、文
字部が多く像密度が低いこと、また、フルカラー画像形
成モードほど濃度安定性に対する要求レベルが高くない
ことから実際上は問題とはならない。
【0088】こうして、作像条件設定モードが終了して
実際にコピージョブが開始されると、コントローラ74
は所定のコピー枚数N毎にパッチ信号発生手段72に対
して基準パッチデータの発生を要求し、感光体ドラム2
0上に基準パッチを形成する。そして、形成された基準
パッチの濃度を光センサ28で検出し、その検出信号に
基づいてトナー供給装置77から現像器に補給するトナ
ー量を補正する。この制御は、前述のように、このカラ
ー複写機では、Y,M,C,Kの4色について順次行わ
れる。
【0089】なお、本実施例の複写機では、コピー枚数
N=10を標準間隔として基準パッチを形成するように
初期設定がなされている。このコピー枚数間隔は、フル
カラー画像形成モードではフルカラーコピーの枚数、白
黒画像形成モードでは白黒コピーの枚数に相当する。
【0090】なお、上記第1の実施例の変形例として、
基準パッチ濃度の測定値に基づきフルカラー画像形成モ
ードおよび白黒画像形成モードにおけるブラック現像器
へのトナー補給量を制御する代わりに、現像器内部に現
像剤中のトナー濃度を測定するトナー濃度測定センサを
備えてなる現像器を備えた画像形成装置においては、そ
のトナー濃度測定センサにより測定されたブラック現像
器のトナー濃度の測定値に基づき上記2つのモードにお
けるブラック現像器へのトナー補給量をそれぞれ制御す
るように構成してもよい。
【0091】次に本発明の第2の実施例について説明す
る。
【0092】第2の実施例のカラー複写機は、第1の実
施例で説明したカラー複写機1に、感光体ドラム20上
にトナー像濃度測定用の基準パッチを形成するパッチ信
号発生手段72と、そのパッチ信号発生手段72により
形成された基準パッチの濃度を測定する光センサ28と
を備えてなるものであり、コントローラ74(図3参
照)が、基準パッチ形成手段により形成される、フルカ
ラー画像形成モードおよび白黒画像形成モードの2つの
モードにおいてともに形成されるブラックの基準パッチ
の形成間隔を、画像形成モード設定手段により設定され
たモードに応じて制御する。
【0093】補実施例におけるパッチ信号発生手段72
は、本発明にいう基準パッチ形成手段に相当するもので
あり、また、光センサ28は、本発明にいう基準パッチ
濃度測定センサに相当するものである。
【0094】図10は、第2の実施例における制御プロ
グラムのフローチャートである。
【0095】コピースタートスイッチがオンされると、
実際のコピージョブスタートに先立ち、コントローラ7
4(図3参照)は、湿度計29の検出信号からスタート
時の機内湿度Honを測定し(ステップST31)、この
測定値Honと前回のコピージョブ終了時の機内湿度H
endとの湿度差の絶対値ΔHを計算する(ステップST
32)。
【0096】次に、その湿度差ΔHを、予めコントロー
ラ74に格納されていた判断基準値H0と比較し(ステ
ップST33)、湿度差ΔHが判断基準値H0を上回っ
ている場合はコピージョブ休止中の湿度変化が大きかっ
たものと判断して、コピージョブスタート後の基準パッ
チの形成間隔を所定の短い方の形成間隔に設定する。す
なわち、フルカラー画像形成モードの場合の各色の基準
パッチの形成間隔N(4C)および白黒画像形成モード
の場合のブラックの基準パッチの形成間隔N(MK)を
ともに2に設定する(ステップST35)。一方、ステ
ップST33において湿度差ΔHが判断基準値H0未満
の場合には、コピージョブ休止中の湿度変化が小さかっ
たものと判断して、コピージョブスタート後の基準パッ
チの形成間隔を所定の長い方の形成間隔に設定する。す
なわち、フルカラー画像形成モードの場合の基準パッチ
の形成間隔N(4C)を10に、白黒画像形成モードの
場合の基準パッチの形成間隔N(MK)を20に設定す
る(ステップST34)。
【0097】次に、コピージョブがスタートすると(ス
テップST36)、コントローラ74はコピー枚数CN
Tをカウントアップし(ステップST37)、次に、白
黒画像形成モードの場合はコピー枚数CNTが基準パッ
チの形成間隔N(MK)と合致したか否か、フルカラー
画像形成モードの場合はコピー枚数CNTが基準パッチ
の形成間隔N(4C)と合致したか否かを判定し(ステ
ップST38)、判定の結果、コピー枚数CNTとそれ
ぞれの基準パッチ形成間隔とが合致しない場合は全ての
コピージョブが終了したか否かを判定し(ステップST
39)、判定の結果、全てのジョブが終了していれば終
了時の機内湿度Hendを測定して処理を終了する(ステ
ップST40)。なお、ステップST39における判定
の結果、全てのジョブが終了していない場合はステップ
ST37以降の処理を繰り返す。
【0098】一方、ステップST38における判定の結
果、コピー枚数CNTとそれぞれの基準パッチ形成間隔
とが合致した場合は、コントローラ74は感光体ドラム
20上に基準パッチを形成させ、その濃度を検出して現
像器へのトナー補給量を補正することにより画像濃度の
制御を行い(ステップST41)、次に、コピー枚数C
NTを初期値0にリセットする(ステップST42)。
次に、コピージョブをスタートしてからの基準パッチの
形成回数が10回に達したか否かを判定し(ステップS
T43)、判定の結果、基準パッチの形成回数が10回
に達している場合は基準パッチの形成間隔を、フルカラ
ー画像形成モードの場合は標準間隔N(4C)=10に
設定し、白黒画像形成モードの場合は標準間隔N(M
K)=20に設定し(ステップST44)、ステップS
T39に進む。一方、ステップST43における判定の
結果、基準パッチの形成回数が10回に達していない場
合はステップST39に進む。
【0099】ここで、“4C”とはフルカラー画像形成
モードにおけるK,Y,M,C4色を意味しており、従
ってフルカラー画像形成モードフルカラー画像形成モー
ドではK,Y,M,C4色に対して制御が行われること
を示している。白黒画像形成モードではKに対してのみ
制御が行われる。
【0100】このように、第2の実施例では、機内湿度
に応じて基準パッチ形成間隔を制御しているが、全ての
色について一律に制御しているわけではなく、図10の
ように、互いに異なる、フルカラー画像形成モード用の
標準間隔N(4C)と白黒画像形成モード用の標準間隔
N(MK)を持ち、画像形成モード設定手段15からの
カラーモード情報に応じて同じブラック現像器23K
(図1参照)に対して異なる標準間隔を用いる。こうし
て、同じ基準パッチ濃度差に対する補給トナー量は一定
でも、図10のステップST38のように白黒画像形成
モードでの基準パッチ形成間隔をフルカラー画像形成モ
ードよりも長くすることにより、1枚あたりの補給トナ
ー量は少なくなり、第1の実施例同様に現像剤がストレ
スを受けトナー濃度が高い状態でも、下地カブリや濃度
安定性の低下を起こしにくくすることができる。
【0101】次に本発明の第3の実施例について説明す
る。
【0102】第3の実施例のカラー複写機は、第1の実
施例で説明したカラー複写機1に、形成しようとする画
像の画素数を測定する画素数カウンタ80(図3参照)
を備え、コントローラ74が、画素数カウンタ80によ
り測定された、ブラック現像器23K(図1参照)によ
り現像される画像の画素数の測定値に基づき、フルカラ
ー画像形成モードと白黒画像形成モードの2つのモード
におけるブラック現像器23Kへのトナー補給量を制御
する。
【0103】なお、この第3の実施例における画素数カ
ウンタ80は、本発明にいう画素数測定手段に相当する
ものである。
【0104】この画素数カウンタ80は、図3に示すよ
うに、第2セレクタ73の後段に配置されており、コピ
ー1ページ内のアナログ画像データを色ごとにカウント
し、例えば、イエローYについて、IMAGE(Y)を
求める。そして、イエローについての所定の係数K_I
MAGE(Y)を掛け、トナー補給量(実際はトナー補
給用モータONの時間)DISP_ON(Y)を算出す
る。マゼンタMおよびシアンCについても同様にトナー
補給量を算出するが、ブラックについては、第3の実施
例では、画像形成モード設定手段15からのカラーモー
ド情報に応じて、フルカラー画像形成モードではK_I
MAGE(K)、白黒画像形成モードではK_IMAG
E(MK)を使用してトナー補給量を算出する。
【0105】すなわち、フルカラー画像形成モードでの
ブラックのトナー補給量DISP_ON(K)は、 DISP_ON(K)=IMAGE(K)×K_IMA
GE(K) であり、白黒画像形成モードでのブラックのトナー補給
量DISP_ON(K)は、 DISP_ON(K)=IMAGE(K)×K_IMA
GE(MK) である。
【0106】ここで、K_IMAGE(K)>K_IM
AGE(MK)とすることにより、第1の実施例、第2
の実施例と同様に、白黒画像形成モードの場合の方が、
コピー1枚あたりの補給トナー量は少なくなり、第1の
実施例、第2の実施例と同様、現像剤がストレスを受け
トナー濃度が高い状態でも、下地カブリや濃度安定性低
下の発生を少なくすることができる。
【0107】次に本発明の第4の実施例について説明す
る。
【0108】第4の実施例のカラー複写機は、第1の実
施例で説明したカラー複写機1に、感光体ドラム20上
の非画像形成領域にトナー消費用のパッチを形成するト
ナーバンド信号発生手段81を備えてなるものであり、
コントローラ74が、トナーバンド信号発生手段81に
より形成されるブラック現像器23Kのトナー消費用パ
ッチの形成間隔あるいは大きさを、画像形成モード設定
手段15により設定されたモードに応じて制御するもの
である。
【0109】なお、第4の実施例におけるトナーバンド
信号発生手段81は、本発明にいうトナー消費用パッチ
形成手段に相当する。
【0110】従来から、ストレスを受けて劣化した現像
剤を強制的に現像器から排出するために、定期的に非画
像部にトナーバンドを形成しそれを現像することにより
現像器内の現像剤を強制的に消費させる方法があるが、
本実施例では、ブラックのトナー消費用パッチの形成間
隔あるいは大きさを、フルカラー画像形成モードと白黒
画像形成モードとのいずれのモードで画像形成するかに
より異ならせている。
【0111】図3に示したように、トナー制御用のパッ
チ信号発生手段72とは別に、トナーバンド信号発生手
段81が備えられており、コントローラ74からの指示
で第2セレクタ72でトナーバンド信号を選択し、以降
は、濃度制御用の基準パッチ形成手段と同じ手順でトナ
ーバンドが現像され現像器内のトナーが消費される。
【0112】トナーバンド作成はM枚コピーおきに実施
されるが、このM値を、画像形成モード設定手段15か
らのカラーモード情報に応じて同じブラック現像器に対
しフルカラーではM(K)=100、白黒画像形成モー
ドではM(MK)=50というように、コントローラ7
4が使い分けてトナーバンド信号発生手段81に発生の
指示を送る。こうすることにより、白黒画像形成モード
のブラックの方が頻繁にトナーバンドが形成され、現像
器内のトナーが消費されるため、ストレスを受けトナー
が消費されることで下地カブリや濃度安定性低下の発生
を少なくすることができる。
【0113】次に本発明の第5の実施例について説明す
る。
【0114】第5の実施例のカラー複写機は、第1の実
施例で説明したカラー複写機1におけるコントローラ7
4が、静電潜像形成手段による感光体ドラム20上へ
の、ブラック現像器23Kにより現像される静電潜像を
形成する際の静電潜像形成条件、あるいは、ブラック現
像器23Kの現像バイアス条件を、画像形成モード設定
手段15により設定されたモードに応じて制御する。
【0115】図11は、第5の実施例における濃度制御
のための作像条件設定のフローチャートである。
【0116】図11に示すフローチャートに沿って第5
の実施例における作像条件設定の流れを説明する。
【0117】先ず、このカラー複写機1がフルカラー画
像形成モードおよび白黒画像形成モードのいずれのモー
ドに設定されているかが判定される(ステップST5
1)。判定の結果、フルカラー画像形成モードに設定さ
れている場合はステップST52に進みコントローラ7
4内に記憶されているフルカラーモード用のパラメータ
(目標暗電位VHS、目標露光部電位VLS、およびカ
ブリ防止電位差VC)を読み込み、判定の結果、白黒画
像形成モードに設定されている場合はステップST53
に進みコントローラ74内に記憶されている白黒モード
用のパラメータ(目標暗電位VHS、目標露光部電位V
LS、およびカブリ防止電位差VC)を読み込む。
【0118】本実施例では、これらのパラメータは、表
1に示すような値に設定されている。
【0119】
【表1】
【0120】こうして、カラーモード情報に応じたパラ
メータがコントローラ74に設定された後、ステップS
T54以降の処理が行われる。このステップST54以
降の処理は、図5に示したフローチャートにおけるステ
ップST1以降の処理と全く同様であるので説明は省略
する。
【0121】このようにすることにより、ブラック現像
器23K(図1参照)に対して、白黒画像形成モードの
場合の現像コントラスト電位が、フルカラー画像形成モ
ードの場合に比べ大きくなるため、同じ画像濃度を得る
のに必要なトナー濃度は白黒画像形成モードの方が低く
なる。従って、白黒画像形成モードにおけるトナー濃度
が高くなり下地カブリや濃度安定性低下が発生する問題
を改善することができる。
【0122】なお、上記の各実施例は、すべてブラック
現像器についてのフルカラー画像形成モードおよび白黒
画像形成モードにおける濃度制御について説明したが、
ブラック現像器以外の、例えばイエロー現像器について
のフルカラー画像形成モードおよびイエローモノカラー
画像形成モードにおける濃度制御についても本発明を適
応することができる。他のモノカラー画像形成モードに
おいても同様に本発明を適応することができる。
【0123】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の画像形
成装置によれば、多色画像形成モードおよび単色画像形
成モードのいずれのモードにおいても下地カブリを起こ
しにくく、濃度の安定性の高い画像を得ることのできる
画像形成装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置が適用されるカラー複写
機についての実施形態を示す概略構成図である。
【図2】図1に示したカラー複写機に備えられた画像形
成モード選択画面を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施例における制御系のブロッ
ク図である。
【図4】第1の実施例における比較器による画像データ
の二値化の説明図である。
【図5】第1の実施例における濃度制御のための作像条
件設定のフローチャートである。
【図6】第1の実施例におけるトナー補給量制御のフロ
ーチャートである。
【図7】図6に示したトナー補給量制御後のトナー補給
量DISP_ON(Y)と差分ΔADCとの関係を示す
図である。
【図8】第1の実施例におけるトナー補給量制御に用い
られるしきい値、係数、および上限値の設定のフローチ
ャートである。
【図9】図8に示したトナー補給量制御におけるモード
によるトナー補給量DISP_ONの相違を説明するた
めの図である。
【図10】第2の実施例における制御プログラムのフロ
ーチャートである。
【図11】第5の実施例における濃度制御のための作像
条件設定のフローチャートである。
【図12】異なる画像形成モードにおけるブラック現像
器のトナー濃度の差を示す図である。
【符号の説明】
1 カラー複写機 10 制御系 11 スキャナ部 12 画像処理部 13 光学部 14 画像形成部 15 画像形成モード設定手段 16 ユーザ操作部 17 画像形成モード選択画面 18 モード選択ボタン 19 色選択ボタン 20 感光体ドラム 21 帯電コロトロン 22 スキャナ部 23 ロータリ現像ユニット 23Y,23M,23C,23K 現像器 25 クリーナ 26 イレーズランプ 27 電位計 28 光センサ 29 湿度計 30 記録シート 31 転写ドラム 41 吸着コロトロン 42 転写コロトロン 43 転写コロトロン 44 クリーニング除電コロトロン 45 クリーニングブラシ 46 内押しロール 47 剥離フィンガ 48 シート搬送系 50 定着器 51 加熱ロール 52 加圧ロール 53 案内プレート 54 フューザ出口ロール 55 フューザ出口スイッチ 56 排出トレイ 57 出口ロール 60 増幅器 61 A/D変換器 62 濃度変換器 63 色変換部 64 第1ガンマ補正部 68 D/A変換器 69 比較器 70 三角波発生器 71 レーザドライバ 72 パッチ信号発生手段 73 第2セレクタ 74 コントローラ 75 帯電器制御部 76 現像バイアス制御部 77 トナー供給装置 78 レーザ光量制御部 80 画素数カウンタ 81 トナーバンド信号発生手段 221 プラテン 222 原稿 223 露光ランプ 224 キャリッジ 225 反射ミラー 226 CCDセンサ 227 結像レンズ 228 ROS(ラスタ走査装置) 228a 半導体レーザ 228b ポリゴンミラー 228c 結像レンズ 228d 反射ミラー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に静電潜像が形成される感光体と、
    該感光体上に画像情報に基づく静電潜像を形成する静電
    潜像形成手段と、該静電潜像形成手段により形成された
    静電潜像をキャリアおよび互いに異なる色のトナーから
    なる現像剤で現像して前記感光体上に複数色のトナー像
    を形成する複数の現像器と、該複数の現像器により前記
    感光体上に形成されたトナー像を所定の被転写体に転写
    する転写手段と、前記複数の現像器を使用して多色画像
    を形成する多色画像形成モード、および前記複数の現像
    器のうちの1つの現像器を使用して単色画像を形成する
    単色画像形成モードのいずれのモードで画像を形成する
    かを設定する画像形成モード設定手段と、前記2つのモ
    ードにおいてともに使用される現像器のトナー濃度を制
    御するにあたり、前記画像形成モード設定手段により設
    定されたモードに応じた制御を行なう濃度制御手段とを
    備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 この画像形成装置が、前記感光体上にト
    ナー像濃度測定用の基準パッチを形成する基準パッチ形
    成手段と、該基準パッチ形成手段により形成された基準
    パッチの濃度を測定する基準パッチ濃度測定センサとを
    備えたものであり、 前記濃度制御手段が、前記2つのモードにおいてともに
    使用される現像器へのトナー補給量を前記2つのモード
    それぞれに応じて制御するにあたり、前記基準パッチ濃
    度測定センサにより測定された、前記2つのモードにお
    いてともに使用される現像器のトナーの色に対応する色
    の基準パッチ濃度の測定値に基づき前記2つのモードそ
    れぞれに応じた制御を行なうものであることを特徴とす
    る請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも前記2つのモードにおいてと
    もに使用される現像器が、該現像器内に、前記現像剤中
    のトナー濃度を測定するトナー濃度測定センサを備えて
    なるものであり、 前記濃度制御手段が、前記2つのモードにおいてともに
    使用される現像器へのトナー補給量を前記2つのモード
    それぞれに応じて制御するにあたり、前記トナー濃度測
    定センサにより測定された、前記2つのモードにおいて
    ともに使用される現像器のトナー濃度の測定値に基づき
    前記2つのモードそれぞれに応じた制御を行なうもので
    あることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 この画像形成装置が、前記感光体上にト
    ナー像濃度測定用の基準パッチを形成する基準パッチ形
    成手段と、該基準パッチ形成手段により形成された基準
    パッチの濃度を測定する基準パッチ濃度測定センサとを
    備えてなるものであり、 前記濃度制御手段が、前記基準パッチ形成手段により形
    成される、前記2つのモードにおいてともに使用される
    現像器のトナーの色に対応する色の基準パッチの形成間
    隔を、前記画像形成モード設定手段により設定されたモ
    ードに応じて制御するものであることを特徴とする請求
    項1記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 この画像形成装置が、形成しようとする
    画像の画素数を測定する画素数測定手段を備えてなるも
    のであり、 前記濃度制御手段が、前記2つのモードにおいてともに
    使用される現像器へのトナー補給量を前記2つのモード
    それぞれに応じて制御するにあたり、前記画素数測定手
    段により測定された、前記2つのモードにおいてともに
    使用される現像器により現像される画像の画素数の測定
    値に基づき前記2つのモードそれぞれに応じた制御を行
    なうものであることを特徴とする請求項1記載の画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】 この画像形成装置が、前記感光体上の非
    画像形成領域にトナー消費用のパッチを形成するトナー
    消費用パッチ形成手段を備えてなるものであり、 前記濃度制御手段が、前記トナー消費用パッチ形成手段
    により形成される、前記2つのモードにおいてともに使
    用される現像器のトナーの色に対応する色のトナー消費
    用パッチの、形成間隔あるいは大きさを、前記画像形成
    モード設定手段により設定されたモードに応じて制御す
    るものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成
    装置。
  7. 【請求項7】 前記濃度制御手段が、前記静電潜像形成
    手段による感光体上への、前記2つのモードにおいてと
    もに使用される現像器により現像される静電潜像を形成
    する際の静電潜像形成条件、あるいは、前記2つのモー
    ドにおいてともに使用される現像器の現像バイアス条件
    を、前記画像形成モード設定手段により設定されたモー
    ドに応じて制御するものであることを特徴とする請求項
    1記載の画像形成装置。
JP20333099A 1999-07-16 1999-07-16 画像形成装置 Expired - Fee Related JP4062826B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20333099A JP4062826B2 (ja) 1999-07-16 1999-07-16 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20333099A JP4062826B2 (ja) 1999-07-16 1999-07-16 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001034018A true JP2001034018A (ja) 2001-02-09
JP4062826B2 JP4062826B2 (ja) 2008-03-19

Family

ID=16472235

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20333099A Expired - Fee Related JP4062826B2 (ja) 1999-07-16 1999-07-16 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4062826B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6731884B2 (en) 2002-08-07 2004-05-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus and toner supply device and method used in image forming apparatus
US7536120B2 (en) 2005-08-26 2009-05-19 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with toner content detection and image density detection
US7929870B2 (en) 2007-07-19 2011-04-19 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus with a toner dispensing control unit

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6731884B2 (en) 2002-08-07 2004-05-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus and toner supply device and method used in image forming apparatus
US7536120B2 (en) 2005-08-26 2009-05-19 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with toner content detection and image density detection
US7929870B2 (en) 2007-07-19 2011-04-19 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus with a toner dispensing control unit

Also Published As

Publication number Publication date
JP4062826B2 (ja) 2008-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1169157A (ja) 画像形成装置
JP3552486B2 (ja) 画像形成装置
JPH1184963A (ja) 料金処理装置の付設できる複写装置
JP3430702B2 (ja) 画像濃度制御方法及びその装置
JP4062826B2 (ja) 画像形成装置
US20110182604A1 (en) Image forming apparatus, image density control method, control program and recording medium
JP3735788B2 (ja) 白黒兼用カラー画像形成装置
JP3002278B2 (ja) デジタル画像形成装置
JP4107549B2 (ja) 画像形成装置
KR100325815B1 (ko) 화상형성장치의 화상품질 향상방법
CN110278342A (zh) 图像读取装置、图像形成装置以及记录介质
JP5268517B2 (ja) 画像形成装置
JP3254380B2 (ja) 像形成装置
JP3550331B2 (ja) 画像形成装置
EP0998125A2 (en) An image forming apparatus and a control method therefor
JP2001034019A (ja) 画像形成装置
JP2001066837A (ja) 画像形成装置
JP3360449B2 (ja) 画像濃度制御装置
JPH08171242A (ja) 画像形成装置
US7773238B2 (en) Image forming apparatus for reducing time of printing consecutive pages of data and image forming method thereof
JP4066339B2 (ja) 画像形成装置
JP4880631B2 (ja) 画像処理装置、画像処理装置を備えた画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラム、及びこのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
JPH11194576A (ja) 濃度制御用パッチ作成方法及びそれを利用した画像形成装置
JP2004125990A (ja) 画像形成装置、画像形成方法、及び制御プログラム
JP2001175139A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060301

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060404

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060602

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071030

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071211

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071224

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110111

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120111

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120111

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130111

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130111

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140111

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees