JPH09106222A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成方法

Info

Publication number
JPH09106222A
JPH09106222A JP7264219A JP26421995A JPH09106222A JP H09106222 A JPH09106222 A JP H09106222A JP 7264219 A JP7264219 A JP 7264219A JP 26421995 A JP26421995 A JP 26421995A JP H09106222 A JPH09106222 A JP H09106222A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
light
toner
image forming
reflected light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7264219A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Imamiya
弘二 今宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP7264219A priority Critical patent/JPH09106222A/ja
Publication of JPH09106222A publication Critical patent/JPH09106222A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】感光体上に現像されたトナー像の濃度を検知す
るセンサのトナー等による汚れの影響を無くし、かつ、
温度変化による影響や通電ドリフトの影響も無くして正
確な濃度検知を行う。 【解決手段】CPU83は、センサ18を用いた濃度検
知回路80における非画像形成領域の感光体ドラムから
の反射光による出力端子91の出力電圧V(O)、現像
された基準濃度パッチ画像からの反射光による出力端子
91の出力電圧V(P)とからV=V(P)/V(O)
を検知電圧として演算し、イニシャル時のこの値を基準
電圧として検知電圧と比較した結果に応じてトナー補給
モータ100を所定時間回転させるトナー補給モータ制
御信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、感光体上に現像
されたトナー像の濃度を検知して画像を形成する画像形
成装置および画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置における感光体上の
現像トナーの濃度検知を反射光量で行い、この場合のセ
ンサとして反射型のホトカプラを用いることが公知の技
術としてある。
【0003】このようなセンサの汚れに対する解決策と
して、特開昭63−110476号公報には、感光体上
の非画像形成領域面での反射光を受光するセンサの受光
素子の出力が所定の値となる様に、センサの発光素子の
発光量を制御する手段を有するセンサの汚れ補償装置が
開示されている。
【0004】また、センサが汚れていないときの、感光
体の非画像形成領域面での反射光を受光するセンサの受
光素子の出力をV1、汚れた時の出力をV2とした時、
V1は、イニシャル時及びセンサをクリーニングしたと
きの値としてメモリされ、V2は、所定の印字間隔もし
くは装置の電源オン時に検出したセンサが汚れた状態の
値としてメモリされる。感光体上の現像トナーの濃度検
知のため、所定の濃度の反射光をセンサで検知した時の
出力Vを、CPU内で求めた補正係数V1/V2に積算
し、汚れ補正後のセンサ出力値としてV′=V×(V1
/V2)を出力値とすることが知られている。
【0005】それら、出力値にしたがって、現像剤のト
ナー比濃度の制御や、作像プロセスの制御(感光体ドラ
ム表面電位、現像バイアス、露光量などの制御)を行っ
ている。
【0006】しかしながら、上述した特開昭63−11
0476号公報で示している例の場合は、感光体上の非
画像形成領域面での反射光を受光するセンサの受光素子
の出力が所定の値となる様に、センサの発光素子の発光
量を制御するため、非画像形成領域での反射光を受光す
る受光素子の出力が所定の値になるまで、時間を要し、
ファースト印字の時間を長くしてしまったり、発光素子
の発光量を制御するためのデータのメモリが必要である
という不具合や、発光量を補正した後、発光素子の温度
ドリフトや通電時間によるドリフトで発光光量が変化し
てしまい、正確な検知ができないという不具合を有して
いる。また、補正係数で積算する場合も、ドリフトのた
め正確に検知できないという問題や、温度の変化で出力
値が変わってしまうといった不具合を有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、セン
サのトナー等による汚れに対し、感光体上の非画像形成
領域面での反射光を受光するセンサの受光素子の出力が
所定の値となる様に、センサの発光素子の発光量を制御
するため、非画像形成領域での反射光を受光する受光素
子の出力が所定の値になるまで時間を要し、ファースト
印字の時間を長くしてしまったり、発光素子の発光量を
制御するためのデータのメモリが必要であるという不具
合や、発光量を補正した後、発光素子の温度ドリフトや
通電時間によるドリフトで発光光量が変化してしまい、
正確な検知ができないという問題があった。
【0008】そこで、この発明は、感光体上に現像され
たトナー像の濃度を検知するセンサのトナー等による汚
れの影響を無くし、かつ、温度変化による影響や通電ド
リフトの影響も無くして正確な濃度検知を行うことので
きる画像形成装置および画像形成方法を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の画像形成装置
は、像担持体に静電潜像を形成してトナーを用いて現像
することにより画像を形成する画像形成装置において、
上記像担持体上の現像トナーの濃度を検知する検知手段
と、この検知手段で検知される上記像担持体上に現像さ
れる基準となるトナー像の濃度値、および上記像担持体
上の非画像形成領域の濃度値との比を演算し、この演算
結果に応じて上記像担持体上のトナー濃度の制御を行う
制御手段とから構成されている。
【0010】この発明の画像形成装置は、像担持体に静
電潜像が形成されてトナーを用いて現像することにより
画像を形成する画像形成手段と、この画像形成手段に含
まれる少なくとも上記像担持体の有無を検知する検知手
段と、この検知手段で上記像担持体が無いと検知された
際、上記画像形成手段の画像形成動作を停止する制御を
行う制御手段とから構成されている。
【0011】この発明の画像形成装置は、像担持体に静
電潜像を形成してトナーを用いて現像することにより画
像を形成する画像形成装置において、上記像担持体上に
光を照射し、この反射光を受光して光量を検知する検知
手段と、この検知手段で検知される上記像担持体上に現
像される基準となるトナー像の反射光の光量、および上
記像担持体上の非画像形成領域の反射光の光量に対応す
る電圧を出力する出力手段と、この出力手段で出力され
る基準となるトナー像の反射光の光量に対応する出力電
圧と非画像形成領域の反射光の光量に対応する出力電圧
との比を検知電圧とし、この検知電圧に応じて上記像担
持体上のトナー濃度の制御を行う制御手段とから構成さ
れている。
【0012】この発明の画像形成装置は、像担持体に静
電潜像が形成されてトナーを用いて現像することにより
画像を形成する画像形成手段と、この画像形成手段で画
像形成動作を開始する前に上記像担持体上の非画像形成
領域からの反射光の光量を検知する検知手段と、この検
知手段で検知された反射光の光量に対応する出力が所定
の値以下の場合に上記画像形成手段の画像形成動作を開
始せず、少なくとも上記像担持体を含む画像形成手段が
未装着であることを表示する制御を行う制御手段とから
構成されている。
【0013】この発明の画像形成装置は、像担持体に静
電潜像を形成してトナーを用いて現像することにより画
像を形成する画像形成装置において、上記像担持体上に
現像される基準となるトナー像に光を照射し、この反射
光を受光して光量を検知する第1の検知手段と、上記像
担持体上の非画像形成領域に光を照射し、この反射光を
受光して光量を検知する第2の検知手段と、この第2の
検知手段および上記第1の検知手段で検知された反射光
の光量に対応する電圧を出力する出力手段と、この出力
手段で出力される上記第1の検知手段で検知された反射
光の光量に対応する出力電圧と上記第2の検知手段で検
知された反射光の光量に対応する出力電圧との比を検知
電圧とし、この検知電圧に応じて上記像担持体上のトナ
ー濃度の制御を行う制御手段とから構成されている。
【0014】この発明の画像形成装置は、像担持体に静
電潜像を形成してトナーを用いて現像することにより画
像を形成する画像形成装置において、上記像担持体上に
周波数変調された光を照射し、この周波数変調された反
射光を受光してトナー濃度を検知する検知手段と、この
検知手段で検知される上記像担持体上に現像される基準
となるトナー像の周波数変調された反射光の光量、およ
び上記像担持体上の非画像形成領域の周波数変調された
反射光の光量に対応する電圧を出力する出力手段と、こ
の出力手段で出力される基準となるトナー像の周波数変
調された反射光の光量に対応する出力電圧の時間平均の
差と非画像形成領域の周波数変調された反射光の光量に
対応する出力電圧の時間平均の差との比を検知電圧と
し、この検知電圧に応じて上記像担持体上のトナー濃度
の制御を行う制御手段とから構成されている。
【0015】この発明の画像形成装置は、像担持体に静
電潜像を形成してトナーを用いて現像することにより画
像を形成する画像形成装置において、上記像担持体上に
現像される基準となるトナー像に矩形波の周波数変調さ
れた光を照射し、この矩形波の周波数変調された反射光
を受光して光量を検知する第1の検知手段と、上記像担
持体上の非画像形成領域に矩形波の周波数変調された光
を照射し、この矩形波の周波数変調された反射光を受光
して光量を検知する第2の検知手段と、この第2の検知
手段および上記第1の検知手段で検知された矩形波の周
波数変調された反射光の光量に対応する電圧を出力する
出力手段と、この出力手段で出力される上記第1の検知
手段で検知された矩形波の周波数変調された反射光の光
量に対応する出力電圧の矩形波の高い方と低い方の時間
平均の差と、上記第2の検知手段で検知された矩形波の
周波数変調された反射光の光量に対応する出力電圧の矩
形波の高い方と低い方の時間平均の差との比を検知電圧
とし、この検知電圧に応じて上記像担持体上のトナー濃
度の制御を行う制御手段とから構成されている。
【0016】この発明の画像形成方法は、像担持体に静
電潜像を形成してトナーを用いて現像することにより画
像を形成する画像形成装置において、上記像担持体上に
現像される基準となるトナー像の濃度を検知し、上記像
担持体上の非画像形成領域を検知し、基準となるトナー
像の濃度を検知した値と非画像形成領域を検知した値と
の比を演算し、この演算結果に応じて上記像担持体上の
トナー濃度の制御を行うことを特徴とする。
【0017】この発明の画像形成方法は、像担持体に静
電潜像を形成してトナーを用いて現像することにより画
像を形成する画像形成装置において、上記像担持体上に
現像される基準となるトナー像に光を照射し、この反射
光を受光して光量を検知し、上記像担持体上の非画像形
成領域に光を照射し、この反射光を受光して光量を検知
し、上記基準となるトナー像の反射光の光量に対応する
出力電圧と上記非画像形成領域の反射光の光量に対応す
る出力電圧との比を演算し、この演算結果に応じて上記
像担持体上のトナー濃度の制御を行うことを特徴とす
る。
【0018】この発明の画像形成方法は、像担持体に静
電潜像を形成してトナーを用いて現像することにより画
像を形成する画像形成装置において、上記像担持体上に
現像される基準となるトナー像に光を照射し、この反射
光を受光して光量を検知し、この検知された光量に対応
する電圧を出力し、上記像担持体上の非画像形成領域に
光を照射し、この反射光を受光して光量を検知し、この
検知された光量に対応する電圧を出力し、上記基準とな
るトナー像の反射光の光量に対応する出力電圧を上記非
画像形成領域の反射光の光量に対応する出力電圧で除算
して検知電圧とし、この検知電圧を用いて上記像担持体
上のトナー濃度の制御を行うことにより温度変化の影響
を受けにくくしたことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図2は、この発明に係る
画像形成装置としての電子複写機1の全体構成を概略的
に示すものである。電子複写機1は、原稿走査部140
及び画像形成部160を備え、上部に原稿自動給送装置
200を装着している。
【0020】原稿自動給送装置200は、筐体としての
カバー本体21の後端縁部が、装置本体の上面後端縁部
に図示しないヒンジ装置を介して開閉自在に取付けられ
ており、必要に応じて原稿自動給送装置200全体を回
動変位させて原稿台2上を開放し得る構成となってい
る。カバー本体21の上面やや左方向部位には、複数枚
の原稿を一括保持し得る原稿給紙台22が設けられてい
る。装置の一端側には、原稿を順次一枚ずつ取出し原稿
台2の一端側(図中左端側)に供給する給送手段23が
設けられている。給送手段23は、原稿を取出すための
ピックアップローラ27、原稿をピックアップローラ2
7に押付けるウエイト板28、原稿給紙台22への原稿
のセット状態を検知する原稿検知センサとしてのエンプ
ティセンサ29等が配設されている。さらに、ピックア
ップローラ27の原稿取出し方向には、給紙ローラ32
が配置され、確実に原稿が一枚ずつ給送されるようにな
っている。原稿台2の上面には、これを覆う原稿搬送ベ
ルト37が張設されている。原稿搬送ベルト37は、一
対のベルトローラ40、40に掛渡された外表面が白色
の幅広無端ベルトからなり、ベルト駆動機構(図示しな
い)によって正逆両方向に走行し得る構成となってい
る。また、原稿搬送ベルト37の内周部の裏面側には、
ベルト面を原稿台2上に押さえ付けるための複数のベル
ト押えローラ41…および原稿自動給送装置の開閉状態
を検知するセットスイッチ(図示せず)が設けられてい
る。そして、前記給送手段23によって給送された原稿
を、原稿台2の一端側(左端側)から他端側(右端側)
に搬送する。装置の右側部位に排紙手段38が設けら
れ、排紙手段38は、搬送ローラ44と、この搬送ロー
ラ44に原稿を押付けるピンチローラ45と、排紙方向
に送られる原稿の後端を検出する原稿検出手段としての
排紙センサ46等が設けられている。原稿排出路の下流
側には、排紙ローラ48が配設されている。また、原稿
排出路には、原稿を表裏逆にして原稿台2に導くために
ゲート49が設けられ、原稿を両面複写可能としてい
る。
【0021】原稿走査部140は、光源としての露光ラ
ンプ6、ミラー15を設置した第1キャリッジ7、光路
を折曲げるミラー8a,8bを設置した第2キャリッジ
9、レンズ10、反射光を受光するCCDラインセンサ
11、これらを各部の位置を変更する駆動系(図示しな
い)、およびCCDラインセンサ11の出力つまり画像
データをアナログデータからディジタルデータに変換す
るA/D変換部(図示せず)により構成されている。上
記第1、第2キャリッジ7、9は、互いにタイミングベ
ルト(図示しない)で結ばれており、第2キャリッジ9
は第1キャリッジ7の1/2の速さで同じ方向に移動す
るようになっている。これにより、レンズ10までの光
路長が一定になるように走査できるようになっている。
上記レンズ10は、焦点距離固定で、変倍時に光軸方向
へ移動されるようになっている。CCDラインセンサ1
1は、原稿の1画素がCCDセンサの1つの素子に対応
している。CCDラインセンサ11の出力はA/D変換
部へ出力されるようになっている。第1、第2キャリッ
ジ7、9、ミラー12a、12bの移動は、それぞれス
テッピングモータ(図示しない)により行われるように
なっている。上記第1、第2キャリッジ7、9は、上記
ステッピングモータの回転軸に連結されたドライブプー
リ(図示しない)とアイドルプーリ(図示しない)間に
掛渡されたタイミングベルト(図示しない)の動作に応
じて移動されるようになっている。上記レンズ10は、
対応するステッピングモータ(図示しない)によりスパ
イラルシャフト(図示しない)が回転し、このスパイラ
ルの動きによって光軸方向へ移動されるようになってい
る。
【0022】60は半導体レーザで、この半導体レーザ
60からのレーザ光は、ポリゴンミラー(多面反射鏡)
64、レンズ66、反射鏡68,70、レンズ72を介
して感光体ドラム50に照射するようになっている。
【0023】画像形成部160は、たとえばレーザ光学
系と転写紙に画像形成が可能な電子写真方式を組み合せ
ている。すなわち、画像形成部160は、装置内のほぼ
中央部に回転自在に軸支された像担持体としての感光体
ドラム50を有し、この感光体ドラム50の周囲には、
現像装置54、ホトカプラで構成されるセンサ18、転
写チャージャ55、剥離チャージャ56、清掃チャージ
ャ57、除電チャージャ58及び帯電チャージャ59が
順に配置されている。
【0024】感光体ドラム50は、帯電チャージャ59
によって一様に帯電されるようになっているとともに、
原稿走査部140からレーザ光を出力して前記感光体ド
ラム50上に原稿の画像を結像し、静電潜像が形成され
るようになっている。
【0025】そして、前記感光体ドラム50上に形成さ
れた静電潜像は、現像装置54により現像され、給紙手
段としての給紙カセット30または大容量給紙カセット
(LCF)31から給紙ローラ19または給紙ローラ2
0、アライニングローラ25を介して送紙されるコピ−
用紙P上に現像画像を転写チャージャ55により転写さ
れる。この転写チャージャ55による転写後のコピ−用
紙Pは、ACコロナ放電による剥離チャージャ56によ
り剥離されて、搬送ベルトを介して定着器71に搬送さ
れ、この定着器71によって現像画像が溶融定着された
コピ−用紙Pは、排紙ロ−ラ対73により排紙トレイ7
4上に排出される。
【0026】また、センサ18は、詳しくは後述するが
感光体ドラム50上の現像トナーの濃度検知を反射光量
で行うものである。一方、前記コピ−用紙Pへの現像画
像の転写・剥離後の感光体ドラム50上に残留した現像
剤は、清掃チャージャ57により清掃され、除電チャー
ジャ58により感光体ドラム50上の電位を一定のレベ
ル以下にして、次のコピ−動作を可能にしている。
【0027】なお、コピ−用紙Pの両面に印刷する両面
コピ−の場合には、前述した定着器71によって現像画
像が溶融定着されたコピ−用紙Pは搬送路75aを介し
て搬送された後、トレイ75bに蓄積される。このトレ
イ75bに蓄積された片面印刷済みの用紙Pは搬送路7
5cを介して前述した転写チャ−ジャ55に搬送され、
印刷されていない他方の面に現像画像が転写される。ま
た、トレイ75bの下部には、光反射型の紙センサ75
dが設けられ、トレイ75b上にスタックされる用紙の
有無が検知される。
【0028】また、搬送路75a、トレイ75b、搬送
路75c、および紙センサ75dとから自動両面反転機
構としての自動両面装置(ADD)75が構成されてい
る。また、この装置の原稿走査部140及び画像形成部
160の前面上部には、様々な複写条件並びに複写動作
を開始させる複写開始信号などを入力するコントロール
パネル110が設けられている。
【0029】このような構成において、まず、第1実施
例について説明する。図1は、感光体ドラム50上の現
像トナーの濃度検知回路を示すものである。ホトカプラ
で構成される検知手段としてのセンサ18は、発光素子
として発光ダイオード(以下、LEDと記述する)8
1、受光素子としてホトトランジスタ82とからなる反
射型のものである。
【0030】電子複写機1の全体の制御を司るCPU8
3が設けられている。濃度検知回路80は、CPU83
からの光量設定とLED1の光量が等しくなるようにL
ED81に流れる電流を制御する電流制御回路84、L
ED81の受光光量を検出するPINダイオード85と
これにより検出された規定の光量で規定の出力電圧が得
られるように可変抵抗86でゲインを調整する調整回路
87を有し、CPU83からLED81の発光光量を制
御できるようになっている。ホトトランジスタ82の出
力はトランジスタ89で増幅され、抵抗90により電流
は電圧に変換される。この出力電圧は出力端子91より
出力される。
【0031】出力手段としての濃度検知回路80では、
LED81の電流が一定(発光光量一定)のもとでは、
検知する感光体ドラム50上の現像トナー濃度が高けれ
ば反射光量が少ないのでホトトランジスタ82の出力電
流が少なくなって出力端子91の電圧が低くなり、現像
トナー濃度が低ければ逆に電圧は高くなる。
【0032】この出力端子91からの出力電圧は、A/
D変換器92によりデジタル値に変換されCPU83に
入力される。そして、このCPU83で演算された種々
の結果が、帯電用高圧トランス出力値制御信号93、現
像バイアス出力値制御信号94、トナー補給モータ10
0を制御するトナー補給モータ制御信号95、半導体レ
ーザ60のレーザ発光量を制御するレーザ発光量制御信
号96等として出力される。
【0033】また、CPU83には、コピーをスタート
させるスタートキー111を含む各種入力操作を行うコ
ントロールパネル110、および予め決められている様
々なデータあるいはコントロールパネル110を介して
入力されるデータが記憶されるメモリ120などが接続
されている。
【0034】メモリ120は、予め決められている数値
データあるいは電子複写機1を動作させるための制御デ
ータなどが記憶されている読出し専用メモリすなわちR
OM122、コントロールパネル110を介して入力さ
れた複写条件データ、センサ18を介して検知された検
知データ、データテーブルなどが一時的に記憶されるラ
ンダム・アクセス・メモリすなわちRAM124を含ん
でいる。
【0035】ところで図2において、センサ18は画像
形成部160の現像器54の下部位置に配置されてお
り、電子複写機1の使用により、トナーによって汚染さ
れてしまう。センサ18がトナーで汚染されるとLED
81から発射される光量が実効的に減少したり、感光体
ドラム50から反射される光の一部がホトトランジスタ
82に届かないという不具合が生じてしまう。このよう
な状態になると感光体ドラム50上の現像トナー濃度の
正確な検知が行えなくなる。
【0036】そこで第1実施例では、非画像形成領域の
感光体ドラム50からの反射光による出力端子91の出
力電圧をV(O)、現像された基準濃度パッチ画像から
の反射光による出力端子91の出力電圧をV(P)とす
ると、V=V(P)/V(O)を検知電圧としてCPU
83内で演算する。
【0037】この基準電圧Vの値によってCPU83
は、帯電用高圧トランス出力を制御したり、現像バイア
スを制御したりトナー補給を制御したり、感光体ドラム
50への潜像書込み用レーザ発光量を制御したりする。
【0038】V=V(P)/V(O)を検知電圧とする
ことで、センサ18のトナーの汚れによる反射光の減少
によるホトトランジスタ82の出力電流の低下の影響を
無くすことができる。また、後述するがV(O)とV
(P)の検知をほぼ連続して行うため、センサ18の温
度変化によるLED81の発光光量の変化の影響や、ホ
トトランジスタ82の出力の温度変化による影響、通電
によるセンサ18の出力のドリフト等の影響も無くすこ
とができる。
【0039】図3は、感光体ドラム50上を検知するセ
ンサ18の軌跡を示すもので、センサ18は、感光体ド
ラム50に対する軌跡Aに示すように基準濃度パッチ画
像B(基準レーザ露光パッチ)、非画像形成領域C,画
像形成領域Dを通るようになっている。
【0040】感光体ドラム50上の現像トナーの濃度情
報の取込みは、パッチ画像Bを検知するタイミングt1
で行われる。また、感光体ドラム50の非画像形成領域
Cの反射率情報も取込んでおり、そのタイミングは、図
示しないメインモータオン後でパッチ画像B部分や画像
形成領域Dに至る以前のタイミングt2である。また、
2枚以上のマルチ印字の場合、1枚目の画像形成領域D
以降、2枚目の画像形成領域D2との間で非画像形成領
域C2の反射率情報及び基準濃度パッチ画像B2の検知
を、それぞれタイミングt2−2、t1−2で行われ
る。3枚以上のマルチ印字の場合も以下同様である。
【0041】また、図3に示す軌跡Eの様に、画像形成
領域Dを通らない部分で、基準濃度パッチ画像B′か
ら、感光体ドラム50上の現像トナーの濃度情報の取込
みを行うことも可能である。
【0042】また、図3の軌跡Aにおいて、感光体ドラ
ム50の非画像形成領域の反射率情報の取込みは、印字
開始信号オンから図示しないメインモータオンまでのタ
イミングt3で行うことも可能である。つまり、感光体
ドラム50の非画像形成領域の反射率情報は、感光体ド
ラム50が停止していても取込むことが可能である。
【0043】図2に示す電子複写機1を用いて通紙試験
を行い、第1実施例の効果の確認を行った。基準濃度パ
ッチ画像の形成は、レーザ露光装置の露光量を所定の値
にし、20mm×20mmのパッチ画像を得ることで行
った。イニシャル時にはパッチ画像の現像トナー量が
0.4mg/cm2 になるように半導体レーザ60の露
光量は設定されている。イニシャル時にVini=Vi
ni(P)/Vini(O)をCPU83内で演算し、
この値を基準電圧としてRAM124に記憶する。通紙
によって現像装置54内の現像剤のトナー比濃度が低下
すると基準濃度パッチ画像の現像トナー量は減少し、パ
ッチ画像からの反射光は増加し、センサ18から取込み
CPU83内で演算した検知電圧V=V(P)/V
(O)は基準電圧より大きくなる。
【0044】検知電圧が基準電圧より大きい場合、CP
U83からトナー補給モータ100を所定時間回転させ
るトナー補給モータ制御信号が出され、現像剤に所定の
トナーが補給される。検知電圧が基準電圧よりも小さい
場合、補給信号は出されない。これにより、現像剤のト
ナー比濃度は所定の値に制御される。
【0045】コントロールパネル110のスタートキー
111がオン直後からマルチ印字の1枚毎の印字画像の
直前で、検知電圧V=V(P)/V(O)を検知、演算
し、イニシャル時の基準電圧と比較し、トナー補給モー
タ100の回転制御をおこなった。
【0046】図4は、上記第1実施例の通紙試験の結果
を示すものである。連続999枚の印字テスト10回後
もトナー比濃度は所定の値に制御されている。電子複写
機1内のトナー飛散も少なく、印字画像の背景汚れも発
生しなかった。
【0047】ここで、比較例として、スタートキー11
1をオンした直後にだけ、非画像形成領域からの反射光
を検出し、この時の検出出力をV2、イニシャル時のセ
ンサが汚れていないときの検出出力をViniとする
時、Vini/V2を補正係数として、基準濃度パッチ
画像からの反射光を検出した検出出力Vに対して、V′
=V×(Vini/V2)をCPU83内で演算する場
合を示す。
【0048】CPU83は、スタートキー111のオン
直後に非画像形成領域からの反射光をセンサ18で検出
し、汚れ補正係数Vini/V2を求めRAM124に
記憶する。マルチ印字の1枚毎の印字画像の直前で基準
濃度パッチ画像からの反射光を検出出力Vとしてセンサ
18で検出し、CPU83内で汚れ補正係数を積算演算
し、イニシャル時の基準濃度パッチ画像からの反射光に
よる検出出力Vini(ini基準)と比較し、トナー
補給モータ100の回転制御をおこなった場合を図5に
示す。
【0049】図5において、スタートキー111のオン
直後は正確に検出するものの、連続999枚後はセンサ
の温度変化や、通電ドリフトにより検知電圧が高めに検
出され、トナー比濃度が高くなっており、印字画像の背
景の汚れや、トナー飛散による電子複写機1内の汚れが
見られた。
【0050】次に、第2実施例について説明する。上記
第1実施例から、さらに検討を行って非画像形成領域か
らの反射光によるセンサ汚れ補正のための非画像形成領
域からの反射光の検出はコントロールパネル110のス
タートキー111がオン直後のみとし、マルチ印字の用
紙間での検出は基準濃度パッチ画像のみによる検出方法
でマルチ印字の用紙間でのセンサ検出時間を短縮し、連
続印字枚数スピードの増加を達成することができた。こ
れを第2実施例として以下に説明する。
【0051】図2で示した電子複写機1を用いて第2実
施例として新たな検知方法を検討した。基準濃度パッチ
画像の形成は、レーザ露光装置の露光量を所定の値に
し、20mm×20mmのパッチ画像を得ることで行っ
た。イニシャル時にはパッチ画像の現像トナー量が0.
4mg/cm2 になるように半導体レーザ60の露光量
は設定されている。センサ18の汚れ補正に関しては、
コントロールパネル110のスタートキー111がオン
直後に非画像形成領域からの反射光を検出出力V2とし
て検出し、イニシャル時の検出出力Viniより補正係
数(Vini/V2)をCPU83内で求め、RAM1
24に記憶し、基準濃度パッチ画像からの反射光による
検出出力をCPU83内で積算補正し、汚れ補正後の検
出出力を求める。
【0052】図1の感光体ドラム50上の現像トナーの
濃度検知回路80において、センサ18の発光素子であ
るLED81は、CPU83からその発光光量を制御で
きるように構成されている。したがって、CPU83に
より、所定の周波数でLED81の発光を周波数変調す
ることが可能である。
【0053】電子複写機1の感光体ドラム50の周速か
ら、変調周波数は50Hz以上が望ましく、LED81
や受光素子のホトトランジスタ82の特性から100K
hz以下が望ましい。本実施例では1Khzの周波数で
試験を行った。
【0054】図6は、発光素子のLED81に所定の電
流を流し(光量一定)た時の、感光体ドラム50上の基
準濃度パッチ画像の現像トナー量とセンサ18の受光素
子であるホトトランジスタ82に流れる電流値の関係を
示すものである。現像トナー量によって反射光量が変わ
りホトトランジスタ82に流れる電流が変化しているこ
とがわかる。
【0055】受光素子のホトトランジスタ82に受光さ
れる受光光量とホトトランジスタ82に流れる電流はほ
ぼリニアな関係にあることはよく知られている。そこ
で、センサ18の発光素子であるLED81の発光強度
を1Khzで強度変調をおこなった。波形は矩形波で、
低い方の強度を1とすると、強い方の強度はたとえば
1.5倍に変調した。これにより、感光体ドラム50上
の基準濃度パッチ画像からの反射光も変調されたものと
なる。ホトトランジスタ82からの出力も周波数変調さ
れたものとなり、CPU83に入力される。CPU83
内で入力電圧の矩形波の電圧の高い方と低い方の時間平
均の差(ΔV)を基準濃度パッチ画像からの検知電圧と
する。センサ18の汚れに対する補正は前述の補正係数
(Vini/V2)をCPU83内で積算演算し、Δ
V′=ΔV×(Vini/V2)を求める。
【0056】通紙によって現像装置54内の現像剤のト
ナー比濃度が低下すると基準濃度パッチ画像の現像トナ
ー量は減少し、パッチ画像からの反射光は増加する。本
実施例の場合、センサ18のLED81の発光強度を周
波数変調しており検知電圧としてΔV′をCPU83内
で求めているが、この場合も基準濃度パッチ画像の現像
トナー量が減少するとΔV′も大きくなる。イニシャル
時の検知電圧をΔViniとし、この値を基準電圧とし
てRAM124に記憶しておき、検知電圧が基準電圧よ
り大きい場合、CPU83からトナー補給モータ100
を所定時間回転させるトナー補給モータ制御信号が出さ
れ、現像剤に所定のトナーが補給される。検知電圧が基
準電圧よりも低い場合、補給信号は出されない。これに
より、現像剤のトナー比濃度は所定の値に制御される。
スタートキー111のオン直後には、センサ18の汚れ
補正のための非画像形成領域からの反射光を検出し、セ
ンサ18の汚れ補正係数をCPU83内で演算し、RA
M124に記憶する。また、基準濃度パッチ画像からの
反射光による検知電圧ΔVは、マルチ印字の1枚毎の印
字画像の直前で検出し、汚れ補正係数で積算演算し、補
正後検知電圧ΔV′として検出される。
【0057】第2実施例の通紙試験を行い、その結果に
ついては図4と同等で、連続999枚10回後もトナー
比濃度は所定の値に制御されており、電子複写機1内の
トナー飛散も少なく、印字画像の背景汚れも発生しなか
った。センサの温度変化や通電ドリフトの影響を受けな
い検知方法といえる。
【0058】汚れ補正のための非画像形成領域からの反
射光の検出に、第2実施例に記載したLED81の発光
強度の周波数変調を行い、基準濃度パッチ画像の検出と
同様にΔVで検出、補正、演算をおこなってもかまわな
い。すなわち、感光体ドラム50上の非画像形成領域か
らの反射光のために、LED81の発光強度を周波数変
調し(矩形波)、感光体ドラム50上の非画像形成領域
からの反射光も変調されたものになる。ホトトランジス
タ82からの出力も周波数変調されたものとなりCPU
83に入力される。CPU83内で入力電圧の矩形波の
高い方と低い方の時間平均の差(ΔV背景)を非画像形
成領域からの検知電圧とする。
【0059】これをマルチ印字の1枚毎の印字画像の直
前で検出し、前述の基準濃度パッチ画像からの検知電圧
ΔVを演算し、V′=(ΔV/ΔV背景)を基準濃度パ
ッチ画像の検知電圧とすることで、センサ18の汚れに
よる影響を無くすことができるとともに、センサ18の
温度変化によるLEDの発光光量の変化による影響や、
ホトトランジスタ82の出力の温度変化による影響、通
電によるドリフトの影響も無くすことができる。
【0060】また、第1、2実施例ではセンサ18から
の検知信号でトナー補給モータ100を制御している
が、勿論帯電用高圧トランスの出力制御や、グリッド電
圧の制御、現像バイアスの出力値制御、レーザ発光量制
御により、感光体ドラム50へ現像されるトナー濃度の
制御を行うことも可能である。また、第2実施例はデジ
タル複写機によるものであるが、アナログ複写機やカラ
ー複写機、プリンタ等にも適用できることは、言うまで
もない。また、図1のトナー濃度検知回路80には、一
般には用いられている温度補正用のサーミスタが含まれ
ていない。本発明のトナー濃度検知回路80は、回路構
成が簡単であるとともに検知方式が温度変化の影響を受
けにくいことによるものである。
【0061】次に、第3実施例について説明する。図1
の電子複写機1において、感光体ドラム50上の現像ト
ナーの濃度検知を行うセンサ18に関して新たな用途に
使えることを確認した。
【0062】電子複写機1において感光体ドラム50が
未装着の場合、センサ18の検知電圧は上述の第1、第
2実施例にある検知電圧の通常使用時の値に比較して著
しく低い値となることがわかった。たとえば、第1実施
例の場合、基準濃度パッチ画像の現像トナー量は、通常
の使用で著しく多くなったとしても2mg/cm2 以下
であり2mg/cm2 のときの検知電圧は、0.4V程
度であった。この値に対して、感光体ドラム50が未装
着の場合のセンサ18の検知電圧は0.2V以下であ
り、たとえば0.3Vを基準としてそれ以下であれば感
光体ドラム50が未装着と判断できる。従って、感光体
ドラム50上の現像トナーの濃度検知を行うセンサ18
を有する電子複写機1等の画像形成装置において、少な
くとも感光体ドラムを有する画像形成ユニットが画像形
成装置に装着してあるかどうか検知するセンサとしても
兼用することができることがわかる。
【0063】この感光体ドラム50の装着の有無を検知
するタイミングは、感光体ドラム50が停止している時
でも可能で、スタートキー111がオン直後で図示しな
いメインモータを回転する前に検知することができる。
すなわち、図3におけるタイミングt3で検知すれば図
示しないメインモータ回転前に検知し、印字動作を開始
せずコントロールパネル110上に画像形成ユニットが
未装着である内容の表示をおこなって、オペレータに知
らせることが可能であるとともに、少なくとも感光体ド
ラム50を含む画像形成ユニットが電子複写機1に未装
着で印字動作を行った場合の電子複写機1内の汚れや電
子複写機1の破損等による故障等を未然に防ぐことがで
きる。
【0064】第3実施例における感光体ドラム50を含
む画像形成ユニットの有無検知動作を図7のフローチャ
ートを参照して説明する。コントロールパネル110の
スタートキー111が押下されて印字スタート信号がオ
ンとなった際(ST1)、CPU83は、センサ18か
らの出力をチェックし(ST2)、出力レベルが0.3
V以下ならば印字動作を中止して(ST4)、コントロ
ールパネル110上に画像形成ユニットが未装着である
内容を表示する。(ST5)。また、CPU83は、ス
テップST3で出力レベルが0.3Vを越えていれば通
常の印字動作の処理を行う。
【0065】以上説明したように上記発明の実施の形態
によれば、感光体上に現像されたトナー像の濃度を、基
準となるトナー像からの反射光と非画像形成領域からの
反射光による検知電圧の比として検知することにより、
検知手段のトナー等による汚れの影響を無くし、かつ、
連続印字等の温度変化による影響や通電ドリフトの影響
を無くし、正確な濃度検知を行える。
【0066】すなわち、感光体ドラム上に現像されたト
ナー像の濃度をホトカプラで検知するセンサの検知方式
として基準となるトナー像からの反射光及び非画像形成
領域からの反射光によるセンサの出力電圧の比を検知電
圧とすることにより、検知電圧に対するセンサのトナー
等による汚れの影響を無くし、かつ、連続印字等の時の
センサの温度変化による検知電圧への影響、通電ドリフ
トによる検知電圧への影響を無くし、正確な濃度検知を
行える。また、通常必要な、センサの温度補償回路も不
要となる。
【0067】また、感光体ドラム上に現像されたトナー
像の濃度をホトカプラで検知するセンサの検知方式とし
て発光素子であるLEDの発光強度を矩形波の周波数変
調を行い、反射光によるホトトランジスタの出力電圧を
CPUに入力し、矩形波の高い方と低い方の時間平均の
差(ΔV)を検知電圧とすることにより、センサの温度
変化による検知電圧への影響や通電ドリフトによる検知
電圧への影響を無くし、正確な検知が行える。また、通
常必要な温度補償回路も不要となる。
【0068】さらに、感光体ドラム上に現像されたトナ
ー像の濃度をホトカプラで検知するセンサを、少なくと
も感光体ドラムを含む画像形成ユニットの画像形成装置
への装着の有無の検知に兼用することで、安価な画像形
成ユニット装着検知装置を得ることができる。
【0069】また、感光体ドラム上に現像されたトナー
像の濃度をホトカプラで検知するセンサを有する画像形
成装置において、メインモータを回転する前にセンサで
感光体上の非画像形成領域からの反射光を検知し、出力
が所定の電圧以下の場合、印字動作を開始せず、少なく
とも感光体を含む画像形成ユニットが画像形成装置に未
装着の表示(もしくは信号を出す)を行うことにより、
少なくとも感光体ドラムを含む画像形成ユニットが未装
着の場合、印字動作を行った場合の画像形成装置内の汚
れや画像形成装置の破損等による故障を未然に防ぐこと
ができる。
【0070】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
感光体上に現像されたトナー像の濃度を検知するセンサ
のトナー等による汚れの影響を無くし、かつ、温度変化
による影響や通電ドリフトの影響も無くして正確な濃度
検知を行うことのできる画像形成装置および画像形成方
法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る電子複写機における現像
トナーの濃度検知回路の構成を示す回路図である。
【図2】本発明の画像形成装置に係る電子複写機の断面
図。
【図3】感光体ドラム上を検知するセンサの軌跡を示す
図。
【図4】第1実施例の通紙試験の結果を示す図。
【図5】通紙枚数に応じたトナー比濃度を説明するため
の図。
【図6】LEDに所定の電流を流した時のホトトランジ
スタに流れる電流値の関係を示す図。
【図7】画像形成ユニットの有無検知動作を説明するた
めの図。
【符号の説明】
1…電子複写機 18…センサ(ホトカプラ) 50…感光体ドラム 60…半導体レーザ 81…発光ダイオード(LED) 82…ホトトランジスタ 83…CPU 100…トナー補給モータ 111…スタートキー 140…原稿走査部 160…画像形成部 200…原稿自動給送装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体に静電潜像を形成してトナーを
    用いて現像することにより画像を形成する画像形成装置
    において、 上記像担持体上の現像トナーの濃度を検知する検知手段
    と、 この検知手段で検知される上記像担持体上に現像される
    基準となるトナー像の濃度値、および上記像担持体上の
    非画像形成領域の濃度値との比を演算し、この演算結果
    に応じて上記像担持体上のトナー濃度の制御を行う制御
    手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 像担持体に静電潜像が形成されてトナー
    を用いて現像することにより画像を形成する画像形成手
    段と、 この画像形成手段に含まれる少なくとも上記像担持体の
    有無を検知する検知手段と、 この検知手段で上記像担持体が無いと検知された際、上
    記画像形成手段の画像形成動作を停止する制御を行う制
    御手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 像担持体に静電潜像を形成してトナーを
    用いて現像することにより画像を形成する画像形成装置
    において、 上記像担持体上に光を照射し、この反射光を受光して光
    量を検知する検知手段と、 この検知手段で検知される上記像担持体上に現像される
    基準となるトナー像の反射光の光量、および上記像担持
    体上の非画像形成領域の反射光の光量に対応する電圧を
    出力する出力手段と、 この出力手段で出力される基準となるトナー像の反射光
    の光量に対応する出力電圧と非画像形成領域の反射光の
    光量に対応する出力電圧との比を検知電圧とし、この検
    知電圧に応じて上記像担持体上のトナー濃度の制御を行
    う制御手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 像担持体に静電潜像が形成されてトナー
    を用いて現像することにより画像を形成する画像形成手
    段と、 この画像形成手段で画像形成動作を開始する前に上記像
    担持体上の非画像形成領域からの反射光の光量を検知す
    る検知手段と、 この検知手段で検知された反射光の光量に対応する出力
    が所定の値以下の場合に上記画像形成手段の画像形成動
    作を開始せず、少なくとも上記像担持体を含む画像形成
    手段が未装着であることを表示する制御を行う制御手段
    と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 像担持体に静電潜像を形成してトナーを
    用いて現像することにより画像を形成する画像形成装置
    において、 上記像担持体上に現像される基準となるトナー像に光を
    照射し、この反射光を受光して光量を検知する第1の検
    知手段と、 上記像担持体上の非画像形成領域に光を照射し、この反
    射光を受光して光量を検知する第2の検知手段と、 この第2の検知手段および上記第1の検知手段で検知さ
    れた反射光の光量に対応する電圧を出力する出力手段
    と、 この出力手段で出力される上記第1の検知手段で検知さ
    れた反射光の光量に対応する出力電圧と上記第2の検知
    手段で検知された反射光の光量に対応する出力電圧との
    比を検知電圧とし、この検知電圧に応じて上記像担持体
    上のトナー濃度の制御を行う制御手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 像担持体に静電潜像を形成してトナーを
    用いて現像することにより画像を形成する画像形成装置
    において、 上記像担持体上に周波数変調された光を照射し、この周
    波数変調された反射光を受光してトナー濃度を検知する
    検知手段と、 この検知手段で検知される上記像担持体上に現像される
    基準となるトナー像の周波数変調された反射光の光量、
    および上記像担持体上の非画像形成領域の周波数変調さ
    れた反射光の光量に対応する電圧を出力する出力手段
    と、 この出力手段で出力される基準となるトナー像の周波数
    変調された反射光の光量に対応する出力電圧の時間平均
    の差と非画像形成領域の周波数変調された反射光の光量
    に対応する出力電圧の時間平均の差との比を検知電圧と
    し、この検知電圧に応じて上記像担持体上のトナー濃度
    の制御を行う制御手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 像担持体に静電潜像を形成してトナーを
    用いて現像することにより画像を形成する画像形成装置
    において、 上記像担持体上に現像される基準となるトナー像に矩形
    波の周波数変調された光を照射し、この矩形波の周波数
    変調された反射光を受光して光量を検知する第1の検知
    手段と、 上記像担持体上の非画像形成領域に矩形波の周波数変調
    された光を照射し、この矩形波の周波数変調された反射
    光を受光して光量を検知する第2の検知手段と、 この第2の検知手段および上記第1の検知手段で検知さ
    れた矩形波の周波数変調された反射光の光量に対応する
    電圧を出力する出力手段と、 この出力手段で出力される上記第1の検知手段で検知さ
    れた矩形波の周波数変調された反射光の光量に対応する
    出力電圧の矩形波の高い方と低い方の時間平均の差と、
    上記第2の検知手段で検知された矩形波の周波数変調さ
    れた反射光の光量に対応する出力電圧の矩形波の高い方
    と低い方の時間平均の差との比を検知電圧とし、この検
    知電圧に応じて上記像担持体上のトナー濃度の制御を行
    う制御手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 像担持体に静電潜像を形成してトナーを
    用いて現像することにより画像を形成する画像形成装置
    において、 上記像担持体上に現像される基準となるトナー像の濃度
    を検知し、上記像担持体上の非画像形成領域を検知し、
    基準となるトナー像の濃度を検知した値と非画像形成領
    域を検知した値との比を演算し、この演算結果に応じて
    上記像担持体上のトナー濃度の制御を行うことを特徴と
    する画像形成方法。
  9. 【請求項9】 像担持体に静電潜像を形成してトナーを
    用いて現像することにより画像を形成する画像形成装置
    において、 上記像担持体上に現像される基準となるトナー像に光を
    照射し、この反射光を受光して光量を検知し、上記像担
    持体上の非画像形成領域に光を照射し、この反射光を受
    光して光量を検知し、上記基準となるトナー像の反射光
    の光量に対応する出力電圧と上記非画像形成領域の反射
    光の光量に対応する出力電圧との比を演算し、この演算
    結果に応じて上記像担持体上のトナー濃度の制御を行う
    ことを特徴とする画像形成方法。
  10. 【請求項10】 像担持体に静電潜像を形成してトナー
    を用いて現像することにより画像を形成する画像形成装
    置において、 上記像担持体上に現像される基準となるトナー像に光を
    照射し、この反射光を受光して光量を検知し、この検知
    された光量に対応する電圧を出力し、上記像担持体上の
    非画像形成領域に光を照射し、この反射光を受光して光
    量を検知し、この検知された光量に対応する電圧を出力
    し、上記基準となるトナー像の反射光の光量に対応する
    出力電圧を上記非画像形成領域の反射光の光量に対応す
    る出力電圧で除算して検知電圧とし、この検知電圧を用
    いて上記像担持体上のトナー濃度の制御を行うことによ
    り温度変化の影響を受けにくくしたことを特徴とする画
    像形成方法。
JP7264219A 1995-10-12 1995-10-12 画像形成装置および画像形成方法 Pending JPH09106222A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7264219A JPH09106222A (ja) 1995-10-12 1995-10-12 画像形成装置および画像形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7264219A JPH09106222A (ja) 1995-10-12 1995-10-12 画像形成装置および画像形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09106222A true JPH09106222A (ja) 1997-04-22

Family

ID=17400158

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7264219A Pending JPH09106222A (ja) 1995-10-12 1995-10-12 画像形成装置および画像形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09106222A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012078705A (ja) * 2010-10-05 2012-04-19 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012078705A (ja) * 2010-10-05 2012-04-19 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10133436A (ja) 画像形成装置
JPH11218974A (ja) 画像形成装置の画質補償装置
JPH09106222A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JPH11167230A (ja) 画像形成装置及びその画像濃度調整方法
JP3255574B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2001117297A (ja) 画像形成装置
JPH09138581A (ja) 画像形成装置
JP3115714B2 (ja) 自動画質補償制御方法
JPH0990771A (ja) 画像形成装置
JP3038004B2 (ja) 電子写真装置
JP2002169359A (ja) 画像形成装置
JPH10186994A (ja) 画像形成装置
JP3360449B2 (ja) 画像濃度制御装置
JP2968311B2 (ja) 地肌濃度制御複写装置
JPH05165308A (ja) 画像形成装置
JP3007368B2 (ja) 画像濃度制御方法
JPH112951A (ja) 画像形成装置
JP2914514B2 (ja) トナー濃度制御装置
JPH0766212B2 (ja) 複写機のトナー補給制御装置
JP2000187366A (ja) 画像形成装置
JPH08123112A (ja) 画像濃度制御装置
JPH0627755A (ja) 複写装置
JPH11143144A (ja) 画像形成装置
JP2003173054A (ja) 画像形成装置
JP2005024770A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法