JPH10133436A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10133436A
JPH10133436A JP8284310A JP28431096A JPH10133436A JP H10133436 A JPH10133436 A JP H10133436A JP 8284310 A JP8284310 A JP 8284310A JP 28431096 A JP28431096 A JP 28431096A JP H10133436 A JPH10133436 A JP H10133436A
Authority
JP
Japan
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humidity
image forming
toner
voltage
data
Prior art date
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Pending
Application number
JP8284310A
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English (en)
Inventor
Katsuyuki Teranishi
克之 寺西
Takeshi Arakawa
健 荒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mita Industrial Co Ltd filed Critical Mita Industrial Co Ltd
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Priority to US08/955,295 priority patent/US5852756A/en
Publication of JPH10133436A publication Critical patent/JPH10133436A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/50Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
    • G03G21/20Humidity or temperature control also ozone evacuation; Internal apparatus environment control
    • G03G21/203Humidity
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
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    • G03G2215/00362Apparatus for electrophotographic processes relating to the copy medium handling
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】高品質の画像を安定して得るために、湿度セン
サが搭載されても、メモリに記憶すべきデータ量が少な
く、かつ簡単な制御で画像形成条件を調整できる画像形
成装置を提供すること。 【解決手段】湿度センサによって検出された湿度が、所
定の第1湿度H1 以上か否かが判別される(ステップW
6)。その結果、第1湿度H1 以上と判別された場合に
は、検出された絶対湿度がアドレスとされて、メインチ
ャージャ湿度調整テーブルにアクセスされ、対応するメ
インチャージャ湿度調整データGが読み出される(ステ
ップW7)。読み出されたメインチャージャ湿度調整デ
ータGは、温度補正データEおよびメインチャージャ駆
動時間調整データFとともにメインチャージャ基準デー
タK2 に加えられて、メインチャージャ電圧データC2
が作成される(ステップW8)。一方、検出された湿度
が第1湿度H1 未満の場合には、メインチャージャに印
加すべき電圧が湿度に応じて調整されることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ装置などの画像形成装置に関する。特
に、画像形成条件を調整することによって、用紙に形成
される画像の濃度を調整することができる画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から広く用いられている静電式複写
機では、次のようにして原稿の複写像が用紙上に形成さ
れる。原稿が光源からの光によって照明走査されると、
原稿からの反射光が感光体へ導かれて、感光体表面が露
光される。露光前の感光体表面は、メインチャージャに
よって一様な所定電位に帯電されており、原稿からの反
射光によって露光されると、その部分の電荷が除去され
て、いわゆる静電潜像が形成される。この静電潜像は現
像装置によってトナー像に顕像化され、トナー像は転写
チャージャの放電によって用紙に転写される。そして、
用紙の表面のトナーが加熱定着されることによって複写
が達成される。
【0003】このような静電式の複写機では、複写機の
雰囲気温度の変化に伴って感光体の帯電能が変化し、そ
の結果、感光体表面に付着するトナーの量が変化して、
用紙に形成される画像の濃度にムラが生じる。具体的に
は、雰囲気温度が高くなると、感光体表面の帯電電位が
高くなり、感光体表面へのトナーの付着量が多くなるか
ら、用紙に形成される画像が濃くなってしまう。逆に、
雰囲気温度が低くなると、感光体表面へのトナーの付着
量が少なくなり、画像が薄くなってしまう。
【0004】そこで、従来の複写機では、複写機本体内
に温度センサを設け、この温度センサの検出出力に基づ
いて、感光体ドラムの帯電量、露光量、現像装置内のト
ナー量などの画像形成条件を調整することによって、用
紙に形成される画像濃度が適正になるようにされてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、用紙に形成
される画像の濃度は、複写機の雰囲気温度の変化だけで
なく、雰囲気の湿度変化の影響も受けてしまう。たとえ
ば二成分現像剤を使用する複写機の場合、湿度が高いと
きには、キャリアに付着するトナーの量が増えて、感光
体表面に供給されるトナーの量が多くなってしまう。
【0006】湿度変化による不具合を解消するために、
複写機本体内に湿度センサを設け、この湿度センサの検
出出力に基づいて、感光体ドラムの露光量、帯電量およ
びトナーとキャリアとの混合割合などの画像形成条件を
適宜調整することが考えられる。しかしながら、上記の
各画像形成条件を調整するには、その調整のためにメモ
リに記憶すべきデータ量が増大し、また制御が煩雑にな
ってしまう。
【0007】そこで、この発明の目的は、上述の技術的
課題を解決し、高品質の画像を安定して得るために、湿
度センサが搭載されても、メモリに記憶すべきデータ量
が少なく、かつ簡単な制御で画像形成条件を調整できる
画像形成装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1記載の画像形成装置は、感光体と、感光体
の表面を一様な所定電位に帯電するための帯電手段と、
光源から発生される光で原稿を照明走査して感光体の表
面に静電潜像を形成する手段と、形成された静電潜像を
現像剤で現像する現像手段と、現像された像を用紙に転
写する転写手段とを備え、予め定められた複数の画像形
成条件を調整することによって、用紙に形成される画像
の濃度を調整することができる画像形成装置において、
画像形成装置の雰囲気湿度を検出するための湿度センサ
と、各画像形成条件ごとに湿度に応じた画像形成条件調
整量が記憶された記憶手段と、湿度センサの出力値が第
1所定値未満の場合には、複数の画像形成条件のうちの
予め特定された画像形成条件のみを、記憶手段に記憶さ
れた画像形成条件調整量に基づいて調整し、湿度センサ
の出力値が第1所定値以上の場合には、上記予め特定さ
れた画像形成条件以外の画像形成条件を、記憶手段に記
憶された画像形成調整量に基づいてさらに調整する画像
形成条件調整手段と、を含むことを特徴とするものであ
る。
【0009】また、請求項2記載の発明は、予め定めら
れた複数の画像形成条件には、現像剤中のトナーとキャ
リアとの混合割合、帯電手段への印加電圧、光源光量お
よび転写手段への印加電圧が含まれており、上記予め特
定された画像形成条件とは、現像剤中のトナーとキャリ
アとの混合割合であることを特徴とする請求項1記載の
画像形成装置である。
【0010】さらに、請求項3記載の発明は、上記画像
形成条件調整手段は、湿度センサからの出力値が上記第
1所定値以上であって第1所定値よりも大きい第2所定
値未満の場合には、現像剤中のトナーとキャリアとの混
合割合および帯電手段への印加電圧を調整するものであ
ることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。請求
項4記載の発明は、上記画像形成条件調整手段は、湿度
センサからの出力値が上記第2所定値以上であって第2
所定値よりも大きい第3所定値未満の場合には、現像剤
中のトナーとキャリアとの混合割合、帯電手段への印加
電圧および光源光量を調整するものであることを特徴と
する請求項3記載の画像形成装置である。
【0011】請求項5記載の発明は、上記画像形成条件
調整手段は、湿度センサからの出力値が上記第3所定値
以上の場合には、全ての画像形成条件を調整するもので
あることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置であ
る。請求項1記載の構成によれば、用紙に形成される画
像の濃度を調整するために、画像形成条件を調整する際
に、湿度センサの出力値が参照されて、出力値が第1所
定値未満の場合には、複数の画像形成条件のうちの特定
された画像形成条件のみが調整される。そして、湿度セ
ンサの出力値が第1所定値以上の場合に、特定された画
像形成条件以外の画像形成条件がさらに調整される。
【0012】具体的には、請求項2ないし請求項5に記
載されているように、湿度センサの出力値が第1所定値
未満の場合には、トナーとキャリアとの混合割合のみが
調整され、第1所定値以上第2所定値未満であれば、帯
電手段への印加電圧がさらに調整される。また、湿度セ
ンサの出力値が第2所定値以上第3所定値未満の場合に
は、現像剤中のトナーとキャリアとの混合割合、帯電手
段への印加電圧および光源光量が調整される。さらに、
湿度センサの出力値が第3所定値以上の場合には、全画
像形成条件が調整される。
【0013】このように、適正な濃度の画像を形成する
ために、湿度センサによって検出される湿度に応じて画
像形成条件を調整する際に、画像形成装置の雰囲気の湿
度が第1所定値未満の場合には、トナーとキャリアとの
混合割合のみが調整される。そして、湿度が第1所定値
以上となり、混合割合調整のみでは対応しきれない場合
にのみ、その他の画像形成条件を調整するようにするこ
とによって、調整する画像形成条件をなるべく少なくし
ている。
【0014】したがって、湿度センサを備え、検出され
る湿度に応じて画像形成条件を調整するようにしても、
その調整のための処理が比較的簡単である。また、これ
に伴って、その処理に必要なデータ(画像形成条件調整
量)が少なくてすむ。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施形態を、
添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の
一実施例の複写機の要部構成を示す概略説明図である。
この複写機には、上面に原稿(図示せず)を載置するた
めの透明なコンタクトガラス1が設けられている。コン
タクトガラス1の下方側には、たとえばハロゲンランプ
からなる光源2、第1ミラー3、第2ミラー4、第3ミ
ラー5、第4ミラー6、第5ミラー7、第6ミラー8お
よびレンズ9を含む光学系が設けられている。
【0016】コンタクトガラス1上の原稿は、光源2に
よって照明走査される。後述する光源電圧調整処理によ
って決定された電圧が光源2に印加されて、光源2から
発生した光は、原稿によって反射され、その反射光は第
1ミラー3により、第2ミラー4へと導かれる。第1ミ
ラー3からの光は、第2ミラー4および第3ミラー5に
よって、その光路を折り返され、レンズ9へと導かれ
る。レンズ9で集束された光は、第4ミラー6および第
5ミラー7で再び光路を折り返される。そして、第5ミ
ラー7からの光は第6ミラー8で反射されて、光路が下
方に曲げられて、次に述べる画像形成系に与えられる。
【0017】画像形成系は、上記光学系の下方に位置
し、図示しない遮光枠で囲われていて、後述するよう
に、光学系からの光が入射する以外は、光にさらされな
いようにされている。画像形成系には、複写動作時にメ
インモータ28(図3参照)がオンされると、一定速度
で矢印90方向に回転する感光体ドラム10が備えられ
ている。この感光体ドラム10の周囲には、その回転方
向に従って順に、メインチャージャー11、現像装置1
2、転写チャージャー13およびクリーナー14が配置
されている。また、光学系の第6ミラー8によって反射
された光は、メインチャージャー11と現像装置12と
の間の感光体ドラム10の表面に集光されるようになっ
ている。
【0018】メインチャージャー11は、後述するメイ
ンチャージャ電圧調整処理によって決定された電圧が印
加されると感光体ドラム10に向けて放電する。この放
電によって、感光体ドラム10の表面は一様な所定電位
に帯電される。一様に帯電された感光体ドラム10の表
面は、光学系から与えられる原稿の反射光により露光さ
れて、露光された部分の帯電電荷が除去される。これに
より、感光体ドラム10の表面には、原稿の反転像に対
応した電荷のある領域と電荷のない領域とが生じ、いわ
ゆる静電潜像が形成される。
【0019】静電潜像が形成された感光体ドラム10の
表面は、次に、現像装置12に対向し、電荷のある領域
にトナーが付着される。現像装置12には、感光体ドラ
ム10の表面にトナーを供給するための現像ローラ15
と、現像装置12内の現像剤を攪拌するための現像左ス
パイラル16および現像右スパイラル17とが備えられ
ている。使用されている現像剤は、トナーとキャリアと
からなる二成分現像剤であり、トナーとキャリアとの混
合割合は、後述する混合割合調整処理に基づいて調整さ
れる。
【0020】現像左スパイラル16および現像右スパイ
ラル17が駆動されてトナーおよびキャリアが攪拌され
ると、トナーはキャリアとの摩擦によって帯電し、キャ
リアの表面にトナーが付着する。そして、トナーが付着
したキャリアは、磁気力で現像ローラ15の周面に付着
して、いわゆる現像剤の穂立ちを形成する。この穂立ち
が感光体ドラム10の表面に形成された静電潜像に接触
すると、電荷のある領域にトナーが移り、静電潜像がト
ナー像に現像される。また、現像装置12には、トナー
とキャリアとの混合割合を検出するためのトナーセンサ
18が配設されている。
【0021】感光体ドラム10がさらに回転されると、
感光体ドラム10表面のトナー像は、感光体ドラム10
の下方に設けられた転写チャージャ13に対向する。一
方、トナー像が転写チャージャ13に対向する位置にく
るのと同期したタイミングで、感光体ドラム10の近傍
に設置されたレジストローラ19が回転駆動されて、用
紙Pが送られてくる。転写チャージャ13に後述する転
写チャージャ電圧調整処理によって決定された電圧が印
加されて、転写チャージャ13が放電することによっ
て、感光体ドラム10表面のトナーは用紙Pに移り、用
紙Pに付着する。
【0022】トナー像が転写された用紙Pは搬送ベルト
20により搬送され、定着装置21でトナーが用紙Pに
定着される。定着処理後の用紙Pは、図示しない搬送機
構によって複写機本体外へ排出される。また、感光体ド
ラム10の表面に残留しているトナーは、クリーナー1
4で清掃される。以上が画像形成の1周期である。
【0023】図2は、現像装置12を一部切り欠いて示
す斜視図であり、現像装置12を感光体ドラム10側か
ら見た状態を示している。図2を参照して、上述した現
像装置12について補足説明する。現像装置12には、
現像ローラ15、図1に示す現像左スパイラル16およ
び現像右スパイラル17、ならびにトナーセンサ18が
備えられた現像部22と、現像部22内にトナーを補給
するためのトナーホッパ23とが含まれている。トナー
ホッパ23の上面にはカートリッジ接続口24が形成さ
れており、このカートリッジ接続口24には、内部にト
ナーが貯留されたトナーカートリッジ(図示せず)が接
続される。このトナーカートリッジ内のトナーは、自然
落下によって、カートリッジ接続口24を介してトナー
ホッパ23内に供給される。
【0024】トナーホッパ23には、トナーホッパ23
内のトナーを現像部22に搬送するためのトナーホッパ
スパイラル(図示せず)が備えられている。このトナー
ホッパスパイラルはトナー補給モータ25に接続されて
おり、トナー補給モータ25が後述する制御に従って駆
動されると、その駆動力によってトナーホッパスパイラ
ルが回転駆動されて、トナーホッパ23内のトナーが現
像部22内に供給される。したがって、トナー補給モー
タ25の駆動/停止を制御することによって、トナーホ
ッパ23から現像部22に補給されるトナー量を制御す
ることができ、さらに現像部22内のトナーとキャリア
との混合割合を調整することができる。
【0025】ところで、図1を参照して説明した画像形
成動作によって用紙Pに形成される画像の濃度は、次に
挙げる方法によって調整できる。第1の方法は、現像部
22内の現像剤中のトナーとキャリアとの混合割合を調
整する方法である。キャリアに対するトナーの割合を大
きくすれば、キャリアに付着するトナーの量が増えるか
ら、感光体ドラム10に移るトナーの量が多くなり、用
紙Pに形成される画像が濃くなる。逆に、キャリアに対
するトナーの割合を小さくすれば、キャリアに付着する
トナーの量が少なくなるから、感光体ドラム10に移る
トナーの量が少なくなり、用紙Pに形成される画像が薄
くなる。
【0026】第2の方法は、メインチャージャー11へ
の印加電圧を調整する方法である。メインチャージャ1
1への印加電圧を大きくすると、メインチャージャ11
の放電が強くなるから、感光体ドラム10の表面電位が
高くなる。すると、トナーは現像ローラ15から感光体
ドラム10に強く引き寄せられ、感光体ドラム10表面
へのトナーの付着量は多くなるので、用紙Pに形成され
る画像は濃くなる。逆に、メインチャージャー11を制
御して、感光体ドラム10の表面電位を低くすると、用
紙Pに形成される画像が薄くなる。
【0027】第3の方法は、光源2への印加電圧を調整
する方法である。光源2への印加電圧を大きくすると、
原稿からの反射光量が増えるので、露光後の感光体ドラ
ム10の表面電位は相対的に低くなる。すると、現像ロ
ーラ15から感光体ドラム10に移るトナー量が少なく
なり、用紙Pに形成される画像全体は薄くなる。逆に、
光源2への印加電圧を小さくすると、光量不足により、
露光後の感光体ドラム10上の表面電位は相対的に高
く、用紙Pに形成される画像全体が濃くなる。
【0028】第4の方法は、転写チャージャ14への印
加電圧を調整する方法である。転写チャージャ14への
印加電圧を大きくし、転写チャージャ14の放電を強く
することによって、感光体ドラム10表面に付着してい
るトナーを用紙P側に強く引き寄せることができる。し
たがって、用紙Pへのトナーの付着量が多くなるから、
用紙Pに形成される画像が濃くなる。逆に、転写チャー
ジャ14への印加電圧を小さくすると、感光体ドラム1
0表面から用紙Pに移るトナーの量を少なくすることが
できるので、用紙Pに形成される画像が薄くなる。
【0029】このように、トナーとキャリアとの混合割
合、メインチャージャ11への印加電圧、光源2の光量
および転写チャージャ13への印加電圧などの画像形成
条件を変更することによって、用紙Pに形成される画像
の濃度を調整できる。一方、用紙Pに形成される画像の
濃度は、従来技術の欄で説明したように、装置が使用さ
れる温度条件および湿度条件によって変化することが知
られている。具体的には、温度が高くなると、感光体ド
ラム10の帯電能が上がり、メインチャージャ11によ
って帯電された感光体ドラム10の電位は高くなる。そ
の結果、感光体ドラム10表面に付着するトナーの量が
多くなり、用紙Pに形成される画像が濃くなってしま
う。逆に、温度が低くなると、感光体ドラム10の帯電
能が下がり、メインチャージャ11によって帯電された
感光体ドラム10の電位が低くなる。ゆえに、感光体ド
ラム10表面へのトナーの付着量が少なくなり、画像が
薄くなってしまう。
【0030】また、湿度が高いときには、キャリアとの
摩擦によって帯電されるトナーの帯電量が低下し、トナ
ーとキャリアとの付着力が小さくなるから、現像ローラ
15側から感光体ドラム10表面に移るトナーの量が多
くなってしまう。ゆえに、用紙Pに形成される画像が濃
くなる。逆に、湿度が低いときには、現像ローラ15側
から感光体ドラム10表面に移るトナーの量が少なくな
り、用紙Pに形成される画像が濃くなってしまう。
【0031】そこで、この発明に係る複写機では、複写
機の雰囲気温度および雰囲気湿度を検出することのでき
る温度センサ26および湿度センサ27(図3参照)を
備え、これらセンサの出力に基づいて、トナーとキャリ
アとの混合割合、メインチャージャ11への印加電圧、
光源2の光量および転写チャージャ13への印加電圧と
いった画像形成条件を調整することによって、適切な濃
度の画像が形成されるようにしている。なお、温度セン
サ26および湿度センサ27は、たとえば複写機本体の
後面側上方など、複写機の各部からの発熱による影響を
受けず、複写機本体外の温度および湿度をほぼ正確に検
出できるような位置に取り付けられている。
【0032】図3は、上記複写機の主要部の電気的構成
を示すブロック図である。この複写機には、制御中枢と
してのCPU50が備えられている。CPU50にはR
AM51およびROM52が接続されており、CPU5
0はROM52に記憶されているプログラムに従って種
々の処理を実行する。このとき、RAM51は、ワーク
エリアとして使用される。
【0033】CPU50には、トナーセンサ18、温度
センサ26および湿度センサ27からの出力が与えられ
る。また、CPU50には、メインモータ駆動時間検出
回路57を介して、感光体ドラム10を駆動するメイン
モータ28が接続されており、メインモータ28の駆動
時間を検出できるようになっている。検出された駆動時
間は積算されて、メインモータ28の駆動積算時間とし
て不揮発性RAM59に記憶される。
【0034】さらに、CPU50には、トナー供給モー
タ25を駆動するためのトナー供給モータ駆動回路53
と、メインチャージャ11を駆動するためのメインチャ
ージャ駆動回路54と、転写チャージャ13を駆動する
ための転写チャージャ駆動回路55と、光源2を駆動す
るための光源駆動回路56とが接続されている。また、
トナーセンサ18に印加する電圧を制御するためのトナ
ーセンサ印加電圧制御回路58が接続されている。
【0035】CPU50に接続されているROM52に
は、メインチャージャ11、転写チャージャ12、光源
2およびトナーセンサ18にそれぞれ印加すべき基準電
圧に対応した基準データが記憶されている。また、RO
M52には、画像形成条件調整処理において使用される
テーブルが記憶されている。具体的には、温度補正テー
ブル、トナコン湿度調整テーブル、メインチャージャ湿
度調整テーブル、光源湿度調整テーブル、転写チャージ
ャ湿度調整テーブル、トナコン駆動時間調整テーブルお
よびメインチャージャ駆動時間調整テーブルが記憶され
ている。
【0036】温度補正テーブルの一例を図4に示す。温
度補正テーブルは、メインチャージャ電圧調整処理にお
いて使用されるテーブルであり、複写機が使用される温
度条件に関わらず、感光体ドラム10の表面を一定電位
に帯電するには、温度条件に対してメインチャージャ1
1への印加電圧をどのように補正すればよいかを表して
いる。具体的には、図4を見て明らかなように、温度が
低くなるにつれて、メインチャージャ11への印加電圧
が大きくなるように設定されている。
【0037】トナコン湿度調整テーブルの一例を図5に
示す。このテーブルは、トナーとキャリアとの混合割合
調整処理において使用されるテーブルであり、湿度セン
サ27によって検出される湿度に応じて、トナーセンサ
18に印加される電圧をどのように調整すればよいかを
表すものである。具体的には、図5を見て明らかなよう
に、湿度が低い状態ではトナーセンサ18への印加電圧
が大きくなるように、逆に、湿度が高い状態ではトナー
センサ18への印加電圧が小さくなるように設定されて
いる。
【0038】メインチャージャ湿度調整テーブルの一例
を図6に示す。このテーブルは、メインチャージャ電圧
調整処理において使用されるテーブルであり、湿度セン
サ27によって検出された湿度に応じて、メインチャー
ジャ11に印加される電圧をどのように調整すればよい
かを表すものである。具体的には、図6を見て明らかな
ように、湿度が高くなるにつれて、メインチャージャ1
1への印加電圧が小さくなるように設定されている。
【0039】また、後述するように、湿度に応じたメイ
ンチャージャ印加電圧の調整は、所定の第1湿度H
1 (18.5g/m2 )以上でなければ行われない。し
たがって、メインチャージャ湿度調整テーブルには、1
8.5g/m2 以上の湿度に対応する調整データのみが
用意されていればよく、それゆえROM52に記憶すべ
きデータ量が少なくてすむ。
【0040】光源湿度調整テーブルの一例を図7に示
す。このテーブルは、光源電圧調整処理において使用さ
れるテーブルであり、湿度センサ27によって検出され
た湿度に応じて、光源2に印加される電圧をどのように
調整すればよいかを表すものである。具体的には、図7
を見て明らかなように、湿度が高くなるにつれて、光源
2への印加電圧が小さくなるように設定されている。
【0041】また、後述するように、湿度に応じた光源
印加電圧の調整は、所定の第2湿度H2 (20.5g/
2 )以上でなければ行われない。したがって、光源湿
度調整テーブルには、20.5g/m2 以上の湿度に対
応する調整データのみが用意されていればよく、それゆ
えROM52に記憶すべきデータ量が少なくてすむ。転
写チャージャ湿度調整テーブルの一例を図8に示す。こ
のテーブルは、転写チャージャ電圧調整処理において使
用されるテーブルであり、湿度センサ27によって検出
された湿度に応じて、転写チャージャ11に印加される
電圧をどのように調整すればよいかを表すものである。
後述するように、湿度に応じた転写チャージャ印加電圧
の調整は、所定の第3湿度H3 (25g/m2 )以上で
なければ行われない。したがって、転写チャージャ湿度
調整テーブルには、25g/m 2 以上の湿度に対応する
調整データのみが用意されていればよく、それゆえRO
M52に記憶すべきデータ量が少なくてすむ。
【0042】トナコン駆動時間調整テーブルは、図9に
示すグラフに基づいて作成されたものであり、メインモ
ータ28の駆動積算時間に応じてトナーセンサ18への
印加電圧を調整するためのテーブルである。また、メイ
ンチャージャ駆動時間調整テーブルは、図10に示すグ
ラフに基づいて作成されたものであり、メインモータ2
8の駆動積算時間に応じてメインチャージャ11への印
加電圧を調整するためのテーブルである。このように、
メインモータ28の駆動積算駆動時間に応じて、トナー
センサ18およびメインチャージャ11への印加電圧を
調整するのは、使用に伴って現像剤中のキャリアが劣化
し、キャリアとの摩擦によるトナーの帯電量が低下する
ことにより、感光体ドラム10表面に移るトナーの量が
多くなるのを防ぐためである。
【0043】CPU50は、たとえば、複写機のコピー
スタートキー(図示せず)が押された時や、連続複写動
作中には次の用紙が搬送開始される直前など、所定のタ
イミングで、温度センサ26および湿度センサ27の出
力を参照し、ROM52に記憶されている各テーブルに
基づいて、メインチャージャ11、転写チャージャ1
3、光源2およびトナーセンサ18にそれぞれ印加すべ
き電圧に対応した電圧データを作成する。そして、CP
U50は、作成した各電圧データを、それぞれメインチ
ャージャ駆動回路54、転写チャージャ駆動回路55、
光源駆動回路56およびトナーセンサ印加電圧制御回路
58に入力する。
【0044】また、CPU50は、トナーセンサ18に
よって検出されたトナーとキャリアとの混合割合に基づ
いて、トナー供給モータ制御回路53を介してトナー供
給モータ25の駆動を制御する。図11は、CPU50
によって実行される混合割合調整処理の流れを示すフロ
ーチャートである。図3を参照しつつ図11のフローチ
ャートの流れに従って、混合割合調整処理について説明
する。
【0045】CPU50によって、ROM52に格納さ
れているトナコン基準データK1 が読み出される(ステ
ップV1)。次に、湿度センサ27から入力された検出
湿度がアドレスとされて、ROM52に記憶されている
トナコン湿度調整テーブルにアクセスされる。そして、
トナコン湿度調整データAが取得される(ステップV
2)。図5を参照して、たとえば、湿度センサ27によ
って検出された湿度が15g/m2 の場合には、トナコ
ン湿度調整テーブルからトナコン湿度調整データA=
「−55」が読み出される。なお、湿度が30g/m2
以上の場合には、30g/m2 の場合のトナコン湿度調
整データA=「−109」が読み出される。
【0046】図11に戻って、さらに、不揮発性RAM
59からメインモータ28の駆動積算時間が読み出され
(ステップV3)、この駆動積算時間がアドレスとし
て、ROM52に記憶されているトナコン駆動時間調整
テーブルに与えられる。このアドレス指定に基づいて、
トナコン駆動時間調整テーブルからトナコン駆動時間調
整データBが読み出される(ステップV4)。図9を参
照して、たとえば、駆動積算時間が40時間の場合に
は、トナコン駆動時間調整テーブルからトナコン駆動時
間調整データB=「−30」が読み出される。なお、積
算駆動時間が100時間を超える場合には、B=「−5
0」が読み出される。
【0047】図11に再び戻って、ステップV5では、
トナコン基準データK1 にトナコン湿度調整データAお
よびトナコン駆動時間調整データBが加えられて、トナ
ーセンサ18に印加すべき電圧に対応したトナコン電圧
データC1 が作成される。作成されたトナコン電圧デー
タC1 は、トナーセンサ入力電圧制御回路58に与えら
れる(ステップV6)。すると、トナーセンサ入力電圧
回路58からトナーセンサ18に、トナコン電圧データ
1 に対応した電圧が印加される。CPU50は、この
ときのトナーセンサ18の出力に基づいて、トナー供給
モータ25の駆動を制御する(ステップV7)。
【0048】ステップV7では、具体的に、トナーセン
サ18の出力電圧が、予め定められたオン電圧以上であ
るか否かが判別されて、オン電圧以上であれば、トナー
供給モータ25が駆動されて、トナーホッパ23内のト
ナーが現像部22内に供給される。また、トナー補給モ
ータ25の駆動中に、トナーセンサ18の出力電圧が、
予め定めるオフ電圧以下になれば、トナー供給モータ2
5の駆動が停止される。
【0049】したがって、トナーセンサ18への入力電
圧を上げて、トナーセンサ出力電圧を上記オン電圧以上
にすることによって、仮想的にトナー不足状態をつく
り、現像部にトナーを補給する。これにより、キャリア
に対するトナーの割合を大きくすることができる。逆
に、トナーセンサ18への入力電圧を下げて、トナーセ
ンサ出力を上記オフ電圧以下にすれば、トナーが補給さ
れないので、画像形成に伴ってトナー量が減る。これに
より、キャリアに対するトナーの割合を小さくすること
ができる。
【0050】このように、湿度センサ27によって検出
される複写機の雰囲気湿度に応じて、トナコン湿度調整
テーブルに基づいてトナーセンサ18に入力される電圧
が調整される。そして、このときのトナーセンサ18の
出力に基づいて、トナー供給モータ25の駆動が制御さ
れる。これにより、複写機が使用される温度変化に関わ
らず、適正な濃度の画像を用紙に形成することができ
る。
【0051】ところが、実際に、様々な湿度条件下で画
像を形成する試験を行ったところ、複写機の雰囲気湿度
が高くなりすぎると、トナーとキャリアとの混合割合を
調整するのみでは、適正な濃度の画像を形成できないこ
とが判明した。そこで、湿度センサ27によって検出さ
れる湿度が、所定の第1湿度H1 (たとえば18.5g
/m2 )以上であれば、トナーとキャリアとの混合割合
以外の画像形成条件も調整するようにした。
【0052】図12は、メインチャージャ電圧調整処理
の流れを示すフローチャートである。図3を参照しつつ
図12のフローチャートの流れに従って、メインチャー
ジャ電圧調整処理について説明する。まず、CPU50
によって、ROM52に格納されているメインチャージ
ャ基準データK2 が読み出される(ステップW1)。次
に、温度センサ26の出力が参照される(ステップW
2)。温度センサ26によって検出された温度がアドレ
スとされて、ROM52に記憶されている温度調整テー
ブルにアクセスされる。そして、温度調整テーブルから
温度調整データEが取得される(ステップW3)。図4
を参照して、たとえば、検出された温度が10℃の場合
には、このテーブルから温度補正データE=「26」が
読み出される。なお、温度が0℃以下の場合には、温度
が0℃の場合の温度補正データE=「43」が読み出さ
れる。また、温度が25℃以上の場合には、温度による
メインチャージャ11の印加電圧補正は行われない。
【0053】図12に戻って、ステップW4では、不揮
発性RAM59からメインモータ28の駆動積算時間が
読み出され、この駆動積算時間がアドレスとして、RO
M52に記憶されているメインチャージャ駆動時間調整
テーブルに与えられる。このアドレス指定に基づいて、
メインチャージャ駆動時間調整テーブルからメインチャ
ージャ駆動時間調整データFが読み出される(ステップ
W5)。図10を参照して、たとえば、駆動積算時間が
1 時間の場合には、メインチャージャ駆動時間調整デ
ータF=「−1」が読み出される。なお、積算駆動時間
が、予め定めるU5 時間を超える場合には、B=「−
5」が読み出される。
【0054】図12に戻って、ステップW5に引き続い
て、湿度センサ27によって検出された湿度が、所定の
第1湿度H1 (たとえば18.5g/m2 )以上か否か
が判別される(ステップW6)。そして、検出された湿
度が第1湿度H1 以上の場合には、ステップW6の判別
が肯定されて、ステップW7に移る。ステップW7で
は、検出された絶対湿度がアドレスとされて、メインチ
ャージャ湿度調整テーブルにアクセスされ、対応するメ
インチャージャ湿度調整データGが読み出される。図6
を参照して、たとえば、検出された湿度が25g/m2
の場合には、メインチャージャ湿度調整データG=「−
29」が読み出される。
【0055】図12に再び戻って、ステップW8では、
メインチャージャ基準データK2 に温度補正データE、
メインチャージャ駆動時間調整データFおよびメインチ
ャージャ湿度調整データGが加えられて、メインチャー
ジャ電圧データC2 が作成される。一方、湿度センサ2
7によって検出された湿度が第1湿度H1 未満であり、
ステップW6の判別が否定された場合には、ステップW
7の処理が省略されて、ステップW8に移る。そして、
ステップW8では、メインチャージャ基準データK 2
温度補正データEおよびメインチャージャ駆動時間調整
データFが加えられて、メインチャージャ電圧データC
2 が作成される。なお、図12には、メインチャージャ
電圧データC2 =K2 +E+F+Gとされているが、ス
テップW6の判別が否定された場合には、G=0と考え
ればよい。
【0056】このようにして作成されたメインチャージ
ャ電圧データC2 が、メインチャージャ駆動回路54に
与えられると(ステップW9)、メインチャージャ電圧
データC2 に対応した電圧がメインチャージャ11に印
加されることになる。このように、湿度センサ27によ
って検出された絶対湿度が、所定の第1湿度H1 未満の
場合には、ステップW7の処理が省略される。言い換え
れば、検出された湿度が所定の第1湿度H1 以上であれ
ば、メインチャージャ11に印加すべき電圧が湿度に応
じて調整される。
【0057】図13は光源電圧調整処理の流れを示すフ
ローチャートである。図3を参照しつつ図13のフロー
チャートの流れに従って、光源電圧調整処理について説
明する。CPU50によって、ROM52に格納されて
いる光源基準データK3 が読み出された後(ステップX
1)、湿度センサ27によって検出された湿度が、所定
の第2湿度H2 (たとえば20.5g/m2 )以上か否
かが判別される(ステップX2)。そして、検出された
湿度が第2湿度H2 以上の場合には、ステップX2の判
別が肯定されて、ステップX3に移る。ステップX3で
は、検出された絶対湿度がアドレスとされて、光源湿度
調整テーブルに与えられる。このアドレス指定に基づい
て、光源湿度調整データIが読み出される。図7を参照
して、たとえば、検出された湿度が25g/m2 の場合
には、光源湿度調整データI=「−5」が読み出され
る。
【0058】図13に戻って、ステップX4では、光源
基準データK3 に光源湿度調整データIが加えられて、
光源電圧データC3 が作成される。そして、光源電圧デ
ータC3 が、光源駆動回路56に与えられると、この光
源電圧データC3 に対応した電圧が光源2に印加され
る。一方、湿度センサ27によって検出された湿度が第
2湿度H2 未満であり、ステップX2の判別が否定され
た場合には、ステップX3の処理が省略されて、ステッ
プX4に移る。そして、ステップX4では、光源基準デ
ータK3 が光源電圧データC3 とされる。すなわち、検
出された湿度が第2湿度H2 未満の場合には、光源基準
データK3 が調整されない。言い換えれば、湿度センサ
27によって検出された絶対湿度が、所定の第2湿度H
2 以上であれば、光源2に印加される電圧が調整され
る。
【0059】図14は、転写チャージャ電圧調整処理の
流れを示すフローチャートである。図3を参照しつつ図
14のフローチャートの流れに従って、光源電圧調整処
理について説明する。CPU50によって、ROM52
に格納されている転写チャージャ基準データK4 が読み
出された後(ステップY1)、湿度センサ27によって
検出された湿度が、所定の第3湿度H3 (たとえば25
g/m2 )以上か否かが判別される(ステップY2)。
そして、検出された湿度が第3湿度H3 以上の場合に
は、ステップY2の判別が肯定されて、ステップY3に
移る。ステップY3では、検出された絶対湿度がアドレ
スとされて、転写チャージャ湿度調整テーブルに与えら
れる。このアドレス指定に基づいて、転写チャージャ湿
度調整データJが読み出される。図7を参照して、この
実施形態では、検出された湿度が25g/m2 以上の場
合には、転写チャージャ湿度調整データI=「−1」が
読み出される。
【0060】図14に戻って、ステップY4では、転写
チャージャ基準データK4 に転写チャージャ湿度調整デ
ータJが加えられて、転写チャージャ電圧データC4
作成される。そして、転写チャージャ電圧データC
4 が、転写チャージャ駆動回路55に与えられると、こ
の転写チャージャ電圧データC4 に対応した電圧が転写
チャージャ13に印加される。
【0061】一方、湿度センサ27によって検出された
湿度が第3湿度H3 未満であり、ステップY2の判別が
否定された場合には、ステップY3の処理が省略され
て、ステップY4に移る。そして、ステップY4では、
転写チャージャ基準データK4が転写チャージャ電圧デ
ータC4 とされる。すなわち、検出された湿度が第3湿
度H3 未満の場合には、転写チャージャ基準データK4
が調整されない。換言すれば、湿度センサ27によって
検出された絶対湿度が、所定の第3湿度H3 以上であれ
ば、転写チャージャ11に印加される電圧が調整され
る。
【0062】以上のように、適正な濃度の画像を形成す
るために、湿度センサ27によって検出される湿度に応
じて画像形成条件を調整する際に、複写機の雰囲気湿度
が第1湿度H1 未満の場合には、トナーとキャリアとの
混合割合のみが調整される。そして、湿度が第1湿度H
1 以上であり、湿度に対して混合割合調整のみでは対応
しきれず、適正な濃度の画像を形成できない場合にの
み、その他の画像形成条件を調整するようにすることに
よって、調整する画像形成条件をなるべく少なくしてい
る。
【0063】したがって、湿度センサ27を備え、検出
される湿度に応じて画像形成条件を調整するようにして
も、その調整のための処理が比較的簡単である。また、
ROM52に記憶すべきデータ量が少なくすむ。なお、
上述の説明では、図4ないし図10に示された具体的な
数値に基づいて説明をしたが、図4ないし図10に示す
数値は、試験によって得られたものであり、一例にすぎ
ない。したがって、使用される感光体ドラムや現像ロー
ラなどが変更された場合には、図4ないし図10に示す
具体的数値が適宜変更されるのが好ましい。
【0064】
【発明の効果】この発明によれば、適正な濃度の画像を
形成するために、湿度センサによって検出される湿度に
応じて画像形成条件を調整する際に、画像形成装置の雰
囲気の湿度が第1所定値未満の場合には、トナーとキャ
リアとの混合割合のみが調整される。そして、湿度が第
1所定値以上となり、混合割合調整のみでは対応しきれ
ない場合にのみ、その他の画像形成条件を調整するよう
にすることによって、調整する画像形成条件をなるべく
少なくしている。
【0065】したがって、湿度センサを備え、検出され
る湿度に応じて画像形成条件を調整するようにしても、
その調整のための処理が比較的簡単である。また、これ
に伴って、その処理に必要なデータ(画像形成条件調整
量)が少なくてすむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の複写機の要部構成を示す概
略説明図である。
【図2】上記複写機に備えられた現像装置を一部切り欠
いて示す斜視図である。
【図3】上記複写機の主要部の電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】温度補正テーブルの一例を示す図である。
【図5】トナコン湿度調整テーブルの一例を示す図であ
る。
【図6】メインチャージャ湿度調整テーブルの一例を示
す図である。
【図7】光源湿度調整テーブルの一例を示す図である。
【図8】転写チャージャ湿度調整テーブルの一例を示す
図である。
【図9】トナコン駆動時間調整テーブルの内容の一例を
示す図である。
【図10】メインチャージャ駆動時間調整テーブルの内
容の一例を示す図である。
【図11】混合割合調整処理の流れを示すフローチャー
トである。
【図12】メインチャージャ電圧調整処理の流れを示す
フローチャートである。
【図13】光源電圧調整処理の流れを示すフローチャー
トである。
【図14】転写チャージャ電圧調整処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
2 光源 10 感光体ドラム 11 メインチャージャ 13 転写チャージャ 18 トナーセンサ 25 トナー供給モータ 27 湿度センサ 50 CPU 51 RAM 52 ROM 53 トナー供給モータ駆動回路 54 メインチャージャ駆動回路 55 転写チャージャ駆動回路 56 光源駆動回路 58 トナーセンサ入力電圧制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03G 21/00 378

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体と、感光体の表面を一様な所定電位
    に帯電するための帯電手段と、光源から発生される光で
    原稿を照明走査して感光体の表面に静電潜像を形成する
    手段と、形成された静電潜像を現像剤で現像する現像手
    段と、現像された像を用紙に転写する転写手段とを備
    え、予め定められた複数の画像形成条件を調整すること
    によって、用紙に形成される画像の濃度を調整すること
    ができる画像形成装置において、 画像形成装置の雰囲気湿度を検出するための湿度センサ
    と、 各画像形成条件ごとに湿度に応じた画像形成条件調整量
    が記憶された記憶手段と、 湿度センサの出力値が第1所定値未満の場合には、複数
    の画像形成条件のうちの予め特定された画像形成条件の
    みを、記憶手段に記憶された画像形成条件調整量に基づ
    いて調整し、湿度センサの出力値が第1所定値以上の場
    合には、上記予め特定された画像形成条件以外の画像形
    成条件を、記憶手段に記憶された画像形成調整量に基づ
    いてさらに調整する画像形成条件調整手段と、を含むこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】予め定められた複数の画像形成条件には、
    現像剤中のトナーとキャリアとの混合割合、帯電手段へ
    の印加電圧、光源光量および転写手段への印加電圧が含
    まれており、 上記予め特定された画像形成条件とは、現像剤中のトナ
    ーとキャリアとの混合割合であることを特徴とする請求
    項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】上記画像形成条件調整手段は、湿度センサ
    からの出力値が上記第1所定値以上であって第1所定値
    よりも大きい第2所定値未満の場合には、現像剤中のト
    ナーとキャリアとの混合割合および帯電手段への印加電
    圧を調整するものであることを特徴とする請求項2記載
    の画像形成装置。
  4. 【請求項4】上記画像形成条件調整手段は、湿度センサ
    からの出力値が上記第2所定値以上であって第2所定値
    よりも大きい第3所定値未満の場合には、現像剤中のト
    ナーとキャリアとの混合割合、帯電手段への印加電圧お
    よび光源光量を調整するものであることを特徴とする請
    求項3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】上記画像形成条件調整手段は、湿度センサ
    からの出力値が上記第3所定値以上の場合には、全ての
    画像形成条件を調整するものであることを特徴とする請
    求項4記載の画像形成装置。
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