JP2000181159A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000181159A
JP2000181159A JP10375752A JP37575298A JP2000181159A JP 2000181159 A JP2000181159 A JP 2000181159A JP 10375752 A JP10375752 A JP 10375752A JP 37575298 A JP37575298 A JP 37575298A JP 2000181159 A JP2000181159 A JP 2000181159A
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exposure
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electrostatic latent
image forming
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Yasuo Nami
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    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
    • G03G21/06Eliminating residual charges from a reusable imaging member
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
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    • G03G2215/00025Machine control, e.g. regulating different parts of the machine
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 像担持体上の残留電位による画像の悪化を防
止し、高画質な画像形成を可能とする画像形成装置を提
供する。 【解決手段】 予め画像形成を行う前に、残留電位の電
位差が5V以上である時には、前露光ランプ116の入
力電圧を1V上昇させて前露光の光量を上昇させ、その
後に設定制御に戻ってから順に電位差検知制御及び前露
光光量変更制御を繰り返し行い、先に形成された静電潜
像の残留電位が大きくなることを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子写真複
写機、プリンタ等の静電転写プロセスを利用した画像形
成装置に関し、特に像担持体の残留電位を減少させる改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の画像形成装置を示す概略
構成図である。本画像形成装置は、矢印A方向に回転す
る像担持体である感光ドラム1を備え、この感光ドラム
1の表面の光導電層が一次帯電器2の一次電流により一
様に帯電された後、原稿の光像の露光3を受けて感光ド
ラム1の表面に静電潜像が形成される。
【0003】光像は原稿台ガラス101の上におかれた
原稿をハロゲンランプ103と反射板104により照射
し、反射した光像を反射ミラー105、102、107
を介してズームレンズ110に進入する。そしてさらに
反射ミラー106、109を介し感光ドラム1に照射さ
れる。このとき、反射ミラー107とズームレンズ11
0の位置関係により、画像を縮小、拡大している。
【0004】そして、形成されたこの静電潜像は感光ド
ラム1の回転に伴い現像器4に対向する位置に至り、現
像器4から供給されたトナーにより現像されて、トナー
像として可視化される。
【0005】得られたトナー像は感光ドラム1が回転す
るに従い、転写帯電器6が配置された転写部に進む。一
方、感光ドラム1と同期走行する転写材Pが搬送路5に
案内されて転写部に至り、転写部において感光ドラム1
の表面に密着される。
【0006】そして、この位置で転写帯電器6により転
写材Pの背面にトナーと逆極性の電荷が付与され、感光
ドラム1上のトナー像が静電気力により転写材P上に転
移、吸着して転写される。
【0007】この転写帯電器6の転写材走行方向の下流
側に、分離帯電器7が設置されている。トナー像が転写
された転写材Pは、分離帯電器7によるコロナ放電によ
って電荷が消失されて感光ドラム1ヘの吸着力を失い、
転写材P自身が有する弾性、更には転写材Pの自重に助
けられて、感光ドラム1から分離される。
【0008】また、転写材Pに転移せずに感光ドラム1
上に残ったトナーはクリーナ9のブレードで掻きとられ
て容器に回収され、その後、さらに感光ドラム1は回転
してトナー転写後の静電潜像の電位は前露光手段として
の前露光ランプ116によって除電される。
【0009】感光ドラム1から分離された転写材Pは、
搬送ベルトからなる搬送部8に乗って定着装置10に送
られ、定着ローラ113、加圧ローラ114の間を通過
して定着される。
【0010】このときの定着ローラ113の転写材Pを
送る回転速度と感光ドラム1の回転速度は、一般に異な
るように設定されているが、普通、感光ドラム1よりも
定着ローラ113の方が少し遅くされる。
【0011】これは、定着ローラ113、加圧ローラ1
14の間のニップ部に転写材Pの先端が突入したときの
ショックにより、未だ転写部にある転写材Pの後端部へ
のトナー像の転写にズレが生じるのを防止するためであ
る。
【0012】そして、トナー像が定着された転写材Pは
装置外部へ排出される。
【0013】また、特に高湿環境下において感光ドラム
1上に水分が付着した場合に、静電潜像がぼやけしまう
ことがあり、これを防止するため感光ドラム1上の水分
を蒸発させる手段として面上発熱体119を感光ドラム
1内部に配置している。
【0014】このような画像形成装置において、感光ド
ラム1上の電位を安定させるため、感光ドラム1上に暗
部電位及び明部電位を形成させて電位センサ111で読
み込ませ、この電位が所定の電位となるようにハロゲン
ランプ103の像露光量と一次帯電器2の帯電量とを変
更させて設定し、感光ドラム1上に理想的な電位を形成
させていた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな制御を用いて電位を設定した結果、暗部電位と明部
電位に関しては制御ができ、安定した画像形成が可能と
なるが、連続して画像形成動作を行うと、暗部電位と明
部電位の電位差により、感光ドラム1が1周して先に静
電潜像が形成された場所において、残留電位による画像
の乱れが発生してしまう。
【0016】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、像担
持体上の残留電位による画像の悪化を防止し、高画質な
画像形成を可能とする画像形成装置を提供することにあ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、像担持体への帯電量及び像露光量
を変更し、像担持体上に形成される暗部電位及び明部電
位を所定の電位に設定する設定制御を行う画像形成装置
において、設定制御を行って第1検知用静電潜像を像担
持体に形成した後に、前露光して第1検知用静電潜像を
除電して第2検知用静電潜像を像担持体に形成し、第2
検知用静電潜像上で先に除電した第1検知用静電潜像の
残留電位の電位差を検知する電位差検知制御と、電位差
検知制御により検知した残留電位の電位差の検知結果に
応じて、前露光の光量を変更する前露光光量変更制御
と、を行い、前露光光量変更制御により前露光の光量を
変更する場合には、設定制御から順に電位差検知制御及
び前露光光量変更制御を繰り返し行うことを特徴とす
る。
【0018】前露光光量変更制御は、電位差検知制御に
より検知した残留電位の電位差が所定値よりも大きい時
に、前露光の光量を多く変更し、電位差検知制御により
検知した残留電位の電位差が所定値以内の時は、変更せ
ずにそのままの前露光の光量を維持することが好まし
い。
【0019】電圧が入力されて前露光を行う前露光手段
を備え、前露光手段の入力される電圧を変更して前露光
の光量を変更させることが好ましい。
【0020】前露光を行う光を通過させるスリットを備
え、スリットのスリット幅を変更して前露光の光量を変
更させることが好ましい。
【0021】所定の照射角度に光を放射し、像担持体に
対して前露光を行う前露光手段を備え、像担持体に対す
る前露光手段の光の照射角度を変更して前露光の光量を
変更させることが好ましい。
【0022】第2検知用静電潜像は、ハーフトーン電位
に形成した静電潜像であることが好ましい。
【0023】ハーフトーン電位に形成される静電潜像
は、ハーフトーン板を反射させた露光によって形成され
ることが好ましい。
【0024】ハーフトーン電位に形成される静電潜像
は、像担持体を一様に帯電させる一次電流値を下げた像
担持体の帯電によって形成されることが好ましい。
【0025】ハーフトーン電位は、像担持体の電位が5
0V変動すると画像濃度が0.2以上変動する電位であ
ることが好ましい。
【0026】第1検知用静電潜像は暗部電位と明部電位
とを交互に形成した静電潜像であるこが好ましい。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
【0028】(第1の実施の形態)図1〜図3を参照し
て、第1の実施の形態に係る画像形成装置について説明
する。
【0029】図1は第1の実施の形態に係る画像形成装
置を示す概略構成図である。図1において、1は感光ド
ラム、2は一次帯電器、3は光像露光、4は現像器、5
は搬送路、6は転写帯電器、7は分離帯電器、8は搬送
部、9はクリーナ、10は定着装置を示す。
【0030】これら感光ドラム1等の構成及び動作は、
図6の従来技術で示したものと基本的に同じ公知技術で
あるため、同じ符号を用い説明を省略する。尚、本実施
の形態では、プロセススピード300mm/sec、感
光ドラム1はφ100mmである。
【0031】本実施の形態において、画像形成前に感光
ドラム1上の電位を安定させるため、暗部電位と明部電
位を、電位センサ111で読み込ませ、この電位を所定
の電位となるようにハロゲンランプ103の像露光量と
一次帯電器2の帯電量を変更させて設定する設定制御を
行い、理想的な電位を形成させている。
【0032】その後、上記設定制御で得られた一次帯電
器2の帯電量とハロゲンランプ103の像露光量を用い
て、暗部電位、明部電位、暗部電位の順に第1検知用静
電潜像を形成し、この第1検知用静電潜像を前露光して
除電し、1周後に感光ドラム1上の第1検知用静電潜像
の残留電位の電位差を電位センサ111で読み込む電位
差検知制御を行う。
【0033】この第1検知用静電潜像の残留電位の電位
差を検知する場所には、ハーフトーン電位の第2検知用
静電潜像を予め形成している。この電位差検知をハーフ
トーン電位上で確認しているのは、図2に示すように感
光ドラム1上の電位の変動による画像濃度の変化が顕著
に現れるのがハーフトーン電位であり、ここでは50V
変動することで画像濃度が0.2以上変動する電位であ
る。
【0034】そして、検知した残留電位の電位差が所定
値の5V以上である時に、感光ドラム1に形成された静
電潜像を除電する前露光ランプ116の入力電圧を大き
くして前露光光量を上げる前露光光量変更制御を行う。
【0035】本実施の形態では、前露光ランプ116に
入力される入力電圧は20Vを基本の値と設定してお
り、20Vでは4.0lux・secの光量を発するこ
とができ、入力電圧を1V増加させると、0.8lux
・sec光量が上昇する。
【0036】ここで用いた「lux・sec」とは、感
光ドラム1の単位面積当たりに照射される光の強さと時
間の積載を示す単位である。
【0037】そこで、残留電位の電位差が5V以上であ
る時には、前露光ランプ116の入力電圧を1V上昇さ
せる。
【0038】ここで、残留電位の電位差が5V以内であ
る時は、この前露光光量のままの設定として画像形成を
行えるようにする。
【0039】次に、前露光光量変更制御により前露光光
量を上げた場合には、設定制御に戻り、暗部電位と明部
電位を電位センサ111で読み込ませ、この電位を所定
の電位となるようにハロゲンランプ103の像露光量と
一次帯電器2の帯電量とを変更させ、理想的な電位を形
成させる。
【0040】この前露光光量を上昇させた結果として、
一次帯電器2の帯電量を上げることで暗部電位を保証
し、常に残留電位の電位差が少なくなり、高画質の画像
形成が可能となる。
【0041】その後、暗部電位、明部電位、暗部電位の
順に第1検知用静電潜像を形成し、1周後のハーフトー
ン電位の第2検知用静電潜像を形成した感光ドラム1上
の残留電位の電位差を電位センサ111で読み込む電位
差検知制御を行う。
【0042】この検知した残留電位の電位差が5V以上
である時には、前露光ランプ116の入力電圧を1V上
昇させて前露光の光量を上昇させる前露光光量変更制御
を行う。
【0043】このように、設定制御から電位差検知制御
及び前露光光量変更制御を繰り返し行い、電位差検知制
御で検知する残留電位の電位差が5V以内に収まるよう
に設定を済ませてから画像形成を行えるようにする。
【0044】この制御について、図3を用いてさらに詳
しく説明する。尚、本実施の形態では、暗部電位470
V、明部電位50V、残留電位の電位差を測定するハー
フトーン電位は200Vに設定される。
【0045】この図3に示すグラフは電位センサ111
が検知する感光ドラム1の表面電位を示している。
【0046】まず、最初の電源投入時等に前露光光量を
入力電圧20Vの設定値に固定し、ハロゲンランプ10
3を消した状態で一次帯電器2の一次電流による帯電を
暗部電位470Vになるように一次電流値を変動させる
(図中)。
【0047】また、前露光光量、一次電流値を固定し
て、ハロゲンランプ103を白色板130の下に移動さ
せて点灯させる。このハロゲンランプ103の光は、白
色板130に反射し、ミラーを介して感光ドラム1に照
射され露光を行う。この時の感光ドラム1上の電位を電
位センサ111で読み込みながら、ハロゲンランプ10
3の点灯電圧を変動させて明部電位が50Vになる点灯
電圧に設定する設定制御を行う(図中)。
【0048】そして、設定した一次帯電器2の一次電流
とハロゲンランプ103の像露光量との条件で、ハロゲ
ンランプ103を原稿位置外にある白色板130の位置
に移動させ、ハロゲンランプ103を100ms間消
し、100ms間照射し、100ms間消すことで、暗
部電位、明部電位、暗部電位の順番で感光ドラム1上に
第1検知用静電潜像を書き込む(図中)。
【0049】その後、感光ドラム1の1周分以上のハー
フトーン電位を形成するために、ハロゲンランプ103
を原稿位置外にあるハーフトーン板131の位置に移動
させ、ハロゲンランプ103を1.5s間照射する。
【0050】このハーフトーン電位上で電位差検知制御
を行い、第1検知用静電潜像の残留電位が図中に示す
ように電位センサ111で検知することができる。
【0051】ここで、図中のaで示される残留電位の
電位差の値が5V以上であれば、前露光ランプ116に
入力する入力電圧を1V増加する前露光光量変更制御を
行い、再度図中〜を〜と同様に設定制御、電位
差検知制御、前露光光量変更制御を図中のaの電位差
の値が5V以下になるまで繰り返し行う。
【0052】このように、徐々に前露光光量を上昇させ
る制御を行っている理由は、前露光光量を上昇させた場
合に、適した感光ドラム電位を設定するために、一次帯
電器2の一次電流値を大きくさせて感光ドラム1の帯電
量を上昇させるが、一次電流値が大きくなると、一次帯
電器2から生じるオゾン量が増加する。
【0053】このオゾン量が増加して感光ドラム1上に
残ると、静電潜像が乱れ、形成される画像が劣化するの
で、できるだけ小さな前露光光量に設定するため上記制
御を行っている。
【0054】この結果により設定された前露光光量、一
次電流値、像露光量を用いて画像を形成すると、感光ド
ラム1上の残留電位によって形成する画像が悪化する弊
害がおこることはなく、高画質の画像を提供することが
できる。
【0055】また、できるだけ小さな前露光光量に設定
することで、発生するオゾンの増加量をなるべく少なく
して、画像の劣化を防止し、高画質の画像を提供するこ
とができる。
【0056】(第2の実施の形態)図4は第2の実施の
形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。上記
第1の実施の形態では前露光ランプ116の入力電圧を
変化させて前露光光量を変更していたが、本実施の形態
では前露光ランプ116の光をスリットで通過させて感
光ドラム1に照射する構成としており、このスリット1
21の開口幅を変化させて前露光光量を変更する。
【0057】その他の構成および作用については第1の
実施の形態と同一なので、同一の構成部分については同
一の符号を付して、その説明は省略する。
【0058】図4において、1は感光ドラム、2は一次
帯電器、3は光像露光、4は現像器、5は搬送賂、6は
転写帯電器、7は分離帯電器、8は搬送部、9はクリー
ナ、10は定着装置を示す。尚、本実施の形態では、プ
ロセススピード300mm/sec、感光ドラム1はφ
100mmである。
【0059】本実施の形態では、前露光ランプ116と
感光ドラム1との間に前露光ランプ116の光を通過さ
せるスリット121を設けている。
【0060】このスリット121の開口幅は2mmを基
本の値と設定しており、4.0lux・secの光量を
発することができ、開口幅を1mm増加させると、1.
0lux・sec光量が上昇する。
【0061】そこで、本実施の形態の前露光光量変更制
御では、残留電位の電位差が5V以上である時には、ス
リット121の開口幅を1mm増加させる。
【0062】次に、前露光光量変更制御によより前露光
光量を上げた場合には、設定制御に戻り、暗部電位と明
部電位を電位センサ111で読み込ませ、この電位を所
定の電位となるようにハロゲンランプ103の像露光量
と一次帯電器2の帯電量とを変更させ、理想的な電位を
形成させる。
【0063】この前露光光量を上昇させた結果として、
一次帯電器2の帯電量を上げることで暗部電位を保証
し、常に残留電位の電位差が少なくなり、高精度の画像
形成が可能となる。
【0064】その後、第1の実施の形態と同様に、暗部
電位、明部電位、暗部電位の順に第1検知用静電潜像を
形成し、1周後のハーフトーン電位の第2検知用静電潜
像を形成した感光ドラム1上の残留電位の電位差を電位
センサ111で読み込む電位差検知制御を行う。
【0065】このような上記に説明した制御を用い、設
定制御から電位差検知制御及び前露光光量変更制御を繰
り返し行い、電位差検知制御で検知する残留電位の電位
差が5V以内に収まるように設定を済ませてから画像形
成を行えるようにする。
【0066】この結果により設定された前露光光量、一
次電流値、像露光量を用いて画像を形成すると、感光ド
ラム1上の残留電位によって形成する画像が悪化する弊
害がおこることはなく、高画質の画像を提供することが
できる。
【0067】(第3の実施の形態)図5は第3の実施の
形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。本実
施の形態では前露光ランプ116の照射角度を変化させ
て前露光光量を変更する。
【0068】その他の構成および作用については第1の
実施の形態と同一なので、同一の構成部分については同
一の符号を付して、その説明は省略する。
【0069】図5において、1は感光ドラム、2は一次
帯電器、3は光像露光、4は現像器、5は搬送路、6は
転写帯電器、7は分離帯電器、8は搬送部、9はクリー
ナ、10は定着装置を示す。
【0070】尚、本実施の形態では、プロセススピード
300mm/sec、感光ドラム1はφ100mmであ
る。
【0071】本実施の形態では、前露光ランプ116を
回動中心122で支持した構成としており、前露光ラン
プ116自身を回動させることで、図示点線で示す前露
光ランプ116の光の照射角度が変更可能となってい
る。
【0072】この前露光ランプ116の照射角度を回動
中心122から感光ドラム1中心に向かう線よりもクリ
ーナ9側に10°傾けた場合を基本の位置としており、
その位置で4.0lux・secの光量を発することが
でき、照射角度を一次帯電器2側に傾けることで、画像
形成に影響する光量が大きくなるのと同様の効果が表れ
る。
【0073】そこで、本実施の形態の前露光光量変更制
御では、残留電位の電位差が5V以上である時には、照
射角度を一次帯電器2側に10°傾ける。
【0074】次に、前露光光量変更制御により前露光光
量を上げた場合には、設定制御に戻り、暗部電位と明部
電位を電位センサ111で読み込ませ、この電位を所定
の電位となるようにハロゲンランプ103の像露光量と
一次帯電器2の帯電量とを変更させ、理想的な電位を形
成させる。
【0075】この前露光光量を上昇させた結果として、
一次帯電器2の帯電量を上げることで暗部電位を保証
し、常に残留電位の電位差が少なくなり、高精度の画像
形成が可能となる。
【0076】その後、第1の実施の形態と同様に、暗部
電位、明部電位、暗部電位の順に第1検知用静電潜像を
形成し、1周後のハーフトーン電位の第2検知用静電潜
像を形成した感光ドラム1上の残留電位の電位差を電位
センサ111で読み込む電位差検知制御を行う。
【0077】ここで、本実施の形態では、ハロゲンラン
プ103を消し、暗部電位を形成するのに設定された値
の1/2の値で一次帯電器2の一次電流を出力すること
で、ハーフトーン電位を形成している。このハーフトー
ン電位上で残留電位を電位センサ111で検知する。
【0078】このような上記に説明した制御を用い、設
定制御から電位差検知制御及び前露光光量変更制御を繰
り返し行い、電位差検知制御で検知する残留電位の電位
差が5V以内に収まるように設定を済ませてから画像形
成を行えるようにする。
【0079】この結果により設定された前露光光量、一
次電流値、像露光量を用いて画像を形成すると、感光ド
ラム1上の残留電位によって形成する画像が悪化する弊
害がおこることはなく、高画質の画像を提供することが
できる。
【0080】
【発明の効果】本発明は、予め画像形成を行う前に、設
定制御から順に電位差検知制御及び前露光光量変更制御
を繰り返し行い、先に形成された静電潜像の残留電位が
大きくなることを防止することによって、画像形成時に
像担持体上の残留電位による形成される画像の悪化を防
止し、高画質な画像形成を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る画像形成装置を示す概
略構成図である。
【図2】感光ドラム表面電位と画像濃度の関係を示すグ
ラフである。
【図3】第1の実施の形態に係る制御を行った場合の感
光ドラム表面電位の変化を示すグラフである。
【図4】第2の実施の形態に係る画像形成装置を示す概
略構成図である。
【図5】第3の実施の形態に係る画像形成装置を示す概
略構成図である。
【図6】従来技術の画像形成装置を示す概略構成図であ
る。
【符号の説明】
1 感光ドラム 2 一次帯電器 3 光像露光 4 現像器 6 転写帯電器 7 分離帯電器 8 搬送部 9 クリーナ 10 定着装置 103 ハロゲンランプ 111 電位センサ 116 前露光ランプ 121 スリット 122 回動中心 130 白色板 131 ハーフトーン板

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体への帯電量及び像露光量を変更
    し、像担持体上に形成される暗部電位及び明部電位を所
    定の電位に設定する設定制御を行う画像形成装置におい
    て、 設定制御を行って第1検知用静電潜像を像担持体に形成
    した後に、前露光して第1検知用静電潜像を除電して第
    2検知用静電潜像を像担持体に形成し、第2検知用静電
    潜像上で先に除電した第1検知用静電潜像の残留電位の
    電位差を検知する電位差検制御作と、 電位差検知制御により検知した残留電位の電位差の検知
    結果に応じて、前露光の光量を変更する前露光光量変更
    制御と、を行い、 前露光光量変更制御により前露光の光量を変更する場合
    には、設定制御から順に電位差検制御作及び前露光光量
    変更制御を繰り返し行うことを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】前露光光量変更制御は、電位差検知制御に
    より検知した残留電位の電位差が所定値よりも大きい時
    に、前露光の光量を多く変更し、 電位差検知制御により検知した残留電位の電位差が所定
    値以内の時は、変更せずにそのままの前露光の光量を維
    持することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】電圧が入力されて前露光を行う前露光手段
    を備え、 前露光手段の入力される電圧を変更して前露光の光量を
    変更させることを特徴とする請求項1又は2に記載の画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】前露光を行う光を通過させるスリットを備
    え、 スリットのスリット幅を変更して前露光の光量を変更さ
    せることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成
    装置。
  5. 【請求項5】所定の照射角度に光を放射し、像担持体に
    対して前露光を行う前露光手段を備え、 像担持体に対する前露光手段の光の照射角度を変更して
    前露光の光量を変更させることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】第2検知用静電潜像は、ハーフトーン電位
    に形成した静電潜像であることを特徴とする請求項1乃
    至5のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】ハーフトーン電位に形成される静電潜像
    は、ハーフトーン板を反射させた露光によって形成され
    ることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】ハーフトーン電位に形成される静電潜像
    は、像担持体を一様に帯電させる一次電流値を下げた像
    担持体の帯電によって形成されることを特徴とする請求
    項6に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】ハーフトーン電位は、像担持体の電位が5
    0V変動すると画像濃度が0.2以上変動する電位であ
    ることを特徴とする請求項6、7又は8に記載の画像形
    成装置。
  10. 【請求項10】第1検知用静電潜像は暗部電位と明部電
    位とを交互に形成した静電潜像であることを特徴とする
    請求項1乃至9のいずれか一つに記載の画像形成装置。
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