JPS6313080A - 反転現像を行なう電子写真装置 - Google Patents

反転現像を行なう電子写真装置

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JPS6313080A
JPS6313080A JP61157012A JP15701286A JPS6313080A JP S6313080 A JPS6313080 A JP S6313080A JP 61157012 A JP61157012 A JP 61157012A JP 15701286 A JP15701286 A JP 15701286A JP S6313080 A JPS6313080 A JP S6313080A
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potential
image
toner
bias voltage
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JP61157012A
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English (en)
Inventor
Kazumoto Tanaka
田中 主幹
Shinji Hanada
花田 真二
Noriyuki Ishihara
石原 敬之
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の産業上の利用分野) 本発明は反転現像により顕画像を得る複写機、マイクロ
リーダープリンター、レーザービームプリンターなどの
電子写真装置に関する。
(従来技術) 従来、潜像の光照射を受は低電位となっている明部電位
部分に現像剤を付着させた画像を得る、即ち、反転現像
の場合、画像形成に関与しない非画像領域は、現像剤が
付着しないようにするために高電位に保たれていた。
而して、このような場合、像担持体の非画像領域には、
雰囲気が変化すると現像剤が付着してしまうという問題
があった。
この問題は、特に、湿度変化や連続コピーを行う場合に
顕著であった。
このように、非画像領域に現像剤が付着すると、ムダな
現像剤の消費量が多くなることはもちろんのこと、像担
持体に付着した現像剤が装置内へ飛散し、記録紙上に付
着したり、帯電器に付着して帯電ムラによる画像ムラ等
が生ずる。
この雰囲気の変化による像担持体の非画像領域への現像
剤の付着の原因は、像担持体の電位が変動するためであ
ることが判明した。
第4図に連続コピーにおける非画像領域の電位の変化を
示す。VDがこの場合の非画像領域の電位である。
この図でわかるように、コピ一枚数がふえるにつれ電位
は太き(低下する。
この非画像部の電位変動により像担持体の非画像部へは
現像剤の付着が生ずる。
この電位変動は湿度変化等によっても生ずるもので、電
子写真装置にあっては非常に好ましくない。
(発明の目的) 本発明の目的は、反転現像により画像を得る場合に雰囲
気が変化しても非画像領域に現像剤の付着することが無
い電子写真装置を提供することにある。
更なる目的は、画像領域と非画像領域との境界もしくは
その近傍で画像が乱れたりムダな現像剤の付着のない電
子写真装置を提供することにある。
(発明の概要) 本発明は上記目的を達成するためのクレーム1でありま
す。
(発明の実施例) 以下、図面を用いて本発明の詳細な説明する。
尚、図中、同じ機能を果たす部材には同一の番号を符し
である。
第1図は本発明を適用した複写装置の断面図である。
図において、原稿載置ガラスl上に置かれた原稿2はラ
ンプ3により照明され、その光像は反射ミラー(4,5
,6,7,8,9)及びレンズlOから構成される光学
系により潜像担持する感光ドラム11上へ導かれる。ラ
ンプ3及びミラー4. 5. 6は矢印方向へ所定の速
度で原稿2を走査する。一方、感光ドラム11も帯電器
12によりその表面に均一な帯電を施された後、矢印方
向へ回転しているので、ドラム表面には順次、原稿像と
対応する静電潜像が形成される。
40はブランク露光ランプであり、像担持体の非画像領
域を露光し、非画像領域のチャージを減少乃至略ゼロと
する。このランプ40は以後、電荷消去用ランプとも呼
ぶが、第2図で示される制御手段401によりそのオン
・オフが制御される。
ここで像担持体上で原稿露光ランプやブランク露光ラン
プにより光照射を受けた部分を明部電位部、受けない部
分を暗部電位部と以下呼ぶ。
即ち、明部電位部は電位の絶対値の低い部分で、暗部電
位部は電位の絶対値の高い部分である。
ここで言う非画像領域とは、感光ドラムの移動方向に関
して記録紙に転写されるべき領域に対応されるドラム上
の画像領域の上流側、下流側に位置する現像剤の付着を
必要としない、領域であり、感光ドラムから記録紙を分
離するために設けられる記録紙の先端及び後端の余白部
、ファイルのために設けられるとじ残部分なども含むも
のである。
52はドラム表面の電位を測定する電位センサーであり
、この電位センサーからの信号は画像濃度調整等に使用
される。
感光ドラム11の周辺には2つの現像器13. 14が
設けられ、オペレータの指定に対応した現像器が感光ド
ラム11に近接して潜像の現像を行ないそのとき他方の
現像器は現像像形成に悪影響を与えないために感光ドラ
ムから離間している。
現像器13. 14は内部に収容する現像剤を担持して
現像部に導くための現像スリーブ131,141を夫々
有し、後に説明するバイアス電圧が印加され感光ドラム
11への現像剤の付着を制御している。
現像器13には感光ドラム11の帯電器12による帯電
極性と同極性の現像剤が収容され、この現像剤は感光ド
ラムの画像領域において光が照射されチャージが除去さ
れた部分即ち明部に付着し、原稿に対してネガの現像像
が得られる。
現像器14には感光ドラム11の帯電器12による帯電
極性と逆極性の現像剤が収容され、この現像剤は感光ド
ラムの画像領域のチャージを帯びた部分に付着し、原稿
に対してポジの現像像が得られる。
この現像像は、現像剤の帯電極性と逆極性の電圧が印加
される転写帯電器15により記録紙へ転写される。この
電圧は現像に使用される現像器に合わせて不図示の切換
スイッチにより極性は切換られる。その後、感光ドラム
11はクリーナ16へ至りドラム表面上の残留トナーを
除去され再び次の工程へ移る。
記録紙17は次のような動作を行い原稿像を複写される
。ピックアップローラ25で給紙された記録紙は、分離
ローラ26で分離され、一枚だけ搬送されてレジスタロ
ーラ23のニップへ進入する。
ここでレジスタローラ23(第1図)は感光ドラム11
上の顕画像と記録紙が一致するようタイミングをとって
回転を始め、転写上ガイド31.転写下ガイド32を介
して記録紙をドラム表面へ送り込む。
先に述べたように、記録紙は転写帯電器15によりドラ
ム表面上の像を転写され、分離帯電器33によりドラム
表面から分離され、搬送部34を介して定着器35へ送
り込まれる。定着器35で記録紙上の像は永久画像とし
て定着され、記録紙は第1排出ローラ36へ送られ、そ
の後、第1のフラッパ37、第2のフラッパ38を介し
て第2排出ローラ39へ到達し、その後複写装置外へ排
出される。
次に第2図を用いて別の実施例を説明する。
第2図は本発明を適用した複写装置の簡略的な断面図で
ある。
第1図の実施例と異なり現像器は41.1つてあり、こ
の現像器41の現像スリーブ411及びドクターブレー
ド412には、交流電圧に後述する直流電圧を重畳した
現像バイアスが印加されている。
現像器41には感光ドラム11の帯電極性と同極性の現
像剤413が収容され、この現像剤により、感光ドラム
上の潜像は反転現像され原画情報に対して反転したネガ
の現像像が得られる。
この現像像は現像剤の帯電極性と逆極性の電圧が印加さ
れる転写帯電器11により、記録紙17上に転写される
43は前露光ランプであり感光体に残留するチャージを
除去する。
原画情報に対し正規なポジの画像を得る場合には、現像
器41を複写装置を抜き出し、現像剤413とは逆極性
の現像剤が収容された第3図に示される現像器42を装
填する。
この現像器には装填する奥側に第3図に示される突出ピ
ン425が設けられ、複写装置本体内のマイクロスイッ
チ43を板バネ44を押圧し、このマイクロスイッチか
らの信号が複写装置本体内の制御回路により現像スリー
ブ421、及び転写帯電器に印加される電圧の極性等が
切り換えられる。
第2図では、現像器のみを交換する実施例について説明
したが、使用される感光ドラムの特性が同一である場合
、即ち現像器と少な(とも感光ドラムや帯電器、クリー
ナー等の他のプロセス部材の1つを一体的に形成したプ
ロセスカートリッジを交換しても良い。
次に本発明の特徴とするブランク露光、更にはバイアス
電圧について説明する。
前述した様に反転現像においては像担持体の非画像領域
の電位は第4図中、VDに示される様に大きく変動する
この非画像領域をブランク露光ランプ40で露光した場
合を第4図中VLに示す。
これかられかるように非画像部を露光した場合、電位の
変動はほとんど無く、略一定であり、この非画像部領域
の制御は非常に簡単であり、バイアス電圧等の条件を常
に一定にしておいても、雰囲気の影響はほとんど無い。
次に、上述した反転現像における非画像領域の電位の安
定のもとに、非画像領域への現像剤の付着を安定して防
止するためのバイアス電圧の現像スリーブへの印加につ
いて説明する。
第5図は電位コントラスト(感光体ドラムの電位の絶対
値と現像バイアスの直流成分の絶対値との差)に対する
感光体ドラムへの現像剤付着量(以下、現像剤をトナー
という)の関係を、本発明に使用したポジトナー(すな
わち感光体の暗部電位部にトナーを付着させる画像形成
時に用いられるトナー)及びネガトナー(すなわち感光
体の明部電位部にトナーを付着させる画像形成部に用い
られるトナー)について概略的に示したもので、図にお
いて実線はポジトナー、点線はネガトナーの場合を示し
ている。なお、以下の説明において、感光体電位と現像
バイアスの直流成分とは共に同極性である。
図よりポジトナーの場合、感光体電位の絶対値が現像バ
イアスの直流成分の絶対値よりも高い領域aでは、正規
の現像が行なわれ、トナー付着量は電位コントラストの
上昇に伴って急激に増加する。
故に、非画像部での現像バイアス電圧の絶対値はドラム
の電位の絶対値より大きいことが好まし、い。
また、感光体電位が現像バイアスの直流成分より略−3
00V以上低い領域Cでは、反転カブリ現像が生じ若干
のトナー付着を生ずる。
ここで、反転カブリ現象とは、感光体電位と反対極性の
ポジトナーを用いた画像形成の場合、現像バイアスが感
光体電位より高(本来現像しないはずであるが、電位コ
ントラストが非常に大きくなると、トナー中に含まれる
反対極性のトナーが現像される現象のことである。re
versalな画像形成の場合にも同様な現象は起り、
この場合は感光体電位が現像バイアスより非常に太き(
なった時に生じる。
従って、反転カブリを生じない更に好ましいトナー付着
のない領域すは、ポジトナーの場合現像バイアスの直流
成分の絶対値が感光体電位の絶対値より0〜300v高
い領域、すなわち現像開始電位よりも絶対値が太き(か
つ反転カブリ開始電位よりも絶対値の小さい領域である
。このバイアス電圧と感光体電位は同極性である。ここ
で、現像開始電位は領域aと領域すの境界すなわち感光
体電位となり、反転カブリ開始電圧は領域すと領域Cの
境界すなわち感光体電位より略300v高い電位となる
同様にネガトナーの場合、感光体電位の絶対値が現像バ
イアスの直流成分の絶対値よりも低い領域a′ では正
規現像により電位コントラストの下降に伴ってトナー付
着が増加し、感光体の電位の絶対値が現像バイアス電圧
の直流成分の絶対値より大きいとトナーの付着はなくな
る。感光体電位が現像バイアスの直流成分より略300
v以上高い領域C′ では反転カブリ現象により若干の
トナー付着を生じる。従って、トナー付着のない領域b
′ は、現像バイアスの直流成分が感光体電位より0〜
300v低い領域、すなわち現像開始電位よりも絶対値
が小さく、かつ反転カブリ開始電位よりも絶対値が大き
い領域が更に好ましい。ここで、現像開始電位は領域a
′ と領域b′ の境界すなわち感光体電位となり、反
転カブリ開始電位は領域b′ と領域C′の境界すなわ
ち感光体電位より略300v低い電位となる。
なお、現像開始電位及び反転カブリ開始電位はトナーの
処方、種類、現像方法等により異なるものであり、上述
の数値に限定されるものではないが、300Vで押さえ
ることにより一般的に全ての種類、現像方法等は反転カ
ブリを防止できる。
第6図は本発明に係る装置の現像バイアス印加手段の実
施例を示す簡易図であり、現像器41の現像スリーブ4
11及び磁性材料で形成されたドクターブレード412
には、交流電圧45と直流電圧が重畳されて印加されて
おり、画像領域ではスイッチS1は接点dに切換わり直
流電圧46が印加され、適正画像を得るためボリューム
により所望の電圧に調節可能となっている。このドクタ
ーブレードにスリーブと同一のバイアス電圧を印加する
のは、ブレードとスリーブ間で、電位差によるトナ一層
の乱れを防止するのに有効なためである。
非画像領域ではスイッチS1は接点eに切換わり、更に
感光体の暗部電位部にトナーを付着させる画像形成時に
はスイッチS2が接点fに切換わり所定の現像バイアス
47(−350V)が印加される。また、感光体の明部
電位部にトナーを付着させる画像形成時にはスイッチS
2が接点gに切換わり所定の現像バイアス17(−50
V)が印加される。また、このバイアス電圧の切り換え
は制御手段52により行なわれる。
このドクターブレードはバイアス電圧は印加されてな(
でも構わず、また非磁性材料で形成されていても構わな
い。
この時、不図示の感光ドラムは帯電器により約−5oo
vに帯電されている。現像器41としてプラスに帯電す
るトナーを収容する現像器を使用した時は感光ドラムに
形成された潜像のチャージの高い部分即ち、暗部にトナ
ーが付着する。このとき非画像領域はブランク露光され
感光ドラムの電位は約−200vに低下する。この領域
にドラム電位より絶対値で大きく差が約150vとなる
現像バイアス(−350V)が印加されることによりト
ナーは付着しない。
逆に、現像器41としてマイナスに帯電するトナーを収
容する現像器を使用した時は感光ドラムに形成された潜
像のチャージの低い部分にトナーが付着する。このとき
も非画像領域はブランク露光され感光ドラムの電位は約
−200vに低下する。
この領域にドラム電位より絶対値で小さく、差が約15
0Vとなる現像バイアス(−50V)が印加されること
によりトナーは付着しない。
以上の様に非画像部をブランク露光することは毎回行な
うことが一番好ましいが、必ずしも毎回である必要はな
い。
即ち、非画像領域の電位が低下してもその低下量が実用
上問題無い範囲ではブランク露光はせず、ドラム表面電
位が更に低下しトナー付着が生ずる所定電位以下となっ
た場合に、上述したブランク露光と現像バイアス切り換
えの制御を行なっても良い。また、この電位は電位セン
サー53により検知すれば良い。
また、この反転現像にお″いて非画像領域をブランク露
光することは、明部電位部にトナーを付着せしめるモー
ドと暗部電位部にトナーを付着せしめるモードとを有す
る電子写真装置では、非画像領域のチャージ量が大きい
と、次回の使用、特にモードが切り換わった場合に、感
光体が有するヒステリシスによりチャージが残存し次の
使用で画像に悪影響を与えてしまうことも防止でき好ま
しいことである。
第7図は本発明に係る装置の現像バイアス印加手段の別
の実施例を示す簡易図である。
スイッチ等の動作は第6図実施例と同様であるが、この
実施例は、非画像領域で印加される現像バイアス電圧は
AC分が重畳されず、DC成分のみのバイアス電圧がス
リーブとブレードに印加されるものである。
一般にDC電圧とAC電圧を重畳した交互電圧を現像手
段に印加する現像方法は、滞電像の小さな電位差に対し
ても現像性に優れ階調性の高いものである。
即ち、非画像領域においても電位ムラが存在した場合に
微小ながらトナーが付着する場合がある。
こ′の問題を解決したものが第7図の実施例で非画像領
域ではDC分のみのバイアス電圧を現像手段に印加し、
非画像領域に電位ムラがあってもトナーの付着はなく、
更にトナー付着防止効果は高いものであり好ましい。
第8図は上記実施例でのドラム電位と逆極性のトナーで
の画像形成時の1サイクルの感光体電位挙動と現像バイ
アスの直流成分との対応関係を示したもので、実線は感
光体電位、点線は現像バイアスを示している。画像領域
のVD、VLはそれぞれトナーが付着するべき部分の電
位及び背景部電位で適正画像を得るため所望の現像バイ
アスが印加されている。また、非画像領域り及びkは1
次帯電の印加されていない領域で略Ov、非画像領域i
及びjは電荷消去用露光により感光体電位が一200V
になっているのに対し、現像バイアスは非画像領域i及
びjには一350vの直流電圧が印加される。
従って、感光体の非画像領域と現像バイアスとの電位コ
ントラストは一150Vとなり、第5図から明らかなよ
うに、正規現像も反転カブリ現象も生じなかった。
第9図は前記実施例でのドラム電位と同極性のトナーに
よる画像形成時の1サイクルの感光体電位挙動と現像バ
イアスの直流成分との対応関係を示したもので、実線は
感光体電位、点線は現像バイアスを示している。画像領
域のVD、VLはそれぞれ背景部電位及びトナーが付着
するべき部分の電位で適正画像を得るための所望の現像
バイアスが印加されている。また、非画像領域り及びk
は1次帯電が印加されていないので略Ov、非画像領域
i及びjは電荷消去用露光により感光体電位が一200
Vになっているのに対し、現像バイアスは非画像領域i
及びjには一50Vの直流電圧が印加される。
従って、非画像領域における感光体電位と現像バイアス
との電位コントラストは+150Vで、第5図から明ら
かなように、全くトナー付着は生じなかった。
尚、上述の反転カブリ開始電圧はトナー特性、あるいは
帯電設定によりわずかに異なるが第5図で示される30
0vは実用上の範囲において反転カブリを起こさない値
の上限を−示すものである。
また、上述実施例は同一特性の感光ドラムに対しトナー
の帯電極性を変えることによって潜像の電位の絶対値の
高い部分にトナーを付着せしめるのと、電位の絶対値の
低い部分にトナーを付着せしめることを切り替えたが、
本発明は、これにとられれることな(、トナーの帯電極
性を変えずに、感光ドラムの帯電極性を変えることによ
り、実質的に、ドラムとトナーとの極性を切り替えても
構わないことは当然である。
第1O図は本発明に係る装置の現像バイアス印加手段の
更に別の実施例を示す簡略図である。
この実施例では現像バイアスに応じて直流電圧電源を設
定するのではなく、1つの直流電圧電源49を用いて抵
抗RI +  R2+  R3を切換えることにより、
各現像バイアスの直流成分を設定するものである。
この実施例では直流電源1つで複数のバイアス電圧を得
ることができ、装置の小型化、低コスト化の面から好ま
しい。
また、この実施例においても第7図に示される実施例と
同様にAC電源45を接点dと抵抗R1の間に設け、非
画像領域ではDC成分のみのバイアス電圧が現像手段に
印加されるようにしても構うものではなく好ましい。
第11図は本発明の更に別の実施例を示す断面図である
前述実施例はブランク露光ランプによる非画像領域への
照射光量は一定であるが、感光体の暗部電位部へトナー
を付着させる画像を得る場合と、明部電位部へトナーを
付着させる画像を得る画像を光量を切り換えることによ
ってドラム電位と現像バイアスの電位差を制御し、トナ
ー付着を防止することが可能である。
即ち、感光体の暗部電位部へトナーを付着させる画像を
得る第1モードに比較して感光体の明部電位部へトナー
を付着させる画像を得る第2モードでは露光光量をダウ
ンさせることにより第1モードにおけるバイアス電圧の
直流成分の値と第2モードにおけるバイアス電圧の直流
成分の値を近づけることが可能となり、露光光量の差が
ある所定の値では、第1モードと第2モードでバイアス
電圧が一定であっても、どちらもトナーの付着は防止で
きる。
第11図の実施例では、現像バイアスを変化させること
なく、電荷消去用露光の光量を変化させることにより、
感光体の非画像領域の電位を変化させるようになってい
る。すなわち、電荷消去用ランプ40には、画像領域の
暗部にトナーを付着する画像形成時はスイッチS3が接
点mに切換わり電源50が接続され、画像領域の明部に
トナーを付着する画像形成時はスイッチS3が接点nに
切換わり電源51が接続される。この電源50.51で
は電荷消去用ランプ40への印加電圧が異なり、これに
より露光量が切り換わる。
第12図は、感光体電位VSと露光量Eとの関係を示し
たE−V特性曲線であり、本実施例ではポジ画像形成時
には9(lux−5ec)を照射することにより、非画
像領域電位は一200Vとなり、ネガ画像形成時には4
 (j!ux−sec)を照射することにより、非画像
領域電位は、第8図に示すように、−500Vとなった
。なお、現像バイアスはポジ又はネガ画像形成時とも一
350vが印加されている。従って、画像領域の暗部電
位部又は明部電位部にトナーを付着する画像形成時の電
位コントラストは、−150V又は+150Vとなり、
第5図から明らかなように、全くトナー付着は生じなか
った。
なお、上記の実施例では、電荷消去用露光ランプ40へ
の印加電圧を切換えることにより露光量を変化させるよ
うにした場合について説明したが、これに限定されるも
のではなく、電荷消去用露光ランプ40と感光体11と
の間に減光フィルターやスリットを配設し、ネガ画像形
成時のみフィルターを介在させたりスリット巾を狭める
ようにしても良いことはもちろんである。
次に非画像部と画像部でバイアス電圧を切り換える場合
におけるブランク露光ランプの点灯とバイアス電圧の切
り換えのタイミングについて説明する。
ブランク露光ランプのオン・オフとバイアス電圧の切り
換えのタイミングを正確に一致する様に制御することが
一番好ましいが、これは[I難である。これは、ブラン
ク露光ランプの立上り時間、立ち下がり時間のバラツキ
があるためで、画像領域と非画像領域の境界近傍で線状
にトナーが付着する場合があった。この傾向は画像領域
の明部電位部にトナーを付着させる反転現像において特
に顕著であった。これは、ブランク露光により非画像領
域の電位が非常に低電位となり、バイアス電圧による制
御がないと、トナーが非常に付着しやすい状態にあるた
めである。
以下、第13図(a)、第13図(b)を用いて本発明
を説明する。
第13図(a)、第13図(b)は、本発明の実施例を
示すタイミングチャートであり、1次帯電、ブランク露
光、現像バイアス電圧の直流成分の動作タイミングを示
したものである。また、これは反転現像の場合である。
特には有効紙サイズに対するブランク露光照射タイミン
グと現像バイアス制御のタイミングの関係を示す。尚、
−吹寄電器、ブランク露光ランプ、現像器は配置位置が
異なるが、第13図はドラムの位置に対応させたタイミ
ングチャートである。有効紙サイズの先端と後端には、
余白が形成してあり、この余白に対してブランク露光と
バイアスのONとOFFのタイミングを制御しようとい
うものである。プリントONの信号が入力されると、ド
ラム回転と同時に1次帯電がONし、一つのシーケンス
が終了するまで一様帯電が行なわれる。第13図(a)
においては、ブランク露光とバイアスはプリントONの
同時タイミングでONされる。そこでブランク露光は紙
の先端Aよりも数mm前でOFF L/、紙の後端りよ
り数mm後でONL、非画像部電位を形成する。この時
に、バイアスはプリントON時から紙先端の余白部分B
までは現像しない設定の非画像バイアス(a)であり、
画像領域においては原稿に応じた任意のバイアス値(b
)が設定され、後端余白部分Cからドラム停止時までは
前記の(a)バイアス値の制御を行う。
第13図(b)においては先端余白部分と後端余白部分
の中間位置でもってブランク制御を行い、バイアス制御
は画像領域と非画像領域の境界で制御する。
尚、紙の先端または紙の後端に余白を形成する必要がな
い場合は、バイアス制御は図中、A、 Dで行ないブラ
ンク露光ランプの点灯はAの前の位置、消灯はDの後の
位置で行なう。
即ち、感光ドラムの非画像領域に続く画像領域との境界
においてはブランク露光ランプをオフしてからバイアス
電圧の切り換えを行ない、逆に画像領域に続く非画像領
域の境界においては、バイアス電圧を切り換えてからブ
ランク露光をオンするものである。
これにより、非画像領域から画像領域が続く場合は、非
画像領域のために設定されているバイアス電圧が印加さ
れている間にブランク露光をオフすることにより、ブラ
ンク露光オフとバイアス電圧切り換えのわずかな領域は
トナー付着防止に最も効果のあるバイアス電圧で制御さ
れているためトナー付着はほとんどない。ただし、ブラ
ンク露光をオフにしてドラム電位は高電位となっている
ため反転カブリを起こす場合があるが、反転カブリによ
るトナー付着量は少量であることと、領域が小さいこと
から実用上問題はない。
これにより、制御タイミングにわずかな誤差があっても
、バイアス電圧を切り換えた後でブランク露光ランプが
点灯していることは防止できる。
即ち、画像領域用のバイアス電圧に切り換えた後の位置
にブランク露光ランプによる露光を受けると、その領域
はトナーが非常に付着する領域となってしまい、記録紙
上に線状にあられれてしまう。また、バイアス電圧切り
替えは非画像領域と画像領域との境界に一致しているた
め画像領域中で現像できない領域ができることもない。
本発明は上記、ブランク露光ランプのタイミング制御の
バラツキがあっても、確実に非画像領域へのトナーの付
着を防止できる。
逆に、画像領域に続く非画像領域の境界においても、非
画像領域用にトナー付着防止のためのバイアス電圧に切
り換えてからブランク露光ランプをオフするため、ブラ
ンク露光ランプのオン・オフタイミングにバラツキがあ
っても、トナーが非常に付着し易い領域ができることは
なく、確実に非画像領域へのトナーの付着を防止できる
。また、バイアス電圧の切り換えは画像領域と非画像領
域の境界に一致しているため画像領域中に現像できない
領域が作られることもない。
以上、本発明を説明したが、本発明はいかなる組み合わ
せをしたものも含むことは当然である。
(発明の効果) 以上本発明によれば感光体の疲労度や、雰囲気が変動し
ても非画像領域への現像剤の付着を防止でき、更には製
品にばらつきがあっても画像を乱したり、非画像領域へ
の現像剤の付着を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の複写装置の断面図、第2図は
本発明の別の実施例の複写装置の簡略図、第3図は本発
明の詳細な説明図、 第4図及び第5図は本発明の説明図、 第6図は本発明の現像バイアス印加手段の実施例の簡略
図、 第7図は本発明の現像バイアス印加手段の別の実施例の
簡略図、 第8図は本発明の説明図、 第9図は本発明の説明図、 第10図は本発明の現像バイアス印加手段の更に別の実
施例の簡略図、 第11図は本発明の別の実施例の断面図、第12図は本
発明の説明図、 第13図(a)及び第13図(b)は本発明の別の実施
例のタイミングチャートである。 図において、11は感光ドラム、12は帯電器、40は
ブランク露光ランプ、13,14.41は現像器である
。 漫ν艷コ(を才1すグ fff+

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)感光体と、この感光体を均一に帯電する帯電手段
    と、感光体上に形成された潜像の光照射を受けた明部電
    位の部分に現像剤を付着するべく潜像を現像する現像手
    段と、を有する反転現像を行なう電子写真装置において
    、 現像手段にバイアス電圧を印加するバイアス電圧印加手
    段と、このバイアス電圧印加手段による印加電圧を画像
    領域と非画像領域で切り換え制御する第1の制御手段と
    、感光体の非画像領域を露光する露光手段と、露光手段
    の作動を制御する第2の制御手段と、を有し、 感光体上で第2の制御手段が露光手段をオフする位置よ
    り画像領域側の位置で第1の制御手段はバイアス電圧を
    切り換えることを特徴とする反転現像を行なう電子写真
    装置。
  2. (2)上記第1の制御手段は、感光体の非画像領域で、
    感光体の表面電位とバイアス電圧の直流成分との差を3
    00V以下に制御する特許請求の範囲第1項記載の反転
    現像を行なう電子写真装置。
  3. (3)感光体の画像領域と画像領域に続く非画像領域と
    の境界において、第1の制御手段がバイアス電圧を切り
    換える後の位置で第2の制御手段は露光手段を作動させ
    る特許請求の範囲第1項または第2項夫々に記載の反転
    現像を行なう電子写真装置。
  4. (4)感光体の、非画像領域と非画像領域に続く画像領
    域との境界において、第2の制御手段が露光手段をオフ
    する前の位置で第1の制御手段はバイアス電圧を切りか
    える特許請求の範囲第1項または第2項夫々に記載の反
    転現像を行なう電子写真装置。
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