JPH0968871A - 転写搬送ベルト装置 - Google Patents

転写搬送ベルト装置

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JPH0968871A
JPH0968871A JP22510895A JP22510895A JPH0968871A JP H0968871 A JPH0968871 A JP H0968871A JP 22510895 A JP22510895 A JP 22510895A JP 22510895 A JP22510895 A JP 22510895A JP H0968871 A JPH0968871 A JP H0968871A
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宏一 石井
Satoshi Takano
聡 高野
Akio Kutsuwada
昭夫 轡田
Haruji Mizuishi
治司 水石
Noriyuki Itou
伯志 伊藤
Itaru Matsuda
格 松田
Yuko Harasawa
祐子 原沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】接触タイプの転写搬送ベルト装置では、転写紙
が転写ベルトから離れる際に、トナー像の転写により帯
電した転写紙の剥離放電によって、転写紙上に転写され
たトナー像が乱れてしまう異常画像が発生し易い。この
トナー像乱れは、転写紙が撓むことにより転写ベルトと
転写紙との間のギャップが急激に大きくなることによっ
て、転写紙の残留電荷が急激に移動することが原因とな
って発生する。 【解決手段】転写紙2が転写ベルト101から離れる位
置の近傍の、転写紙搬送経路を挾んで転写出口ガイド板
3と対向する部位に、接地された拍車104を設ける。
転写出口ガイド板3を、転写ベルト101と定着装置2
00との間での転写紙2の撓みを吸収する方向に変位可
能な部材で構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置における転写搬送ベ
ルト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子写真方式を利用した複写
機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置におい
て、像坦持体(以下、感光体という)上に形成されたト
ナー像を転写紙に転写する手段として、感光体の外周面
に接触するように給送された転写紙を定着装置に向けて
搬送する誘電体により形成された転写ベルトを使用し、
この転写ベルトに直接転写バイアスを印加する接触タイ
プの転写搬送ベルト装置が提案されている。この接触タ
イプの転写搬送ベルト装置は、古くから行なわれてきた
コロナ転写方式の転写手段に比べ、 (1)オゾンの発生量が少ない。 (2)電源の電圧が少なくてすむ。 (3)装置の小型化及び低コスト化を図れる。 などのメリットがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た接触タイプの転写搬送ベルト装置では、転写紙が転写
ベルトから離れる際に、トナー像の転写により帯電した
転写紙の剥離放電によって、転写紙上に転写されたトナ
ー像が乱れてしまう異常画像が発生し易い。この異常画
像は、特に、環境条件が低湿で、転写紙が高抵抗(両面
コピー時やOHPシートなど)の場合に生じやすい。
【0004】このような異常画像の発生を防止する方法
として、転写紙が転写ベルトから離れるまでに、コロト
ロンや針またはブラシにより、転写紙にACやDCの高
電圧を印加して、コロナ放電により帯電した転写紙を除
電する方法がある。しかしながら、この方法では、転写
紙への高電圧の印加によりオゾンが発生するため、この
接触タイプの転写搬送ベルト装置の有している、オゾン
の発生量が少ないというメリットが失われる。また、こ
こで、転写紙に印加する電圧を“0”または定電圧にし
た場合には、オゾンの発生量を低減させることはできる
が、転写紙の除電を均一に安定して行なえないため、転
写紙が転写ベルトから離れる際の転写紙上のトナー像の
乱れを解消できない。
【0005】一方、上述のような転写紙が転写ベルトか
ら離れる際の転写紙上のトナー像の乱れは、上記の転写
紙の剥離放電による場合の他、図15に示すように、転
写紙2が転写ベルト101から離れる際の転写紙2の撓
みにより、転写ベルト101と転写紙2との間のギャッ
プGが大きくなった場合にも生じやすい。このような転
写紙2が転写ベルト101から離れる際の転写紙2の撓
みによる転写ベルト101と転写紙2との間のギャップ
Gは、定着装置200の定着ローラ201及び加圧ロー
ラ202の線速が遅い場合、あるいは、転写ベルト10
1の線速が速い場合に生じやすく、特に、搬送方向のサ
イズの大きな転写紙の搬送時に、その傾向が顕著とな
る。
【0006】この場合のトナー像乱れは、転写紙2が撓
むことにより転写ベルト101と転写紙2との間のギャ
ップGが急激に大きくなることによって、転写紙2の残
留電荷が急激に移動することが原因となって発生する。
従って、このような転写紙の残留電荷の急激な移動によ
るトナー像の乱れを防止するためには、トナー像の転写
された転写紙の残留電荷を徐々に緩やかに除電すること
が不可欠となる。つまり、転写紙が転写ベルトから離れ
る際の転写紙の搬送性を安定させて、転写紙が転写ベル
トから離れる際に転写紙の残留電荷が急激に移動しない
ようにする必要がある。
【0007】請求項1記載の発明は、上述の点に鑑みて
なされたものであって、その目的は、転写紙が転写ベル
トから離れる際の転写紙の搬送性を安定させ、残留電荷
が移動しても転写ベルトと転写紙との間に一定以上のギ
ャップを生じさせないようにすることにより、転写紙の
転写ベルトからの分離時におけるトナー像乱れによる異
常画像の発生を防止する転写搬送ベルト装置を提供する
ことにある。
【0008】ところで、上述のような接触タイプの転写
搬送ベルト装置を備えた画像形成装置では、図16に示
すように、転写ベルト101と定着装置200との間
に、転写紙搬送経路を形成する転写出口ガイド板3と定
着入口ガイド板4とが配置されている。また、この転写
ベルト101の下流側に配置された転写出口ガイド板3
の下流側端部3aと、定着装置200の上流側に配置さ
れた定着入口ガイド板4の上流側端部4aとの間には、
転写ベルト101と定着装置200との間での転写紙2
の搬送を円滑にするために、転写出口ガイド板3の下流
側端部3aのレベルの方が、定着入口ガイド板4の上流
側端部4aのレベルよりも高くなるように、段差Aが設
けられている。
【0009】この段差Aの部分、特に、転写出口ガイド
板3の下流端部3aには、転写出口ガイド板3の上面に
落下したトナー粉や埃などが、転写紙2の搬送により運
ばれて蓄積され易い。このため、この種の画像形成装置
では、転写出口ガイド板3と定着入口ガイド板4との間
に少しでも段差Aがあると、転写紙2の後端が、転写出
口ガイド板3から離れる際に、この転写出口ガイド板3
の下流端部3aを擦るため、この転写出口ガイド板3の
下流端部3aに蓄積されている粉塵が転写紙2の後端部
に付着して、いわゆる転写紙の裏汚れやコバ面汚れが発
生する。
【0010】請求項2記載の発明は、上述の点に鑑みて
なされたものであって、その目的は、請求項1記載の発
明の目的と同様に、転写紙が転写ベルトから離れる際の
転写紙の搬送性を安定させ、残留電荷が移動しても転写
ベルトと転写紙との間に一定以上のギャップを生じさせ
ないようにすることにより、転写紙の転写ベルトからの
分離時におけるトナー像乱れによる異常画像の発生を防
止するとともに、転写紙の後端が転写紙出口ガイド板か
ら離れる際の転写紙の裏汚れやコバ面汚れの発生を防止
することのできる転写搬送ベルト装置を提供することに
ある。
【0011】ところで、請求項1記載の発明の目的は、
転写紙2が転写ベルト101から離れる位置の近傍の、
転写紙搬送経路を挾んで転写出口ガイド板3と対向する
部位に、接地された拍車を設けることにより達成でき
る。また、請求項2記載の発明の目的は、転写出口ガイ
ド板3を、転写ベルト101と定着装置200との間で
の転写紙2の撓みを吸収する方向に変位可能な部材で構
成することにより達成できる。しかしながら、転写紙2
の搬送方向(縦方向)のサイズが長い場合には、転写ベ
ルト101と定着装置200との間での転写紙2の撓み
量が大きくなるため、この転写紙2の撓み部分を拍車で
押えて、転写ベルト101と転写紙2との間に一定以上
のギャップGを生じさせないようにしても、上述のよう
に拍車で押えただけでは、この転写紙2の撓み量を吸収
することは難しく、転写紙2が転写ベルト101から離
れる際の転写紙2の搬送性を安定させることはできな
い。
【0012】なお、転写紙2の撓み量tは、転写ベルト
101の線速BV、及び、転写紙2のサイズによっても
異なるが、特に、転写ベルト101の駆動ローラ102
と定着ローラ201との外径の公差が最大になった場合
に大きくなる。以下に、転写ベルト101の線速BVの
違いによる転写紙2のサイズ(A3,B4,A4)別の
撓み量tを示す。 BV=430mm/sec・・・A3;t=4.7mm B4;t=4.1mm A4;t=3.3mm BV=330mm/sec・・・A3;t=3.9mm B4;t=3.4mm A4;t=2.8mm BV=200mm/sec・・・A3;t=3.5mm B4;t=3.1mm A4;t=2.5mm BV=150mm/sec・・・A3;t=3.5mm B4;t=3.1mm A4;t=2.5mm また、転写紙2が転写ベルト101から離れる際の転写
紙2の撓みによる転写ベルト101と転写紙2との間の
ギャップGと、転写紙2の後端のズレ量rとは、転写紙
2の撓み形状が半円になるとした場合には、G=rとな
り、この転写紙2の後端のズレ量rが2〜3mm程度で
は、転写紙2が転写ベルト101から離れる際の転写紙
2の撓みにより異常画像が発生することはない。以下
に、転写紙2の後端のズレ量r(ギャップG)による異
常画像の発生状況を示す。 ギャップG=1mm・・・異常画像は発生しない。 ギャップG=2mm・・・異常画像は発生しない。 ギャップG=3mm・・・異常画像が発生することもあ
る。 ギャップG=4mm・・・異常画像が発生する。 ギャップG=5mm・・・異常画像が発生する。 さらに、この画像形成装置において、転写出口ガイド板
3に沿うようにして、定着入口ガイド板4まで、転写紙
2を安定して搬送させることができれば、この転写紙上
の残留電荷が多い場合でも、定着入口ガイド板4への進
入時の転写紙のバタツキによるギャップが生じることが
ないので、転写紙上の残留電荷が定着入口ガイド板4で
放電することによる異常画像の発生を防止することがで
きる。
【0013】請求項3記載の発明は、上述の点に鑑みて
なされたものであって、その目的は、転写紙が転写ベル
トから離れる位置の近傍の、転写紙搬送経路を挾んで転
写出口ガイド板と対向する部位に、接地された拍車を設
けるとともに、転写出口ガイド板を、転写ベルトと定着
装置との間での転写紙の撓みを吸収する方向に変位可能
な部材で構成することにより、転写ベルトと転写紙との
間にギャップを生じさせないようにして、転写紙の搬送
性を安定化させることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上述の課題を解決するために、像坦持体の外周面に接触
するように給送された転写紙を定着装置に向けて搬送す
る誘電体により形成された転写ベルトと、この転写ベル
トを回転駆動する転写ベルト駆動手段と、該転写ベルト
と該定着装置との間に配置されて転写紙搬送経路を形成
する転写出口ガイド板と、を備えた転写搬送ベルト装置
において、該転写紙が該転写ベルトから離れる位置の近
傍の、該転写紙搬送経路を挾んで該転写出口ガイド板と
対向する部位に、接地された拍車を設けた構成とする。
【0015】請求項2記載の発明は、上述の課題を解決
するために、像坦持体の外周面に接触するように給送さ
れた転写紙を定着装置に向けて搬送する誘電体により形
成された転写ベルトと、この転写ベルトを回転駆動する
転写ベルト駆動手段と、該転写ベルトと該定着装置との
間に配置されて転写紙搬送経路を形成する転写出口ガイ
ド板と、を備えた転写搬送ベルト装置において、該転写
出口ガイド板を、該転写ベルトと該定着装置との間での
転写紙の撓みを吸収する方向に変位可能な部材で構成す
る。
【0016】請求項3記載の発明は、上述の課題を解決
するために、像坦持体の外周面に接触するように給送さ
れた転写紙を定着装置に向けて搬送する誘電体により形
成された転写ベルトと、この転写ベルトを回転駆動する
転写ベルト駆動手段と、該転写ベルトと該定着装置との
間に配置されて転写紙搬送経路を形成する転写出口ガイ
ド板と、を備えた転写搬送ベルト装置において、該転写
紙が該転写ベルトから離れる位置の近傍の、該転写紙搬
送経路を挾んで該転写出口ガイド板と対向する部位に、
接地された拍車を設けるとともに、該転写出口ガイド板
を、該転写ベルトと該定着装置との間での転写紙の撓み
を吸収する方向に変位可能な部材で構成する。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。先ず、本発明が実施される転写搬送ベルト装
置の基本構成と、その動作について説明する。
【0018】図1において、転写搬送ベルト装置100
は、ベルトユニット120を本体100Aに対して着脱
自在に支持している。ベルトユニット120は、図3に
示すドラム状の感光体1からの現像画像を転写するため
に、一対のローラ102,103に巻き掛けられている
転写ベルト101、この転写ベルト101を感光体1に
対して接離させるDCソレノイド8及び接離レバー9、
転写ベルト101に転写バイアスを印加するバイアスロ
ーラ11、及び、転写ベルト101の電荷を除電する接
触板13とを備えている。また、転写ベルト101の表
面に付着する残留トナーや転写紙2の紙粉を掻き落すク
リーニングブレード16aを有するクリーニング装置1
6や、バイアスローラ11に電圧を印加する高圧電源1
2は、図1に示す本体100Aに設けられている。
【0019】駆動ローラ102は、図1及び図2に示す
ように、図示しない駆動モータに連結される歯車102
bを介して回転駆動される。転写ベルト101は、駆動
ローラ102の回転によって、感光体1との対向位置
で、転写紙2の搬送方向(図3の矢印a方向)に移動す
るように回転される。また、転写ベルト101は、図5
に示すように、2層構造で構成されており、JISK6
911に準じた測定による電気抵抗が、DC100V印
加時において、表面層101bは、ベルト表面の表面抵
抗率が、1×109Ω〜1×1012Ω、内側層101a
の表面抵抗率が、1×107Ω〜1×109Ωに、そし
て、その体積抵抗率が、5×108Ω・cm〜1×10
10Ω・cmに設定されている。
【0020】ローラ102,103は、図1及び図3に
示すように、支持体7によって回転可能に支持されてい
る。支持体7は、矢印aで示す転写紙搬送方向におい
て、感光体1に対する転写位置の下流側に位置する駆動
ローラ102の支軸102aを支点として、揺動可能と
なっている。この支持体7は、転写ベルト101の転写
位置側を制御板8Aからの信号により駆動されるDCソ
レノイド8によって作動される。すなわち、DCソレノ
イド8には、接離レバー9が連結されていて、この接離
レバー9が支持体7を動かすことにより、転写ベルト1
01が感光体1に対して接離するようになっている。
【0021】制御板8Aは、転写紙搬送手段であるレジ
ストローラ10によって、感光体1に形成される画像の
先端位置との整合を採られた状態で搬送される転写紙2
の先端が、感光体1に接近すると、駆動信号を発してD
Cソレノイド8を駆動するようになっている。従って、
このソレノイド8の駆動により、支持体7が感光体1に
対して接近して、転写ベルト101が感光体1に当接す
ることにより、感光体1との対向位置で転写紙2を感光
体1に接触させながら搬送することのできるニップ部B
が形成される。
【0022】感光体1側に位置する従動ローラ103の
外形は、転写ベルト101の片寄りを防止するために、
図2に示すように、軸方向の両端103a,103b
が、先細りのテーパ状に形成されている。また、従動ロ
ーラ103は、金属などの導電性のローラで構成されて
いるが、前述したような電気抵抗を有する転写ベルト1
01を支持しているだけで、他の導電部材とは電気的に
は直接接続されていない。
【0023】一方、駆動ローラ102は、駆動時におけ
る転写ベルト101に対するグリップ力を高めるため
に、少なくともその表面層が、EPDMゴムや、クロロ
プレーンゴム、あるいは、シリコーンゴムなどで形成さ
れている。
【0024】バイアスローラ11は、転写ベルト101
の移動方向において、従動ローラ103の下流側(図3
及び図4の左側)で、転写ベルト101の内側に接触す
るように配設されている。このバイアスローラ11は、
転写ベルト101に対して感光体1上のトナーの帯電極
性と逆極性の電荷を付与するための接触電極をなしてお
り、高圧電源12に接続されている。
【0025】従動ローラ103の近傍の、転写ベルト1
01の転写紙搬送面でない、下側のベルト内面には、接
触板13が配設されており、この接触板13は、後述す
るように、転写ニップ上流側における転写紙2への電荷
注入を抑えている。また、この接触板13は、転写ベル
ト101上に流れる電流を帰還電流として検出する機能
を有しており、この電流の検出によって、バイアスロー
ラ11からの供給電流が制御される。このため、接触板
13には、検出電流に応じてバイアスローラ11への供
給電流を設定するための転写制御板14が接続されてお
り、この転写制御板14は、高圧電源12に接続されて
いる。
【0026】このような転写搬送ベルト装置100にお
いては、図4に示すように、レジストローラ10から転
写紙2が繰り出されるのに合わせて、支持体7により転
写ベルト101が感光体1に接近されることによって、
感光体1と転写ベルト101との間に、転写紙2の搬送
方向に沿った幅4〜8mm程度のニップ部Bが形成され
る。
【0027】一方、感光体1は、その表面が、例えば、
−800Vに帯電され、図6に示すように、この表面に
プラス帯電されたトナーを静電的に吸着した状態で、ニ
ップ部Bに移動する。そして、感光体1は、ニップ部B
に至る前に、感光体1の近傍に配置された感光体表面の
電荷を弱めるための転写前除電ランプ(PTL)15に
よって、その表面電位が低下される。図6における丸印
の大きさは、帯電電荷の高さを表しており、除電前の丸
印よりも小さな丸印は、転写前除電ランプ15によって
帯電電荷が少なくなっている状態を示している。
【0028】図4に示すニップ部Bにおいて、感光体1
上のトナーは、転写ベルト101側に位置するバイアス
ローラ11からの転写バイアスによって、転写紙2上に
移動する。この転写バイアスは、−1.5KV〜−6.
5KVの範囲で、高圧電源12から印加されるが、これ
は、以下のような定電流制御の結果、転写バイアスが可
変設定される。すなわち、図3及び図4において、高圧
電源12から出力された電流値をI1とし、転写ベルト
101を介して接触板13から接地側に流れる帰還電流
値を検出視多彩の値をI2とした場合、これら両者間
で、 I1−I2=Iout(但し、Iout:一定)・・・(1) の関係が得られるように、I1の値を制御する。これ
は、温度、湿度等の環境条件の変化や転写ベルト101
の製造品質によって生じるバラツキに拘らず、転写紙2
上での表面電位Vpを安定させることによって、転写効
率の変化を無くすようにするためである。
【0029】つまり、転写ベルト101及び転写紙2を
通して感光体1側に流れる電流をIoutとして見立て
ることによって、転写紙2上での表面抵抗Vpの低抵抗
化あるいは高抵抗化による転写ベルト101への電流の
流れ易さの変化が、転写紙2の分離性能や転写性能に影
響することを防止するようになっている。
【0030】本実施例では、搬送速度を330mm/s
ec、有効バイアスローラ長を310mmとし、Iou
t=35μA±5μAに設定した場合に、良好な転写が
得られた。
【0031】ところで、感光体1からの画像転写が行な
われると、これと同時に、転写紙2が帯電される。従っ
て、転写ベルト101の真電荷と転写紙2側に発生する
分極電荷との関係により、転写紙2を転写ベルト101
上に静電的に吸着して感光体1からの転写紙2の分離が
行なえる。そして、この感光体1からの転写紙2の分離
は、感光体3の曲率分離を利用した転写紙2自らの腰の
強さによる剥離作用によって助長される。
【0032】しかし、このような静電吸着による分離方
式では、環境条件の変化により、高湿度の場合には、転
写紙2に電流が流れ易くなるので、転写紙2の分離が円
滑に行なわれなくなる。このため、この装置では、図5
に示した転写ベルト101の表面層101bでの抵抗値
を若干高めに設定して、ニップ部Bでの転写紙2への真
電荷の移行を遅らせ、さらには、バイアスローラ11を
ニップ部Bよりも転写紙搬送方向の下流側に位置させて
いる。これにより、転写ベルト101から転写紙2への
真電荷の移行が遅れて、転写紙2と感光体1との間での
静電的な吸着関係を回避できる。
【0033】ここで、真電荷の移行を遅らせるとは、転
写紙2が感光体1側のニップ部Bに至るまでの上流側
で、転写紙2への電荷注入が発生しないことを意味して
いる。従って、この装置では、転写紙2の感光体1への
巻き付きが防止され、また、感光体1からの転写紙2の
分離不良も防止される。
【0034】さらに、転写ベルト101側でも、環境変
化による抵抗変化の少ないものが選択される方がよく、
抵抗を制御する導電材料としては、カーボン、酸化亜鉛
などを適量添加し、また、弾性体ベルトとしてゴムベル
トを用いた場合には、クロロプレーンゴム、EPDMゴ
ム、シリコーンゴム、エピクロルヒドリンゴムなどの吸
湿性が少なく抵抗値が安定した材質を選択することが望
まれる。
【0035】なお、この感光体1側へ流れる電流Iou
tの値は、一義的なものではなく、搬送速度が遅い場合
には減らすことができ、反対に、搬送速度が速いときや
転写前除電ランプ15が用いられない場合には増やすこ
とになる。
【0036】一方、ニップ部Bを通過した転写紙2は、
転写ベルト101の移動に合わせて静電吸着搬送され、
駆動ローラ102での曲率分離により、転写ベルト10
1から分離される。このため、駆動ローラ102の直径
は、16mm以下に設定されている。さらに、このよう
な駆動ローラ102を用いた場合には、上質45Kg紙
(剛度 横21[cm3/100])の分離が可能であ
るという実験結果が得られている。
【0037】また、駆動ローラ102により転写ベルト
101から分離された転写紙2は、転写出口ガイド板3
及び定着入口ガイド板4により案内されて、定着装置2
00を構成する定着ローラ(加熱ローラ)201と加圧
ローラ(パッドローラ)202との間に搬送される。こ
の定着装置200では、転写紙2上のトナーを加熱溶融
して転写紙2に圧着させることにより、転写紙2上にト
ナーを定着させる。
【0038】一方、転写紙2への画像転写及び転写紙2
の分離が完了した転写ベルト101は、DCソレノイド
8の励磁が解除されるのに応じて、接離レバー9の支持
体7に対する押圧が解除されることにより、支持体7と
共に感光体1から離間される。そして、この転写ベルト
101の表面が、クリーニング装置16により清掃され
る。
【0039】このクリーニング装置16は、クリーニン
グブレード16aで転写ベルト101の表面を摺擦する
ことにより、感光体1の表面から転移したトナーや、転
写紙2に転写されずに転写ベルト101上に飛散して付
着したトナーや紙粉を掻き取るように構成されている。
【0040】このため、この転写ベルト101には、ク
リーニングブレード16aの摺擦による摺擦抵抗の増加
によって、その駆動負荷が増大したり、クリーニングブ
レード16aがめくれたりする現象を防止するために、
例えば、ポリフッ化ビニリデンや四フッ化エチレンなど
の摩擦係数の低いフッ素系の樹脂材料が、その表面に被
覆されている。また、転写ベルト101の表面から掻き
取られたトナーや紙粉は、回収スクリュー16bによっ
て、ユニット本体100Aから排出され、図示しない廃
トナー回収容器内に収容される。
【0041】次に、請求項1記載の発明の実施例につい
て説明する。本実施例では、図7に示すように、転写紙
2が転写ベルト101から離れる位置の近傍の、転写紙
搬送経路を挾んで転写出口ガイド板3と対向する部位
に、接地された拍車104が設けられる。ここで、転写
ベルト101の転写紙分離部の近傍での転写紙2の撓み
量tは、前述したように、4mm〜5mm以上になる
と、異常画像が発生する傾向にあるため、拍車104の
外周部と転写紙搬送面との離間距離は、4mm〜5mm
程度に設定する。また、転写紙2が搬送されて拍車10
4に接触することにより、転写紙2の電荷が拍車104
に蓄積されて、リークや装置の異常動作などを引き起こ
さないようにするために、拍車104はアース(接地)
されている。
【0042】次に、請求項2記載の発明の実施例につい
て説明する。本実施例では、転写出口ガイド板3が、転
写ベルト101と定着装置200との間での転写紙1の
撓みを吸収する方向に変位可能な部材で構成される。図
8及び図9に、本実施例における転写出口ガイド板3の
一例を示す。この転写出口ガイド板3は、クリーニング
装置16を形成するユニット本体100Aの転写紙搬送
経路の下流側部位に、ネジ17により揺動自在に軸支さ
れており、この転写出口ガイド板3とユニット本体10
0Aの端部との間に配設された伸長性のバネ18の弾性
によって、上方へ突出する習性が付勢されている。ここ
で、バネ18の弾力は、転写紙2が撓んだ際の転写紙2
の腰の強さによって容易に圧縮される程度の強さに設定
されている。また、この転写出口ガイド板3の揺動範囲
を規制するストッパーとしては、ネジ17にストッパー
としての機能を持たせることにより、転写で口ガイド板
3の上面の高さがある一定以上の高さにならないように
規制することが可能である。
【0043】従って、この実施例によれば、転写紙2が
搬送されたときに転写出口ガイド板3が下方に揺動する
ことにより、転写紙2の撓みを吸収することが可能とな
るので、転写紙2を安定して搬送でき、転写紙2の転写
ベルト101からの分離時に、前述したようなギャップ
Gが生じることがなく、異常画像の発生を防止できる。
また、この転写出口ガイド板3としては、それ自体を弾
性体材料で構成することも可能で、例えば、ポリエステ
ルフィルムなどの弾性体で転写で口ガイド板3を構成し
て、この転写出口ガイド板自体に弾性を持たせることに
より、転写紙2の搬送時に、転写出口ガイド板を上下動
させることも可能である。
【0044】次に、請求項3記載の発明の実施例につい
て説明する。小サイズの転写紙を搬送する場合や、転写
ベルト101と定着ローラ201との間の線速差がある
一定以下の場合には、転写紙2の撓み量も僅かであるの
で、図7に示したように、拍車104のみを設置するこ
とにより、転写ベルト101と転写紙2との間のギャッ
プGを広がらないようにすることが可能である。しかし
ながら、大サイズの転写紙を搬送する場合や、転写ベル
ト101と定着ローラ201との間の線速差がある一定
以上の場合には、転写紙2の撓み量が大きくなるため、
拍車104を設置しただけでは、転写ベルト101と転
写紙2との間のギャップGを広がらないようにすること
が難しく、この拍車104によって押えられた転写紙2
の撓み分を、転写出口ガイド板3側で吸収させる必要が
ある。転写ベルト101と定着ローラ201との間の線
速差が大きくなる原因としては、転写ベルト101の駆
動ローラ102、及び、定着ローラ201の外径のバラ
ツキや、転写ベルト1001の厚みのバラツキなどが考
えられる。
【0045】そこで、本実施例では、図10に示すよう
に、転写紙2が転写ベルト101から離れる位置の近傍
の、転写紙搬送経路を挾んで転写出口ガイド板3と対向
する部位に、接地された拍車104を設けるとともに、
図8及び図9に示した実施例の場合と同様に、転写ベル
ト101と定着装置200との間での転写紙1の撓みを
吸収する方向に変位可能な部材で転写出口ガイド板3を
構成する。この実施例では、図11に示すように、搬送
されている転写紙2の後端が撓んだ場合、この転写紙2
の撓み量が所定の量に達すると、この転写紙2の撓み部
分が拍車104によって押えられる。そして、この転写
紙2の撓み量が、図11に破線で示すように、所定量以
上に増大しようとすると、図12に示すように、転写紙
2の腰の強さにより、この転写紙2の撓み部分が下方側
へ反転される。これにより、転写出口ガイド板3が、転
写紙2の腰の強さにより押され、バネ18の弾力に抗し
て下降して、転写紙2の撓みが吸収される。従って、こ
の実施例によれば、撓んだ転写紙2が、下降した転写出
口ガイド板3に沿って搬送されるので、転写紙2と転写
ベルト101との間のギャップGが広がることがなく、
電荷の移動による異常画像の発生が防止される。
【0046】ここで、ギャップGが最大になるのは、転
写紙2の後端が撓んで、その撓み部分が拍車104に当
接した瞬間、すなわち、転写紙2の撓み部分の高さが、
拍車104の外周部の高さに達した場合である。従っ
て、この拍車104の高さを、図7で説明したように、
予め異常画像の発生しない範囲の高さに設定しておくこ
とにより、図11に示したように、転写紙2の撓み量が
大きな場合でも、異常画像が発生することはない。しか
しながら、上述のように、転写紙2の撓み量が大きな場
合には、転写出口ガイド板3が変位できない構成である
と、撓み部が反転した転写紙2の撓みを吸収できなくな
るため、転写紙2の搬送が安定しなくなる。このよう
に、転写出口ガイド板3を変位可能に構成することは、
転写紙2の撓みを吸収して搬送を安定させる上で、極め
て重要となる。
【0047】また、本実施例は、図13に示すように、
転写出口ガイド板3の揺動支点の位置を、上記の例と逆
側の転写ベルト101側にした場合でも、上記の例と同
様に、転写紙2の撓みを吸収しながら、下降した転写出
口ガイド板3に沿って転写紙2を搬送できる。さらに、
この例では、転写出口ガイド板3と定着入口ガイド板4
との位置関係が、図14に示すように、転写出口ガイド
板3が転写紙2で押されることにより、両ガイド板3,
4の搬送面が略平滑になるので、転写ベルト101と定
着装置200との間での転写紙2の受け渡しが安定し、
特に、両面コピー時の転写紙2が両ガイド板3,4の搬
送面に沿った搬送となるので、転写ベルト101と定着
装置200との間での転写紙2の搬送性が安定され、転
写ベルト101に転写紙2を吸着させながら搬送させる
ことができる。また、この構成では、転写紙2の定着入
口ガイド板4への進入時においても、転写紙2の搬送を
安定させることができるので、転写紙2上の残留電荷が
定着入口ガイド板4で放電することによる異常画像の発
生を防止することもできる。
【0048】
【発明の効果】上述したように、請求項1記載の発明に
よれば、拍車によって転写紙の撓み量を一定の範囲に抑
えることができるので、転写紙が転写ベルトから離れる
際に生じる転写紙の撓み(ギャップ)が大きくなること
により、転写紙の電荷が移動してトナー像が乱れるため
に生じる異常画像の発生を防止できる。
【0049】請求項2記載の発明によれば、転写出口ガ
イド板が転写紙の撓みによって変位されることにより、
転写紙の撓みを吸収して転写紙の搬送を安定させること
ができるので、転写紙の電荷の急激な移動が解消され、
転写紙が転写ベルトから離れる際のトナー乱れがなくな
り、異常画像の発生を防止できる。また、転写出口ガイ
ド板が転写紙の撓みによって下降されることにより、転
写出口ガイド板と定着入口ガイド板との間の段差が解消
されるので、転写紙の後端のコバ面が転写出口ガイド板
の下流側の側面を擦ることによって発生する転写紙後端
やコバ面の汚れを無くすことができる。
【0050】請求項3記載の発明によれば、大サイズの
転写紙を搬送する場合や、転写ベルトと定着ローラとの
間の線速差が一定以上あって、転写紙の撓み量が大きく
なる場合であっても、この転写紙の撓み量が拍車によっ
て一定値以下に抑えられるとともに、転写出口ガイド板
の下降によって吸収されるので、下降した転写出口ガイ
ド板3に沿って転写紙を搬送でき、転写紙と転写ベルト
との間のギャップが広がることがなく、電荷の移動によ
る異常画像の発生を防止できる。また、転写出口ガイド
板の揺動支点の位置を転写ベルト側にした場合には、同
様に、転写紙の撓みを吸収しながら、下降した転写出口
ガイド板に沿って転写紙を搬送できるとともに、転写出
口ガイド板が転写紙で押されることにより、両ガイド板
の搬送面が略平滑になるので、転写ベルトと定着装置と
の間での転写紙の受け渡しが安定し、また、転写紙の定
着入口ガイド板への進入時においても、転写紙の搬送を
安定させることができ、転写紙上の残留電荷が定着入口
ガイド板で放電することによる異常画像の発生を防止す
ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が実施される転写搬送ベルト装置の外観
を示す分解斜視図である。
【図2】本発明が実施される転写搬送ベルト装置におけ
るベルトユニットの概略平面図である。
【図3】本発明が実施される転写搬送ベルト装置を備え
た画像形成装置の概略側面図である。
【図4】本発明が実施される転写搬送ベルト装置を備え
た画像形成装置の転写工程時の概略側面図である。
【図5】本発明が実施される転写搬送ベルト装置におけ
る転写ベルトの構成を示す部分拡大断面図である。
【図6】本発明が実施される転写搬送ベルト装置を備え
た画像形成装置における転写紙へのトナー像の転写過程
を説明するための概略図である。
【図7】請求項1記載の発明の実施例を示す概略側面図
である。
【図8】請求項2記載の発明の実施例を示す概略側面図
である。
【図9】請求項2記載の発明の実施例を示す分解斜視図
である。
【図10】請求項3記載の発明の実施例を示す概略側面
図である。
【図11】請求項3記載の発明の実施例における転写紙
の撓み部分の挙動を説明するための概略側面図である。
【図12】請求項3記載の発明の実施例における転写出
口ガイド板と転写紙の撓み部分の挙動を説明するための
概略側面図である。
【図13】請求項3記載の発明の他の実施例を示す概略
側面図である。
【図14】請求項3記載の発明の他の実施例における転
写出口ガイド板と転写紙の挙動を説明するための概略側
面図である。
【図15】従来の転写搬送ベルト装置における転写ベル
トから離れる際の転写紙の挙動を説明するための概略側
面図である。
【図16】従来の転写搬送ベルト装置における転写ベル
トから離れる際の転写紙後端の挙動を説明するための概
略側面図である。
【符号の説明】
1 感光体 2 転写紙 3 転写出口ガイド板 4 定着入口ガイド板 7 支持体 8 DCソレノイド 9 接離レバー 10 レジストローラ 11 バイアスローラ 12 高圧電源 13 接触板 14 転写制御板 15 転写前除電ランプ 16 クリーニング装置 17 ネジ 18 バネ 100 転写搬送ベルト装置 100A ユニット本体 101 転写ベルト 102 駆動ローラ 103 従動ローラ 104 拍車 120 ベルトユニット 200 定着装置 201 定着ローラ 202 加圧ローラ
フロントページの続き (72)発明者 水石 治司 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 伊藤 伯志 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 松田 格 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 原沢 祐子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像坦持体の外周面に接触するように給送さ
    れた転写紙を定着装置に向けて搬送する誘電体により形
    成された転写ベルトと、この転写ベルトを回転駆動する
    転写ベルト駆動手段と、該転写ベルトと該定着装置との
    間に配置されて転写紙搬送経路を形成する転写出口ガイ
    ド板と、を備えた転写搬送ベルト装置において、該転写
    紙が該転写ベルトから離れる位置の近傍の、該転写紙搬
    送経路を挾んで該転写出口ガイド板と対向する部位に、
    接地された拍車を設けたことを特徴とする転写搬送ベル
    ト装置。
  2. 【請求項2】像坦持体の外周面に接触するように給送さ
    れた転写紙を定着装置に向けて搬送する誘電体により形
    成された転写ベルトと、この転写ベルトを回転駆動する
    転写ベルト駆動手段と、該転写ベルトと該定着装置との
    間に配置されて転写紙搬送経路を形成する転写出口ガイ
    ド板と、を備えた転写搬送ベルト装置において、該転写
    出口ガイド板を、該転写ベルトと該定着装置との間での
    転写紙の撓みを吸収する方向に変位可能な部材で構成し
    たことを特徴とする転写搬送ベルト装置。
  3. 【請求項3】像坦持体の外周面に接触するように給送さ
    れた転写紙を定着装置に向けて搬送する誘電体により形
    成された転写ベルトと、この転写ベルトを回転駆動する
    転写ベルト駆動手段と、該転写ベルトと該定着装置との
    間に配置されて転写紙搬送経路を形成する転写出口ガイ
    ド板と、を備えた転写搬送ベルト装置において、該転写
    紙が該転写ベルトから離れる位置の近傍の、該転写紙搬
    送経路を挾んで該転写出口ガイド板と対向する部位に、
    接地された拍車を設けるとともに、該転写出口ガイド板
    を、該転写ベルトと該定着装置との間での転写紙の撓み
    を吸収する方向に変位可能な部材で構成したことを特徴
    とする転写搬送ベルト装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014102286A (ja) * 2012-11-16 2014-06-05 Konica Minolta Inc 画像形成装置
US8755732B2 (en) 2008-09-19 2014-06-17 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus having a transfer unit for transferring an image to a recording sheet
US9170547B2 (en) 2012-01-25 2015-10-27 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2016071163A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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