JP2006030701A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 転写材の種類やサイズ、画像形成装置の使用環境(温度、湿度)に応じて異なるガイド部材を用いることにより、安定した画像を得ることを課題とする。
【解決手段】 ハウジング52には、種々のガイド部材62が着脱可能に取り付けられるようになっており、このガイド部材62によって、用紙Pはハウジング52に装着された搬送ベルト60で吸着されて、定着装置51へ案内される。例えば、用紙Pの種類(例えば、コシの弱い薄紙等)に応じて、用紙Pの姿勢を安定させて定着装置51へ搬送されるように、ヒートロール46と加圧ロール48のニップ部まで延びるガイド部材をハウジング52に取り付けることで、用紙Pのシワを抑えることができる。また、用紙Pのトナーの飛び散りを防ぐことができ、定着装置51でトナー像が定着される際に、画像ブレが発生するのを防止できる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、電子写真複写機やレーザプリンタ等の画像形成装置において、搬送ベルト上を搬送される転写材を定着装置へ案内するガイド部材を備えた画像形成装置に関する。
電子写真方式を用いた複写機、プリンタ等の画像形成装置では、感光体ドラムに静電潜像を形成し、この静電潜像をトナーを用いてトナー像を形成した後、感光体ドラムの表面のトナー像を用紙等の転写材に転写し、これを定着装置で定着する工程を経て、転写材に画像を形成している。
このような工程で転写材に画像を形成する画像形成装置において、トナー像が形成された転写材は、搬送ベルトを支持するハウジングに一体に形成されたガイド部材によって定着装置に案内される。このとき、転写材の種類によっては、ガイド部材上を搬送される際に姿勢が乱れることがあり、定着装置でトナー像が定着される際に、転写材にシワが発生したり、画像ブレを引き起こしたりする。
このような問題に対して、ガイド部材を移動させることによって、転写材の姿勢を安定させる技術が開示されている(特許文献1参照)。しかし、ガイド部材を移動させる移動機構を設けることで、装置の構成が複雑になる。また部品点数が増加することで、コストアップの要因となる。
一方、低湿環境のように、転写材の帯電量が大きい場合は、転写材が搬送ベルトから剥離する際に、沿面放電によって転写材の帯電が不均一になる。これにより、転写材上のトナーがムラになり、画像不良の原因となる。
特許文献1の画像形成装置では、ガイド部材とハウジングが一体となっているため、上記問題に対応させるためには、画像形成装置の使用環境に応じてガイド部材とハウジングの両方(定着ユニット)を取り替えなければならない。すなわち、使用環境に応じた多種の定着ユニットを用意する必要があったり、使用環境が異なる毎に、定着ユニットを取り替える必要が生じるので、作業効率が低下する。
特開平9−68871号公報
本発明は上記事実を考慮し、転写材の種類やサイズ、画像形成装置の使用環境(温度、湿度)に応じて異なるガイド部材を用いることにより、安定した画像を得ることを課題とする。
請求項1に記載の発明は、像担持体の表面に形成されたトナー像が転写された転写材を吸着して搬送する搬送ベルトと、前記搬送ベルトが装着された筐体に設けられ、前記搬送ベルトで搬送された前記転写材を定着装置へ案内するガイド部材と、を備え、前記筐体には、種々のガイド部材が着脱可能に取り付けられることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、筐体には、種々のガイド部材が着脱可能に取り付けられるようになっており、このガイド部材によって、像担持体の表面に形成されたトナー像が転写された転写材は、筐体に装着された搬送ベルトで吸着されて、定着装置へ案内される。
例えば、転写材の種類(例えば、コシの弱い薄紙等)に応じて、転写材の姿勢を安定させて定着装置へ搬送されるように、定着ロールのニップ部まで延びるガイド部材を筐体に取り付けることで、転写材のシワを抑えることができる。また、転写材のトナーの飛び散りを防ぐことができ、定着装置でトナー像が定着される際に、画像ブレが発生するのを防止できる。
また、ガイド部材は筐体に取り付けられているため、搬送ベルトとの位置関係の精度が出し易くなる。これにより、転写材が搬送ベルトとガイド部材の境界を通過する際に、転写材はスムーズに搬送され、衝撃を受けることがない。従って、転写材のトナーが飛び散ることがないので、画像ブレの発生を防止することができ、転写材に安定した画像が形成される。
さらに、メンテナンス時等において定着装置を画像形成装置から取り外す際に、ガイド部材が邪魔になる場合には、まずガイド部材のみを筐体から取り外せばよい。従って、定着装置を取り外す際に、ガイド部材が邪魔にならないように設計する必要がないので、ガイド部材の設計の自由度が上がる。
また、ガイド部材と筐体とを別々に成形することで、金型設計が容易となり、成形工程においてコストダウンに繋がる。
請求項2に記載の発明は、前記ガイド部材は、前記転写材の種類に応じて異なる形状のものが前記筐体に取り付けられることを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、筐体には、転写材の種類に応じて異なる形状のガイド部材が取り付けられる。例えば、転写材がコシの弱い薄い紙等の場合には、転写材の搬送方向の先端部分がガイド部材から定着装置へ送られる際に重力方向に垂れてしまうことがある。そこで、コシの弱い転写材を用いる場合には、定着装置の定着ローラ近傍まで延びた形状のガイド部材を取り付けることで、転写材はガイド部材によって安定した姿勢で定着ローラまで搬送される。これにより、搬送不良等によるジャムの発生を防止することができる。また、定着ローラ近傍まで安定した状態で転写材が搬送されるので、転写材のトナーが衝撃によって飛び散ることがなく、画像ブレの発生がなく安定した画像が得られる。
請求項3に記載の発明は、前記ガイド部材には、前記転写材に電圧を印加するバイアス印加部材が設けられていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、搬送ベルト上を搬送された転写材が搬送ベルトから剥離する際に、沿面放電によって転写材の帯電が不均一になる。このとき、トナーと同極の電荷をバイアス印加部材に印加することで、転写材がバイアス印加部材を通過する際に、バイアス印加部材から転写材へ同極の電荷が移動して、転写材の帯電を均一にし、画像乱れを防止することができる。
これにより、トナーが転写材に確実に定着するので、未定着トナーの発生を防ぐことができる。従って、未定着トナーが浮遊して、定着装置でトナーを定着させる際に画像の乱れが発生しない。
請求項4に記載の発明は、前記ガイド部材は、導電性材料で成形されていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、ガイド部材を導電性材料、例えば、金属等で形成する。これにより、転写材をガイド部材に接触させながら搬送させることができ、ガイド部材に高い電圧を印加しても、ガイド部材自体の放電が発生する恐れがない。
請求項5に記載の発明は、前記ガイド部材は、少なくとも前記転写材との接触面が、該転写材のトナーと同極性に帯電する部材でコーティングされていることを特徴としている。
請求項5に記載の発明によれば、ガイド部材の転写材との接触面が、転写材のトナーと同極性に帯電する部材でコーティングされている。
転写材はトナーと逆の極性に帯電しており、トナーを吸着している。この転写材がガイド部材上を搬送される際に、転写材との摩擦帯電によってガイド部材の接触面にコーティングされた部材がトナーの極性と同じ極性に帯電する。すなわち、トナーと同極性に帯電したガイド部材上の電荷が転写材へ移動し、転写材の帯電を均一にし、画像乱れを防止することができる。
本発明は上記構成としたので、転写材の種類やサイズ、画像形成装置の使用環境(温度、湿度)に応じて異なるガイド部材を用いることにより、安定した画像を得ることができる。
以下、図面を参照して本発明の第1実施形態について説明する。
図1に示すように、モノクロレーザービームプリンタ(以下、プリンタと言う)10は、感光体ドラム12にトナー像を形成し、感光体ドラム12から搬送される用紙Pへトナー像を転写する画像形成部14を備える。この画像形成部14の下方には複数の給紙カセット16がプリンタ本体18に挿抜可能に設けられている。
給紙カセット16には用紙Pが積層されており、給紙カセット16の搬送方向下流端部にはピックアップロール20が設けられている。このピックアップロール20は、最上位の用紙Pに当接し、回転駆動されて用紙Pを1枚ずつ給紙カセット16から搬送方向下流側へ送り出す。
そして、ピックアップロール20よりも下流側の搬送路Lは上方に向けて延出し、そして、折返されて水平方向に延出して画像形成部14に到達する。この搬送路Lに沿って複数の搬送ローラ22が配設されている。
また、プリンタ本体18の外部から用紙Pを給紙するための手差しトレイ24が、搬送路Lの縦搬送路L1に面して配設されており、手差しトレイ24の搬送方向下流端部には、手差しトレイ24にセットされた用紙Pを縦搬送路L1に送るピックアップロール26が配設されている。
搬送路Lの水平搬送路L2には、用紙Pを保持して水平方向に搬送する搬送ベルト28を備えた転写ユニット50(詳細は後述する)が配設されている。この搬送ベルト28の上面に面して感光体ドラム12が配設され、搬送ベルト28の裏側に配設された転写ロール30が搬送ベルト28の上面を感光体ドラム12に押し当てている。
感光体ドラム12の周囲には、回転方向(図中反時計回り方向)に順に、クリーニング用除電チャージャー32、クリーニングブレード34、帯電チャージャー36、現像ロール38、転写ロール30が配設されている。
クリーニング用除電チャージャー32は、転写後の感光体ドラム12の感光面を除電して、用紙Pに転写されずに感光面に残留したトナーの感光面への静電吸着力を低下させる。そして、クリーニングブレード34で感光体ドラム12上の未転写残留トナーを掻き落す。感光体ドラム12の右側には廃トナーボックス42が設けられており、クリーニングブレード34によって感光体ドラム12から掻き落されたトナーがこの廃トナーボックス42に回収される。
また、帯電チャージャー36は、感光体ドラム12を一様に帯電する。感光体ドラム12の上方には光走査装置44が配設されており、この光走査装置44が、感光体ドラム12の帯電面にレーザー光を走査させ、感光体ドラム12に静電潜像を形成する。
感光体ドラム12の静電潜像は、現像ロール38で現像され、転写ロール30で感光体ドラム12から用紙Pへトナー像が転写される。
トナー像が転写された用紙Pは、搬送ベルト28の静電吸着によって水平方向に搬送され、搬送ベルト28の水平方向に配設された定着装置51へ送り込まれる。なお、本実施形態では、用紙Pは搬送ベルト28に静電吸着されて搬送される構成としたが、吸引によって用紙Pを搬送ベルト28に吸着させて搬送する構成してもよい。
定着装置51では、ヒートロール46に加圧ロール48が圧接されており、用紙Pがヒートロール46と加圧ロール48によって挟持搬送される際に加圧加熱されることで、トナーが溶融し用紙Pに定着する。そして、定着装置51から送り出された用紙Pは排出ロール49によって排紙トレイ41へ排紙される。
次に、転写ロールが設けられた転写ユニット50について説明する。
図3に示すように、転写ユニット50は、略矩形枠状のハウジング52を有している。ハウジング52の内側には、ベルトユニット54が配設されている。
図2に示すように、ベルトユニット54は、2本のローラ56、58と、このローラ56、58の間に巻き掛けられた無端状でゴム部材からなる搬送ベルト60で構成されている。ローラ56、58の両端部はハウジング52の側壁52A(図3参照)に回転可能に支持されている。ローラ56には、図示しないモータが接続されており、モータの駆動によってローラ56が回転することで、搬送ベルト60が矢印A方向に移動する構成となっている。なお、本実施形態では、ゴム部材からなる搬送ベルト60を用いているが、搬送ベルト60の材質はゴム部材に限定されるものではない。
ハウジング52のローラ56近傍には、ローラ56に沿ってガイド部材62が取り付けられるようになっている。
ガイド部材62は、図4に示すように、ローラ56の軸方向から見たときに、ローラ56に沿って延びる略L字状の長板64と、ローラ56と搬送ベルト60のクリーニングブラシ53に接触しないように略W字状に形成された長板66と、この長板64と長板66とに挟持されるバイアス印加部材68とで構成されている。長板64及び長板66は共にポリカーボネート樹脂等の樹脂部材で成形されており、これらは溶着によって一体化されている。
なお、本実施形態では、長板64及び長板66はポリカーボネート樹脂で形成しているが、これらの材質は特にポリカーボネート樹脂に限定されない。
長板64と長板66との間にバイアス印加部材68が挟持され、長板64の用紙Pと接触するリブ64Aと長板66の接触面66Aが段差を生じないように接合されている。これにより、用紙Pがガイド部材62上を搬送されるとき、用紙Pの先端部がリブ64Aに引っ掛かることがなく、ガイド部材62上をスムーズに搬送されるようになっている。
また、長板64と長板66の間には、バイアス印加部材68が挟持されている。バイアス印加部材68はクシ形状をしており、長手方向に多数設けられたクシの先端部が長板64と長板66の面より下がっている。
図3に示すように、ガイド部材62の長板64の長手方向の一方の端部には、板部70が長手方向に延設されており、この板部70には長孔72が形成されている。一方、ハウジング52に形成された受部81には、ネジ孔(図示省略)が形成されている。この受部81に板部70を載せて、長孔72とネジ孔にネジ80を挿入して固定する。
また、長板66の長手方向の他方の端部には、板部74が長手方向に延設されており、この板部74には長手方向に円柱状の凸部76が突設されている。この凸部76は、ハウジング52の側壁79に形成された孔部78に挿入されるようになっている。
ガイド部材62をハウジング52に取り付ける際は、まず、ガイド部材62の凸部76を、ハウジング52の側壁79に形成された孔部78に挿入し、ガイド部材62の長孔72が、受部81に形成されたネジ孔に重なるようにする。そして、長孔72とネジ孔にネジ80を挿入することで、ガイド部材62はハウジング52に取り付けられるようになっている。
一方、ガイド部材62をハウジング52から取り外すときは、ネジ80を取り外し、ガイド部材62をハウジング52の幅方向(矢印B方向)に向かってスライドさせて、凸部76を孔部78から引き抜く。これにより、ガイド部材62がハウジング52から取り外される。このように、ガイド部材62をハウジング52に取り付ける構成とすることで、搬送ベルト60との位置関係の精度が出し易くなる。
また、ガイド部材62をスライド構造とすることで、ガイド部材62の熱膨張や熱収縮の影響を受けにくい構造となり、搬送ベルト60との位置関係の精度を出しやすくすることができる。
ガイド部材62のバイアス印加部材68は、ハウジング52に設けられた金属製の板金85に接触しており、板金85に接続されたケーブル82を介して電圧印加装置83(図4参照)から電圧が印加されるようになっている。
図3及び図4に示すように、ガイド部材62は、断面形状が略三角柱とされた長板66の先端部66Bがローラ56の上方にオーバーハングするようにハウジング52に取り付けられる。そして、図4に示すように、先端部66Bは、ローラ56の頂部よりもわずかにローラ56の回転方向側に位置している。これにより、搬送ベルト60に静電吸着されて搬送され、ローラ56の頂部近傍でコシにより搬送ベルト60から剥離した用紙Pの先端部は、ガイド部材62の長板66ですくいあげられて、先端部66Bの上面から長板64のリブ64Aにかけて搬送され、定着装置51(図2参照)へ送り込まれる。
このように、先端部66Bをローラ56の頂部よりも回転方向側に配置することで、用紙Pが搬送ベルト60から剥離する際に、用紙Pの先端部がガイド部材62にぶつかって破損したり、ガイド部材62の下に入り込んで紙詰まりを引き起こしたりすることがない。
また、搬送ベルト60とガイド部材62との間に段差ができないので、搬送ベルト60とガイド部材62との境界を用紙Pが通過した際に、用紙Pは衝撃を受けることがなくスムーズに搬送される。従って、用紙Pのトナーが飛び散ることがないので、画像ブレの発生を防止することができ、用紙Pに安定した画像が形成される。
次に、本発明の第1の実施形態の作用について説明する。
図3に示すように、ハウジング52には、ガイド部材62が着脱可能に設けられている。すなわち、ハウジング52には、種々のガイド部材62が着脱可能に取り付けられるようになっている。感光体ドラム12(図1参照)の表面に形成されたトナー像が転写された用紙Pは、ハウジング52に配設されたベルトユニット54の搬送ベルト60で静電吸着されて、ガイド部材62によって定着装置51へ案内される。
そして、本実施形態では、ガイド部材62をハウジング52に対して着脱可能とすることができる。
例えば、用紙Pがコシの弱い薄い紙の場合には、図5に示すように、ガイド部材90を定着装置51のヒートロール46と加圧ロール48のニップ部まで延びる形状とすることで、用紙Pの姿勢を安定させて定着装置51へ送り込むことができる。これにより、用紙Pのシワの発生を抑えることができる。また、用紙Pは、ヒートロール46と加圧ロール48のニップ部近傍まで安定して搬送されるので、用紙Pのトナーが衝撃によって飛び散ることがなく、画像ブレが発生せず安定した画像が得られる。
また、ガイド部材90が定着装置51側に入り込んでいる場合のメンテナンス時等において、定着装置51をプリンタ10から取り外す際には、ガイド部材90をハウジング52から取り外すことができる構成となっているので、まずガイド部材90をハウジング52から取り外せばよい。従って、定着装置51を取り外す際に、ガイド部材90が邪魔にならないように設計する必要がないので、ガイド部材の設計の自由度が上がる。
さらに、ガイド部材62はハウジング52に取り付けられているため、搬送ベルト60との位置関係の精度が出し易くなる。これにより、用紙Pが搬送ベルト60とガイド部材62の境界を通過する際に、用紙Pはスムーズに搬送され、衝撃を受けることがない。従って、用紙Pのトナーが飛び散ることがないので、画像ブレの発生を防止することができ、用紙Pに安定した画像が形成される。
また、ガイド部材62とハウジング52とを別々に成形することで、金型設計が容易となり、成形工程においてコストダウンに繋がる。
本実施形態では、プリンタ10を低湿の環境で使用した場合に対応させて、用紙Pとの間で放電が起こりにくい材料(ここでは、ポリカーボネート樹脂)で成形したガイド部材62をハウジング52に取り付けた。これにより、放電による用紙Pの帯電ムラを抑えることができるので、画像不良を防止できる。
また、搬送ベルト60上を搬送された用紙Pが搬送ベルト60から剥離する際に、沿面放電によって用紙Pの帯電が不均一になる場合がある。このとき、トナーと同極の電荷をガイド部材62のバイアス印加部材68に印加することで、用紙Pがガイド部材62を通過する際に、バイアス印加部材68から用紙Pへ電荷が移動して、用紙Pの帯電を均一にすることができる。これにより、トナーが用紙Pに確実に定着するので、未定着トナーの発生を防ぐことができる。従って、未定着トナーが浮遊して、定着装置51でトナーを定着させる際に画像ブレが発生することがない。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と同様の部分についての説明は割愛する。
図6に示すように、ガイド部材92は、第1の実施形態のガイド部材62の長板64及び長板66と同じ形状の長板93及び長板94で構成されている。長板93及び長板94は、共に電圧が印加可能な金属材料で形成されている。長板94には電圧印加装置91から電圧が印加されるようになっている。
次に、本発明の第2の実施形態の作用について説明する。
図6に示すように、ガイド部材92をバイアスが印加可能な金属材料で形成することで、用紙Pを長板93及び長板94に接触させながら搬送させることができ、ガイド部材92に高い電圧を印加しても、放電が発生する恐れがない。
なお、本実施形態では、金属材料でガイド部材を形成したが、導電性樹脂(例えば、トレカ等)でガイド部材を形成してもよい。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様の部分についての説明は割愛する。
図7に示すように、ガイド部材96の長板64の接触面64Aと長板66のリブ66Aには、用紙Pのトナーと同極性に帯電するフッ素樹脂98をコーティングする。これにより、トナーと逆の極性に帯電してトナーを吸着している用紙Pがガイド部材96上を搬送される際に、用紙Pとの摩擦帯電によって長板66の接触面66Aと長板64のリブ64Aにコーティングされたフッ素樹脂98がトナーと同極性に帯電する。すなわち、摩擦帯電によって用紙Pはトナーと逆の極性に帯電するので吸着力が大きくなる。従って、未定着トナーの浮遊をなくすことができるので、画像乱れを防止できる。
なお、本実施形態では、長板64の接触面64Aと長板66の接触面66A、すなわち、ガイド部材96の長板64の接触面64Aと長板66のリブ66Aにフッ素樹脂98をコーティングする構成としたが、ガイド部材96全体にフッ素樹脂をコーティングしてもよい。また、コーティングする部材は、用紙Pのトナーと同極性に帯電する部材であれば、フッ素樹脂に限定されるものではない。
なお、上記の実施形態では、モノクロレーザービームプリンタに本発明を適用した例を説明したが、感光体ドラムを複数用いたプリンタ、例えば、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)用の4個の感光体ドラムにそれぞれC、M、Y、Kのトナー像を形成し、このトナー像を用紙に順に転写して、4つのトナー像を重ねてカラー画像を形成するカラーレーザビームプリンタに本発明を適用してもよい。
本発明の第1実施形態のモノクロレーザープリンタの概略を示す図である。 本発明の第1の実施形態のモノクロレーザープリンタの転写ユニットと定着装置の概略を示す図である。 本発明の第1の実施形態のモノクロレーザープリンタの転写ユニットを示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態のモノクロレーザープリンタの転写ユニットに用いられるガイド部材を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態のモノクロレーザープリンタの転写ユニットに用いられるガイド部材を示す側面図である。 本発明の第2の実施形態のモノクロレーザープリンタの転写ユニットに用いられるガイド部材を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態のモノクロレーザープリンタの転写ユニットに用いられるガイド部材を示す断面図である。
符号の説明
10 モノクロレーザープリンタ(画像形成装置)
12 感光対ドラム(像担持体)
51 定着装置
52 ハウジング(筐体)
60 搬送ベルト
62 ガイド部材
68 バイアス印加部材
90 ガイド部材
92 ガイド部材
96 ガイド部材

Claims (5)

  1. 像担持体の表面に形成されたトナー像が転写された転写材を吸着して搬送する搬送ベルトと、
    前記搬送ベルトが装着された筐体に設けられ、前記搬送ベルトで搬送された前記転写材を定着装置へ案内するガイド部材と、を備え、
    前記筐体には、種々のガイド部材が着脱可能に取り付けられることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ガイド部材は、前記転写材の種類に応じて異なる形状のものが前記筐体に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ガイド部材には、前記転写材に電圧を印加するバイアス印加部材が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ガイド部材は、導電性材料で成形されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記ガイド部材は、少なくとも前記転写材との接触面が、該転写材のトナーと同極性に帯電する部材でコーティングされていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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