JP2010032693A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置(プリンタ)の定着部を通過するシートに皺が生じるのを防止すること。
【解決手段】プリンタには、シートにトナーを転写部32,34が設けられ、これらの下流側にはトナー転写された印刷媒体を案内させる金属板付搬送ガイド61と、金属板付搬送ガイド61の下流側に配設されている樹脂製の定着前ガイド部73と、さらに定着前ガイド部73の下流側に配設され、未定着のトナーをシートに定着させる定着部11,13とを備えている。転写部32,34から金属板付搬送ガイド61までの間にシートに対して間隔を空けて配設された非接触除電部材57と、金属板付搬送ガイド61から定着前ガイド部73との間にシートに対して接触させて配設された接触除電部材67を備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、転写部よりも下流側の搬送路途上に印刷媒体の除電を行う除電部が備えられている画像形成装置に関する。
画像形成装置には、印刷媒体(以下シートという)の流れに沿って、シートにトナーを転写する転写部が設けられ、転写部の下流側には未定着のトナーをシートに定着させる定着部を備えているものがある。
転写部と定着部の間には、トナー像が付着した未定着のシートを搬送させるための搬送路が設けられている。この搬送路は、転写ローラの回転力によって搬送路に設けられた搬送ガイドの上を摺接させながら定着部へ導くためのものである。
転写部の直ぐ下流側には、シートに対して非接触状態で配置される鋸歯状の除電針を設け、除電針には交流電圧を印加することによって、シートの除電を行なっていた。また、搬送ガイドには、トナー像の転写時に帯電されたシートを静電的に吸着させて安定した搬送を行わせるために、導電性材料で形成されかつ接地された板金材が用いられている。
しかしながら、この板金材にシートが直接接触すると、シートに転写したトナー像を吸着している転写電荷が逃げてしまい、トナー像の乱れが発生したりする。そこで、搬送ガイドの表面には合成樹脂で形成されたリブを板金材の表面から突出させ、シートはリブと接触しながら搬送路を搬送され、板金に静電的にかつ間接的に吸着されて安定した搬送が確保される(特許文献1参照)。
特開平9−274343号公報
上述したような、画像形成装置において、特に、転写部から定着部までシートを搬送するために、シートを下方から上方へ搬送する搬送路を備えているものがある。このような場合に、一般的にリブを介して板金材にシートを静電的に貼り付かせて搬送しているのみであるので、シートに残留電荷が残り、シートの先端部が定着部の加熱ローラ(熱ローラ)と加圧ローラ(圧ローラ)のニップ間に進入することが不安定となり、結果的に皺が形成される要因となることがあった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、定着部を通過するシートに皺が生じることを防止する画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、上記目的を達成するために、印刷媒体にトナーを転写する転写部と、該転写部の下流側に配設され、トナーが転写された印刷媒体を案内させる金属製板を備えた金属板付搬送ガイドと、該金属板付搬送ガイドの下流側に配設され印刷媒体を案内する樹脂製搬送ガイドと、該樹脂製搬送ガイドの下流側に配設され、未定着のトナーを印刷媒体に定着させる定着部とを備え、前記金属板付搬送ガイドには、前記金属製板から突出する非導電性のリブを設け、前記印刷媒体が前記金属製板に対して間隔を空けて搬送されるようにした画像形成装置において、前記転写部から前記金属板付搬送ガイドまでの間に印刷媒体に対して隙間を空けて配設される非接触除電部と、金属板付搬送ガイドから前記樹脂製搬送ガイドまでの間に印刷媒体に対して接触するように配設された接触除電部とを備えている。
上記画像形成装置の前記接触除電部は、前記金属板付搬送ガイドと同電位で且つそれらの接触除電部及び金属板付搬送ガイドが電器抵抗器を介してアースに接続されることができる。
上記画像形成装置の前記接触除電部は、印刷媒体と先端部が接触する化学繊維系のブラシを備えることができる。
本発明の画像形成装置は、転写部から金属板付搬送ガイドまでの間に印刷媒体に対して間隔を空けて配設された非接触除電部と、金属板付搬送ガイドから樹脂製搬送ガイドまでの間に印刷媒体に対して接触するように配設された接触除電部とを備えたので、印刷媒体の先端部が定着部のニップに案内することができ、印刷媒体に皺ができるのを防止できるようになった。
上記画像形成装置の前記接触除電部は、前記金属板付搬送ガイドと同電位で且つそれらの接触除電部及び金属板付搬送ガイドが電器抵抗器を介してアースに接続されているので、転写バイアスを抜くことなく保持することができる。
上記画像形成装置の前記接触除電部は、印刷媒体と先端部が接触する化学繊維系のブラシを備えているので、印刷媒体に負担がかかることがない。
以下、本発明に従って構成された画像形成装置の実施形態を、添付図面を参照して説明する。
プリンタ2は、ほぼ直方体の画像形成装置本体であるプリンタ本体4を備えている。プリンタ本体4は、ほぼ鉛直に延在する一側面4a、一側面4aに対し水平方向(図1において水平左右方向)に間隔をおいて対向する他の側面4b、図1において紙面の表裏方向に間隔をおいて対向する更に他の一対の側面(不図示)を備えている。
プリンタ本体4内には、複数の作像装置(実施形態においては4個の作像装置)であるイエロー用作像装置6、マゼンタ用作像装置8、シアン用作像装置10及びブラック用作像装置12が、図1において水平方向へ左から右に向かってこの順に配列されている。これらの作像装置6,8,10及び12は、それぞれ、像担持体である感光体ドラム14、帯電器16、露光装置18、現像装置20、一次転写ローラ22、クリーニング装置24などの作像エレメントを備えている。
一次転写ローラ22を含む図示しない転写装置は、一次転写ローラ22に転写バイアスを印加する転写バイアス電源装置(不図示)を備えている。クリーニング装置24は、感光体ドラム14上に残留した非転写トナーを回収する。
図1において、感光体ドラム14に対し、一次転写ローラ22は上側に、帯電器16は下側に、現像装置20は左側に、クリーニング装置24は右側にそれぞれ配置され、露光装置18は、帯電器16及び現像装置20よりも下方に配置されている。なお、図1においては、図示の簡略化のため、上記作像エレメントの符号は、イエロー用作像装置6においてのみ付してある。
作像装置6,8,10及び12の上側には、中間転写ベルト機構26が配設されている。
中間転写ベルト機構26は、駆動ローラ28と、従動ローラ30と、これらのローラに巻き掛けられた無端状の中間転写ベルト32と、クリーニング装置33とを備えている。クリーニング装置33は、中間転写ベルト32上に残留した非転写トナーを回収するためのクリーニング装置である。なお、中間転写ベルト機構26の上側には、各作像装置6,8,10及び12の現像装置20に、それぞれ、対応する色のトナーを補給するためのトナー補給容器6TC,8TC,10TC及び12TCが配設されている。
作像装置6,8,10及び12の各々において、一次転写ローラ22は、感光体ドラム14に対し中間転写ベルト32の下端走行領域(図1において水平左右方向に直線状に延在する)を介して上方から圧接させられている。駆動ローラ28の、図1において右斜め下方には二次転写ローラ34が配置されている。二次転写ローラ34は、駆動ローラ28に対し中間転写ベルト32を介して右斜め下方から図示しない複数のばね部材により圧接させられている。駆動ローラ28は、駆動源、実施形態においては電動モータMにより、図1において反時計方向に回転駆動させられるので、中間転写ベルト32、従動ローラ30及び一次転写ローラ22も反時計方向に回転させられる。
作像装置6,8,10及び12の下方であって、プリンタ本体4の下端部には、給紙カセット36が配設されている。給紙カセット36内には、一端が軸38まわりに回動自在に支持されたシート載置板である底板40、底板40の他端を上方に押し上げる圧縮コイルばね42などが配設されている。底板40上に積層・収容された記録媒体であるシートPの先端部における上面は、プリンタ本体4内に配設されたピックアップローラ44に圧接される。ピックアップローラ44の下流側には、分離ローラ対46が配設されている。
プリンタ本体4の一側面4a寄りの位置(図1において右端部位置)には、シートPの片面にトナー像を形成するためにシートPを搬送する搬送路50と、片面にトナー像が形成されたシートPを表裏反転させて搬送路50に再給紙して他面にもトナー像を形成するための再給紙搬送路52とが配設されている。
搬送路50の一部領域は、プリンタ本体4の一側面4aに沿って上下方向に延在する。また、再給紙搬送路52の一部領域は、プリンタ本体4の一側面4aと搬送路50の該一部領域との間を一側面4aに沿って上下方向に延在するよう配設されている。
プリンタ本体4の上面の一部領域には、排紙トレイ54が配設されている。排紙トレイ54は、プリンタ本体4の他の側面4bから一側面4aに向かって中央付近まで水平に延びてから、作像装置12の上方位置あたりまで下方に傾斜して延びている。プリンタ本体4には、更に、排紙トレイ54の傾斜した下端から上面に向かって鉛直上方に延びる段部56が配設されている。段部56の上端部には排出ローラ対58が配設されている。プリンタ本体4の一側面4aの上端領域は、上方に向かって他の側面4b方向にカーブして上面の一部領域に連続している。上面の一部領域は、段部56の上方位置まで水平に延びている。一側面4aの下端領域は、下方に向かって他の側面4b方向に傾斜しており、中間領域は、ほぼ鉛直に延在している。
搬送路50は、分離ローラ対46の下流側と、排出ローラ対58の上流側との間を上下方向に延在している。搬送路50の下端領域及び上端領域は、プリンタ本体4の一側面4a方向に膨らむようカーブしており、その中間領域は、ほぼ一側面4aに沿って上下方向に延在する。二次転写ローラ34と駆動ローラ28とのニップ部(中間転写ベルト32を挟んだニップ部)は、搬送路50のほぼ中央領域に配置されている。搬送路50の分離ローラ対46と、二次転写ローラ34と駆動ローラ28とのニップ部との間には、搬送ローラ対60及びレジストローラ対62が、上流から下流に向かって配設されている。
搬送路50の、二次転写ローラ34と駆動ローラ28とのニップ部と、排出ローラ対58との間には、定着ローラ対64及び搬送ローラ対66が、上流から下流に向かってこの順に配設されている。定着ローラ対64は、ハロゲンランプなどの発熱体により加熱される熱ローラ(定着ローラ)11と、熱ローラ11に圧接されている圧ローラ13とを備えている。
図2は、搬送路50の拡大断面図であり、図3は搬送路50を他の側面4b側の斜め方向から見た斜視図である。
さらに、搬送路50を詳細に説明すると、図2に示すように搬送路50の一側面4a側は、開閉式の主搬送ユニット51と同じく開閉式の副搬送ユニット53によって構成され、レジストローラ62aと二次転写ローラ34との間には、転写前ガイド部55が設けられている。転写前ガイド部55は合成樹脂で形成され、横方向(シートの搬送方向に対して直角方向)へ長く主搬送ユニット51の一端側面から他端側面まで延在する。転写前ガイド部55の搬送面にはシートの搬送方向へ延び、且つ搬送路50側へ突出するリブ55aを形成している。
転写前ガイド部55の下流側の二次転写ローラ34の下流側には、導電性材料で形成されている非接触除電部材57が設けられ、非接触除電部材57は二次転写ローラ34に近接した位置に配置されている。非接触除電部材57には、搬送路50側の先端部が鋸歯状の複数の除電針が形成されている。非接触除電部材57は、ほぼ、主搬送ユニット51の一端側から他端側まで、水平方向へ配置され、絶縁体で形成されている除電部材収容部59に配設され、シートが搬送路50を移送するときには、先端側の除電針はシートと非接触位置になるようなギャップを設けて配置される。非接触除電部材57には、図示しない交流電源と接続されている。
非接触除電部材57に隣接した搬送路50の下流側には、金属板付搬送ガイド61が設けられている。金属板付搬送ガイド61は、主搬送ユニット51に設けられている搬送パネル63と金属製板65によって構成されている(図2参照)。
搬送パネル63は、主搬送ユニット51の外面を構成する樹脂製パネルであって、上流側位置は、除電部材収容部59の一部を形成する下板部63bと主搬送ユニット51の天井部の一部を形成する上板部63cとの間に位置する。そして、やや一側面4a側に窪むように断面が湾曲した形状であり、主搬送ユニット51の一端側から他端側まで水平方向へ延在する。搬送パネル63の表面には、シートの搬送方向に延在し、搬送パネル63の基準面から搬送路50側へ突出する複数の縦リブ63aが形成されている。複数の縦リブ63aは、シートの搬送方向に対して直角方向へ間隔を空けて配設されている。本実施形態では、縦リブ63aの間隔は一定間隔でないが、縦リブ63aの大きさや形状はほぼ同一形状に形成されている。
図4に示す導電性の金属製板65は、ほぼ搬送パネル63の面と同じ面形状であり、搬送パネル63の搬送面側に載置されるようにして配設される。したがって、金属製板65は、搬送パネル63の湾曲した面に沿った形状に形成され、主搬送ユニット51の一端側から他端側まで水平方向へ延在する。
上述したように、搬送パネル63には複数の縦リブ63aを形成しているが、金属製板65の縦リブ63aに対応する個所には、各縦リブ63aが形成されている位置に対応させて、スリット状の逃げ孔65aを形成している。金属製板65を搬送パネル63に組み付ける際には、逃げ孔65aに縦リブ63aを通して金属製板65が装着される。こうして、金属製板65の表面から縦リブ63aが突出する。
金属製板65の上部には、主搬送ユニット51側へ折り曲げられた上部フランジ65bが形成され、上部フランジ65bは上板部63cに取付けられている。また、金属製板65の下部には、主搬送ユニット51側へ折り曲げられた下部フランジ65cが形成され、
下部フランジ65cは下板部63bに取付けられている。
金属製板65の上部フランジ65bには、図4に示すような非接触除電部材67が配設されている。非接触除電部材67は、ホルダー67aと除電ブラシ67bとによって構成され、ホルダー67aは導電性を有する材料で形成され、除電ブラシ67bを保持する。除電ブラシ67bは、化学繊維系の導電性材料で形成され、除電ブラシ67bの先端部が搬送路側に向けられている。非接触除電部材67は、金属製板65の上部フランジ65bの一端部から他端部にわたって水平方向に延在する。ホルダー67aは、上部フランジ65bに接着剤などで固定され、本実施形態では搬送路50が一側部4a側に近づいた個所に配設されている。
非接触除電部材67には接続ハーネス69が連結され、接続ハーネス69は抵抗71を介してプリンタ本体4のアースに接続される。非接触除電部材67は、金属製板65に直接取付けられているので、電気的に同電位であり、したがって金属製板65もまた、抵抗71を介してプリンタ本体4のアースに接続される。
金属板付搬送ガイド61と圧ローラ13との間で、かつ非接触除電部材67の上方には、定着前ガイド部73が配設されている。定着前ガイド部73は、副搬送ユニット53に設けられ、樹脂製材料で形成されている。定着前ガイド部73は、シートの先端部を熱ローラ11と圧ローラ13との間(ニップ)に案内する役割を果たし、シートの搬送方向に対して直角方向に向けて、副搬送ユニット53の一端側から他端側まで延在する。
図1に戻って、再給紙搬送路52は、プリンタ本体4の上端部に配設された段部56の排出ローラ対58の上側から、プリンタ本体4の一側面4aに向かって下方に延びてからカーブして、ほぼ一側面4aに沿って下方に延び、下端部において上方に反転して、搬送路50の、搬送ローラ対60とレジストローラ対62との間に合流している。再給紙搬送路52の、最上流領域である段部56の近傍位置には、正逆回転可能なスイッチバックローラ対70が配設されている。再給紙搬送路52の、スイッチバックローラ対70と、下端部における反転領域の入口との間には、再給紙搬送ローラ対71,72,73及び74が配設されている。
再給紙搬送路52の上端領域は、搬送路50の上端領域の上方に並列されており、スイッチバックローラ対70は、排出ローラ対58の直上流側位置における再給紙搬送路52に配置されている。排出ローラ対58の直上流位置であって、搬送路50と再給紙搬送路52との間の位置には、搬送路切替ガイド部材75が備えられている。搬送路切替ガイド部材75は、図示しないアクチュエータにより、搬送路50の搬送ローラ対66により搬送されたシートPを、排出ローラ対58に向けて案内する第1の案内位置(図1において実線で示される位置)、又はスイッチバックローラ対70に向けて案内する第2の案内位置(図1において2点鎖線で示される位置)に、選択的に切り替えられる。搬送路切替ガイド部材75が第1の案内位置(図1において実線で示される位置)に切り替えられた状態において、シートPの後端部をニップした状態でスイッチバックローラ対70が逆転させられると、シートPは再給紙搬送路52の再給紙搬送ローラ対71に向けて案内される。
上記プリンタ2において、プリント動作について、以下、図面を参照して説明する。
図1を参照にして、片面プリントが行われるに際しては、搬送路切替ガイド部材75は、予め、第1の案内位置(図1において実線で示される位置)に切り替えられる。
作像手段6,8,10及び12において、それぞれ帯電器16により一様に帯電された感光体ドラム14の表面が、露光装置18(実施形態においてはレーザスキャニングユニット)により露光されることにより静電潜像が形成され、この静電潜像は現像装置20により現像されてトナー像となる。このトナー像は、一次転写ローラ22によって、中間転写ベルト機構26の中間転写ベルト32に、上流側の作像手段6によって形成されたトナー像から順次重ね合わされて転写される。中間転写ベルト32に転写されたカラートナー像は、給紙カセット36から搬送路50を通して送られたシートPが、駆動ローラ28と二次転写ローラ34とのニップ部を通過する間に、該シートPの片面に転写される。
このとき、搬送路50ではシートPの先端が、二次転写ローラ34と中間転写ベルト32を通過した直後に、非接触除電部材57を通過する。定着部へ向かうシートPの表面には、主として電気的な結合力で付着したトナー像が担持されている。その際、シートPは帯電した状態で中間転写ベルト32を離れるので、シートPを除電しないと、定着装置までの搬送経路中で、シートPのトナー像が乱され、異常画像が発生するおそれがある。そのため、転写ベルトから離れた転写材を、その転写材に接触しない接地された非接触除電部材によって緩やかに除電することが望ましい。
二次転写ローラ34と圧ローラ13の間には、金属板付搬送ガイド61が設けられている。金属板付搬送ガイド61は、トナー像の転写時に帯電されたシートPを静電的に吸着させて安定した搬送を行わせるために設けられている。しかしながら、シートPが金属製板65に直接接触すると、このシートPに転写したトナー像を吸着している転写電荷が逃げてしまう。これにより、トナー像の乱れが発生したりするので、シートPは縦リブ63aと接触しながら搬送路50を搬送され、かつ接地された金属製板65に静電的に吸着されて安定した搬送が確保される。
シートPは、金属板付搬送ガイド61を通過すると、その先端が接触除電部材67の除電ブラシ67bと接触して除電される。接触除電部材67には、電器抵抗器71を介してアースしているので、転写バイアスを抜くことなくシートPを搬送することができる。
接触除電部材67の下流側位置にある定着前ガイド部73では、シートPの先端部が定着前ガイド部73のガイド面に沿って案内され、定着ローラ対64のニップに案内することができる。こうして、シートPに皺が形成されるようなことを防止できる。
定着ローラ対64では、シートPの片面に転写されたトナー像は、定着ローラ対64を通過する間に熱定着される。
片面にトナー像が定着されたシートPは、搬送ローラ対66により下流方向に搬送される。搬送ローラ対66により搬送されたシートPは、搬送路切替ガイド部材75により排出ローラ対50に向けて案内され、排出ローラ対58によって排紙トレイ54に、トナー像が定着された片面を下にした、いわゆるフェイスダウンの状態で排出される。
他方、両面プリントが行われるに際しては、搬送路切替ガイド部材75は、予め、第2の案内位置(図1において2点鎖線で示される位置)に切り替えられる。そして、先ず、先に述べたとおりにして、シートPの片面にトナー像が定着される。片面にトナー像が定着されたシートPは、搬送ローラ対66により搬送される。搬送ローラ対66により搬送されたシートPは、搬送路切替ガイド部材75により再給紙搬送路52に配設されたスイッチバックローラ対70に案内され、スイッチバックローラ対70により、再給紙搬送路52の上端である上流端から排紙トレイ54に向けて搬送される。スイッチバックローラ対70は、シートPの後端部(搬送路50における搬送方向後端部)をニップした状態で一時停止させられる。スイッチバックローラ対70が一時停止させられている間に、搬送路切替ガイド部材75が、第2の案内位置(図1において2点鎖線で示される位置)から、再び第1の案内位置(図1において実線で示される位置)に切り替えられる。
続いて、スイッチバックローラ対70は、シートPの該後端部をニップした状態で逆回転させられる。シートPは、スイッチパックローラ対70により、該後端部を含む後端を先頭にして、搬送路切替ガイド部材75に案内されて、再給紙搬送路52の再給紙搬送ローラ対71に向けて搬送路50におけるシートPの搬送方向とは逆方向に搬送される。シートPは、再給紙搬送ローラ対71、72及び73により再給紙搬送路52を下方に搬送されてから、再給紙搬送ローラ対74により、反転領域をとおって搬送路50における、レジストローラ対62の上流側に搬送される。
レジストローラ対62の上流側に搬送されたシートPは、レジストローラ対62により所定のタイミングで搬送され、駆動ローラ28と二次転写ローラ34とのニップ部を通過する間に、シートPの他面にトナー像が転写される。
シートPにトナー像が転写された後、シートPは、再度、非接触除電部材57、金属板付搬送ガイド61、接触除電部材67を通過するが、作用は上述した通りである。なお、両面印刷時には、第一面を印刷した後第二面を印刷するために、片面のみを印刷する場合よりも、さらに帯電し易くなる。接触除電部材67は、シートPの帯電を除電することによって、先端部が定着前ガイド部73のガイド面に沿って案内され、定着ローラ対64のニップに案内することができる。その結果、シートPに皺が形成されるようなことを防止できる。
シートPの他面に転写されたトナー像は、定着ローラ対64を通過する間に熱定着される。両面にトナー像が定着されたシートPは、先に述べたとおりにして排出ローラ対58によって排紙トレイ54に、トナー像が定着された他面を下にした状態で排出される。
以上、本発明を実施形態に基づいて添付図面を参照しながら詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく、更に他の変形あるいは変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、接触除電部材67について、除電ブラシ67aは化学繊維系のものを使用したが、金属製ブラシでもよい。
また、金属製板65には、電器抵抗器71を介してアースさせてが、直接アースさせてもよい。
また、上記実施形態では、画像形成装置としてプリンタを例にして説明したが、他の画像形成装置、例えば、コピー機、FAXや複合機などにも本発明は適用が可能である。
本発明の実施形態における画像形成装置の概略断面図である。 図1の画像形成装置の搬送路の拡大断面図である。 図1の画像形成装置の主搬送ユニット側の搬送路の拡大斜視図である。 図2及び図3の主搬送ユニットに取付けられている金属板付搬送ガイドの金属製板と非接触部材除電部材の斜視図である。 図1の画像形成装置の主搬送ユニットを開いた状態の斜視図である。
符号の説明
4 プリンタ
11 熱ローラ
13 圧ローラ
28 駆動ローラ
32 中間転写ベルト
34 二次転写ローラ
50 搬送路
51 主搬送ユニット
57 非接触除電部材
61 金属板付搬送ガイド
63 搬送パネル
63a 縦リブ
65 金属製板
65a 逃げ孔
67 非接触除電部材
67b 除電ブラシ
71 電器抵抗器
73 定着前ガイド部

Claims (3)

  1. 印刷媒体にトナーを転写する転写部と、該転写部の下流側に配設され、トナーが転写された印刷媒体を案内させる金属製板を備えた金属板付搬送ガイドと、該金属板付搬送ガイドの下流側に配設され印刷媒体を案内する樹脂製搬送ガイドと、該樹脂製搬送ガイドの下流側に配設され、未定着のトナーを印刷媒体に定着させる定着部とを備え、
    前記金属板付搬送ガイドには、前記金属製板から突出する非導電性のリブを設け、前記印刷媒体が前記金属製板に対して間隔を空けて搬送されるようにした画像形成装置において、
    前記転写部から前記金属板付搬送ガイドまでの間に印刷媒体に対して隙間を空けて配設される非接触除電部と、金属板付搬送ガイドから前記樹脂製搬送ガイドまでの間に印刷媒体に対して接触するように配設された接触除電部とを備えた画像形成装置。
  2. 前記接触除電部は、前記金属板付搬送ガイドと同電位で且つそれらの接触除電部及び金属板付搬送ガイドが電器抵抗器を介してアースに接続されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記接触除電部は、印刷媒体と先端部が接触する化学繊維系のブラシを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
JP2008193479A 2008-07-28 2008-07-28 画像形成装置 Withdrawn JP2010032693A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020122914A (ja) * 2019-01-31 2020-08-13 株式会社リコー 定着装置、画像形成装置

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