JP2014035357A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】転写直後における用紙の分離不良及び異常画像の発生を効果的に防止し、用紙の安定した搬送と良好な画像品質が得られるようにする。
【解決手段】二次転写対向ローラ11に掛け渡されて回動する中間転写ベルト10(像担持体)に、二次転写ローラ18が当接して転写ニップNを形成する。その転写ニップNで用紙Pを挟んで搬送しながら中間転写ベルト10上のトナー像を用紙Pの表面に転写する。その転写ニップNよりも用紙の搬送方向下流側に、用紙の裏面に対向するように除電針7を設けると共に、転写ニップNを抜けた用紙Pをガイドするガイド部材9を設ける。そのガイド部材9は、転写ニップNと除電針7の先端7aとの間の位置に、転写ニップNを抜けた用紙Pの先端を突き当ててガイドし、搬送方向下流に向かうに連れて中間転写ベルト10側に突き出るガイド面GSを有する。
【選択図】 図8

Description

この発明は、トナー像を担持する像担持体と転写部材とによって転写ニップを形成し、その転写ニップで記録材を挟んで搬送しながら像担持体上のトナー像を記録材の表面に転写する画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置では、記録材(以下、「用紙」とも称す)への転写工程において、トナー像を用紙へ転写した後、その用紙を感光体ドラムや転写ベルトから分離することは必須である。転写後の用紙の分離が不完全であると、直接転写方式の場合には感光体に、中間転写方式の場合には中間転写ベルトに、用紙が巻きついてジャムが発生する。あるいは、用紙の姿勢が崩れた状態で分離することによって、搬送品質が低下してシワが発生したり、機内の汚れを拾ってしまったりする。
特に近年は省資源の観点から、電子写真方式の画像形成装置においても、薄紙や薄紙再生紙を、上記のようなジャムや搬送品質の低下などを生じることなく使用できることが必須になっている。
従来から転写工程における分離方法としては、主として感光体のドラム径、あるいはベルトを介して紙へ転写を行う場合は転写ローラ径による曲率分離方法が用いられている。また、補助的手段として、分離爪による機械的な分離や除電針による除電が行われている。
また、除電針を使用する場合、分離用のDC電圧やAC電圧を印加することによって、分離余裕度が向上することは既に知られている。
例えば、特許文献1には、転写部の出口側に転写後の用紙をガイドするガイド板を設け、そのガイド板の開口の内側の用紙と接触しない位置に、用紙の搬送方向に沿って平板状の除電部材と除電針とを配置した画像形成装置が開示されている。
また、特許文献2には、用紙の先端が除電針に接触しないようにしてジャムの発生を防ぎつつ、その後の線速の変化による用紙のループ(たるみ)を利用して、用紙を除電針に近接させながら搬送して除電する構成が開示されている。
しかしながら、従来の曲率分離方法では近年必要とされている薄紙を使用する場合の分離には対応しきれない。また、曲率分離のみに頼ろうとすると、画像形成装置内のレイアウトに対して大幅に制限が加えられてしまうという問題があった。
そこで、近年では特許文献1に開示されているように、曲率分離+除電針による分離が主流となっている。しかし、用紙上の電位を狙い通りコントロールすることが難しく、分離できたとしてもチリなどの異常画像が発生することもあるため、必ずしも十分な分離性能が得られないという問題があった。
また、特許文献2に開示されているように、用紙の線速の変化によるたるみを利用して、用紙を除電針に近接させて除電するのでは、用紙の先端に対する除電効率を上げることができず、薄紙のジャムの発生を防ぐための十分な効果が得られないという問題があった。
この発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、トナー像転写直後の用紙に対して、除電針による除電を確実に行えるようにして、分離不良と異常画像の発生を効果的に防止し、用紙の安定した搬送と良好な画像品質が得られるようにすることを目的とする。
この発明は上記の目的を達成するため、トナー像を担持する像担持体と、その像担持体に当接して転写ニップを形成する転写部材とを備え、その転写ニップで記録材を挟んで搬送しながら上記像担持体上のトナー像を記録材の表面に転写する画像形成装置において、
上記転写ニップよりも記録材の搬送方向下流側に、記録材のトナー像が転写された面と反対側の面に対向するように除電部材を設けると共に、上記転写ニップを抜けた記録材をガイドするガイド部材を設け、
そのガイド部材は、上記転写ニップよりも記録材の搬送方向下流で上記除電部材の先端よりも記録材の搬送方向上流側の位置に、上記転写ニップを抜けた記録材の先端を突き当ててガイドし、上記搬送方向下流に向かうに連れて上記像担持体側に突き出るガイド面を有することを特徴とする。
この発明によれば、上記転写ニップを抜けた記録材の先端がガイド部材のガイド面に突き当たった後、その記録材は転写ニップから搬送力を受けながらそのガイド面に沿って搬送され、除電部材の先端に対して搬送位置が決まった状態で除電される。そのため、記録材は先端から確実に除電され、除電不良によるジャム発生を防ぐことができる。
また、記録材の先端とそれに続くトナー像が転写された面と反対側の面(裏面)とが均一に除電され、記録材の搬送方向で除電の程度が異なることが殆どなくなるため、異常画像の発生も防ぐことができる。
したがって、分離不良と異常画像の発生を防止でき、安定した搬送と良好な画像品質を実現することができる。
この発明による画像形成装置の一実施形態の全体構成を示す概略図である。 中間転写方式の画像形成装置における転写ニップからその転写ニップによる用紙の搬送方向に延びる仮想の搬送面の定義について説明するための図である。 実機においてテスト材として腰が強い用紙を使用して仮想の搬送面の定義及び測定方法について説明するための図である。 実機においてテスト材として腰が弱い用紙を使用して仮想の搬送面の定義及び測定方法について説明するための図である。 除電針位置について説明する図である。 除電針位置の異なる例を示す図である。
除電針を保持するホルダの例を示す図である。 この発明による画像形成装置における除電機構部の一例を示す図である。 同じく除電機構部のガイド面を凸曲面にした例を示す図である。 同じく除電機構部のガイド面を凹曲面にした例を示す図である。 同じく除電機構部のガイド面を凹曲面で最も突き出た部分を曲面状にした例を示す図である。 同じく除電機構部のガイド面が平面でガイド端位置が仮想の搬送面上にある例を示す図である。 同じく除電機構部のガイド面が凸曲面でガイド端位置が仮想の搬送面上にある例を示す図である。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、この発明による画像形成装置の一実施形態の全体構成を示す概略図であり、タンデム型中間転写方式のカラー画像形成装置(カラープリンタ)である。
図1に示す画像形成装置本体(以下「装置本体」と略称する)1内には、中央部に、像担持体としての中間転写体である無端ベルト状の中間転写ベルト10を略水平方向に設けている。この中間転写ベルト10は多層構造となっており、ベース層は例えば伸びの少ないフッ素樹脂やPVDFシートあるいはポリイミド系樹脂で作られ、その表面がフッ素系樹脂等の平滑性のよいコート層で被覆されている。なお、この中間転写ベルト10を単層のポリイミド系樹脂で構成してもよい。
そして、その中間転写ベルト10は支持ローラ11,12,13とサブローラ14に掛け回されて、図中の矢印Aで示すように反時計回りに周回移動(以下「回動」という)される。支持ローラ11は、図示しないモータによって駆動されて回転し、中間転写ベルト10を回動させるための駆動ローラである。支持ローラ12,13とサブローラ14は従動ローラであるが、支持ローラ13はスプリング15によって付勢され、中間転写ベルト10に一定の張力を与えるテンションローラである。支持ローラ11は後述する二次転写ローラ18と対向する二次転写対向ローラも兼ねている。
また、支持ローラ13に近接する位置の下側に、画像転写後に中間転写ベルト10上の残留トナーを除去する中間転写ベルトクリーニング装置17を設けている。
さらに、中間転写ベルト10のサブローラ14と支持ローラ12との間に張り渡された部分の下面の移動方向に沿って、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4つの作像部2Y,2M,2C,2Kを配置して、タンデム型中間転写方式のカラー画像形成部を構成している。
各作像部2Y,2M,2C,2Kには、それぞれ像担持体である感光体としての感光体ドラム21と、その周囲に感光体ドラム21の矢印で示す回転方向に沿って、帯電器22、現像器23、クリーニングブレード24、及び除電ランプ25が順次配置されている。
図1においては、ブラックの作像部2Kの感光体ドラム21の周囲の上記各部品にのみ符号22〜25を付しているが、他の作像部2Y,2M,2Cにも、それぞれ感光体ドラム21とその周囲の各部品が同様に設けられている。
作像部2Y,2M,2C,2Kの各現像器23は、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナーで現像する。
各作像部2Y,2M,2C,2Kごとに、感光体ドラム21とその周囲の各部品を全て、あるいは少なくとも感光体ドラム21と現像器23とを一体に構成して、装置本体1に対して着脱可能なプロセスカートリッジとして構成してもよい。
この作像部2Y,2M,2C,2Kの下側には、レーザ光源とポリゴンミラーと多数のミラー及びfθレンズ等を備えた露光装置3が設けられており、そこから射出される4本のレーザ光が、それぞれ作像部2Y,2M,2C,2Kの各感光体ドラム21の表面における帯電器22と現像器23の間の位置を露光するようになっている。
その各感光体ドラム21と中間転写ベルト10を挟んで対向する位置に、それぞれ一次転写ローラ26を設けている。図1では作像部2Kの一次転写ローラ26のみに符号を付しているが、作像部2Y,2M,2Cにも同様に一次転写ローラ26を設けている。その各一次転写ローラ26には一次転写バイアス電圧が印加される。
また、二次転写対向ローラを兼ねた支持ローラ11に対向して、中間転写ベルト10を挟んで外側に、スプリング19によって付勢された二次転写ローラ18を設けている。この二次転写ローラ18が、像担持体である中間転写ベルト10に当接して転写ニップを形成する転写部材である。
二次転写対向ローラを兼ねた支持ローラ11には、二次転写バイアスとして直流電源Eによって負電圧を印加し、二次転写ローラ18は接地する。この場合は斥力(反発力)を発生させるための斥力バイアスである。
あるいは、二次転写ローラ18に二次転写バイアス(この場合は引力バイアス)として正電圧を印加し、二次転写対向ローラを兼ねた支持ローラ11を接地しても同様である。
支持ローラ12は、中間転写ベルト10と二次転写ローラ18による転写ニップへ用紙を導く入口にあるため、入口ローラとも称される。そして、一次転写バイアスと二次転写バイアスの干渉を防ぐために、この入口ローラ12を直接または抵抗などを介して接地するか、その必要がない場合は電気的に浮かせる。図1では直接接地している。
この実施形態では、中間転写ベルト10にポリイミドベルトのベルトを使用し、その内側の表面抵抗が10〜1012Ω/□、体積抵抗が108.5〜1013.5Ω・cmである。また、この実施形態における二次転写ローラ18はスポンジローラであり、抵抗が10〜10Ωのものを使用している。
一方、露光装置3の下方の位置に、給紙部4の用紙カセット41,42が2段に配置され、その各用紙カセット41,42には、それぞれ記録材として異なるサイズ又は向きの用紙Pが積載して収納される。
その各用紙カセット41,42の一端上部に、それぞれ給紙ローラ43,44を設けている。さらに、その給紙ローラ43,44によって送り出される用紙を二次転写部に向かってガイドする給紙路45と、その途中で給紙タイミングをとるための位置決めローラ対(レジストローラ対とも称す)46も設けている。
二次転写ローラ18の上方には、定着装置5とそれに続く排出路53及び排出ローラ54を設け、装置本体1のケース上面に排紙トレイ40を形成している。また、装置本体1内の上部にはボトル収容器6を配置している。このボトル収容器6内には、各作像部2Y,2M,2C,2Kの現像器23に各色のトナーを補給するために、各色のトナーを詰めた4本のトナーボトルが収容される。
この装置本体1内にはさらに、図示していない制御部(コントローラ)を備えている。また、外部から見易い位置に液晶表示器ら操作スイッチ等を設けた操作パネルを備えている。制御部は、上述した各部を制御して次に述べる画像形成処理を実行する。
この画像形成装置において、画像形成が指示されると、図示していない駆動モータによって支持ローラ11を回転駆動して、他の2つの支持ローラ12,13とサブローラ14を従動回転させながら、中間転写ベルト10を矢示A方向に回動させる。
そして、各作像部2Y,2M,2C,2Kにおいて各感光体ドラム21をそれぞれ矢印方向に回転させ、その感光体ドラム21の表面を帯電器22によって一様に帯電させた後、露光装置3からのレーザ光によって主走査方向(感光体ドラム21の軸線方向)に走査しながら露光して、各色の画像データに応じた静電潜像を形成する。
その各静電潜像を各現像器23により各色のトナーによって現像して、各感光体ドラム21の表面に、それぞれイエロー、マゼンタ、シアンおよびブラック、の単色のトナー像を形成する。
このようにして、各作像部2Y,2M,2C,2Kによって順次感光体ドラム21の表面に形成される各色のトナー像を、各一次転写ローラ26に順次一次転写バイアス電圧を印加して、中間転写ベルト10の表面(図では下面)に順次重ねて転写し、フルカラーのトナー像を形成する。
その後、各感光体ドラム21上の残留トナーをクリーニングブレード24で除去し、残留電荷を除電ランプ25の光照射によって除去して、次の画像形成に備える。
一方、給紙部4は選択された用紙サイズ又は給紙方向にしたがって、給紙ローラ43又は44のいずれかを選択して回転させ、用紙カセット41,42の一方から用紙Pを繰り出し、図示していない分離ローラとの間で1枚ずつに分離して給紙路45へ送り出す。そして図示していない搬送ローラによってさらに搬送し、位置決めローラ対46に突き当てて止める。
その後、中間転写ベルト10上の合成カラー画像にタイミングを合わせて位置決めローラ対46を回転させ、中間転写ベルト10と二次転写ローラ18とのニップ部に用紙Pを送り込む。そして、その用紙Pをニップ部で搬送しながら、二次転写対向ローラを兼ねた支持ローラ11と二次転写ローラ18との間の斥力バイアスによって、中間転写ベルト10上のフルカラーのトナー像を用紙上へ移して一括転写する。この工程を二次転写工程という。中間転写ベルト10上の残留トナーは、中間転写ベルトクリーニング装置17によって除去され、次の一次転写に備える。
トナー画像が転写された用紙は、中間転写ベルト10と二次転写ローラ18によるニップ部を抜けて定着装置5へ送り込まれ、その定着装置5で、定着ローラ51と加圧ローラ52によって熱と圧力とを加えられ、転写されたトナー像が定着されながら搬送される。そして、定着装置5を通過した用紙は、排出路53を通して排出ローラ54によって排紙トレイ40上に排出され、そこにスタックされる。
なお、二次転写手段として、二次転写ローラ18に代えて、複数本の支持ローラに掛け渡されて回動する二次転写ベルトを用いることもできる。また、像担持体として中間転写ベルト10に代えて中間転写ドラムを用いることもできる。
ここで、図2によって、上述した中間転写方式の画像形成装置における転写ニップからその転写ニップによる用紙の搬送方向に延びる仮想の搬送面の定義について説明する。以下の説明では、支持ローラ11を「二次転写対向ローラ11」と称す。
図2示すように、二次転写対向ローラ11と二次転写ローラ18を中間転写ベルト10を介して当接させた状態で、二次転写対向ローラ11と二次転写ローラ18を剛体と仮定した場合の共通の接線の方向(破線矢印で示す方向)を、転写ニップNによる用紙の搬送方向Fと定義する。なお、実際の実機中では、通常二次転写ローラ18はスポンジローラであり、二次転写ニップ圧を得るために機械的な機構によって二次転写対向ローラ11に押し付けられている。そのため、二次転写対向ローラ11の方が二次転写ローラ18よりも、少なくとも表面部の硬度が高く、二次転写ローラ18に潰れが発生するので、この定義は理論上の定義となる。
そして、転写ニップNの全長からこの用紙の搬送方向Fに延びる仮想の面を仮想の搬送面FSと定義する。図2では、その仮想の搬送面FSは用紙の搬送方向を示す破線矢印Fと重なるが、紙面に垂直な方向に幅を有している。
図面やCADによってこの仮想の搬送面が判る場合はよいが、実機中でこの定義に基づいてこの仮想の搬送面を確認する場合は、二次転写ローラ18の加圧力を十分弱くして、ニップ部を真横から撮影するか、二次転写ローラ18と同じ径で剛体と見做せるようなローラを、二次転写ローラ18の代わりに使用して確認すればよい。
また、図3及び図4は、実機における仮想の搬送面の定義及び測定方法について説明するための図である。先に理論上の仮想の搬送面について説明したが、図3及び図4ではスポンジローラによる二次転写ローラ18の潰れも考慮に入れた、実際の定義及び測定方法を説明する。なお、これらの図では二次転写ローラ18の潰れを誇張して示しているので、剛体仮定での定義と大幅に異なっているが、実際はこれほどは潰れない。
図3は、テスト材として使用する用紙が腰の強い(自重による垂れ下がりが十分に抑制される)場合である。この場合は、二次転写対向ローラ11に対向して中間転写ベルト10とそれに当接する二次転写ローラ18とによって形成される転写ニップN(この場合二次転写対向ローラ11の外周面に沿ってある幅を有する湾曲面になる)に、そのテスト材TPを挟む。
そして、図3に示すように、二次転写対向ローラ11及び二次転写ローラ18の端面を見る方向横から撮影して、テスト材TPが転写ニップNからその搬送方向下流側に延びる方向を、転写ニップNによる用紙の搬送方向Fとし、そのテスト材TPが延びる面を仮想の搬送面FSと定義することができる。その転写ニップNによる用紙の搬送方向Fは、転写ニップNの出口における中間転写ベルト10(二次転写対向ローラ11でも同じ)に対する接線方向になる。
図4は、テスト材として使用する用紙の腰が弱く、自重により先端部が垂れ下がってしまう場合である。この場合も、テスト材7を、中間転写ベルト10と二次転写ローラ18による転写ニップNに挟み、二次転写対向ローラ11及び二次転写ローラ18の端面を見る方向横から撮影する。
しかし、転写ニップNからその搬送方向下流側に延びるテスト材TPは、自重により先端部が垂れ下がってしまうので、転写ニップNによる用紙の搬送方向を定義できない。
そこで、転写ニップNの出口における中間転写ベルト10(二次転写対向ローラ11でも同じ)に対する接線方向を、転写ニップNによる用紙の搬送方向Fとする。そして、転写ニップNの全長からこの用紙の搬送方向Fに延びる仮想の面を仮想の搬送面FSと定義する。
図2〜図4によって、仮想の搬送面FSの定義方法及び測定方法を提示したが、以下の説明において仮想の搬送面と云う場合、これらのいずれかによるものとする。
図5は除電針位置について説明する図である。
除電針7は、転写ニップNよりも用紙の搬送方向下流側に、用紙のトナー像が転写された面と反対側の面(裏面)に対向するように設けられる。そして、上述した仮想の搬送面FSと除電針7の先端7aとの距離Dを「除電針位置」とする。なお、このときの除電針7の先端7aの高さ、すなわち仮想の搬送面FSと平行な方向の位置については、別途選択可能なパラメータである。この除電針7は通常は接地されている。
この除電針7は、一般に転写ニップNに近いほど転写ニップ近傍での除電効果を高めることができるが、二次転写バイアスのリークが発生し易くなる。逆に転写ニップNから離れると転写ニップ近傍での除電効果は低下するが、二次転写バイアスのリークは発生し難くなる。しかし、この発明によれば、この除電針7の転写ニップNに対する位置によらず、用紙を確実に除電針7の先端7aに近づけて除電することができる。この点については追って詳述する。
図6は除電針位置の異なる例を示す図である。先に述べた除電針位置の定義により、除電針位置は図6に示すように表現でき、仮想の搬送面FSよりも二次転写ローラ18側(用紙の画像面と反対側)に引っ込んでいる場合をプラスで、二次転写対向ローラ11側(用紙の画像面側)に突出している場合をマイナスで示した。
この例では、除電針7A,7B,7C,7Dの各除電針位置D0,D1,D2,D3は、それぞれ0mm,1mm,2mm,−1mmである。
また、除電針を設置するにあたって、除電針を保持するためのホルダが必要になる。その除電針を保持するホルダの例を図7に示す。
除電針7はジャム処理作業などにおいて怪我をすることがないように、通常ホルダ8よりも内側に先端7aが位置するように設置される。また、図7に示す例では、多数の除電針7が平板状の共通基部7bから一定の間隔(ピッチ)で突出して形成されている。そして、枠状のホルダ8には上側に各除電針7間に延びるようにリブ8aを配置して、上から触ったときでも除電針7に触れることがないようにしている。
ところで、一般に除電針7の先端7aを用紙になるべく近付けた方が除電効果が高まる。
転写ニップを抜けた用紙の先端部の除電が不十分であると、一旦中間転写ベルト及び二次転写ローラから分離して転写ニップを抜けた用紙の先端部が、再び二次転写対向ローラ及び中間転写ベルトに静電的に引き寄せられ易くなる。それによって、用紙の挙動が不安定になり、下流側の定着装置で用紙が折れ曲がってシワができてしまったり、程度が悪い場合には、再度中間転写ベルトに巻きついてジャムになってしまう。あるいは、シワやジャムの発生を回避できたとしても、先端部分の除電不十分だと、その部分の画像が静電的に散ってしまうといった現象が発生する。
そこで、この発明は、図7に示したホルダをガイド部材として利用できるようにして、転写ニップを抜けた用紙を先端から確実に除電し、上記のような問題が発生しないようにした。
図8は、この発明による画像形成装置における除電機構部の一例を示す図である。この図8及び以後の各図においても、図2及び図7と対応する部分には便宜上同じ符号を付している。また、二次転写対向ローラ11及び二次転写ローラ18を剛体と仮定した例を示している。
この図8に示す除電機構部は、転写ニップNを抜けた用紙Pをガイドするガイド部材9を設けている。そのガイド部材9は、転写ニップNよりも用紙の搬送方向下流で、除電部材である除電針7の先端7aよりも用紙の搬送方向上流側(転写ニップNと除電針7の先端7aとの間)の位置にガイド面GSを有している。
そのガイド面GSは、転写ニップNを抜けた用紙Pの先端を突き当ててガイドし、用紙の搬送方向下流に向かうに連れて像担持体側(中間転写ベルト10側/二次転写対向ローラ11側/図8で左側)に突き出る。また、この例では、除電針7の先端7aも仮想の搬送面FSよりも像担持体側へ突き出しており、図5及び図6で説明した除電針位置Dが例えばD=−0.5mmになっている。
このガイド部材9は、図7に示したホルダ8のリブ8a及びその下方に延びるガイド面GSを含む。すなわち、この実施形態では、ホルダ8の一部がガイド部材9を兼ねている。
このガイド部材9を設けることにより、転写ニップNを抜けた用紙Pの先端がガイド部材9のガイド面GSに突き当たった後、その用紙Pは転写ニップNから搬送力を受けながらそのガイド面GSに沿って搬送され、除電針7の先端7aに対して搬送位置が決まった状態で接近して除電される。そのため、用紙Pは先端から確実に除電され、除電不良によるジャム発生を防ぐことができる。
また、用紙Pの先端とそれに続くトナー像が転写された面と反対側の面(裏面)とが均一に除電され、用紙Pの搬送方向で除電の程度が異なることが殆どなくなるため、異常画像の発生も防ぐことができる。そのため、分離不良と異常画像の発生を防止でき、安定した搬送と良好な画像品質を実現することができる。
さらに、図8及び以下に示す実施形態では、ガイド面GSは、用紙Pの先端が突き当たる位置から搬送方向下流に向かうに連れて、除電針7の先端7aとの距離が減少する形状になっている。このようにすることによって、用紙Pの先端はまず除電針7の先端7aから離れた位置でガイド面GSに突き当たって、搬送姿勢が定まってから除電針7の先端7aに近付くので、除電量を正確にコントロールできる。
このように、ガイド部材9の像担持体側(図8では左側)に最も突き出た部分9aの位置は、転写ニップNから転写ニップNによる用紙Pの搬送方向に沿う仮想の搬送面FS上又はその搬送面FSより像担持体側(図8では左側)にあるのが望ましい。
以下の説明において、ガイド部材9の最も突き出た部分9aと仮想の搬送面FSとの距離dを「ガイド端位置」と称す。
実際の紙の挙動としては、用紙Pが転写ニップNから仮想の搬送面FSに沿って出てきて、その先端がガイド部材9のガイド面GSに当たった後、ガイド面GSに沿って搬送されていく。したがって、用紙Pは転写ニップNの出口側において、除電針7の先端7aとの距離(=ガイド端位置と除電針位置の距離の差)が狙いどうりになるようにガイドされ、先端部から確実に除電される。
このように、用紙Pが先端からガイド面GSにガイドされつつ確実に除電針7の先端7a付近を通過することにより、確実に除電を行うことができる。ガイド端位置dは仮想の搬送面FSよりも二次点転写対向ローラ11側にあるため、用紙の腰やカールに依らずその先端が確実にガイド面GSに当たり、ガイドすることができる。
これに対して、従来のようにホルダ(ガイド部材に相当する)及び除電針が仮想の搬送面FSよりも二次転写ローラ18側にあると、用紙の腰やカールによっては除電針から遠いまま搬送されてしまうことがある。その場合、除電効果が十分に得られなくなる。特に用紙の先端においてはその影響が強い。
次に、このガイド面の種々の例について説明する。ガイド面(出口面ともいう)は、用紙をガイドしつつ除電針との位置を調整する役割を果たすため、その構成が非常に重要である。
図8はその基本的な例を示したが、図9に示す例は、ガイド面GSが滑らかな曲面を有している。この例では、ガイド面GSが仮想の搬送面FSよりも二次転写ローラ18側に中心を持つ円弧状の凸面形状(R形状)をなしている。なお、図9以降の各図では、中間転写ベルト10の図示を省略している。
ガイド面GSをこのような曲面形状にすれば、用紙の先端を一層スムーズにガイドすることができる。なお、この例では、除電針位置D(図5、図6参照)がD=0mmで、先端7aが仮想の搬送面FS上にある。
図10に示す例も、ガイド面GSが滑らかな曲面を有しているが、仮想の搬送面FSよりも二次転写対向ローラ11側に中心を持つ円弧状の凹面形状(逆R形状)をなしている。
また、図11に示す例は、ガイド面GSが図10に示すした例と同じ形状で、ガイド部材9の像担持体側に最も突き出た部分9aを曲面状にしている。そして、除電針位置D(図5、図6参照)がD=−0.5mmのように、先端7aが仮想の搬送面FSよりも像担持体側(図11で左側)に突出している。
このようにしても、図9に示した例と略同様なガイド効果が得られる。しかし、この凹面形状(逆R形状)の場合、用紙がガイド面GSを抜ける瞬間に跳ねやすくなるため、図11に示す例のようにエッジ部分を丸めておく(Rをつけておく)とよい。また、除電針位置Dを負にすることによって、ガイドされた用紙と除電針7の先端7aとがより近付くので、除電効果が一層高くなる。
これまで図8〜図11によって説明した除電機構部は、いずれもガイド端位置d(図8参照)が負の値、すなわち、ガイド部材9の像担持体側に最も突き出た部分9aが、仮想の搬送面FSより像担持体側(図8で左側)にある。
しかし、図12及び図13に示す除電機構部のように、ガイド端位置dがd=0mm、すなわち、ガイド部材9の像担持体側に最も突き出た部分9aが、仮想の搬送面FS上にあってもよい。この場合は、当然ながら、除電針位置D(図5、図6参照)は正の値、すなわち、除電針7の先端7aが仮想の搬送面FSより二次転写ローラ18側にある。
図12に示した例は、ガイド面GSの形状が図8の例と同様に平面状であるが、ガイド部材9の像担持体側に最も突き出た部分9aを曲面状にしている。
図13に示した例は、ガイド面GSの形状が図9の例と同様に凸曲面状であり、ガイド部材9の像担持体側に最も突き出た部分9aも曲面状にしている。
なお、これまで述べてきた除電針7は、図5で説明したように直接接地する(アースを取る)ことによって、最も除電効果が高くなる。しかし、確実に除電しつつも除電効果を抑えたいような場合には、除電針7を適切な抵抗値の抵抗素子を介して接地してもよい。あるいは、放電電流の方向性を制御したい場合には、除電針7をダイオードを介して接地してもよい。
また、自己放電を利用しつつ用紙全体の電位を整えたい場合には、除電針7を接地せずに、フロート状態にしておくこともできる。
あるいは、除電針7にバイアス電圧をかけることによって、除電性能を高めた状態でもこの発明を実施することができ、先に述べたいずれの場合もこの発明による効果を得ることができる。
〔実施例の効果確認〕
以上に基づいて、以下の装置を試作し効果の確認を行った。なお、その効果確認は全て除電針を接地(アース)した状態で行った。
また、この実験には除電針7として全て3mmピッチのものを使用した。なお、実施例1において、除電針のピッチを2mm及び4mmに変化させてみたが、その効果に特に変化が無かったので、除電針のピッチは効果に影響しないものと推定される。
また、いずれも除電針位置Dとガイド端位置dの相対距離を0.5mmとしているが、これは安全性や品質を考慮して調整してもよい。ガイド部材9を兼ねるホルダ8の材質はABS樹脂を用いた。二次転写対向ローラ11の硬度はAskerC85°、二次転写ローラ18の硬度はAskerC60°とし、二次転写ローラ18の当接圧は総圧50Nとしたが、これらの値は画像の転写性などを考慮して適宜変更してもよい。
<除電針位置と除電効果の確認>
実施例1(図8に示した例の除電針位置を仮想の搬送面FS上にしたもの)
除電針位置D: 0mm
ガイド端位置d:−0.5mm
ガイド面: 平面
実施例2(図12に示した例)
除電針位置D: 0.5mm
ガイド端位置d:0mm
ガイド面: 平面
従来例1
除電針位置D:1mm
ホルダ位置: 0.5mm
従来例2
除電針位置D:2mm
ホルダ位置: 1.5mm
従来例1,2においては、図7に示したホルダ8のリブ8aが像担持体側へ最も突き出た位置を「ホルダ位置」とした。この発明の実施例におけるガイド面GSに相当するものはない。
用紙先端部への除電効果を確認するために、薄紙コート紙である日本製紙オーロラコート紙(73.3g/m)に対して二次転写バイアスを変えたときのジャム率を各実施例及び従来例で確認した。その結果を表1に示す。二次転写バイアスの制御として定電流制御を行なったため、表1における最上欄の数値は二次転写バイアスの電流値[−μA](二次転写電流値)である。−20μA〜−75μAまで、5μAずつ電流値を変えてジャム率を確認したが、実際に使用するのは−50μA〜−60μAである。
Figure 2014035357
表1から明らかなように、実施例1及び実施例2では、電流値が−50μAでのジャム率がいずれも0/30であったのに対して、従来例1では3/20、従来例2では3/22であり、確かに効果が見られた。電流値が−55μA及び−60μAの場合でも、実施例1、2の方が従来例1、2よりジャム率が小さかった。
また、実施例1と実施例2では、電流値が−55μAと−60μAにおけるジャム率が実施例1の方が小さいため、実施例1のように除電針位置を仮想の搬送面上(D=0mm)に配置した方が、さらに除電効果が上がるということも確認できた。
次に、異常画像防止の観点から「チリ画像」について評価を行った。
A4の用紙をLEF(Long Edge
Feed:横送り)で通紙し、用紙の先端から50mmまでを「先端部」とし、それ以降を「中央部」とした。
チリの発生状態を5段階で評価し、1は発生が非常に多い(悪い)、2は多い、3はやや多い、4は少ない、5は殆ど発生しない(良い)とした。その結果を表2及び表3に示す。この場合も、二次転写バイアスの電流値(二次転写電流値)を−20μA〜−60μAまで5μAずつ変えてチリの発生状態を確認した。
Figure 2014035357
Figure 2014035357
表2より、実施例1、2ともに先端部チリの改善が見られた。二次転写電流値の絶対値が35μA以上では殆ど先端部チリの発生はみられなかった。
表3より、中央部チリは実施例1、2と従来例1でほぼ差がなかった。従来例2はやや劣っていた。実施例1、2と従来例1で差がなかったのは、中央部ではいずれも除電効果が得られていたためだと推測される。
以上の結果から、この発明によって狙い通り、特に先端部に対して従来のものよりも除電効果及び安定性の向上が図れていることが確認できた。
<ガイド面形状の効果確認>
実施例3(図8に示した例)
除電針位置D:−0.5mm
ガイド端位置d:−1mm
ガイド面:平面
実施例4(図9に示した例の除電針位置を仮想の搬送面より像担持体側にしたもの)
除電針位置D:−0.5mm
ガイド端位置d:−1mm
ガイド面:凸曲面状
実施例5(図10に示した例の除電針位置を仮想の搬送面より像担持体側にしたもの)
除電針位置D:−0.5mm
ガイド端位置d:−1mm
ガイド面:凹曲面状
実施例6(図11に示した例)
除電針位置D:−0.5mm
ガイド端位置d:−1mm
ガイド面:凹曲面状+最も突き出た部分が曲面状
従来例
除電針位置D: 1mm
ホルダ位置: 0.5mm
この従来例は、除電針位置Dも、図7に示したホルダ8のリブ8aが像担持体側へ最も突き出た位置である「ホルダ位置」も、仮想の搬送面FSより二次転写ローラ側にある。そして、この発明の実施例におけるガイド面GSに相当するものはない。
上記各実施例3〜6と従来例に対して、二次転写電流を−40μAとし、複写印刷用紙45k紙を両面通紙して、二次転写部側へのジャムの発生率と画像の異常(用紙の先端部と中央部でのチリの発生状態及び画像筋の発生状態)を確認した。
そのジャムの発生率の確認結果を表4に示し、画像の異常の確認結果を表5に示す。
Figure 2014035357
Figure 2014035357
表4から分かるように、実施例3〜6と従来例のいずれにおいても、同様に100枚通紙で二次転写側へのジャムは一度も発生しなかった。
また、表5において、先端部チリと中央部チリは表2,表3と同じく、チリの発生状態を5段階で評価した結果であり、実施例3〜6と従来例のいずれも中央部チリは殆ど発生せず良好であった。先端部チリに関しては、従来例が「4」であったのに対し、実施例3〜6はいずれも「5」であり、良化を確認できた。
画像筋というのは、用紙の搬送方向と垂直な方向に発生する横筋であるが、実施例5で軽微ながら良く見ると出ていた(表5で△)が、他の実施例及び従来例では発生しなかった(表5で○)。
実施例5で画像筋が若干発生したのは、紙の先端がガイド面によるガイドから離れたときに、若干ぶれることによって発生したものと考えられる。その原因はガイド部材9のガイド面GSが凹曲面で且つ最も突き出た部分9aが尖っているためと推測される。
そのため、実施例6のようにガイド部材9の最も突き出た部分9aを滑らかな曲面にした場合は、画像筋が消えることが確認できた。
この発明は、電子写真方式の複写機、プリンタ、印刷装置、ファクシミリ装置、これらの複数の機能を備えた複合機等の画像形成装置、特に中間転写ベルトや中間転写ドラム等の中間転写体を用いてカラー画像を形成する中間転写方式の画像形成装置に適用するとよい。しかし、ドラム状の像担持体に形成したトナー像を記録材に直接転写する直接転写方式の画像形成装置にも適用可能である。
上述の実施形態では、記録材を用紙として説明したが、トナー像を転写して定着できるシート状のものであればよく、転写紙、普通紙、印刷用紙、記録紙、記録媒体、記録シート、印刷シートなど、種々の呼称がある。
以上、この発明の実施形態について説明してきたが、これらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に規定した範囲で、種々変更、追加、省略、及び組合せ等が可能であることは勿論である。
1:画像形成装置本体 2Y,2M,2C,2K:作像部 3:露光装置
4:給紙部 5:定着装置 6:ボトル収容器
7:除電針(除電部材) 7a:除電針の先端 7b:除電針の共通基部
8:ホルダ 8a:リブ 9:ガイド部材 9a:ガイド部材の最も突き出た部分
10:中間転写ベルト(像担持体)
11:支持ローラ(駆動ローラ),二次転写対向ローラ
12:支持ローラ(入口ローラ) 13:支持ローラ(テンションローラ)
14:サブローラ 15:スプリング 17:中間転写ベルトクリーニング装置
18:二次転写ローラ(転写部材) 19:スプリング 21:感光体ドラム
22:帯電器 23:現像器 24:クリーニングブレード 25:除電ランプ
26:一次転写ローラ 40:排紙トレイ 41,42:用紙カセット
43,44:給紙ローラ 45:給紙路 46:位置決めローラ対
51:定着ローラ 52:加圧ローラ 53:排出路 54:排出ローラ
N:転写ニップ F:転写ニップによる用紙の搬送方向 FS:仮想の搬送面
GS:ガイド面 P:用紙(記録材) TP:テスト材
特開2001−302011号公報 特開2008−7329号公報

Claims (9)

  1. トナー像を担持する像担持体と、該像担持体に当接して転写ニップを形成する転写部材とを備え、該転写ニップで記録材を挟んで搬送しながら前記像担持体上のトナー像を該記録材の表面に転写する画像形成装置において、
    前記転写ニップよりも記録材の搬送方向下流側に、記録材の前記トナー像が転写された面と反対側の面に対向するように除電部材を設けると共に、前記転写ニップを抜けた記録材をガイドするガイド部材を設け、
    該ガイド部材は、前記転写ニップよりも記録材の搬送方向下流で前記除電部材の先端よりも記録材の搬送方向上流側の位置に、前記転写ニップを抜けた記録材の先端を突き当ててガイドし、前記搬送方向下流に向かうに連れて前記像担持体側に突き出るガイド面を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ガイド面は、前記記録材の先端が突き当たる位置から前記搬送方向下流に向かうに連れて前記除電部材の先端との距離が減少する形状であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ガイド部材の前記像担持体側に最も突き出た部分の位置が、前記転写ニップから該転写ニップによる記録材の搬送方向に沿う仮想の搬送面上又は該搬送面より前記像担持体側にあることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ガイド面が滑らかな曲面を有していることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記曲面が前記像担持体側に凸又は凹の円弧状の曲面であることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記ガイド部材の前記像担持体側に最も突き出た部分が曲面状になっていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記除電部材が除電針であり、直接あるいは抵抗素子又はダイオードを介して接地されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記像担持体が二次転写対向ローラに支持された中間転写ベルトであり、前記転写部材が前記二次転写対向ローラとの間に前記中間転写ベルトを挟んで前記転写ニップを形成する二次転写ローラであって、前記二次転写対向ローラの方が前記二次転写ローラよりも表面部の硬度が高いことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記二次転写対向ローラが前記中間転写ベルトを周回移動させる駆動ローラを兼ねており、前記二次転写ローラがスポンジローラであることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017009761A (ja) * 2015-06-19 2017-01-12 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2020052103A (ja) * 2018-09-25 2020-04-02 株式会社リコー 画像形成装置

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