JP2002148959A - 電子写真装置 - Google Patents

電子写真装置

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JP2002148959A
JP2002148959A JP2000342780A JP2000342780A JP2002148959A JP 2002148959 A JP2002148959 A JP 2002148959A JP 2000342780 A JP2000342780 A JP 2000342780A JP 2000342780 A JP2000342780 A JP 2000342780A JP 2002148959 A JP2002148959 A JP 2002148959A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像の乱れを防止できる画像形成装置を提供
する。 【解決手段】 静電潜像を坦持する像坦持体3と、像坦
持体3の静電潜像にトナーを供給してトナー画像を形成
する現像装置40と、像坦持体3に付着されたトナー画
像を転写紙Sに転写する際に転写紙Sの背面に接触して
トナーに電界を作用させ、像坦持体3のトナー画像を転
写紙Sに転写するための転写ベルト6とを備え、画像領
域以外の像坦持体3上にトナーパターンを形成する電子
写真装置において、トナーパターンが転写ベルト6の転
写領域に接近した時に、トナーパターンに対応する位置
の転写ベルト部分を像坦持体3の表面から退避させる転
写ベルト退避手段21を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】複写機、プリンタ、ファクシ
ミリなどの電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ
等の電子写真装置において、画像を形成する像坦持体の
画像をコピー紙やOHPシートに転写する転写ベルト
は、導電性を持たせたゴムまたは樹脂で作られるのが一
般的であり、一方、像坦持体は有機感光体が使われるこ
とが多い。有機感光体にゴムや樹脂を長時間接触させて
おくと、有機感光体が汚染される場合があり、形成する
画像に悪影響がある。そこで従来は、転写ベルトを像坦
持体から解除する機構を持たせて、転写時以外は接触を
解除するようにしていた。その解除手段としては、具体
的には架張するローラを離接する方法や、転写ベルトの
背面から専用の部材を全幅にわたって離接する方法が公
知であった。
【0003】一方、主に2成分現像を用いた電子写真装
置では、その現像能力を一定に維持するために、適時像
坦持体上にトナーのテストパターンを形成し、付着した
トナーの反射濃度をセンサーで検知して、その濃度を一
定に保つようにフィードバックをかけるという方法を取
っていた。テストパターンは紙に転写させないので、反
射濃度センサーは転写工程の下流の像坦持体上でも可能
であるが、転写ベルトにテストパターンが接触するとト
ナーが転写ベルトに付着してしまうので、濃度測定の精
度が落ちる。そこで、テストパターンが通過する時は転
写ベルトの接触を解除する必要があった。この解除にも
前記解除機構が必要であった。
【0004】因みに、反射濃度センサーを転写工程の上
流に置くという方法もあるが、現像装置の近傍になるの
でトナーの飛散が多く、センサーが汚れるという不具合
があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、転
写ベルトの離接をいずれも全幅を対象としているので、
離接に伴い移動する部材の重量が大きく、以下の問題が
発生しやすい。 (1)像坦持体に対して、帯電、露光、現像等の作業工
程を行っている最中にベルトの離接動作を行うと、特に
接触の際に像坦持体に衝撃が与えられ、画像が乱れる。
これを避けるために作像工程が行われていない時にのみ
離接動作を行おうとすると、その間作像動作ができない
ので、画像の作成効率が落ちる。 (2)転写ベルトの離接動作に伴い騒音が発生する。 (3)転写ベルトの離接動作に大きなエネルギーを必要
とする。
【0006】本発明は上記従来技術の問題点の解決、即
ち像坦持体へのベルトの離接動作による衝撃で画像が乱
れのを防止すること、ベルトの離接動作に伴う騒音を低
減すること、ベルトの離接動作に大きなエネルギーを用
いずに済むようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、静電潜像を坦持する像坦持体と、像坦持体の静電潜
像にトナーを供給してトナー画像を形成する現像装置
と、像坦持体に付着されたトナー画像を転写紙に転写す
る際に転写紙の背面に接触してトナーに電界を作用さ
せ、像坦持体のトナー画像を転写紙に転写するための転
写ベルトとを備え、画像領域以外の像坦持体上にトナー
パターンを形成する電子写真装置において、トナーパタ
ーンが転写ベルトの転写領域に接近した時に、トナーパ
ターンに対応する位置の転写ベルト部分を像坦持体の表
面から退避させる転写ベルト退避手段を有することを特
徴とする。
【0008】この請求項1に記載の発明によれば、トナ
ーパターンが転写領域に来たら転写ベルトの一部分のみ
を離接させるので像坦持体に与える衝撃が小さいととも
に、転写ベルトの離接の際に発生する像坦持体に与える
回転方向の負荷変動も小さく、画像が乱れずに良好な画
質が得られる。また、転写ベルトの離接動作に伴う騒音
の発生が低減し、小さなエネルギーで転写ベルトの離接
動作が行える。
【0009】請求項2に記載の発明は、静電潜像を坦持
する像坦持体と、像坦持体の静電潜像にトナーを供給し
てトナー画像を形成する現像装置と、像坦持体に付着さ
れたトナー画像を転写するための中間転写ベルトと、中
間転写ベルト表面のトナー画像を転写紙に転写するため
の転写ベルトとを備え、画像領域以外の像坦持体上にト
ナーパターンを形成する電子写真装置において、トナー
パターンが中間転写ベルトの転写領域に接近した時に、
トナーパターンに対応する位置の中間転写ベルト部分を
像坦持体の表面から退避させる中間転写ベルト退避手段
を有することを特徴とする。
【0010】この請求項2に記載の発明によれば、トナ
ーパターンが転写領域に来たら中間転写ベルトの一部分
のみを離接させるので像坦持体に与える衝撃が小さいと
ともに、中間転写ベルトの離接の際に発生する像坦持体
に与える回転方向の負荷変動も小さく、画像が乱れずに
良好な画質が得られる。また、中間転写ベルトの離接動
作に伴う騒音の発生が低減し、小さなエネルギーで中間
転写ベルトの離接動作が行える。
【0011】請求項3に記載の発明は、前記トナーパタ
ーンは、現像装置の現像能力を検知するためのテストパ
ターンであることを特徴とする。
【0012】この請求項3に記載の発明によれば、請求
項1または2に記載の発明と同様の作用効果を奏すると
ともに、現像検知用のトナーパターンをテストパターン
に用いることにより、現像及び転写スピードを殆ど低下
させることがなく、テストパターンの形成と転写ベルト
または中間転写ベルトの退避ができるので、頻繁にテス
トパターンを形成することが可能であり、現像能力を少
ない変動で制御することができる。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれかに記載の発明において、転写ベルト退避手段
または中間転写ベルト退避手段は、ベルトの背面からの
空気の吸引力により転写ベルトまたは中間転写ベルトを
退避させる吸引部を備えることを特徴とする。
【0014】この請求項4に記載の発明によれば、請求
項1から3のいずれかに記載の発明と同様の作用効果を
奏するとともに、吸引部による空気の吸引で転写ベルト
または中間転写ベルトの一部を吸引することにより、転
写ベルトまたは中間転写ベルトの一部のみを像坦持体か
ら退避させることができる。また、転写ベルトまたは中
間転写ベルトは吸引時以外は像坦持体と非接触にでき、
ベルトの磨耗を防止することができる。
【0015】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれかに記載の発明において、転写ベルト退避手段
または中間転写ベルト退避手段は、ベルトの背面に当接
するテンションローラを備え、テンションローラには凹
み部が形成されており、トナーパターンが転写領域に接
近した時に、テンションローラの凹み部が転写ベルトま
たは中間転写ベルトの背面に対向することを特徴とす
る。
【0016】この請求項5に記載の発明によれば、請求
項1から3のいずれかに記載の発明と同様の作用効果を
奏するとともに、テンションローラの凹み部が転写ベル
トまたは中間転写ベルトの背面に対向することにより、
転写ベルトまたは中間転写ベルトの一部分が像担持体か
ら退避する。凹み部が形成されたテンションローラを設
けるだけの簡易な構成で転写ベルトまたは中間転写ベル
トの一部分のみを像担持体から退避させることができ
る。
【0017】請求項6に記載の発明は、転写ベルト部分
または中間転写ベルト部分を像坦持体から退避させた時
に、転写ベルトまたは中間転写ベルトを、像担持体のト
ナー付着部分と等電位にすることを特徴とする。
【0018】この請求項6に記載の発明によれば、請求
項1から5のいずれかに記載の発明と同様の作用効果を
奏するとともに、転写ベルトまたは中間転写ベルトを退
避させ、且つ転写ベルトまたは中間転写ベルトを像坦持
体のトナーパターンの付着部分と等電位にすることによ
り、像担持体のトナーが転写ベルトまたは中間転写ベル
トに引き寄せられ難くなるので、テストパターンを乱す
ことを防止できるとともに、転写ベルトまたは中間転写
ベルトを汚すことを防止できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照しなが
ら本実施の形態を詳細に説明する。まず、図1乃至図6
に基づいて第1実施の形態を説明する。
【0020】図1は、本発明を適用した電子写真装置の
要部である転写搬送装置1を概略的に示す斜視図であ
る。転写搬送装置1は装置本体1Aに対して着脱自在な
ベルトユニット2を有している。ベルトユニット2は、
図2乃至図4に示すように、ドラム状の感光体(像坦持
体)3上に現像形成された画像を転写紙S上に転写する
ための一対のローラ4、5に巻き掛けられている転写ベ
ルト6と、この転写ベルト6を感光体3に対して接離さ
せるためのDCソレノイド8及び接離レバー9と、転写
ベルト6の電荷を除去するための接触板13とを備えて
いる。
【0021】一方、装置本体1Aには、転写ベルト6の
表面に付着した残留トナーや転写紙Sに紙粉を掻き落と
すためのクリーニングブレード16Aを有するクリーニ
ング装置16、及びバイアスローラ11に電圧を印加す
る高圧電源12等が設けられている。
【0022】ローラ5は図示しない駆動モータと連結す
る歯車5bを介して駆動回転される。転写ベルト6は、
このローラ5の回転に従動して、感光体3との対向位置
で転写紙Sの搬送方向(図3の矢印A方向)に、感光体
3の周速と等しい速度で移動される。転写ベルト6は、
図5に示すように、2層構造に構成されており、JIS
K6911に準拠した測定による電気抵抗が、DC10
0V印加時において、表面層6bのベルト表面の表面抵
抗率が1×109Ω〜1×1012Ω、内側層の表面抵抗
率が1×107Ω〜1×109Ω、体積抵抗率が5×10
8Ω・cm〜5×1010Ω・cmに設定されている。
【0023】また、ローラ4、5は図1及び図3に示す
ように、支持体7によってそれぞれ回転自在に支持され
ている。支持体7は装置本体1Aに対して、感光体3の
転写位置の転写ベルト移動方向の下流側に位置するロー
ラ5の支持軸5aを支点として揺動可能に配置されてお
り、制御板8Aからの信号により駆動されるDCソレノ
イド8のオン/オフによって、このDCソレノイド8に
連結された接離レバー9を介し、感光体3に対して転写
ベルト6の転写位置側を接離させるよう揺動される。
【0024】制御板8Aは、用紙搬送手段であるレジス
トローラ10によって、感光体3に形成される画像の先
端位置との整合をとられた状態で搬送される転写紙Sの
先端が感光体3に接近すると、駆動信号を発してDCソ
レノイド8を駆動するようになっている。従って、この
DCソレノイド8の駆動により支持体7が感光体ドラム
3に対して近接して、転写ベルト6が感光体3に当接す
ることにより、感光体3との対向位置でニップ部Bが形
成され、このニップ部Bで転写紙Sを感光体3に接触さ
せながら搬送するようになっている。
【0025】上述したローラ4、5のうち、感光体3側
に位置するローラ4は、駆動側をなすローラ5に対する
従動ローラとして構成されており、また、ローラ4の表
面形状は、図2に示すように軸方向において両端4a、
4aが先端がテーパ状に形成されていて、転写ベルト6
の偏りを防止するようになっている。ローラ4は金属な
どの導電性のローラであるが、前述したような電気抵抗
の高いベルトを支持しているだけであり、電気的には他
の導電部材とは直接接続されていない。
【0026】駆動側のローラ5は、駆動の際の転写ベル
ト6に対するグリップ力を高める必要から、EPDMゴ
ム、クロロプレーンゴム、あるいはシリコーンゴムなど
の材質が採用されている。
【0027】バイアスローラ11は、転写ベルト6の移
動方向においてローラ4の下流側(図3、図4において
左側)で、転写ベルト6の内側に接触するように設けら
れている。このバイアスローラ11は、転写ベルト6に
対して感光体3上のトナーの帯電極性と逆極性の電荷を
付与するための接触電極を構成しており、高圧電源12
に接続されている。
【0028】接触板13は、転写ベルト6の転写紙搬送
面でない下流側の従動ローラ4近傍のベルト内面に配置
されており、これは後述するように転写ニップ部Bの上
流側において転写紙Sへ電荷を注入するのを抑えてい
る。また、この接触板13は、転写ベルト6上に流れる
電流を帰還電流として検出するためのものであり、この
電流の検出によってバイアスローラ11からの供給電流
が制御される。このため制御板13には、検出電流に応
じてバイアスローラ11への供給電流を設定するための
転写制御板14が接続されている。
【0029】このような転写搬送装置1においては、図
4に示すようにレジストローラ10から転写紙Sが繰り
出されるのに合わせて、支持体7が転写ベルト6を感光
体3に接近させる部位を設定され、感光体3との間で転
写紙の搬送方向に沿った長さに相当する幅4〜8mm程
度のニップ部Bを形成する。
【0030】一方感光体3は、その表面が例えば−80
0Vに帯電した状態とされ、図6に示すように、この表
面にプラス帯電のトナーを静電的に吸着した状態でニッ
プ部Bに移動する。そして、感光体3はニップ部Bに至
る前に感光体3の近傍に配置され、感光体3の表面の電
荷を弱める転写前除電ランプ(PTL)15によって表
面電位を低下させられる。図6では、帯電電荷の高さを
丸印の大きさによって表してあり、転写前除電ランプ
(PTL)15によって帯電電荷が少なくなっている状
態、即ち除電前を示す丸印よりも小さく示されている。
【0031】バイアスによって転写紙S上に転移するこ
の転写バイアスは、−1.5kVから−6.5kVの範
囲で高圧電源12から印加されるが、これは以下のよう
な定電流制御の結果、転写バイアスが可変設定される。
即ち図3及び図4において、高圧電源12から出力され
た電流値をI1とし、転写ベルト6を介して接触板13
から設置側に流れる帰還電流値を検出した際の値をI2
とした場合、これら両者間で、下記式1の関係が得られ
るようにI1またはI2を制御する。
【0032】
【式1】 I1−I2=IOUT(但し、IOUT=一定)
【0033】これは、温度、湿度等の環境条件の変化
や、転写ベルト6の製造品質に生じるバラツキに拘ら
ず、転写紙S上での表面電位VPを安定させることによ
って、転写効率の変化をなくすようにするためである。
つまり、転写ベルト6及び転写紙Sを通して感光体3側
に流れる電流をIOUTとして見立てることによって、
転写紙S上での表面抵抗VPの抵抗変化あるいは高抵抗
化による転写ベルト6への電流の流れ易さの変化が転写
紙Sの分離性能や転写性能に影響してしまうのを防止す
るようになっている。
【0034】本実施例の場合、IOUTは、搬送速度3
30mm/sec、有効バイアスローラ長310mmにお
いて、IOUT=35μA±5μAに設定した場合に良
好な転写が得られた。また、電流の向きを逆にした場合
でも同様の効果が得られた。
【0035】ところで、感光体3からの画像転写が行わ
れると、これと同時に転写紙Sも帯電する。従って、転
写ベルト6の真電荷転写紙S側に発生する分極電荷との
関係により、転写紙Sを転写ベルト6上に静電的に吸着
して感光体3からの転写紙Sの分離が行われる。尚、こ
の分離は感光体3の曲率分離を利用した転写紙S自らの
腰の強さによる剥離動作によっても助長される。
【0036】しかし、このような静電吸着は、環境条件
の変化により、高湿度の場合には転写紙Sの分離がうま
くいかなくなる。このため、図5に示すように転写ベル
ト6の内積層6aの上に配置した表面層6bでの抵抗値
が若干高めに設定してあることから、ニップ部Bでの転
写紙Sへの真電荷の移行を遅らせ、さらには、バイアス
ローラ11をニップ部Bよりも転写紙搬送方向で下流側
に位置させている。これにより、転写ベルト6から転写
紙Sへの真電荷の移行を遅らせて、転写紙Sと感光体3
との間での静電的な吸着関係を回避するようになってい
る。
【0037】この場合に用いる真電荷の移行を遅らせる
とは、転写紙Sが感光体3側のニップ部Bに至るまでの
上流側で転写紙Sへの電荷が発生しないことを意味して
いる。このことから、転写紙Sの感光体3への巻き付き
が防止され、また、感光体3からの転写紙Sの分離不良
も防止されることになる。
【0038】さらに、転写ベルト6側でも、環境変化に
よる抵抗変化が少ないものが選択される方が良く、抵抗
を制御する導電材料としては、カーボン、酸化亜鉛など
を適量添加し、弾性体ベルトとしてゴムベルトを用いた
場合には、クロロプレーンゴム、EPDMゴム、シリコ
ーンゴム、エピクロルヒドリンゴムなどの吸湿性が少な
く、抵抗値が安定した材質を選択することが望まれる。
【0039】なお、この感光体3側へ流れる電流IOU
Tの値は一義的なものではなく、搬送速度が遅い場合に
は減らすことができ、反対に搬送速度が速い時や転写前
除電ランプ15が用いられない場合には増やすことにな
る。
【0040】一方、ニップ部Bを通過した転写紙Sは、
転写ベルト6の移動に合わせて静電吸着搬送され、駆動
側のローラ5での曲率分離が行われる。このため、ロー
ラ5の直径は16mm以下に設定されている。さらに、こ
のようなローラ5を用いた場合には、上質45K紙(剛
度、横21[cm3]/100)の分離が可能である。
【0041】また、駆動ローラ5で、転写ベルト6から
分離された転写紙Sは、ガイド板で案内されて定着部1
7を構成する加熱ローラ17aとパッドローラ17bと
の間に搬送される。定着部17では、転写紙S上のトナ
ーを加熱溶解して、転写紙Sに圧着してトナーを転写紙
S上に定着させる。
【0042】転写紙Sへの画像転写及び分離が完了した
転写ベルト6は、DCソレノイド8の励磁が解除される
のに応じて接離レバー9が解除され、支持体7が感光体
より離間される。そして、クリーニング装置16により
表面を清掃される。クリーニング装置16はクリーニン
グブレード16Aを備えており、転写ベルト6を摺接す
ることにより、感光体3の表面から転移したトナーや、
転写されないで転写ベルト6の周辺に飛散していたもの
が付着した場合のトナーや転写紙Sの紙粉を掻き取るよ
うになっている。
【0043】クリーニングブレード16Aによって摺接
される転写ベルト6は、摺接抵抗の増加による駆動力の
増大あるいはクリーニングブレード16Aのめくれ等の
現象を防止するのに、摩擦係数の低いものとして表面に
フッ素系の樹脂材料、例えばポリフッ化ビニリデン、四
フッ化エチレンなどが被覆されている。また、転写ベル
ト6の表面から掻き取られたトナーあるいは紙粉は、回
収スクリュー16Bによって本体1Aから図示しない廃
トナー回収容器に回収される。
【0044】図には現像装置が示されていないが、実施
例では2成分現像が用いられている。2成分現像に用い
られる現像剤は、トナーと、トナーを摩擦により帯電さ
せるキャリアとからなり、トナーの現像剤に占める重量
比(以下トナー濃度)は現像能力(一定の潜像に対して
付着するトナーの単位面積あたりの重量)に影響を与え
るので、2成分現像では、何らかの方法でこのトナー濃
度を制御する必要がある。最もよく使われている方法
が、感光体上に作成したテストパターンをトナーで現像
し、その付着量を光学的に検知して現像能力を知り、ト
ナー補給を制御してトナー濃度をコントロールする方法
である。前記の光学的に検知する手段が、図3、図4の
濃度センサー20である。
【0045】次に、吸引装置27の詳細を図7、8に示
す。ブラケット21は支持体7に固定されている。ブラ
ケット21のベルトサイドには吸着部材22が装着され
ており、転写ベルト6の背面に近接または接触してい
る。空気の吸引によってベルト6を退避させるので、こ
の吸着部材22は柔軟な素材で作られるか蛇腹形状をな
し、高さ方向に変形可能な形状にしてある。図では1段
の蛇腹形状をしたウレタンゴムを用いている。転写ベル
ト6と当接する部分は転写ベルト6と擦れるので、例え
ばフッ素樹脂を含む塗料で処理したものである。ブラケ
ット21の反対側には減圧部材23が取り付けられてい
る。ブラケット21には空気の通過する穴があけられて
いる。減圧部材23は機械的な動きを減圧に変換する装
置であり、体積を変えることができる閉空間である。本
実施の形態では、蛇腹状のウレタンゴムを用いている
が、ピストン・シリンダー構成でも良い。減圧部材23
の端部にはキャップ24が付いており、キャップ24を
ソレノイド25の動作で上下させることにより、減圧部
材23を作動させることができる。
【0046】本実施の形態ではコピー枚数をカウント
し、10枚毎にテストパターン潜像を形成し、現像工程
でトナーにより現像を行いテストパターン可視像を形成
する。そのテストパターンが転写ベルト6に近付いた時
に転写ベルト6背面にセットした吸引装置27を作動さ
せると、転写ベルト6は吸引された領域のみ感光体3か
ら退避し非接触状態となり、その隙間をテストパターン
が通過するので、テストパターンは転写ベルト6によっ
て乱されることなく濃度センサー20に到達することが
できる。
【0047】尚、本実施の形態では、テストパターンの
サイズを進行方向に50mm、進行方向と直角方向に2
0mmとし、吸着部材22を直径30mmの円形のもの
を用いて良好な結果を得た。また、テストパターンが通
過する時は、転写ベルト6にトナーが電気的な力で飛ん
でこないように、感光体3のベース部材と等電位にして
おくことが好ましく、通常はアースである。トナーと同
極性のバイアスを印加しても良いが、少量含まれる逆極
性トナーが飛んでくる場合があるので、等電位の方が好
ましい。
【0048】従来は、テストパターンが近付いた時は前
述の作像工程終了時のように支持体7ごと感光体3から
解除しており、テストパターン通過後、再度支持体7を
当接する際に感光体3に与える衝撃が大きかったので、
支持体7が感光体3に当接完了後、次の作像工程を開始
していた。つまり、少なくともテストパターンが転写領
域通過後に次のコピーの帯電工程が始まることになるの
で、帯電工程、転写工程間の距離分には画像が作れない
ことになり、コピースピードを低下させることになる。
実際には支持体7の動作は緩慢なのでロスタイムはさら
に大きくなる。
【0049】これに対し、本実施の形態では、吸引装置
27により転写ベルト6の一部分のみ、即ち、テストパ
ターンが通過できる最小限の領域のみを退避させている
ことにより、再当接時も殆ど感光体3に大きな衝撃を与
えることを防止できるので、ベルト6の解除、当接を待
つことなく、作像工程を継続することが可能である。
【0050】本実施の形態では、電子写真装置に用いら
れる転写ベルト6について説明してきたが、電子写真装
置の中には特にカラーコピー機などにおいて転写ベルト
6と感光体3との間に、中間転写ベルトを備える場合に
おいては、上述の実施形態と同様に、中間転写ベルトに
吸引装置(中間転写ベルト退避手段)27を設けること
により、上述の実施の形態と同様な作用効果を奏する。
【0051】次に、第2実施の形態を説明するが、その
説明に当たり、上述した部分と同様な部分には同一の符
号を付することにより、その説明を省略する。図9、図
10は第2実施の形態であり、転写ベルト6を局部的に
解除するものとして丸棒の一部を削ることによりカット
部(凹み部)30Aを形成したテンションローラ30を
用いている。通常の作像時は図9のように、削り取られ
たカット部30Aは転写ベルト6に対向しない向きに置
かれており、転写ベルト6はテンションローラ30の円
筒面を滑って進む。
【0052】テストパターンが近付いた時にテンション
ローラ30を回転させて、カット部30Aを転写ベルト
6に対向させると、カット部30Aの近傍の転写ベルト
6は転写ベルト6のテンションで感光体3より退避す
る。この時の効果は吸引装置27を用いた時と同様であ
る。また、テンションローラ30は、転写ベルト6に電
流を供給する部材を兼用することが可能である。
【0053】尚、本実施の形態では、正現像、つまり感
光体3の帯電極性と逆の極性のトナーを用いた例で説明
したが、感光体3の帯電極性と同じ極性のトナーを用い
る反転現像を用いても、本発明の効果は変わらない。
【0054】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、転写ベルト
の一部分のみを像担持体から離接させるので像坦持体に
与える衝撃が小さいとともに、離接の際に発生する像坦
持体に与える回転方向の負荷変動も小さく、画像が乱れ
ずに良好な画質が得られる。また、転写ベルトの離接動
作に伴う騒音の発生が低減し、小さなエネルギーで離接
動作が行える。
【0055】請求項2に記載の発明では、中間転写ベル
トの一部分のみを像担持体から離接させるので像坦持体
に与える衝撃が小さいとともに、離接の際に発生する像
坦持体に与える回転方向の負荷変動も小さく、画像が乱
れずに良好な画質が得られる。また、中間転写ベルトの
離接動作に伴う騒音の発生が低減し、小さなエネルギー
で離接動作が行える。
【0056】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は2に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、現像
能力検知用パターンに用いることにより、現像及び転写
スピードを殆ど低下させることなく、テストパターンの
形成と転写ベルトまたは中間転写ベルトの回避ができる
ので、頻繁にテストパターンを作成することが可能であ
り、現像能力を少ない変動で制御することができる。
【0057】請求項4に記載の発明では、請求項1から
3のいずれかに記載の発明と同様の効果を奏するととも
に、空気の吸引で転写ベルトまたは中間転写ベルトの一
部分を吸引することにより、転写ベルトまたは中間転写
ベルトの一部分のみを像坦持体から確実に退避させるこ
とができる。また、転写ベルトまたは中間転写ベルトは
吸引時以外は像坦持体と非接触にすることができるの
で、ベルトの磨耗を防止することができる。
【0058】請求項5に記載の発明では、請求項1から
3のいずれかに記載の発明と同様の効果を奏するととも
に、凹み部が形成されたテンションローラを設ける簡易
な構成で、転写ベルトまたは中間転写ベルトの一部分の
みを像坦持体から退避させることができる。
【0059】請求項6に記載の発明では、請求項1から
5のいずれかに記載の発明と同様の効果を奏するととも
に、転写ベルトまたは中間転写ベルトを、像担持体のト
ナーパターンの付着部分と等電位にすることで、像担持
体のトナーが転写ベルトまたは中間転写ベルトに引き寄
せられ難くなるので、テストパターンを乱すことを防止
できるとともに、転写ベルトまたは中間転写ベルトを汚
すことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した電子写真装置の転写搬送装置
を概略的に示す斜視図である。
【図2】本発明の電子写真装置のベルトユニットを概略
的に示す平面図である。
【図3】本発明の電子写真装置の要部を概略的に示す断
面図であり、転写ベルトが感光体から離接した状態を表
す。
【図4】本発明の電子写真装置の要部を概略的に示す断
面図であり、転写ベルトが感光体に摺接した状態を表
す。
【図5】本発明の電子写真装置に用いられる転写ベルト
の断面図である。
【図6】本発明の感光体及び転写ベルト近傍の帯電電荷
の大きさを表す図である。
【図7】吸引装置を示す断面図である。
【図8】吸引装置を示す斜視図である。
【図9】第2実施の形態にかかる加圧部材を示す側面図
である。
【図10】第2実施の形態にかかる加圧部材を示す斜視
図である。
【符号の説明】
3 像坦持体(感光体) 6 転写ベルト 21 転写ベルト退避手段 27 吸引装置 30 テンションローラ 30A カット部(凹み部) 40 現像装置 S 転写紙

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像を坦持する像坦持体と、像坦持
    体の静電潜像にトナーを供給してトナー画像を形成する
    現像装置と、像坦持体に付着されたトナー画像を転写紙
    に転写する際に転写紙の背面に接触してトナーに電界を
    作用させ、像坦持体のトナー画像を転写紙に転写するた
    めの転写ベルトとを備え、画像領域以外の像坦持体上に
    トナーパターンを形成する電子写真装置において、 トナーパターンが転写ベルトの転写領域に接近した時
    に、トナーパターンに対応する位置の転写ベルト部分を
    像坦持体の表面から退避させる転写ベルト退避手段を有
    することを特徴とする電子写真装置。
  2. 【請求項2】 静電潜像を坦持する像坦持体と、像坦持
    体の静電潜像にトナーを供給してトナー画像を形成する
    現像装置と、像坦持体に付着されたトナー画像を転写す
    るための中間転写ベルトと、中間転写ベルト表面のトナ
    ー画像を転写紙に転写するための転写ベルトとを備え、
    画像領域以外の像坦持体上にトナーパターンを形成する
    電子写真装置において、 トナーパターンが中間転写ベルトの転写領域に接近した
    時に、トナーパターンに対応する位置の中間転写ベルト
    部分を像坦持体の表面から退避させる中間転写ベルト退
    避手段を有することを特徴とする電子写真装置。
  3. 【請求項3】 前記トナーパターンは、現像装置の現像
    能力を検知するためのテストパターンであることを特徴
    とする請求項1または2に記載の電子写真装置。
  4. 【請求項4】 転写ベルト退避手段または中間転写ベル
    ト退避手段は、ベルトの背面からの空気の吸引力により
    転写ベルト部分または中間転写ベルト部分を退避させる
    吸引部を備えることを特徴とする請求項1から3のいず
    れかに記載の電子写真装置。
  5. 【請求項5】 転写ベルト退避手段または中間転写ベル
    ト退避手段は、ベルトの背面に当接するテンションロー
    ラを備え、テンションローラには凹み部が形成されてお
    り、トナーパターンが転写領域に接近した時に、テンシ
    ョンローラの凹み部が転写ベルトまたは中間転写ベルト
    の背面に対向することを特徴とする請求項1から3のい
    ずれかに記載の電子写真装置。
  6. 【請求項6】 転写ベルト部分または中間転写ベルト部
    部分を像坦持体から退避させた時に、転写ベルトまたは
    中間転写ベルトを、像担持体のトナー付着部分と等電位
    にすることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記
    載の電子写真装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US8774689B2 (en) 2010-10-19 2014-07-08 Canon Kabushiki Kaisha Electrophotographic image forming apparatus

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